JPH0941788A - クラッチ機構 - Google Patents

クラッチ機構

Info

Publication number
JPH0941788A
JPH0941788A JP21101295A JP21101295A JPH0941788A JP H0941788 A JPH0941788 A JP H0941788A JP 21101295 A JP21101295 A JP 21101295A JP 21101295 A JP21101295 A JP 21101295A JP H0941788 A JPH0941788 A JP H0941788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
intermediate cylinder
gate
clutch
clutch mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21101295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3155452B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Oshima
一吉 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugatsune Kogyo Co Ltd filed Critical Sugatsune Kogyo Co Ltd
Priority to JP21101295A priority Critical patent/JP3155452B2/ja
Publication of JPH0941788A publication Critical patent/JPH0941788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3155452B2 publication Critical patent/JP3155452B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ機構を長期間にわたって良好に動作
させることができるようにする。 【構成】 固定円筒41の内周に中間円筒42を回動自
在に嵌合し、中間円筒42の内周に固定円筒43を回動
自在に嵌合する。固定円筒41と中間円筒42との間に
は、固定円筒43を矢印B方向へ付勢し、中間円筒42
を矢印A方向へ付勢する復帰ばね(図示せず)を設け
る。中間円筒42には、保持切欠き部42eを形成す
る。この保持切欠き部42eには、軸線を中間円筒42
の軸線と平行にした断面円形のクラッチ軸46を中間円
筒42の径方向へ移動可能に配置する。固定円筒41の
内周面および固定円筒43の外周面には、中間円筒42
が所定の位置に回動したときに、クラッチ軸46の外側
の一部と内側の一部とがそれぞれ入り込む係止窓孔41
dと係止溝43dとをそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアクローザ等
に用いるのに好適なクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドアクローザにおいては、復帰
ばねによって扉を閉位置側へ付勢するようにしている
が、扉を常時閉位置側へ付勢していると、扉を開いた状
態で停止することができない。そこで、ドアクローザに
クラッチ機構を設置し、扉を閉位置から所定の位置以上
に開回動させた後は扉に復帰ばねの付勢力が作用しない
ようにし、これによって扉を任意の開位置に停止させる
ことができるようにしている。
【0003】そのような機能を有するクラッチ機構とし
ては、例えば特開平4ー27092号公報に記載のもの
が知られている。この公報に記載のクラッチ機構は、軸
線を一致させて上下に並べられた三つの円板と、クラッ
チ球とを用いたものであり、上下の円板は扉と門柱とに
それぞれ連結固定され、中間の円板は上下の円板に対し
て相対回転自在に配置されている。また、中間の円板と
扉との間には、復帰用ばねが配設されており、扉を閉方
向へ付勢する一方、中間円板を開方向へ付勢している。
【0004】上記クラッチ球は、中間の円板に形成され
た貫通孔に上下方向へ移動自在に収容されており、その
直径は中間の円板の厚さより大径になっている。したが
って、クラッチ球の上または下側の一部は中間の円板か
ら突出し、上下の円板にそれぞれ形成された凹部のいず
れか一方に入り込む。これにより、中間の円板と上下の
円板のいずれか一方とを回動不能に連結するようになっ
ている。
【0005】上記のクラッチ機構において、扉が閉位置
にあるときには、中間の円板と下の円板とがクラッチ球
によって連結されている。したがって、この場合には中
間の円板に作用する付勢力が中間および下の円板を介し
て門柱に支持されことになり、扉が閉方向へ付勢されて
いる。扉を復帰用ばねの付勢力に抗して所定の位置まで
回動させると、クラッチ球が下の円板の凹部から抜け出
るとともに、上の円板の凹部に入り込み、中間の円板と
上の円板とを連結する。この結果、扉に復帰用ばねの付
勢力が作用しなくなる。したがって、扉を所定位置より
大きく開いた状態では扉を任意の位置に停止させること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のクラッチ機
構においては、クラッチ球が各凹部から抜け出るとき、
および各凹部に入り込むとき、クラッチ球と凹部の周縁
部とが点接触する。しかも、クラッチ球と凹部の周縁部
とは復帰用ばねによって強く押し付けられる。このた
