JP2000179370A - 作業車両のエンジン回転制御装置 - Google Patents

作業車両のエンジン回転制御装置

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JP2000179370A
JP2000179370A JP10357892A JP35789298A JP2000179370A JP 2000179370 A JP2000179370 A JP 2000179370A JP 10357892 A JP10357892 A JP 10357892A JP 35789298 A JP35789298 A JP 35789298A JP 2000179370 A JP2000179370 A JP 2000179370A
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Yutaka Ono
豊 小野
Nobuo Fujita
信雄 藤田
Noboru Sagawa
昇 佐川
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ等の作業車両には、昇降自在に連結
した作業機と、エンジンのアクセル開度を変更する電動
モータ3とを備え、レバー等の手動操作以外に後進操作
や旋回操作連動して作業機を上昇すると共にエンジン回
転数を低下させ、同作業機1の下降時に前記低下させた
エンジン回転数を復帰させるエンジン回転制御装置を備
えたものが知られている。しかしながら、作業機を上昇
後、長時間に亘って作業を中断する時には、その後再度
オペレータが作業機を下降させると、前記エンジン回転
数が低下状態であることを忘れて不意に車速が増速さ
れ、トラクタの操作性を損なうという課題が有った。 【解決手段】 前述のようなエンジン回転数を復帰させ
るトラクタ等においては、コントローラ4Bにタイマー
機能を設け、前記作業機を上昇後、所定時間が経過した
後には、作業機下降時に伴うエンジン回転数の復帰を牽
制する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタや田植
機、コンバインといった農業用作業車両、または建設用
の作業車両のエンジン回転制御装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平9−296737号公報に
示されるように、昇降自在に連結した作業機と、エンジ
ンのアクセル開度を変更するモータとを備え、前記作業
機の上昇に連動してエンジン回転数を低下させ、同作業
機の下降時に前記低下させたエンジン回転数を復帰する
トラクタが知られている。そして、これらトラクタに連
結した作業機は、オペレータの作業機昇降レバー等の操
作具による上昇とは別に、車両の後進操作や、旋回操作
に連動して上昇する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のエンジン回転制御装置は、作業中に作業機を上昇
するとエンジン回転数が低下されて低車速で安全に旋回
や後進を行うものであるが、旋回状態のままでオペレー
タが交代したり、作業を中断して休憩する時には、その
後再度オペレータが作業機を下降させると、前記エンジ
ン回転数の低下状態であることを忘れて不意に車速が増
速され、トラクタの操作性を損なうという課題が有っ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を鑑
みて、作業車両のエンジン回転制御装置を以下のように
構成した。即ち、昇降自在に連結した作業機1と、エン
ジン2のアクセル開度を変更するアクチュエータ3とを
備え、前記作業機1の上昇に連動してエンジン回転数を
低下させ、同作業機1の下降時に前記低下させたエンジ
ン回転数を復帰させる作業車両において、前記作業機1
を上昇後、所定時間が経過した後には、作業機下降時に
伴うエンジン回転数の復帰を牽制する制御手段4を備え
たことを特徴とする作業車両のエンジン回転制御装置と
した。
【0005】また、車両の後進、または旋回操作を検出
した時に作業機を上昇し、エンジン回転数を低下させ、
同作業機1の下降時に前記低下させたエンジン回転数を
復帰させる前段記載の作業車両のエンジン回転制御装置
とした。
【0006】
【発明の効果】以上のように構成した作業車両のエンジ
ン回転制御装置は、作業機1の上昇に連動してエンジン
回転数を低下させ低速走行が行えるが、この間に、オペ
レータが休後退したり休憩等して所定時間が過ぎると、
再度作業機1を下降させても、エンジン回転が増速され
ず不意に車速が上がって、作業車両の操作性を損なうこ
