JP6577862B2 - ロータリダンパ - Google Patents
ロータリダンパ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6577862B2 JP6577862B2 JP2015252451A JP2015252451A JP6577862B2 JP 6577862 B2 JP6577862 B2 JP 6577862B2 JP 2015252451 A JP2015252451 A JP 2015252451A JP 2015252451 A JP2015252451 A JP 2015252451A JP 6577862 B2 JP6577862 B2 JP 6577862B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- case
- lid
- vane
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
図1に示すように、本実施の形態に係るロータリダンパ1は、ケース11と、Oリング12と、蓋13と、複数のリベット14と、ロータ15と、一対のリップシール16と、一対の逆止弁17とを備える。ケース11、蓋13、およびロータ15により、粘性流体(オイル、シリコン等)18(図8)が充填される充填空間19が形成される。
図2は、ケース11の平面図を示し、図3は、ケース11の斜視図を示している。ケース11は、金属または樹脂により構成され、有底円筒状をなし、リング状の周壁部11Aと、底部11Bとを有する。周壁部11Aの底部11Bに対する反対側(開口部側)には、環状溝11cが形成され、フランジ部11Dが設けられている。フランジ部11Dには、複数のリベット挿入孔11eが形成されている。フランジ部11Dの一部には、ピン挿入孔11fが形成されたピン挿入部11Gが設けられている。ピン挿入孔11fに図示せぬピンが挿入されることにより、ケース11が回転するのが防止される。
Oリング12は、ゴム等の弾性体により構成され、ケース11の環状溝11cに挿入されている。Oリング12は、ケース11と蓋13とに狭圧され、充填空間19の密閉性を高めて粘性流体18が外部に漏れるのを防止する。
蓋13は、金属または樹脂により構成され、図1に示すように円板状をなしている。蓋13の中心には、貫通孔13aが形成され、蓋13の周縁には、複数のリベット挿入孔13bが形成されている。ケース11および蓋13の複数のリベット挿入孔11e、13bに複数のリベット14が挿入されることにより、蓋13は、ケース11の開口を塞ぐようにケース11に取り付けられる。蓋13がケース11に取り付けられた状態で、蓋13の裏面(内面)13Cは、ケース11の各区画部11Lの上面11Qに当接する。なお、ケース11のうち一対の区画部11Lを除いた部分と、蓋13とが、ハウジング本体に相当する。
図4は、ロータ15の平面図を示し、図5は、ロータ15の斜視図を示している。ロータ15は、ロータ本体15Aと、一対のベーン15Bとを有する。ロータ本体15Aは、角孔(本実施形態では六角形)15cが形成された円筒状をなし、その軸方向に一対の端部15D、15Eを有する。角孔15cには、外部からの回転力をロータ15に伝達するシャフト(不図示)が挿入される。
図6は、リップシール16の斜視図を示す。リップシール16は、樹脂等の弾性を有する材料により構成され、一対の挿入部16Aと、一対の第1シール片16Bと、第2シール片16Cとを有する。一対の挿入部16Aは、それぞれ略矩形状をなし、ベーン15Bの挿入溝15jに挿入される。
図7は、逆止弁17を下側から見た斜視図を示す。逆止弁17は、ケース11の湾曲状の通路11mに沿って湾曲した板状の基部17Aと、基部17Aの円周方向における一方側に設けられた一対のストッパ17Bと、基部17Aの円周方向における他方側に設けられた弁部17Cとを有する。基部17Aは、上面17Dと下面17Eとを有する。
次に、本実施形態に係るロータリダンパ1の動作について説明する。図8は、ロータ15が一方向に回転し、抵抗溝11r上を移動した場合におけるロータリダンパ1の動作を説明するための図である。図9は、ロータ15が一方向に回転し、抵抗溝11r上を通過後のロータリダンパ1の動作を説明するための図である。図10は、ロータ15が他方向に回転した場合におけるロータリダンパ1の動作を説明するための図である。
本実施の形態のロータリダンパ1によれば、ケース11の底部11Bの内面11Kであって、各ベーン15Bの回転経路上の一部には、粘性流体18を流通させる抵抗溝11rが形成され、ロータ15が一方向に回転し、各ベーン15Bが抵抗溝11rを通過後、各ベーン15Bにより押される粘性流体18は、隙間Gのみを介して、一対の区画部11Lにより区画された空間19a、19bの間を流通するように構成されている。
11 ケース
11A 周壁部
11B 底部
11J 内周面
11K 内面
11L 区画部
11m 通路
11r 溝
11P 内周面
13 蓋
13C 裏面
15 ロータ
15A ロータ本体
15B ベーン
15F 外周面
16 リップシール
17 逆止弁
18 粘性流体
19、19a、19b 空間
G 隙間
Claims (3)
- 粘性流体が充填される環状の空間を形成するハウジング本体と、前記ハウジング本体から前記空間内に突出し前記空間を区画すると共に当該区画された各空間を連通する通路が形成された一対の区画部と、を有するハウジングと、
前記一対の区画部の間において前記ハウジングに対し回転可能に設けられたロータ本体と、前記ロータ本体の外周面から前記空間内に向かって突出し前記ロータ本体と共に回転するベーンと、を有し、前記ロータ本体の外周面と、各区画部の内周面との間に隙間が形成されるロータと、