め、クラッチ球が早期に摩耗し、また凹部の周縁部が押
し潰されたり早期に摩耗する。しかも、扉を回動させて
いるときには、クラッチ球が上下の円板のいずれか一方
と転がり接触するが、クラッチ球は上下の円板と点接触
する。このため、クラッチ球がより一層早期に摩耗す
る。この結果、クラッチ機構が早期に作動不良を起こす
おそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明
は、相対回転する二つの部材の一方に回転不能に連結さ
れる外円筒と、この外円筒の内周に回動自在に嵌合され
た中間円筒と、上記相対回転する二つの部材の他方に回
転不能に連結されるとともに、上記中間円筒の内周に回
動自在に嵌合された内円筒と、上記外円筒と上記内円筒
とのいずれか一方と上記中間円筒との間に設けられ、当
該一方と中間円筒とを互いに逆方向へ回動するように付
勢する弾性部材とを備え、上記中間円筒には、その周壁
部を貫通する保持切欠き部が形成され、この保持切欠き
部には、直径が上記中間円筒の周壁部の厚さより大き
く、半径が上記中間円筒の周壁部の厚さより小さい断面
円形のクラッチ軸がその軸線を中間円筒の軸線と平行に
して中間円筒の径方向へ移動自在に装着され、上記外円
筒の内周面と上記内円筒の内周面とには、所定の回動位
置において上記保持切欠き部と対向する箇所に、上記ク
ラッチ軸の外側の一部と内側の一部とがそれぞれ入り込
み可能な第1、第2係止切欠き部がそれぞれ形成されて
いることを特徴としている。この場合、後述する理由に
より、上記弾性部材を上記外円筒と上記中間円筒との間
に設け、上記上記中間円筒にはキー部を設け、上記内円
筒には、上記中間円筒が上記所定の回動位置から上記弾
性部材による付勢方向と逆方向へ向かって回動しようと
するときに、上記キー部に突き当たることによって中間
部材の同方向への回動を阻止する逆方向回動規制部を設
けるのが望ましい。 また、上記内円筒には、上記中間円筒が上記所定の位置
から上記弾性部材による付勢方向と同方向へ向かって所
定量だけ回動したときに、上記キー部に突き当たること
によって中間部材の同方向への回動を阻止する順方向回
動規制部を設けるのが望ましい。さらに、上記中間円筒
の内周には軸体を回転不能に設け、この軸体の外周に上
記キー部を設け、上記内円筒の内周面に上記逆方向回動
規制部および上記順方向回動規制部を設けるのが望まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の望ましい実施の
一形態として、この発明に係るクラッチ機構を有するド
アクローザ1について図1〜図18を参照して説明す
る。ドアクローザ1は、門柱Aに固定される固定部2
と、門扉Bに固定される回動部3とを有している。固定
部2は、シリンダ部2aを有しており、このシリンダ部
2aに回動部3の軸体44(後述する)が回動自在に挿
入されることにより、回動部3が固定部2に回動自在に
支持され、ひいては門扉Bが門柱Aに回動自在に支持さ
れている。なお、符号Cは、門柱Aと門扉Bとの間に設
けられたヒンジであり、門扉Bを回動自在に支持してい
る。
【0009】上記ドアクローザ1は、後述するクラッチ
機構4とダンパ機構5とを備えており、これらの機能に
より門扉Bは次のように回動するようになっている。す
なわち、図5に示すように、門扉Bは、符号イで示す閉
位置と符号ハで示す全開位置との間を回動可能であり、
閉位置イとそこから所定の回動角度だけ離れた半開位置
ロとの間の範囲(以下、この範囲を規制範囲Xとい
う。)においては、クラッチ機構4の復帰用ばね45に
よって閉方向(矢印B方向)へ付勢されている。また、
この規制範囲Xにおいては、門扉Bを開方向(矢印A方
向)へ回動させる際には、門扉Bにダンパ機構5による
ダンパ力が作用することはないが、閉方向へ回動させる
際には、門扉Bの急速回動を阻止するダンパ力が作用す
る。一方、半開位置ロと全開位置ハとの間の範囲(以
下、この範囲を自由範囲Yという。)においては、門扉
Bに付勢力およびダンパ力が作用することがなく、門扉
Bは自由に回転、停止することができるようになってい
る。
【0010】次に、ドアクローザ1の構造、特に回動部
3の構造を詳細に説明すると、図7に示すように、回動
部3は、回動部本体31を有している。この回動部本体
31は、図8に示すように、円筒状をなす支持筒部32
と、この支持筒部32の外周面の一側部から径方向に突
出する取付板部33とを有しており、取付板部33が門
扉Bに固定されることにより、回動部3が門扉Bに固定
されている。また、支持筒32の内周面には、その上端
から下端まで延びるキー溝34が形成されている。
【0011】図7に示すように、上記回動部本体31の
支持筒部32の内部には、下部側にクラッチ機構4が設
けられ、上部側にダンパ機構5が設けられている。
【0012】クラッチ機構4は、規制範囲Xにおいては
門扉Bに閉方向へのばね力を作用させ、自由範囲Yにお
いてはばね力が作用しないようにするためのものであ
り、本体側固定円筒(内円筒)41、中間円筒42、門
扉側固定円筒(内円筒)43、軸体44および復帰ばね
(弾性部材)45を主な構成要素としている。
【0013】本体側固定円筒41は、図9および図10
に示すように、下端側の大径円筒部41aと、これと同
芯である上端側の小径円筒部41bとから構成されてい
る。大径円筒部41aは、そのキー部41cを支持筒部
32のキー溝34に嵌め込むことにより、支持筒部32
に回動不能に嵌合されている。大径筒部41aの周壁部
には、一対の係止窓孔(第1係止切欠き部)41d,4
1dが周方向に180°離れて配置形成されている。ま
た、大径筒部41aの上底部には、周方向に延びる挿通
