JP5147248B2 - ダンパー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、本体に回転可能に組み付けられた出力体を備え、この出力体の回転又は相対的な回転に本体内に封入された粘性流体の抵抗を付与するように構成されたダンパー装置の改良に関する。
粘性流体を封入したケースと、制動板の長さ方向略中程の位置に軸を備えてなる回転子とよりなり、この回転子の制動板をケース内に納めさせた状態でこのケースに回転子を回転可能に組み付けてなる回転ダンパーがある。(特許文献1参照)
しかるに、かかる回転ダンパーにあっては、ケース内に粘性流体を封入するにあたりこの粘性流体にエアを入り込ませてしまう場合がある。こうした場合に回転子の回転の向きが変わると、こうしたエアが回転子の制動板における回転軸線に交叉する向きにある面とこの面に向き合うケースの内面との間に入り込み異音を生じさせたり、回転子のトルクに影響を与える場合がある。だからといって回転子の制動板における回転軸線に交叉する向きにある面とこの面に向き合うケースの内面との間の間隔を単純に広げてしまうと回転支の回転軸線方向での回転ダンパーの寸法を過大にすると共にその制動力を高めさせ難いものとしてしまう。
特公平4−34015号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のダンパー装置を構成する粘性流体中にエアが混入されている場合に、ダンパー装置を構成する出力体(特許文献1における回転子)の回転の向きが変わっても、この混入エアに起因した異音やこの混入エアに起因した出力体のトルク変化が生じないようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、ダンパー装置を、本体と、ロータ部をこの本体内に納めてこの本体に回転可能に組み付けられた出力体とを備え、この出力体の回転又は相対的な回転に本体内に封入された粘性流体の抵抗を付与するようにしたダンパー装置であって、
ロータ部は、出力体の回転中心から放射方向に延びる一又は二以上の翼片によって構成されていると共に、
このロータ部に、出力体の回転軸線方向にある端面間に亘ってロータ部を翼片の延長方向に交叉する向きに貫通する粘性流体に混入したエアの逃し孔を備えさせたものとした。
このように構成されたロータ部を備えた出力体が回転されると、翼片の先端側であってその回転後方側に生じる負圧箇所に混入したエアは引き寄せられる。この状態から出力体の回転の向きが反対になると、エアはそれまで翼片の回転後方側にあった出力体の回転軸線方向にある端面に押し付けられるようになるが、前記逃し孔によってかかるエアを新たに翼片の回転後方側となった側に逃がすことができ、これによりこうしたエアが出力体の回転の向きが切り替えられたときにロータ部における出力体の回転軸線に交叉する向きにある面とこの面に向き合う本体の内面との間に入り込むことがないようにすることができる。
前記逃し孔を、ロータ部における出力体の回転中心又はこの回転中心に近い位置に設けさせておくこともある。翼片の先端側であってその回転後方側に生じる負圧箇所に引き寄せられた混入エアは、出力体の回転の向きが反対になるとこの負圧箇所が今度は正圧化することからロータ部の回転中心側に移動する。このように逃し孔を設けておけば、このように移動する混入エアをスムースに翼片の新たに回転後方側となった側に逃すことができる。
前記ロータ部を構成する翼片における出力体の回転軸線方向にある端面を、出力体の回転中心に向かうに連れて翼片の翼巾を狭めさせる向きに傾斜した傾斜面とさせておくこともある。このようにした場合、出力体の回転の向きが反対になったときに前記のように移動されるる混入エアを一層スムースに翼片の新たに回転後方側となった側に逃すことができる。
この発明にかかるダンパー装置によれば、その粘性流体中にエアが混入されている場合に出力体の回転の向きが変わっても、逃し通路又は逃し孔によってこのエアを出力体のロータ部におけるその回転軸線に直交する向きの面と本体の内面との間に入り込ませることなく逃すことができ、この混入エアに起因した異音やこの混入エアに起因した出力体のトルク変化をできる限り生じさせないようにすることができる。
以下、図1〜図11に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、図2および図3のような構造を備えた出力体2を含んで構成されるダンパー装置(参考例)を断面にして、図2は出力体2の第一例(参考例)を、図3は第二例(参考例)を、図4は第三例を、図5は第四例を、それぞれ示している。図6および図7は、第四例の出力体2の機能を理解しやすいように出力体2をその回転軸線xに直交する向きに破断すると共に、本体1の内部形状を想像線で表して示している。また、図8は、図9のような構造を備えた出力体2(第五例)を含んで構成されるダンパー装置を断面にして示している。図10および図11は、第五例の出力体2の機能を理解しやすいように出力体2をその回転軸線xに直交する向きに破断すると共に、本体1の内部形状を想像線で表して示している。
