JPH07293624A - リフト閉止ユニットの開閉弁装置 - Google Patents

リフト閉止ユニットの開閉弁装置

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JPH07293624A
JPH07293624A JP10906594A JP10906594A JPH07293624A JP H07293624 A JPH07293624 A JP H07293624A JP 10906594 A JP10906594 A JP 10906594A JP 10906594 A JP10906594 A JP 10906594A JP H07293624 A JPH07293624 A JP H07293624A
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movable
casing
movable shaft
wall surface
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Yojiro Nakayama
洋二郎 中山
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正逆回動自在な可動軸が、逆回動時のみ作動
油によるダンパー効果が発揮される便蓋等に好適なリフ
ト閉止ユニットの開閉弁装置で、可動軸の小角度正回動
位置からの逆回動時にも、ダンパー効果を速やかに発揮
させ、遅動による便蓋等の損傷や騒音の発生を防止す
る。 【構成】 可動軸2の外周一側に配設した可動弁10
は、可動軸2の正回動時に作動油11による受圧によ
り、ケーシング1の内周壁面1gから離れて開弁し、作
動油11による抵抗力は作用しない。可動軸2の逆回動
時は、作動油11による受圧で可動弁10がケーシング
1の内周壁面1gに押付けられて閉弁状態となるが、こ
の際可動弁10は可動軸2の逆回動による受圧で即動
し、直ちに作動油11によるダンパー効果を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動油を用い、これを
利用することにより外力に対する抵抗力を得るようにし
て、当該抵抗力による緩衝作用、即ち、制動力を発揮さ
せるようにした各種の用途に供し得るリフト閉止ユニッ
トの開閉弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の閉止ユニットとしては図
13に示した如く、シリンダaと、このシリンダaの内
壁面bを摺動する羽根cが設けられた羽根軸dと、この
羽根軸dを上記シリンダa内に回転自在に保持する図示
しない上部固定軸受および下部固定軸受と、上記羽根c
によってシリンダaの内部が縦方向に仕切られることで
形成されている二つの室e、fと、これに充填の作動油
gとを備えてなるものが知られている。
【0003】しかし、上記構造の閉止ユニットによると
きは、シリンダaの内壁面bと羽根cとの間にギャップ
が存すると、羽根軸dの回転時、このギャップを介して
作動油gが流通してしまうこととなって、制動性能が損
なわれることとなることから、これを防止するため、ど
うしてもシリンダaの内壁面bや羽根c等の部品につ
き、精密加工が要求されることとなり、その組立てにも
難度の高い作業が要求されることとなる。
【0004】しかし、上記ギャップを零にしようとする
と、羽根cの内壁面bに対する摺動が円滑でなくなるか
ら、この摺動が滑らかで、かつ作動油gの前記流通によ
る漏れが生じないようにするには、加工精度がさらに厳
しくなり、生産性が著しく低下する。また、このように
羽根cが摺動する構成では、シリンダaの内壁面bや羽
根cの損耗が避けられず、耐久性の乏しいものとなる。
【0005】そこで、上記加工精度の激しさを緩和する
ため、同上図中に破線で示した如く羽根cにゴム等の
可撓性部材hを装着したもの、可撓性を有するシール
部材(図示せず)を取付けたもの、羽根cに凹設の図
示しない弁孔に、これまた図示しない可動弁を羽根軸の
