JP5798053B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、PTO軸と、PTO軸を駆動する電動モータとが備えられているトラクタに関する。
トラクタにおいて、ロータリ耕耘装置を機体上下方向に昇降操作可能に連結する連結装置と、エンジンとを備え、エンジンの出力を走行部に伝達すると共に、PTO軸によってロータリ耕耘装置に伝達するように構成してあるものがある。
特開2008−195271号公報
上記のように構成して、ロータリ耕耘装置を連結してあるトラクタは、耕耘作業中において旋回する場合、ロータリ耕耘装置への負荷を低減するために、旋回前にロータリ耕耘装置を上昇させて地面から離し、その後に旋回を開始する。そして、旋回終了後にロータリ耕耘装置を接地するまで下降させて耕耘作業を再開する。
しかし、上記構成のトラクタであると、耕耘作業中は効率上エンジンをフル回転させているため、ロータリ耕耘装置の耕耘爪は高速回転している。
そのため、ロータリ耕耘装置を上昇させて旋回する場合において、高速で空回りする耕耘爪に付着した土や泥が飛ばされ、周囲が汚れる虞がある。さらに、旋回終了後に、ロータリ耕耘装置を駆動させながら接地させる場合においても、耕耘始めに、高速回転する耕耘爪が耕耘土や泥を周囲に飛散させ、周囲が汚れる虞がある。
また、ロータリ耕耘装置に、ロータリ耕耘装置の耕深の変動に伴って上下揺動するカバーを設けて、カバーの上下揺動によってロータリ耕耘装置の自動昇降制御を行なう場合、上記のように高速回転する耕耘爪が接地することで飛散された耕耘土や泥が、カバーに当たったり、余分に盛り上がるなどしてカバーを押し上げてしまうので、自動昇降制御が不安定となり耕深が一定とならない虞もある。
本発明の目的は、ロータリ耕耘装置を上昇させる場合に、ロータリ耕耘装置から土などが周囲に飛散しないようにすると共に、ロータリ耕耘装置を駆動させながら接地させる場合にも、耕耘始めに耕耘土などが周囲に飛散したり余分に盛り上がることがないようにすることにある。
構成)
本発明の第1特徴では、
ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタにおいて、
前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ
前記電動モータに流れる電流値を検出可能な電流検出手段を備え、
前記制御手段は、前記電流検出手段の検出値に基づいて前記ロータリ耕耘装置の接地の有無を判断し、前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合に、前記電流検出手段の検出値に基づいて前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで無段階で徐々に上昇するように前記電動モータを制御する。
(作用及び発明の効果)
本発明の第1特徴によると、ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇される場合には、制御手段によって電動モータが制御され、PTO軸及びロータリ耕耘装置が停止されるので、ロータリ耕耘装置を上昇させて旋回する場合に、ロータリ耕耘装置の空回りによって土などが周囲に飛散する虞を抑制できる。
また、旋回終了後に、ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、PTO軸が低速で駆動された状態でロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が低速から所定値まで徐々に上げられながら土中に入るので、耕耘始めにおいても耕耘土が周囲に飛散したり余分に盛り上がる虞を抑制できる。
そして、上記のように、制御手段によって自動的にPTO軸が低速から所定の回転速度まで徐々に上げられるので、手動でPTO軸の回転速度を上げる場合に比して操作を簡易化できるという利点もある。
(構成)
本発明の第2特徴では、
ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタにおいて、
前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ、
機体に対する前記ロータリ耕耘装置の高さを検出する高さ検出手段と、
前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇する場合に、前記ロータリ耕耘装置が地面から離れたことを検知する検知手段と、
前記検知手段によって、前記ロータリ耕耘装置が地面から離れたことが検知された状態の、前記高さ検出手段の検出値を記憶する記憶手段とを備え、
前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記高さ検出手段の検出値が前記記憶手段に記憶された前記検出値となると、前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断して、前記電動モータを制御するように前記制御手段が構成されている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第2特徴によると、ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇される場合には、制御手段によって電動モータが制御され、PTO軸及びロータリ耕耘装置が停止されるので、ロータリ耕耘装置を上昇させて旋回する場合に、ロータリ耕耘装置の空回りによって土などが周囲に飛散する虞を抑制できる。
また、旋回終了後に、ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、PTO軸が低速で駆動された状態でロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が低速から所定値まで徐々に上げられながら土中に入るので、耕耘始めにおいても耕耘土が周囲に飛散したり余分に盛り上がる虞を抑制できる。
そして、上記のように、制御手段によって自動的にPTO軸が低速から所定の回転速度まで徐々に上げられるので、手動でPTO軸の回転速度を上げる場合に比して操作を簡易化できるという利点もある。
一般的に、旋回前の作業地の地面の高さ位置と、旋回後の作業地の地面の高さ位置とは略同じである。従って、本発明の第2特徴によると、旋回前に、ロータリ耕耘装置が地面から離れたことを検知手段が検知した状態において、記憶手段に記憶された高さ検出手段の検出値(ロータリ耕耘装置の高さ)は、旋回後にロータリ耕耘装置が下降されて接地した状態におけるロータリ耕耘装置の高さでもある。