この実施の形態にかかるダンパー装置は、本体1と、ロータ部20をこの本体1内に納めてこの本体1に回転可能に組み付けられた出力体2とを備え、この出力体2の回転又は相対的な回転に本体1内に封入された粘性流体10の抵抗を付与するように構成されている。
かかるダンパー装置は、例えば、可動体及び固定体のいずれか一方に本体1を取り付けると共に、これらの他方の移動又は相対的な移動によって出力体2が回転又は相対的に回転するようにして、この他方の移動又は相対的な移動にダンパー装置を介して制動を付与させるように用いられる。
図示の例では、ダンパー装置を、かかる出力体2にピニオン21を備えさせ、可動体及び固定体のいずれか一方に備えさせたラックにこのピニオン21を噛み合わせることにより、この可動体の移動にダンパー装置を介して制動を付与するものとして構成している。
図示の例では、本体1は、ベースパーツ11とキャップパーツ12とから構成されている。ベースパーツ11は、板状をなすように構成されると共に、その一面側に環状をなす周回突部11aと、この周回突部11aの中心位置から突き出す軸突部11cと、周回突部11aの外側に備えられる取り付け用耳部11dとを備えている。一方、キャップパーツ12は、円板状をなすように構成されると共に、その中央に出力体2の通し穴12aを備え、また、その外縁部にベースパーツ11の周回突部11aを納める環状をなす周回溝12bを備えている。かかる本体1は、ベースパーツ11の周回突部11aをキャップパーツ12の周回溝12bに納め溶着させることで粘性流体10をこの箇所から漏れ出さないようにして構成される。かかる粘性流体10としては、例えば、シリコンオイルやグリスなどが用いられる。
一方、図示の例では、出力体2は、軸状主体22を有すると共に、この軸状主体22の外端部22aをピニオン21の取り付け部とし、かつ、この軸状主体22の内端部22bにロータ部20を備えたものとしてある。出力体2は、キャップパーツ12の通し穴12aに、このキャップパーツ12におけるベースパーツ11への組み合わせ側となる側から、軸状主体22の外端部22aを先にしてこの軸状主体22を通した後、このキャップパーツ12を前記ベースパーツ11に前記のように組み合わせることで本体1の内部にロータ部20を納めて本体1に回転可能に組み合わされる。軸状主体22の内端部22bの中央には、この軸状主体22の軸線に沿っためくら穴状をなす軸穴23が形成されており、ベースパーツ11の軸突部11cをこの軸穴23に入れ込ませることで出力体2はこの軸突部を中心とした回転可能に本体1に組み合わされている。ロータ部20は、この軸状主体22の軸線に直交する向きにこの軸状主体22の内端部22bから外側に突き出す板状をなすように構成されている。前記粘性流体10は、ロータ部20の一面20aとベースパーツ11の内面11e、ロータ部20の他面20bとキャップパーツ12の内面12c、およびロータ部20の突き出し端20cとベースパーツ11の周回突部11aの基部11bとの間の隙間に満たされ、ロータ部20の回転に抵抗を付与させる。キャップパーツ12はその内面12c側に、通し穴12aの穴縁との間に間隔を開けて、この通し穴12aを巡る軸状主体22の軸線に平行な周回段差面12dを有しており、この周回段差面12dと軸状主体22との間に介装されたシールリング13によってこの通し穴12aからの粘性流体10の漏れ出しを阻止するようになってる。ピニオン21の取り付け部である外端部22aにおいて軸状主体22の軸線に直交する向きの断面は非円形になっており、ピニオン21の中心に形成されたその回転軸線x方向に貫通した取り付け穴21aにこの取り付け部をはめ込むことで、軸状主体22の軸線を回転中心とするように出力体2にピニオン21が取り付けられるようになっている。
図2に示される例では、出力体2のロータ部20は、小判型の板状をなすように構成されており、この小判型の長さ方向略中程の位置が軸状主体22の内端部22bに一体に連接されている。
また、図3に示される例では、出力体2のロータ部20は、円板状をなすように構成されており、この円板の中心位置が軸状主体22の内端部22bに一体に連接されている。
そして、この図2および図3に示される例では、かかる出力体2のロータ部20におけるこの出力体2の回転軸線x方向にある端面20hに粘性流体10に混入したエアの逃し通路20dが形成されている。