径方向へ摺動自在に嵌装配設し、介設した図示しないバ
ネによりシリンダ内壁面へ当接する方向で移動付勢させ
てなるもの等が提案されている。
【0006】しかも、上記した〜の構造にるとき
は、部品の加工精度は緩和され、組立ても容易になる
が、加工精度の緩和により摺動面が粗くなると、上記
、の構造のものでは、可撓性部材やシール部材の耐
久性が低下してしまうことになる。
【0007】また、上記の構造のものでは、シリンダ
内壁面に対して可動弁がバネ力によって常時、押し付け
られた状態にて摺動することとなるから、当該可動弁お
よびシリンダ内壁面の損耗が著しく、早期に損耗してし
まうことになる上、バネ力を強くすると、これを例えば
上下に開閉するフラップ扉や便蓋等にあって、これらが
閉成するときに制動力が働くようにし、開成するときは
非制動状態となるように使用した際、バネによる抵抗力
によって、上記便蓋等の開成動作が重くなり、軽快な開
成作動ができなくなってしまうことになる。
【0008】さらに、上記〜の構造においては、同
上図のように、羽根軸dの外側に固設した固定羽根iに
通通孔jを貫通し、これに逆止弁kを配設せねばならな
いから、それだけコスト高となる難点もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のリフト閉止ユニットが有する問題点に鑑み、請
求項1では、可動軸と共に回転されることで、シリンダ
内壁面を摺動する可動弁を可動軸の一側に移動自在なる
よう配設し、当該可動弁が、可動軸の正逆回転方向によ
って作動油の圧力が加えられて開弁状態、または閉弁状
態となるようにし、このことによって、構造的に簡単
で、加工精度も充分に緩和でき、かつ耐久性が向上し、
しかも、この際、上下に開閉するドアや便蓋等を、角度
の小さい開き位置から閉成させたとき、当該可動弁が即
動し得るようにして、遅れのないダンパー効果が発揮さ
れるようにし、特に手が便蓋等から不本意に離脱してし
まい、これにより急激に閉成降下して便座等に衝当し、
騒音発したり、各種部材等を損傷してしまうといったこ
とを防止しようとするのが、その目的である。
【0010】さらに、請求項2にあっては、可動弁に通
油用の環状凹溝を形成することで、前記便座等の制動が
きかない急激な閉成降下を、より高い信頼性をもって防
止すると共に、当該開閉弁装置を安価に提供しようとし
ており、請求項3では、可動弁に、その回動方向に向け
て弁部片を突設し、これをケーシング内壁面に当接して
摺動させるようにすることで、当該可動弁の閉弁作動に
おける応動を、より安定した確実なものにしようとして
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1ではケーシングと、当該ケーシ
ング内に回動自在に挿入配設されている円柱状の可動軸
と、当該可動軸のケーシングに対する相対的な回動によ
って、ケーシングの内周壁面を摺動可能なるよう、当該
可動軸の外周一側に径方向へ移動自在なるよう嵌合配設
されている可動弁と、この可動弁によりケーシング内部
が縦割に仕切られる二つの室と、当該各室に充填の作動
油とを備え、この可動弁は、上記ケーシングの内周壁面
に当接可能なるよう円柱形状に形成され、当該可動弁の
弁座は、上記可動軸の一側に平面略U字形状にして、か
つ、ケーシングの内周壁面側へ開口して形成された縦長
の凹条溝と、当該凹条溝の一側に開設され、当該凹条溝
とケーシング内部の一方の室内部を連通する溝とにより
形成され、この可動弁は、可動軸の相対的正逆回転方向
によって、前記作動油による受圧によりケーシングの内
周壁面から離れ、または当接する方向へ移動して、各々
開弁作動状態、閉弁作動状態となる弁機構が構成されて
いることを特徴とするリフト閉止ユニットの開閉弁装置
を提供しようとしている。
【0012】また、請求項2ではケーシングと、当該ケ
ーシング内に回動自在に挿入配設されている円柱状の可
動軸と、当該可動軸のケーシングに対する相対的な回転
によって、ケーシングの内周壁面を摺動可能なるよう、
