JP7299094B2 - エンジンの回転数調整機構及びそれを具備する作業車 - Google Patents
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すなわち、操作レバー側回動中心部とカバー部材を、共通の部材(支持部材)を用いて取り付けることができ、エンジンの回転数調整機構を簡素な構成とすることができる。
すなわち、アイドリング回転数を増加させることで、エンジンの回転数(燃料噴射量)の急激な増加を抑制することができる。これによって、燃料の燃焼を促し、スモーク(燃焼しきれなかった燃料)の発生を抑制することができる。
エンジン3に回動可能に設けられ、回動量に応じて前記エンジン3の回転数を調整可能な調整レバー120と、
作業者が操作可能なアクセルペダル110(アクセル操作具)と、
前記調整レバー120と当接するカム部144を有し、回動することで前記カム部144を介して前記調整レバー120を回動させる操作レバー140と、
前記アクセルペダル110の操作に連動して前記操作レバー140が回動するように、前記アクセルペダル110と前記操作レバー140とを連結するケーブル170(連結部材)と、
を具備し、
前記カム部144は、
前記操作レバー140が前記エンジン3の回転数を増加させる方向に回動するにつれて、前記操作レバー140の回動量に対する前記調整レバー120の回動量を大きくする形状に形成された第二当接部144b(調整部)を具備するものである。
すなわち、アクセルペダル110を操作すると、操作レバー140の回動量に対する調整レバー120の回動量が徐々に大きくなるため、エンジン3の回転数(燃料噴射量)の急激な増加を抑制することができる。これによって、燃料の燃焼を促し、エンジン3の加速時(回転数を増加させる場合)におけるスモークの発生(燃焼しきれなかった燃料が白煙として発生すること)を抑制することができる。
前記調整レバー120を受け入れるような凹となる円弧状に形成されているものである。
すなわち、カム部144(第二当接部144b)を円弧状に形成することで、調整レバー120を滑らかに回動させることができ、ひいてはエンジン3の回転数を滑らかに上昇させることができる。
前記カム部144に当接すると共に、前記カム部144に対して転動可能なベアリング124(円筒状部)を具備するものである。
すなわち、ベアリング124をカム部144に対して転動させることで、操作レバー140の回動に対して調整レバー120を滑らかに回動させることができ、ひいてはエンジン3の回転数を滑らかに上昇させることができる。
前記カム部144が前記調整レバー120に対して前方(一方側)から当接するように配置され、かつ前記カム部144が前記操作レバー140の回動中心となる回動中心部142(操作レバー側回動中心部)に対して後方(前記一方側とは反対の他方側)に位置するように配置されるものである。
すなわち、操作レバー140を一方向に傾斜するように配置することで、部品や組み付けの誤差が生じた場合にも、当該誤差がエンジン3の回転数の制御に与える悪影響(例えば、当該誤差による操作レバー140に対する調整レバー120の回動位置のずれ等)を抑制することができる。
より具体的には、例えば操作レバー140が傾斜していない(上下方向に平行に配置されている)場合、カム部144が水平(前後方向)に近い傾斜になるため、多少の寸法誤差によって、調整レバー120のベアリング124と、操作レバー140のカム部144との当接位置が大きく変化することになり、エンジン3の回転数の制御に大きな誤差が生じることになる。本実施形態では、このような悪影響を抑制するため、操作レバー140を後方に傾斜するように配置している。
当該調整レバー120の回動中心となる回動中心部122(調整レバー側回動中心部)が、前記操作レバー140の回動中心部142に対して後方に位置するように配置されるものである。
すなわち、操作レバー140の傾斜方向(後方)に調整レバー120を配置することで、部品の配置の省スペース化を図ることができる。
操作レバー140の回動中心部142及び調整レバー120の回動中心部122を覆うカバー部材190をさらに具備するものである。
すなわち、操作レバー140の回動中心部142及び調整レバー120の回動中心部122に泥や埃等が付着するのを抑制することができる。これによって、操作レバー140及び調整レバー120を滑らかに回動させることができ、ひいてはエンジン3の回転数を滑らかに上昇させることができる。
操作レバー140の回動中心部142及び前記カバー部材190を支持する支持部材130をさらに具備するものである。
すなわち、操作レバー140の回動中心部142とカバー部材190を、共通の部材(支持部材130)を用いて取り付けることができ、エンジン3の回転数調整機構100を簡素な構成とすることができる。
調整レバー120の回動中心部122よりも後方において、前記ケーブル170を支持するものである。
すなわち、操作レバー140の回動中心部142及びカバー部材190に加えて、ケーブル170も支持部材130に支持させることで、エンジン3の回転数調整機構100を簡素な構成とすることができる。また、操作レバー140の傾斜方向(後方)においてケーブル170を支持することで、部品の配置の省スペース化を図ることができる。
前記調整レバー120の回動を規制することで、前記エンジン3のアイドリング回転数を増加させる調整ナット180(アイドリング調整部)をさらに具備するものである。
すなわち、アイドリング回転数を増加させることで、エンジン3の回転数(燃料噴射量)の急激な増加を抑制することができる。これによって、燃料の燃焼を促し、スモーク(燃焼しきれなかった燃料)の発生を抑制することができる。
エンジン3の回転数調整機構100を具備するものである。
また、本実施形態に係るケーブル170は、本発明に係る連結部材の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二当接部144bは、本発明に係る調整部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係るベアリング124は、本発明に係る円筒状部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る回動中心部142は、本発明に係る操作レバー側回動中心部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る回動中心部122は、本発明に係る調整レバー側回動中心部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る調整ナット180は、本発明に係るアイドリング調整部の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第二当接部144bは、本発明に係る第一の当接する部分の実施の一形態である。
また、本実施形態に係る第三当接部144cは、本発明に係る第二の当接する部分の実施の一形態である。
3 エンジン
100 回転数調整機構
110 アクセルペダル
120 調整レバー
122 回動中心部
124 ベアリング
130 支持部材
140 操作レバー
142 回動中心部
144 カム部
144a 第一当接部
144b 第二当接部
144c 第三当接部
170 ケーブル
180 調整ナット
190 カバー部材
Claims (10)
- エンジンに回動可能に設けられ、回動量に応じて前記エンジンの回転数を調整可能な調整レバーと、
作業者が操作可能なアクセル操作具と、
前記調整レバーと当接するカム部を有し、回動することで前記カム部を介して前記調整レバーを回動させる操作レバーと、
前記アクセル操作具の操作に連動して前記操作レバーが回動するように、前記アクセル操作具と前記操作レバーとを連結する連結部材と、
を具備し、
前記カム部は、
前記アクセル操作具が第一の操作範囲で操作されている状態において前記調整レバーと当接する第一の当接する部分と、
前記アクセル操作具が前記第一の操作範囲よりも前記エンジンを高回転数で回転させる第二の操作範囲で操作されている状態において前記調整レバーと当接する第二の当接する部分と、
を具備し、
前記第一の当接する部分は、
前記操作レバーが前記エンジンの回転数を増加させる方向に回動するにつれて、前記操作レバーの回動量に対する前記調整レバーの回動量を大きくする形状に形成され、
前記第二の当接する部分は、
前記操作レバーが前記エンジンの回転数を増加させる方向に回動するにつれて、前記操作レバーの回動量に対する前記調整レバーの回動量を小さくする形状に形成されている、
エンジンの回転数調整機構。 - 前記第一の当接する部分は、
前記調整レバーを受け入れるような凹となる円弧状に形成されている、
請求項1に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記調整レバーは、
前記カム部に当接すると共に、前記カム部に対して転動可能な円筒状部を具備する、
請求項1又は請求項2に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記操作レバーは、
前記カム部が前記調整レバーに対して一方側から当接するように配置され、かつ前記カム部が前記操作レバーの回動中心となる操作レバー側回動中心部に対して前記一方側とは反対の他方側に位置するように配置される、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記調整レバーは、
当該調整レバーの回動中心となる調整レバー側回動中心部が、前記操作レバー側回動中心部に対して前記他方側に位置するように配置される、
請求項4に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記操作レバー側回動中心部及び前記調整レバー側回動中心部を覆うカバー部材をさらに具備する、
請求項5に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記操作レバー側回動中心部及び前記カバー部材を支持する支持部材をさらに具備する、
請求項6に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記支持部材は、
前記調整レバー側回動中心部よりも前記他方側において、前記連結部材を支持する、
請求項7に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 前記調整レバーの回動を規制することで、前記エンジンのアイドリング回転数を増加させるアイドリング調整部をさらに具備する、
請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のエンジンの回転数調整機構。 - 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のエンジンの回転数調整機構を具備する作業車。
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