JP2009293697A - ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】一方向に回転するときのみに制動力を発生するダンパーに関し、制動方向の切り換え時の制御弁の動きを小さくし、応答性を改善することができる。
【解決手段】ローター本体90には、放射状に延び、制御弁50により覆われる翼片120を備える。制御弁50には、正転時の回転方向の前方に位置し、翼片120に当接することで、開閉流路130を閉塞するとともに、逆転(例えば矢印Y方向の回転)時に粘性流体に押されて正転(例えば矢印X方向の回転)方向に移動することで、開閉流路130を開放するための前方壁51、後方壁、開口部53を備える。翼片120と前方壁51との間には、開閉流路130を通過する粘性流体の下流側の出口を拡大するための流路拡大部54を設けている。
【選択図】図1

Description

この発明は、一方向に回転するときのみに制動力を発生するダンパーに関し、制動方向の切り換え時の制御弁の動きを小さくし、応答性を改善することができるようにしたものである。
従来、ハウジングと、ハウジング内に回転可能に収納されるローター本体、及びローター本体からハウジング外に向かって突出する伝達軸とを有するローターと、ハウジング内に充填された粘性流体と、ハウジングとローター本体との間に配置され、ローターの一方向の正転時に、ハウジングとローター本体との間に形成され、且つ粘性流体が通過可能な開閉流路を開放し、逆転時に、開閉流路を閉塞するための制御弁とを備えるダンパーが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0009」〜「0012」及び図1参照、特許文献2の段落番号「0009」〜「0013」及び図1参照、特許文献3の段落番号「0008」〜「0009」、図1〜3参照)。
特開2006-242318号公報(段落番号「0009」〜「0012」、図1) 特許第2581655号公報(段落番号「0009」〜「0013」、図1) 特許第3125416号公報(段落番号「0008」〜「0009」、段落番号「0011」、図1〜3、図6)
しかし、上記した従来のダンパーでは、ローター本体の翼片と、制御弁とが比較的に大きくズレないと、開閉流路が開放されないという問題点があった。
一方、上記した特許文献3のものは、制御弁にV字形の制御スリットを形成し、ハウジングとの間の不均一な摩耗により、両者間の摺動抵抗が大きくなった場合に、制御スリットを介して粘性流体が漏出すようにしている(特許文献3の段落番号「0011」、図6参照)。
しかし、摩耗時には、ローターが制動方向に回転する際に、制御スリットを介して粘性流体が常に漏れ出てしまい、制御弁の切り換え時の制御弁の動きを小さくするという作用はなく、又、応答性に無関係であり、本願発明とは、発明が解決しようとする課題を異にしている。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、開閉流路を通過する粘性流体の下流側の出口を拡大することで、ローター本体の翼片と制御弁とが比較的に小さくズレただけで、開閉流路を開放することができるようにしたものである。
このため、請求項1に記載の発明によれば、制動方向の切り換え時の制御弁の動きを小さくし、応答性を改善することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、制御弁の一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、ローターの一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、ローターの翼基部の一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、流路拡大部を溝状に形成することができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、流路拡大部を穴状に形成することができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7に記載の発明は、流路拡大部を横向きに開放させることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、ダンパー(10)には、例えば図2〜4に示すように、次の構成を備える。
(1)ハウジング(20)
(2)ローター(30)
ローター(30)は、例えば図2〜5に示すように、ハウジング(20)内に回転可能に収納されるローター本体(90)、及びローター本体(90)からハウジング(20)外に向かって突出する伝達軸(100)とを有するものである。
(3)粘性流体(40)
粘性流体(40)は、例えば図3及び図4に示すように、ハウジング(20)内に充填されたものである。
(4)制御弁(50)
制御弁(50)は、例えば図3及び図4に示すように、ハウジング(20)とローター本体(90)との間に配置され、例えば図12に示すように、ローター(30)の一方向の正転(例えば矢印X方向の回転)時に、粘性流体(40)が通過可能な開閉流路(130、図示せず)を閉塞し、例えば図1に示すように、逆転(例えば矢印Y方向の回転)時に開閉流路(130)を開放するためのものである。
