JP7346132B2 - 流体ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースとロータとの間に流体が充填された流体ダンパ装置に関する。
特許文献1には、有底筒状のケースとロータとの間にオイル等の流体が充填された流体ダンパ装置が開示される。特許文献1の流体ダンパ装置では、ロータの軸線方向の一端に設けられた第1軸部がケースの内側に配置され、第1軸部とケース内周面との間にダンパ室が形成されている。ダンパ室は、ケースに設けられた仕切り用凸部によって区画される。第1軸部は、径方向に突出した弁部材取付部を備える。弁部材取付部には流路溝が設けられている。弁部材取付部に装着される弁部材は周方向に移動可能であり、流路溝を開閉する弁体部を備えている。ロータが第1方向(閉方向)に回転する際には、弁部材が流体圧によって流路閉鎖位置に移動して弁体部が流路溝を塞ぐため、ロータの回転負荷が大きい。一方、ロータが第1方向と反対の方向(開方向)に回転するときには、流体圧によって弁部材が流路開放位置に移動して流路溝を流体が流れるようになる。従って、ロータの回転負荷は小さい。
特開2019-100535号公報
特許文献1の流体ダンパ装置は、全閉状態では弁部材がケース内周面に接触する。従って、全閉状態からロータが第1方向と反対の方向(開方向)に回転する際、流体が通る隙間が小さいので、ロータがある程度の角度以上回転しないと弁部材が流路開放位置へ移動せず、流路溝を流体が流れる状態にならない。従って、全閉状態でロータが回転を始めてから弁部材が流路開放位置へ移動するまでの間にタイムラグがあり、弁部材が流路開放位置へ移動するまでの角度領域では、ロータの閉方向への回転を妨げる抵抗力(ダンパ力)を発生させることができない。従来、弁部材が流路開放位置へ移動するまでの角度領域は50°程度であったため、この角度より小さい角度の動作(微小角度領域の動作)では、ダンパ力が発生しないという問題があった。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、流体ダンパ装置において、微小角度領域の動作においてもダンパ力を発生させることにある。
上記課題を解決するために、本発明の流体ダンパ装置は、有底筒状のケースと、前記ケース内に配置される軸部、前記軸部から径方向に突出する弁部材取付部、および、前記弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えたロータと、前記ケースと前記軸部との間に設けられたダンパ室に充填される流体と、を有し、前記弁部材は、前記ロータが第1方向に回転する際に前記弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面と、を備え、前記弁部材取付部を周方向に貫通する流体通路を備え、前記弁体部は、前記流体通路と周方向で対向することを特徴とする。
本発明では、ロータの軸部に設けられた弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えており、弁部材は、ロータが第1方向(閉方向)に回転する際に弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、ロータが第1方向とは反対方向(開方向)へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面を備えている。このような構成により、ロータが全閉状態から開方向(第1方向とは反対方向)へ回転を始める
際、流体圧によって弁部材が押し下げられて、弁部材とケース内周面との隙間が拡がる。また、傾斜面とケース内周面との間は流体溜まりになっているため、予め流体溜まりに入っていた流体が弁部材とケース内周面との隙間へ素早く移動する。従って、短時間で多くの流体がケースと弁部材との隙間を通過するので、ロータが回転を開始してから弁体部が弁部材取付部から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。よって、ロータの回転角度が小さい微小角度領域の動作においても、ロータの第1方向(閉方向)への回転を妨げる抵抗力(ダンパ力)を発生させることができる。さらに、傾斜面に作用する流体圧によって弁部材とケース内周面との間を素早く拡げることにより、弁部材を周方向に移動させて流体通路を素早く開閉できる。従って、ロータが回転を開始してからダンパ力が発生するまでのタイムラグを短くすることができる。