よって、旋回終了後に、ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記高さ検出手段の検出値が前記記憶手段に記憶された前記検出値となると、ロータリ耕耘装置が接地したと制御手段が判断できるので、実際にロータリ耕耘装置が接地する略正確なタイミングでPTO軸を低速から所定値まで徐々に上げることができる。
(構成)
本発明の第3特徴では、
ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタにおいて、
前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ、
前記ロータリ耕耘装置の負荷トルクを検出するトルク検出手段が備えられてあり、
前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記トルク検出手段によって所定の負荷トルクが検出されると、前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断して、前記電動モータを制御するように前記制御手段が構成されている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第3特徴によると、ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇される場合には、制御手段によって電動モータが制御され、PTO軸及びロータリ耕耘装置が停止されるので、ロータリ耕耘装置を上昇させて旋回する場合に、ロータリ耕耘装置の空回りによって土などが周囲に飛散する虞を抑制できる。
また、旋回終了後に、ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、PTO軸が低速で駆動された状態でロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が低速から所定値まで徐々に上げられながら土中に入るので、耕耘始めにおいても耕耘土が周囲に飛散したり余分に盛り上がる虞を抑制できる。
そして、上記のように、制御手段によって自動的にPTO軸が低速から所定の回転速度まで徐々に上げられるので、手動でPTO軸の回転速度を上げる場合に比して操作を簡易化できるという利点もある。
一般的に、耕耘始めのロータリ耕耘装置の負荷トルクは、設計段階において想定できる。
従って、上記のように想定した負荷トルクを本発明の第3特徴における所定の負荷トルクとして事前に設定しておけば、ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合に、トルク検出手段によって事前に設定された所定の負荷トルクが検出されると、ロータリ耕耘装置が接地したと制御手段が精度良く判断できるので、実際にロータリ耕耘装置が接地する略正確なタイミングでPTO軸を低速から所定値まで徐々に上げることができる。
トラクタの全体を示す右側面図である。 トラクタの制御構成を示す概略平面図である トラクタの制御構成を示す概略図である トラクタの制御手段の構成を示すブロック図である。 作動制御部によって、作業用モータを制御する流れを示す図である。 別実施形態のトラクタの制御手段の構成を示すブロック図である。 別実施形態のトラクタの作動制御部によって、作業用モータを制御する流れを示す図である。 別実施形態のトラクタの制御手段の構成を示すブロック図である。 別実施形態のトラクタの作動制御部によって、作業用モータを制御する流れを示す図である。 本実施形態のトラクタのPTOレバーと、その操作経路を示す図である。 別実施形態のトラクタのPTOダイヤルを示す図である。 別実施形態のトラクタのPTOダイヤルを示す図である。
(トラクタの全体構成)
図1,2に示すように、本実施形態で例示するトラクタは、操向輪及び駆動輪としての左右一対の前輪1と、駆動輪としての左右一対の後輪2と、トランスミッション3を介して左右の後輪2を駆動する電動モータ(以下、走行用モータ21と称する)とを備える電動トラクタである。
なお、左右の前輪1は、トランスミッション3から伝動系(図示しない)を介して走行用モータ21の動力を伝達されて駆動されるように構成されている。
また、トラクタの後端部には、作業装置を昇降揺動可能に取り付けることができる連結装置4と、連結装置4に連結された作業装置に動力を伝達するPTO軸5とが備えられている。
なお、図1に示すように、本実施形態で例示する前記作業装置は、地面を耕耘可能な耕耘爪6Aを備えるロータリ耕耘装置6である。
図1,2に示すように、トラクタの後半部には、運転部10が形成されてあり、運転部10は、運転座席11と、ステアリングホイール12と、アクセルペダル13と、ブレーキペダル14とが備えられている。
他にも、運転部10には、連結装置4の後述するリフトアーム4Aを上下揺動させて、ロータリ耕耘装置6を昇降操作可能な昇降レバー15及び優先レバー30と、走行用モータ21の回転数を操作できる主変速レバー16と、トランスミッション3を変速操作できる副変速レバー17と、前後進レバー18と、後述の作業用モータ23の回転数を操作できるPTOレバー19などの操作具が備えられている。
(連結装置)
図1,2に示すように、連結装置4は、左右一対のリフトアーム4Aと、左右一対のロワーリンク4Cと、左右一対のリフトロッド4Bと、トップリンク4Fと、油圧式のリフトシリンダ(図示しない)とを備えて構成されている。
具体的には、左右のリフトアーム4Aは、機体の後端部に、機体左右方向軸芯周りに上下揺動可能に支持されている。トップリンク4Fは、機体の後端部の機体左右方向中央部に、機体左右方向軸芯周りに上下揺動可能に構成されている。左右のロワーリンク4Cは、機体の後端部にトップリンク4Fより下方側で、機体左右方向軸芯周りに上下揺動可能に支持されている。左右のリフトロッド4Bは、その両端部が左右のリフトアーム4Aと左右のロワーリンク4Cとに機体左右方向軸芯周りに支持されることで、両者を連結している。リフトシリンダは、機体の後端部の内部に配備されている油圧ポンプ4Dからの油圧によって駆動し、その駆動に連動させてリフトアーム4Aを支持軸芯周りに上下揺動させるように構成されている。
つまり、連結装置4は、リフトシリンダによって左右一対のリフトアーム4Aを軸芯周りに上下揺動させると共に、左右のリフトロッド4Bを介して左右のロワーリンク4Cを軸芯周りに上下揺動させることができるようになっている。