当該可動軸の外周一側に径方向へ移動自在なるよう嵌合
配設されている可動弁と、この可動弁によりケーシング
内部が縦割に仕切られる二つの室と、当該室に充填の作
動油とを備え、この可動弁は、上記ケーシングの内周壁
面に当接可能なるよう円柱形状とした弁部と、前記ケー
シングの内周壁面に対して非当接で、かつ通油可能とし
た環状凹溝とにより形成され、当該可動弁の弁座は、上
記可動軸の一側に、平面略U字形状にして、かつ、ケー
シングの内周壁面側へ開口して形成された縦長の凹条溝
と、当該凹条溝の一側に開設され、当該凹条溝とケーシ
ング内部の一方の室内部を連通する溝とにより形成さ
れ、この可動弁は、可動軸の相対的正逆回転方向によっ
て、前記作動油による受圧によりケーシングの内周壁面
から離れ、または当接する方向へ移動して、各々開弁作
動状態、作動油が少量だけ通油可能である閉弁作動状態
となる弁機構を構成するようにしたことを特徴とするリ
フト閉止ユニットの開閉弁装置を提供しようとしてい
る。
【0013】さらに、請求項3ではケーシングと、当該
ケーシング内に回動自在に挿入配設されている円柱状の
可動軸と、当該可動軸のケーシングに対する相対的な回
動によって、ケーシングの内周壁面を摺動可能なるよ
う、当該可動軸の一側にその径方向へ移動自在なるよう
嵌合配設されている可動弁と、この可動弁によりケーシ
ング内部が縦割に仕切られる二つの室と、当該各室に充
填の作動油とを備え、この可動弁は、上記可動軸の外周
一側に形成された弁座に、当該可動軸の径方向へ摺動自
在なるよう嵌合されたブロック状の基部と、この基部か
らその回動一方向へ突設された略円弧形状の弁部片とに
より一体に形成され、当該可動弁は、可動軸の相対的正
逆回転方向によって、前記作動油による受圧によりケー
シングの内周壁面から離れ、または当接する方向へ移動
して、各々開弁作動状態、閉弁作動状態となる弁機構が
構成されていることを特徴とするリフト閉止ユニットの
開閉弁装置をその内容としている。
【0014】
【作用】請求項1、請求項2によるときは、可動軸に一
方向への回転力が加えられた場合、可動弁によってケー
シング内部の縦割に仕切られ、かつ、作動油が充填され
ている二つの室のうち、一方の室の作動油の圧力により
当該可動弁が、可動軸の弁座内へ抑圧され、ケーシング
内壁面から遠ざかる方向へ移動され、ケーシング内壁面
との間に隙間が形成され、可動弁は開弁作動状態とな
り、これによって、一方の室の作動油は、上記隙間を通
して他方の室内部へ自由に流入してしまうから、作動油
によるダンパー効果としての抵抗力は生じない。
【0015】次に、可動軸が逆方向へ回動されると、他
方の室内における作動油が、可動軸における弁座一側の
溝を通して弁座内に流入し、この作動油の圧力を可動弁
が受けて外側へ向けて押圧され、これによりケーシング
の内壁面に接触し、可動弁は閉弁作動状態となる。これ
によって、請求項1では、他室の作動油は、ケーシング
の内壁面と可動弁間を通して一方の部屋へ流入しなくな
るので、他方の室の油圧が高まり、作動油による大きな
抵抗力が生じ、可動軸の外力に対して充分なダンパー効
果が発揮される。
【0016】この際、他室の作動油は、可動軸と可動弁
上面との隙間、またはケーシングに、二室を連通するよ
うに設けたバイパス、さらにはケーシングの内壁一側に
弁座を設けて回動自在に配設した回動弁の上面とケーシ
ング間の隙間を通して一方の室へ少量づつ流入すること
となる。
【0017】従って、当該リフト閉止ユニットの開閉弁
装置を、例えば、フラップ扉や便座および便蓋等に使用
した際、これを途中まで開いた開成角度の小さい位置か
ら手を離し、これにより閉成されるような場合にあって
も、上記便蓋等の自重による閉成力によって、可動軸が
逆方向である閉成方向へ回動された際、当該回動と同時
に可動弁は良好に応動して閉弁作動状態となるから、遅
れのないダンパー効果が発揮される。
【0018】可動弁が閉弁作動状態になると、請求項2
の場合、他室の作動油の大半がケーシングの内壁面と可
動弁の間からは一方の部屋へ流入しなくなるので、他室
