JP7319050B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Description
このエレベータ式駐車装置1は、紐部材2(例えば、ワイヤロープやチェーン)に四隅が吊り下げられ鉛直な昇降路を昇降するケージ3と、ケージ3を昇降させる昇降機構4と、を備える。
なお、この図において、9は昇降路、10は車両を載せるパレットである。
この図において、(A)は左側(反棚側)の横行ローラ11がケージ上レール3aに載っている状態、(B)は左側(反棚側)の横行ローラ11が境界部Bを通過した直後を示している。
一方、図2(B)において、左側の横行ローラ11が棚レール12aに載り移っているため、棚側の紐部材2aに作用する荷重が急減し、紐部材2aの伸び量が縮む(例えば伸び量20mm以下)。
この結果、浮き上がったケージ3の一部(例えばケージ上レール3a)が、パレット10の一部と干渉する可能性があった。
前記パレットは、その長手方向両端部に設けられ前記パレットの幅方向に両側の境界部近傍まで水平に延び、その下面が水平である水平支持部材と、
前記長手方向両端部にそれぞれ設けられ、前記幅方向に間隔を隔て軸心を中心に回転可能に取り付けられた複数の横行ローラと、を有し、
前記ケージは、前記幅方向に水平に延び前記横行ローラを支持して案内するケージ上レールと、
前記ケージの前記幅方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記横行ローラが前記ケージ上レールに支持されている際に前記水平支持部材の真下に隙間を隔てて位置し、軸心を中心に回転可能な浮上防止ローラと、を有し、
前記水平支持部材と前記横行ローラとが平面視で異なる位置に設けられ、前記ケージ上レールと前記浮上防止ローラとが平面視で異なる位置に設けられており、
前記浮上防止ローラの中心と前記境界部との第1水平距離が、前記格納棚への横行時にケージ上に最後に残る前記横行ローラの中心と前記水平支持部材の前記幅方向の反対側端部との第2水平距離より短く設定されており、
前記パレットの前記横行ローラが全て前記格納棚の上に移動し前記ケージの格納棚側の前記紐部材の伸び量が減少して前記ケージが上方に浮き上がる際に、前記浮上防止ローラが前記水平支持部材の下面に当接して前記ケージの浮き上がりを防止する、機械式駐車装置が提供される。
従って、横行ローラをケージ上レールで支持した状態で、パレットの横行を案内することができる。
この構成により、パレットの横行ローラが全て棚上に移動し、棚側の紐部材の伸び量が減少して、ケージが上方に浮き上がる(シフトする)と、浮上防止ローラが上方にシフトして水平支持部材との隙間が無くなる。従って、パレットの重量の一部が水平支持部材を介して浮上防止ローラに下向きに作用するので、紐部材の伸び量の急減が抑制され、ケージの浮き上がりを防止することができる。
この際に、棚側の紐部材の伸び量の減少により、ケージが上方に浮き上がるが、浮上防止ローラがケージの横行方向端部に設けられているので、ケージとパレットとの干渉を回避できる。
ケージ3は、複数(この例で4本)の紐部材2に吊下げられ昇降路9を昇降する。
昇降駆動装置16は、複数の紐部材2を同期して昇降駆動する。紐部材2は、例えば、ワイヤロープ又はチェーンである。
昇降制御装置18は、昇降駆動装置16を制御する。
この機械式駐車装置100は、図示しない横行機構により、車両を載せるパレット10をケージ3と格納棚12の間でその境界部Bを越えて横行させるようになっている。
水平支持部材13は、パレット10の長手方向両端部に設けられ幅方向に水平に延びる。
複数(この例で4つ)の横行ローラ11は、長手方向両端部にそれぞれ設けられ、横行方向に間隔を隔て軸心を中心に回転可能に取り付けられている。
この例で、横行ローラ11は、水平支持部材13に取り付けられているが、その他の箇所でもよい。
ケージ上レール3aは、ケージ3に固定されており、幅方向に水平に延び横行ローラ11を支持してその横行を案内する。
なお、パレット10の横行時には、ケージ上レール3a及び棚レール12aの上面がパレット支持高さとなる。すなわち、この場合、パレット支持高さは、横行ローラ11の下面である。
電動機16aは、駆動シーブ7を回転駆動して複数の紐部材2を同期して巻上げ又は巻戻しする。インバータ16bは、電動機16aを速度制御する。エンコーダ16cは、電動機16aの回転位置を検出する。
複数の位置決め部材20は、格納棚12のパレット支持高さ(以下、「棚支持高さ」)に応じて昇降路9の横行側前後に固定されている。
複数の位置検出装置22は、ケージ3に設けられ、位置決め部材20を検出して、ケージ3のパレット支持高さ(以下、「ケージ支持高さ」)と棚支持高さとの差を検出する。
この構成により、ケージ3の昇降中に棚支持高さを検出することができる。また、位置決め部材20が昇降路9の横行側前後にそれぞれ設けられているので、ケージ3の横行側前後でそれぞれケージ3のパレット支持高さを修正することができる。
なお、図4において、位置決め部材20は昇降路9の四隅に設けることが好ましい。
また、位置検出装置22は、ケージ支持高さと棚支持高さとの差(段差)を、第2閾値K2の範囲で、複数(例えば、上限、下限、中間点)の位置で検出できる構成であってもよい。かかる位置検出装置22は、馬蹄形センサとして知られている。
この図において、ケージ3は、さらに、浮上防止ローラ15を有する。
浮上防止ローラ15は、パレット10の長手方向に延びる軸心を中心に回転可能であり、ケージ3の横行方向両端部にそれぞれ設けられている。
また、浮上防止ローラ15は、パレット10の横行時に水平支持部材13の真下に隙間Cを隔てて位置する。
また、浮上防止ローラ15は、両端部の内側にも設けることが好ましが、両端部のみであってもよい。
この構成により、後述する図6(B)において、ケージ上レール3aの両端部の浮上防止ローラ15により、水平支持部材13を介してパレット10を確実に支持することができる。
すなわち昇降制御装置18は、横行ローラ11のそれぞれが境界部Bを越える際に、ケージ3と格納棚12のパレット支持高さの差(以下、段差Δh)が第2閾値以内になるように、リレベリングRを実施する。第2閾値K2は、例えば、2~10mmである。
リレベリング時間Δtは、1つの横行ローラ11が境界部Bを越えた後、他の横行ローラ11が境界部Bを越えるまでの時間である。
「横行ローラ11のそれぞれが境界部Bを越える際」の検出は、例えば、横行開始からの時間で設定する。また、図示しない横行装置の駆動部(例えば旋回アーム)の位置をセンサで検出してもよい。
例えば、「横行ローラ11のそれぞれが境界部Bを越える際」の検出を、横行開始からの時間、或いはパレット10の横行方向に設けた位置センサで検出し、その検出前に横行速度を減速又は一時停止することにより、リレベリング時間Δtを確保してもよい。
従って、横行ローラ11をケージ上レール3aで支持した状態で、パレット10の横行を案内することができる。
従って、図6(B)において、パレット10の重量の一部が水平支持部材13を介して浮上防止ローラ15に下向きに作用するので、紐部材2(2a)の伸び量の急減が抑制され、ケージ3の浮き上がりが防止される。
この際に、棚側の紐部材2aの伸び量の減少により、ケージ3が上方に浮き上がるが、浮上防止ローラ15がケージ3の横行方向端部に設けられているので、ケージ3とパレット10との干渉を回避できる。
この図において、(A)は、パレット10の全体が棚上に位置し横行を開始した直後、(B)は、パレット10の左側の横行ローラ11が境界部Bを通過した直後、(C)は、パレット10の右側の横行ローラ11が境界部Bを通過する直前を示している。
この際、水平支持部材13の下面13aは水平であり、この下面13aと浮上防止ローラ15の上端との間に上下方向の隙間Cがあるので、水平支持部材13は、浮上防止ローラ15と干渉することなくケージ側に水平移動する。
L1 第1水平距離、L2 第2水平距離、R リレベリング、
S パレット支持点、1 エレベータ式駐車装置、
2 紐部材(ワイヤロープ、チェーン)、3 ケージ、3a ケージ上レール、
4 昇降機構、5 シーブ駆動装置、6 従動滑車、7 駆動シーブ、
8 カウンタウェイト、9 昇降路、10 パレット、11 横行ローラ、
12 格納棚、12a 棚レール、13 水平支持部材、13a 下面、
15 浮上防止ローラ、16 昇降駆動装置、16a 電動機、
16b インバータ、16c エンコーダ(パルスジェネレータ)、
18 昇降制御装置、18a 記憶装置、18b 演算装置、
20 位置決め部材、22 位置検出装置、100 エレベータ式駐車装置
Claims (4)
- 昇降路に沿って設けられた格納棚と、紐部材に吊下げられ前記昇降路を昇降するケージと、を備え、パレットを前記ケージと前記格納棚の境界部を越えて横行させる機械式駐車装置であって、
前記パレットは、その長手方向両端部に設けられ前記パレットの幅方向に両側の境界部近傍まで水平に延び、その下面が水平である水平支持部材と、
前記長手方向両端部にそれぞれ設けられ、前記幅方向に間隔を隔て軸心を中心に回転可能に取り付けられた複数の横行ローラと、を有し、
前記ケージは、前記幅方向に水平に延び前記横行ローラを支持して案内するケージ上レールと、
前記ケージの前記幅方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記横行ローラが前記ケージ上レールに支持されている際に前記水平支持部材の真下に隙間を隔てて位置し、軸心を中心に回転可能な浮上防止ローラと、を有し、
前記水平支持部材と前記横行ローラとが平面視で異なる位置に設けられ、前記ケージ上レールと前記浮上防止ローラとが平面視で異なる位置に設けられており、
前記浮上防止ローラの中心と前記境界部との第1水平距離が、前記格納棚への横行時にケージ上に最後に残る前記横行ローラの中心と前記水平支持部材の前記幅方向の反対側端部との第2水平距離より短く設定されており、
前記パレットの前記横行ローラが全て前記格納棚の上に移動し前記ケージの格納棚側の前記紐部材の伸び量が減少して前記ケージが上方に浮き上がる際に、前記浮上防止ローラが前記水平支持部材の下面に当接して前記ケージの浮き上がりを防止する、機械式駐車装置。 - 前記水平支持部材の前記下面と前記浮上防止ローラの上端との前記隙間は、第1閾値以内であり、
第1閾値は、前記ケージと前記パレットが干渉せず、かつ横行機構に悪影響を与えない値に設定されている、請求項1に記載の機械式駐車装置。 - さらに前記紐部材の昇降を制御する昇降制御装置を備え、
前記昇降制御装置は、横行中に前記ケージを昇降させて前記ケージのパレット支持高さを修正するリレベリングを実施する、請求項1に記載の機械式駐車装置。 - 前記昇降制御装置は、前記横行ローラのそれぞれが前記境界部を越える際に、前記ケージと前記格納棚のパレット支持高さの差が第2閾値以内になるように、前記リレベリングを実施する、請求項3に記載の機械式駐車装置。
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