とが無くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を作
業車両である農業用トラクタ(以下、トラクタ10)に
ついて説明する。最初にトラクタ10の全体構成に付い
て説明する。トラクタ10は、図2に示すように、ボン
ネット11内部にディーゼル式エンジン2を備え、この
エンジン2の回転動力を、ミッションケース12内の動
力伝達機構を介して後輪13、または前後輪14,13
前輪へ伝達して走行する構成となっている。
【0008】操縦席15の前方には、ステアリングハン
ドル16を突出するハンドルポスト17を設け、同ハン
ドルシャフトには車体の旋回操作を検出する手段として
ハンドル切角センサ6を設けいる。ハンドル16下方に
は、作業機昇降用ワンタッチレバー19や、前記エンジ
ン2のアクセル位置を設定保持するアクセルレバー2
0、前後進切替レバー23を突出して設け、前記作業機
昇降ワンタッチレバー19の回動基部にはリミットスイ
ッチ21を設け、同スイッチ21のON毎に作業機を作
業位置から非作業位置まで連続的に昇降する構成となっ
ている。また、前後進切替レバー23の回動基部にもリ
ミットスイッチ24を設け、同レバー23を後進位置へ
操作するとONする構成となっている。
【0009】また更にフロア上にはアクセルペダル2
2、前記左右後輪13を夫れ夫れ独立して制動する左右
ブレーキペダル等を設け、これら回動基部にも踏み込み
操作時にONするリミットスイッチ25、28L,28
Rを設けている。前記操縦席15の側方には、前記作業
機1の高さを変更する作業機昇降レバー35を設け、こ
の昇降レバー35の回動基部に操作位置を検出するポテ
ンショメータ36を設けている。また、同レバー35の
ガイド近傍には、後述する旋回制御スイッチ32やエン
ジン回転制御装置の作動を入り切りするエンジン回転制
御入切スイッチ37、及び同制御中のエンジン回転数を
指定する手段であるエンジン低下回転数設定ダイヤル3
8、耕深制御切替スイッチ39、耕深設定器40等の各
種設定器を設けている。
【0010】そして、前記各種検出器や設定器は操縦席
15下方の制御手段であるコントローラ4A,4Bに接
続する構成となっている。トラクタ10のミッションケ
ース12後部には、作業機昇降用アクチュエータである
油圧シリンダ8を内装するシリンダケース41を備え、
前記シリンダ8のピストン伸縮によりケース41左右に
支持するリフトアーム42を上下回動する構成となって
いる。また、車体後部には、トップリンクと左右のロワ
ーリンクからなる3点リンク機構を設け、同リンク機構
43にロータリ作業機1等、各種作業機を連結する構成
となっている。そしてリフトアーム42の片側には、こ
の回動基部にリフトアーム角センサ44を設けている。
【0011】尚、前記3点リンク機構にロータリ作業機
1を連結する時には、ロータリカバー45上部にポテン
ショメータ式のデプスセンサ46を設け、リヤカバー4
7の回動角度を検出することで耕深を検出する構成とな
っている。これにより、後述する作業機昇降用コントロ
ーラ4Aは、作業機昇降レバー35の検出角度とリフト
アーム42の設定角度とを一致させるように、作業機上
昇用制御弁のソレノイド50A、或いは作業機下降用制
御弁のソレノイド50Bへ通電し、また、前記作業機昇
降用ワンタッチレバー19のON操作の度にリフトアー
ム角度を、作業機昇降レバー位置と別途設定した上昇位
置との間を連続的に昇降するポジション制御を行う構成
となっている。
【0012】また、ロータリ作業1を連結し、耕深制御
入切スイッチ39が「入」である時には、前記耕深設定
器40で設定された耕深値とデプスセンサ46の検出値
とが一致するようにリフトアーム42を昇降する耕深制
御を行う構成となっている。トラクタ10の動力伝達機
構について図3に基づき説明する。前記エンジン2から
出力された回転動力は、主クラッチ18、前後進切替装
置26、主変速装置27A、副変速装置27Bと伝達さ
れ、後輪デフ装置を介して後輪13を駆動する構成とな
っている。
【0013】また、副変速装置27Bにて減速された回
転動力は、前輪増速機構29を通じて前輪13へも伝達
する構成となっている。前輪増速機構29は、内部に油
圧クラッチを備え、トラクタ10の旋回時に同クラッチ
が圧着して、入力した回転を略二倍の回転速度で出力す
る構成となっている。これにより、前輪14の周速が後
輪13の周速の略二倍に増速することができる。
【0014】尚、図中の符号30…は左右後輪を独立し
て制動するブレーキディスクを示し、31はこのディス
クを圧着するアクチュエータであるブレーキ用油圧シリ
ンダを示す。また、エンジン1の回転動力は、ミッショ