本発明において、前記傾斜面は、平坦面であることが好ましい。このようにすると、ケースと弁部材との隙間へ向かって流体が移動する際の抵抗を少なくすることができる。従って、短時間で多くの流体を移動させることができ、ロータが回転を開始してから弁体部が弁部材取付部から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。
この場合に、前記傾斜面は、径方向に対して前記第1方向の側へ45°以上傾いていることが好ましい。このようにすると、弁部材を径方向内側へ押す流体圧を大きくすることができるので、弁部材とケース内周面との隙間を素早く拡げることができる。従って、短時間で多くの流体を移動させることができ、ロータが回転を開始してからダンパ力が発生するまでのタイムラグを短くすることができる。
本発明において、前記弁部材は、前記ケースの内周面と摺接する摺動部を備え、前記摺動部は、少なくとも、前記傾斜面に対して、軸線方向の両側に配置されることが好ましい。このように、傾斜面の両側に摺動部を配置することにより、弁部材の摺動を安定させることができる。また、弁部材の機械的強度を確保できる。
本発明において、前記弁部材は、前記弁部材取付部に対して前記第1方向側に配置される第1板部と、前記弁部材取付部に対して前記第1方向とは反対側に配置される第2板部と、前記第1板部の外周端部分と前記第2板部の外周端部分を連結する連結部と、を備え、前記第1板部は、前記流体通路と周方向で対向する弁体部を備え、前記第2板部は、前記流体通路と周方向で対向する部分を切り欠いた開口部を備え、前記連結部は、前記開口部の径方向外側を切り欠いた流体溜まりを備え、前記傾斜面は、前記流体溜まりに設けられていることが好ましい。このようにすると、弁部材を弁部材取付部に対して径方向外側から被せることにより、周方向におよび径方向に移動可能な状態に弁部材を装着できる。また、ロータが回転する際の流体圧によって、弁体部が流体通路を閉鎖する流路閉鎖位置と、弁体部が流体通路から離れた流路開放位置に弁部材を移動させることができる。さらに、連結部を切り欠いた流体溜まりに傾斜面が設けられているので、傾斜面に作用する流体圧によって弁部材を径方向内側へ押圧して弁部材とケース内周面との隙間を拡げることができ、流体溜まりに入り込んでいた流体を素早く弁部材とケース内周面との隙間へ移動させることができる。従って、短時間で多くの流体がケースと弁部材との隙間を通過するので、ロータが回転を開始してから弁体部が弁部材取付部から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。
本発明において、前記弁部材取付部は、前記傾斜面と前記軸部との間に配置される補強
用リブを備えることが好ましい。このようにすると、流体圧を受ける部位を補強用リブによって支持できる。従って、弁部材の撓みを抑えることができる。
上記課題を解決するために、本発明の流体ダンパ装置は、有底筒状のケースと、前記ケース内に配置される軸部、前記軸部から径方向に突出する弁部材取付部、および、前記弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えたロータと、前記ケースと前記軸部との間に設けられたダンパ室に充填される流体と、を有し、前記弁部材は、前記ロータが第1方向に回転する際に前記弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面と、を備え、前記傾斜面は、第1傾斜面と、前記第1傾斜面に対して前記第1方向とは反対側に配置される第2傾斜面を備え、前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面よりも径方向に対する傾斜角度が大きく、前記弁部材は、前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際、前記弁体部が前記弁部材取付部から離れた流路開放位置へ移動し、前記流路開放位置では、前記第2傾斜面は、前記弁部材取付部における前記第1方向とは反対側の側面と略同一面上に位置することを特徴とする
このようにすると、ケース内周面と弁部材との隙間へ向かって流体がスムーズに流れる。従って、ケース内周面と弁部材との隙間を素早く拡げることができる。また、流路開放位置において、傾斜面と弁部材取付部の側面との間に段差がないので、流体をスムーズに流すことができる。
