JP2001200733A - 農作業車のエンジン回転数制御機構 - Google Patents
農作業車のエンジン回転数制御機構Info
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- JP2001200733A JP2001200733A JP2000008277A JP2000008277A JP2001200733A JP 2001200733 A JP2001200733 A JP 2001200733A JP 2000008277 A JP2000008277 A JP 2000008277A JP 2000008277 A JP2000008277 A JP 2000008277A JP 2001200733 A JP2001200733 A JP 2001200733A
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- control lever
- engine
- engine control
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンコントロールレバーの操作力を軽減
する。 【解決手段】 乗用田植機10には、エンジン回転数を
手動制御するエンジンコントロールレバー32と、踏み
込み制御するフートアクスルペダル34を備えていて、
フートアクスルペダル34を踏み操作すると操作プレー
ト43が移動してエンジン回転数が上昇し、また、エン
ジンコントロールレバー32を手前に傾動操作すると、
当接ピン50を介して操作プレート43がエンジン回転
数を上昇する方向に移動する。このとき、エンジンコン
トロールレバー32と操作プレート43との間には、エ
ンジン回転数の下降方向に操作プレート43を付勢する
戻しスプリング45が装着されているので、エンジンコ
ントロールレバー32を、エンジン回転数が上昇する方
向に操作した場合でも、エンジンコントロールレバー3
2に戻しスプリング45の付勢力は作用せず、該エンジ
ンコントロールレバー32の操作力が軽減される。
する。 【解決手段】 乗用田植機10には、エンジン回転数を
手動制御するエンジンコントロールレバー32と、踏み
込み制御するフートアクスルペダル34を備えていて、
フートアクスルペダル34を踏み操作すると操作プレー
ト43が移動してエンジン回転数が上昇し、また、エン
ジンコントロールレバー32を手前に傾動操作すると、
当接ピン50を介して操作プレート43がエンジン回転
数を上昇する方向に移動する。このとき、エンジンコン
トロールレバー32と操作プレート43との間には、エ
ンジン回転数の下降方向に操作プレート43を付勢する
戻しスプリング45が装着されているので、エンジンコ
ントロールレバー32を、エンジン回転数が上昇する方
向に操作した場合でも、エンジンコントロールレバー3
2に戻しスプリング45の付勢力は作用せず、該エンジ
ンコントロールレバー32の操作力が軽減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等のエ
ンジン回転数制御機構に関し、詳しくはフートアクスル
ペダルの戻しスプリングの一端をエンジンコントロール
レバーに取付けた農作業車のエンジン回転数制御機構に
関する。
ンジン回転数制御機構に関し、詳しくはフートアクスル
ペダルの戻しスプリングの一端をエンジンコントロール
レバーに取付けた農作業車のエンジン回転数制御機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】乗用田植機のエンジン回転数制御機構と
して、従来、例えば図5及び図6に示すように、運転パ
ネルの右側方に設けられたエンジンコントロールレバー
100と、運転席下方のステップ右側に設けられたフー
トアクスルペダル101を有していて、このエンジンコ
ントロールレバー100を手動によりA方向に操作する
と、該エンジンコントロールレバー100の基部側に一
体的に固定されたレバープレート100aが回動軸10
2を中心として同方向に揺動するに伴い、ピン103を
介して操作板104が前記回動軸102を中心として同
方向に揺動する。これにより、コントロールワイヤ10
5が引かれてエンジンスロットルを作動させ、エンジン
回転数が増速される。なお、機体フレーム側と前記操作
板104との間には、戻しスプリング106が張設され
ていて、この戻しスプリング106の付勢力に抗して、
エンジンコントロールレバー100を傾動操作する。
