JP6577862B2 - ロータリダンパ - Google Patents

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本発明は、ロータリダンパに関する。
ロータ本体および一対のベーンを備えるロータを、ケースおよび蓋に対し回転可能に設けて、ロータを回転させることにより、一対のベーンが粘性流体内を移動し、各ベーンとケースおよび蓋との間を粘性流体が流動することにより、減衰力を発生させるロータリダンパが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−188634号公報
しかし、ロータの一対のベーンの寸法精度がよくないため、従来のロータリダンパでは、所望の減衰力を精度よく発生させるために、一対のベーンと、ケースおよび蓋との間に形成される隙間をある程度広くし、比較的高い粘度の粘性流体を用いる必要があった。また、前記隙間が大きいので、減衰力を変化させるためにケース等に溝を形成する場合には、溝を大きくする(断面積を広くする)必要があり、ロータリダンパの大型化を招いていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、大型化をしなくても、所望の減衰力を精度よく発生させることができ、かつ減衰力を変化させることが可能なロータリダンパを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のロータリダンパは、粘性流体が充填される環状の空間を形成するハウジング本体と、前記ハウジング本体から前記空間内に突出し前記空間を区画する一対の区画部と、を有するハウジングと、前記一対の区画部の間において前記ハウジングに対し回転可能に設けられたロータ本体と、前記ロータ本体の外周面から前記空間内に向かって突出し前記ロータ本体と共に回転するベーンと、を有し、前記ロータ本体の外周面と、各区画部の内周面との間に隙間が形成されるロータと、前記ベーンに設けられ、前記ベーンと前記ハウジング本体の内面との間を塞ぐリップシールと、を備え、前記ハウジング本体の内面であって、前記ベーンの回転経路上の一部には、前記粘性流体を流通させる溝が形成され、前記ロータが一方向に回転し、前記ベーンが前記溝を通過後、前記ベーンにより押される前記粘性流体は、前記隙間のみを介して、前記一対の区画部により区画された空間の間を流通するように構成されている。
前記ハウジング本体は、リング状の周壁部と底部とにより有底円筒状をなすケースと、前記ケースに取り付けられる蓋とを有し、前記溝は、前記周壁部の内周面、前記底部の内面、および前記蓋の内面、のいずれかに形成されていても良い。また、前記溝は、前記溝を前記ロータの回転軸を含む平面で切った断面積が、前記ロータが回転する前記一方向に沿って、減少するように形成されていても良い。
各区画部には、前記一対の区画部により区画された空間を連通する通路が形成され、前記通路に往復動可能に設けられ、前記ロータが前記一方向に回転した場合に前記通路を遮断し、前記ロータが前記一方向の反対方向に回転した場合に前記通路を開放する逆止弁を更に備えても良い。
本発明によれば、大型化をしなくても、所望の制動トルクを精度よく発生させることができ、かつ制動トルクを変化させることが可能なロータリダンパを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るロータリダンパの分解斜視図を示す。 ケースの平面図を示す。 ケースの斜視図を示す。 ロータの平面図を示す。 ロータの斜視図を示す。 リップシールの斜視図を示す。 逆止弁を下側から見た斜視図を示す。 ロータが一方向に回転し、抵抗溝上を移動した場合におけるロータリダンパの動作を説明するための図である。 ロータが一方向に回転し、抵抗溝上を通過後のロータリダンパの動作を説明するための図である。 ロータが他方向に回転した場合におけるロータリダンパの動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る抵抗溝の形状を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係るロータリダンパ1の分解斜視図を示している。