本発明によれば、ロータの軸部に設けられた弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えており、弁部材は、ロータが第1方向(閉方向)に回転する際に弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、ロータが第1方向とは反対方向(開方向)へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面を備えている。このような構成により、ロータが全閉状態から開方向(第1方向とは反対方向)へ回転を始める際、流体圧によって弁部材が押し下げられて、弁部材とケース内周面との隙間が拡がる。また、傾斜面とケース内周面との間は流体溜まりになっているため、予め流体溜まりに入っていた流体が弁部材とケース内周面との隙間へ素早く移動する。従って、短時間で多くの流体がケースと弁部材との隙間を通過するので、ロータが回転を開始してから弁体部が弁部材取付部から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。よって、ロータの回転角度が小さい微小角度領域の動作においても、ロータの第1方向(閉方向)への回転を妨げる抵抗力(ダンパ力)を発生させることができる。さらに、傾斜面に作用する流体圧によって弁部材とケース内周面との間を素早く拡げることにより、弁部材を周方向に移動させて流体通路を素早く開閉できる。従って、ロータが回転を開始してからダンパ力が発生するまでのタイムラグを短くすることができる。あるいは、ケース内周面と弁部材との隙間へ向かって流体がスムーズに流れる。従って、ケース内周面と弁部材との隙間を素早く拡げることができる。また、流路開放位置において、傾斜面と弁部材取付部の側面との間に段差がないので、流体をスムーズに流すことができる。
本発明を適用した流体ダンパ装置が搭載された洋式便器を備えた洋式トイレユニットの説明図である。 流体ダンパ装置の外観斜視図である。 流体ダンパ装置の分解斜視図である。 流体ダンパ装置を軸線に沿う面で切断した断面斜視図である。 流体ダンパ装置を軸線に対して垂直な面で切断した断面図である。 ロータの斜視図である。 ロータの分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、ロータ30の回転軸40が延在する方向を軸線L方向とし、軸線L方向において、回転軸40がケース20から突出している側を一方側L1とし、回転軸40がケース20から突出している側とは反対側を他方側L2として説明する。
(ダンパ付き機器)
図1は、本発明を適用した流体ダンパ装置10が搭載された洋式便器1を備えた洋式トイレユニット100の説明図である。図1に示す洋式トイレユニット100は、ダンパ付き機器である洋式便器1および水タンク3を備えている。洋式便器1は、便器本体2、樹脂製の便座5、樹脂製の便蓋6、およびユニットカバー7等を備えている。ユニットカバ
ー7の内部には、流体ダンパ装置10が弁座用および弁蓋用として内蔵されており、便座5および便蓋6は各々、流体ダンパ装置10を介して便器本体2に連結されている。便座5および便蓋6は、流体ダンパ装置10を介して便器本体2に連結された開閉部材である。ここで、便座5に連結された流体ダンパ装置10、および便蓋6に連結された流体ダンパ装置10としては、同一構成のものを用いることができる。以下の説明では、便座5に連結された流体ダンパ装置10について説明する。
図2は流体ダンパ装置10の斜視図である。流体ダンパ装置10は、軸線L方向に延在する円柱状の流体ダンパ装置本体10aと、流体ダンパ装置本体10aから一方側L1に突出する連結軸10bを備える。連結軸10bは便座5に連結される。連結軸10bの先端部は、相対向する面が平坦面10cになっているため、連結軸10bに対する便座5の空周りが防止される。流体ダンパ装置10は、起立している便座5が便器本体2に被さるように倒れようとする際、それに抗する力(回転負荷)を発生させ、便座5が倒れる速度を低下させる。
(流体ダンパ装置)
図3は流体ダンパ装置の分解斜視図である。また、図4は流体ダンパ装置10を軸線Lに沿う面で切断した断面斜視図であり、図5(a)、図5(b)は流体ダンパ装置10を軸線Lに対して垂直な面で切断した断面図である。図5(a)は弁部材50が流路閉鎖位置50Aに移動した状態を示し、図5(b)は弁部材50が流路開放位置50Bに移動した状態を示す。流体ダンパ装置10は、有底筒状のケース20と、ケース20に回転可能に保持されるロータ30と、ケース20の開口部29を塞ぐ円環状のカバー60とを有する。本形態において、ケース20およびカバー60は樹脂成形品である。
図4に示すように、ケース20は、軸線L方向に延在する円筒状の胴部21と、胴部21の他方側L2の端部を塞ぐ底部22を備える。胴部21の一方側L1の端部には開口部29が形成されている。底部22の中央には、他方側L2に凹む円形の凹部24が形成されている。凹部24には、ロータ30の回転軸40の他方側L2の先端に設けられた軸部41が挿入される。軸部41は、凹部24によって回転可能に保持される。
