JP6022384B2 - 作業車のアクセル操作構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの制御目標回転数を設定するアクセル設定器を備えた作業車のアクセル操作構造に関する。
上記のような作業車のアクセル操作構造としては、ハンドアクセルレバーと一体的に回動するアクセル設定器の操作軸に、操作軸から後方に突出する操作アームを備え、操作アームに取り付けたワイヤーガイドとフートアクセルペダルとをワイヤで連結することにより、フートアクセルペダルを踏圧すると、ワイヤがフートアクセルペダル側に引かれて操作アームが下方に回動し、逆に引いていたワイヤを緩めると、バネの作用によって操作アームが上方に回動し、操作アームの上下回動に伴って操作軸が回動するように構成したものがある(例えば特許文献1参照)。
特許第3734065号公報
上記の構成では、ハンドアクセルレバー又はフートアクセルペダルの人為操作を解除すると、バネの作用によって操作アームが上方に回動し、これにより、ハンドアクセルレバー及びフートアクセルペダルがアイドリング位置に復帰することから、作業車を定速走行させる場合には、ハンドアクセルレバー又はフートアクセルペダルを人為操作によって一定の操作位置に保持する必要がある。そのため、例えば、作業車を定速走行させた状態で行う耕耘作業や代掻き作業などの定速走行作業においては、その作業時間が長くなるほど運転者にかかる労力が大きくなる。
本発明の目的は、定速走行作業において運転者にかかる労力の軽減を図れるようにすることにある。
本発明の課題解決手段は、
エンジンの制御目標回転数を設定するアクセル設定器の操作軸と一体回動するように前記操作軸に連結した操作アームと、
前記操作軸をアイドリング位置に復帰付勢する付勢手段と、
前記操作アームに連係ワイヤを介して操作連係したアクセルペダルと、
前記付勢手段の作用に抗した前記操作アームの押圧操作を可能にするアクセルレバーと、
前記アクセルレバーを前記付勢手段の作用に抗して任意の操作位置に固定保持する保持機構とを備え、
前記アクセルレバーを増速方向に操作すると、前記アクセルレバーの押圧により前記操作アームとともに前記操作軸が前記付勢手段の作用に抗して増速方向に回動し、
前記アクセルレバーを減速方向に操作すると、前記付勢手段の作用により前記操作アームとともに前記操作軸が前記アクセルレバーに追従して減速方向に回動し、
前記アクセルレバーの操作を任意の操作位置にて終了すると、前記保持機構の作用により前記アクセルレバーが前記操作アームを受け止めて前記操作アームとともに前記操作軸を前記付勢手段の作用に抗して任意の操作位置にて固定保持し、
前記アクセルペダルの踏み込み操作を行うと、前記アクセルペダルの操作位置が、前記アクセルレバーの操作に基づく前記操作アームの操作位置に対応する操作位置を越えるのに伴って、前記付勢手段の作用に抗して前記操作アームが前記アクセルレバーから離間して前記操作アームとともに前記操作軸が増速方向に回動し、
前記アクセルペダルの踏み込み操作を解除すると、前記付勢手段の作用により前記操作アームとともに前記操作軸が減速方向に回動して前記操作アームが前記アクセルレバーに当接し、前記保持機構の作用により前記アクセルレバーの操作位置にて前記操作アームとともに前記操作軸が回動を停止するように構成し
前記アクセル設定器と前記付勢手段と前記アクセルレバーと前記保持機構とを単一の支持部材に装備している
この手段によると、作業車を定速走行させる場合には、アクセルレバーを、所望のエンジン回転数(走行速度)が得られる操作位置まで増速方向に操作すると、その後のアクセルレバーの操作保持は保持機構の作用によって行うことができる。これにより、定速走行に要する労力の軽減を図りながら、作業車を簡単かつ確実に所望の速度で定速走行させることができる。
そして、その保持機構の作用による定速走行中に加速する必要が生じた場合には、アクセルペダルの操作位置が、アクセルレバーの操作に基づく操作アームの操作位置に対応する操作位置を越えるように、アクセルペダルの踏み込み操作を行うことにより、作業車を定速走行時の速度よりも速い速度で走行させることができる。
その後、保持機構の作用によって保持したアクセルレバーの操作位置に基づく定速走行時の速度に戻す必要が生じた場合には、アクセルペダルの踏み込み操作を解除することにより、定速走行時の速度まで簡単かつ確実に減速することができる。
その結果、例えば、耕耘作業などの定速走行作業において運転者にかかる労力を軽減することができる。又、その定速走行作業を一時的に中断して次の作業場所に移動する移動走行などを行う場合には、アクセルペダルによる増速操作を行うことにより、その移動走行などに要する時間を短縮することができる。そして、その移動走行後に定速走行作業を再開する場合には、アクセルペダルの踏み込み操作を解除することにより、定速走行作業を前回と同じ速度で簡単かつ確実に再開することができる。