孔41eが形成されている。
【0014】上記中間円筒42は、円筒状をなすもので
あり、固定円筒41の大径円筒部41aの内周面に回動
自在に嵌合されている。図9および図11に示すよう
に、中間円筒42の上端部外周面には、一対の係止溝4
2aが周方向に180°離れて配置形成されている。一
対の係止溝42aの一方には、復帰ばね45の下端部に
形成された係止爪45aが本体側固定円筒41の挿通孔
41eを通って嵌まり込んでいる。復帰ばね45の上端
部は、筒体11を介して回動部本体31の支持筒部32
に支持されている(図7参照)。そして、復帰ばね45
により、中間円筒42が開方向へ付勢される一方、回動
部本体31が閉方向へ付勢されている。なお、回動部本
体31の支持筒部32には固定円筒41が回動不能に連
結されているので、固定円筒41も復帰ばね45によっ
て閉方向へ付勢されている。
【0015】また、中間円筒42は、その内部に上端側
の小径孔部42bと下端側の大径孔部42cとを有して
いる。小径孔部42bの内周面には、一対のキー溝42
dが周方向に180°離れて配置形成されている。一
方、大径孔部42cを区画する下端側の周壁部には、こ
れを貫通する一対の保持切欠き部42eが周方向に18
0°離れて形成されている。保持切欠き部42eは、軸
線方向においては上記本体側固定円筒41の係止窓孔4
1dと同一位置に配置されている。
【0016】保持切欠き部42eには、円柱状をなすク
ラッチ軸46がその軸線を上下方向に向けて挿入されて
いる。このクラッチ軸46の外径Dは保持切欠き部42
eの幅(周方向における幅)とほぼ同一になっている。
したがって、クラッチ軸46は、中間円筒42の周方向
へは移動不能であるが、径方向へは移動可能になってい
る。
【0017】また、クラッチ軸46の外径をD、保持切
欠き部42eが形成された中間円筒42の周壁部の厚さ
をTとすると、 D>T の関係を有している。したがって、クラッチ軸46は、
その外側または内側の一部が保持切欠き部42eから突
出することになり、保持切欠き部42eと固定円筒41
の係止窓孔41dとを対向させると、保持切欠き部42
eから突出したクラッチ軸46の外側の一部が係止窓孔
41dに入り込むことが可能である。クラッチ軸46の
一部が係止窓孔41dに入り込んだ状態においては、中
間円筒42と固定円筒41とがクラッチ軸46を介して
回動不能に連結される。
【0018】また、クラッチ軸46の外径Dは、D/2
<Tの関係を有している。しかも、保持切欠き部42e
からのクラッチ軸46の突出量をP(=D−T)とする
と、突出量Pは大径円筒部41aの周壁部の厚さとほぼ
同一になっている。したがって、クラッチ軸46が係止
窓孔41dに入り込むのは、クラッチ軸46全体の半分
より小さい部分だけである。よって、クラッチ軸46の
一部が係止窓孔41dに入り込んだ状態において固定円
筒41と中間円筒42とを相対回動させようとすると、
係止窓孔41dの内周側の両側縁のうちの一方によって
クラッチ軸46が内側へ押される。
【0019】上記門扉側固定円筒43は、図7、図9お
よび図12に示すように、互いに同芯である上端側の小
径部43aと下端側の大径部43bとを有している。小
径部43aは、中間円筒42の大径孔部42cに回動自
在に嵌合されている。一方、大径部43bの下端面には
略正方形状の突出部43cが形成されている。この突出
部43cには、連結金具12の一端部が回動不能に嵌合
されており、連結金具12の他端部には2つの係合片1
2a,12bが形成されている。そして、図3に示すよ
うに、係合片12a,12bの間に上記固定部2が挿入
されることによって連結金具12が固定部2に回動不能
に連結され、ひいては門扉側固定円筒43が固定部2に
回動不能に連結されている。。
【0020】固定円筒43の小径部43aの外周面に
は、一対の係止溝(第2係止切欠き部)43d,43d
が周方向に180°離れて形成されている。この係止溝
43dは、軸線方向においては上記中間円筒42の保持
切欠き部41eと同一位置に配置されている。しかも、
係止溝43dは、クラッチ軸46と同一の曲率半径を有
し、かつ上記突出量Pとほぼ同一の深さを有している。
したがって、係止溝43dを保持切欠き部41eと対向
させると、クラッチ軸46の内側の一部が係止溝43d
に入り込むことができる。そして、クラッチ軸46の一
部が入り込んだ状態においては、固定円筒43と中間円
筒42とがクラッチ軸46を介して回動不能に連結され
る。また、その状態で固定円筒43と中間円筒42とを
相対回動させようとすると、係止溝43dの両側縁の一
方によってクラッチ軸46が外側へ押される。
【0021】次に、上記構成のクラッチ機構4の作用を
説明する。なお、これによって上記係止窓孔41d、保
持切欠き部42eおよび係止溝43dの位置関係が明ら
かになるであろう。いま、門扉Bが閉位置イに位置して
いるものとする。このときには、図1(A)に示すよう
に、クラッチ軸46の内側の一部が係止溝43dに入り
込んでおり、中間円筒42と固定円筒43とが回動不能
に連結されている。また、固定円筒41は、係止窓孔4
1dが中間部材42の保持切欠き部42eから閉方向
(矢印B方向)へ離れるように位置しており、復帰ばね
45によって閉方向へ付勢されている。したがって、門
扉Bも閉方向へ付勢されている。
【0022】門扉Bを復帰ばね45の付勢力に抗して開
方向へ回動させると、それと共に固定円筒41が同方向
へ回動する。そして、門扉Bを半開位置ロまで回動させ
ると、図1(B)に示すように、係止窓孔41dが保持
切欠き部42eと対向する。その後、さらに固定円筒4