して、従来、例えば図5及び図6に示すように、運転パ
ネルの右側方に設けられたエンジンコントロールレバー
100と、運転席下方のステップ右側に設けられたフー
トアクスルペダル101を有していて、このエンジンコ
ントロールレバー100を手動によりA方向に操作する
と、該エンジンコントロールレバー100の基部側に一
体的に固定されたレバープレート100aが回動軸10
2を中心として同方向に揺動するに伴い、ピン103を
介して操作板104が前記回動軸102を中心として同
方向に揺動する。これにより、コントロールワイヤ10
5が引かれてエンジンスロットルを作動させ、エンジン
回転数が増速される。なお、機体フレーム側と前記操作
板104との間には、戻しスプリング106が張設され
ていて、この戻しスプリング106の付勢力に抗して、
エンジンコントロールレバー100を傾動操作する。
【0003】一方、前記フートアクスルペダル101を
B方向に踏み込むと、アクスルレバー107が支点10
8を中心として揺動し、この揺動により、アクスルワイ
ヤ109が引かれて該アクスルワイヤ109の他端側に
係止された前記操作板104が前記回動軸102を中心
として反時計方向に揺動し、コントロールワイヤ105
が引かれてエンジン回転数が増速される。また、フート
アクスルペダル101の踏み込みを解除すると、アクス
ルレバー107の復帰スプリング110と前記戻しスプ
リング106の作用で、フートアクスルペダル101は
元の位置に復帰する。これに伴い、コントロールワイヤ
105も元の位置に復帰してエンジン回転数が減速され
る。
B方向に踏み込むと、アクスルレバー107が支点10
8を中心として揺動し、この揺動により、アクスルワイ
ヤ109が引かれて該アクスルワイヤ109の他端側に
係止された前記操作板104が前記回動軸102を中心
として反時計方向に揺動し、コントロールワイヤ105
が引かれてエンジン回転数が増速される。また、フート
アクスルペダル101の踏み込みを解除すると、アクス
ルレバー107の復帰スプリング110と前記戻しスプ
リング106の作用で、フートアクスルペダル101は
元の位置に復帰する。これに伴い、コントロールワイヤ
105も元の位置に復帰してエンジン回転数が減速され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のエンジン回転数制御機構によると、戻しスプリング1
06が機体フレーム側と前記操作板104との間に張設
されていたので、エンジンコントロールレバー100を
大きく傾動操作するほど、戻しスプリング106の戻し
荷重が増加するため、レバー操作力が重くなるという課
題があった。
のエンジン回転数制御機構によると、戻しスプリング1
06が機体フレーム側と前記操作板104との間に張設
されていたので、エンジンコントロールレバー100を
大きく傾動操作するほど、戻しスプリング106の戻し
荷重が増加するため、レバー操作力が重くなるという課
題があった。
【0005】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、エンジンコン
トロールレバーの操作力の軽減による操作性の改善を図
り得る農作業車のエンジン回転数制御機構を提供するこ
とにある。
されたもので、その目的とするところは、エンジンコン
トロールレバーの操作力の軽減による操作性の改善を図
り得る農作業車のエンジン回転数制御機構を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、手動操作に基づきエンジン
回転数を制御するエンジンコントロールレバー(32)
と、踏み込み操作に基づきエンジン回転数を制御するフ
ートアクスルペダル(34)とを備えた農作業車(1
0)において、前記フートアクスルペダル(34)の踏
み操作に基づき、操作片(43)を操作してエンジン回
転数を上昇可能に構成すると共に、前記エンジンコント
ロールレバー(32)による一方向の操作に基づき、当
接手段(50)を介して前記操作片(43)をエンジン
回転数を上昇させる方向に操作可能に連繋し、更に、前
記エンジンコントロールレバー(32)と前記操作片
(43)との間に、前記操作片(43)をエンジン回転
数を下降させる方向に付勢する弾性付勢部材(45)を
装着した、ことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、手動操作に基づきエンジン
回転数を制御するエンジンコントロールレバー(32)
と、踏み込み操作に基づきエンジン回転数を制御するフ