そして、連結装置4は、トップリンク4Fの先端部と、左右のロワーリンク4Cの先端部に耕耘ロータリ装置6を連結できるように構成されており、上記のようにロワーリンク4Cを軸芯周りに上下揺動させるとことで、連結したロータリ耕耘装置6を、耕耘爪6Aが地面から離れた「上側の非作業位置」と、耕耘爪6Aが地面に接して耕耘可能な「下側の作業位置」に亘って昇降操作できるようになっている。
(ロータリ耕耘装置)
図1に示すように、ロータリ耕耘装置6は、ロータリ耕耘装置6が連結装置4に連結されている状態において、耕耘爪6Aがトラクタの機体左右方向軸芯周りに回転するように構成されている。
そして、ロータリ耕耘装置6の後部、即ち、耕耘爪6Aの後側には、作業位置にある状態でのロータリ耕耘装置6の耕深の変動に伴って上下揺動する後部カバー6Bと、後部カバー6Bの揺動角度を検出可能な角度検出手段としてのカバー用角度検出センサ6C(後述の情報出力手段)が備えられ、カバー用角度検出センサ6Cの検出値は、後述の制御装置40の情報管理部41に出力され管理されるようになっている。
(バッテリ、電動モータ)
図2乃至図4に示すように、トラクタには走行用モータ21と、油圧ポンプ4Dを駆動する電動モータ(以下、ポンプ用モータ22と称する)と、PTO軸5を回転駆動する電動モータ(以下、作業用モータ23と称する)とが備えられている。
また、トラクタには、各モータ21、22、23に電力を供給するバッテリ9が備えられている。
(制御装置)
図2,4に示すように、トラクタには、マイクロコンピュータなどを搭載した複数の電子制御ユニットなどで構成されている制御装置40が搭載されている。
図2乃至図4に示すように、制御装置40には、トラクタに備えられている情報出力手段から出力される情報や後述の検知手段や後述の記憶手段と共有し合う情報を管理し、その情報を後述の作動制御部42に出力する情報管理部41と、情報管理部41からの情報に基づいて制御指令を後述の駆動制御部43などに出力する作動制御部42と、作動制御部42からの制御指令に基づいて、バッテリ9から走行用モータ21、ポンプ用モータ22及び作業用モータ23に供給される電力量などを制御するインバータを有する駆動制御部43とが備えられている。
具体的には、図4に示すように、駆動制御部43は、インバータとして、走行用モータ21に供給される電力量などを制御する走行用インバータ43Aと、ポンプ用モータ22に供給される電力量などを制御するポンプ用インバータ43Bと、作業用モータ23に供給される電力量などを制御する作業用インバータ43Cとを有し、図2乃至図4に示すように、各インバータ43A,43B,43Cによって各モータ21,22,23を適正に作動させるように構成されている。
そして、上記のことから、作動制御部42は、走行用インバータ43Aを介して走行用モータ21を制御することで、トラクタの走行速度を制御する走行速度制御手段として、また、ポンプ用インバータ22を介してポンプ用モータ22を制御することで、連結したロータリ耕耘装置6の昇降を制御する昇降制御手段として、そして、作業用インバータ43Cを介して作業用モータ23を制御することで、PTO軸5の回転を制御する作業動力制御手段として構成されている。
なお、上記作動制御部42は、〔特許請求の範囲〕に記載の「制御手段」に相当するものである。
また、制御装置40が備える情報管理部41、作動制御部42、駆動制御部43、後述の第一検知部44A、後述の第二検知部44B、後述の第一記憶部45A、後述の第二記憶部45Bは、ソフトウエアまたはハードウエア、もしくは、これらの協同により構築されている。
(PTOレバー、PTOセンサ)
図2及び図10に示すように、PTOレバー19は、直線型の操作経路(作業用操作経路33)に沿わせて操作する前後移動操作式に構成されている。そして、図4に示すように、PTOレバー19には、操作位置を検出する操作位置検出手段としての、ポテンショメータからなるPTOセンサ19Aが情報出力手段として備えられており、PTOセンサ19Aが検出した操作位置情報は、情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
つまり、PTOレバー19が操作されると、図3及び図4に示すように、PTOセンサ19A、制御装置40の情報管理部41、作動制御部42、作業用インバータ43Cを介して、作業用モータ23が、操作位置に対応した任意の回転数に操作されるように構成されている。即ち、ロータリ耕耘装置6の耕耘爪6Aは、PTOレバー19の操作で任意に回転数を操作できるようになっている。
具体的には、PTOレバー19には、操作位置を保持可能な操作位置保持機構(図示しない)が備えられており、PTOレバー19を作業用操作経路33の略中央の「中立位置」N(図10に示す)に操作すると、作業用モータ23を停止させることができるようになっている。
そして、作業用操作経路33の「中立位置」Nから一端部側及び他端部側に向けて操作するほど、作業用モータ23の回転数を上げることができるようになっている。
なお、作業用操作経路33の「中立位置」Nから一端部側は、無段操作式に構成されており、「中立位置」Nから他端部側は、デテント機構(図示しない)が備えられ、PTOレバー19を軽く保持可能な操作位置を複数箇所設けられた有段操作式に構成されている。
上記構成によると、PTOレバー19を操作することで、作業用モータ23、PTO軸5及びロータリ耕耘装置6の耕耘爪6Aの回転速度も有段階及び無段階に操作でき、耕耘作業に合わせた回転速度を選択することができる。
なお、作業用操作経路33の「中立位置」Nから一端部側及び他端部側にPTOレバー19を操作した場合、耕耘爪6Aは、耕耘ロータリ装置6が下側の作業位置にある状態で、機体前側から接地し、機体後側で地面から離間するように回転するようになっている(以下、この回転方向を正回転と称する)。
一方、作業用操作経路33の他端部にある「逆回転位置」R(図10に示す)にPTOレバー19を操作すると、PTO軸19を逆回転させ、耕耘爪6を正回転と逆方向に回転させることができるようになっている。
(昇降レバー、昇降センサ)
図2に示すように、昇降レバー15は、直線型の操作経路に沿わせて操作する前後移動操作式に構成されており、操作位置を保持可能な操作位置保持機構(図示しない)が備えられている。そして、図4に示すように、昇降レバー15には、操作位置を検出する操作位置検出手段としての、ポテンショメータからなる昇降センサ15Aが情報出力手段として備えられており、昇降センサ15Aが検出した操作位置情報は、情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