1を同方向へ回動させると、図1(C)に示すように、
中間円筒42が復帰ばね45によって開方向へ付勢され
ているため、クラッチ軸46が係止溝43dの側縁によ
って外側へ押され、クラッチ軸46の内側の一部が係止
溝43dから抜け出るとともに、外側の一部が係止窓孔
41dに入り込む。これにより、中間円筒42と門扉側
固定円筒43との連結が解除される一方、固定円筒43
と中間円筒42とが一体に連結される。この結果、固定
円筒41と中間円筒42との間に作用する復帰ばね45
の付勢力はクラッチ軸46によって受け止められ、門扉
Bを閉じる力として作用しなくなる。したがって、門扉
Bは自由に回動し、かつ任意の位置で停止することがで
きる。そして、門扉Bが全開位置ハまで回動すると、そ
れ以上開回動することができなくなる。この点について
は後述する。
【0023】逆に、全閉位置ハ側から閉位置イ側へ向か
って閉回動する場合には、門扉Bを半開位置ロまで回動
させると、固定円筒41が同方向へ回動して保持切欠き
部42eが係止溝43dと対向する。その後、固定円筒
41を若干量だけさらに閉方向へ回動させると、係止窓
孔41dの開回動方向に位置する側縁によって内側へ押
される。これにより、クラッチ軸46が内側へ移動し、
係止窓孔41dから抜け出る一方、内側の一部が係止溝
43dに入り込む。この結果、固定円筒41と中間円筒
4との連結が解除されるとともに、中間円筒42と固定
円筒43とが回動不能に連結される。したがって、固定
円筒41には、復帰ばね45による閉方向への付勢力が
作用するようになり、復帰ばね45によって門扉Bが閉
位置イまで閉回動させられる。
【0024】ここで、上記のクラッチ機構4において
は、クラッチ軸46が各円筒41,42,43の軸線と
平行な円柱状をなしている。また、係止窓孔41dの内
側の側縁、つまり係止窓孔41dの周方向に位置する両
側面と固定円筒41の内周面とが交差する側縁が円筒4
1の軸線と平行になっており、係止溝43dの両側縁も
同様になっている。したがって、クラッチ軸46と係止
窓孔41dの側縁および係止溝43dの側縁とはいずれ
も線接触する。よって、各側縁に作用する圧力を、それ
らが点接触する従来のものに比して大幅に小さくするこ
とができ、これによって各側縁が押し潰されたり、早期
に摩耗するのを防止することができる。また、クラッチ
軸46は、係止窓孔41dが保持切欠き部42eから離
れた状態においては固定円筒41の内周面と転がり接触
し、係止溝43dが保持切欠き部42eから離れた状態
においては固定円筒43の外周面と転がり接触する。こ
のとき、クラッチ軸46は内周面または外周面と線接触
する。したがって、クラッチ軸46が早期に摩耗するの
を防止することができる。よって、クラッチ機構4を長
期間良好な状態で動作させることができる。
【0025】ところで、自由範囲Yにおいては、門扉B
を自由に回動させることができるので、閉方向へ急速に
回動させることができる。ところが、門扉Bを自由範囲
Yから規制範囲Xへ急速に回動させると、半開位置ロに
おいてクラッチ軸46が係止溝43dに入り込むことな
く、係止窓孔41dに入り込んだまま係止溝43dを通
過してしまうおそれがある。このような不具合を防止す
るとともに、門扉Bを全開位置ハにおいて確実に停止さ
せるため、この実施例のドアクローザ1においては、次
の構成が採用されている。
【0026】すなわち、図7に示すように、本体側固定
円筒41の小径部41bの内径、中間円筒42の小径孔
部42bの内径および門扉側固定円筒43の内径は、互
いに同一の大きさ設定されており、それらの内部には軸
体44が挿通されている。この軸体44の外周面には、
一対のキー溝44a,44aが周方向に180°離れて
配置形成されており、各キー溝44aにはキー(キー
部)47の内側の略半分が嵌め込まれている。このキー
47の外側の半分のうちの上側の半分は、上記中間円筒
42のキー溝42dに嵌め込まれている。これによっ
て、軸体44と中間円筒42とが一体に回動するように
連結されている。
【0027】上記門扉側固定円筒43の内周面の上部に
は、図1および図12に示すように、一対の回動規制溝
43e,43eが形成されている。各回動規制溝43e
は、半開位置イと全開位置ハとの間の角度とほぼ同一角
度だけ周方向に延びており、上記キー47の下側の半分
が周方向へ移動可能に嵌まり込んでいる。しかも、各回
動規制溝43eは、門扉Bが全開位置ハ側から閉回動し
て半開位置ロに達すると、キー47が回動規制溝43e
の閉方向側の端部(順方向回動規制部)47fに突き当
たり、半開位置ロ側から開回動して全開位置ハに達する
と他方の端部(逆方向回動規制部)47gに突き当たる
ように配置されている。
【0028】したがって、中間円筒42および軸体44
は、全開位置ハ側から矢印B方向へ回動して保持切欠き
部42eが固定円筒43の係止溝43dに対向すると、
キー47が端部47fに突き当たるため、それ以上同方
向へ回動することができなくなって停止する。よって、
クラッチ軸46は係止溝43dを通過することなくそこ
に確実に入り込むことができる。また、門扉Bが開方向
へ回動して全開位置ハに達すると、キー46が規制溝4
3eの端部47gに突き当たるため、中間円筒42およ
び軸体44が同方向へそれ以上回動することができなく
なって停止する。この結果、門扉側固定円筒41、本体
部31が停止し、ひいては門扉Bが全開位置ハで確実に
停止する。
【0029】次に、ダンパ機構5について説明すると、
図7に示すように、ダンパ機構5は、圧力発生部6と圧
力制御部7とから構成されている。
【0030】まず、圧力発生部6について説明すると、
圧力発生部6はケーシング61と上記軸体44とを主な