ートアクスルペダル(34)とを備えた農作業車(1
0)において、前記フートアクスルペダル(34)の踏
み操作に基づき、操作片(43)を操作してエンジン回
転数を上昇可能に構成すると共に、前記エンジンコント
ロールレバー(32)による一方向の操作に基づき、当
接手段(50)を介して前記操作片(43)をエンジン
回転数を上昇させる方向に操作可能に連繋し、更に、前
記エンジンコントロールレバー(32)と前記操作片
(43)との間に、前記操作片(43)をエンジン回転
数を下降させる方向に付勢する弾性付勢部材(45)を
装着した、ことを特徴とする。
【0007】[作用]以上の発明特定事項に基づき、本
発明が適用された農作業車(10)によれば、エンジン
回転数を手動制御するエンジンコントロールレバー(3
2)と、エンジン回転数を踏み込み制御するフートアク
スルペダル(34)を備えていて、該フートアクスルペ
ダル(34)を踏み操作すると、操作片(43)が移動
してエンジン回転数が上昇し、また、前記エンジンコン
トロールレバー(32)を一方向に傾動操作すると、当
接手段(50)を介して前記操作片(43)がエンジン
回転数を上昇させる方向に移動操作される。このとき、
エンジンコントロールレバー(32)と前記操作片(4
3)との間には、エンジン回転数を下降させる方向に前
記操作片(43)を付勢する弾性付勢部材(45)が装
着されているので、前記エンジンコントロールレバー
(32)を、エンジン回転数が上昇する方向に操作した
場合でも、該エンジンコントロールレバー(32)に前
記弾性付勢部材(45)の付勢力は作用せず、これによ
り、エンジンコントロールレバー(32)の操作力が軽
減される等の利点を有する。
発明が適用された農作業車(10)によれば、エンジン
回転数を手動制御するエンジンコントロールレバー(3
2)と、エンジン回転数を踏み込み制御するフートアク
スルペダル(34)を備えていて、該フートアクスルペ
ダル(34)を踏み操作すると、操作片(43)が移動
してエンジン回転数が上昇し、また、前記エンジンコン
トロールレバー(32)を一方向に傾動操作すると、当
接手段(50)を介して前記操作片(43)がエンジン
回転数を上昇させる方向に移動操作される。このとき、
エンジンコントロールレバー(32)と前記操作片(4
3)との間には、エンジン回転数を下降させる方向に前
記操作片(43)を付勢する弾性付勢部材(45)が装
着されているので、前記エンジンコントロールレバー
(32)を、エンジン回転数が上昇する方向に操作した
場合でも、該エンジンコントロールレバー(32)に前
記弾性付勢部材(45)の付勢力は作用せず、これによ
り、エンジンコントロールレバー(32)の操作力が軽
減される等の利点を有する。
【0008】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するためのものであって、本発明を何ら限定するもの
ではない。
照するためのものであって、本発明を何ら限定するもの
ではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【0010】図1に示すように、乗用田植機10は、前
輪11及び後輪12により支持された走行機体13を有
しており、該走行機体13にはその前輪前方のボンネッ
ト14内にエンジン15と燃料タンク19が搭載され、
該エンジン15の後方にはミッションケース16がエン
ジン15と一体的に取付けられている。また、走行機体
5の機体前後方向の中間部には、ステアリングホイール
17と座席シート18を有する運転席20が配設されて
いて、該ステアリングホイール17の下方には、主クラ
ッチペダル21が設けられている。この主クラッチペダ
ル21の踏み操作により、前記エンジン15からトラン
スミッション(16)への動力の伝達が断接される。
輪11及び後輪12により支持された走行機体13を有
しており、該走行機体13にはその前輪前方のボンネッ
ト14内にエンジン15と燃料タンク19が搭載され、
該エンジン15の後方にはミッションケース16がエン
ジン15と一体的に取付けられている。また、走行機体
5の機体前後方向の中間部には、ステアリングホイール
17と座席シート18を有する運転席20が配設されて
いて、該ステアリングホイール17の下方には、主クラ
ッチペダル21が設けられている。この主クラッチペダ
ル21の踏み操作により、前記エンジン15からトラン
スミッション(16)への動力の伝達が断接される。
【0011】また、前記走行機体13の後方には、昇降
