JP2000087773A - 作業車両のエンジン制御装置 - Google Patents

作業車両のエンジン制御装置

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JP2000087773A
JP2000087773A JP10258287A JP25828798A JP2000087773A JP 2000087773 A JP2000087773 A JP 2000087773A JP 10258287 A JP10258287 A JP 10258287A JP 25828798 A JP25828798 A JP 25828798A JP 2000087773 A JP2000087773 A JP 2000087773A
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JP
Japan
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rotation
pto
pto shaft
engine
vehicle body
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Pending
Application number
JP10258287A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tamada
武史 玉田
Noboru Sagawa
昇 佐川
Masayuki Takahashi
誠之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車両に設けたPTO軸の回転を逆回転に
切り換えたときに、作業機または車体の駆動機構に過剰
負荷を与えないようにする。 【解決手段】 PTO正逆転レバーの操作によりPTO
軸の回転を正回転または逆回転へ切り換え可能にしたト
ラクタに於いて、PTO正逆転レバーを逆転位置にした
ときにオンとなる逆転PTO検出スイッチを設け、該逆
転PTO検出スイッチのオンオフによりPTO軸の回転
方向を判別できるように構成する。該逆転PTO検出ス
イッチがオンのときは、コントローラからスロットルモ
ータへ低速位置信号を出力し、ガバナの開度を変更して
エンジンの回転数を低速回転にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業車両のエンジン
制御装置に関するものであり、特に、車体の後部に各種
作業機を連結してPTO軸の回転を伝達する農業用トラ
クタや建設用ブルドーザ等の作業車両のエンジン制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】農業用
トラクタや建設用ブルドーザ等の作業車両では、車体の
後部に作業機を連結し、該車体に搭載したエンジンの回
転をPTO軸へ伝え、このPTO軸を介して前記作業機
へ動力を伝達可能にしてある。例えば農業用トラクタに
て圃場を耕耘する際は、車体の後部にリンク機構にてロ
ータリ作業機を連結し、ユニバーサルジョイントを介し
てPTO軸の回転をロータリ作業機へ伝達する構成とな
っている。
【0003】これらの作業機は、PTO軸が正回転状態
で通常の作業が行われるように設定されており、特殊な
状況の場合にPTO軸の回転を逆回転に切り換えたとき
は、作業負荷が増大して作業機または車体の駆動機構を
損傷する虞がある。
【0004】そこで、作業車両に設けたPTO軸の回転
を逆回転に切り換えたときに、作業機または車体の駆動
機構に過剰負荷を与えないようにするために解決すべき
技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を
解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、車体の後部に作業機
を連結し、該車体に搭載したエンジンの回転をPTO軸
へ伝え、このPTO軸を介して前記作業機へ動力を伝達
可能にした作業車両に於いて、前記PTO軸の回転方向
を検出する手段を設け、該PTO軸の回転方向が切り換
えられたときは、エンジンの回転数を低速側に変更する
連動機構を備えた作業車両のエンジン制御装置を提供す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例として農業
用トラクタ10を示し、車体の前部にエンジン11を搭
載し、エンジン11の側部にガバナ12が設けられてい
る。また、車体の後部にリンク機構13を介してロータ
リ作業機14を連結してある。
【0007】このリンク機構13はトップリンク15と
左右のロワリンク16,16からなる3点リンク式であ