ンケース12に設けた油圧ポンプを駆動し、各種油圧ア
クチュエータに作動油を送油する構成となっている。次
にエンジン2のガバナ機構49側部のアクセル調整機構
7について図4乃至図6に基づいて説明する。
【0015】アクセル調整機構7は、エンジン2のガバ
ナ機構49側部に設け、同ガバナ機構49内のコントロ
ールラック位置を入力軸51を回転することで、エンジ
ン燃焼室への燃料供給量を調整しエンジン2の出力回転
数を変更する構成となっている。そして前記入力軸51
には、制御アーム52を同軸51と一体構成し、このア
ーム52に車体後方から前記アクセルレバー20とアク
セルペダル22と接続するワイヤー53A,53Bを連
結する構成となっている。また、前記制御アーム52の
後方からは、エンジン回転調整用アクチュエータである
ステッピング式の電動モータ3を接続するワイヤ53C
と、制御アーム52の回動位置を検出するアクセル位置
センサ55と接続する連結ロッド56を接続する構成と
なっている。
【0016】前記前記電動モータ3は、ボンネット11
内部のラジエータ57前方に配置するラジエータネット
取付枠58上部に取り付けた構成となっている。これに
より、電動モータ3をエンジン下方などへ配置する構成
と比較して、土泥、塵埃の付着を防止しモータ3の耐久
性を向上することができ、モータ3を連続使用したとき
に発せられる熱を冷却しやくなっている。また、前記ア
クセル位置センサ55は、ラジエータネット取付枠58
の側部に取付ける構成となっている。尚、図5中の符号
59はエアクリーナを示す。
【0017】これにより、エンジン回転制御は、エンジ
ン回転制御入切スイッチ37が「入」となっている時
に、作業機1を前記ポジション制御により上昇すると、
電動モータ3を回転させて制御アーム52の回動位置を
前記アクセルレバー20の設定位置よりもエンジン回転
減速側に変更(図6中2点鎖線の位置)してトラクタ1
0の走行速度を減速する構成となっている。
【0018】また、前記前後進切替レバー23を後進位
置に操作し、リミットスイッチ24がONされると前述
同様に電動モータ3を駆動し更に制御アーム52を減速
側に回転させてトラクタ10の走行速度を減速する構成
となっている。尚、前記作業機上昇操作と後進操作によ
る減速操作は、トラクタ10の機種仕様に応じて、どち
らか一方だけを実行しても良いし、両操作を実行する際
もどちらか一方が実作動中、即ちエンジン回転減速中で
あれば他方の操作による更なる減速をキャンセルする構
成としても良い。
【0019】次に、トラクタ10の制御系統について図
1のブロック図に基づいて説明する。前記トラクタ10
は、作業機昇降制御を司る作業機昇降用コントローラ4
Aと走行関連の制御を司る走行用コントローラ4Bとを
備えている。そして両コントローラ4A,4Bは、内部
に各種信号を処理するCPUと、これら信号情報を一時
記憶するRAMと、各種制御プログラム等を格納するE
EPROM、そしてタイマー時計等を有する構成となっ
ている。また両コントローラ4A,4Bは、通信ライン
により接続し、必要なセンサ情報や出力情報を通信する
構成となっている。
【0020】作業機昇降用コントローラ4Aは、この入
力部に、作業機昇降レバー35のポテンショメータ3
6、作業機昇降用ワンタッチレバー19のリミットスイ
ッチ21、リフトアーム角センサ44、旋回制御スイッ
チ32、ハンドル切角センサ6、耕深制御入切スイッチ
39と、耕深設定器40、デプスセンサ46を接続する
構成となっている。そして出力部には、リフトアーム4
2を上昇、或いは下降する比例制御弁のソレノイド50
A,50Bを接続して設けている。
【0021】また、走行用コントローラ4Bは、入力部
に、アクセル位置センサ55と、エンジン回転制御装置
の作動を入切するエンジン回転制御入切スイッチ37、
エンジン低下回転数設定ダイヤル38、アクセルペダル
基部のリミットスイッチ25、前後進切替レバー23基
部のリミットスイッチ24、左右ブレーキペダル基部の
リミットスイッチ28L,28Rとを接続して設けてい
る。また、この出力部には、電動モータ3と、前記ブレ
ーキ用油圧シリンダ31L。31Rを駆動する切替制御
弁のソレノイド61L,61R、前輪増速用油圧クラッ
チを圧着する切替制御弁のソレノイド62等を接続して
設けている。
【0022】以上のように構成したトラクタ10のエン
ジン回転制御装置の牽制は、図7乃至図10に示す制御
プログラムの概要に示すように実行される。図7に示す
フローチャートは、前記走行用コントローラ4Bが実行
する制御の概要を示すフローチャートである。トラクタ
10の電源を「入」とすると、各種センサや設定器の接