図5(a)、図5(b)に示すように、胴部21の内周面27には、径方向内側に突出する仕切り用凸部26が周方向で180°ずれた2箇所に形成されている。仕切り用凸部26は軸線L方向に延在し、仕切り用凸部26の他方側L2の端部は底部22と繋がっている。仕切り用凸部26は、径方向外側から内側に向かって周方向の寸法(厚さ)が薄くなっている。仕切り用凸部26は、胴部21の内側に形成されるダンパ室11を周方向に区画する。
ロータ30は、他方側L2の端部がケース20の内側に配置された回転軸40と、回転軸40に保持される弁部材50を備える。回転軸40は、全体として直線状であり、軸線L方向の中央よりも他方側L2の位置に環状のフランジ部42が形成されている。フランジ部42は、回転軸40の全周に形成されている。フランジ部42に対して他方側L2には、フランジ部42よりも小径の第1軸部43が設けられ、フランジ部42に対して一方側L1には、フランジ部42よりも小径で且つ第1軸部43よりも大径の第2軸部44が設けられている。図3、図4に示すように、ケース20の凹部24に挿入される軸部41は、第1軸部43の先端面の中央から突出する。第2軸部44には、相対向する平坦面10cが形成されている。
フランジ部42には、環状の周溝45(図4参照)が形成されている。周溝45にはOリング49が装着される。ロータ30がケース20に組み付けられると、Oリング49はケース20の内周面27に当接して押し潰される。従って、ケース20とフランジ部42
との隙間が密閉され、ケース20の底部22とフランジ部42との間に外部から密閉されたダンパ室11が形成される。ダンパ室11にはオイル等の流体12(粘性流体)が充填される。
その後、カバー60を回転軸40の第2軸部44とケース20の胴部21との間に差し込み、ケース20の開口部29にカバー60を固定すれば、流体ダンパ装置10が構成される。その際、カバー60とフランジ部42との間には、円環状のワッシャー62が配置される。カバー60は、超音波溶着により、胴部21の一方側L1の端部に設けられた薄肉部28に固定されている。図3に示すように、薄肉部28の内周面には、溶着用凸部281が周方向に離間した複数位置に形成されている。
ロータ30は、回転軸40の他方側L2の端部に設けられた軸部41がケース20の底部22に形成された凹部24に回転可能に支持されるとともに、第2軸部44がカバー60に形成された貫通穴61の内側で回転可能に支持される。また、第2軸部44の一部がカバー60の貫通穴61を貫通して一方側L1に突出し、連結軸10bが構成される。
(ダンパ室)
図5(a)、図5(b)に示すように、胴部21と第1軸部43との間には、環状のダンパ室11が設けられている。胴部21の内周面から内側に突出する仕切り用凸部26の内周側端面261は、第1軸部43の外周面に当接する。従って、ダンパ室11は、2箇所の仕切り用凸部26によって同一形状の2室に区画される。第1軸部43の外周面において、周方向で180°離れた2箇所には、弁部材取付部46が形成されている。2箇所の弁部材取付部46は同一形状であり、第1軸部43の外周面から径方向外側に突出している。
2箇所の弁部材取付部46のそれぞれには、弁部材50が周方向および径方向に移動可能な状態で取り付けられている。2室に区画されたダンパ室11のそれぞれには、弁部材取付部46および弁部材50が配置される。
(弁部材取付部)
図6は、ロータ30の斜視図であり、図7は、ロータ30の分解斜視図である。図5~図7に示すように、本明細書において、軸線L周りの一方側を第1方向R1とし、軸線L周りの他方側を第2方向R2とする。弁部材取付部46は、回転軸40の第1軸部43から径方向外側へ突出する。弁部材取付部46は、径方向外側へ向かうに従って周方向の幅が小さくなる形状である。図7に示すように、弁部材取付部46は、第1軸部43の他方側L2の端部まで延在しており、一方側L1の端部はフランジ部42と繋がっている。
図7に示すように、弁部材取付部46は、第1軸部43の一方側L1の端部に配置される第1突出部461と、第1軸部43の他方側L2の端部に配置されてフランジ部42と繋がっている第2突出部462と、第1軸部43の軸線L方向の中央に配置される第3突出部463を備える。第1突出部461の他方側L2の端部、および、第2突出部462の一方側L1の端部には、それぞれ、径方向内側に凹んだ凹部47が設けられている。
回転軸40は、弁部材取付部46を周方向に貫通する流路溝48を備える。流路溝48は、ロータ30が回転する際に流体12が周方向に流れる流体通路である。流路溝48は、第1突出部461と第3突出部463の間、および、第3突出部463と第2突出部462の間の2箇所に設けられている。第3突出部463は、2箇所の流路溝48の間に配置されており、弁部材50の連結部53を軸線L方向の中央で支持する。従って、第3突出部463は、補強用リブとして機能している。