の油圧が高まり、作動油による抵抗力が生じ、可動軸の
外力に対して充分なダンパー効果が発揮されると共に、
他室の作動油が、可動弁の環状凹溝と溝とを通して少量
だけは流入することとなる。
【0019】さらに、請求項3では、可動弁に、ケーシ
ング内壁面と接触する回転一方向へ突出の弁部片が形成
されているので、これにより可動弁は作動油により受け
る圧力の受圧面積が大きくなり、外力による可動軸の逆
方向への回動により、より望ましい可動弁の応動を可能
とし、閉弁作動のレスポンスが、さらに向上する。以上
は、ケーシングを固定し、可動軸を回転する場合につき
説示したが、これとは逆に、可動軸を固定し、ケーシン
グを回転するようにしてもよく、何れの場合も同一作用
効果が達成される。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例によって説明す
ると、図1ないし図3に示したように、ケーシング1
は、縦断面略凹字状とした本体1aと、その開口部にお
ける雌ねじ部1bにあって、液密状態に螺着した蓋板1
cとで形成されている。可動軸2は図3の如く、その上
部が上記蓋板1cに貫通した軸孔1dにあって、液密状
態にて貫通され、この軸孔1dにおいて、上方へ延出し
た延出端部には、スプライン軸部2aが設けられ、これ
に軸受キャップ3が噛み合わせられた状態にて止めねじ
4により固定されている。
【0021】上記可動軸2は図3の如く、その下端部が
上記ケーシング1における本体1aの底壁1eにあっ
て、その中心に貫通した軸孔1fにOリング5を介して
液密状態にて貫通されることで、上記ケーシング1の軸
心線上にあって、軸回り方向へ回転自在なるようケーシ
ング1に支持されている。ここで、上記ケーシング1の
本体1aにおける内壁と、上記蓋板1cの周壁との間
と、蓋板1cの内壁と可動軸2の上部周壁との間には、
各々Oリング6、7が介在され、これにより可動軸2は
ケーシング1内に液密状態にて支持されている。
【0022】上記可動軸2の外周一側には、図1ないし
図4(A)に示した通り、ブラケット8が水平状態に
て、ケーシング1の内周壁面方向へ突設され、当該ブラ
ケット8には、その先端中央部にあって、弁座9が平面
略U字形状とした縦長の凹条溝9aとなり、かつケーシ
ング1の内周壁面1g側へ向けて開口するように凹設さ
れている。
【0023】別途用意された可動弁10は、図5(A)
に示した如く円柱形状に形成される場合と、同上図
(B)に示した如く、円柱形状とした弁部10fと、そ
の長さ方向における中間部の外周面に凹設した環状凹溝
10aとにより形成する場合がある。この可動弁10
は、上記したブラケット8の弁座9内にあって、直径方
向へ移動可能なるよう嵌合されており、上記ケーシング
1の内部は、上記可動弁10により縦割りにて二つの室
A、Bに仕切られることとなり、この両室A、Bには作
動油11が充填されている。
【0024】さらに、上記したブラケット8には、上記
弁座9の一側と、室A内部を連通するための溝12が設
けられている。上記可動弁10は、図1のように、可動
軸2が矢印C方向へ回動されると、室A内から上記溝1
2を通して弁座9内に流入する作動油11の圧力を受け
て外周側方向へ押動されて、ケーシング1の内周壁面1
gに押し付けられることにより、当該内周壁面1gと可
動軸2間の隙間を閉じるように作動するか、また、当該
可動弁10に上記した環状凹溝10aが設けられている
場合は、上記した隙間が小さくなるように作動する。
【0025】また、上記した可動弁10が図5(A)に
示した如く、円柱形状に形成した場合は、作動油11の
流通が阻止されてしまうので、図1、図2に示したよう
に、上記ケーシング1にあって、室A、Bに連通する小
径の通油路13を設けるようにする。
【0026】上記可動弁10については、上記した円柱
形状ではなく、図6〜図10に示したように、ブロック
状の基部10bと、これより、当該可動弁10の回転方
向へ突設した円弧形状の弁部片10cとにより形成する
