JP2002225577A - トラクタ - Google Patents

トラクタ

Info

Publication number
JP2002225577A
JP2002225577A JP2001028127A JP2001028127A JP2002225577A JP 2002225577 A JP2002225577 A JP 2002225577A JP 2001028127 A JP2001028127 A JP 2001028127A JP 2001028127 A JP2001028127 A JP 2001028127A JP 2002225577 A JP2002225577 A JP 2002225577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tractor
transmission case
electric motor
engine
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001028127A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Ikeuchi
伸明 池内
Tomoaki Watabe
智明 渡部
Masanori Shinoda
正憲 篠田
Seiji Yatsuka
政治 八束
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2001028127A priority Critical patent/JP2002225577A/ja
Publication of JP2002225577A publication Critical patent/JP2002225577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエンジン駆動式のトラクタの構造を大
幅に変更しないで燃料電池を駆動源とする電動トラクタ
を提供すること。 【解決手段】 エンジン駆動トラクタのクラッチハウジ
ング6、フロントミッションケース7及びディファレン
シャルギヤ19を収納したリヤミッションケース8を備
えた車体構造体を利用して燃料電池10とディファレン
シャルギヤ19を駆動する走行用の電気モータ13をフ
ロントミッションケース7に配置する。エンジントラク
タのクラッチハウジング6とフロントミッションケース
7の構成を維持したまま、燃料電池10を用いる電動ト
ラクタの走行用の電気モータ13をミッションケース7
内に搭載でき、さらにリヤミッションケース8はエンジ
ントラクタと全く同一構成とすることができるので、新
規な駆動源を用いるトラクタであっても、エンジントラ
クタと同じフォーマットの車体構成とすることができ、
部品の共用化等ができる。その結果、電動トラクタの製
造コストが大きくならない利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用トラクタに
関し、特に、ディーゼルなどのエンジン及び燃料電池で
駆動するモータのいずれの動力源でも適用可能な農業用
トラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】農業用トラクタは、ディーゼルエンジン
を駆動源とし、該トラクタの後方に作業機、例えば農耕
用耕耘機を接続して、エンジン動力取出軸からユニバー
サルジョイントなどを介して作業機を駆動する構成とな
っている。
【0003】しかし、大気汚染防止の観点からクリーン
エネルギー源である燃料電池を駆動源とするトラクタの
実用化研究が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】燃料電池を自動車の駆
動源とするためには、多数の単電池を一体化して自動車
用燃料電池とするので、その容量と重量が大きくなる。
この燃料電池を従来のエンジンに代えてトラクタの駆動
源とするためには、従来のエンジン式のトラクタの駆動
系統の構造を大幅に変更する必要がある。本発明の課題
は、従来のエンジン駆動式のトラクタの構造を大幅に変
更しないで燃料電池を駆動源とすることができるトラク
タを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。 (1)ギヤ式変速装置を内装するミッションケース(ギ
アミッションケース7b)の前方に動力入力軸を設け、
この動力入力軸に対してディーゼル等のエンジンの回転
動力を伝達する第一動力伝達構造と、燃料電池などの電
気モータからの回転動力を伝達する第二動力伝達構造と
を選択自在に構成したトラクタ。
【0006】(2)ギヤ式変速装置を内装するミッショ
ンケース(ギアミッションケース7b)と、燃料電池の
などの電気モータを内装するケース(電気モータケース
7a)を連接し、前記ミッションケース(ギアミッショ
ンケース7b)には潤滑油を充填する油給油口(A)を
設けると共に、前記ミッションケース(ギアミッション
ケース7b)とケース(電気モータケース7a)との間
には前記油の通過を防ぐシール手段を施した隔壁を介在
させたトラクタ。
【0007】
【発明の効果】前記(1)の発明では、エンジントラク
タのミッションケース(フロントミッションケース7、