図5(a)、図5(b)に示すように、流路溝48の底面481は、周方向の一方側が他方側よりも径方向外側に位置する傾斜面である。底面481は、弁部材取付部46の第2方向R2側では第1軸部43の外周面と段差なく繋がっているが、弁部材取付部46の第1方向R1側では、流路溝48の底面481と第1軸部43の外周面との間に段差が形成されている。
(弁部材)
図6に示すように、弁部材50は、弁部材取付部46の第1方向R1側に位置する第1板部51と、弁部材取付部46の第2方向R2側に位置する第2板部52と、第1板部51の外周側端部と第2板部52の外周側端部を連結する連結部53を備える。第1板部51は、連結部53の第1方向R1側の端部から径方向内側へ延びており、第2板部52は、連結部53の第2方向R2側の端部から径方向内側へ延びている。図7に示すように、連結部53の一方側L1の端部、および、他方側L2の端部には、それぞれ、径方向内側へ突出する内側凸部531が設けられている。内側凸部531は、弁部材取付部46の軸線L方向の両端に設けられた凹部47に配置される。
図5(a)、図5(b)に示すように、第1板部51と第2板部52の周方向の間隔は、弁部材取付部46の周方向の厚さより大きい。従って、弁部材50は、弁部材取付部46に対して周方向に移動可能である。弁部材50は、第1板部51に設けられた弁体部54が弁部材取付部46に第1方向R1側から押し付けられて流路溝48を塞ぐ流路閉鎖位置50A(図5(a)参照)と、第1板部51が弁部材取付部46に当接して弁体部54が弁部材取付部46から離れた流路開放位置50B(図5(b)参照)に移動可能である。
弁部材50は、連結部53が弁部材取付部46とケース20の内周面27との間に配置されており、ロータ30が回転する際に、連結部53の外周面530はケース20の内周面27と摺接する。本形態では、ケース20の内周面27と弁部材取付部46との径方向の隙間は、連結部53の径方向の厚さより大きい。従って、弁部材50は、径方向に移動可能な状態で弁部材取付部46に装着されている。
弁部材50において、第1板部51は流路溝48と周方向で対向する。第1板部51は、軸線L方向の両端を除く部分が流路溝48を開閉する弁体部54として機能する。図6、図7に示すように、第2板部52は、流路溝48および第3突出部463と周方向で対向する部分を切り欠いた開口部55を備える。連結部53は、開口部55の径方向外側を切り欠いた流体溜まり56を備える。流体溜まり56は、開口部55の径方向外側の縁から連結部53の外周面530へ向かって延びる傾斜面57を備える。傾斜面57は、径方向に対して第1方向R1側へ傾いている。
傾斜面57は、連結部53の外周面530と繋がる第1傾斜面571と、第1傾斜面571に対して第1方向R1とは反対側に配置される第2傾斜面572を備える。第2傾斜面572は、開口部55の縁に繋がっている。図5(a)に示すように、第1傾斜面571の径方向に対する傾斜角度θ1は、45°以上である。また、第1傾斜面571の径方向に対する傾斜角度θ1は、第2傾斜面572の径方向に対する傾斜角度θ2よりも大きい。図5(b)に示すように、第2板部52が弁部材取付部46の第2方向R2の側面464に当接した流路開放位置50Bでは、第2傾斜面572は、弁部材取付部46の第2方向R2の側面464と略同一面上に位置する。
弁部材50は、ロータ30が軸線L周りに回転する際に連結部53の外周面530がケース20の内周面27と摺動するため、外周面530は摺動部58として機能している。図6、図7に示すように、本形態では、摺動部58が傾斜面57の軸線L方向の両側およ
び第1方向R1側に設けられている。
(流体ダンパ装置の動作)
流体ダンパ装置10において、図1に示す便座5が起立姿勢から平伏姿勢に回転する閉動作の際、ロータ30が軸線L周りに第1方向R1に回転する。この場合、弁部材50は第2方向R2の流体圧を受けるので、弁部材50は、第1板部51が弁部材取付部46に押し付けられた流路閉鎖位置50Aに移動する。これにより、流路溝48が第1板部51の弁体部54によって塞がれるので、流路溝48を流体12が通過できなくなり、ロータ30(回転軸40)には回転負荷が加わる。これにより、ダンパ力が発生する。
しかしながら、この状態でも、ケース20の底部22と弁部材50との間、および、フランジ部42と弁部材50との間には、わずかな隙間が空いているため、流体12の移動がわずかに許容される。従って、ロータ30は、回転負荷が加わるものの、低速度での第1方向R1への回転が許容される。