第2に、ローター本体(90)には、例えば図5〜7に示すように、次の構成を備える。
(5)翼片(120)
翼片(120)は、例えば図4及び図6に示すように、放射状に延び、制御弁(50)により覆われるものである。
第3に、制御弁(50)には、例えば図8〜11に示すように、次の構成を備える。
(6)前方壁(51)
前方壁(51)は、例えば図12に示すように、正転(例えば矢印X方向の回転)時の回転方向の前方に位置し、翼片(120)に当接することで、開閉流路(130)を閉塞するとともに、例えば図1に示すように、逆転(例えば矢印Y方向の回転)時に粘性流体(40)に押されて正転(例えば矢印X方向の回転)方向に移動することで、開閉流路(130)を開放するためのものである。
(7)後方壁(52)
後方壁(52)は、例えば図12に示すように、正転(例えば矢印X方向の回転)時の回転方向の後方に位置するものである。
(8)開口部(53)
開口部(53)は、例えば図1及び図8〜11に示すように、後方壁(52)に形成され、翼側流路(123)に連通するものである。
第4に、翼片(120)と前方壁(51)との間には、例えば図1及び図8〜11に示すように、次の構成を設けている。
(9)流路拡大部(54)
流路拡大部(54)は、例えば図1及び図8〜11に示すように、開閉流路(130)を通過する粘性流体(40)の下流側の出口を拡大するためのものである。
具体的には、図1〜14に示す第1の実施の形態では、流路拡大部(54)を、例えば図11に示すように、前方壁(51)に形成している。
図18に示す第2の実施の形態も同様に、流路拡大部(200)を、例えば同図に示すように、前方壁(51a)に形成している。
図19及び図20に示す第3の実施の形態では、流路拡大部(210)を、例えば図19に示すように、ローター(30b)のローター本体(90b)、具体的には翼基部(121b)に形成している。
図21及び図22に示す第4の実施の形態では、流路拡大部(220)を、例えば図22に示すように、ローター(30c)のローター本体(90c)の外周に形成している。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、流路拡大部(54)は、例えば図11に示すように、前方壁(51)の端部の一部を切り欠くことで形成している。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、流路拡大部(210)は、例えば図19及び図20に示すように、ローター本体(90)の一部を切り欠くことで形成している。
具体的には、図19及び図20に示す第3の実施の形態では、流路拡大部(210)を、例えば図19に示すように、ローター(30b)のローター本体(90b)の翼基部(121b)に形成している。
図21及び図22に示す第4の実施の形態では、流路拡大部(220)を、例えば図22に示すように、ローター(30c)のローター本体(90c)の外周に形成している。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、翼片(120)には、例えば図19及び図20に示すように、次の構成を備える。
(1)翼基部(121b)
翼基部(121b)は、例えば図19及び図20に示すように、制御弁(50a)と協同して粘性流体(図示せず)の通過を阻止するものである。
(2)翼突起(122b)
翼突起(122b)は、例えば図19及び図20に示すように、翼基部(121b)から放射状に延び、ローター本体(90b)の軸方向に離れ、少なくとも一対有る。
(3)翼側流路(123b)
翼側流路(123b)は、例えば図5に示すように、翼突起(122b)の間隔内に形成され、且つ粘性流体(図示せず)が通過可能なものである。
第2に、流路拡大部(210)は、例えば図19及び図20に示すように、翼基部(121b)の一部を切り欠くことで形成している。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、流路拡大部(54)は、例えば図11に示すように、溝状に形成されている。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、流路拡大部(200)は、例えば図18に示すように、穴状に形成されている。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、翼片(120)には、例えば図5〜7に示すように、次の構成を備える。
(6)翼基部(121)
翼基部(121)は、例えば図12に示すように、制御弁(50)と協同して粘性流体(40)の通過を阻止するものである。
(7)翼突起(122)
翼突起(122)は、例えば図5〜7に示すように、翼基部(121)から放射状に延び、ローター本体(90)の軸方向に離れ、少なくとも一対有る。
(8)翼側流路(123)
翼側流路(123)は、例えば図5に示すように、翼突起(122)の間隔内に形成され、且つ粘性流体(40)が通過可能なものである。
第2に、翼基部(121)には、例えば図7に示すように、次の構成を備える。
(9)斜面(124)
斜面(124)は、例えば図7に示すように、斜めに傾斜したものである。
(10)平面(125)
平面(125)は、例えば図7に示すように、斜面(124)の傾斜下端からローター本体(90)の接線方向に延び、先端部が切り立ったものである。
第3に、前方壁(51)には、例えば図14に示すように、次の構成を備える。
(11)内側面(55)
内側面(55)は、例えば図14に示すように、斜面(124)と対向し、当該斜面(124)と平行に傾斜したものである。
(12)摺接面(56)
摺接面(56)は、例えば図14に示すように、平面(125)に摺接し、当該平面(125)と平行のものである。
第4に、流路拡大部(54)は、例えば図14に示すように、平面(125)と平行に、内側面(55)から正転(例えば矢印X方向の回転)時の回転方向の前方に向かって横向きに延びている。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、開閉流路を通過する粘性流体の下流側の出口を拡大することで、ローター本体の翼片と制御弁とが比較的に小さくズレただけで、開閉流路を開放することができる。
このため、請求項1に記載の発明によれば、制動方向の切り換え時の制御弁の動きを小さくし、応答性を改善することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、制御弁の一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、ローターの一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、ローターの翼基部の一部を切り欠くことで、流路拡大部を形成することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、流路拡大部を溝状に形成することができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、流路拡大部を穴状に形成することができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、流路拡大部を横向きに開放させることができる。
(図面の説明)
図1〜14は、本発明の第1の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、制動トルクの非発生状態を説明するものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図、図2はダンパーの分解斜視図、図3はダンパーの縦断面図、図4はダンパーの横断面図、図5はローターの側面図、図6はローターの底面図、図7は図5のA−A線に沿う断面図、図8は制御弁の一部を切り欠いた側面図、図9は図8は制御弁の底面図、図10は図9のB−B線に沿う断面図、図11は制御弁の斜視図、図12は図1に対応し、制動トルクの発生状態を説明するものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図、図13は制動トルクの非発生状態を説明するものであり、ローターの翼片と制御弁との関係を説明するための説明図、図14は図13の一部拡大図をそれぞれ示すものである。
図15〜17は、本発明の実施の形態の比較例をそれぞれ示すものである。
図15は、図13に対応し、比較例に係るローターの翼片と制御弁との関係を説明するための説明図、図16は図11に対応し、比較例に係る制御弁の斜視図、図17は図14に対応し、図16の一部拡大図をそれぞれ示すものである。
図18は、本発明の第2の実施の形態の一例を示し、同図は制御弁の斜視図を示すものである。
図19及び図20は、本発明の第3の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。図19及び図20は、ローターの翼片と制御弁との関係を説明するためのものであり、図19は制動トルクの非発生状態を説明するための説明図、図20は制動トルクの発生状態を説明するための説明図をそれぞれ示すものである。
図21及び図22は、本発明の第4の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。図21は、制動トルクの非発生状態を説明するためのものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図、図22はローターの断面図をそれぞれ示すものである。
(ダンパー10)
図2〜3中、10は、ダンパーを示すものであり、このダンパー10は、ワンウェイ機構を有し、例えば洋式便器の便座や便蓋のような開閉体のヒンジに使用され、これらの開閉体が閉じる際に制動力を働かせ、開閉体がゆっくり且つ静粛に閉じるようにしている。
ダンパー10は、大別すると、図2〜3に示すように、次のパーツから構成されている。
なお、次の(1)〜(5)については、後述する。
(1)ハウジング20
(2)ローター30
(4)粘性流体40
(5)制御弁50
なお、ダンパー10のパーツは、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(ハウジング20)
ハウジング20は、図2〜3に示すように、ローター30の一部、粘性流体40、制御弁50を収納するためのものである。
具体的には、ハウジング20は、大別すると、次のパーツから構成されている。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)ハウジング本体60
(2)キャップ70
(3)Oリング80