この図2および図3に示される例では、かかる逃し通路20dを、ロータ部20における出力体2の回転軸線x方向にある端面20h(ロータ部20の肉厚方向にある面)に溝20eを形成させることでロータ部20に設けさせている。
また、この図2および図3に示される例では、逃し通路20dはロータ部20の全周に設けられており、これにより、逃し通路20dはロータ部20における出力体2の回転軸線xから最も離れた箇所に形成されている。
前記のように出力体2と本体1とを組み合わせるにあたり封入される粘性流体10にエアを入り込ませてしまう場合がある。こうした場合に出力体2の回転又は相対的な回転の向きが変わると、こうしたエアがロータ部20における出力体2の回転軸線xに交叉する向きにある面20a、20bとこの面20a、20bに向き合う本体1の内面11e、12cとの間に入り込み異音を生じさせたり、出力体2のトルクに影響を与える場合がある。例えば、可動体としての蓋体に形成させたラックに噛み合うピニオン21を出力体2に備えさせると共にこの蓋体によって開口を開閉可能に閉塞させる固定体としての収納体に本体1を固定させるようにしてダンパー装置を用いた場合に、この蓋体の開閉時にこのような問題が生じる。だからといってロータ部20における出力体2の回転軸線xに交叉する向きにある面20a、20bとこの面に向き合う本体1の内面11e、12cとの間の間隔を単純に広げてしまうと出力体2の回転軸線x方向でのダンパー装置の寸法を過大にすると共にその制動力を高め難いものとする。出力体2のロータ部20に前記のように逃し通路20dを設けておけば、図3の例の場合には混入されたエアを常時逃し通路20dを通過させるようにして、また、図2の例の場合には出力体2の回転又は相対的な回転の向きが変わったときに混入されたエアをこの逃し通路20dを通過させて、いずれの場合にもこうしたエアが出力体2のロータ部20における回転軸線xに交叉する向きにある面20a、20bとこの面20a、20bに向き合う本体1の内面11e、12cとの間に入り込ませないようにすることができる。ロータ部20における出力体2の回転軸線x方向にある端面20hに前記のような溝20eを設けることで、逃し通路20dを容易かつ適切にロータ部20に設けさせることができる。また、前記のようなエアは出力体2の回転によりロータ部20の外縁部に集まることから、逃し通路20dを少なくともロータ部20における出力体2の回転軸線xから最も離れた箇所に形成させておくことで、こうしたエアによって生じる障害を効果的に防止することができる。
また、図4および図5に示される例では、ロータ部20は、出力体2の回転中心から放射方向に延びる翼片20fによって構成されていると共に、出力体2の回転軸線x方向にある端面20h間に亘ってロータ部20を翼片20fの延長方向に交叉する向きに、つまり、翼片20fの翼巾方向に沿って貫通する、粘性流体10に混入したエアの逃し孔20gを備えている。この逃し孔20gは、出力体2の回転軸線x方向にある端面20hのうち、ロータ部20を構成する翼片20fの回転前方側に向けられる端面および回転後方側に向けられる端面において、より具体的には翼片20fの長さ方向に沿った両端面においてそれぞれ孔口を開放させるように設けられている。具体的には、図4および図5に示される例にあっては、ロータ部20は、図1のように構成される本体1とダンパー装置を構成する場合、かかる本体1のベースパーツ11の内面11eに向き合う幅広の一面20aと本体1のキャップパーツ12の内面12cに向き合う幅広の他面20bとの間に巾狭の肉厚面(端面20h)を備えた細長い板状をなすように構成されていると共に、このロータ部20の一面20aの長さ方向略中程の位置において軸状主体22の内端部22bに一体に連接されたものとなっており、これにより出力体2の直径方向両側にそれぞれ翼片20fを備えた構成となっている。図4の例では逃し孔20gは各翼片20fに2条づつ設けられている。
このように構成されたロータ部20を備えた出力体2が回転されると、翼片20fの先端側であってその回転後方側に生じる負圧箇所yに混入したエアaは引き寄せられる。(図6)この状態から出力体2の回転の向きが反対になると、エアaはそれまで翼片20fの回転後方側にあった出力体2の回転軸線x方向にある端面20hに押し付けられるようになるが、前記逃し孔20gによってかかるエアaを新たに翼片20fの回転後方側となった側に逃がすことができ、これによりこうしたエアaが出力体2の回転の向きが切り替えられたときにロータ部20における出力体2の回転軸線xに交叉する向きにある面20a、20bとこの面20a、20bに向き合う本体1の内面11e、12cとの間に入り込むことがないようにすることができる。