前記ベーンに設けられ、前記ベーンと前記ハウジング本体の内面との間を塞ぐリップシールと、
前記通路に往復動可能に設けられ、前記ロータが一方向に回転した場合に前記通路を遮断し、前記ロータが前記一方向の反対方向に回転した場合に前記通路を開放する逆止弁と、を備え、
前記ハウジング本体の内面であって、前記ベーンの回転経路上の一部には、前記粘性流体を流通させる溝が形成され、
前記ハウジング本体は、有底円筒状をなすケースと、前記ケースに取り付けられる蓋とを有し、
前記蓋が前記ケースに取り付けられた状態で、前記蓋の内面は、前記ケースの各区画部における前記蓋の前記内面との対向面に当接し、
前記逆止弁における前記蓋の前記内面との対向面は、前記ケースの各区画部における前記蓋の前記内面との前記対向面と面一であり、前記蓋の前記内面に当接し、
前記ロータが前記一方向に回転し、前記ベーンが前記溝を通過後、前記ベーンにより押される前記粘性流体は、前記隙間のみを介して、前記一対の区画部により区画された空間の間を流通するように構成された、ロータリダンパ。 - 前記ケースは、リング状の周壁部と底部とにより有底円筒状をなし、
前記溝は、前記周壁部の内周面、前記底部の内面、および前記蓋の前記内面、のいずれかに形成されている、請求項1に記載のロータリダンパ。 - 前記溝は、前記溝を前記ロータの回転軸を含む平面で切った断面積が、前記ロータが回転する前記一方向に沿って、減少するように形成されている、請求項1または請求項2に記載のロータリダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015252451A JP6577862B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | ロータリダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015252451A JP6577862B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | ロータリダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017115996A JP2017115996A (ja) | 2017-06-29 |
JP6577862B2 true JP6577862B2 (ja) | 2019-09-18 |
Family
ID=59231998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015252451A Active JP6577862B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | ロータリダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6577862B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3848021B2 (ja) * | 1999-08-19 | 2006-11-22 | 日本電産サンキョー株式会社 | ダンパー装置および該装置を使用した洋式便器 |
JP4136570B2 (ja) * | 2002-08-02 | 2008-08-20 | Toto株式会社 | ダンパー装置 |
JP6100056B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-03-22 | オイレス工業株式会社 | ロータリダンパ |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015252451A patent/JP6577862B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017115996A (ja) | 2017-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI673444B (zh) | 旋轉阻尼器 | |
CN109154349B (zh) | 旋转式阻尼器 | |
JP5681047B2 (ja) | 回転ダンパ | |
WO2018207511A1 (ja) | 簡易自立機構を備える回転ダンパ | |
JP5762170B2 (ja) | 回転ダンパ | |
JP6100056B2 (ja) | ロータリダンパ | |
CN109154350B (zh) | 旋转阻尼器 | |
JP7076025B2 (ja) | ダンパ | |
JP6577862B2 (ja) | ロータリダンパ | |
JP4373764B2 (ja) | ダンパー装置 | |
JP2013002539A (ja) | 回転ダンパ | |
WO2022107423A1 (ja) | ロータリダンパ | |
JP5650042B2 (ja) | ロータリダンパ | |
JP4366176B2 (ja) | ダンパー装置 | |
JP2013096565A (ja) | 回転ダンパ | |
JP2013050120A (ja) | 回転ダンパ | |
JP2019190623A (ja) | ロータリーダンパ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6577862 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |