JPH0542650U - 非線形スロツトル開度制御機構 - Google Patents

非線形スロツトル開度制御機構

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JPH0542650U
JPH0542650U JP10093491U JP10093491U JPH0542650U JP H0542650 U JPH0542650 U JP H0542650U JP 10093491 U JP10093491 U JP 10093491U JP 10093491 U JP10093491 U JP 10093491U JP H0542650 U JPH0542650 U JP H0542650U
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JP
Japan
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pulley
linear
control mechanism
throttle opening
opening control
Prior art date
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Pending
Application number
JP10093491U
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 高橋
敬一 大森
一義 関
克己 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0542650U publication Critical patent/JPH0542650U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非線形スロットル開度制御機構に対するエン
ジンの振動による影響を回避する。 【構成】 ベース1に立設された固定軸4に、アクセル
ワイヤ7を巻回された第1プーリ5を回動自在に枢支
し、第1プーリ5を圧縮コイルばね8によりアクセルペ
ダル6の踏み込みに抗する向きに弾発付勢する。別の固
定軸9に、スロットルワイヤ12を巻回された第2プー
リ10を回動自在に枢支する。第1プーリ5のカムレバ
ー13に設けられたL字状の長孔13aと、第2プーリ
10のリンクレバー14の遊端に設けられた係合ピン1
4aとを互いに係合させて、アクセルペダル6の踏み込
みに応じてスロットル弁11の開閉変化を非線形化す
る。ベース1を車体3にボルト止めする。 【効果】 非線形スロットル開度制御機構に対するエン
ジン振動の影響を回避でき、機構の耐久性及び低廉化を
向上し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アクセル操作量に応じたリニアな駆動力特性及び低開度域の操作性 を向上するための非線形スロットル開度制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に於いて、アクセルペダルストローク量に対してスロットル開度 の作動特性を非線形にしたものがある。例えば、低開度域ではアクセルペダルス トローク量の増減に対してスロットル開度を比較的緩やかに開閉させ、高開度域 ではアクセルペダルストローク量の増減に対してスロットル開度を比較的大きく 開閉させることにより、低開度域での操作性の向上、及びストロークに応じたリ ニアな駆動力特性を達成することができる。
【0003】 従来の非線形スロットル開度制御機構には、アクセルペダルに連結されたアク セルワイヤを巻回された円弧状プーリを、アクセルペダルストローク量に応じて 回動し得るようにスロットルボディに枢着し、かつその円弧状プーリに長孔付き の半径方向カムレバーを一体的に設けると共に、スロットル弁の枢軸に半径方向 リンクレバーを一体的に設け、そのリンクレバーの遊端に設けた係合ピンとカム レバーの長孔とを互いに係合させるようにしたものがある。この構造によれば、 上記長孔を例えばL字状に曲げることにより、円弧状プーリの回動角度、即ちア クセルペダルストローク量の変化に対して、リンクレバーの回動角度、即ちスロ ットル開度の変化を非線形化することができ、上記作動特性を得ることができる 。
【0004】 しかしながら、上記非線形スロットル開度制御機構は、スロットルボディに取 り付けられており、エンジンの振動の影響を受けることから、軸支部の耐摩耗性 が劣化する虞がある。そのため、耐久性を高める必要がり、装置が高騰化するな どの問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目的は、エンジンの振動に よる影響を回避し得るように改良された非線形スロットル開度制御機構を提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、アクセル操作量に応じて変位し得るよう にアクセル操作部材に連結された第1の部材と、自らの変位量に応じてスロット ル弁を開閉するべく該スロットル弁に連結された第2の部材と、前記第1の部材 の変位量の変化に対して前記第2の部材の変位量の変化を非線形にするべく前記 両部材間に設けられた非線形化手段とからなる非線形スロットル開度制御機構で あって、前記非線形スロットル開度制御機構が車体に取り付けられていることを 特徴とする非線形スロットル開度制御機構を提供することにより達成される。
【0007】
【作用】
このようにすれば、エンジンに非線形スロットル開度制御機構が取り付けられ ていないことから、エンジンの振動を直接的に受けることがない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。 図1は、本考案が適用された非線形スロットル開度制御機構を示す平面図であ り、図2は、図1のII−II線に沿って見た要部破断側面図である。矩形平板状の ベース1が、その四隅を、図2に良く示されるようにゴムブッシュ2を介して車 体3にボルト止めされている。
【0009】 ベース1の中間部には、ベース1に立設された固定軸4に第1の部材としての 扇形の第1プーリ5が回動自在に枢支されている。第1プーリ5には、アクセル 操作部材としてのアクセルペダル6に連結されたアクセルワイヤ7が巻回されて いると共に、アクセルペダル6の踏み込みに抗する向きに弾発付勢し得るように 、基端をベース1に支持された圧縮コイルばね8の遊端が連結されている。従っ て、アクセル操作量としてのアクセルペダル6のストローク量に応じて第1プー リ5の変位量としての回動角度が変化するようになっている。
【0010】 また、ベース1には、上記固定軸4から離隔した位置に立設された固定軸9に より、第2の部材としての扇形の第2プーリ10が回動自在に枢支されている。 この第2プーリ10には、スロットル弁11の弁軸に連結されたスロットルワイ ヤ12が巻回されており、第2プーリ10の変位量としての回動角度に応じてス ロットル弁11が開閉し得るようになっている。
【0011】 第1プーリ5には、半径方向外向きに延出するように形成されたカムレバー1 3が一体的に設けられており、そのカムレバー13には、第1プーリ5の軸線に 沿って貫通する向きに開口するL字状の長孔13aが設けられている。アクセル ペダル6の踏み込みに応じてカムレバー13が図1の矢印Aに示されるように回 動する。また、第2プーリ10にも、半径方向外向きに延出するように形成され たリンクレバー14が一体的に設けられており、そのリンクレバー14の遊端に は、長孔13a内に受容されて互いに係合するようにされた係合ピン14aが固 着されている。従って、カムレバー13の上記動きに伴って、長孔13aと係合 ピン14aとの係合により、第2プーリ10が図1の矢印Bに示されるように回 動する。
【0012】 このようにして構成された非線形スロットル開度制御機構では、アクセルペダ ルストローク量に比例して第1プーリ5が回動するが、前記したようにカムレバ ー13の長孔13aがL字状に形成されていることから、その長孔13a内を移 動しつつ係合する係合ピン14aを介して回動する第2プーリ10の回動角度の 変化は、アクセルペダルストローク量に対して非線形になる。本実施例の場合に は、例えば図3に示される作動特性となる。この作動特性により、アクセルペダ ルストローク量に応じたリニアな駆動力特性、及び低開度域の操作性向上を図る ことができ、運転感覚を向上し得る。
【0013】 また、本非線形スロットル開度制御機構は、前記したように車体3にベース1 を取り付けて設けており、エンジンには取り付けていないことから、エンジンの 振動の影響を受けることがない。そのため、機構の耐久性を向上し得ると共に、 動作の信頼性も向上し、また、高い耐摩耗性部品を用いる必要がなく、装置の高 騰化を防止し得る。
【0014】 図4は、非線形スロットル開度制御機構の第2の実施例を示す図1に対応する 図であり、第1の実施例と同様の部分については同一の符号を付してその詳しい 説明を省略する。この第2の実施例では、第1の実施例と同様に車体に取り付け られたベース21に固定軸22が立設されており、固定軸22には、第1及び第 2の部材としての互いに対称形であって良い2つの第1及び第2偏心ドラム23 ・24が回動自在に枢支されている。これら第1及び第2偏心ドラム23・24 は、固定軸22の軸線方向にそれぞれ配設されかつ軸線に対して互いに対角位置 に設けられた扇形のプレートと、両プレート間に一体的に挟まれたレバー部材2 5とからなる。これら各プレートとレバー部材25とにより、半径方向外向きに 開放されたV字状のワイヤ巻回溝が、前記実施例の各プーリと同様にワイヤを巻 回し得るように、レバー部材25を挟んで上下にかつ互いに対角位置に一体的に 設けられている。
【0015】 第1偏心ドラム23にはアクセルワイヤ7が巻回されており、第2偏心ドラム 24にはスロットルワイヤ12が巻回されていると共に、レバー部材25には、 第1の実施例と同様に圧縮コイルばね8が連結されている。この第2の実施例の 場合に於いては各偏心ドラム23・24のワイヤ巻取半径の変化により、第1の 実施例と同様の非線形作動特性を得ることができ、同様の効果を奏する。
【0016】 また、図5は、非線形スロットル開度制御機構の第3の実施例を示す図1に対 応する図であり、第1の実施例と同様の部分については同一の符号を付してその 詳しい説明を省略する。この第3の実施例では、車体に第1の実施例と同様に取 り付けられたベース31の一端部に立設された固定軸32に、第1の部材として の扇形の第1プーリ33が枢支されており、ベース1の他端部に立設された固定 軸34に、第2の部材としての扇形の第2プーリ35が枢支されている。両プー リ33・35間には、両プーリ33・35と共働しててこクランク機構を構成す るリンク36が連結されている。
【0017】 第1プーリ33にはアクセルワイヤ7が巻回されていると共に第1の実施例と 同様の圧縮コイルばね8が連結されており、第2プーリ35にはスロットルワイ ヤ12が巻回されている。この第3の実施例の場合に於いては、図5に示される ように、アクセルペダル6を踏み込むことにより矢印Cの向きに回動する第1プ ーリ33の回動角度の変化に対して、リンク36を介して矢印Dの向きに回され る第2プーリ35の回動角度の変化が、第1の実施例と同様の非線形作動特性と なる。従って、この第3の実施例に於いても同様の効果を奏する。
【0018】
【考案の効果】
このように本考案によれば、エンジンに非線形スロットル開度制御機構を取り 付ける必要がなく、エンジンの振動を直接的に受けることがないため、耐久性及 び動作信頼性を向上し得ると共に、スロットルボディの形状の異なる車種間に対 して、本機構を大きく設計変更することなく容易に適用可能であるなど、その効 果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された非線形スロットル開度制御
機構を示す平面図。
【図2】図1のII−II線に沿って見た要部破断側面図。
【図3】本考案が適用された非線形スロットル開度制御
機構の作動特性図。
【図4】第2の実施例を示す図1に対応する図。
【図5】第3の実施例を示す図1に対応する図。
【符号の説明】
1 ベース 2 ゴムブッシュ 3 車体 4 固定軸 5 第1プーリ 6 アクセルペダル 7 アクセルワイヤ 8 圧縮コイルばね 9 固定軸 10 第2プーリ 11 スロットル弁 12 スロットルワイヤ 13 カムレバー 13a 長孔 14 リンクレバー 14a 係合ピン 21 ベース 22 固定軸 23 第1偏心ドラム 24 第2偏心ドラム 25 レバー部材 31 ベース 32 固定軸 33 第1プーリ 34 固定軸 35 第2プーリ 36 リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀川 克己 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセル操作量に応じて変位し得るよう
    にアクセル操作部材に連結された第1の部材と、自らの
    変位量に応じてスロットル弁を開閉するべく該スロット
    ル弁に連結された第2の部材と、前記第1の部材の変位
    量の変化に対して前記第2の部材の変位量の変化を非線
    形にするべく前記両部材間に設けられた非線形化手段と
    からなる非線形スロットル開度制御機構であって、 前記非線形スロットル開度制御機構が車体に取り付けら
    れていることを特徴とする非線形スロットル開度制御機
    構。
JP10093491U 1991-11-12 1991-11-12 非線形スロツトル開度制御機構 Pending JPH0542650U (ja)

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JP10093491U JPH0542650U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 非線形スロツトル開度制御機構

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JP10093491U Pending JPH0542650U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 非線形スロツトル開度制御機構

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021021364A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 株式会社クボタ エンジンの回転数調整機構及びそれを具備する作業車
US11111860B1 (en) 2020-03-06 2021-09-07 Kubota Corporation Work vehicle

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