り、左右のリフトアーム17,17の先端と左右のロワ
リンク16,16とを夫々リフトロッド18,18にて
連結してある。そして、ミッションケース19の上部に
設けられたリフトシリンダ20の伸縮により前記リフト
アーム17,17を回動すれば、ロワリンク16,16
が上下動してロータリ作業機14が昇降する。リフトア
ーム17,17の回動軸にはリフトアーム角センサ21
が設けられ、このリフトアーム角センサ21によってリ
フトアーム17,17の回動角度を検出し、ロータリ作
業機14の昇降高さを演算できるように構成されてい
る。
【0008】一方、運転席22の近傍にはPTO正逆転
レバー23が設けられ、エンジン11の回転をPTO軸
24へ伝達する際に、該PTO正逆転レバー23の操作
によってPTO軸24の回転を正回転または逆回転へ切
り換え可能にしてある。そして、PTO軸24の回転方
向を検出する手段として逆転PTO検出スイッチ25を
設けてあり、前記PTO正逆転レバー23を逆転位置へ
切り替えたときはPTO軸24の回転が逆回転になると
ともに、逆転PTO検出スイッチ25がオンとなる。
【0009】尚、符号26は作業機昇降レバーであり、
該作業機昇降レバー26を操作することにより、前記リ
フトシリンダ20が伸縮してロータリ作業機14が昇降
する。更に、ステアリングハンドル27の操作に連動す
る操舵機構28が設けられ、ステアリングハンドル27
を回転したときは該操舵機構28を介して前輪29,2
9が左右何れかへ回向し、該操舵機構28に設けられた
ステアリング切れ角センサ30により前輪29,29の
切れ角が検出される。
【0010】更に、後輪31,31の上方はオーバーフ
ェンダ32,32にて被蔽されており、該オーバーフェ
ンダ32の最後部にトレイ33を出没可能に設けてあ
る。このトレイ33はパイプフレームを折り曲げて形成
するほか、金属板若しくは合成樹脂板にて形成する。そ
して、通常は該トレイ33を前方へ押し込んでオーバー
フェンダ33内へ没入させておき、燃料を給油する際に
該トレイ33を後方へ引き出して、該トレイ33へポリ
タン(図示せず)を載置する。或いは、前記オーバーフ
ェンダ32の最後部を予め後方へ延設しておき、この延
設部分にポリタンを載置するように構成してもよい。
【0011】図2はエンジン制御装置のブロック図であ
り、前記作業機昇降レバー26の回動はポテンショメー
タにより検出され、この検出信号がコントローラへ入力
されて作業機昇降レバー26の操作位置が判別される。
コントローラは該ポテンショメータの検出信号に応じて
電磁弁の上昇用ソレノイドまたは下降用ソレノイドへ制
御信号を出力し、リフトシリンダ20を伸縮させてリフ
トアーム17,17を回動する。リフトアーム17,1
7の回動角度は前記リフトアーム角センサ21により検
出し、この検出信号がコントローラへ入力されてロータ
リ作業機14の昇降高さが演算される。
【0012】一方、ステアリング切れ角センサ30によ
って前輪29,29の切れ角が検出され、コントローラ
ではステアリングハンドル27の操作によって車体が旋
回状態に入ったか否かを判別する。また、前述したよう
に、PTO正逆転レバー23の操作によりPTO軸24
の回転を正逆何れかへ切り換え可能であるが、PTO正
逆転レバー23を逆転位置へ切り替えたときは逆転PT
O検出スイッチ25がオンとなり、この検出信号がコン
トローラへ入力されてPTO軸24の回転方向が逆回転
に切り替えられたことを判別できる。
【0013】ここで、一般的なトラクタやブルドーザ等
の作業車両は、スロットルボリューム或いはスロットル
レバーにてガバナ12を操作し、作業時はエンジン11
が高回転状態となるように保持する。スロットルボリュ
ームの操作量がコントローラへ入力されると、この操作
量に応じてスロットルモータへ制御信号が出力され、ス
ロットルモータが所定角度だけ回転してワイヤを押し引
きする。従って、該ワイヤによってカバナ12の開度が
変更し、エンジン11の回転数が調整される。エンジン
11の回転数の変化はエンジン回転数センサにて検出
し、車体の走行速度は車速センサにて検出する。
【0014】図3は本発明の制御のフローチャートを示
し、先ず、各種センサやスイッチ等の状態を読み込む。
車体の後部にロータリ作業機14を連結して耕耘作業を
行う場合に、PTO正逆転レバー23が正回転位置にあ
るときは逆転PTO検出スイッチ25がオフであり、ス
ロットルモータへ通常位置の制御信号が出力される。従
って、ガバナ12の開度が高速位置にセットされ、エン
ジン11は作業に適した高回転となる。
【0015】一方、オペレータが前記PTO正逆転レバ
ー23を逆回転位置へ切り換えたときは、逆転PTO検
出スイッチがオンとなり、スロットルモータへ低速位置
信号が出力される。従って、ガバナ12の開度が低速位
置にセットされ、エンジン11が自動的に低速回転とな
る。即ち、PTO軸24は正回転状態よりも低速とな
り、ロータリ作業機14の耕耘爪も低速で逆回転するこ
とになる。
【0016】斯くして、耕耘爪の逆回転による作業負荷
の急増が低減し、ロータリ作業機14及び車体の駆動機
構の損傷を防止できる。また、耕耘爪が逆回転したとき
に土や小石などが飛散せず、周囲の作業者に危害を及ぼ
す虞がない。
【0017】尚、エンジン11の回転を低下させる場
合、前記スロットルモータを電気的に制御してガバナ1
2の開度を調整するほか、図示は省略するが、運転席2
2の近くに減速用のレバーを設け、該レバーの他端部を
スロットルモータとガバナ12を接続しているワイヤに
係止しておき、該レバーの操作によりワイヤを上下動さ
せてテンションを与えれば、ガバナの開度を機械的に数
段階調整することもできる。
【0018】ここで、車体を旋回させるときにエンジン
の回転数が高回転であると、旋回中の車速が高くなって
圃場を荒らしたり、或いは車体が転倒する危険がある。
そこで、図4のフローチャートに示すように、ステアリ
ング切れ角センサ30にて旋回操作の有無を検出すると
ともに、車速センサにて車体の走行速度を検出し、旋回
が開始されたときに所定以上の車速であるときは、前記
スロットルモータに制御信号を出力してエンジン回転を
自動減速する。しかし、旋回が開始されたときに車速が
極めて遅い場合は、更に減速する必要がないので、斯か
る場合は、スロットルモータに制御信号を出力せず、エ
ンジン回転をそれ以下には減速しない。
【0019】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、PTO軸の回転方向が切り換えられたときは、エ
ンジンの回転数を低速へ変更するため、切り換え直後の
作業負荷の急増を抑止でき、作業機または車体の駆動機
構に過剰負荷を与えない。従って、該駆動機構の損傷を
未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】作業車両の一例として農業用トラクタ10を示
す側面図。
【図2】エンジン制御装置のブロック図。
【図3】エンジン制御の一例を示すフローチャート。
【図4】エンジン制御の他の一例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10 トラクタ 11 エンジン 12 ガバナ 14 ロータリ作業機 23 PTO正逆転レバー 24 PTO軸 25 逆転PTO検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 誠之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B041 AA01 AB05 AC03 EA02 EA16 EA26 HA03 HA14 HA21 2D003 AA02 AB06 BB01 DA04 DB03 DB04 3G093 AA09 AB05 BA08 DA01 DB00 DB05 DB22 EA03 EC02 FA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部に作業機を連結し、該車体に
    搭載したエンジンの回転をPTO軸へ伝え、このPTO
    軸を介して前記作業機へ動力を伝達可能にした作業車両
    に於いて、前記PTO軸の回転方向を検出する手段を設
    け、該PTO軸の回転方向が切り換えられたときは、エ
    ンジンの回転数を低速側に変更する連動機構を備えたこ
    とを特徴とする作業車両のエンジン制御装置。
JP10258287A 1998-09-11 1998-09-11 作業車両のエンジン制御装置 Pending JP2000087773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150095265A (ko) 2014-02-13 2015-08-21 대동공업주식회사 농용 작업차의 역회전 pto 제어장치 및 방법
JP2021146931A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 三菱マヒンドラ農機株式会社 トラクタ

Cited By (4)

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JP2021146931A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 三菱マヒンドラ農機株式会社 トラクタ
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