なお、ハウジング20のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(ハウジング本体60)
ハウジング本体60は、図2〜3に示すように、円筒形に形成され、一端部に開口面61を有し、他端部には底壁62を有する。
ハウジング本体60の内部には、内周面から半径方向内向きに、相対向して突出した一対の回転規制壁63,63を有する。
また、底壁62の内面には、図3に示すように、ローター30の一端部を回転可能に支持するための軸溝64を設けている。また、底壁62の外面には、軸突起65を設けている。
(キャップ70)
キャップ70は、図3に示すように、ハウジング本体60の開口面61を閉塞するためのものであり、中央には、表裏面に貫通した円形の貫通孔71を設け、ローター30の他端部を通して回転可能に支持する。
キャップ70は、図示しないが、ダンパー10の組み立て後、ハウジング本体60に熱溶着される。
(Oリング80)
Oリング80は、キャップ70の貫通孔71とローター30との間をシールするためのものである。
(ローター30)
ローター30には、図2〜5に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)ローター本体90
(2)伝達軸100
(3)フランジ部110
(4)翼片120
なお、ローター30の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(ローター本体90)
ローター本体90は、図2〜5に示すように、ハウジング本体60内に回転可能に収納されるものである。
具体的には、ローター本体90には、図5〜7に示すように、次の各部を有する。
なお、ローター本体90の各部は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)突軸91
突軸91は、図5及び図6に示すように、ローター本体90の先端部から突出し、ハウジング本体60の底壁62の内面の軸溝64に回転可能にはまり込むものである。
(2)凹部92
凹部92は、図5及び図7に示すように、後述する翼片120に隣接し、ローター30の逆転方向(制動力の非作動方向)に延びている。
(伝達軸100)
伝達軸100は、図2〜5に示すように、ローター本体90からキャップ70の貫通孔71を通してハウジング20の外に向かって突出するものである。具体的には、伝達軸100は、後述するフランジ部110を介してローター本体90に連続し、キャップ70の貫通孔71の内径以下の外径を有し、断面を非円形に形成している。
(フランジ部110)
フランジ部110は、図2〜5に示すように、ローター本体90と伝達軸100との間に位置し、キャップ70の貫通孔71の内径より外径を大きくすることで、ローター本体90の抜けを阻止するものである。
(翼片120)
翼片120は、図2〜7に示すように、ローター本体90の外周から放射状に延び、後述する制御弁50により覆われるものである。翼片120は、互いに背向させて一対、形成されている。
具体的には、翼片120は、制動力が働く方向にローター本体90が回転する正転方向に、斜面を有し、逆転方向に切り立った面を有する略台形形の断面形状に形成されている。
翼片120には、図5〜7に示すように、次の各部を有する。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)翼基部121
(2)翼突起122
(3)翼側流路123
なお、翼片120の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(翼基部121)
翼基部121は、図6及び図7に示すように、後述する制御弁50と協同して粘性流体40の通過を阻止するものである。
具体的には、翼基部121には、図7に示すように、次の各面を備える。
なお、翼基部121の各面は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)斜面124
斜面124は、図7に示すように、正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に位置し、斜めに傾斜している。
(2)平面125
平面125は、図7に示すように、斜面124の傾斜下端134からローター本体90の接線方向であり、且つ正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に向かって延び、先端部が切り立っている。
(翼突起122)
翼突起122は、図5〜7に示すように、翼基部121から放射状に延び、ローター本体90の軸方向に離れ、少なくとも一対有る。
なお、翼突起122を、2個設けたが、これに限定されず、3個以上設けても良い。
(翼側流路123)
翼側流路123は、図5に示すように、翼突起122の間隔内に形成され、且つ粘性流体40が通過可能なものである。
(粘性流体40)
粘性流体40は、図3及び図4に示すように、ハウジング本体60に充填されるものであり、例えばシリコンオイルが使用されている。
なお、粘性流体40として、シリコンオイルを例示したが、これに限定されない。
(制御弁50)
制御弁50は、図1及び図12に示すように、ハウジング本体60の内周面とローター本体90の外周面との間に配置され、ローター30の一方向の正転(矢印X方向の回転(制動状態))時に、粘性流体40が通過可能な開閉流路130を閉塞し、逆転(矢印Y方向の回転(非制動状態))時に開閉流路130を開放するためのものである。