リンク機構22を介して植付部23が昇降自在に支持さ
れ、該植付部23には多数のプランタアーム24、フロ
ー卜25及びマット苗を上下方向に載置し得る苗載せ台
26が設けられていて、前記走行機体13には、昇降リ
ンク機構22との間に図示しない油圧シリンダが配設さ
れている。そして、座席シート18の側方に設けられた
手動操作レバー(図示せず)の操作に基づき、座席シー
ト18下部のリヤカバー28内に配置された油圧コント
ロールバルブ(図示せず)を介して油圧シリンダが伸縮
作動し、植付部23が昇降制御される。
リンク機構22を介して植付部23が昇降自在に支持さ
れ、該植付部23には多数のプランタアーム24、フロ
ー卜25及びマット苗を上下方向に載置し得る苗載せ台
26が設けられていて、前記走行機体13には、昇降リ
ンク機構22との間に図示しない油圧シリンダが配設さ
れている。そして、座席シート18の側方に設けられた
手動操作レバー(図示せず)の操作に基づき、座席シー
ト18下部のリヤカバー28内に配置された油圧コント
ロールバルブ(図示せず)を介して油圧シリンダが伸縮
作動し、植付部23が昇降制御される。
【0012】前記運転席20には、図2に示すように、
ステアリングホイール17の前方下部にモニタパネル3
0が配置され、その左右側方には夫々主変速レバー31
とエンジンコントロールレバー32が配設されていて、
この主変速レバー31の操作により機体前後進の走行切
換えが可能となっている。また、前記主変速レバー31
と後述の副変速レバー36との組み合わせで、走行変速
が可能となっており、更にエンジンコントロールレバー
32の操作により、作業時のエンジン回転数が高速及び
低速に切り換えられる。更に、運転席下方のセンタステ
ップ左側には、前記主クラッチペダル21が設けられ、
かつ右側にはブレーキペダル33及びその右側方にフー
トアクスルペダル34が設けられていて、このフートア
クスルペダル34の踏み込みによりエンジン回転数が増
加して機体走行速度が増速される。なお、運転席下方の
センタステップ中央側には、株間調節レバー35及び副
変速レバー36が設けられている。
ステアリングホイール17の前方下部にモニタパネル3
0が配置され、その左右側方には夫々主変速レバー31
とエンジンコントロールレバー32が配設されていて、
この主変速レバー31の操作により機体前後進の走行切
換えが可能となっている。また、前記主変速レバー31
と後述の副変速レバー36との組み合わせで、走行変速
が可能となっており、更にエンジンコントロールレバー
32の操作により、作業時のエンジン回転数が高速及び
低速に切り換えられる。更に、運転席下方のセンタステ
ップ左側には、前記主クラッチペダル21が設けられ、
かつ右側にはブレーキペダル33及びその右側方にフー
トアクスルペダル34が設けられていて、このフートア
クスルペダル34の踏み込みによりエンジン回転数が増
加して機体走行速度が増速される。なお、運転席下方の
センタステップ中央側には、株間調節レバー35及び副
変速レバー36が設けられている。
【0013】本実施の形態では、前記フートアクスルペ
ダル34の踏み操作に基づき、操作片を操作してエンジ
ン回転数を上昇可能に構成すると共に、エンジンコント
ロールレバー32による一方向の操作に基づき、当接手
段を介して前記操作片をエンジン回転数を上昇させる方
向に操作可能に連繋したものであり、更に、エンジンコ
ントロールレバー32と前記操作片との間には、該操作
片をエンジン回転数を下降させる方向に付勢する弾性付
勢部材が装着されている。
ダル34の踏み操作に基づき、操作片を操作してエンジ
ン回転数を上昇可能に構成すると共に、エンジンコント
ロールレバー32による一方向の操作に基づき、当接手
段を介して前記操作片をエンジン回転数を上昇させる方
向に操作可能に連繋したものであり、更に、エンジンコ
ントロールレバー32と前記操作片との間には、該操作
片をエンジン回転数を下降させる方向に付勢する弾性付
勢部材が装着されている。
【0014】図3及び図4において、運転席下方のセン
タステップ右側方に配設されたフートアクスルペダル3
4は、アクスルレバー37(図4参照)に連結されてい
て、このアクスルレバー37は支点軸38を中心として
機体前後方向に揺動自在とされ、更に、該アクスルレバ
ー37と機体フレーム側との間には、フートアクスルペ
ダル34の踏み込み解除方向に付勢力を付与する戻しス
プリング39が張設されている。このアクスルレバー3
7の一端側には、接続端子40によりフートアクスルワ
イヤ41が接続されていて、該フートアクスルワイヤ4
1の他端は接続端子42を介して操作プレート(操作
片)43に接続されている。この操作プレート43は、
下肢片43aと上肢片43bを有するベルクランク状を
なし、固定フレーム29に取付けられた回動軸44を中
心として回動可能に軸着されている。この操作プレート
43における、下肢片43aの自由端側には前記接続端
子42が取付けられ、また上肢片43bの自由端側の少
し内側にはスロットルワイヤ46の一端が取付けられて
いて、該スロットルワイヤ46の他端はエンジンスロッ
トルに接続されている。なお、符号47は、引き操作に
より燃料の混合気濃度を高めるチョークロッドである。
タステップ右側方に配設されたフートアクスルペダル3
4は、アクスルレバー37(図4参照)に連結されてい
て、このアクスルレバー37は支点軸38を中心として
機体前後方向に揺動自在とされ、更に、該アクスルレバ
ー37と機体フレーム側との間には、フートアクスルペ
ダル34の踏み込み解除方向に付勢力を付与する戻しス
プリング39が張設されている。このアクスルレバー3
7の一端側には、接続端子40によりフートアクスルワ
イヤ41が接続されていて、該フートアクスルワイヤ4
1の他端は接続端子42を介して操作プレート(操作
片)43に接続されている。この操作プレート43は、
下肢片43aと上肢片43bを有するベルクランク状を
なし、固定フレーム29に取付けられた回動軸44を中
心として回動可能に軸着されている。この操作プレート
43における、下肢片43aの自由端側には前記接続端
子42が取付けられ、また上肢片43bの自由端側の少
し内側にはスロットルワイヤ46の一端が取付けられて
いて、該スロットルワイヤ46の他端はエンジンスロッ
トルに接続されている。なお、符号47は、引き操作に
より燃料の混合気濃度を高めるチョークロッドである。
【0015】次いで、前記エンジンコントロールレバー
32の基部側のレバーアーム32aは、前記回動軸44
を中心として回動可能に軸着されていると共に、このレ
バーアーム32aには、図示しない皿バネが所定の付勢
圧にて当接されていて、該皿バネの付勢圧により、レバ
ーアーム32aには回動方向に所定の摺動抵抗が付与さ
れている。また、このレバーアーム32aには、前記回
動軸44と反対側の端部から側方に耳片51が突設さ
れ、この耳片51に取付ピン48が植設されている。そ
して、この取付ピン48と、前記操作プレート43の上
肢片43bの自由端側に形成された小孔49との間に
は、弾性付勢部材としての戻しスプリング45が張設さ
れている。更に、前記レバーアーム32aの長手方向の
中途部には、当接手段としての当接ピン50が植設され
ていて、該当接ピン50は前記戻しスプリング45の付
勢圧により前記操作プレート43の上肢片43bの端面
に当接されている。
32の基部側のレバーアーム32aは、前記回動軸44
を中心として回動可能に軸着されていると共に、このレ
バーアーム32aには、図示しない皿バネが所定の付勢
圧にて当接されていて、該皿バネの付勢圧により、レバ
ーアーム32aには回動方向に所定の摺動抵抗が付与さ
れている。また、このレバーアーム32aには、前記回
動軸44と反対側の端部から側方に耳片51が突設さ
れ、この耳片51に取付ピン48が植設されている。そ
して、この取付ピン48と、前記操作プレート43の上
肢片43bの自由端側に形成された小孔49との間に
は、弾性付勢部材としての戻しスプリング45が張設さ
れている。更に、前記レバーアーム32aの長手方向の
中途部には、当接手段としての当接ピン50が植設され
ていて、該当接ピン50は前記戻しスプリング45の付
勢圧により前記操作プレート43の上肢片43bの端面
に当接されている。
【0016】次いで、本実施の形態の作用を説明する。
【0017】先ず、足操作によるエンジン回転数の上昇
操作については、運転席下方のセンタステップ右側方に
設けられたフートアクスルペダル34を図4のB方向に
踏込み操作すると、これと一体のアクスルレバー37が
支点軸38を中心として図の時計方向に回動し、このア
クスルレバー37の回動によりフートアクスルワイヤ4
1の一端が図面左方に引っ張られ、これにより該フート
アクスルワイヤ41の他端に接続されている操作プレー
ト43が、回動軸44を中心として図4の反時計方向に
回動する。更に、この操作プレート43の回動により、
該操作プレート43の上肢片43bに接続されているス
ロットルワイヤ46が図面左方に引っ張られて、エンジ
ン回転数が上昇する。一方、フートアクスルペダル34
の踏込みを解除すると、該フートアクスルペダル34