リアミッションケース8)の構成を維持したまま、燃料
電池10を用いる電動トラクタの走行用の電気モータ1
3とPTOモータ21をミッションケース7内に搭載で
き、さらにミッションケース7、8はエンジントラクタ
と全く同一構成とすることができるので、新規な駆動源
を用いるトラクタであっても、エンジントラクタと同じ
フォーマットの車体構成とすることができ、部品の共用
化等ができる。その結果、電動トラクタの製造コストが
大きくならない利点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図11に示すトラクタは前輪1、後輪2を備
え、トラクタの後端には作業機3が連結され、さらに作
業機昇降用のリンク機構4が設けられている。図11に
示すトラクタはディーゼルエンジン100を備えた従来
型のトラクタであり、ディーゼルエンジン100の駆動
力はクラッチハウジング6内の主クラッチ(図示せず)
からフロントミッションケース7内の変速ギア群を介し
てリアミッションケース8内のデファレンシャルギア機
構に伝達される。そしてデファレンシャルギア機構を介
して伝達された駆動力で後輪2が駆動される。
【0009】ディーゼルエンジン100を備えた従来型
のトラクタのミッションなどのケースを図12に示す。
従来型のトラクタのミッション類のケースはクラッチを
備えたクラッチハウジング6とギア変速機構を備えたフ
ロントミッションケース7、デファレンシャルギア機構
を備えたリアミッションケース8から成る。
【0010】本実施の形態ではトラクタ駆動源として燃
料電池を用いるものであり、その燃料電池及びそれに付
属する部材をトラクタのミッションケース内に配置す
る。前記ミッションケースは図11と図12に示す従来
構造のディーゼルエンジンを駆動源とするトラクタのケ
ース(クラッチハウジング6とフロントミッションケー
ス7とリアミッションケース8)をそのまま転用するこ
とで、製造コストの節減を図る。
【0011】図1には図12に示すエンジン駆動式のト
ラクタのケース内部に配置される部材の側面図を示す。
クラッチハウジング6の最前部の比較的広いスペース内
には燃料電池10と該燃料電池で発電された電力を蓄え
る蓄電池10aが配置され、その後部のフロントミッシ
ョンケース7内に設けた取付座11の上には燃料電池1
0からの供給電力で駆動する走行用電気モータ13を配
置する。このフロントミッションケース7部分を電気モ
ータケース7aと呼ぶことにする。
【0012】走行用の電気モータ13の出力軸14はギ
ア機構を収納したフロントミッションケース7のギアケ
ース7b内に配置された変速ギア機構15の入力軸17
に連結し、該変速ギア機構15を介してリアミッション
ケース8内のデファレンシャルギア機構19に動力が伝
達される。そしてデファレンシャルギア機構19を介し
て伝達されたモータ駆動力で後輪2が駆動される。
【0013】また、リヤミッションケース8内にはデフ
ァレンシャルギア機構19やフロントミッションケース
7内の各ギヤで利用されるオイルが必要となるが、この
オイルは、オイル注入口A(図1)から注入し、同トラ
クタの作動油としても兼用されている。
【0014】また、フロントミッションケース7内の走
行用の電気モータ取付座11には作業機3の駆動部に動
力伝達するためのPTOモータ21を配置している。P
TOモータ21も燃料電池10を動力源として駆動され
る。
【0015】また、従来のトラクタのディーゼルエンジ
ン100のある位置に燃料電池10を設置するので、図
11に示すエンジントラクタの場合と同様に図2に示す
ようにラジエータ22により燃料電池10の冷却を行う
ことができる。
【0016】さらに、燃料電池10の外殻部はクラッチ
ハウジング6にシャシーの一部としてマウントされ、ク
ラッチハウジング6の強度部材としての役割を果たすこ
とになる。
【0017】このように、エンジントラクタのミッショ
ン類のケース6〜8の構成を維持したまま、燃料電池1
0を用いる電動トラクタの走行用の電気モータ13とP
TOモータ21をフロントミッションケース7内に搭載
でき、さらにリヤミッションケース8はエンジントラク
タと全く同一構成とすることができるので、新規な駆動
源を用いるトラクタであっても、エンジントラクタと同
じフォーマットの車体構成とすることができ、部品の共
用化等ができる。その結果電動トラクタの製造コストが
大きくならない利点がある。
【0018】上記本実施の形態の燃料電池を用いたトラ
クタは、図3に示す構成から成る走行用の電気モータ1
3のコントローラ25を備えている。すなわち、アクセ
ルペタル38、39(図5)の踏込み量(変移量)感知
センサ26と走行用の電気モータ13への電力供給時の
過渡状態の応答特性調整ダイヤル27とトラクタの前進
と後退のいずれかを決めるリアシフトレバースイッチ2
9によりコントローラ25が走行用の電気モータ13の
駆動量を調整する。
【0019】図4には応答特性調整ダイヤル27の正面
図を示し、図5にはアクセルペタル38、39とその踏
込み量(変移量)感知センサ26を示す。リアシフトレ
バースイッチ29によりトラクタの前進と後退のいずれ
かが選択されると、前後進切替リレー33が作動し、走
行用の電気モータ13の回転方向が決まる。アクセルペ
タル38、39の踏込み量感知センサ26はアクセルペ