構成要素としている。ケーシング61は、図7、図13
および図14に示すように、円筒状をなすものであり、
上記本体31の支持筒部32の内周に嵌合されるととも
に、キー部61aを支持筒部32のキー溝34に嵌め込
むことによって支持筒部32に回動不能に支持されてい
る。したがって、ケーシング61は、門扉Bと一体に回
動する。このケーシング61の中央部には、上記軸体4
4が挿通されている。ケーシング61と対向する軸体4
4の外周面には大径部44bが形成されており、この大
径部44bの外周面とケーシング61の内周面との間に
は、上下の端部がシール部材62,62によって封止さ
れた環状の密閉空間が形成されている。この密閉空間に
は流体が封入されている。この場合、流体としては、粘
性流体を用いるのが望ましい。
【0031】上記ケーシング61の内周面には、二つの
隔壁部61bが周方向に180°離れて配置形成されて
いる。各隔壁部61bの先端面(内周側の面)は、軸体
44の外周面に相対回動自在に、かつ液密に接触し、こ
れによって密閉空間を二つの空間S,Sに区画してい
る。一方、軸体44の大径部44bの外周面には、二つ
の支持突条44cが周方向に180°離れて配置形成さ
れている。各支持突条44cの先端面(外周側の面)に
は、略半円状をなす支持凹部44dが形成されている。
各支持凹部44dには、開閉弁体63がそれぞれ回動自
在に支持されている。
【0032】開閉弁体63は、上記空間Sを開回動方向
(図15において矢印A方向)側の高圧室SHと、閉回
動方向(矢印B方向)側の低圧室SLとに区画するため
のものであり、断面略円形状をなす軸部63aを有して
いる。そして、この軸部63aが支持凹部44dに回動
自在に嵌合されることにより、軸体44に回動自在に支
持されている。軸部63aの外周面の矢印A方向側の一
側部には、その全長にわたって延びる弁部63bが形成
されている。また、開閉弁体63の外周側の面には、弁
部63bの先端から若干矢印B方向側へ寄った箇所から
軸部63aまで延びる連通溝63cが形成されている。
【0033】上記弁部63bと連通溝63cとにより、
門扉Bの回動方向に応じて上記高圧室SHと低圧室SL
が連通、遮断されるようになっている。すなわち、図1
4(A)は門扉Bが閉じているときの状態を示すもので
あり、門扉Bが閉位置イから開回動し、それに応じてケ
ーシング61が矢A方向へ回動すると(このとき、前述
したように、軸体44は停止している。)、低圧室SL
内の流体によって弁体63が時計方向に回動させられ、
弁部63bがケーシング61の内周面から離れる。この
結果、高圧室SHと低圧室SLとが連通溝63cを介して
連通する。したがって、高圧室SHおよび低圧室SL内に
高圧が発生することはない。
【0034】一方、図14(B)は門扉Bが半開位置ロ
に位置しているときの状態を示すものであり、その状態
から門扉Bが閉回動し、それに応じてケーシング61が
矢印B方向へ回動すると、高圧室SH内の流体によって
弁体63が反時計方向へ回動させられ、弁部63bがケ
ーシング61の内周面に接触する。この結果、高圧室S
Hと低圧室SLとが遮断され、高圧室SH内に高圧が発生
する。高圧室SHが高圧になると、その圧力によってケ
ーシング61が隔壁部61bを介して開方向へ押圧され
る。したがって、門扉Bの閉回動速度が低下する。な
お、高圧室SHの圧力は後述する圧力制御部7によって
適宜に調節される。
【0035】また、軸部63aの上下の両端部には、弁
部63bと逆方向に突出する弾性突出片63dが形成さ
れている。この弾性突出片63dは、図14(A)に示
すように、ケーシング61の矢印A方向への回動によ
り、弁体63が時計方向へ回動させられて連通溝63c
が開いた状態においては、その先端部がケーシング61
の内周面に押圧接触して弾性変形し、弁体63を反時計
方向へ回動するように付勢している。したがって、矢印
A方向へ回転しているケーシング61を停止させると、
弾性突出片63dは弁体63を反時計へ回動させ、弁部
63bをケーシング61の内周面に接近させる。よっ
て、ケーシング61を矢印B方向へ回動させた場合に
は、弁部63がケーシング61の内周面に即座に接触す
るようになり、高圧室SHに直ちに高圧を発生させるこ
とができる。
【0036】なお、門扉Bが半開位置ロと全開位置ハと
の間の自由領域Xに位置しているときには、ケーシング
61と軸体44とが一体に回動する。したがって、高圧
室SHに高圧が発生することはない。
【0037】次に、圧力制御部7について説明すると、
図15および図17に示すように、上記軸体44の上端
面には、下方に延びる縦孔44eが形成されている。ま
た、大径部44bには上横孔44eと下横孔44fとが
それぞれ形成されている。上横孔44eは、一端が低圧
室SLに開口し、他端が縦孔44e開口している。一
方、下横孔44gは、一端が高圧室SHに開口し、他端
が縦孔44eに開口している。
【0038】上記縦孔44eには圧力調整弁8が設けら
れている。この圧力調整弁8は、縦孔44eに螺合され
た弁本体81を有している。この弁本体81の下端は、
上記下横孔44gより若干上側に位置しており、下端面
中央部には、上方へ向かって延びる収納孔81aが形成
されている。また、弁本体81には、その外周面から収
納孔81aまで延びる窓孔81b,81bが形成されて
いる。各窓孔81bは、弁本体81の回動位置に拘わら
ず上記上横孔44fと連通するように配置形成されてい
る。
【0039】上記収納孔81aには、弁体82が摺動自
在に設けられている。この弁体82の下端部には、弁部
82aが形成されている。この弁部82aは、高圧室S