従って、定速走行作業において運転者にかかる労力の軽減を図れる上に、定速走行作業間の移動走行などを効率良く行うことができ、しかも、移動走行後の定速走行作業を簡単かつ確実に再現することができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記アクセル設定器と前記付勢手段と前記アクセルレバーと前記保持機構とを単一の前記支持部材に装備し、かつ、前記支持部材に、前記連係ワイヤにおけるアウタワイヤの一端部を支持するアウタ支持部と、前記アクセルレバーをアイドリング位置にて受け止める下限ストッパと、前記アクセルレバーを最速位置にて受け止める上限ストッパとを形成してユニット化した。
この手段によると、ユニット化及び部品点数の削減により、前述したアクセル操作構造を構成するアクセル設定器、付勢手段、アクセルレバー、及び保持機構、などの作業車に対する組み付け性の向上、及び、アクセル操作構造における構成の簡素化、などを図ることができる。又、アクセル設定器とアクセルペダルとの操作連係が行い易くなる。そして、これらにより、アクセル設定器側の取り付け位置の変更などを容易に行えることから、車体の改良や他機種との兼用化などの面において有利にすることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記支持部材を、前記アクセル設定器を支持する第1支持部と前記アクセルレバーを揺動可能に支持する第2支持部とが所定間隔をあけて対向するように屈曲形成した板金材で構成し、
前記アクセルレバーを、前記第1支持部と前記第2支持部とを連接する連接部に近接させた状態で前記第1支持部と前記第2支持部との間に配備して、前記連接部が前記下限ストッパ及び前記上限ストッパとして機能するように構成した。
この手段によると、アクセル設定器の操作軸とアクセルレバーの揺動支点とが同心上に位置する状態、又は、アクセル設定器の操作軸とアクセルレバーの揺動支点とを接近させた状態で、アクセル設定器とアクセルレバーとを対向配備することができる。これにより、アクセルレバーの操作量とアクセル設定器の操作量との関係をリニア又はそれに近い状態にすることができ、アクセルレバーを用いてアクセル設定器を操作する際の操作感覚を向上させることができる。
又、上記のようにアクセル設定器とアクセルレバーとを対向配備することにより、例えば平板状の支持部材にアクセル設定器とアクセルレバーとを平面方向に並べて装備する場合に比較して、アクセル設定器とアクセルレバーとを小さく纏めた状態で装備することができる。
更に、下限ストッパ及び上限ストッパを別部材で構成する場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化及びコストの削減を図ることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記操作アームに、前記アクセルレバーに対する直交姿勢で前記アクセルレバーに当接するピン状の当接部を備えた。
この手段によると、アクセルレバーによって操作アームを操作する場合には、アクセルレバーの操作に伴う操作アームの姿勢変更にかかわらず、アクセルレバーに対してピン状の当接部が常に線接触する状態で、アクセルレバーの操作量を操作アームに適切に伝えるようになる。
従って、アクセルレバーを用いてアクセル設定器を操作する際の操作性を向上させることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記アクセルレバーを、前記エンジンの出力回転数を表示する表示パネルに近接配備した。
この手段によると、アクセルレバーの操作位置と表示パネルが表示するエンジンの出力回転数との双方の視認が行い易くなる。これにより、アクセルレバーの操作位置とエンジンの出力回転数との関係が把握し易くなる。
従って、アクセルレバーを用いてエンジンの出力回転数を変更する際の操作性を向上させることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記操作アームの回動中心と揺動式の前記アクセルレバーによる前記操作アームの押圧箇所との離間距離が、前記操作アームの回動中心と前記アクセルレバーの揺動中心との離間距離よりも長くなるように設定されている。
トラクタの右側面図である。 アクセル操作構造の構成を示す要部の右側面図である。 アクセル操作構造の構成を示す要部の背面図である。 アクセル操作構造の構成を示す要部の平面図である。 アクセル操作構造の構成を示す要部の横断平面図である。 アクセル操作構造の構成を示す分解斜視図である。 アクセルレバーの操作状態を示す要部の縦断右側面図である。 燃料噴射装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明に係る作業車のアクセル操作構造を、作業車の一例であるトラクタに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態で例示するトラクタは、車体フレーム1の前半部に原動部2を備え、車体フレーム1の後半部に搭乗運転部3を形成している。そして、原動部2の左右に駆動可能な操舵輪としての前輪4を配備し、搭乗運転部3の左右に制動可能な駆動輪としての後輪5を配備することにより、4輪駆動型に構成している。