また、図1に示す便座5が平伏姿勢から起立姿勢に回転する開動作の際、ロータ30(回転軸40)が軸線L周りに第2方向R2(開方向)に回転する。この場合、弁部材50は、第1方向R1の流体圧を受けるため、弁部材50は、第1板部51が弁部材取付部46から離れた流路開放位置50B(図5(b)参照)に移動して、第1板部51に設けられた弁体部54が弁部材取付部46から離れる。従って、流路溝48を流体12が通過できるようになるので、ロータ30の回転負荷は小さい。
(微小角度領域の動作)
流体ダンパ装置10において、図1に示す便座5が平伏姿勢になったとき、弁部材取付部46および弁部材50は、ダンパ室11の周方向の一方側(本形態では、第1方向R1側)の端位置である閉位置A(図5(a)参照)まで移動している。この状態では、弁部材50は、閉動作の際の流体圧によって流路閉鎖位置50Aに移動しており、弁体部54が流路溝48を塞いでいる。
弁部材50が流路溝48を完全に塞いでいる全閉状態から、ロータ30が第2方向R2(開方向)への回転を始めると、弁部材50は、傾斜面57に径方向内側を向く流体圧が作用するので、弁部材50は径方向内側へ押し下げられる。これにより、弁部材50とケース20の内周面27との隙間が拡がるので、弁部材50とケース20の内周面27との隙間を通る流体12の移動量が増大する。また、傾斜面57とケース20の内周面27との隙間は流体溜まり56になっているので、流体溜まり56に予め入っていた流体12が弁部材50と内周面27との隙間へ素早く移動する。従って、流体12の移動時間が短縮され、短時間で多くの流体12が内周面27と弁部材50との隙間を通過する。これにより、弁部材50が素早く流路閉鎖位置50Aから流路開放位置50Bへ移動する。
ロータ30が第2方向R2(開方向)への回転を始めたとき、弁部材50が素早く流路開放位置50Bへ移動すれば、流路溝48を流体12が通過できる状態に素早く移行する。その結果、ダンパ力が発生する状態が素早く形成される。本形態では、弁部材50に傾斜面57を設けたことによって、閉位置Aからの回転角度θが50°以下であるような微小角度領域の動作を行った場合でも、ダンパ力が発生する状態が形成される。従って、便座5を少しだけ持ち上げて手を離すような微小角度領域の動作を行った場合でもダンパ力が発生し、便座5がスムーズに閉まるので、微小角度領域の閉止性能が向上する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の流体ダンパ装置10は、有底筒状のケース20と、ケース20内に配置される第1軸部43、第1軸部43から径方向に突出する弁部材取付部4
6、および、弁部材取付部46に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材50を備えたロータ30と、ケース20と第1軸部43との間に設けられたダンパ室11に充填される流体12と、を有する。弁部材50は、ロータ30が第1方向R1へ回転する際に弁部材取付部46に押し付けられる弁体部54と、ロータ30が第1方向R1とは反対側へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面57を備える。
本形態では、このように、ロータ30の第1軸部43に設けられた弁部材取付部46に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材50を備えており、弁部材50は、ロータ30が第1方向R1とは反対側(開方向)へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面57を備えている。このような傾斜面57を備えていれば、ロータ30が全閉状態から第1方向R1とは反対側(開方向)へ回転を始める際、流体圧によって弁部材50が押し下げられるので、弁部材50とケース20の内周面27との隙間が拡がって流体12の移動量が増大する。また、傾斜面57とケース20の内周面27との間は流体溜まり56になっているので、流体溜まり56に予め入っていた流体12が弁部材50と内周面27との隙間へ素早く移動する。従って、ロータ30が回転を開始してから弁部材50が流路開放位置50Bへ移動して弁体部54が弁部材取付部46から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。よって、ロータ30の回転角度が小さい微小角度領域の動作においても、ロータ30の第1方向R1(閉方向)への回転を妨げる抵抗力(ダンパ力)を発生させることができる。