タル38、39の踏み込み量によって異なる水平に対す
るアクセルペタル傾斜角度を検出するものである。
【0020】また、図6にはアクセルペタルの踏込み時
(図6(a))と踏込み解除後(図6(b))の走行用
の電気モータ回転数(N)と経過時間(t)との関係を
示す。図6の太い実線はアクセルペタル38、39の踏
込み量感知センサ26と応答特性調整ダイヤル27を作
動させない場合で、単にアクセルペタル38、39の踏
み込みの有無のみを検出した場合の走行用の電気モータ
13の回転数(N)の変化を示すものである。また図6
の点線はアクセルペタル38、39の踏込み量感知セン
サ26と応答特性調整ダイヤル27とを作動させた場合
の走行用の電気モータ回転数(N)と経過時間(t)と
の関係を示す。図6(a)の点線で示す場合は、アクセ
ルペタル38、39の踏込み時の変位角度が踏込み量感
知センサ26で読み取られ、その読取り値がコントロー
ラ25に出力され、さらに応答特性調整ダイヤル27の
変位量がコントローラ25に出力されるので、該コント
ローラ25では予め決められたプログラムに従って走行
用の電気モータ13の回転数(N)の経過時間に対する
上昇カーブが決定され、走行用の電気モータ13への供
給電流量が制御される。また図6(b)の点線で示す場
合は、アクセルペタル38、39の踏込み解除動作時の
変位角度が踏込み量感知センサ26で読み取られ、その
読取り値がコントローラ25に出力され、さらに、その
時の応答特性調整ダイヤル27の変位量がコントローラ
25に出力されるので、該コントローラ25では予め決
められたプログラムに従って走行用の電気モータ13の
回転数(N)の経過時間に対するアクセルペタル38、
39の解除時の下降カーブが決定され、走行用の電気モ
ータ13への供給電流量が制御される。
【0021】こうして、図6(a)と図6(b)の点線
で示すように急激なアクセルペタル操作があっても、な
めらかな加速、減速が可能になりトラクタの乗り心地が
良い。
【0022】また図7には、本発明の他の実施の形態の
電動トラクタの概略図を示す。本実施の形態では、作業
機3の駆動動力はトラクタ本体の燃料電池10の蓄電池
10aからトラクタのコントローラ25に接続された作
業機3の各種制御及び駆動制御用ラインであるハーネス
35を介して、作業機駆動用の電気モータ36に伝達さ
れる。
【0023】このように作業機駆動用の電気モータ36
で走行するトラクタは、作業機3に作業機駆動用の電気
モータ36を設け、トラクタ本機からはその電源系統か
らハーネス35を介して電力を供給するだけで作業機3
を駆動制御でき、従来のエンジン駆動式のトラクタのよ
うなPTO軸31を介して接続した比較的複雑で高価な
伝動機構を設ける必要がないという利点がある。
【0024】燃料電池10を用いる電動トラクタの走行
用の電気モータ13が通電されると、即座に走行用の電
気モータ13が駆動開始する。そこで電動トラクタの走
行用の電気モータ13の駆動安全装置を設置することが
必要である。
【0025】そのために、図8(a)に示すように、電
動トラクタ駆動用の走行用の電気モータ13の駆動安全
装置としてセフティスタート用近接センサ57と該近接
センサ57の被検知体58を前進用ペタル38と後進用
ペタル39の裏面にそれぞれ設ける。
【0026】前進用ペタル38又は後進用ペタル39は
図8(b)に示すようにそれぞれ湾曲アーム43、44
の先端に一体的に設けられている。湾曲アーム43、4
4の他端部は一本のロッド46に固着されており、また
湾曲アーム43、44の前記他端部にはそれぞれロッド
48、49が回転自在に係合している。該ロッド48、
49はそれぞれポテンショメータ51の回転軸52を中
心に回転するU字状アーム53に移動自在に連結してい
る。
【0027】そして、U字状アーム53が前進用ペタル
38又は後進用ペタル39の踏み込みにより回動する
と、その回動角度をポテンショメータ51が検出する。
スターターモータ55の作動で走行用の電気モータ13
が駆動し、トラクタが前進又は後進する。このときポテ
ンショメータ51がペタル38又はペタル39の踏み込
み量に応じた回転軸52の回動角度を検出し、該検出値
に応じて走行用の電気モータ13の回転数が変化する。
【0028】上記構成だけの場合には、いずれか一方の
ペタル38、39が踏み込まれると走行用の電気モータ
13が急激に作動開始して、トラクタが急発進するおそ
れがある。すなわち、例えば、前進用ペタル38が踏み
込まれると、ロッド48がペタル38側に引き寄せら
れ、U字状アーム53が回転軸52を中心に矢印(イ)
方向に回転してポテンショメータ51がその踏み込み量
に応じた回転角度を検出して、最終的にポテンショメー
タ51の回転角度に対応した回転数で走行用の電気モー
タ13がトラクタを前進させる方向に回転する。
【0029】図8(a)には並列状態に前進用ペタル3
8と後進用ペタル39が位置する状態が図示されている
が、このときはトラクタが停車しているニュートラル状
態である。このニュートラル状態で前進用ペタル38と
後進用ペタル39の裏面にそれぞれ設けられたセフティ
スタート用近接センサ57と該近接センサ57の被検知
体58が互いに近接位置にあるため、近接センサ57が
作動する。この近接センサ57の作動で初めてキースイ