つまり、昇降レバー15が操作経路において上昇側及び下降側に操作されると、図3及び図4に示すように、昇降センサ15A、制御装置40の情報管理部41、作動制御部42、ポンプ用インバータ43Bを介して、ポンプ用モータ22が、操作位置に対応した任意の回転数に操作されるように構成されており、これによって油圧ポンプ4D及びリフトシリンダ(図示しない)を駆動して、リフトアーム4Aを操作位置に対応した任意の位置に上下揺動させることができるように構成されている。
(昇降制御手段:作動制御部)
昇降制御手段としての作動制御部42は、昇降レバー15が操作経路の最下降位置側に設けられたフローティング領域内に操作されると、「ロータリ耕耘装置6が作業位置にある状態において、カバー用角度検出センサ6Cの検出値が事前に設定された設定値に維持されるように(即ち、ロータリ耕耘装置による耕深が一定に維持されるように)、リフトアーム4Aを自動揺動制御してロータリ耕耘装置6を自動昇降制御する」自動昇降制御モードを備えて構成されている。
(優先レバー、優先センサ)
図2に示す優先レバー30は、自動復帰式に構成されており、図4に示すように、優先レバー30には、操作方向を検出する操作方向検出手段としての、優先センサ30Aが情報出力手段として備えられており、優先センサ30Aの検出した操作方向情報は、情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
つまり、優先レバー30が、上昇方向及び下降方向に操作されると、図3及び図4に示すように、優先センサ30A、制御装置40の情報管理部41、作動制御部42、ポンプ用インバータ43Bを介して、ポンプ用モータ22が操作方向に対応して操作されるように構成されており、これによって油圧ポンプ4D及びリフトシリンダ(図示しない)を駆動して、リフトアーム4Aを上下揺動させることができるように構成されている。
(昇降制御手段:作動制御部)
また、昇降制御手段としての作動制御部42は、優先レバー30が上昇方向に操作された場合、昇降レバー15の操作位置に関わらず優先レバー30の操作を優先して、リフトアーム4Aを上限位置まで自動揺動させ、ロータリ耕耘装置6を非作業位置側における上限位置まで自動上昇させるように構成されている。
そして、作動制御部42は、優先レバー30が下降方向に操作された場合は、昇降レバー15の操作位置に対応した任意の位置までリフトアーム4Aを自動揺動させ、操作位置に対応した任意の位置までロータリ耕耘装置6を自動下降させるように構成されている。
なお、作動制御部42は、優先レバー30が下降方向に操作された場合に、昇降レバー15が前記フローティング領域にある場合は、自動昇降制御モードになるように構成されている。
(主変速レバー、主変速センサ)
図2に示すように、主変速レバー16は、直線型の操作経路に沿わせて操作する前後移動操作式に構成されており、操作位置を保持可能な操作位置保持機構(図示しない)が備えられている。そして、図3及び図4に示すように、主変速レバー16には、操作位置を検出する操作位置検出手段としての、ポテンショメータからなる主変速センサ16Aが情報出力手段として備えられており、主変速センサ16Aが検出した操作位置情報は、情報管理部41に出力され管理されるようになっている。
つまり、主変速レバー16が、操作経路の低速側及び高速側に操作されることで、図3及び図4に示すように、主変速センサ16A、制御装置40の情報管理部41、作動制御部42、走行用インバータ43Aを介して、左右の走行用モータ21が、操作位置に対応した任意の回転数に操作されるように構成されている。
(アクセルペダル、アクセルセンサ)
図2に示すように、アクセルペダル13は、踏み込み操作式に構成されており、踏み込みを解除すると自動復帰するようになっている。そして、図4に示すように、アクセルペダル13は、踏み込み操作量を検出する操作量検出手段としての、ポテンショメータからなるアクセルセンサ13Aが情報出力手段として備えられており、アクセルセンサ13Aが検出した操作量情報は、情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
つまり、アクセルペダル13が踏み込み操作されることで、図3及び図4に示すように、アクセルセンサ13A、制御装置40の情報管理部41、作動制御部42、走行用インバータ43Aを介して、左右の走行用モータ21が、踏み込み操作量に対応した任意の回転数に操作されるように構成されている。
(走行速度制御手段:作動制御部)
なお、走行速度制御手段としての作動制御部42は、アクセルペダル13の踏み込み操作による走行用モータ21の目標回転数が、主変速レバー16の操作位置に対応する走行用モータ21の目標回転数以下であると、走行用モータ21の回転数を主変速レバー16の操作位置に対応するように制御する。また、作動制御部42は、アクセルペダル13の踏み込み操作による走行用モータ21の目標回転数が、主変速レバー16の操作位置に対応する走行用モータ21の目標回転数を超えると、走行用モータ21の回転数をアクセルペダル13の踏み込み操作量に対応するように制御する。
(副変速レバー、副変速センサ)
図2に示すように、副変速レバー17は、直線型の操作経路の「低速位置」、「中速位置」及び「高速位置」に操作することで、トランスミッション3のギヤ列を操作して、トラクタを「低速状態」、「中速状態」及び「高速状態」に変速できるように構成されている。
なお、図4に示すように、副変速レバー17には、操作位置を検出する操作位置検出手段としての、ポテンショメータからなる副変速センサ17Aが情報出力手段として備えられており、図3及び図4に示すように、副変速センサ17Aの検出した操作位置情報は、情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
(前後進レバー、前後進センサ)
図2に示すように、前後進レバー18は、「前進位置」及び「後進位置」に操作可能に構成されており、前記各位置に操作することで、トランスミッション3のギヤ列を操作して、トラクタを「前進状態」及び「後進状態」にできるように構成されている。
なお、図4に示すように、前後進レバー18には、操作位置を検出する操作位置検出手段としての、ポテンショメータからなる前後進センサ18Aが情報出力手段として備えられており、前後進レバー18Aが検出した操作位置は情報管理部41に出力されて管理されるようになっている。
(作業動力制御手段:作動制御部)
作業動力制御手段としての作動制御部42は、副変速レバー17が「高速位置」に操作されると、又は、前後進レバー18が「後進位置」に操作されると、PTOレバー19の操作位置に関わらず、作業用モータ23を停止制御するように構成されている。