車体フレーム1は、エンジンフレーム6の後端部に水冷式のディーゼルエンジン(以下、エンジンと称する)7を連結し、このエンジン7の後下部にクラッチハウジング8を連結し、クラッチハウジング8の後部にトランスミッションケース(以下、T/Mケースと称する)9を連結して構成している。
原動部2は、車体フレーム1の前半部にボンネット10を配備して形成したエンジンルームに、エンジン7とともに、その周辺機器であるラジエータ11などを配備して構成している。
図1〜4に示すように、搭乗運転部3は、前輪操舵用のステアリングホイール12、位置調節可能な運転座席13、及び、エンジン7の出力回転数などを表示する表示パネル14、などを配備して構成している。ステアリングホイール12は、ステアリング軸15及びパワーステアリング機構(図示せず)などを介して左右の前輪4に連係している。ステアリング軸15は、ステアリングポスト16に挿通している。ステアリングポスト16は、車体フレーム1に立設した正面視略門型の支持フレーム17の上端に支持台18を介して立設している。表示パネル14は、ステアリングホイール12の前下方に配備している。
図1に示すように、T/Mケース9の後部には、トラクタの後部に連結するロータリ耕耘装置やプラウなどの作業装置(図示せず)の昇降操作を可能にする左右一対のリフトアーム19、左右のリフトアーム19を上下方向に揺動駆動する油圧式のリフトシリンダ20、及び、トラクタの後部にロータリ耕耘装置などの駆動型の作業装置を連結した場合に作業装置への作業用動力の取り出しを可能にするPTO軸21、などを配備している。
図8に示すように、エンジン7には、燃料の噴射量や噴射タイミングを電子制御するコモンレール式の燃料噴射装置22を備えている。燃料噴射装置22は、燃料タンク23に貯留した燃料を圧送するサプライポンプ24、圧送した燃料を蓄圧するコモンレール25、蓄圧した燃料を燃料室(図示せず)に噴射する複数のインジェクタ26、コモンレール25の内圧を検出する圧力センサ27、エンジン7の出力回転数を検出する電磁ピックアップ式の回転センサ28、及び、圧力センサ27や回転センサ28などの出力に基づいてサプライポンプ24や各インジェクタ26などの作動を制御するエンジン制御部としてのエンジン用の電子制御ユニット(以下、エンジンECUと称する)29、などを備えている。
エンジンECU29は、CPUやEEPROMなどを備えたマイクロコンピュータを利用して構成している。エンジンECU29には、回転式のポテンショメータからなるアクセル設定器30の出力などに基づいて燃料噴射量や噴射タイミングを制御するアクセル制御手段29A、などを備えている。
アクセル制御手段29Aは、回転センサ28の出力及びアクセル設定器30の出力などに基づいて、アクセル設定器30により設定したエンジン7の制御目標回転数がエンジン7の出力回転数として得られるように(制御目標回転数の不感帯幅内にエンジン7の出力回転数が収まるように)サプライポンプ24や各インジェクタ26などの作動を制御するように構成している。
図1〜7に示すように、ステアリングポスト16の右側方箇所にはハンドアクセルユニットAを配備している。ハンドアクセルユニットAは、支持台18の右側部に着脱可能に装備した支持部材31に、アクセル設定器30、アクセル設定器30の操作軸30Aと一体回動するように操作軸30Aに連結した操作アーム32、アクセル設定器30の操作軸30Aをアイドリング位置に復帰付勢する付勢手段33、付勢手段33の作用に抗した操作アーム32の増速方向への押圧操作を可能にするアクセルレバー34、及び、アクセルレバー34を付勢手段33の作用に抗して任意の操作位置に固定保持する保持機構35、などを備えて構成している。
このように、支持部材31にアクセル設定器30及びアクセルレバー34などを備えてハンドアクセルユニットAとしてユニット化したことにより、アクセル設定器30及びアクセルレバー34などを個々にトラクタに組み付ける場合に比較して、トラクタに対するアクセル操作構造の組み付け性を向上させることができる。
図2〜7に示すように、支持部材31は、アクセル設定器30を支持する平板状の第1支持部31Aとアクセルレバー34を支持する平板状の第2支持部31Bとが所定間隔をあけて対向するように屈曲形成した板金材で構成している。そして、支持台18の右側部に連結した状態では、第1支持部31Aが右側に位置し、第2支持部31Bが左側に位置し、第1支持部31Aと第2支持部31Bとを連接する連接部31Cが後側に位置する平面視U字状の姿勢で、ステアリングホイール12の右下方に位置するように構成している。