具体的には、制御弁50は、図10に示すように、ローター本体90の翼片120に向かって開口した断面コ字形に形成されている。
また、制御弁50には、図8〜11に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)前方壁51
(2)後方壁52
(3)開口部53
(4)流路拡大部54
制御弁50の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(前方壁51)
前方壁51は、図10及び図12に示すように、正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に位置し、翼基部121に当接することで、翼側流路123を閉塞するとともに、逆転(矢印Y方向の回転(非制動状態))時に粘性流体40に押されて正転方向に移動することで、翼基部121との間に開閉流路130を発生させるためのものである。
具体的には、前方壁51には、図10に示すように、次の各面を有する。
なお、前方壁51の各面は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)内側面55
内側面55は、翼基部121の斜面124と対向し、当該斜面124と平行に傾斜している。
(2)摺接面56
摺接面56は、翼基部121の平面125に摺接し、当該平面124と平行に形成されている。
(後方壁52)
後方壁52は、図10及び図12に示すように、正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の後方に位置するものである。
(開口部53)
開口部53は、図1及び図10に示すように、後方壁52に形成され、翼側流路123に連通するものである。
(流路拡大部54)
流路拡大部54は、図1及び図11に示すように、前方壁51の端部の一部を切り欠くことで、開閉流路130を通過する粘性流体40の下流側の出口を拡大するためのものである。
具体的には、流路拡大部54は、前方壁51の端面、すなわち摺接面56の一部をコ字形に切り欠いて溝状に形成している。このため、流路拡大部54は、翼基部121の平面125に、内側面55から正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に向かって横向きに延びている。
なお、流路拡大部54を、溝状に形成したが、これに限定されず、図示しないが、前方壁51の表裏面を貫通する穴状に形成しても良い。
(ダンパー10の動作の説明)
上記した構成を備えるダンパー10の動作について説明する。
まず、ローター30をハウジング20に対して正転(矢印X方向の回転)方向に回転すると、図12に示すように、ローター30の翼片120と制御弁50との間に開閉流路130(図示せず)が発生しない。
このため、ローター30が正転(矢印X方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが増大し、制動作用が発生する。
これに対し、ローター30を逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転すると、図1に示すように、ローター30の翼片120に対して制御弁50が正転(矢印X方向の回転)方向にスライドすることで、開閉流路130が発生する。
開閉流路130が発生すると、粘性流体40は、開閉流路130を通って流路拡大部54から流れ出る。
このため、ローター30を逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが減少し、制動作用が無くなる。
(比較例との比較)
つぎに、図15〜17を用いて、比較例について説明する。
比較例に係るダンパー10aは、図17に示すように、先に図1〜14を用いて説明した第1の実施の形態に係る制御弁50の「流路拡大部54」(図11参照)を、比較例に係る制御弁50aから省いたものである。
なお、比較例の説明においては、第1の実施の形態と同一の構成部分について、「a」を付加した同一の符号を用いて説明を省略する。
第1の実施の形態に係るダンパー10と、比較例に係るダンパー10aとを比較すると、正転(矢印X方向の回転)から逆転(矢印Y方向の回転)させた際、第1の実施の形態に係る「流路拡大部54」の有る制御弁50の移動角度は、「L1」(約2度)であるのに対し、「流路拡大部54」を省いた、比較例に係る制御弁50aの移動角度は、「L2」(約4度)である。
「L1」(約2度)と、「L2」(約4度)とを比較すると、「L1」(約2度)が小さく、第1の実施の形態に係る制御弁50の切り替わりが迅速で、レスポンスが高いことがわかる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図18を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、制御弁50に、穴状の流路拡大部200を設けた点である。
すなわち、流路拡大部200は、前方壁51の内側面55から外側面に貫通し、方形に形成されている。
なお、流路拡大部200を、方形に形成したが、円形等に形成しても良い。また、流路拡大部200の個数も、1個に限定されず、複数個設けても良い。