これによると、ロータリ耕耘装置6を利用することが少ないトラクタの高速状態及び後進状態において、作業用モータ23を停止させることで無駄な動力を使わずに済み、省エネルギー化に繋げることができる。
(高さ検出手段)
連結装置4には、連結装置4に連結したロータリ耕耘装置6の機体に対する高さを検出することができる高さ検出手段が備えられている。
具体的には、図4に示すように、高さ検出手段は、機体に対するリフトアーム4Aの揺動角度をロータリ耕耘装置6の高さとして検出するポテンショメータからなる、角度検出手段としてのアーム用角度検出センサ4Eであり、連結装置4のリフトアーム4Aに備えられている。
図3及び図4に示すように、アーム用角度検出センサ4Eは、情報出力手段として検出値を情報管理部41に出力して管理されるようになっている。
(電流検出手段)
図4に示すように、作業用モータ23には、作業用モータ23に流れる電流値を検出可能な電流検出手段としての電流検出センサ23Aが備えられている。
図3及び図4に示すように、電流検出センサ23Aは、情報出力手段として検出値を情報管理部41に出力して管理されるようになっている。
(検知手段、記憶手段)
図3及び図4に示すように、制御装置40には、ロータリ耕耘装置6が作業位置から非作業位置に上昇する場合に、ロータリ耕耘装置6、即ち、「耕耘爪6Aが地面から離れたこと」A1を検知する検知手段としての第一検知部44Aが備えられている。
そして、図3及び図4に示すように、制御装置40には、情報管理部41から出力される情報を記憶することのできる記憶手段としての第一記憶部45Aも備えられている。
具体的には、第一検知部44Aは、昇降レバー15が上昇側に操作されてからにおいて、又は、優先レバー30が上昇方向に操作されてからにおいて(つまり、ロータリ耕耘装置6が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇する場合において)、電流検出センサ23Aの検出値が、「ロータリ耕耘装置6の耕耘爪6Aが地面から離れて耕耘負荷が無くなることにより、変化して作業用モータ23に流れる電流値E(即ち、PTOレバー19の操作位置に対応する作業用モータ23の目標回転数に見合う電流値、又は、その近傍値)となったこと」A1を検知することで、「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面から離れたこと」A1を検知できるように構成されている。
なお、図3及び図4に示すように、情報管理部41は、第一検知部44AがA1を検知すると、その状態でのアーム用角度検出センサ4Eの検出値D1を第一記憶部45Aに出力して記憶させるように構成されている。
また、図3及び図4に示すように、制御装置40には、ロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降する場合に、現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2が、「第一記憶部45Aに記憶された前記検出値D1と一致する直前になったこと」A2及び「両者D1,D2が一致したこと」A3を検知する検知手段としての第二検知部44Bが備えられている。
そして、図3及び図4に示すように、制御装置40には、情報を記憶することのできる記憶手段としての第二記憶部45Bも備えられている。
具体的には、第二検知部44Bは、昇降レバー15が下降側に操作されてからにおいて、又は、優先レバー30が下降方向に操作されてからにおいて(つまり、ロータリ耕耘装置6が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降する場合において)、現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2と、第一記憶部45Aに記憶された前記検出値D1とを比較し始め、「両者D1,D2が一致する直前になったこと」A2及び「両者D1,D2が一致したこと」A3を検知できるように構成されている。
なお、一般的にトラクタで作業する場合において、旋回前の作業地の地面の高さ位置と旋回後の作業地の地面の高さ位置は略同じである。従って、旋回前にロータリ耕耘装置6が作業位置から非作業位置に上昇され、「ロータリ耕耘装置6が地面から離れたこと」A1を第一検知部44Aが検知した状態において、第一記憶部45Aに記憶された高さ検出手段であるアーム用角度検出センサ4Eの検出値D1(リフトアーム4Aの揺動角度)は、旋回後にロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降されて接地した状態におけるリフトアーム4Aの揺動角度(ロータリ耕耘装置6の機体に対する高さ)でもある。
つまり、第二検知部45Bは、「両者D1,D2が一致する直前になったこと」A2及び「両者D1,D2が一致したこと」A3を検知することで、「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面に接地する直前となったこと」A2及び「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面に接地したこと」A3を検知できるように構成されているのである。
図4に示すように、第二記憶部45Bには、現在のPTOレバー19の操作位置に対応する作業用モータ23の目標回転数が所定値Mとして記憶されている。
なお、所定値Mは、〔特許請求の範囲〕の〔請求項1〕に記載の「所定値」に相当するものである。
(作業動力制御手段:作動制御部)
作業動力制御手段としての作動制御部42が、作業用モータ23を制御する流れの構成を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、作動制御部42は、昇降レバー15が上昇側に、又は、優先レバー30が上昇方向に操作されて、ロータリ耕耘装置6が作業位置から非作業位置に上昇する場合に(ステップS1)、第一検知部44Aが「耕耘爪6Aが地面から離れたこと」A1を検知すると(ステップS2)、PTOレバー19の操作位置に関わらず作業用モータ23を停止制御して、PTO軸5を停止させる(ステップS3)ように構成されている。
なお、図5のステップS3におけるPTO軸5の停止のタイミングは、ステップS2において第一検知部44Aが「耕耘爪6Aが地面から離れたこと」A1を検知した後でもよい。
また、ステップS2では、第一検知部44Aが「耕耘爪6Aが地面から離れたこと」A1を検知しているので、上記のように第一記憶部45Aには、その状態でのアーム用角度検出センサ4Eの検出値D1が記憶される(ステップS4)。