本形態では、傾斜面57は、第1傾斜面57と、第1傾斜面57に対して第1方向R1とは反対側に配置される第2傾斜面57を備えており、第1傾斜面57および第2傾斜面57は、いずれも平坦面である。従って、傾斜面57に沿って流体12が移動する際の抵抗を少なくすることができるので、弁部材50とケース20の内周面27との隙間へ流体12を素早く移動させることができる。また、第1傾斜面57は、第2傾斜面57よりも径方向に対する傾斜角度が大きい。従って、弁部材50とケース20の内周面27との隙間へ向かって流体12をスムーズに移動させることができる。
本形態では、第1傾斜面571は、径方向に対して第1方向R1の側へ45°以上傾いている。このように、第1傾斜面571の傾斜角度を大きくすることにより、弁部材50を径方向内側へ押す流体圧を大きくすることができる。従って、弁部材50とケース20の内周面27との隙間を素早く拡げることができるので、ロータ30が回転を開始してからダンパ力が発生するまでのタイムラグを短くすることができる。
なお、本形態では、傾斜面57は、傾斜角度が異なる複数の面(第1傾斜面571および第2傾斜面572)によって構成されているが、傾斜面57は、傾斜角度が一定の1つの平坦面によって構成されていてもよい。この場合には、傾斜面57全体が径方向に対して第1方向R1の側へ45°以上傾いていることが好ましい。
また、第2傾斜面57は、弁部材50が流路開放位置50Bへ移動すると、弁部材取付部46における第1方向R1とは反対側の側面464と略同一面上に位置する。このように、傾斜面57と弁部材取付部46との間に段差をなくすことによって、流体12をスムーズに移動させることができる。
本形態では、弁部材50は、ケース20の内周面27と摺動する摺動部58を備え、摺動部58は、傾斜面57に対して、軸線L方向の両側および第1方向R1側の3方向に配置されている。このように、傾斜面57に対して軸線L方向の両側を含む範囲に摺動部58を配置することにより、弁部材50の摺動を安定させることができる。また、弁部材50の機械的強度を確保できる。
本形態では、弁部材取付部46が周方向に貫通する流路溝48を備えており、ロータ30が第1方向R1に回転すると、弁部材50は、弁体部54が流路溝48を塞ぐ流路閉鎖位置50Aに移動し、ロータ30が第1方向R1とは反対側に回転すると、弁部材50は、弁体部54が流路溝48から離れる流路開放位置50Bに移動する。このような構成では、全閉状態から開方向(第1方向R1とは反対方向)へロータ30が回転を始める際、弁部材50とケース20の内周面27との間を素早く拡げることができ、弁部材50を流路開放位置50Bへ素早く移動させることができる。従って、ロータ30が回転を開始してからダンパ力が発生するまでのタイムラグを短くすることができる。
本形態の弁部材50は、弁部材取付部46に対して第1方向R1側に配置される第1板部51と、弁部材取付部46に対して第1方向R1とは反対側に配置される第2板部52と、第1板部51の外周端部分と第2板部52の外周端部分を連結する連結部53を備える。第1板部51は、流路溝48と周方向で対向する弁体部54を備える。第2板部52は、流路溝48と周方向で対向する部分を切り欠いた開口部55を備える。連結部53は、開口部55の径方向外側を切り欠いた流体溜まり56を備える。そして、傾斜面57は、流体溜まり56に設けられている。このような弁部材50は、弁部材取付部46に対して径方向外側から被せることにより、周方向におよび径方向に移動可能な状態に装着できる。また、ロータ30が回転する際の流体圧によって、弁体部54が流路溝48を閉鎖する流路閉鎖位置50Aと、弁体部54が流路溝48から離れた流路開放位置50Bに弁部材50が移動する。さらに、傾斜面57に作用する流体圧によって弁部材50を径方向内側へ押圧して弁部材50とケース20の内周面27との隙間を拡げることができ、流体溜まり56に予め入っていた流体12を弁部材50とケース20の内周面27との隙間へ素早く移動させることができる。従って、ロータ30が回転を開始してから弁体部54が弁部材取付部46から離れるまでのタイムラグを短くすることができる。
本形態の弁部材取付部46は、傾斜面57と第1軸部43との間に配置される第3突出部463を備えており、第3突出部463が補強用のリブとして機能する。従って、流体圧を受ける部位を補強用リブ(第3突出部463)によって支持できるので、弁部材50の撓みを抑えることができる。
1…洋式便器、2…便器本体、3…水タンク、5…便座、6…便蓋、7…ユニットカバー、10…流体ダンパ装置、10a…流体ダンパ装置本体、10b…連結軸、10c…平坦面、11…ダンパ室、12…流体、20…ケース、21…胴部、22…底部、24…凹部、26…仕切り用凸部、27…内周面、28…薄肉部、29…開口部、30…ロータ、40…回転軸、41…軸部、42…フランジ部、43…第1軸部、44…第2軸部、45…周溝、46…弁部材取付部、47…凹部、48…流路溝、49…Oリング、50…弁部材、50A…流路閉鎖位置、50B…流路開放位置、51…第1板部、52…第2板部、53…連結部、54…弁体部、55…開口部、56…流体溜まり、57…傾斜面、58…摺動部、60…カバー、61…貫通穴、62…ワッシャー、100…洋式トイレユニット、261…内周側端面、281…溶着用凸部、461…第1突出部、462…第2突出部、463…第3突出部、464…第2方向の側面、481…流路溝の底面、530…外周面、531…内側凸部、571…第1傾斜面、572…第2傾斜面、A…閉位置、L…軸線、L1…一方側、L2…他方側、R1…第1方向、R2…第2方向、θ…閉位置からの回転角度、θ1…第1傾斜面の傾斜角度、θ2…第2傾斜面の傾斜角度

Claims (7)

  1. 有底筒状のケースと、
    前記ケース内に配置される軸部、前記軸部から径方向に突出する弁部材取付部、および、前記弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えたロータと、
    前記ケースと前記軸部との間に設けられたダンパ室に充填される流体と、を有し、
    前記弁部材は、
    前記ロータが第1方向に回転する際に前記弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、
    前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面と、を備え、
    前記弁部材取付部を周方向に貫通する流体通路を備え、
    前記弁体部は、前記流体通路と周方向で対向することを特徴とする流体ダンパ装置。
  2. 前記弁部材は、
    前記弁部材取付部に対して前記第1方向側に配置される第1板部と、
    前記弁部材取付部に対して前記第1方向とは反対側に配置される第2板部と、
    前記第1板部の外周端部分と前記第2板部の外周端部分を連結する連結部と、を備え、
    前記第1板部は、前記流体通路と周方向で対向する弁体部を備え、
    前記第2板部は、前記流体通路と周方向で対向する部分を切り欠いた開口部を備え、
    前記連結部は、前記開口部の径方向外側を切り欠いた流体溜まりを備え、
    前記傾斜面は、前記流体溜まりに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流体ダンパ装置。
  3. 前記弁部材取付部は、
    前記傾斜面と前記軸部との間に配置される補強用リブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の流体ダンパ装置。
  4. 有底筒状のケースと、
    前記ケース内に配置される軸部、前記軸部から径方向に突出する弁部材取付部、および、前記弁部材取付部に対して周方向および径方向に移動可能な状態で装着される弁部材を備えたロータと、
    前記ケースと前記軸部との間に設けられたダンパ室に充填される流体と、を有し、
    前記弁部材は、
    前記ロータが第1方向に回転する際に前記弁部材取付部に押し付けられる弁体部と、
    前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際に径方向内側を向く流体圧を受ける傾斜面と、を備え、
    前記傾斜面は、第1傾斜面と、前記第1傾斜面に対して前記第1方向とは反対側に配置される第2傾斜面を備え、
    前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面よりも径方向に対する傾斜角度が大きく、
    前記弁部材は、前記ロータが前記第1方向とは反対方向へ回転する際、前記弁体部が前記弁部材取付部から離れた流路開放位置へ移動し、
    前記流路開放位置では、前記第2傾斜面は、前記弁部材取付部における前記第1方向とは反対側の側面と略同一面上に位置することを特徴とする流体ダンパ装置。
  5. 前記傾斜面は、平坦面であることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
  6. 前記傾斜面は、径方向に対して前記第1方向の側へ45°以上傾いていることを特徴とする請求項に記載の流体ダンパ装置。
  7. 前記弁部材は、前記ケースの内周面と摺接する摺動部を備え、
    前記摺動部は、少なくとも、前記弁部材の軸線方向の両端部に設けられていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の流体ダンパ装置。
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