JPH07197691A - 立体駐車装置のパレット移動装置 - Google Patents
立体駐車装置のパレット移動装置Info
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- JPH07197691A JPH07197691A JP35320393A JP35320393A JPH07197691A JP H07197691 A JPH07197691 A JP H07197691A JP 35320393 A JP35320393 A JP 35320393A JP 35320393 A JP35320393 A JP 35320393A JP H07197691 A JPH07197691 A JP H07197691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パレットが、搬器と収納棚との間の間隙を移
動する際の衝撃音や抵抗を減少させる。 【構成】 昇降可能な搬器 1にパレットシフト装置22と
パレットスライド装置21を設け、パレットスライド装置
21にパレットを支持する。搬器 1の昇降路 3に隣接して
収納棚12を多段に設ける。パレットシフト装置22にロー
ラー60を設けると共にパレットに傾斜案内部材61を設け
る。ローラー60と傾斜案内部材61は、パレット 4を移動
可能に支持する車輪55が搬器 1と収納棚12との間の間隙
Hを通過する直前に接触し、車輪55が間隙Hを通過する
ときに一時的に持ち上げられるように配置されている。
動する際の衝撃音や抵抗を減少させる。 【構成】 昇降可能な搬器 1にパレットシフト装置22と
パレットスライド装置21を設け、パレットスライド装置
21にパレットを支持する。搬器 1の昇降路 3に隣接して
収納棚12を多段に設ける。パレットシフト装置22にロー
ラー60を設けると共にパレットに傾斜案内部材61を設け
る。ローラー60と傾斜案内部材61は、パレット 4を移動
可能に支持する車輪55が搬器 1と収納棚12との間の間隙
Hを通過する直前に接触し、車輪55が間隙Hを通過する
ときに一時的に持ち上げられるように配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車装置に関し、
更に詳しくはパレット移動装置に関するものである。
更に詳しくはパレット移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、駐車用敷地を有効に活用するため
に、車両収納スペースを立体的に設けた立体駐車装置が
多く設置されている。この立体駐車装置には、車両を載
せるためのパレットを支持して昇降する搬器と、この搬
器の昇降路に隣接するように複数の収納棚を垂直方向に
多段に設けた収納塔とからなり、所定の収納棚又は入出
庫口の高さに搬器を昇降させ、搬器と収納棚との間でパ
レットの受渡を行うものがある。
に、車両収納スペースを立体的に設けた立体駐車装置が
多く設置されている。この立体駐車装置には、車両を載
せるためのパレットを支持して昇降する搬器と、この搬
器の昇降路に隣接するように複数の収納棚を垂直方向に
多段に設けた収納塔とからなり、所定の収納棚又は入出
庫口の高さに搬器を昇降させ、搬器と収納棚との間でパ
レットの受渡を行うものがある。
【0003】そして、このような立体駐車装置におい
て、搬器と収納棚との間でパレットの受渡を行うための
移動装置としては、特開平3−22892号公報に開示
されているように、パレットの対向する前後端縁を受架
させるように並列する多数本の遊転ローラを各収納棚と
搬器に配置した横移動案内装置が設けられたものが知ら
れている。
て、搬器と収納棚との間でパレットの受渡を行うための
移動装置としては、特開平3−22892号公報に開示
されているように、パレットの対向する前後端縁を受架
させるように並列する多数本の遊転ローラを各収納棚と
搬器に配置した横移動案内装置が設けられたものが知ら
れている。
【0004】また、特開平3−194072号公報及び
実開平5−14420号公報に開示されているように、
搬器と収納棚との間に渡りレールを設け、パレットの車
輪が渡りレール上を転動できるようにして、パレットが
搬器と収納棚との間を移動するものが知られている。
実開平5−14420号公報に開示されているように、
搬器と収納棚との間に渡りレールを設け、パレットの車
輪が渡りレール上を転動できるようにして、パレットが
搬器と収納棚との間を移動するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパレット移動装置は、搬器の昇降停止位置が誤
差を生じていたり荷重の変動によって変動し、搬器と駐
車棚と高さが異なると、特開平3−22892号公報に
開示されたものにおいては搬器に配置されたローラーと
収納棚に配置されたローラーとに段差が生じ、特開平3
−194072号公報及び実開平5−14420号公報
に開示されたものにおいては搬器及び収納棚と渡レール
との間の接続部分に段差が生じるため、これらの段差部
をパレットが通過するときに衝撃音が発生すると共に、
大きな抵抗が生じるという問題を有していた。
た従来のパレット移動装置は、搬器の昇降停止位置が誤
差を生じていたり荷重の変動によって変動し、搬器と駐
車棚と高さが異なると、特開平3−22892号公報に
開示されたものにおいては搬器に配置されたローラーと
収納棚に配置されたローラーとに段差が生じ、特開平3
−194072号公報及び実開平5−14420号公報
に開示されたものにおいては搬器及び収納棚と渡レール
との間の接続部分に段差が生じるため、これらの段差部
をパレットが通過するときに衝撃音が発生すると共に、
大きな抵抗が生じるという問題を有していた。
【0006】本発明は、パレットが搬器と収納棚との間
の間隙を移動する際の衝撃音や抵抗をより減少させるこ
とのできる立体駐車装置のパレットの移動装置を提供す
ることを目的とするものである。
の間隙を移動する際の衝撃音や抵抗をより減少させるこ
とのできる立体駐車装置のパレットの移動装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る立体駐車装置のパレット移動装置は、
車両を載せるためのパレットを支持する昇降可能な搬器
と、該搬器が昇降する昇降路に隣接して設けられるパレ
ットを収納するために多段に設けられた収納棚と、前記
搬器と該収納棚との間でパレットを移動させるパレット
移動手段とからなり、傾斜案内部材及びローラーの何れ
か一方をパレットと前記搬器または前記収納棚とに夫々
取り付け、該傾斜案内部材及びローラーは、パレットを
移動可能に支持する車輪が搬器と収納棚との間隙を通過
する直前に接触し、パレットの車輪が前記間隙を通過す
るときに一時的に持ち上げられるように配置されている
ことを特徴とするものである。
め、本発明に係る立体駐車装置のパレット移動装置は、
車両を載せるためのパレットを支持する昇降可能な搬器
と、該搬器が昇降する昇降路に隣接して設けられるパレ
ットを収納するために多段に設けられた収納棚と、前記
搬器と該収納棚との間でパレットを移動させるパレット
移動手段とからなり、傾斜案内部材及びローラーの何れ
か一方をパレットと前記搬器または前記収納棚とに夫々
取り付け、該傾斜案内部材及びローラーは、パレットを
移動可能に支持する車輪が搬器と収納棚との間隙を通過
する直前に接触し、パレットの車輪が前記間隙を通過す
るときに一時的に持ち上げられるように配置されている
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】所定の収納棚に臨むように搬器を昇降させ、支
持レールに支持されたパレットを移動させる。パレット
の車輪が搬器と収納棚との間隙に近づくのに伴って、パ
レットの傾斜案内部材がローラーに近づくと、その案内
面がローラーに当接する。さらにパレットが移動すると
傾斜案内部材はローラーを回転させながら乗り上げ、パ
レットが持ち上げられて車輪が搬器又は収納棚の支持レ
ールから離れ、間隙の上を通過する。傾斜案内部材がロ
ーラーを乗り越えると、パレットは徐々に下降し、パレ
ットの車輪は支持レールに再び支持される。
持レールに支持されたパレットを移動させる。パレット
の車輪が搬器と収納棚との間隙に近づくのに伴って、パ
レットの傾斜案内部材がローラーに近づくと、その案内
面がローラーに当接する。さらにパレットが移動すると
傾斜案内部材はローラーを回転させながら乗り上げ、パ
レットが持ち上げられて車輪が搬器又は収納棚の支持レ
ールから離れ、間隙の上を通過する。傾斜案内部材がロ
ーラーを乗り越えると、パレットは徐々に下降し、パレ
ットの車輪は支持レールに再び支持される。
【0009】
【実施例】本発明に係る立体駐車装置のパレット移動装
置の一実施例を図に基づいて説明する。なお、図におい
て同一符号は同一部分または相当部分とする。
置の一実施例を図に基づいて説明する。なお、図におい
て同一符号は同一部分または相当部分とする。
【0010】立体駐車装置は、図1にその概略を示すよ
うに、搬器 1が昇降可能に設けられ、収納塔 2が搬器 1
の昇降路 3に隣接するように配置されて構成されてい
る。
うに、搬器 1が昇降可能に設けられ、収納塔 2が搬器 1
の昇降路 3に隣接するように配置されて構成されてい
る。
【0011】昇降路 3には、搬器 1に支持されたパレッ
ト 4に車両を入出庫するための入出庫口 5が設けられ、
この入出庫口 5の前方には車両の方向を変えるためにタ
ーンテーブル 6が設けられている。なお、入出庫口 5
は、立体駐車装置が設置された状況に応じて、昇降路 3
の所望する箇所に設けることができる。
ト 4に車両を入出庫するための入出庫口 5が設けられ、
この入出庫口 5の前方には車両の方向を変えるためにタ
ーンテーブル 6が設けられている。なお、入出庫口 5
は、立体駐車装置が設置された状況に応じて、昇降路 3
の所望する箇所に設けることができる。
【0012】搬器 1を昇降するための手段としては、こ
の実施例の場合、搬器 1の4隅にワイヤロープ 7の一端
が接続され、このワイヤロープ 7は、シーブ 8及び 9
と、減速機とシューブレーキとを備えた昇降電動機(図
示を省略した)に接続されたトラクションシーブ10と、
シーブ11とに順次巻回され、他端がカウンタウエイト12
に接続されたものである。搬器 1は、その4隅に接続さ
れたワイヤロープ 7によって吊り下げられた状態で、ト
ラクションシーブ10が正転又は逆転駆動されることによ
って昇降される。
の実施例の場合、搬器 1の4隅にワイヤロープ 7の一端
が接続され、このワイヤロープ 7は、シーブ 8及び 9
と、減速機とシューブレーキとを備えた昇降電動機(図
示を省略した)に接続されたトラクションシーブ10と、
シーブ11とに順次巻回され、他端がカウンタウエイト12
に接続されたものである。搬器 1は、その4隅に接続さ
れたワイヤロープ 7によって吊り下げられた状態で、ト
ラクションシーブ10が正転又は逆転駆動されることによ
って昇降される。
【0013】収納塔 2は、搬器 1の昇降路 3に対して左
右両側に隣接するようにして設けられ、各収納塔 2には
車両をパレット 4に載置した状態で収納する複数の収納
棚12が垂直方向に多段に設けられている。
右両側に隣接するようにして設けられ、各収納塔 2には
車両をパレット 4に載置した状態で収納する複数の収納
棚12が垂直方向に多段に設けられている。
【0014】搬器 1は、図2に示すように、ガイドロー
ラ14が設けられて収納塔 2に設けられたガイドレール15
に沿って安定して昇降できるように案内され、また、ワ
イヤロープ 7はワイヤエンドロッド16に接続されてい
る。
ラ14が設けられて収納塔 2に設けられたガイドレール15
に沿って安定して昇降できるように案内され、また、ワ
イヤロープ 7はワイヤエンドロッド16に接続されてい
る。
【0015】搬器 1には、搬器 1と収納棚12との間でパ
レット 4を移動させるための手段としてのパレットスラ
イド装置21と、このパレットスライド装置21を収納棚12
に近付けるためのパレットシフト装置22とが設けられ、
パレットスライド装置22にパレット 4が支持されてい
る。
レット 4を移動させるための手段としてのパレットスラ
イド装置21と、このパレットスライド装置21を収納棚12
に近付けるためのパレットシフト装置22とが設けられ、
パレットスライド装置22にパレット 4が支持されてい
る。
【0016】パレットシフト装置22は、搬器 1の前後に
ガイドレール25が設けられ、このガイドレール25にベー
スプレート26がシフト可能に係合され、パレットシフト
駆動手段27が設けられてなるものである。
ガイドレール25が設けられ、このガイドレール25にベー
スプレート26がシフト可能に係合され、パレットシフト
駆動手段27が設けられてなるものである。
【0017】ガイドレール25は、図2に示すように、断
面がコ字状の2本のチャンネル部材が平行に、その開放
部を相反するように、左右方向に延在するように設けら
れている。ベースプレート26は、2本のガイドレール25
を跨いでガイドレールの解放部を覆うようにして折り曲
げ部26a が形成され、この折り曲げ部26a には車輪28が
設けられ、ガイドレール25に車輪28が係合されている。
なお、図2は、搬器 1の前後端縁の一方を示したもの
で、他端縁も図2とは対称に構成されている。
面がコ字状の2本のチャンネル部材が平行に、その開放
部を相反するように、左右方向に延在するように設けら
れている。ベースプレート26は、2本のガイドレール25
を跨いでガイドレールの解放部を覆うようにして折り曲
げ部26a が形成され、この折り曲げ部26a には車輪28が
設けられ、ガイドレール25に車輪28が係合されている。
なお、図2は、搬器 1の前後端縁の一方を示したもの
で、他端縁も図2とは対称に構成されている。
【0018】パレットシフト駆動手段27は、図3及び図
5に示すように、駆動スプロケット30を備えた減速機31
とこれに接続したシフト電動機32とアイドルスプロケッ
ト33とスプロケット34とがベースプレート26に設けられ
ると共に、搬器 1に一対の固定部材35が設けられ、スプ
ロケット34と、アイドルスプロケット33と、減速機31の
駆動スプロケット30と、アイドルスプロケット33と、ス
プロケット34に順次チェーン36が巻回され、このチェー
ン36の両端が固定部材35に接続されてなるものである。
なお、前後の駆動スプロケット32は、図3に示すよう
に、前後のパレットシフト駆動手段27を同調して駆動す
ることのできるように、ドライブシャフト37によって連
結されている。
5に示すように、駆動スプロケット30を備えた減速機31
とこれに接続したシフト電動機32とアイドルスプロケッ
ト33とスプロケット34とがベースプレート26に設けられ
ると共に、搬器 1に一対の固定部材35が設けられ、スプ
ロケット34と、アイドルスプロケット33と、減速機31の
駆動スプロケット30と、アイドルスプロケット33と、ス
プロケット34に順次チェーン36が巻回され、このチェー
ン36の両端が固定部材35に接続されてなるものである。
なお、前後の駆動スプロケット32は、図3に示すよう
に、前後のパレットシフト駆動手段27を同調して駆動す
ることのできるように、ドライブシャフト37によって連
結されている。
【0019】このようにパレットシフト装置21が構成さ
れているため、ベースプレート26を収納棚12に近づくよ
うにシフトすることが可能となっている。
れているため、ベースプレート26を収納棚12に近づくよ
うにシフトすることが可能となっている。
【0020】パレットスライド装置21は、ベースプレー
ト26上にパレット 4を支持するパレットレール40が設け
られると共に、パレットスライド駆動手段42が設けられ
てなるものである(図2及び図3参照)。
ト26上にパレット 4を支持するパレットレール40が設け
られると共に、パレットスライド駆動手段42が設けられ
てなるものである(図2及び図3参照)。
【0021】パレットスライド駆動手段42は、図3及び
図5に示すように、ベースプレート26の左右端部にブラ
ケット43が設けられ、各ブラケット43には一対のスプロ
ケット44が設けられ、各スプロケット44にはチェーン45
が巻回され、この2本のチェーン45に亘ってパレット送
りピン46が架設され、また、スプロケット44は減速機47
を有するスライド電動機48が接続されると共に、前後の
スプロケット44がドライブシャフト49によって連結され
てなるもので、パレットスライド駆動手段42が同調して
駆動するように構成されている。
図5に示すように、ベースプレート26の左右端部にブラ
ケット43が設けられ、各ブラケット43には一対のスプロ
ケット44が設けられ、各スプロケット44にはチェーン45
が巻回され、この2本のチェーン45に亘ってパレット送
りピン46が架設され、また、スプロケット44は減速機47
を有するスライド電動機48が接続されると共に、前後の
スプロケット44がドライブシャフト49によって連結され
てなるもので、パレットスライド駆動手段42が同調して
駆動するように構成されている。
【0022】各収納棚12は、棚パレットレール50と、昇
降路 3側の端部に設けられたパレット落下防止装置51
と、その反対側端部に設けられたストッパ52とを備えて
いる(図8参照)。棚パレットレール50は、搬器 1のパ
レットスライド装置21におけるパレットレール40と同様
に、前後に平行して同じ間隔で左右方向に延在するよう
に設けられている。
降路 3側の端部に設けられたパレット落下防止装置51
と、その反対側端部に設けられたストッパ52とを備えて
いる(図8参照)。棚パレットレール50は、搬器 1のパ
レットスライド装置21におけるパレットレール40と同様
に、前後に平行して同じ間隔で左右方向に延在するよう
に設けられている。
【0023】パレット 4は、その前後端縁の左右にブラ
ケット54を介して車輪55が設けられ、パレットレール40
及び棚パレットレール50に支持される。また、パレット
4の左右のパレット送りピンに対応する箇所には、図5
に示すように、ピン係合部材56が設けられている。
ケット54を介して車輪55が設けられ、パレットレール40
及び棚パレットレール50に支持される。また、パレット
4の左右のパレット送りピンに対応する箇所には、図5
に示すように、ピン係合部材56が設けられている。
【0024】搬器 1のパレットレール40の左右両端部近
傍にはローラー60が設けられると共に、パレット 4のブ
ラケット54には傾斜案内部材61が設けられている。傾斜
案内部材61は、図4及び図7に示すように、その下面の
中央が突出するように形成された水平部61a と、この水
平部から緩やかに側方に向かって傾斜する傾斜部61bと
が形成され、搬器 1のパレットレール40と収納棚12の棚
パレットレール50との間の間隙をパレット 4の車輪55が
通過するときに、傾斜案内部材61がローラー60に乗り上
げて、パレット 4の車輪55を一時的に持ち上げるように
配置されている。なお、この実施例においては、搬器 1
にローラー60を設けると共にパレット 4に傾斜案内部材
61を設けた例で説明したが、この実施例に限定されるこ
となく、例えばこれとは逆に、搬器 1に傾斜案内部材61
を設け,パレット 4にローラー60を設けることもでき
る。またさらに、この実施例のほかにパレット 4と収納
棚12に、ローラー60と傾斜案内部材61を設けることもで
きる。
傍にはローラー60が設けられると共に、パレット 4のブ
ラケット54には傾斜案内部材61が設けられている。傾斜
案内部材61は、図4及び図7に示すように、その下面の
中央が突出するように形成された水平部61a と、この水
平部から緩やかに側方に向かって傾斜する傾斜部61bと
が形成され、搬器 1のパレットレール40と収納棚12の棚
パレットレール50との間の間隙をパレット 4の車輪55が
通過するときに、傾斜案内部材61がローラー60に乗り上
げて、パレット 4の車輪55を一時的に持ち上げるように
配置されている。なお、この実施例においては、搬器 1
にローラー60を設けると共にパレット 4に傾斜案内部材
61を設けた例で説明したが、この実施例に限定されるこ
となく、例えばこれとは逆に、搬器 1に傾斜案内部材61
を設け,パレット 4にローラー60を設けることもでき
る。またさらに、この実施例のほかにパレット 4と収納
棚12に、ローラー60と傾斜案内部材61を設けることもで
きる。
【0025】以上のように構成された立体式駐車装置の
作動を、車両を載せたパレット 4を搬器 1から収納棚12
に収納する場合で説明する。
作動を、車両を載せたパレット 4を搬器 1から収納棚12
に収納する場合で説明する。
【0026】搬器 1が車両入出庫口 5に位置した状態
で、搬器 1に支持されたパレット 4に車両を載せる。次
に、搬器 1をパレットが収納されていない収納棚12に臨
むように昇降させる(図8a参照)。
で、搬器 1に支持されたパレット 4に車両を載せる。次
に、搬器 1をパレットが収納されていない収納棚12に臨
むように昇降させる(図8a参照)。
【0027】所定の収納棚12に搬器 1が昇降し終える
と、シフト電動機31を駆動してスプロケット32を回転さ
せ、ベースプレート26に設けられたパレットスライド装
置21を収納棚12に近づける(図8b参照)。なお、この
ときパレット落下防止装置51は退避した状態となって、
パレット 4の車輪55が収納棚12の棚パレットレール50上
を転動することを妨げることはない。
と、シフト電動機31を駆動してスプロケット32を回転さ
せ、ベースプレート26に設けられたパレットスライド装
置21を収納棚12に近づける(図8b参照)。なお、この
ときパレット落下防止装置51は退避した状態となって、
パレット 4の車輪55が収納棚12の棚パレットレール50上
を転動することを妨げることはない。
【0028】スライド電動機48を駆動してスプロケット
44を回転すると、チェーン45間に亘って架設されたパレ
ット送りピン46が収納棚12側に移動する。パレット送り
ピン46の移動に伴って、ピン係合部材56が係合されたパ
レット 4は収納棚12に移動することとなる。
44を回転すると、チェーン45間に亘って架設されたパレ
ット送りピン46が収納棚12側に移動する。パレット送り
ピン46の移動に伴って、ピン係合部材56が係合されたパ
レット 4は収納棚12に移動することとなる。
【0029】パレット 4の車輪55が間隙に近づくに伴っ
てパレット 4の傾斜案内部材61の傾斜部61b がローラー
60に当接することとなる。さらにスライド電動機48の駆
動によってパレット 4が移動すると、傾斜案内部材61は
ローラー60を回転させながら水平部61a が乗り上げ、パ
レット 4が持ち上げられるようにして車輪55はパレット
レール40から離れた状態に保持され、パレット 4の車輪
55は間隙Hの上を通過する(図7及び図8c参照)。
てパレット 4の傾斜案内部材61の傾斜部61b がローラー
60に当接することとなる。さらにスライド電動機48の駆
動によってパレット 4が移動すると、傾斜案内部材61は
ローラー60を回転させながら水平部61a が乗り上げ、パ
レット 4が持ち上げられるようにして車輪55はパレット
レール40から離れた状態に保持され、パレット 4の車輪
55は間隙Hの上を通過する(図7及び図8c参照)。
【0030】傾斜案内部材60の水平部61a がローラー60
を乗り越えると、パレット 4は傾斜部61b の緩やかな傾
斜によって徐々に下降し、パレット 4の車輪55は棚パレ
ットレール50に支持される。図における右側の車輪55が
間隙Hを通過した後には、パレット 4は、さらに移動し
て左側の車輪も55同様に間隙Hを通過し、ストッパ52に
当接して止まることとなる(図8d参照)。
を乗り越えると、パレット 4は傾斜部61b の緩やかな傾
斜によって徐々に下降し、パレット 4の車輪55は棚パレ
ットレール50に支持される。図における右側の車輪55が
間隙Hを通過した後には、パレット 4は、さらに移動し
て左側の車輪も55同様に間隙Hを通過し、ストッパ52に
当接して止まることとなる(図8d参照)。
【0031】収納棚12へのパレット 4の収納が完了した
ら、搬器 1のシフト装置22を復帰させる(図8e参
照)。このとき収納棚12のパレット落下防止装置51も復
帰し、パレット 4が収納棚12から落下するのを防止す
る。
ら、搬器 1のシフト装置22を復帰させる(図8e参
照)。このとき収納棚12のパレット落下防止装置51も復
帰し、パレット 4が収納棚12から落下するのを防止す
る。
【0032】
【効果】本発明によれば、搬器と収納棚との間でパレッ
トを移動させる際に、ローラーと傾斜案内板によってパ
レットが一時的に持ち上げられて車輪が間隙の上を通過
するため、搬器と収納棚との高さに段差生じてもパレッ
トをスムーズに移動させることができ、抵抗や衝撃音を
減少することができる等の効果を奏する。
トを移動させる際に、ローラーと傾斜案内板によってパ
レットが一時的に持ち上げられて車輪が間隙の上を通過
するため、搬器と収納棚との高さに段差生じてもパレッ
トをスムーズに移動させることができ、抵抗や衝撃音を
減少することができる等の効果を奏する。
【図1】立体駐車装置の概略正面図である。
【図2】搬器及びパレットの一部拡大側面図である。
【図3】搬器の平面図である。
【図4】搬器の正面図である。
【図5】パレットシフト装置を示す搬器の一部切欠断面
