JP6698403B2 - モータの駆動回路、プリンタ装置 - Google Patents
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Description
Im=(Vm−Keω)/(sL+Ra)
Lはコイルのインダクタンスであり、Raはモータの内部抵抗である。Keωは、逆起電力を表し、回転数ωに比例する。
ω=Vm/Kt×{1−e(−t/τ)}
で表されるとき、
Vm=Kt×ωREF
を満たす駆動電圧Vmが得られるように、起動指令値を生成してもよい。ただしKtはモータに固有のパラメータである。
モータは一次遅れの系として表され、駆動電圧を一定に保ったとき、モータの回転数は、一次遅れ系のステップ応答にしたがって増加していく。この態様によれば、回転数ωを、目標値ωREFに向かって緩やかに上昇させることができる。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。
回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
ω=Vm/Kt×{1−e(−t/τ)} …(1)
Ktは、モータ202および駆動方式に固有のパラメータである。
Vm=Kt×ωREF …(2)
Vm=α×VSTART …(3)
αは比例定数である。この場合、オープンループコントローラ104は、式(4)にもとづいて起動指令値VSTARTを生成すればよい。
VSTART=Vm/α=Kt×ωREF/α …(4)
VSTART1=Vm/α=Kt(120°)×ωSUB/α
Kt(120°)は120度通電に対応するパラメータである。
VSTART2=Vm/α=Kt(180°)×ωREF/α
に応じて変化する。
図6の駆動回路100aにおいて、積分アンプ78に代えて、チャージポンプ回路を設けてもよい。この場合、速度ディスクリミネータ76は、速度誤差に応じて加速パルスACC、減速パルスDECを生成する。チャージポンプ回路は、キャパシタと、加速パルスACCに応答してキャパシタを充電し、減速パルスDECに応じてキャパシタを放電する充放電回路と、を含みうる。キャパシタに生ずる電圧が、速度制御信号S9に対応する。
実施の形態ではホール素子204〜208を備える制御システム200について説明したが本発明はそれには限定されない。ホール素子は、U〜W相のいずれか1相のみに設けられてもよい。
回転数検出回路50による回転数の検出方法は特に限定されない。図7に示したようにモータ202がFG着磁され、FG信号が生成される場合、回転数検出回路50は、FG信号にもとづいて回転数検出情報S6を生成してもよい。あるいは駆動回路100が、逆起電力にもとづくゼロクロスを検出するためのコンパレータを備える場合、BEMFコンパレータの出力の周期にもとづいて回転数検出情報S6を生成してもよい。
モータ202は単相モータであってもよい。また実施の形態では、図6を参照して、モータ202をPMW駆動する駆動回路100aを説明したが、本発明はそれに限定されず、モータ202をリニア駆動してもよい。
実施の形態では、120度通電方式から180度通電方式への切りかえを説明したが本発明はそれに限定されない。たとえば、正弦波通電方式として、150度通電方式を採用してもよい。
モータ202の種類は特に限定されず、冷却装置に用いられるファンモータでもよい。
Claims (14)
- モータを駆動するモータ駆動回路であって、
前記モータの回転数の検出値が目標値に近づくようにフィードバック制御により制御指令値を調節するフィードバックコントローラと、
前記モータをオープンループで制御したときに、定常状態において前記モータの回転数を前記目標値に安定しうる一定の起動指令値を生成するオープンループコントローラと、
(ii)第1モードにおいて前記制御指令値に応じた駆動電圧を前記モータに印加するとともに、(ii)第2モードにおいて前記起動指令値に応じた駆動電圧を前記モータに印加する駆動電圧コントローラと、
を備え、
前記駆動電圧コントローラは、(i)前記モータの停止状態から前記モータを起動するとき、および(ii)前記モータの回転数の目標値が、第1値から第2値に変更されたときに、前記第2モードにセットされることを特徴とするモータ駆動回路。 - 前記オープンループコントローラは、固有のパラメータKtを用いて、前記モータの回転数ωの応答波形が、
ω=Vm/Kt×{1−e(−t/τ)}
で表されるとき、
Vm=Kt×ωREF
を満たす駆動電圧Vmが得られるように、前記起動指令値を生成することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。 - 前記駆動電圧コントローラは、前記モータを起動開始後、所定時間の経過後に前記第1モードにセットされることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
- 前記駆動電圧コントローラは、前記モータを起動開始後、前記回転数の検出値と前記目標値の誤差が許容値より小さくなると、前記第1モードにセットされることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
- 前記モータは、三相モータであり、
前記駆動電圧コントローラは、120度通電方式と180度通電方式または150度通電方式が切り替え可能であり、前記モータの起動開始後、第1期間において前記第2モードにセットされ、120度通電方式で前記モータを駆動し、それに続く第2期間において前記第2モードにセットされ、180度通電方式または150度通電方式で前記モータを駆動し、前記第2期間につづく第3期間において、前記第1モードにセットされ、180度通電方式または150度通電方式で前記モータを駆動し、
前記オープンループコントローラは、
前記第1期間の間、前記起動指令値を、前記モータをオープンループで制御したときに、定常状態において前記モータの回転数を前記目標値より低いサブ目標値に安定しうる値にセットし、
前記第2期間の間、前記起動指令値を、前記モータをオープンループで制御したときに、定常状態において前記モータの回転数を前記目標値に安定しうる値にセットすることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のモータ駆動回路。 - 前記第1期間は、起動開始から所定時間の経過するまでの期間であることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動回路。
- 前記第1期間は、起動開始から、前記回転数の検出値が所定値に達するまでの期間であることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動回路。
- 前記フィードバックコントローラは、
前記回転数の検出値と前記目標値の誤差に応じた誤差信号を生成する誤差検出器と、
前記誤差信号に応じた前記制御指令値を生成する速度コントローラと、
を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のモータ駆動回路。 - 前記駆動電圧コントローラは、前記モータをPWM(Pulse Width Modulation)駆動し、
前記制御指令値および前記起動指令値は、PWM駆動のデューティ指令値であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のモータ駆動回路。 - 前記誤差検出器は、前記モータの回転数に応じた周波数を有する内部クロック信号と、前記目標値に応じた周波数を有する入力クロックを受け、前記誤差信号として、それらの周波数の誤差に応じた加速信号および減速信号を生成する速度ディスクリミネータを含み、
前記速度コントローラは、前記加速信号および減速信号を積分する積分アンプを含むことを特徴とする請求項8に記載のモータ駆動回路。 - 前記モータは、FG着磁されており、前記モータから得られるFG信号を周波数逓倍することにより、前記内部クロック信号が生成されることを特徴とする請求項10に記載のモータ駆動回路。
- 前記駆動電圧コントローラは、
前記制御指令値または前記起動指令値に応じたデューティ比を有するパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調器と、
前記パルス幅変調信号に応じて前記モータに駆動電圧を印加するインバータと、
を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のモータ駆動回路。 - 1つの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のモータ駆動回路。
- 三相モータと、
前記三相モータを駆動する請求項1から13のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
前記三相モータが取り付けられる紙送り機構と、
を備えることを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
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JP2016067370A JP6698403B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | モータの駆動回路、プリンタ装置 |
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