そして、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5が停止されている状態で(ステップS3)、昇降レバー15が下降側に、又は、優先レバー30が下降方向に操作されて、ロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降される場合に(ステップS5)、第二検知部44Bが「現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2及び第一記憶部45Aに記憶された前記検出値D1が一致する直前になったこと」A2を検知すると、ロータリ耕耘装置6、即ち、耕耘爪6Aが地面に接地する直前となったと判断して(ステップS6)、作業用モータ23を自動的に低速で作動させ、PTO軸5を低速で回転駆動させる(ステップS7)ように構成されている。
さらに、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5を低速で回転駆動させてからにおいて(ステップS7)、「第二検知部44Bが現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2及び第一記憶部45Aに記憶された前記検出値D1が一致したこと」A3を検知すると、ロータリ耕耘装置6、即ち、耕耘爪6Aが地面に接地したと判断して(ステップS8)、作業用モータ23及びPTO軸5の回転速度を低速から事前に設定された所定値(第二記憶部45Bに記憶されている事前に設定された所定値M)まで徐々に上げる(ステップS9)ように構成されている。
〔別実施形態〕
〔1〕
〔発明を実施するための形態〕のトラクタでは、図5のステップS2、S4において、第一検知部44A及び電流検出センサ23Aによって、「耕耘爪6Aが地面から離れたこと」A1を検知し、その状態でのアーム用角度検出センサ4E(高さ検出手段)の検出値D1を第一記憶部45Aに記憶させるように構成してある。
また、〔発明を実施するための形態〕のトラクタでは、図5のステップS6、8において、第二検知部44B、現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2、第一記憶部45Aに記憶させた検出値D1によって、「両者D1,D2が一致する直前になったこと」A2、「両者D1,D2が一致したこと」A3を検知するように構成してある。
一方、図6は、〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタの制御構成を示すブロック図であり、図7は、〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタの作動制御部42によって、作業用モータ23を制御する流れを示す図である。
図6に示すように、〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタでは、制御装置40に、情報を記憶させることができる記憶手段としての第三記憶部45Cが備えられており、第三記憶部45Cに、アーム用角度検出センサ4E(高さ検出手段)のために事前に設定された所定の揺動角度である「所定値D3」が記憶されている。
そして、〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタでは、第二検知部45Bは、昇降レバー15が下降側に操作されてからにおいて、又は、優先レバー30が下降方向に操作されてからにおいて、現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2と、第三記憶部45Cに記憶された所定値D3とを比較し始め、「両者D2,D3が一致する直前になったこと」A4及び「両者D2,D3が一致したこと」A5を検知できるように構成されている。
なお、一般的にトラクタの設計段階では、一般的な作業地において、ロータリ耕耘装置6が接地する状態での機体に対するロータリ耕耘装置6の大まかな高さ、即ち、リフトアーム4Aの大まかな揺動角度を想定可能であり、その想定した揺動角度が所定値D3として設定されている。
つまり、第二検知部45Bは、「両者D2,D3が一致する直前になったこと」A4及び「両者D2,D3が一致したこと」A5を検知することで、「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面に接地する直前となったこと」A4及び「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面に接地したこと」A5を検知できるように構成されているのである。
〔別実施形態〕の〔1〕での作業動力制御手段としての作動制御部42が、作業用モータ23を制御する流れの構成を図7に基づいて説明する。
図7に示すように、作動制御部42は、昇降レバー15が上昇側に、又は、優先レバー30が上昇方向に操作されてからにおいて(つまり、ロータリ耕耘装置6が作業位置から非作業位置に上昇する場合において)(ステップS1)、PTOレバー19の操作位置に関わらず作業用モータ23を停止制御して、PTO軸5を停止させる(ステップS3)ように構成されている。
即ち、〔発明を実施するための形態〕の図5のステップS2、S4が除かれている。
そして、図7に示すように、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5が停止されている状態で(ステップS3)、昇降レバー15が下降側に、又は、優先レバー30が下降方向に操作されて、ロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降される場合に(ステップS5)、第二検知部44Bが、「現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2が、第三記憶部45Cに記憶された所定値D3と一致する直前になったこと」A4を検知すると、ロータリ耕耘装置6、即ち、耕耘爪6Aが接地する直前となったと判断して(ステップS6)、作業用モータ23を自動的に低速で作動させ、PTO軸5を低速で回転駆動させる(ステップS7)ように構成されている。
さらに、図7に示すように、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5を低速で回転駆動させてからにおいて(ステップS7)、「第二検知部44Bが現在のアーム用角度検出センサ4E(高さ検出手段)の検出値D2及び第三記憶部45Bに記憶された所定値D3が一致したこと」A5を検知すると、ロータリ耕耘装置6、即ち、耕耘爪6Aが地面に接地したと判断して(ステップS8)、作業用モータ23及びPTO軸5の回転速度を低速から事前に設定された所定値(第二記憶部45Bに記憶されている所定値M)まで徐々に上げる(ステップS9)ように構成されている。