図である。
図である。
【図6】パレットスライド装置を示す搬器の一部切欠断
面図である。
面図である。
【図7】ローラーに案内傾斜部材が乗り上げて車輪を浮
かせて間隙を通過する状態を示す部分拡大図である。
かせて間隙を通過する状態を示す部分拡大図である。
【図8】搬器から収納棚にパレットを移動させるときの
過程を示す状態図である。
過程を示す状態図である。
1 搬器 2 収納塔 3 昇降路 4 パレット 12 収納棚 21 パレットスライド装置 22 パレットシフト装置 40 パレットレール 50 棚パレットレール 55 車輪 60 ローラー 61 傾斜案内部材 H 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 車両を載せるためのパレットを支持する
昇降可能な搬器と、該搬器が昇降する昇降路に隣接して
設けられるパレットを収納するために多段に設けられた
収納棚と、前記搬器と該収納棚との間でパレットを移動
させるパレット移動手段とからなり、 傾斜案内部材及びローラーの何れか一方をパレットと前
記搬器または前記収納棚とに夫々取り付け、該傾斜案内
部材及びローラーは、パレットを移動可能に支持する車
輪が搬器と収納棚との間隙を通過する直前に接触し、パ
レットの車輪が前記間隙を通過するときに一時的に持ち
上げられるように配置されていることを特徴とする立体
駐車装置のパレット移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35320393A JPH07197691A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 立体駐車装置のパレット移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35320393A JPH07197691A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 立体駐車装置のパレット移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197691A true JPH07197691A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18429261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35320393A Pending JPH07197691A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 立体駐車装置のパレット移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07197691A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584994B1 (ko) * | 1997-04-28 | 2006-10-11 | 닛폰 케부루 가부시키가이샤 | 엘리베이터식 주차장치 |
JP2015200091A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
JP2020117929A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35320393A patent/JPH07197691A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100584994B1 (ko) * | 1997-04-28 | 2006-10-11 | 닛폰 케부루 가부시키가이샤 | 엘리베이터식 주차장치 |
JP2015200091A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | 日精株式会社 | 機械式駐車装置 |
JP2020117929A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車装置 |
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