Hが所定の圧力に達するまでは弁体82を下方へ付勢す
るばね83によって縦孔44eの底面に押し当てられて
おり、収納孔81aから下方に突出している。なお、弁
体82を下方へ付勢するばね83の付勢力の大きさは、
調節ねじ84によって調節可能である。また、弁部82
aに続く弁体82の外周面には、上下に延びる複数の連
通溝82bが形成されている。この連通溝82bは、弁
部82aが縦孔44eの底面に突き当たった状態におい
ては、下端部が縦孔44eから下方に露出し、上端部が
窓孔81bと対向している。したがって、この状態で
は、高圧室SHと低圧室SLとが弁部82aの上端縁と弁
本体81の下端縁との間の隙間C、連通溝82b、窓孔
81bおよび上下の横孔44f,44gを介して連通す
る。その一方、弁部82aがばね83の付勢力に抗して
上方へ移動し、収納孔81aに嵌合すると、高圧室SH
と低圧室SLとが弁体82によって遮断される。
【0040】上記構成の圧力制御部7は、次のようにし
て高圧室SHの圧力を調節し、門扉Bの閉回動速度を制
御する。すなわち、門扉Bが復帰ばね45の付勢力によ
り規制範囲Xにおいて閉回動し始めると、高圧室SH
の流体が下横孔44g、隙間C、連通溝82b、窓孔8
1bおよび上横孔82bを介して低圧室SLに流入す
る。門扉Bの回動速度が遅い閉回動当初は、隙間Cによ
る流体に対する流通抵抗は小さいが門扉Bの閉回動速度
が速くなると、隙間Cの流通抵抗が増大するため、門扉
Bは所定の回動速度より高速で閉回動することがない。
なお、隙間Cによる流通抵抗は、弁本体81の位置を上
下方向に変えることによって調節可能である。
【0041】門扉Bの閉回動途中において、風または人
手によって閉方向へ押された場合には、門扉Bが所定の
速度以上で閉回動しようとするが、高圧室SH内の圧力
によって弁体82がばね83の付勢力に抗して上方へ移
動し、弁部82aが収納孔81aに嵌合する。これによ
り、高圧室SHと低圧室SLとの間が遮断される。したが
って、門扉Bは停止する。実際には、高圧室SHと低圧
室SLとの間を遮断する各部材間の微小の隙間、例えば
軸体44の大径部44bとケーシング61の隔壁部61
bとの間の微小の隙間を通って流体が流れるため、門扉
Bは極めて低速で閉回動する。門扉Bに閉方向への押圧
力が作用しなくなると、高圧室SHの圧力が低下するた
め、弁体82がばね83によって下方へ移動させられ
る。これによって、高圧室SHと低圧室SLとが再び連通
し、門扉Bが再び所定の回動速度で閉回動する。
【0042】なお、図7に示すように、上記のクラッチ
機構4およびダンパ機構5は、上下の蓋体13,14に
よって支持円筒部32に脱出不能に取り付けられてい
る。また、符号15は化粧蓋である。
【0043】この発明のクラッチ機構は、上記の実施の
形態に限定されるものでなく適宜設計変更可能である。
例えば、この発明のクラッチ機構は、相対回動する二つ
の部材を有するものであれば、ドアクローザ以外のもの
にも適用可能である。また、上記の実施例においては、
保持切欠き部42eの下端部を下方に開放した形状にし
ているが、係止窓孔41dのような孔に形成してもよ
い。ただし、そのようにする場合には、固定円筒41,
43および中間円筒42の組み付けを可能にするため
に、係止窓孔41dを下端部を開放する必要がある。ま
た、係止窓孔41dを固定円筒41の周壁部を貫通する
貫通孔として形成しているが、係止溝43dと同様な溝
としてもよい。勿論、係止溝43dを係止窓孔41dと
同様の貫通孔としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、クラッチ軸の早期摩耗、並びに第1、第2
係止切欠き部の側縁の押し潰しおよび早期摩耗を防止す
ることができ、これによってクラッチ機構を長期間にわ
たって良好に動作させることができる。請求項2に係る
発明によれば、外円筒を自由範囲から規制範囲へ回動さ
せるときに、クラッチ軸を外円筒の第1係止切欠き部に
確実に入り込むようにすることができる。請求項3に係
る発明によれば、外円筒が弾性部材の付勢方向と逆方向
へ回動し得る範囲を確実に規制することができる。請求
項4に係る発明によれば、クラッチ機構を小型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクラッチ機構の要部を示す図7
のX−X拡大断面図であって、図1(A)は門扉が閉位
置に位置しているときの状態を示し、図1(B)は門扉
が半開位置に位置しているときの状態を示し、図1
(C)は門扉が半開位置から全開位置側へ若干回動した
ときの状態を示し、図1(D)は門扉が全開位置に位置
しているときの状態を示している。
【図2】図1に示すクラッチ機構を有するドアクローザ
が取り付けられた門柱と門扉とを示す正面図である。
【図3】ドアクローザと門柱および門扉との取り付け状
況を示す斜視図である。
【図4】同平面図である。
【図5】門扉の回動範囲を示す平面図である。
【図6】同ドアクローザの回動部を示す斜視図である。
【図7】同回動部の縦断面図である。
【図8】同回動部の回動部本体を示す図であって、図8
(A)はその正面図、図8(B)はその平面図、図8
(C)は図8(B)のC−C断面図である。
【図9】同ドアクローザのクラッチ機構を示す分解斜視
図である。
【図10】同クラッチ機構の本体側固定円筒を示す図で
あって、図10(A)はその平面図、図10(B)はそ
の正面図、図10(C)は図10(A)のC−C断面図
である。
【図11】同クラッチ機構の中間円筒を示す図であっ
て、図11(A)はその平面図、図11(B)はその正
面図、図11(C)はその下面図、図11(D)は図1
1(A)のD−D断面図である。