なお、本実施の形態の説明においては、先に図1〜14を用いて説明した第1の実施の形態と同一の構成部分について、同一の符号を用いて説明を省略する。
(第3の実施の形態)
つぎに、図19及び図20を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、図19に示すように、ローター30bの翼片120bに、流路拡大部210を設けた点である。
すなわち、流路拡大部210は、図19に示すように、正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に位置する翼基部121bの端部を斜めに切り欠いて溝状に形成している。
なお、流路拡大部210を、溝状に形成したが、これに限定されず、穴状に形成しても良い。
また、制御弁50aは、図16の比較例のものを使用し、先に図1〜14を用いて説明した第1の実施の形態に係る制御弁50の「流路拡大部54」(図11参照)を省いている。
なお、本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態と同一の構成部分について、「b」を付加した同一の符号を用いて説明を省略する。
まず、ローター30bを正転(矢印X方向の回転)方向に回転すると、図20に示すように、ローター30bの翼片120bと制御弁50aとの間に開閉流路130b(図示せず)が発生しない。
このため、ローター30bが正転(矢印X方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが増大し、制動作用が発生する。
これに対し、ローター30bを逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転すると、図19に示すように、ローター30bの翼片120bに対して制御弁50aが正転(矢印X方向の回転)方向にスライドすることで、開閉流路130bが発生する。
開閉流路130bが発生すると、図示しないが、粘性流体は、開閉流路130bを通って流路拡大部210から流れ出る。
このため、ローター30bを逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが減少し、制動作用が無くなる。
(第4の実施の形態)
つぎに、図20及び図21を用いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、図22に示すように、ローター30cのローター本体90cに、流路拡大部220を設けた点である。
すなわち、ローター30cの翼片120cは、図22に示すように、先に図1〜14を用いて説明した第1の実施の形態に係る翼基部121(図7参照)を省き、図7の翼突起122を、図22のローター本体90cの外周から直接、突出させた形状に形成している。
そして、流路拡大部220は、図21〜22に示すように、翼片120cの正転(矢印X方向の回転(制動状態))時の回転方向の前方に位置し、ローター本体90cの外周面を断面U字形に切り欠いて溝状に形成している。
なお、本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態と同一の構成部分について、「c」を付加した同一の符号を用いて説明を省略する。
まず、ローター30cを正転(矢印X方向の回転)方向に回転すると、図示しないが、制御弁50cが翼片120cに密着し、両者の間に開閉流路130c(図示せず)が発生しない。
このため、ローター30cが正転(矢印X方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが増大し、制動作用が発生する。
これに対し、ローター30cを逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転すると、図21に示すように、ローター30cの翼片120cに対して制御弁50cが正転(矢印X方向の回転)方向にスライドすることで、開閉流路130cが発生する。
開閉流路130cが発生すると、粘性流体は、開閉流路130cを通って流路拡大部220から流れ出る。
このため、ローター30cを逆転(矢印Y方向の回転)方向に回転する際には、制動トルクが減少し、制動作用が無くなる。
本発明の第1の実施の形態の一例を示し、同図は制動トルクの非発生状態を説明するものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図である。 ダンパーの分解斜視図である。 ダンパーの縦断面図である。 ダンパーの横断面図である。 ローターの側面図である。 ローターの底面図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 制御弁の一部を切り欠いた側面図である。 図9は図8は制御弁の底面図である。 図9のB−B線に沿う断面図である。 制御弁の斜視図である。 図1に対応し、制動トルクの発生状態を説明するものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図である。 制動トルクの非発生状態を説明するものであり、ローターの翼片と制御弁との関係を説明するための説明図である。 図13の一部拡大図である。 本発明の実施の形態の比較例を示し、同図は図13に対応し、比較例に係るローターの翼片と制御弁との関係を説明するための説明図である。 図11に対応し、比較例に係る制御弁の斜視図である。 