<ロータリダンパ1の全体構成>
図1に示すように、本実施の形態に係るロータリダンパ1は、ケース11と、Oリング12と、蓋13と、複数のリベット14と、ロータ15と、一対のリップシール16と、一対の逆止弁17とを備える。ケース11、蓋13、およびロータ15により、粘性流体(オイル、シリコン等)18(図8)が充填される充填空間19が形成される。
<ケース11>
図2は、ケース11の平面図を示し、図3は、ケース11の斜視図を示している。ケース11は、金属または樹脂により構成され、有底円筒状をなし、リング状の周壁部11Aと、底部11Bとを有する。周壁部11Aの底部11Bに対する反対側(開口部側)には、環状溝11cが形成され、フランジ部11Dが設けられている。フランジ部11Dには、複数のリベット挿入孔11eが形成されている。フランジ部11Dの一部には、ピン挿入孔11fが形成されたピン挿入部11Gが設けられている。ピン挿入孔11fに図示せぬピンが挿入されることにより、ケース11が回転するのが防止される。
底部11Bには、貫通孔11hが形成されている。周壁部11Aの内周面11Jおよび底部11Bの内面11Kには、充填区間19内に突出する一対の区画部11Lが設けられている。一対の区画部11Lは、ケース11の径方向において互いに対向するように設けられ、一対の区画部11Lにより充填空間19が2つの空間19a、19bに区画される。
各区画部11Lには、その蓋13側に円周方向に沿って2つの空間19a、19bに連通する通路11mが形成されている。また、各区画部11Lには、ケース11の円周方向における一方側に、凹部11nが形成されている。各区画部11Lにおいて、その通路11m内であって円周方向の一方側に、径方向に互いに離間する一対の凸部11Oが設けられている。
各区画部11Lは、径方向において最も内側に位置する内周面11Pと、蓋13に当接する上面11Qとを有する。
ケース11の底部11Bの内面11Kには、抵抗溝11rが形成されている。抵抗溝11rは、後述のロータ15の各ベーン15Bの回転経路上に形成され、各ベーン15Bの回転経路のうち、所定の区間に形成されている。なお、抵抗溝11rの、径方向の幅および円周方向の長さは適宜設定可能である。
<Oリング12>
Oリング12は、ゴム等の弾性体により構成され、ケース11の環状溝11cに挿入されている。Oリング12は、ケース11と蓋13とに狭圧され、充填空間19の密閉性を高めて粘性流体18が外部に漏れるのを防止する。
<蓋13>
蓋13は、金属または樹脂により構成され、図1に示すように円板状をなしている。蓋13の中心には、貫通孔13aが形成され、蓋13の周縁には、複数のリベット挿入孔13bが形成されている。ケース11および蓋13の複数のリベット挿入孔11e、13bに複数のリベット14が挿入されることにより、蓋13は、ケース11の開口を塞ぐようにケース11に取り付けられる。蓋13がケース11に取り付けられた状態で、蓋13の裏面(内面)13Cは、ケース11の各区画部11Lの上面11Qに当接する。なお、ケース11のうち一対の区画部11Lを除いた部分と、蓋13とが、ハウジング本体に相当する。
<ロータ15>
図4は、ロータ15の平面図を示し、図5は、ロータ15の斜視図を示している。ロータ15は、ロータ本体15Aと、一対のベーン15Bとを有する。ロータ本体15Aは、角孔(本実施形態では六角形)15cが形成された円筒状をなし、その軸方向に一対の端部15D、15Eを有する。角孔15cには、外部からの回転力をロータ15に伝達するシャフト(不図示)が挿入される。
一方の端部15Dは、ケース11の底部11Bの貫通孔11hに対し、摺動可能に挿入され、他方の端部15Eは、蓋13の貫通孔13aに対し、摺動可能に挿入される。なお、充填空間19から粘性流体13が外部に漏れないように、Oリング等のシール材を、ロータ本体15Aの端部15Dとケース11の底部11Bとの間およびロータ本体15Aの端部15Eと蓋13との間のそれぞれに介在させて密封性を高めるようにしてもよい。