【図12】同クラッチ機構の門扉側固定円筒を示す図で
あって、図12(A)はその平面図、図12(B)はそ
の正面図、図12(C)はその下面図、図12(D)は
図12(A)のD−D断面図である。
【図13】同ドアクローザのダンパ機構の圧力発生部を
示す分解斜視図である。
【図14】同圧力発生部を示す図7のY−Y拡大断面図
であって、図14(A)は門扉が閉位置に位置している
ときの状態を示し、図14(B)は門扉が半開位置に位
置しているときの状態を示している。
【図15】同ドアクローザの軸体を示す図であって、図
15(A)はその一部省略正面図、図15(B)はその
一部省略側面図、図15(C)は図15(B)のC−C
断面図、図15(D)はその平面図、図15(E)、
(F)はそれぞれ図15(A)のE−E、F−F断面図
である。
【図16】同ドアクローザのダンパ機構の圧力発生部の
開閉弁体を示す図であって、図16(A)はその平面
図、図16(B)は図16(A)のB−B拡大断面図、
図16(C)は図16(B)のC矢視図、図16(D)
はケーシングの内周面と開閉弁体との関係を示す拡大断
面図である。
【図17】同ダンパ機構の圧力制御部を示す図7のZ−
Z拡大断面図である。。
【図18】同圧力制御部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアクローザ 2 固定部(一方の部材) 3 回動部 31 回動部本体(他方の部材) 41 本体側固定円筒(外円筒) 41d 係止窓孔(第1係止切欠き部) 42 中間円筒 42e 保持切欠き部 43 門柱側固定円筒(内円筒) 43d 係止溝(第2係止切欠き部) 43e 回動規制溝 43f 回動規制溝の端部(逆方向回動規制部) 43g 回動規制溝の端部(順方向回動規制部) 44 軸体 45 復帰ばね(弾性部材) 46 クラッチ軸 47 キー(キー部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転する二つの部材の一方に回転不
    能に連結される外円筒と、この外円筒の内周に回動自在
    に嵌合された中間円筒と、上記相対回転する二つの部材
    の他方に回転不能に連結されるとともに、上記中間円筒
    の内周に回動自在に嵌合された内円筒と、上記外円筒と
    上記内円筒とのいずれか一方と上記中間円筒との間に設
    けられ、当該一方と中間円筒とを互いに逆方向へ回動す
    るように付勢する弾性部材とを備え、上記中間円筒に
    は、その周壁部を貫通する保持切欠き部が形成され、こ
    の保持切欠き部には、直径が上記中間円筒の周壁部の厚
    さより大きく、半径が上記中間円筒の周壁部の厚さより
    小さい断面円形のクラッチ軸がその軸線を中間円筒の軸
    線と平行にして中間円筒の径方向へ移動自在に装着さ
    れ、上記外円筒の内周面と上記内円筒の内周面とには、
    所定の回動位置において上記保持切欠き部と対向する箇
    所に、上記クラッチ軸の外側の一部と内側の一部とがそ
    れぞれ入り込み可能な第1、第2係止切欠き部がそれぞ
    れ形成されていることを特徴とするクラッチ機構。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材が上記外円筒と上記中間円
    筒との間に設けられ、上記中間円筒にはキー部が設けら
    れ、上記内円筒には、上記中間円筒が上記所定の回動位
    置から上記弾性部材による付勢方向と逆方向へ向かって
    回動しようとするときに、上記キー部に突き当たること
    によって中間部材の同方向への回動を阻止する逆方向回
    動規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のクラッチ機構。
  3. 【請求項3】 上記内円筒には、上記中間円筒が上記所
    定の位置から上記弾性部材による付勢方向と同方向へ向
    かって所定量だけ回動したときに、上記キー部に突き当
    たることによって中間部材の同方向への回動を阻止する
    順方向回動規制部が設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載のクラッチ機構。
  4. 【請求項4】 上記中間円筒の内周には軸体が回転不能
    に設けられ、この軸体の外周に上記キー部が設けられ、
    上記内円筒の内周面に上記逆方向回動規制部および上記
    順方向回動規制部が設けられていることを特徴とする請
    求項3に記載のクラッチ機構。
JP21101295A 1995-07-27 1995-07-27 クラッチ機構 Expired - Fee Related JP3155452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21101295A JP3155452B2 (ja) 1995-07-27 1995-07-27 クラッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21101295A JP3155452B2 (ja) 1995-07-27 1995-07-27 クラッチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0941788A true JPH0941788A (ja) 1997-02-10