支持台18の右側部には、第2支持部31Bの下端部とのボルト連結を可能にする連結部18Aを起立形成している。そして、この連結部18Aと第2支持部31Bの下端部とのボルト連結により、支持台18の右側部に支持部材31を着脱可能に装備するように構成している。
支持部材31の第1支持部31Aには、アクセル設定器30の操作軸30Aが挿通する凹部31Dを形成している。支持部材31の第2支持部31Bには、操作アーム32に備えたボス状の回動支点部32Aから左方に突出する軸部32Bを回動可能に支持する軸支部31Eを備えている。
アクセル設定器30は、その操作軸30Aが第1支持部31Aから第2支持部31Bに向けて左向きに突出する状態となるように、第1支持部31Aに第1支持部31Aの右外側から連結している。
操作アーム32は、その回動支点部32Aがアクセル設定器30の操作軸30Aに外嵌することにより、第1支持部31Aと第2支持部31Bとの間においてアクセル設定器30の操作軸30Aと一体回動するように構成している。操作アーム32の軸部32Bは、回動支点部32Aに内嵌するアクセル設定器30の操作軸30Aと回動中心が一致するように形成している。操作アーム32の遊端部には、アクセルレバー34に対して直交する左右向き姿勢でアクセルレバー34に増速側から当接するピン状の当接部32Cを備えている。
付勢手段33は、第2支持部31Bの軸支部31Eと操作アーム32の回動支点部32Aとに外嵌するねじりバネによって構成している。これにより、例えば支持部材31と操作アーム32とにわたって架設する引っ張りバネによって付勢手段33を構成する場合に比較して、付勢手段33の装備に要する空間を小さくすることができる。
アクセルレバー34は、その揺動支点部34Aを左右向きのボルト36などを介して第2支持部31Bに連結することにより、そのボルト36を支点にした前後揺動操作が可能となるように構成している。又、その揺動支点部34Aが支持部材31の連接部31Cに近接する状態で支持部材31の第1支持部31Aと第2支持部31Bとの間に位置するように配備している。そして、その揺動支点となるボルト36よりも上方に位置する揺動支点部34Aの上端部が支持部材31の連接部31Cに当接する揺動位置〔図2において二点鎖線で示す揺動位置、及び、図7の(a)で示す揺動位置を参照〕がアイドリング位置となり、ボルト36よりも下方に位置する揺動支点部34Aの下端部が支持部材31の連接部31Cに当接する揺動位置〔図2において実線で示す揺動位置、及び、図7の(c)で示す揺動位置を参照〕が最速位置となるように構成している。
つまり、支持部材31の連接部31Cが、アクセルレバー34をアイドリング位置にて受け止める下限ストッパ37、及び、アクセルレバー34を最速位置にて受け止める上限ストッパ38として機能するように構成している。これにより、下限ストッパ37及び上限ストッパ38を別部材で構成する場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化やコストの削減などを図ることができる。
保持機構35は、ボルト36に外嵌した一対の皿バネ39及び一対の摩擦板40によってアクセルレバー34を任意の操作位置に固定保持する摩擦保持式に構成している。一対の皿バネ39は、支持部材31の第2支持部31Bとボルト36に外嵌した座金41との間に介装している。一対の摩擦板40は、その一方を支持部材31の第2支持部31Bとアクセルレバー34の揺動支点部34Aとの間に介装し、他方を支持部材31の第2支持部31Bと座金41との間に介装している。そして、ボルト36に螺合するナット42のねじ込み量を調節することにより、保持機構35によるアクセルレバー34の保持力を変更することができる。
上記の構成から、支持部材31にアクセル設定器30などを組み付ける場合には、先ず、支持部材31の第2支持部31Bに、アクセルレバー34及び一対の摩擦板40などを、それらが所定位置に位置するようにボルト36及びナット42を介して連結する。これにより、支持部材31の第1支持部31Aと第2支持部31Bとの間にアクセルレバー34を揺動可能に配備することができる。又、アクセルレバー34を任意の操作位置に固定保持する摩擦式の保持機構35を構成することができる。
次に、支持部材31の第2支持部31Bに備えた軸支部31Eに付勢手段33としてのねじりバネを外嵌した後、この付勢手段33の作用によって操作アーム32の当接部32Cをアクセルレバー34に当接させることが可能な状態が得られるように、支持部材31の第1支持部31Aに形成した凹部31Dを利用して、操作アーム32の軸部32Bを、第1支持部31Aの横外側から第2支持部31Bの軸支部31Eに内嵌する。そして、その内嵌後の操作アーム32の回動支点部32Aにアクセル設定器30の操作軸30Aを内嵌した後、アクセル設定器30を第1支持部31Aにビス止めする。