ロータ本体15Aは、径方向において一対の区画部11Lの間に配置される。ロータ本体15は、一対の区画部11Lの内周面11Pとの間に隙間G(図8(a))を形成する外周面15Fを有する。
一対のベーン15Bは、ロータ本体15Aの外周面15Fに対し、径方向において互いに逆側に設けられ、充填空間19内に向かって突出している。各ベーン15Bは、ロータ15の回転軸に対し対称な形状をなしている。各ベーン15Bは、蓋13の裏面13Cに対向する上面15Gと、ケース11の内周面11Jに対向する端面15H、ケース11の内面11Kに対向する下面15Iとを有する。
また、各ベーン15Bには、リップシール16を挿入するための一対の挿入溝15j(図4、5では、上側のみ図示)が形成されている。一対の挿入溝15jは、各ベーン15Bに対し、上面15G側および下面15I側に形成されている。
<リップシール16>
図6は、リップシール16の斜視図を示す。リップシール16は、樹脂等の弾性を有する材料により構成され、一対の挿入部16Aと、一対の第1シール片16Bと、第2シール片16Cとを有する。一対の挿入部16Aは、それぞれ略矩形状をなし、ベーン15Bの挿入溝15jに挿入される。
各第1シール片16Bは、略矩形状をなし、各挿入部16Aに一体的に設けられている。第2シール片16Cは、略矩形状をなし、一対の挿入部16Aに対し、一体的に設けられている。
図8(b)に示すように、リップシール16がベーン15Bに装着された状態では、一対の第1シール片16Bは、それぞれ蓋13の裏面13Cおよびケース11の内面11Kに当接可能に構成されている。また、リップシール16がベーン15Bに装着された状態では、リップシール16の第2シール片16Cは、ケース11の内周面11Jに当接可能に構成されている。
<逆止弁17>
図7は、逆止弁17を下側から見た斜視図を示す。逆止弁17は、ケース11の湾曲状の通路11mに沿って湾曲した板状の基部17Aと、基部17Aの円周方向における一方側に設けられた一対のストッパ17Bと、基部17Aの円周方向における他方側に設けられた弁部17Cとを有する。基部17Aは、上面17Dと下面17Eとを有する。
図8(b)に示すように、各逆止弁17は、一対のストッパ17Bと弁部17Cとの間に、一対の凸部11Oが位置するように、ケース11の通路11mに配置されている。各逆止弁17は、ケース11の通路11mに沿って往復動可能である。各逆止弁17の基部17Aの下面17Eは、ケース11の区画部11Lの一対の凸部11Oに上側から当接する。図1に示すように、各逆止弁17の基部17Aの上面17Dは、ケース11の区画部11Lの上面11Qと面一であり、蓋13の裏面13Cに当接する。
図9(a)、図10(a)に示すように、各逆止弁17の弁部17Cは、ケース11の区画部11Lの凹部11nに対し、進入または退避可能に構成されており、弁部17Cがケース11の凹部11nに進入し当接した状態では、通路11mの円周方向における一方側が塞がれた状態となり、粘性流体18の流通が遮断される。一方、各逆止弁17の弁部17Cが、ケース11の凹部11nから退避した状態では、通路11mの円周方向における一方側が開放された状態となり、粘性流体18の流通が可能となる。なお、通路11mの円周方向における他方側は、各逆止弁17の一対のストッパ17Bが径方向において互いに離間しているので、常に開放された状態にある。
各逆止弁17が、通路11mの円周方向における一方側に移動すると、一対のストッパ17Bは、ケース11の区画部11Lの一対の凸部11Oに当接して、各逆止弁17の移動が規制される。
<ロータリダンパ1の動作>
次に、本実施形態に係るロータリダンパ1の動作について説明する。図8は、ロータ15が一方向に回転し、抵抗溝11r上を移動した場合におけるロータリダンパ1の動作を説明するための図である。図9は、ロータ15が一方向に回転し、抵抗溝11r上を通過後のロータリダンパ1の動作を説明するための図である。図10は、ロータ15が他方向に回転した場合におけるロータリダンパ1の動作を説明するための図である。
図8(a)〜(c)に示すように、図示せぬシャフトにより回転力がロータ15に付与され、ロータ15が、ケース11に対して、一方向(α方向)に相対的に回転すると、逆止弁17は、一方向(α方向)にスライドし、各逆止弁17の弁部17Cは、ケース11の凹部11nに進入・当接し、各区画部11Lの通路11mにおける粘性流体18の流通を遮断する。
リップシール16は、ケース11の抵抗溝11r上を移動するので、図8(c)に示すように、ベーン15Bにより押された粘性流体18は、ケース11の抵抗溝11rを介して、矢印Xで示すように、ベーン15Bの一方向(α方向)の逆側に流れるので、粘性流体18の粘性抵抗力は、あまり大きくならない。すなわち、ロータリダンパ1の減衰力はあまり大きくならない。
図9(b)に示すように、ロータ15の各ベーン15Bがケース11の抵抗溝11rを通過後、リップシール16の一対の第1シール片16Bは、それぞれ蓋13の裏面13Cおよびケース11の内面11Kに当接する。これにより、図9(a)に示すように、各ベーン15Bにより押された粘性流体18は、矢印Yで示すように、隙間Gのみを一方の空間19aから他方の空間19bへ、および、他方の空間19bから一方の空間19bへ流れる。
このように、粘性流体18が狭い隙間Gのみを流れるため、大きな粘性抵抗力が発生し、ロータリダンパ1に大きな減衰力が発生する。
一方、図10(a)、(b)に示すように、図示せぬシャフトにより回転力がロータ15に付与され、ロータ15が、ケース11に対して、一方向に対する反対方向である他方向(β方向)に相対的に回転すると、逆止弁17は、他方向(β方向)にスライドし、各逆止弁17の弁部17Cは、ケース11の凹部11nから退避し、通路11mの円周方向における一方側が開放された状態となり、通路11mにおいて粘性流体18の流通が可能となる。
このため、各ベーン15Bにより押された粘性流体18は、通路11mを介して、一方の空間19aから他方の空間19bへ、および他方の空間19bから一方の空間19bへ流れる。よって、粘性流体18の粘性抵抗力は、あまり大きくならない。すなわち、ロータリダンパ1の減衰力はあまり大きくならない。
<作用効果>
本実施の形態のロータリダンパ1によれば、ケース11の底部11Bの内面11Kであって、各ベーン15Bの回転経路上の一部には、粘性流体18を流通させる抵抗溝11rが形成され、ロータ15が一方向に回転し、各ベーン15Bが抵抗溝11rを通過後、各ベーン15Bにより押される粘性流体18は、隙間Gのみを介して、一対の区画部11Lにより区画された空間19a、19bの間を流通するように構成されている。
かかる構成により、粘性流体18の粘度が比較的低くても、大きな粘性抵抗力を発生させることができ、ロータリダンパ1に大きな減衰力を精度よく発生させることができる。よって、減衰力を低下させる領域を設けるために抵抗溝11rを形成したとしても、大きな溝(断面積の広い溝)を形成する必要がない。このため、ロータリダンパ1を大型化しなくても、所望の減衰力を精度よく発生させることができ、かつ、減衰力を変化させることが可能なロータリダンパ1を提供することができる。
また、ケース11の底部11Bの内面11Kに、抵抗溝11rが形成されている。よって、所望の形状の抵抗溝11rを容易に形成することができる。
また、各区画部11Lには、一対の区画部11Lにより区画された空間19a、19bを連通する通路11mが形成され、各逆止弁17は、通路11mに往復動可能に設けられ、ロータ15が一方向に回転した場合に通路11mを遮断し、ロータ15が反対方向に回転した場合に通路11mを開放する。かかる構成によれば、一方向にのみ減衰作用を発揮するロータリダンパ1を提供することができる。
なお、本実施の形態に係るロータリダンパ1は、例えば、自動車、鉄道車両、航空機、船舶等で用いられるリクライニング機能付きの座席シートに広く適用できる。また、双方向に回転するロータの一方向側への回転運動を制動することが必要とされる装置であれば、リクライニング機能付きの座席シート以外の装置にも広く適用できる。