は、機体フレーム側とアクスルレバー37との間に装着
された戻しスプリング39と、エンジンコントロールレ
バー32と操作プレート43との間に装着された戻しス
プリング45の戻し力で元の位置に復帰し、同時にスロ
ットルワイヤ46も戻されてエンジン回転数が減少す
る。
操作については、運転席下方のセンタステップ右側方に
設けられたフートアクスルペダル34を図4のB方向に
踏込み操作すると、これと一体のアクスルレバー37が
支点軸38を中心として図の時計方向に回動し、このア
クスルレバー37の回動によりフートアクスルワイヤ4
1の一端が図面左方に引っ張られ、これにより該フート
アクスルワイヤ41の他端に接続されている操作プレー
ト43が、回動軸44を中心として図4の反時計方向に
回動する。更に、この操作プレート43の回動により、
該操作プレート43の上肢片43bに接続されているス
ロットルワイヤ46が図面左方に引っ張られて、エンジ
ン回転数が上昇する。一方、フートアクスルペダル34
の踏込みを解除すると、該フートアクスルペダル34
は、機体フレーム側とアクスルレバー37との間に装着
された戻しスプリング39と、エンジンコントロールレ
バー32と操作プレート43との間に装着された戻しス
プリング45の戻し力で元の位置に復帰し、同時にスロ
ットルワイヤ46も戻されてエンジン回転数が減少す
る。
【0018】次いで、手動操作によるエンジン回転数の
上昇操作については、エンジンコントロールレバー32
を図4のA方向に傾動操作すると、該エンジンコントロ
ールレバー32及びこれと一体のレバーアーム32aが
回動軸44を中心として同方向に回動する。このレバー
アーム32aの回動により、該レバーアーム32aに植
設された当接ピン50により操作プレート43が押さ
れ、該操作プレート43も回動軸44を中心としてA方
向に回動する。更に、この操作プレート43の回動によ
り、該操作プレート43の上肢片43bに接続されてい
るスロットルワイヤ46が図面左方に引っ張られて、エ
ンジン回転数が上昇する。
上昇操作については、エンジンコントロールレバー32
を図4のA方向に傾動操作すると、該エンジンコントロ
ールレバー32及びこれと一体のレバーアーム32aが
回動軸44を中心として同方向に回動する。このレバー
アーム32aの回動により、該レバーアーム32aに植
設された当接ピン50により操作プレート43が押さ
れ、該操作プレート43も回動軸44を中心としてA方
向に回動する。更に、この操作プレート43の回動によ
り、該操作プレート43の上肢片43bに接続されてい
るスロットルワイヤ46が図面左方に引っ張られて、エ
ンジン回転数が上昇する。
【0019】この場合、エンジンコントロールレバー3
2の基部側のレバーアーム32aと前記操作プレート4
3とは、当接ピン50を介して当接されているため、エ
ンジンコントロールレバー32には戻しスプリング45
の付勢力は働かず、よって小さな操作力でエンジンコン
トロールレバー32を操作することができる。一方、エ
ンジンコントロールレバー32の傾動操作を元の位置に
戻すと、これと一体のレバーアーム32aも元の位置に
戻り、操作プレート43は戻しスプリング45の付勢力
で回動軸44を中心として回動し元の位置に戻る。これ
と同時に、スロットルワイヤ46も元の位置に戻されて
エンジン回転数が減少する。
2の基部側のレバーアーム32aと前記操作プレート4
3とは、当接ピン50を介して当接されているため、エ
ンジンコントロールレバー32には戻しスプリング45
の付勢力は働かず、よって小さな操作力でエンジンコン
トロールレバー32を操作することができる。一方、エ
ンジンコントロールレバー32の傾動操作を元の位置に
戻すと、これと一体のレバーアーム32aも元の位置に
戻り、操作プレート43は戻しスプリング45の付勢力
で回動軸44を中心として回動し元の位置に戻る。これ
と同時に、スロットルワイヤ46も元の位置に戻されて
エンジン回転数が減少する。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明
によれば、エンジンコントロールレバーによる一方向の
操作に基づき、当接手段を介して操作片をエンジン回転
数を上昇させる方向に操作可能に連繋し、更に、前記エ
ンジンコントロールレバーと前記操作片との間に、前記
操作片をエンジン回転数を下降させる方向に付勢する弾
性付勢部材を装着したことにより、エンジンコントロー
ルレバーには弾性付勢部材の付勢力は作用しないので、
エンジンコントロールレバーの操作力を軽減することが