図5に示される例にあっては、かかる逃し孔20gは、各翼片20fにおいてロータ部20における出力体2の回転中心に近い位置に一条設けられている。翼片20fの先端側であってその回転後方側に生じる負圧箇所yに引き寄せられた混入エアaは、出力体2の回転の向きが反対になるとこの負圧箇所yが今度は正圧化することからロータ部20の回転中心側に移動する。(図7)このように逃し孔20gを設けておけば、このように移動する混入エアaをスムースに翼片20fの新たに回転後方側となった側に逃すことができる。
また、この図5に示される例にあっては、さらに、ロータ部20を構成する翼片20fにおける出力体2の回転軸線x方向にある端面20hのうち翼片20fの長さ方向に沿った端面が、出力体2の回転中心に向かうに連れて翼片20fの翼巾を狭めさせる向きに傾斜した傾斜面となっている。これによりこの例にあっては、出力体2の回転の向きが反対になったときに前記のように移動される混入エアaを一層スムースに翼片20fの新たに回転後方側となった側に逃すことができる。
また、図8〜図11に示される例では、ロータ部20は、出力体2の回転中心から放射方向に延びる翼片20fによって構成されていると共に、出力体2の回転軸線xに交叉する向きに続く粘性流体10に混入したエアの逃し孔20gを、この回転軸線x位置に備えている。この逃し孔20gは、出力体2の回転軸線x方向にある端面20hのうち、出力体2の長さ方向に亘る一方端面において孔口を開放させて回転軸線x位置をとおりさらに出力体2の長さ方向に亘る他方端面において孔口を開放させた貫通孔となっている。この例では、逃し孔20gは孔口から回転軸線x位置に向かうにつれて次第に孔径を狭めるように構成されている。具体的には、この例にあっては、ロータ部20は、本体1のベースパーツ11の内面11eに向き合う幅広の一面20aと本体1のキャップパーツ12の内面12cに向き合う幅広の他面20bとの間に巾狭の肉厚面(端面20h)を備えた細長い板状をなすように構成されていると共に、このロータ部20の一面20aの長さ方向略中程の位置において軸状主体22の内端部22bに一体に連接されたものとなっており、これにより出力体2の直径方向両側にそれぞれ翼片20fを備えた構成となっている。
翼片20fの先端側であってその回転後方側に生じる負圧箇所yに引き寄せられた混入エアaは、(図10)出力体2の回転の向きが反対になるとこの負圧箇所yが今度は正圧化することからロータ部20の回転中心側に移動する。(図11)このように逃し孔20gを設けておけば、このように移動する混入エアaをスムースに翼片20fの新たに回転後方側となった側に逃すことができる。(すなわち図11において符号yで示した箇所に逃がす。)
また、この例にあっても、ロータ部20を構成する翼片20fにおける出力体2の回転軸線x方向にある端面20hのうち翼片20fの長さ方向に沿った端面が、出力体2の回転中心に向かうに連れて翼片20fの翼巾を狭めさせる向きに傾斜した傾斜面となっている。これによりこの例にあっても、出力体2の回転の向きが反対になったときに前記のように移動されるる混入エアaを一層スムースに翼片20fの新たに回転後方側となった側に逃すことができる。
ダンパー装置の断面構成図 出力体2の第一例の斜視構成図 出力体2の第二例の斜視構成図 出力体2の第三例の斜視構成図 出力体2の第四例の斜視構成図 第四例の出力体2の機能を示した構成図 第四例の出力体2の機能を示した構成図 第五例にかかるダンパー装置の断面構成図 出力体2の第五例の斜視構成図 第五例の出力体2の機能を示した構成図 第五例の出力体2の機能を示した構成図
符号の説明
1 本体
10 粘性流体
2 出力体
20 ロータ部
20h 回転軸線x方向にある端面
20d 逃し通路
x 回転軸線

Claims (3)

  1. 本体と、ロータ部をこの本体内に納めてこの本体に回転可能に組み付けられた出力体とを備え、この出力体の回転又は相対的な回転に本体内に封入された粘性流体の抵抗を付与するようにしたダンパー装置であって、
    ロータ部は、出力体の回転中心から放射方向に延びる一又は二以上の翼片によって構成されていると共に、
    出力体の回転軸線方向にある端面間に亘ってロータ部を翼片の延長方向に交叉する向きに貫通する粘性流体に混入したエアの逃し孔を備えていることを特徴とするダンパー装置。
  2. 逃し孔が、ロータ部における出力体の回転中心又はこの回転中心に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
  3. ロータ部を構成する翼片における出力体の回転軸線方向にある端面が、出力体の回転中心に向かうに連れて翼片の翼巾を狭めさせる向きに傾斜した傾斜面となっていることを特徴とする請求項2に記載のダンパー装置。
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