これにより、支持部材31にアクセル設定器30及びアクセルレバー34などを、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルレバー34のアイドリング位置に対応する最低回転数とアクセルレバー34の最速位置に対応する最速回転数との間に制限した状態で、アクセルレバー34の操作位置に対応する制御目標回転数に設定変更保持することが可能となるように簡単に組み付けることができる。又、この組み付け構造では、操作アーム32の軸部32Bを第2支持部31Bの軸支部31Eに内嵌していることにより、操作アーム32を操作する際の操作荷重を第2支持部31Bの軸支部31Eにて受け止めさせることができ、これにより、操作アーム32を操作する際の操作荷重がアクセル設定器30の操作軸30Aにかかることに起因したアクセル設定器30の損傷を防止することができる。
ところで、上記のように、操作アーム32を操作する際の操作荷重がアクセル設定器30の操作軸30Aにかからないように、操作アーム32の軸部32Bを第2支持部31Bの軸支部31Eに内嵌するように構成すると、第2支持部31Bに装備するアクセルレバー34の揺動中心と操作アーム32の回動中心とを一致させることができなくなる。このような場合、操作アーム32の回動中心と当接部32Cとの離間距離L1を長くし、かつ、操作アーム32の回動中心とアクセルレバー34の揺動中心との離間距離L2を短くするほど、操作アーム32を介したアクセルレバー34の操作量とアクセル設定器30の操作量との関係をリニアに近い状態にすることができる。
そこで、図2に示すように、このハンドアクセルユニットAにおいては、操作アーム32の回動中心と当接部32Cとの離間距離L1を極力長くし、かつ、操作アーム32の回動中心とアクセルレバー34の揺動中心との離間距離L2を極力短くすることにより、具体的には、支持部材31に対するアクセル設定器30やアクセルレバー34の組み付け構造などから決まる操作アーム32の回動中心とアクセルレバー34の揺動中心との離間距離L2に対して、周辺部品との干渉防止などのために制限される操作アーム32の回動中心と当接部32Cとの離間距離L1が極力長くなるように設定することにより、操作アーム32を介したアクセルレバー34の操作量とアクセル設定器30の操作量との関係がリニアに近い状態になるように構成している。
図1〜7に示すように、搭乗運転部3の右足元箇所には、踏み込み解除位置に復帰揺動するように構成したアクセルペダル43を配備している。アクセルペダル43は、支持部材31に備えた操作アーム32にレリーズワイヤからなる連係ワイヤ44を介して操作連係している。操作アーム32における回動支点部32Aを挟んだ当接部32Cとの反対側の位置には、アクセルペダル43の踏み込み操作に連動した操作アーム32の増速方向への揺動操作が可能となるように、連係ワイヤ44におけるインナワイヤ44Aの一端部を受け止め支持するU字状のインナ支持部32Dを備えている。一方、支持部材31における操作アーム32のインナ支持部32Dとの近接箇所には、連係ワイヤ44におけるアウタワイヤ44Bの一端部を支持するアウタ支持部31Fを屈曲形成している。
これにより、アウタ支持部31Fを別部材で構成する場合に比較して、部品点数の削減による構成の簡素化やコストの削減などを図れるようにしながら、操作アーム32とアクセルペダル43との連係ワイヤ44による操作連係を行い易くすることができる。
以上の構成から、アクセルレバー34を増速方向(前方)に揺動操作すると、付勢手段33の作用によってアクセルレバー34に当接している操作アーム32の当接部32Cを付勢手段33の作用に抗して増速方向に押圧することができる。これにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aを増速方向に回動させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルレバー34の増速方向への揺動操作量に応じて増速方向に変更することができる。
逆に、アクセルレバー34を減速方向(後方)に揺動操作すると、付勢手段33の作用により、操作アーム32が減速方向に追従揺動して、操作アーム32の当接部32Cがアクセルレバー34に当接する状態を維持するようになる。これにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aを減速方向に回動させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルレバー34の減速方向への揺動操作量に応じて減速方向に変更することができる。
そして、アクセルレバー34の揺動操作を任意の操作位置にて終了すると、保持機構35の作用によってアクセルレバー34を任意の操作位置にて固定保持することができ、このアクセルレバー34により、操作アーム32の当接部32Cを付勢手段33の作用に抗して受け止めることができる。これにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aをアクセルレバー34の操作位置に対応する操作位置にて回動停止させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルレバー34の操作位置に対応する制御目標回転数に設定保持することができる。