JP3155452B2 JP3155452B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=16598882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21101295A Expired - Fee Related JP3155452B2 (ja) 1995-07-27 1995-07-27 クラッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3155452B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467523B1 (ko) * 2002-05-24 2005-01-24 비스티온 인테리어스 코리아 주식회사 도어의 위치결정용 힌지
JP2006002889A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Kayseven Co Ltd クラッチ
GB2486815A (en) * 2010-12-21 2012-06-27 Lukes Engineering Company Ltd Powered door opener and closer with clutch
JP2021055524A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パーツテック コンストラクション カンパニー リミテッド 回転扉用ヒンジ装置
CN114961536A (zh) * 2022-06-24 2022-08-30 安徽省皋城建筑工程有限公司 地下室工程防开裂防水系统

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467523B1 (ko) * 2002-05-24 2005-01-24 비스티온 인테리어스 코리아 주식회사 도어의 위치결정용 힌지
JP2006002889A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Kayseven Co Ltd クラッチ
JP4571446B2 (ja) * 2004-06-18 2010-10-27 株式会社ケイセブン クラッチ
GB2486815A (en) * 2010-12-21 2012-06-27 Lukes Engineering Company Ltd Powered door opener and closer with clutch
GB2486654A (en) * 2010-12-21 2012-06-27 Lukes Engineering Company Ltd Door operator with clutch mechanism
GB2486815B (en) * 2010-12-21 2014-09-24 Lukes Engineering Company Ltd Apparatus and method for opening and closing a door
JP2021055524A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パーツテック コンストラクション カンパニー リミテッド 回転扉用ヒンジ装置
CN114961536A (zh) * 2022-06-24 2022-08-30 安徽省皋城建筑工程有限公司 地下室工程防开裂防水系统
CN114961536B (zh) * 2022-06-24 2023-10-20 安徽省皋城建筑工程有限公司 地下室工程防开裂防水系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3155452B2 (ja) 2001-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2397289C (en) Rotary damper
US20030126717A1 (en) Rotary damper device
US11841065B2 (en) Systems and devices for motion control
JPH0941788A (ja) クラッチ機構
JPH0942350A (ja) ダンパ機構
JP4714083B2 (ja) 回転ダンパの弁機構
EP1489334B1 (en) Rotary damper
US20050252740A1 (en) Rotary damper
JP3688354B2 (ja) ダンパ機構
JPH11247522A (ja) ロータリダンパ
JP3427284B2 (ja) 回転ダンパ及び同ダンパを用いた蓋の開閉装置
JP3019193B2 (ja) ダンパ機構
KR20030053196A (ko) 도어 힌지
KR20200046450A (ko) 회전 도어용 힌지모듈
KR101784173B1 (ko) 회전식 도어 구동 장치
JPH09133170A (ja) 回転ダンパ
US10920476B1 (en) Hinge device for rotating door
JP2006153034A (ja) 回転ダンパ
JP2007085503A (ja) 運動制御装置
KR100634119B1 (ko) 김치 냉장고용 힌지
KR20090072627A (ko) 회전식 오일 댐퍼
JPH07293624A (ja) リフト閉止ユニットの開閉弁装置
KR102091471B1 (ko) 회전 도어용 힌지모듈
KR102091472B1 (ko) 회전 도어용 힌지모듈
JP2000186732A (ja) 回転ダンパ及びそれを用いたステー

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees