JP6000229B2 - クローラ走行装置 - Google Patents
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Description
前記調整機構は、前記第1支持体に固定されて前記第1支持体の移動方向に延びるテンションボルトと、そのテンションボルトに螺合された螺合体と、その螺合体と一体回転するように前記螺合体に嵌合された状態でその螺合体との間で前記移動方向に相対移動自在な回転体と、その回転体を回転操作するための操作部と、トラックフレームに固定されて前記回転体を回転自在のみに支持して前記操作部を貫通配置する第2支持体とを備え、
前記付勢体は、その一端部が前記螺合体に備えられた第1支持壁部により受け止め支持され、その他端部が前記第2支持体に備えられた第2支持壁部により受け止め支持されている点にある。
図1に示すように、走行機体1に左右一対の前車輪2と左右一対のクローラ走行装置3(本発明に係るクローラ走行装置に相当する)とを備え、走行機体1の前部のエンジンボンネット4の内部にエンジン5を備え、左右の後輪フェンダー6の中間位置に運転座席7を配置してセミクローラ型のトラクタが構成されている。
クローラ走行装置3は、図1及び図2に示すように、前後方向に長いトラックフレーム16と、そのトラックフレーム16の上方側に配置された駆動輪17と、その駆動輪17と前後方向に間隔を隔てるようにトラックフレーム16の前方側に配置されたテンション輪18と、そのテンション輪18と反対方向に間隔を隔てるようにトラックフレーム16の後方側に配置された遊転輪19と、トラックフレーム16の下方側に配置された複数の接地転輪20と、駆動輪17とテンション輪18と遊転輪19と接地転輪20とに亘って巻回されたクローラベルト21とを備えている。
トラックフレーム16は、図2に示すように、揺動軸22によって走行機体1の横幅方向に沿う軸心周りで揺動自在に備えられている。揺動軸22は、後車軸15の真下で、トラックフレーム16よりも上方側に配置されており、図示は省略するが、後車軸15と平行に走行機体1の横幅方向に延びるように備えられている。トラックフレーム16を支持するために、後端部が揺動軸22に連結されて前方下方側に延びるパイプ状の第1支持フレーム23と、前端部が揺動軸22に連結されて後方下方側に延びるパイプ状の第2支持フレーム24と、上端部が揺動軸22に連結されて下方側に延びる板状の第3支持フレーム25とが備えられている。第1支持フレーム23は、その前端部がトラックフレーム16の前方側部位に固定された第2支持体26に連結固定されており、第2支持フレーム24は、その後端部がトラックフレーム16の後端部に固定された第3支持体27に連結固定されている。このようにして、図2に示すように、側面視で揺動軸22を頂点とし、トラックフレーム16を底辺とし、第1支持フレーム23と第2支持フレーム24とを2辺とする三角形状に形成され、第3支持フレーム25がトラックフレーム16の前後方向の中間位置に連結している。
駆動輪17は、後車軸15の駆動力により回転駆動するように構成されている。駆動輪17は、例えば、外周に複数の突起28を有する2つの半円状の部材にて構成されており、後車軸15の外端にボルト締結等により連結されて2つの半円の部材が一体化された状態で後車軸15に連結されている。クローラベルト21の内周部には、その内周側に突出する芯金突起29が備えられており、駆動輪17の突起28にてクローラベルト21の芯金突起29を押圧するように駆動輪17を回転駆動することで、駆動輪17の回転駆動力をクローラベルト21に伝達してクローラベルト21を回転させるようにしている。芯金突起29については、図示は省略するが、ベルト幅方向に間隔を隔てて左右一対備えられている。
遊転輪19は、クローラベルト21の左右一対の芯金突起29の中間位置に配置される内転輪型に構成されており、第3支持体27にて回転自在に支持されている。第3支持体27は、前方側から順に、前壁部30、後フレーム31を備えている。前壁部30は、前後方向の中間部にて折り曲げた板状に構成されており、その前端部がトラックフレーム16の後端部にボルト締結により連結され、その後方側部位が斜め上方を向く傾斜姿勢となっている。前壁部30の後方側部位に第2支持フレーム24の後端部が連結されており、その前壁部30の後方側部位から後方下方側に延びるように後フレーム31が連結されている。後フレーム31は、その断面形状が下方側を開放したアーチ状に形成されており、その後端部に遊転輪19を回転自在に支持している。
複数の接地転輪20の夫々は、クローラベルト21の左右一対の芯金突起29を跨ぐ外転輪型に構成されている。複数の接地転輪20の夫々に対して回転自在に支持する回転支持体32が備えられ、複数の回転支持体32が、トラックフレーム16の前後方向に間隔を隔てる状態で配置されている。複数の回転支持体32の夫々は、ボルト締結によりトラックフレーム16の下面部に連結されており、複数の接地転輪20の夫々を回転自在に支持している。この実施形態では、3つの接地転輪20が備えられているが、接地転輪20の数は適宜変更が可能である。
テンション輪18は、クローラベルト21の左右一対の芯金突起29の中間位置に配置される内転輪型に構成されている。テンション輪18を回転自在に支持する第1支持体33と、その第1支持体33をクローラベルト21の緊張方向に移動自在に支持する第1支持体支持機構34と、クローラベルト21の緊張方向にテンション輪18を付勢するために第1支持体33を付勢する付勢体35(例えば圧縮バネ)と、その付勢体35による付勢力を調整自在な調整機構36とが備えられている。