ようにし、上記基部10bを、可動軸2の一側にあっ
て、当該可動軸2の直径方向へ移動可能なるよう取付け
ることで、当該可動弁10を可動軸2に支持するのであ
る。
【0027】すなわち、可動軸2に対する可動弁10の
移動自在な取付け手段としては、図6および図7並びに
図8に示したように、可動軸2の外周一側にあって、そ
の周方向へ一定の間隔だけ離すことにより、軸方向へ長
く切欠部14、14を対設し、このことで、当該両切欠
部14、14間に突設部15を軸方向へ長く突設し、当
該突設部15の軸方向における両端部に、上記したケー
シング1の内周壁面1g方向へ突出するように二個の案
内板部16、16を軸線と直交状に対向突設させてあ
る。
【0028】一方、可動弁10には、その基部10bに
あって、長さ方向へ凹条溝10dを設けてあり、当該凹
条溝10dを、上記した突設部15に嵌合すると共に、
上記両案内板部16、16間に嵌合することで、当該可
動弁10は可動軸2にあって、その直径方向へ図6、図
7に示した如く移動自在に支持されている。
【0029】また、図9に示した可動弁10の取付け手
段では、可動軸2の外周一側にあって、上記した切欠部
14、14間に突設部15が形成され、当該突設部15
の先端側における一端から突設した案内板部16と、可
動軸2における基端側である径大部17の端面とに、夫
々案内凹条溝18、18が、可動軸2の径方向へ長く対
向して形成されている。
【0030】一方、可動弁10については、その基部1
0bに、上記した凹条溝10dが形成されているだけで
なく、基部10bの長さ方向における両端部から突出部
10e、10eを外向きにて、対称に突設してある。こ
のことにより、上記可動軸2の両案内凹条溝18、18
と上記突出部10e、10eとが、そして上記突設部1
5と上記凹条溝10dとが、夫々嵌合することで、可動
弁10は可動軸2に対して、上記したケーシング1の内
周壁面1gと離接する方向にて移動自在なるよう取付け
られている。
【0031】さらに、図10に示した可動弁10の取付
け手段では、上記可動軸2の外周一側に、凹条溝19を
軸方向へ長く形成し、一方、可動弁10については、ブ
ロック状の基部10bを、上記凹条溝19に直接嵌合す
ることで、当該可動弁10は可動軸2に対して、その直
径方向へ移動自在なるよう取付けるようにしている。
【0032】また、図6ないし図10に示した上記可動
弁10は、その基部10bにおける基端一側から外周面
側へ幅の広い凹溝10gが切欠されており、これによっ
て、可動軸2が、図7に示した矢印D方向へ回動される
可動弁10の開弁作動時において、室B内部の作動油1
1が、当該可動弁10の外周面と、ケーシング1の内周
壁面1g間に流入し易くして、作動油11による圧力で
可動弁10を内側へ押圧移動する、所謂、開弁作動状態
が抵抗なく円滑に得られるようにしてある。
【0033】さらに、既述の各実施例にあっては、何れ
も上記ケーシング1の内周一側に、図1、図2、図6、
図7に各々示した如く、突出部20が水平状態にて突設
され、当該突出部20には、その先端中央部にあって、
ケーシング内へ開口する弁座20aが平面略半円形状に
凹設されている。
【0034】別途用意された回転弁21は、図11に明
示した如く、その基端部における円柱状とした軸部21
aと、当該軸部21aから左右方向へ対称的に、かつ平
面略円弧状となるように各々突設した弾撥性を有する一
対の脚片21b、21bおよび弁部端片21cとにより
一体に形成されている。
【0035】この回転弁21は、図1、図2および図
6、図7に示したように、その一対の脚片21b、21
bと弁部端片21cの各先端を、上記可動軸2の外周壁
面2bに接触させた状態にて、その軸部21aを前記の
突設部20における弁座20aに嵌合することにより、
上記脚片21b、21bの弾撥性により弁部端片21c
の先端が、可動軸2の外周壁面2bに押し付けられると
共に、別途用意されたバネやゴム等による弾性体22
を、ケーシング1の内周壁面1gと弁部端片21cの外
側面とに両端を支持して介装し、当該弾性体22と脚片