ッチ54が入るとスタータモータ55が作動可能とな
り、このスタータモータ55の作動があってはじめて走
行用の電気モータ13又はPTOモータ21の作動が開
始される。
【0030】このように、トラクタが停車中であってニ
ュートラル状態で初めてスタータモータ55の作動が始
まるので、ニュートラル以外の状態にペタル38、39
がある時はトラクタが駆動しない。そのため不用意にペ
タル38、39が踏み込まれてもトラクタが急発進する
ことはない。
【0031】また、本発明の燃料電池を用いる電動式の
トラクタにおいて、作業機昇降レバーによる作業機のポ
ジションコントロール操作についての説明図を図9に示
す。
【0032】本発明のトラクタの作業機昇降レバー60
は、ステアリングハンドル61の下方に設けられ、作業
機昇降レバー60は上下にそれぞれ二段階に昇降できる
構成であり、作業機昇降レバー60の回転基部にはレバ
ー60の上下方向への二段階昇降に対応したそれぞれ上
下二段スイッチ(図示せず)が設けられている。
【0033】この、いわゆる二モーション式レバーであ
る作業機昇降レバー60が初期位置である水平位置から
わずかに上下する間(矢印a)、すなわち一段目の上下
スイッチ間でレバー60が操作されている間は、上下一
段目のいずれかのスイッチがオンする。この上下一段目
のいずれかのスイッチのオン時間に応じて、作業機3の
高さを変更すべく、上昇用制御弁または下降用制御弁の
ソレノイド(図示せず)への通電がなされる。これによ
り、作業機3の高さの微調整ができる。
【0034】また、前記レバー60を大きく上下した場
合(矢印b)には、上下二段目のいずれかのスイッチが
オンする。レバー60を大きく上げた場合には作業機3
の現位置が下降位置にあれば、予め図示しない上げ位置
設定器で設定した上昇位置へ一気に移動させる。また反
対にレバー60を大きく下げた場合には作業機3の現位
置が上昇位置にあれば、予め図示しない下げ位置設定器
で設定した下降位置へ一気に移動させる。
【0035】従来の作業機昇降レバー60は前記上下二
段階の作業機昇降制御を一段目と二段目でそれぞれ別々
のレバーで昇降制御をしていたので、操作性に難点があ
った。特にトラクタが旋回操作中はステアリングハンド
ル61の操作と作業機3の昇降操作を同時に行う必要が
あったので難しい操作になっていた。
【0036】しかし、図9に示す作業機昇降レバー60
を用いると、ステアリングハンドル61を操作中であっ
ても、そのすぐ近くに配置された作業機昇降レバー60
に指で触れるだけで作業機3の高さを簡単に昇降でき、
しかもその昇降高さを容易に制御できる。
【0037】図10には4方向操作式の作業機昇降レバ
ー62を示している。作業機昇降レバー62は上下にそ
れぞれ一段階、前後にそれぞれ一段階ずつ移動操作でき
る構成であり、作業機昇降レバー62の回転基部にはレ
バー62の上下方向及び前後方向への移動に対応した上
下、前後スイッチ(図示せず)が設けられている。この
レバー62を初期の水平位置から前又は後ろに動かす場
合(矢印a)にはレバー62が操作されている間は、上
下一段目のいずれかのスイッチがオンする。この上下一
段目のいずれかのスイッチのオン時間に応じて、作業機
3の高さを変更すべく、上昇用制御弁または下降用制御
弁のソレノイド(図示せず)への通電がなされる。これ
により、作業機3の高さの微調整ができる。
【0038】また、前記レバー62を上下した場合(矢
印b)には、上下二段目のいずれかのスイッチがオンす
る。レバー62を上げた場合に作業機3の現位置が下降
位置にあれば、予め図示しない上げ位置設定器で設定し
た上昇位置へ一気に移動させる。また反対にレバーを下
げた場合に作業機の現位置が上昇位置にあれば、予め図
示しない下げ位置設定器で設定した下降位置へ一気に移
動させる。
【0039】図10に示す作業機昇降レバー62を用い
る機構では図9に示す作業機昇降レバー60を用いる機
構と同様にステアリングハンドル61を操作中であって
も、そのすぐ近くに配置された作業機昇降レバー62に
指で触れるだけで作業機の高さを簡単に上下でき、しか
もその高さを容易に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタ内のミッショ
ンケース内での燃料電池系統の配置図である。
【図2】 本発明の実施の形態のトラクタ内のミッショ
ンケース内での燃料電池系統の配置図である。
【図3】 図1のトラクタの走行用の電気モータの制御
機構図である。
【図4】 図1のトラクタの応答特性調整ダイヤルの正
面図である。
【図5】 図1のトラクタのアクセルペタル部分の側面
概略図である。
【図6】 図1のトラクタの走行用の電気モータの制御
態様図である。
【図7】 本発明の実施の形態のトラクタ構成の側面概
略図である。
【図8】 図1のトラクタの前進用と後進用ペタル部分
の拡大図(図8(a))と前進用と後進用ペタル部分の
斜視図(図8(b))である。
【図9】 図1のトラクタの作業機昇降レバー配置部分
の斜視図である。
【図10】 図1のトラクタの他の実施の形態の作業機
昇降レバー配置部分の斜視図である。
【図11】 従来のエンジン駆動式トラクタの概略構成
図である。
【図12】 従来構造のエンジン駆動式トラクタのミッ