一方、アクセルペダル43の踏み込み操作を行うと、アクセルペダル43の操作位置が、アクセルレバー34の操作に基づく操作アーム32の操作位置に対応する操作位置(以下、定速操作位置と称する)を越えるまでの間は、付勢手段33の作用によって操作アーム32の当接部32Cがアクセルレバー34に当接することにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aが、アクセルレバー34の操作に基づく操作位置に位置するようになる。そして、アクセルペダル43の操作位置が定速操作位置を越えるのに伴って、付勢手段33の作用に抗して操作アーム32の当接部32Cをアクセルレバー34から離間させることができる。これにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aを、アクセルレバー34の操作に基づく操作位置から増速方向に回動させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルペダル43の踏み込み操作量に応じて増速方向に変更することができる。
逆に、アクセルペダル43の踏み込み操作を解除すると、アクセルペダル43の復帰揺動によってアクセルペダル43の操作位置が定速操作位置に至るまでの間は、付勢手段33の作用によって操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aを減速方向に回動させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルペダル43の踏み込み解除操作量に応じて減速方向に変更することができる。そして、アクセルペダル43の操作位置が定速操作位置に至ると、保持機構35の作用によって任意の操作位置に固定保持しているアクセルレバー34により、操作アーム32の当接部32Cを付勢手段33の作用に抗して受け止めることができる。これにより、操作アーム32とともにアクセル設定器30の操作軸30Aをアクセルレバー34の操作位置に対応する操作位置にて回動停止させることができ、アクセル設定器30により設定するエンジン7の制御目標回転数を、アクセルレバー34の操作位置に対応する制御目標回転数に設定保持することができる。一方、アクセルペダル43は、操作アーム32のインナ支持部32Dと連係ワイヤ44のインナワイヤ44Aとの間の融通によって踏み込み解除位置まで復帰揺動する。
つまり、トラクタを定速走行させる場合には、アクセルレバー34を、所望のエンジン回転数(走行速度)が得られる操作位置まで増速方向に揺動操作すると、その後のアクセルレバー34の操作保持は保持機構35の作用によって行うことができる。これにより、定速走行に要する労力の軽減を図りながら、トラクタを簡単かつ確実に所望の速度で定速走行させることができる。
そして、その保持機構35の作用による定速走行中に加速する必要が生じた場合には、アクセルペダル43の操作位置がアクセルレバー34の操作に基づく定速操作位置を越えるように、アクセルペダル43の踏み込み操作を行うことにより、トラクタを定速走行時の速度よりも速い速度で走行させることができる。
その後、定速走行状態に戻す必要が生じた場合には、アクセルペダル43の踏み込み操作を解除することにより、アクセルレバー34の操作位置に基づく定速走行時の速度まで簡単かつ確実に減速することができる。
その結果、例えば、耕耘作業などの定速走行作業において運転者にかかる労力を軽減することができる。又、その定速走行作業を一時的に中断して次の作業場所に移動する移動走行などを行う場合には、アクセルペダル43による増速操作を行うことにより、その移動走行などに要する時間を短縮することができる。そして、その移動走行後に定速走行作業を再開する場合には、アクセルペダル43の踏み込み操作を解除することにより、定速走行作業を前回と同じ速度で簡単かつ確実に再開することができる。
図1〜3に示すように、ハンドアクセルユニットAをステアリングポスト16の右側方箇所に配備した状態では、ハンドアクセルユニットAが、側面視においてステアリングポスト16と表示パネル14との間に位置するように構成している。これにより、ハンドアクセルユニットAのアクセルレバー34を、表示パネル14の右端部に対する後方の位置で、かつ、ステアリングホイール12におけるリム部12Aの右端部分に対する下方の位置に、側面視においてステアリングポスト16と表示パネル14との間を前後揺動する状態で、表示パネル14に対して近接配備することができる。
その結果、ステアリングホイール12のリム部12Aとアクセルレバー34の上端に備えた把持部34Bとの握り替えを容易にすることができる。又、アクセルレバー34の操作位置と表示パネル14が表示するエンジン7の出力回転数との双方の視認が行い易くなり、アクセルレバー34の操作位置とエンジン7の出力回転数との関係が把握し易くなる。つまり、アクセルレバー34を用いてエンジン7の出力回転数を変更する際の操作性を向上させることができる。