21b、21bとの弾撥性によって、弁部端片21cの
先端が可動軸2の外周壁面2bに押圧接触されるよう
に、当該回動弁21が付勢されている。
【0036】一方、前記可動軸2の外周壁面2bには、
図1、図2、図3および図4(B)ならびに図6、図7
に示し如く、凹条溝23が形成されており、図示例で
は、深くて長い凹条溝23aと、当該凹条溝部23aの
端末に連設した浅くて短い凹条溝部23bとによって形
成されている。この両凹条溝部23a、23bは、図3
に示したように、上記した一対の脚片21b、21bの
上下方向における間隔L1 に対応する幅L2 に形成され
ており、一方、回動弁21の弁部端片21cの内側に
は、上記した間隔L1 および幅L2 と対応する幅をもっ
て、作動油11の通路を形成することとなる凹溝21d
が設けられている。
【0037】ここで、上記の両凹条溝部23a、23b
を合計した凹条溝23の図示例における周方向の長さ
は、可動軸2の外周の略1/2に設定されている。
【0038】従って、図1に示したように、可動軸2の
回動角度αを例えば110°に設定したとすると、当該
可動軸2が図示のイ位置にあるときは、上記凹条溝23
中の前段である凹条溝部23aと、回動弁21の凹溝2
1dとが対向して通路が形成され、これによって室Aと
Bが連通される。また、可動軸2が図示のイ位置からロ
位置まで、例えば50°だけ回動されたときは、浅くて
短い後段の凹条溝部23bに回動弁21における弁部端
片21cの先端が対向し、これにより室A、B間の作動
油11が、それまでよりも少量だけ流れ、さらに、可動
軸2が図示のロ位置からハの位置まで60°だけ回動さ
れたときは、上記弁部端片21cの先端が可動軸2の外
周壁面2bと密に接触するに至り、これにより室A、B
の連通が遮断されることになる。
【0039】そこで、可動軸2を図1に示すイ位置から
矢印Cが示す反時計回り方向へ回動させると、回動弁2
1の弁部端片21cにおける外側面が室A内部における
作動油11の圧力を受け、この圧力と、脚片21b、2
1bによる弾撥力と、弾性体22による付勢力とによ
り、回動弁21は時計回り方向へ押圧回動されて、その
弁部端片21cの先端は可動軸2の外周壁面2bに密着
して閉弁作動状態となる。
【0040】このときの閉弁作動状態では、可動軸2の
凹条溝部23aを通して、室A内部の作動油11は、室
B内部へ流入するが、その作動油11の流入量は、後述
する回動弁21の開弁作動状態時におけるそれに比べて
少なくなる。
【0041】次に、可動軸2が図示したイ位置からロ位
置まで回転させると、室A内部の作動油11が、上記凹
条溝部23bを通して室Bに流入するようになり、従っ
て、その流入量は、それまでよりも微量となる。すなわ
ち、比較的弱いダンパー力であったものが、上記の回転
位置で強いダンパー力が発揮されるようになる。
【0042】また、可動軸2が、上記とは逆に図2に矢
印Dで示した時計回り方向へ回転されたときは、回動弁
21の弁部端片21cにおける内側の凹溝21d内に、
室B内部の作動油11が入り込み、これに基づく圧力
が、弁部端片21cに対して外側方向へ作用する。これ
により、回動弁21は、その脚片21b、21bによる
弾撥性と、弾性体22における弾性に抗して反時計回り
方向へ押圧回動され、その弁部端片21cの先端が可動
軸2の外周壁面2bから離れて開弁作動状態となり、上
記外周壁面2bや凹条溝23と、回動弁21との間に充
分な隙間が形成されるので、この隙間を通して室B内部
の作動油11は室A内部に流入する。
【0043】図12は、本発明に係るリフト閉止ユニッ
トの開閉弁装置を便蓋24に使用した状態を示してお
り、そのケーシング1を便器本体25に固定し、可動軸
2を便蓋24の基端に固定することで、当該便蓋24は
便器本体25に対して開閉自在に枢着されている。
【0044】このようにして便器本体25に取付けられ
ている便蓋24を図示した閉蓋位置、即ち、ハ位置から
上方へ開いていくことにより、便器本体25に固定され
たケーシング1に対して可動軸2が、図2に示した前記