続状態や設定状態を読み込み、エンジン回転制御入切ス
イッチ37、旋回制御スイッチ32が「入」状態である
かどうかを判定し、これらがYESであると夫れ夫れの
制御を実行する。
【0023】エンジン回転数制御は、図8に示す作業機
1の上昇に連動してエンジン回転数を減速させる制御
と、図9に示す車両の後進操作に連動してエンジン回転
数を減速させる制御とから構成される。作業機1の上昇
操作に連動するエンジン回転制御装置は、最初に現在の
エンジン回転数が低下された状態かどうかを判定し、こ
れがYESであれば現在の制御アーム51の回動位置、
即ちエンジン回転位置を記憶する。前記作業機昇降レバ
ー35や作業機昇降用ワンタッチレバー19の操作によ
り、作業機1が上昇操作されたかどうかを判定し、これ
がYESであれば前記エンジン回転数低下設定器38の
設定値に応じて電動モータ3を駆動して、制御アーム5
2を回動する。
【0024】これによりトラクタ10のエンジン回転数
が低下し車速が減速される。そして、これと共に内部タ
イマーにより経過時間を計測し、トラクタ10の旋回が
終了すると想定される所定時間(例えば10秒)内に作
業機下降操作が有った時には、前記電動モータ52を初
期状態に復帰し、エンジンの回転数を初期状態に復帰さ
せる。
【0025】尚、前記タイマーによる所定時間を超えた
時には、オペレータの交代や作業の中断があったと想定
し、作業機の下降操作が検出されても電動モータ3の状
態をそのままに保ち、この復帰牽制状態を解除するため
予め設定された操作、ここではアクセルレバーの位置変
更操作、またはアクセルペダルの踏込操作を各検出器か
ら検出することで、前記電動モータ52を初期状態に復
帰する構成となっている。
【0026】また、トラクタ10の後進操作に連動する
エンジン回転制御装置は、前記後進スイッチがONの状
態であるかどうかを判定し、これがYESであれば前記
リフトアーム42を上昇する比例圧力制御弁のソレノイ
ド50Aへ通電して作業機1を上昇する共に、エンジン
回転数低下設定器38の設定値に応じて電動モータ3を
駆動し、制御アーム52を回動する。
【0027】これによりトラクタ10のエンジン回転数
が低下し車速が減速される。そして、これと共に内部タ
イマーにより経過時間を計測し、所定時間(例えば10
秒)内に後進操作が解除された時には、前記電動モータ
3を初期状態に復帰し、エンジンの回転数を初期状態に
復帰させる。また、前述同様、前記タイマーによる所定
時間を超えた時には、オペレータの交代や作業の中断が
あったと想定し、作業機1の下降操作が検出されても電
動モータ3の状態をそのままに保ち、この復帰牽制状態
を解除するための操作(アクセルレバーの位置変更操
作、またはアクセルペダルの踏込操作)を行うことで、
前記電動モータ3を初期状態に復帰する構成となってい
る。
【0028】尚、後進操作で上昇した作業機1は、前記
ポジション制御により再度作業位置へ下降する。以上の
ように構成したトラクタ10のエンジン回転制御装置
は、作業機1の上昇に連動してエンジン回転数を低下さ
せ低速走行が行え、この間に、オペレータが休憩した
り、交代等して所定時間が過ぎ去ると、再度作業機1を
下降させても、エンジン回転が復帰して増速されず不意
に車速が上がって、トラクタ10の操作性を損なうこと
が無くなる。
【0029】次に、エンジン回転をトラクタ10の旋回
操作に連動して減速させる形態について図10に基づい
て説明する。ここでは、前記トラクタ10のハンドル切
角センサ6による検出角が旋回操作と想定される程度の
所定角度以上となると、作業機昇降用コントローラ4A
により前記作業機1を上昇すると共に、走行用コントロ
ーラ4Bにより夫れ夫れの制御弁を切り替えて、旋回内
側の後輪13にブレーキをかけ、更に前記前輪増速用油
圧クラッチを圧着する。そして同時に前述同様内部タイ
マによる経過時間が計測する構成となっている。
【0030】そして、前記リフトアーム角センサ44か
ら作業機1が上昇位置に達して停止したかどうかを判定
し、また前記ブレーキのソレノイド61L(61R)、
及び前輪増速用クラッチを作動する制御弁ソレノイド6
2への通電を終了した後に、前記電動モータ3を駆動し
てエンジン2の回転数を減速する構成となっている。こ
れにより、例えば前記作業機昇降用の油圧シリンダ8、
またはブレーキ用油圧シリンダ31L,31Rなど各種
油圧アクチュエータの駆動中にエンジン回転を変動し、
この為に生じるアクチュエータへの送油量を変動させて
作動速度が変動することを防止できる。
【0031】そして、このハンドル切角が戻して旋回終
了時に、旋回操作が終了すると想定される所定時間、例