なお、〔発明を実施するための形態〕及び〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタでは、連結装置4に連結したロータリ耕耘装置6の機体に対する高さを検出することができる高さ検出手段は、リフトアーム4Aに取り付けたアーム用角度検出センサ4Eで構成されているが、ロワーリンク4C、又は、トップリンク4Fの揺動角度を機体に対するロータリ耕耘装置6の高さとして検出する角度検出手段としてのリンク用角度検出センサ(図示しない)を高さ検出手段として構成してもよい。
〔2〕
〔発明を実施するための形態〕のトラクタでは、図5のステップS6,7において、第二検知部44Bが「現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2及び第一記憶部45Aに記憶された前記検出値D1が一致する直前になったこと」A2を検知すると、PTO軸5を低速で回転駆動させるように構成され、〔別実施形態〕の〔1〕のトラクタでは、図7のステップS6,7において、第二検知部44Bが「現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値D2及び第二記憶部に記憶された所定値D3が一致する直前になったこと」A4を検知すると、PTO軸5を低速で回転駆動させるように構成されているが、作動制御部42の構成は上記に限定されるものではない。
例えば、〔発明を実施するための形態〕の図5のステップS6及び〔別実施形態〕の〔1〕の図7のステップS6を除いて、昇降レバー15が下降側に、又は、優先レバー30が下降方向に操作されて、ロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降される場合に(ステップS5)、ロータリ耕耘装置6の下降開始(昇降レバー15及び優先レバー30の操作開始)と同時に、作業用モータ23を自動的に低速で作動させ、PTO軸5を低速で回転駆動させる(ステップS7)ように作動制御部42を構成してもよい。
〔3〕
図8は、〔別実施形態〕の〔3〕のトラクタの制御構成を示すブロック図であり、図9は、〔別実施形態〕の〔3〕のトラクタの作動制御部42によって、作業用モータ23を制御する流れを示す図である。
図8に示すように、〔別実施形態〕の〔3〕のトラクタでは、作業用モータ23に、ロータリ耕耘装置6の負荷トルクを検出可能なトルク検出手段としてのトルク検出センサ23Bが備えられており、トルク検出センサ23Bは、情報出力手段として検出値を情報管理部に41に出力して管理されるようになっている。
そして、図8に示すように、〔別実施形態〕の〔3〕のトラクタでは、制御装置40に、情報を記憶させることができる記憶手段としての第四記憶部45Dが備えられており、第四記憶部45Dに、トルク検出センサ23B(トルク検出手段)のために事前に設定された所定の負荷トルクである「所定値T1」が記憶されている。
さらに、図8に示すように、〔別実施形態〕の〔3〕のトラクタでは、第二検知部44Bは、昇降レバー15Aが下降側に操作されてからにおいて、又は、優先レバー30が下降方向に操作されてからにおいて、現在のトルク検出センサ23Bの検出値T2と、第四記憶部45Dに記憶された所定値T1とを比較し始め、「両者T1,T2が一致したこと」A6を検知できるように構成されている。
なお、一般的にトラクタの設計段階では、耕耘始めのロータリ耕耘装置6の負荷トルクは想定可能であり、その想定した負荷トルクが所定値T1として設定されている。
つまり、第二検知部44Bは、「両者T1,T2が一致したこと」A6を検知することで、「ロータリ耕耘装置6(耕耘爪6A)が地面に接地したこと」A6を検知できるように構成されているのである。
〔別実施形態〕の〔3〕での作業動力制御手段としての作動制御部42が、作業用モータ23を制御する流れの構成を図9に基づいて説明する。
図9に示すように、作動制御部42は、昇降レバー15が上昇側に、又は、優先レバー30が上昇方向に操作されてからにおいて(ロータリ耕耘装置6が作業位置から非作業位置に上昇する場合)(ステップS1)、PTOレバー19の操作位置に関わらず作業用モータ23を停止制御して、PTO軸5を停止させる(ステップS3)ように構成されている。
即ち、〔発明を実施するための形態〕の図5のステップS2、4が除かれている。
そして、図9に示すように、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5が停止されている状態で、昇降レバー15が下降側に、又は、優先レバー30が下降方向に操作されて、ロータリ耕耘装置6が非作業位置から作業位置に下降される場合に(ステップS5)、ロータリ耕耘装置6の下降開始(昇降レバー15及び優先レバー30の操作開始)と同時に、作業用モータ23を自動的に低速で作動させ、PTO軸5を低速で回転駆動させる(ステップS7)ように構成されている。
即ち、〔発明を実施するための形態〕の図5のステップS6が除かれている。
さらに、図9に示すように、作動制御部42は、上記のようにPTO軸5を低速で回転駆動させてからにおいて(ステップS7)、「第二検知部44Bが現在のトルク検出センサ23Bの検出値T2及び第二記憶部45Bに記憶された所定値T1が一致したこと」A6を検知すると、ロータリ耕耘装置6、即ち、耕耘爪6Aが地面に接地したと判断して(ステップS8)、駆動制御部43に制御指令を出力し、作業用モータ23及びPTO軸5の回転速度を低速から事前に設定された所定値(第二記憶部45Bに記憶されている所定値M)まで徐々に上げる(ステップS9)ように構成されている。
〔4〕
〔発明を実施するための形態〕、〔別実施形態〕の〔1〕乃至〔3〕のトラクタは、図5、図7及び図9のステップS5において、PTO軸5が停止されている状態で、昇降レバー15が下降側に、又は、優先レバー30が下降方向に操作されてからにおいて、「作業用モータ23、即ち、PTO軸5を自動的に駆動させる」旨を使用者に報知する報知手段を備えて構成してもよい。
具体的には、報知手段は、運転部10に備えられているブザー(図示しない)の音、ランプ(図示しない)の光及びモニター(図示しない)の表示のうちの少なくとも一つによって、前記旨を報知するように構成されている。
この場合、報知手段による前記報知は、図5、図7及び図9のステップS7において作業用モータ23を自動的に低速で作動させてからにおいて停止するよう構成する。
〔5〕