矢印D方向へ回動される。換言すれば、図12におい
て、ハ位置からロ位置方向へ回動されるので、前述した
ように可動弁10が開弁作動状態となり、この結果、室
B内部の作動油11は室A内へ速やかに流入し、これに
より、ダンパー力は作用せず、従って、便蓋24は図示
したイ位置に達するまで軽く開くことができる。
【0045】開蓋状態であるイ位置にあって、便蓋24
に閉じ方向の力が加えられると、可動軸2が図12の反
矢印D方向、図1において矢印C方向へ回動されるの
で、室Aの容積は低減し、かつ室Bの容積が増大するこ
とで、可動弁10は室A内部の作動油11の圧力を受け
て、閉弁作動状態となるので、作動油11による抵抗力
が発揮され、可動軸2の外力に対して直ちにダンパー効
果が発揮される。このことによって、便蓋24は、図1
2において、イ位置からハ位置まで緩徐に閉動して行く
こととなる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1によるときは、可動軸の正逆回転
方向によって、可動弁がケーシング内の作動油による圧
力を受けて開弁作動状態、または閉弁作動状態となる
が、上記可動弁は円柱形状で方向性がない上、当該可動
弁の弁座にあって、その一側に、一方の室と連通して設
けた溝を通して、可動弁が、作動油による圧力を集中し
て受け、作動油の流れが遮断される。この結果、例えば
当該ユニット開閉弁装置を、例えばフラップ扉や便蓋の
ように、下方の閉じ位置から上方へ開成するようにした
開閉体等に使用した場合、これを上方へ完全に開成する
ことなく、開き途中における角度の小さい開き位置から
手を離してしまい、これにより閉成されるような際にあ
っても、当該閉成動作に対して、可動弁が閉成作動状態
へ極めて速やかに移行されることとなり、上記開閉体の
不本意なる急激な降下が防止される。
【0047】また、請求項2では、可動弁に環状凹溝を
形成したことで、閉弁作動状態においては、上記環状凹
溝、弁座一側の溝を通して少量の作動油が流れることか
ら、別途、逆止弁を配設する必要がなく、上記した機能
を満足することができ、かつリフト閉止ユニットの開閉
弁装置の製造コストをも削減することができる。
【0048】さらに、請求項3によれば、可動弁を、可
動軸の弁座に移動自在とする基部と、これに連設の弁部
片とにより形成し、当該弁部片を、作動油による圧力が
受け易いように略円弧形状としたことから、閉弁作動を
より迅速、かつ確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリフト閉止ユニットの開閉弁装置
につき、その一実施例を示した横断面図である。
【図2】同上実施例の作動状態を示す横断面図である。
【図3】図1におけるA−A線矢視縦断面図である。
【図4】同上実施例の可動軸を一部切欠して示したもの
で、(A)はブラケット側の斜視図、(B)は凹条溝側
の斜視図である。
【図5】同上実施例の可動弁を示し、(A)は第1実施
例、(B)は第2実施例の各斜視図である。
【図6】本発明に係るリフト閉止ユニットの開閉弁装置
における他実施例を示す横断面図である。
【図7】同上他実施例を示す作動状態の横断面図であ
る。
【図8】同上他実施例における一部切欠の可動軸と、可
動弁とを示す各斜視図である。
【図9】同上リフト閉止ユニットの開閉弁装置における
異種実施例の一部を切欠した可動軸と、可動弁とを示す
各斜視図である。
【図10】同上リフト閉止ユニットの開閉弁装置におけ
る別種実施例を示す一部を切欠した可動軸と、可動弁と
の各斜視図である。
【図11】同上リフト閉止ユニットの開閉弁装置におけ
る回動弁の一例を示す斜視図である。
【図12】同上ユニット開閉弁装置の一使用例を示す説
明図である。
【図13】従来のリフト閉止ユニットを示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーシング 1g ケーシングの内周壁面 2 可動軸 9 弁座 9a 凹条溝 10 可動弁 10a 環状凹溝 10b 基部 10c 弁部片 10f 弁部 11 作動油 12 溝 A 室 B 室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、当該ケーシング内に回動
