JP7256044B2 - ステッピングモータの駆動回路およびその駆動方法、それを用いた電子機器 - Google Patents
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Description
VBEMF=KE×ω×cosφ …(1)
ωはステッピングモータの角速度(以下、回転数あるいは周波数という)であり、KEは逆起電力定数である。
図4は、実施の形態に係る駆動回路200を備えるモータシステム100のブロック図である。駆動回路200は、ステッピングモータ102およびホストコントローラ2とともにモータシステム100を構成する。ステッピングモータ102は、PM(Permanent Magnet)型、VR型(Variable Reluctance)型、HB(Hybrid)型のいずれであってもよい。
VBEMF1=KE・ω・cosφ
KEは逆起電力定数、ωは回転数である。したがって、逆起電力VBEMFを測定することで、負荷角φと相関を有する検出値を生成することができる。たとえば、cosφを検出値としてもよく、この場合、検出値は式(2)で表される。
cosφ=VBEMF1・ω-1/KE
=VBEMF1・(T/2π)・KE -1 …(2)
ロジック回路270は、負荷角φが目標角φREFに近づくように、電流設定値IREFを調節することに代えて、あるいはそれと組み合わせて、ブリッジ回路202に供給される電源電圧VDDを調節してもよい。電源電圧VDDを変化させることにより、ステッピングモータ102のコイルL1、L2に供給される電力を変化させることができる。
実施の形態では、ブリッジ回路202がフルブリッジ回路(Hブリッジ)で構成される場合を説明したが、それには限定されず、ハーフブリッジ回路で構成されてもよい。またブリッジ回路202は、駆動回路200とは別チップであってもよいし、ディスクリート部品であってもよい。
高効率モードにおける電流設定値IREF(Iy)の生成方法は、実施の形態で説明したものに限定されない。たとえば逆起電力VBEMF1の目標値VBEMF(REF)を定めておき、逆起電力VBEMF1が目標値VBEMF(REF)に近づくように、フィードバックループを構成してもよい。
実施の形態では2つのコイルに流れる電流IOUT1,IOUT2は、励磁位置に応じてオン、オフされるが、その電流量は、励磁位置によらずに一定であった。この場合、1-2相励磁の場合にトルクが変動することとなる。この制御に変えて、励磁位置にかかわらずトルクが一定となるように電流IOUT1,IOUT2を修正してもよい。たとえば1-2相励磁では、励磁位置2,4,6,8における電流IOUT1,IOUT2の量を、励磁位置1,3,5,7における電流の量の√2倍としてもよい。
実施の形態ではフィードバックコントローラ220をPI制御器で構成したがその限りでなく、PIDコントローラなどを採用してもよい。
L2 第2コイル
2 ホストコントローラ
100 モータシステム
102 ステッピングモータ
200 駆動回路
202 ブリッジ回路
RNF 検出抵抗
210 電流値設定回路
212 マルチプレクサ
214 加算器
220 フィードバックコントローラ
222 負荷角推定部
224 減算器
226 PI制御器
228 パラメータ生成部
230 逆起電力検出回路
232 回転数検出回路
234 カウンタ
236 エッジ検出器
238 係数回路
240 フィードフォワードコントローラ
250 定電流チョッパ回路
252 D/Aコンバータ
254 PWMコンパレータ
256 オシレータ
258 フリップフロップ
270 ロジック回路
290 モードセレクタ
Claims (10)
- ステッピングモータの駆動回路であって、
前記ステッピングモータのコイルに生ずる逆起電力を検出する逆起電力検出回路と、
前記ステッピングモータの回転数を示す回転数検出信号を生成する回転数検出回路と、
前記逆起電力にもとづくフィードバック信号とその目標値の誤差がゼロに近づくように電流設定値を生成するフィードバックコントローラを含み、前記フィードバックコントローラのパラメータが、前記回転数検出信号にもとづいて変化する電流値設定回路と、
前記コイルに流れるコイル電流の検出値が前記電流設定値にもとづく目標量に近づくようにパルス変調されるパルス変調信号を生成する定電流チョッパ回路と、
前記パルス変調信号に応じて、前記コイルに接続されるブリッジ回路を制御するロジック回路と、
を備え、
前記フィードバックコントローラは、前記パラメータとして比例ゲインおよび積分ゲインを有するPI制御器を含み、前記比例ゲインが前記回転数検出信号にもとづいて変化し、前記積分ゲインは一定であることを特徴とする駆動回路。 - 前記比例ゲインは、前記回転数に対して単調増加することを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
- 前記フィードバックコントローラは、前記回転数検出信号を所定の少なくともひとつのしきい値と比較し、比較結果に応じて、前記パラメータの値を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
- 前記回転数検出信号は、前記駆動回路に入力される入力クロックまたはそれにもとづく内部信号の周期であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駆動回路。
- 前記電流値設定回路は、
前記逆起電力にもとづいて負荷角を推定する負荷角推定部を含み、
前記フィードバック信号は、前記負荷角に応じていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆動回路。 - 前記フィードバック信号は前記逆起電力であり、前記フィードバックコントローラは、前記逆起電力がその目標値に近づくように前記電流設定値を調節することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駆動回路。
- 前記定電流チョッパ回路は、
前記コイル電流の検出値を、前記電流設定値にもとづくしきい値と比較するコンパレータと、
所定の周波数で発振するオシレータと、
前記コンパレータの出力に応じてオフレベルに遷移し、前記オシレータの出力に応じてオンレベルに遷移する前記パルス変調信号を出力するフリップフロップと、
を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動回路。 - ひとつの半導体基板に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の駆動回路。
- ステッピングモータと、
前記ステッピングモータを駆動する請求項1から8のいずれかに記載の駆動回路と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - ステッピングモータの駆動方法であって、
前記ステッピングモータのコイルに生ずる逆起電力を検出するステップと、
前記ステッピングモータの回転数を示す回転数検出信号を生成するステップと、
フィードバックコントローラによって、前記逆起電力にもとづくフィードバック信号とその目標値の誤差がゼロに近づくように電流設定値を生成するステップと、
前記フィードバックコントローラのパラメータを、前記回転数検出信号にもとづいて変化させるステップと、
前記コイルに流れるコイル電流の検出値が前記電流設定値にもとづく目標量に近づくようにパルス変調されるパルス変調信号を生成するステップと、
前記パルス変調信号に応じて、前記コイルに接続されるブリッジ回路を制御するステップと、
を備え、
前記フィードバックコントローラは、前記パラメータとして比例ゲインおよび積分ゲインを有するPI制御器を含み、前記比例ゲインが前記回転数検出信号にもとづいて変化し、前記積分ゲインは一定であることを特徴とする駆動方法。
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JP2019053187A JP7256044B2 (ja) | 2019-03-20 | 2019-03-20 | ステッピングモータの駆動回路およびその駆動方法、それを用いた電子機器 |
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JP2020156226A JP2020156226A (ja) | 2020-09-24 |
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JP2015023682A (ja) | 2013-07-19 | 2015-02-02 | キヤノン株式会社 | ステッピングモータの制御装置および光学機器 |
JP6258004B2 (ja) | 2013-11-07 | 2018-01-10 | ローム株式会社 | モータ駆動回路およびその駆動方法、それを用いた電子機器 |
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