〔発明を実施するための形態〕、〔別実施形態〕の〔1〕乃至〔4〕のトラクタでは、トランスミッション3を介して走行用モータ21で左右の前輪1及び左右の後輪2を駆動するように構成してあるが、別実施形態として、トランスミッション3を介さずに駆動輪を駆動するように構成してもよい。
この場合、アクセルペダル13及び主変速レバー16の操作によって、走行用モータ21が高速回転状態となった場合に、作業用モータ23を停止させるように構成してもよい。
〔6〕
〔発明を実施するための形態〕、〔別実施形態〕の〔1〕乃至〔5〕のトラクタでは、作業用モータ23の回転速度は、前後移動操作式のPTOレバー19によって操作可能に構成されているが、回動操作式のPTOダイヤル50によって操作可能に構成してもよい。
具体的には、図11に示すように、PTOダイヤル50は、「中立位置」Nから一方の回転方向側及び他方の回転方向側に向けて操作するほど、作業用モータ23の回転数を上げることができるようになっている。
また、PTOダイヤル50は、「中立位置」Nから一方の回転方向側が、無段操作式に構成されており、「中立位置」Nから他方の回転方向側はクリック機構が備えられ、PTOダイヤル50を軽く保持可能な操作位置を複数箇所設けられた有段操作式に構成されている。
そして、PTOダイヤル50の有段操作式である他方の回転方向側の終端部には「逆回転位置」Rが設けられている。
また、PTOダイヤル50は、図12に示すように、有段操作式ダイヤル50Aと無段操作式ダイヤル50Bとに分けて構成してもよい。
有段操作式ダイヤル50Aの操作は、無段操作式ダイヤル50Bの操作より優先され、有段操作式ダイヤル50Aが「無段位置」に操作されたときのみ、無段操作ダイヤル50Bで作業用モータ23を操作できるように構成されている。
〔7〕
〔発明を実施するための形態〕、〔別実施形態〕の〔1〕乃至〔6〕のトラクタでは、左右の前輪1及び左右の後輪2を電動モータ(走行用モータ21)で駆動するように構成されているが、エンジン(図示しない)によって駆動するように構成してもよい。
〔8〕
〔発明を実施するための形態〕、〔別実施形態〕の〔1〕乃至〔7〕のトラクタでは、左右の前輪1及び左右の後輪2を駆動輪とする四輪駆動式に構成されているが、左右の後輪2のみを駆動輪とする二輪駆動式に構成してもよい。
本発明は、PTO軸と、PTO軸を駆動する電動モータとが備えられているトラクタに適用できる。
4 連結装置
4E 高さ検出手段(アーム用角度検出センサ)
5 PTO軸
6 ロータリ耕耘装置
23 電動モータ(作業用モータ)
23A 電流検出手段
23B トルク検出手段(トルク検出センサ)
42 制御手段(作動制御部:作業動力制御手段)
44A 検知手段(第一検知部)
45A 記憶手段(第一記憶部)
A1 ロータリ耕耘装置6が地面から離れたこと
D1 検出値(第一記憶部45Aに記憶させた検出値)
D2 検出値(現在のアーム用角度検出センサ4Eの検出値)
電流値
T1 所定の負荷トルク(第四記憶部45Dに記憶されている所定の負荷トルク)

Claims (3)

  1. ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタであって、
    前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
    前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ
    前記電動モータに流れる電流値を検出可能な電流検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記電流検出手段の検出値に基づいて前記ロータリ耕耘装置の接地の有無を判断し、前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合に、前記電流検出手段の検出値に基づいて前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで無段階で徐々に上昇するように前記電動モータを制御するトラクタ。
  2. ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタであって、
    前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
    前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ、
    機体に対する前記ロータリ耕耘装置の高さを検出する高さ検出手段と、
    前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇する場合に、前記ロータリ耕耘装置が地面から離れたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって、前記ロータリ耕耘装置が地面から離れたことが検知された状態の、前記高さ検出手段の検出値を記憶する記憶手段とを備え、
    前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記高さ検出手段の検出値が前記記憶手段に記憶された前記検出値となると、前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断して、前記電動モータを制御するように前記制御手段が構成されているトラクタ。
  3. ロータリ耕耘装置を地面から離れた上側の非作業位置及び地面に接して耕耘可能な下側の作業位置に亘って昇降操作可能に連結する連結装置と、前記ロータリ耕耘装置に動力を伝達するPTO軸と、前記PTO軸を駆動する電動モータとを備えたトラクタであって、
    前記ロータリ耕耘装置が下側の作業位置から上側の非作業位置に上昇されると、前記PTO軸が停止され、
    前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記PTO軸が低速で駆動された状態で前記ロータリ耕耘装置が接地すると、前記PTO軸の回転速度が所定値まで徐々に上げられるように、前記電動モータを制御する制御手段が備えられ、
    前記ロータリ耕耘装置の負荷トルクを検出するトルク検出手段が備えられてあり、
    前記ロータリ耕耘装置が上側の非作業位置から下側の作業位置に下降される場合には、前記トルク検出手段によって所定の負荷トルクが検出されると、前記ロータリ耕耘装置が接地したと判断して、前記電動モータを制御するように前記制御手段が構成されているトラクタ。
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