    自在に挿入配設されている円柱状の可動軸と、当該可動
    軸のケーシングに対する相対的な回動によって、ケーシ
    ングの内周壁面を摺動可能なるよう、当該可動軸の外周
    一側に径方向へ移動自在なるよう嵌合配設されている可
    動弁と、この可動弁によりケーシング内部が縦割に仕切
    られる二つの室と、当該各室に充填の作動油とを備え、
    この可動弁は、上記ケーシングの内周壁面に当接可能な
    るよう円柱形状に形成され、当該可動弁の弁座は、上記
    可動軸の一側に平面略U字形状にして、かつ、ケーシン
    グの内周壁面側へ開口して形成された縦長の凹条溝と、
    当該凹条溝の一側に開設され、当該凹条溝とケーシング
    内部の一方の室内部を連通する溝とにより形成され、こ
    の可動弁は、可動軸の相対的正逆回転方向によって、前
    記作動油による受圧によりケーシングの内周壁面から離
    れ、または当接する方向へ移動して、各々開弁作動状
    態、閉弁作動状態となる弁機構が構成されていることを
    特徴とするリフト閉止ユニットの開閉弁装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングと、当該ケーシング内に回動
    自在に挿入配設されている円柱状の可動軸と、当該可動
    軸のケーシングに対する相対的な回転によって、ケーシ
    ングの内周壁面を摺動可能なるよう、当該可動軸の外周
    一側に径方向へ移動自在なるよう嵌合配設されている可
    動弁と、この可動弁によりケーシング内部が縦割に仕切
    られる二つの室と、当該室に充填の作動油とを備え、こ
    の可動弁は、上記ケーシングの内周壁面に当接可能なる
    よう円柱形状とした弁部と、前記ケーシングの内周壁面
    に対して非当接で、かつ通油可能とした環状凹溝とによ
    り形成され、当該可動弁の弁座は、上記可動軸の一側
    に、平面略U字形状にして、かつ、ケーシングの内周壁
    面側へ開口して形成された縦長の凹条溝と、当該凹条溝
    の一側に開設され、当該凹条溝とケーシング内部の一方
    の室内部を連通する溝とにより形成され、この可動弁
    は、可動軸の相対的正逆回転方向によって、前記作動油
    による受圧によりケーシングの内周壁面から離れ、また
    は当接する方向へ移動して、各々開弁作動状態、作動油
    が少量だけ通油可能である閉弁作動状態となる弁機構を
    構成するようにしたことを特徴とするリフト閉止ユニッ
    トの開閉弁装置。
  3. 【請求項3】 ケーシングと、当該ケーシング内に回動
    自在に挿入配設されている円柱状の可動軸と、当該可動
    軸のケーシングに対する相対的な回動によって、ケーシ
    ングの内周壁面を摺動可能なるよう、当該可動軸の一側
    にその径方向へ移動自在なるよう嵌合配設されている可
    動弁と、この可動弁によりケーシング内部が縦割に仕切
    られる二つの室と、当該各室に充填の作動油とを備え、
    この可動弁は、上記可動軸の外周一側に形成された弁座
    に、当該可動軸の径方向へ摺動自在なるよう嵌合された
    ブロック状の基部と、この基部からその回動一方向へ突
    設された略円弧形状の弁部片とにより一体に形成され、
    当該可動弁は、可動軸の相対的正逆回転方向によって、
    前記作動油による受圧によりケーシングの内周壁面から
    離れ、または当接する方向へ移動して、各々開弁作動状
    態、閉弁作動状態となる弁機構が構成されていることを
    特徴とするリフト閉止ユニットの開閉弁装置。
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