できる。
によれば、エンジンコントロールレバーによる一方向の
操作に基づき、当接手段を介して操作片をエンジン回転
数を上昇させる方向に操作可能に連繋し、更に、前記エ
ンジンコントロールレバーと前記操作片との間に、前記
操作片をエンジン回転数を下降させる方向に付勢する弾
性付勢部材を装着したことにより、エンジンコントロー
ルレバーには弾性付勢部材の付勢力は作用しないので、
エンジンコントロールレバーの操作力を軽減することが
できる。
【図1】本発明が適用された乗用田植機の全体側面図で
ある。
ある。
【図2】同上の運転操作部の要部斜視図である。
【図3】本発明に係るエンジン回転数制御機構の概略側
面図である。
面図である。
【図4】同上のエンジン回転数制御機構の全体構成の側
面図である。
面図である。
【図5】乗用田植機のエンジン回転数制御機構の従来例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】同上の要部拡大図である。
10 乗用田植機 13 走行機体 15 エンジン 20 運転席 32 エンジンコントロールレバー 32a レバーアーム 34 フートアクスルペダル 37 アクスルレバー 43 操作プレート 43a 下肢片 43b 上肢片 44 回動軸 45 戻しスプリング 46 スロットルワイヤ 50 当接ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 手動操作に基づきエンジン回転数を制御
するエンジンコントロールレバーと、踏み込み操作に基
づきエンジン回転数を制御するフートアクスルペダルと
を備えた農作業車において、 前記フートアクスルペダルの踏み操作に基づき、操作片
を操作してエンジン回転数を上昇可能に構成すると共
に、 前記エンジンコントロールレバーによる一方向の操作に
基づき、当接手段を介して前記操作片をエンジン回転数
を上昇させる方向に操作可能に連繋し、 更に、前記エンジンコントロールレバーと前記操作片と
の間に、前記操作片をエンジン回転数を下降させる方向
に付勢する弾性付勢部材を装着した、ことを特徴とする
農作業車のエンジン回転数制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008277A JP2001200733A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 農作業車のエンジン回転数制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008277A JP2001200733A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 農作業車のエンジン回転数制御機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001200733A true JP2001200733A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18536571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008277A Pending JP2001200733A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 農作業車のエンジン回転数制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001200733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014172562A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Kubota Corp | 作業車のアクセル操作構造 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000008277A patent/JP2001200733A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014172562A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Kubota Corp | 作業車のアクセル操作構造 |
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