えば10秒〜20秒以内であるかどうかを判定し、これ
がYESで有ればモータ3を初期状態に戻して、エンジ
ン回転を復帰する構成としている。一方前記ブレーキ用
油圧シリンダ31L(31R)を駆動する制御弁のソレ
ノイド61L(61R)、及び前輪増速機構29の油圧
クラッチへのソレノイド62への通電は所定時間に関わ
らずハンドル切角が復帰したときに停止する構成となっ
ている。
【0032】これにより、トラクタ10の旋回操作に連
動してエンジン回転数を低下させ低速旋回が行えるが、
この間に、オペレータが休後退したり休憩等して所定時
間が過ぎると、再度作業機1を下降させても、エンジン
回転が増速されず不意に車速が上がりトラクタ10の操
作性を損なうことが無くなる。尚、前述では作業機1の
上昇、或いは下降操作を、リフトアーム角センサ44に
より検出する構成としたが、これに替えて操作部である
作業機昇降用レバー35のポテンショメータ36で検出
する構成としても良いし、旋回操作についてはハンドル
切角センサ6に替えて作動部である前輪14の操向量を
検出する構成としても良い。また更に、エンジンの回転
復帰を牽制する方法としては、コントローラ4Bの内部
タイマーに替えて、図3中の動力伝達機構内、例えば前
輪系の伝達機構に回転センサ5を備え、この回転数より
旋回に必要とされる以上の移動距離を検出したときに、
前述同様エンジン回転の復帰を牽制する構成としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントローラの接続状態を示す図。
【図2】トラクタの全体側面図。
【図3】トラクタの伝導機構を示す図。
【図4】ボンネット内部の正面図。
【図5】ボンネット内部の側面図。
【図6】アクセル機構を示す図。
【図7】走行用コントローラが実行する制御の概要を示
すフローチャート。
【図8】作業機上昇操作に伴うエンジン回転制御の概要
を示すフローチャート。
【図9】後進操作に伴うエンジン回転制御の概要を示す
フローチャート。
【図10】旋回操作に伴うエンジン回転制御の概要を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 ロータリ作業 2 エンジン 3 電動モータ 4A 作業機昇降用コントローラ 4B 走行用コントローラ 6 ハンドル切角センサ 24 リミットスイッチ(前後進切替レバー) 55 アクセル位置センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 2B304 KA08 LA02 LA06 LB05 LB15 LC04 MA20 MB03 MC08 PA02 PC12 QA04 QB02 2D003 AA00 AB01 AB02 AB03 AB06 BA01 DA02 DA04 DB04 DB05 DC04 3G093 AA05 AA09 AB01 BA09 CB04 CB09 DA01 DA06 DB00 DB22 DB23 EA03 EB04 EC02 FA11 FA12 FB01 FB02 3G301 HA02 HA28 JA00 KB04 KB06 KB08 LB14 LC01 LC04 NC08 NE23 PE01Z PF00Z PF01Z PF03Z PF15Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在に連結した作業機1と、エンジ
    ン2のアクセル開度を変更するアクチュエータ3とを備
    え、前記作業機1の上昇に連動してエンジン回転数を低
    下させ、同作業機1の下降時に前記低下させたエンジン
    回転数を復帰させる作業車両において、前記作業機1を
    上昇後、所定時間が経過した後には、作業機下降時に伴
    うエンジン回転数の復帰を牽制する制御手段4を備えた
    ことを特徴とする作業車両のエンジン回転制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の後進、または旋回操作を検出した
    時に作業機を上昇し、エンジン回転数を低下させ、同作
    業機1の下降時に前記低下させたエンジン回転数を復帰
    させる請求項1に記載の作業車両のエンジン回転制御装
    置。
JP10357892A 1998-12-16 1998-12-16 作業車両のエンジン回転制御装置 Pending JP2000179370A (ja)

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Cited By (5)

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