図3〜6に示すように、アクセルレバー34は、操作アーム32の当接部32Cに当接する中間部34Cがアクセル設定器30よりも横外側に位置するように、揺動支点部34Aを備える下部側をクランク状に屈曲形成している。これにより、ステアリングポスト16の右側方箇所に配備した状態では、その上部側がステアリングポスト16及びステアリングホイール12から右側に大きく離れるように構成している。又、その横方向において把持部34Bが中間部34Cよりもアクセル設定器30に接近しないように、把持部34Bを備える上端側と中間部34Cとの間においてアクセル設定器30から離れる方向に傾倒する傾斜部34Dを有する状態に屈曲形成している。これにより、ステアリングポスト16の右側方箇所に配備した状態では、把持部34Bを含む上部側の全体がステアリングポスト16及びステアリングホイール12から右側に大きく離れるように構成している。更に、把持部34Bがステアリングホイール12におけるリム部12Aよりも低位のハブ部12Bと略同じ高さに位置するように、その揺動中心から把持部34Bにわたる長さを所定長さに設定している。これにより、ステアリングポスト側のアイドリング位置に操作してステアリングホイール12に最接近させた状態であっても、把持部34Bとステアリングホイール12のリム部12Aとの間において所定間隔を確保できるように構成している。
この構成により、アクセルレバー34を操作する際に把持部34Cを握る手がステアリングホイール12に接触する虞を回避することができる。これにより、アクセルレバー34を用いてエンジン7の出力回転数を変更する際の操作性を向上させることができる。
図示は省略するが、エンジンECU29は、表示パネル14に備えたエンジン回転数などを表示する各種の表示部やパワーステアリング機構に備えた電子機器などの作動を制御する車体用の電子制御ユニット(以下、メインECUと称する)などに、CAN(Controller Area Network)通信などの車内通信によって相互通信可能に接続してある。これに
より、エンジンECU29は、エンジン出力検出用の回転センサ28の出力やアクセル設定器30の出力などの情報をメインECUなどに出力することができる。そして、メインECUは、エンジンECU29などからの情報に基づいて、表示パネル14に備えた表示部などの作動を制御することができる。
〔別実施形態〕
〔1〕作業車としては、田植機、コンバイン、草刈機、ホイールローダ、運搬車、などであってもよい。
〔2〕アクセル操作構造としては、操作アーム32を介したアクセルレバー34の操作量とアクセル設定器30の操作量との関係がリニアになるように、例えば、アクセルレバー34の揺動支点部34Aを、操作アーム32の回動支点部32A又は軸部32Bなどに相対回動可能に嵌合して、アクセルレバー34の揺動中心と操作アーム32(アクセル設定器30の操作軸30A)の回動中心とが一致するように構成したものであってもよい。
〔3〕アクセル操作構造としては、操作アーム32を介したアクセルレバー34の操作量とアクセル設定器30の操作量との関係が、アクセルレバー34を低速側で操作するほど、アクセルレバー34の操作量に対するアクセル設定器30の操作量が小さくなるように、操作アーム32の回動中心と当接部32Cとの離間距離L1、及び、操作アーム32の回動中心とアクセルレバー34の揺動中心との離間距離L2、などを適切に設定して、アクセルレバー34によりエンジン7の制御目標回転数を低く設定する際の微調整が行い易くなるように構成したものであってもよい。この構成は、低回転数で定速走行させる作業車に適している。
〔4〕エンジン7として、電子制御式の燃料噴射装置を備えたガソリンエンジンなどを採用してもよい。
〔5〕操作アーム32としては、横向きの当接部32Cを有するように逆L字状に屈曲形成したものであってもよい。又、操作アーム32の後端縁が、アクセルレバー34の横向き部分に当接する当接部32Cとして機能するように構成したものであってもよい。
〔6〕付勢手段33としては、支持部材31と操作アーム32とにわたって架設した引っ張りバネによって構成したものであってもよい。
〔7〕アクセルレバー34としては、傾斜部34Dを備えないクランク状に屈曲形成したものであってもよい。又、下部側をクランク状に屈曲形成せずに、傾斜部34Dを有するように屈曲形成したものであってもよい。
〔8〕保持機構35としては、支持部材31などの車体固定部に形成した複数の係合凹部、及び、それらの係合凹部にアクセルレバー34を係合付勢する付勢手段、などを備えて係合保持式に構成したものなどであってもよい。
〔9〕支持部材31としては、少なくともアウタ支持部31Fと下限ストッパ37と上限ストッパ38とのいずれか一つを別部材で構成して組み付けるように構成したものであってもよい。