ションケース内の配置図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 作業機 4 作業機昇降用
のリンク機構 6 クラッチハウジング 7 フロントミッ
ションケース 7a 電気モータケース 7b ギアミッシ
ョンケース 8 リアミッションケース 9 リアアクスル
ケース 10 燃料電池 10a 蓄電池 11 取付座 13 走行用の電
気モータ 14 出力軸 15 変速ギア機
構 17 入力軸 19 デファレン
シャルギア機構 21 PTOモータ 22 ラジエータ 25 コントローラ 26 ペタル感知
センサ 27 応答特性調整ダイヤル 29 リアシフトレバースイッチ(前後進) 31 PTO軸 33 前後進切替
リレー 35 ハーネス 36 電気モータ 38 前進用ペタル 39 後進用ペタ
ル 43、44 湾曲アーム 46、48、49
ロッド 51 ポテンショメータ 52 回転軸 53 U字状アーム 54 キースイッ
チ 55 スタータモータ 57 近接センサ 58 検知体 60、62 作業
機昇降レバー 61 ステアリングハンドル 100 ディーゼ
ルエンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 正憲 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 八束 政治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B041 AA20 AB05 AC01 BB15 3D039 AA01 AA04 AA05 AB12 AB27 AC33 AC45 AC65 AC67 AC70 AC76 AC77 3J063 AA14 AB02 AC03 AC14 BA03 BB01 CA01 CB43 CB46 CD42 XD38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤ式変速装置を内装するミッションケ
    ース(7b)の前方に動力入力軸を設け、該動力入力軸
    に対し、エンジンの回転動力を伝達する第一動力伝達構
    造と、電気モータからの回転動力を伝達する第二動力伝
    達構造とを選択自在に構成したトラクタ。
  2. 【請求項2】 ギヤ式変速装置を内装するミッションケ
    ース(7b)と、(燃料電池の)電気モータを内装する
    ケース(7a)を連接し、前記ミッションケース(7
    b)には潤滑油を充填する油給油口(A)を設けると共
    に、前記ミッションケース(7b)とケース(7a)と
    の間には前記油の通過を防ぐシール手段を施した隔壁を
    介在させたことを特徴とするトラクタ。
JP2001028127A 2001-02-05 2001-02-05 トラクタ Pending JP2002225577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028127A JP2002225577A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 トラクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001028127A JP2002225577A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 トラクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002225577A true JP2002225577A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18892680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001028127A Pending JP2002225577A (ja) 2001-02-05 2001-02-05 トラクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002225577A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBO20080566A1 (it) * 2008-09-16 2010-03-17 Cnh Italia Spa Veicolo agricolo
WO2010043625A2 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Agco Sa Vehicle powered by hydrogen fuel cell and system for fuelling such vehicle
KR20140128784A (ko) * 2013-04-29 2014-11-06 대동공업주식회사 농용 작업차의 미션조합
US20190260269A1 (en) * 2018-02-19 2019-08-22 Borgwarner Inc. Electric drive module with a housing having an exterior wall into which a filter pickup and a suction tube are integrally formed