第1支持体33は、図3及び図4に示すように、後方側から順に、後壁部37、前フレーム38を備えている。後壁部37は、後方上方側を向く傾斜姿勢となっており、その後壁部37から前方下方側に延びるように前フレーム38が連結されている。前フレーム38は、その断面形状が下方側を開放したアーチ状に形成されており、その前端部にテンション輪18を回転自在に支持している。また、第1支持体33は、後壁部37から後方上方側に延びるように第1筒体39を備えている。この実施形態では、第1筒体39の断面形状が四角形状に形成されているが、その他の形状を採用することも可能である。
第1支持体33を支持するために、第2支持体26が備えられており、第2支持体26は、後方側から順に、第2支持壁部40、第2筒体41を備えている。第2支持壁部40は、後方上方側を向く傾斜姿勢となっており、第2支持壁部40において走行機体1の横幅方向の内側に延長させた部位に第1支持フレーム23の前端部が連結されている。第2支持壁部40は、下方側に延設する延設部42を備えており、その延設部42がトラックフレーム16に溶接により連結固定されている。第2筒体41は、第2支持壁部40から前方下方側に延びるように備えられており、この実施形態では、第2筒体41の断面形状が四角形状に形成されているが、その他の形状を採用することも可能である。
調整機構36は、第1支持体33に固定されて移動方向(図中X方向)に延びるテンションボルト43と、そのテンションボルト43に螺合された螺合体44と、その螺合体44と一体回転するように螺合体44に嵌合された状態でその螺合体44との間で移動方向(図中X方向)に相対移動自在な回転体45と、その回転体45を回転操作するための操作部46と、トラックフレーム16に固定されて回転体45を回転自在のみに支持して操作部46を貫通配置する第2支持体26とを備えている。
付勢体35の付勢力を調整する場合には、まず、作業者は、回り止めナット48を回転体45の貫通部47から取り外し、回転体45の操作部46にレンチ等の工具を嵌合させて回転体45を回転操作する。この回転体45の回転操作によって、回転体45と螺合体44とが一体回転し、螺合体44とテンションボルト43との螺合により移動方向(図中X方向)に相対移動する。これにより、螺合体44に備えられた第1支持壁部49と第2支持壁部40との間隔が変更されて、付勢体35の付勢力が調整される。例えば、付勢体35の付勢力を強める側に調整する場合には、テンション輪18にクローラベルト21の弾性力が働いており、第1支持体33が第2支持体26に接近する側に移動させる力が作用するので、螺合体44に備えられた第1支持壁部49と第2支持壁部40との間隔が小さくなる側に調整されて、付勢体35の付勢力を強める側に調整される。
(1)上記実施形態では、図3に示すように、回転体45が第2支持壁部40に面接触するフランジ部50を備えているが、図7に示すように、回転体45がフランジ部を備えることなく、回転体45を直接第2支持壁部40に面接触させるように構成することもできる。また、回転体45の回り止めを規制する部材として、図3に示すように、回り止めナット48に代えて、図7に示すように、止め輪54を用いることもできる。
16 トラックフレーム
17 駆動輪
18 テンション輪
19 遊転輪
21 クローラベルト
26 第2支持体
33 第1支持体
34 第1支持体支持機構
35 付勢体
36 調整機構
39 第1筒体
40 第2支持壁部
41 第2筒体
42 延設部
43 テンションボルト
44 螺合体
45 回転体
46 操作部
49 第1支持壁部
50 フランジ部
Claims (4)
- 駆動回転自在な駆動輪と、その駆動輪と前後方向に間隔を隔てて配置されたテンション輪と、そのテンション輪と反対方向に間隔を隔てて配置された遊転輪と、前記駆動輪と前記テンション輪と前記遊転輪とに亘って巻回されたクローラベルトと、前記テンション輪を回転自在に支持する第1支持体と、その第1支持体を前記クローラベルトの緊張方向に移動自在に支持する第1支持体支持機構と、前記クローラベルトの緊張方向に前記テンション輪を付勢するために前記第1支持体を付勢する付勢体と、その付勢体による付勢力を調整自在な調整機構とが備えられ、
前記調整機構は、前記第1支持体に固定されて前記第1支持体の移動方向に延びるテンションボルトと、そのテンションボルトに螺合された螺合体と、その螺合体と一体回転するように前記螺合体に嵌合された状態でその螺合体との間で前記移動方向に相対移動自在な回転体と、その回転体を回転操作するための操作部と、トラックフレームに固定されて前記回転体を回転自在のみに支持して前記操作部を貫通配置する第2支持体とを備え、
前記付勢体は、その一端部が前記螺合体に備えられた第1支持壁部により受け止め支持され、その他端部が前記第2支持体に備えられた第2支持壁部により受け止め支持されているクローラ走行装置。 - 前記回転体は、前記第2支持壁部に面接触するフランジ部を備え、前記付勢体は、その他端部が前記フランジ部を介して前記第2支持壁部により受け止め支持されている請求項1に記載のクローラ走行装置。
- 前記回転体は、前記第2支持体を貫通する状態で支持されており、その貫通する側の端部に前記操作部が備えられ、前記第2支持体は、前記移動方向に対して前記操作部の配設位置から外れる側に延びる延設部を備え、その延設部が前記トラックフレームに固定されている請求項1又は2に記載のクローラ走行装置。
- 前記第1支持体支持機構は、前記第1支持体に備えられて前記移動方向に延びる第1筒体と、前記第2支持体に備えられて前記移動方向に延びる第2筒体とを備え、前記第1筒体に前記第2筒体を内嵌又は外嵌することで、前記第2支持体にて前記第1支持体を移動自在に支持するように構成され、前記第1筒体及び前記第2筒体のうち内側に位置する側の内部に、前記テンションボルト、前記螺合体、前記回転体、及び、前記付勢体が配設されている請求項1〜3の何れか1項に記載のクローラ走行装置。
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