図14に対応し、図16の一部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態の一例を示し、同図は制御弁の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の一例を示し、同図は制動トルクの非発生状態を説明するためのものであり、ローターの翼片と制御弁との関係を説明するための説明図である。 図19に対応し、同図は制動トルクの発生状態を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態の一例を示し、同図は制動トルクの非発生状態を説明するためのものであり、粘性流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の第4の実施の形態の一例を示し、同図はローターの断面図である。
符号の説明
(第1の実施の形態)
10 ダンパー
20 ハウジング 30 ローター
40 粘性流体
50 制御弁
51 前方壁 52 後方壁
53 開口部 54 流路拡大部
55 前方壁の内側面 56 前方壁の摺接面
60 ハウジング本体
61 開口面 62 底壁
63 回転規制壁 64 軸溝
65 軸突起
70 キャップ
71 貫通孔
80 Oリング
90 ローター本体
91 突軸 92 凹部
100 ローターの伝達軸
110 ローターのフランジ部
120 ローターの翼片
121 翼基部 122 翼突起
123 翼側流路 124 翼基部の斜面
125 翼基部の平面
130 ローター本体と制御弁との間の開閉流路
(第2の実施の形態)
200 穴状の流路拡大部
(第3の実施の形態)
210 翼基部の流路拡大部
(第4の実施の形態)
210 ローター本体の流路拡大部

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に回転可能に収納されるローター本体、及び前記ローター本体から前記ハウジング外に向かって突出する伝達軸とを有するローターと、
    前記ハウジング内に充填された粘性流体と、
    前記ハウジングと前記ローター本体との間に配置され、前記ローターの一方向の正転時に、前記粘性流体が通過可能な開閉流路を閉塞し、
    逆転時に前記開閉流路を開放するための制御弁とを備えるダンパーにおいて、
    前記ローター本体には、
    放射状に延び、前記制御弁により覆われる翼片を備え、
    前記制御弁には、
    前記正転時の回転方向の前方に位置し、前記翼片に当接することで、前記開閉流路を閉塞するとともに、前記逆転時に前記粘性流体に押されて正転方向に移動することで、前記前記開閉流路を開放するための前方壁と、
    正転時の回転方向の後方に位置する後方壁と、
    前記後方壁に形成され、前記翼側流路に連通する開口部とを備え、
    前記ローター本体と前記前方壁との間には、
    前記開閉流路を通過する前記粘性流体の下流側の出口を拡大するための流路拡大部を設けていることを特徴とするダンパー。
  2. 請求項1に記載のダンパーであって、
    前記流路拡大部は、
    前記前方壁の端部の一部を切り欠くことで形成していることを特徴とするダンパー。
  3. 請求項1に記載のダンパーであって、
    前記流路拡大部は、
    前記ローター本体の一部を切り欠くことで形成していることを特徴とするダンパー。
  4. 請求項3に記載のダンパーであって、
    前記翼片には、
    前記制御弁と協同して前記粘性流体の通過を阻止する翼基部と、
    前記翼基部から放射状に延び、前記ローター本体の軸方向に離れ、少なくとも一対の翼突起と、
    前記翼突起の間隔内に形成され、且つ前記粘性流体が通過可能な翼側流路とを備え、
    前記流路拡大部は、
    前記翼基部の一部を切り欠くことで形成していることを特徴とするダンパー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のダンパーであって、
    前記流路拡大部は、
    溝状に形成されていることを特徴とするダンパー。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のダンパーであって、
    前記流路拡大部は、
    穴状に形成されていることを特徴とするダンパー。
  7. 請求項2に記載のダンパーであって、
    前記翼片には、
    前記制御弁と協同して前記粘性流体の通過を阻止する翼基部と、
    前記翼基部から放射状に延び、前記ローター本体の軸方向に離れ、少なくとも一対の翼突起と、
    前記翼突起の間隔内に形成され、且つ前記粘性流体が通過可能な翼側流路とを備え、
    前記翼基部には、
    斜めに傾斜した斜面と、
    前記斜面の傾斜下端から前記ローター本体の接線方向に延び、先端部が切り立った平面とを備え、
    前記前方壁には、
    前記斜面と対向し、当該斜面と平行に傾斜した内側面と、
    前記平面に摺接し、当該平面と平行の摺接面とを備え、
    前記流路拡大部は、
    前記平面と平行に、前記内側面から前記正転時の回転方向の前方に向かって横向きに延びていることを特徴とするダンパー。
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