WO2024004913A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 株式会社クボタ 作業車両

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBO20080566A1 (it) * 2008-09-16 2010-03-17 Cnh Italia Spa Veicolo agricolo
WO2010031771A2 (en) * 2008-09-16 2010-03-25 Cnh Italia Spa An agricultural vehicle
WO2010031771A3 (en) * 2008-09-16 2010-06-10 Cnh Italia Spa An agricultural vehicle
WO2010043625A2 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Agco Sa Vehicle powered by hydrogen fuel cell and system for fuelling such vehicle
WO2010043625A3 (en) * 2008-10-14 2010-06-17 Agco Sa Vehicle powered by hydrogen fuel cell and system for fuelling such vehicle
US8757221B2 (en) 2008-10-14 2014-06-24 Agco Sa Vehicle powered by hydrogen fuelcell and system for fuelling such vehicle
KR20140128784A (ko) * 2013-04-29 2014-11-06 대동공업주식회사 농용 작업차의 미션조합
KR102044797B1 (ko) 2013-04-29 2019-11-14 대동공업주식회사 농용 작업차의 미션조합
US20190260269A1 (en) * 2018-02-19 2019-08-22 Borgwarner Inc. Electric drive module with a housing having an exterior wall into which a filter pickup and a suction tube are integrally formed
US10476351B2 (en) * 2018-02-19 2019-11-12 Borgwarner Inc. Electric drive module with a housing having an exterior wall into which a filter pickup and a suction tube are integrally formed
WO2024004913A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 株式会社クボタ 作業車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9650024B2 (en) Vehicle control system
JPH0937407A (ja) 回生制動制御装置
JP2008254536A (ja) 作業車両
AU2012351753A1 (en) Engine speed control of a vehicle with at least two throttles
JP4653725B2 (ja) 作業車
JPH1150868A (ja) 走行車両のエンジン回転数調整構成
JP2002225577A (ja) トラクタ
JP2006125535A (ja) 移動車両のオートクルーズ装置
JPH07300022A (ja) モ−タ駆動型トラクタ−
JP4838057B2 (ja) 作業車の変速操作装置
JP3712485B2 (ja) 電子ガバナー機構付エンジン搭載乗用田植機
EP3294581B1 (en) A working machine arranged with means to drive and control a hydraulic pump
JP3695371B2 (ja) モータ駆動型トラクター
JP2001213187A (ja) 作業車両のペダル式変速装置
KR102413063B1 (ko) 건설 기계의 isg 제어 시스템 및 건설 기계의 isg 제어 방법
JP3718569B2 (ja) 電子ガバナー機構付エンジン搭載乗用田植機
JP2000179370A (ja) 作業車両のエンジン回転制御装置
JP4054460B2 (ja) 作業車両
JPH11257111A (ja) 作業車
JP3687190B2 (ja) 動力車両の旋回制御装置
JP3213173B2 (ja) 作業車のペダル支持構造
JP2004169569A (ja) 油圧走行システム
JPH09264166A (ja) 特装車における電子式燃料噴射装置の電子ガバナ
JP2594852Y2 (ja) トラクター操向操作用レバー
JPH0569979B2 (ja)