また、本実施の形態に係るロータリダンパ1を自動車のシートに装着した場合には、シートを前方へ倒した時に、所望の角度から大きな減衰力を発生させることができ、シートを常に同じ動作で前方へ倒すことができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、上記の実施の形態において、抵抗溝11rは、ケース11の底部11Bの内面11Kに形成したが、ケース11の周壁部11Aの内周面11Jに形成しても良いし、蓋13の裏面13cに形成しても良い。
また、上記の実施の形態に係るロータリダンパ1では、充填空間19を一対の区画部11Lで空間19a、19bに区画して、ロータ15に一対のベーン15Bを設けた。しかし、上記の実施形態に係るロータリダンパ1は、充填空間19を区画する区画部11Lおよびロータ15のベーン15Bは同数であれば、1または3以上設けても良い。
また、上記の実施の形態において、抵抗溝11rの深さおよび径方向の幅は一定であったが、図11に示すように、抵抗溝11rは、それをロータ15の回転軸を含む平面で切った断面積が、ロータ15が回転する一方向(α方向)に沿って、減少するように形成しても良い。例えば、図11(a)、(b)に示すように、抵抗溝11rの深さは一定で、径方向の幅を徐々に又は段階的に変化させ、抵抗溝11rの断面積を減少するようにしても良いし、図11(c)、(d)に示すように、抵抗溝11rの径方向の幅は一定で、深さを徐々に又は段階的に変化させ、抵抗溝11rの断面積を減少するようにしても良い。
1 ロータリダンパ
11 ケース
11A 周壁部
11B 底部
11J 内周面
11K 内面
11L 区画部
11m 通路
11r 溝
11P 内周面
13 蓋
13C 裏面
15 ロータ
15A ロータ本体
15B ベーン
15F 外周面
16 リップシール
17 逆止弁
18 粘性流体
19、19a、19b 空間
G 隙間

Claims (3)

  1. 粘性流体が充填される環状の空間を形成するハウジング本体と、前記ハウジング本体から前記空間内に突出し前記空間を区画すると共に当該区画された各空間を連通する通路が形成された一対の区画部と、を有するハウジングと、
    前記一対の区画部の間において前記ハウジングに対し回転可能に設けられたロータ本体と、前記ロータ本体の外周面から前記空間内に向かって突出し前記ロータ本体と共に回転するベーンと、を有し、前記ロータ本体の外周面と、各区画部の内周面との間に隙間が形成されるロータと、
    前記ベーンに設けられ、前記ベーンと前記ハウジング本体の内面との間を塞ぐリップシールと、
    前記通路に往復動可能に設けられ、前記ロータが一方向に回転した場合に前記通路を遮断し、前記ロータが前記一方向の反対方向に回転した場合に前記通路を開放する逆止弁と、を備え、
    前記ハウジング本体の内面であって、前記ベーンの回転経路上の一部には、前記粘性流体を流通させる溝が形成され、
    前記ハウジング本体は、有底円筒状をなすケースと、前記ケースに取り付けられる蓋とを有し、
    前記蓋が前記ケースに取り付けられた状態で、前記蓋の内面は、前記ケースの各区画部における前記蓋の前記内面との対向面に当接し、
    前記逆止弁における前記蓋の前記内面との対向面は、前記ケースの各区画部における前記蓋の前記内面との前記対向面と面一であり、前記蓋の前記内面に当接し、
    前記ロータが前記一方向に回転し、前記ベーンが前記溝を通過後、前記ベーンにより押される前記粘性流体は、前記隙間のみを介して、前記一対の区画部により区画された空間の間を流通するように構成された、ロータリダンパ。
  2. 前記ケースは、リング状の周壁部と底部とにより有底円筒状をなし、
    前記溝は、前記周壁部の内周面、前記底部の内面、および前記蓋の前記内面、のいずれかに形成されている、請求項1に記載のロータリダンパ。
  3. 前記溝は、前記溝を前記ロータの回転軸を含む平面で切った断面積が、前記ロータが回転する前記一方向に沿って、減少するように形成されている、請求項1または請求項2に記載のロータリダンパ。
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