〔10〕支持部材31としては、アクセル設定器30を支持する第1支持部31Aとアクセルレバー34を揺動可能に支持する第2支持部31Bとが前後に並ぶように構成したものであってもよい。又、その第2支持部側の端部が下限ストッパ37及び上限ストッパ38として機能するように屈曲形成したものであってもよい。
本発明に係る作業車のアクセル操作構造は、エンジンの制御目標回転数を設定するアクセル設定器にアクセルレバーとアクセルペダルとを操作連係したトラクタ、田植機、コンバイン、草刈機、などの作業車に適用することができる。
7 エンジン
14 表示パネル
30 アクセル設定器
30A 操作軸
31 支持部材
31A 第1支持部
31B 第2支持部
31C 連接部
31F アウタ支持部
32 操作アーム
32C 当接部
33 付勢手段
34 アクセルレバー
35 保持機構
37 下限ストッパ
38 上限ストッパ
43 アクセルペダル
44 連係ワイヤ
44B アウタワイヤ
L1 離間距離(操作アームの回動中心と揺動式のアクセルレバーによる操作アームの押圧箇所との離間距離)
L2 離間距離(操作アームの回動中心とアクセルレバーの揺動中心との離間距離)

Claims (6)

  1. エンジンの制御目標回転数を設定するアクセル設定器の操作軸と一体回動するように前記操作軸に連結した操作アームと、
    前記操作軸をアイドリング位置に復帰付勢する付勢手段と、
    前記操作アームに連係ワイヤを介して操作連係したアクセルペダルと、
    前記付勢手段の作用に抗した前記操作アームの押圧操作を可能にするアクセルレバーと、
    前記アクセルレバーを前記付勢手段の作用に抗して任意の操作位置に固定保持する保持機構とを備え、
    前記アクセルレバーを増速方向に操作すると、前記アクセルレバーの押圧により前記操作アームとともに前記操作軸が前記付勢手段の作用に抗して増速方向に回動し、
    前記アクセルレバーを減速方向に操作すると、前記付勢手段の作用により前記操作アームとともに前記操作軸が前記アクセルレバーに追従して減速方向に回動し、
    前記アクセルレバーの操作を任意の操作位置にて終了すると、前記保持機構の作用により前記アクセルレバーが前記操作アームを受け止めて前記操作アームとともに前記操作軸を前記付勢手段の作用に抗して任意の操作位置にて固定保持し、
    前記アクセルペダルの踏み込み操作を行うと、前記アクセルペダルの操作位置が、前記アクセルレバーの操作に基づく前記操作アームの操作位置に対応する操作位置を越えるのに伴って、前記付勢手段の作用に抗して前記操作アームが前記アクセルレバーから離間して前記操作アームとともに前記操作軸が増速方向に回動し、
    前記アクセルペダルの踏み込み操作を解除すると、前記付勢手段の作用により前記操作アームとともに前記操作軸が減速方向に回動して前記操作アームが前記アクセルレバーに当接し、前記保持機構の作用により前記アクセルレバーの操作位置にて前記操作アームとともに前記操作軸が回動を停止するように構成し
    前記アクセル設定器と前記付勢手段と前記アクセルレバーと前記保持機構とを単一の支持部材に装備している作業車のアクセル操作構造。
  2. 前記アクセル設定器と前記付勢手段と前記アクセルレバーと前記保持機構とを単一の前記支持部材に装備し、かつ、前記支持部材に、前記連係ワイヤにおけるアウタワイヤの一端部を支持するアウタ支持部と、前記アクセルレバーをアイドリング位置にて受け止める下限ストッパと、前記アクセルレバーを最速位置にて受け止める上限ストッパとを形成してユニット化した請求項1に記載の作業車のアクセル操作構造。
  3. 前記支持部材を、前記アクセル設定器を支持する第1支持部と前記アクセルレバーを揺動可能に支持する第2支持部とが所定間隔をあけて対向するように屈曲形成した板金材で構成し、
    前記アクセルレバーを、前記第1支持部と前記第2支持部とを連接する連接部に近接させた状態で前記第1支持部と前記第2支持部との間に配備して、前記連接部が前記下限ストッパ及び前記上限ストッパとして機能するように構成した請求項2に記載の作業車のアクセル操作構造。
  4. 前記操作アームに、前記アクセルレバーに対する直交姿勢で前記アクセルレバーに当接するピン状の当接部を備えた請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業車のアクセル操作構造。
  5. 前記アクセルレバーを、前記エンジンの出力回転数を表示する表示パネルに近接配備した請求項1〜4のいずれか一つに記載の作業車のアクセル操作構造。
  6. 前記操作アームの回動中心と揺動式の前記アクセルレバーによる前記操作アームの押圧箇所との離間距離が、前記操作アームの回動中心と前記アクセルレバーの揺動中心との離間距離よりも長くなるように設定されている請求項1〜5のいずれか一つに記載の作業車のアクセル操作構造。
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