JP3625929B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば穀稈を刈取って脱穀する作業を連続的に行うコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、エンジン出力をミッションケースの左右サイドクラッチを介して左右走行クローラに伝えていたが、左右サイドクラッチレバーの手動操作によって左右サイドクラッチを入切すると、直進走行により収穫作業を行う進路修正時、作業者の感覚よりも大きな旋回角度で進路が修正され、蛇行走行し易い不具合がある。そこで、左右サイドクラッチを入切する油圧シリンダを設け、電磁油圧バルブ制御によって前記油圧シリンダを作動させると、電磁油圧バルブを切換える電気スイッチを作業者がオンオフすることにより、作業者の感覚に合った旋回角度で進路の修正が行えるが、油圧機構の設置により製造コストの低減並びにサイドクラッチ制御構造の簡略化などを容易に行い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、エンジン出力を左右走行クローラに伝えるミッションケースを設けると共に、左右サイドクラッチ及び左右ブレーキを前記ミッションケースに設け、左右サイドクラッチを入切する電動左右旋回モータを設けるコンバインにおいて、作業レバーの昇降操作を検出する手動スイッチと、サイドクラッチ入位置を検出するクラッチ入センサと、クラッチ切及びブレーキ切位置を検出する切センサ及びブレーキ入センサと、これら切センサ及びブレーキ入センサを選択接続する左右旋回力スイッチと、操向スイッチと、電動左右旋回モータとを、コントローラに接続し、旋回力スイッチを介して切センサをコントローラに接続させ、操向スイッチ操作時、サイドクラッチ切でかつブレーキ切の位置で旋回モータを停止させ、旋回力スイッチを介してブレーキ入センサをコントローラに接続させ、操向スイッチ操作時、サイドクラッチ切でブレーキ入の位置まで旋回モータを作動させるようにしたことを特徴とするコンバインを提供するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はサイドクラッチ制御回路図、図2はコンバインの全体左側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備えていて油圧昇降シリンダ(11)により昇降させる刈取部、(12)は排藁チェン(13)及び排藁タイン(14)終端を臨ませる排藁カッター、(15)は運転席(16)及び運転操作部(17)を備える運転台、(18)は運転台(15)の後側で運転席(16)の下方に配備するエンジン、(19)は前記脱穀部(4)右側に配設して脱穀部(4)からの穀粒を溜める穀粒タンクであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀し、前記タンク(19)に穀粒を収集させるように構成している。
【0005】
さらに、図4に示す如く、前記運転台(15)前側に支点軸(20)を介して前方に傾倒自在に操作コラム(21)を設け、アクセルレバー(22)と、クラッチペダル(23)と、走行変速レバー(24)と、刈取部(8)昇降並びに操向用作業レバー(25)と、コラム起立用ロックレバー(26)を、前記操作コラム(21)に取付ける。また、作業者が搭乗する運転台(15)のステップ(27)上面にステップマット(28)を張設させ、前記ステップ(27)下側に燃料タンク(29)を取付けると共に、前記ステップ(27)後側に座席台(30)を装設させ、座席台(30)上面に運転席(16)を取付け、前記座席台(30)内部にエンジン(18)を配設させるもので、前記ステップ(27)下面側でステップフレーム(31)内部に燃料タンク(29)を固定させると共に、操作コラム(21)右側後方で斜上方に向けて開口させる燃料タンク(29)の給油口に開閉自在なキャップ(32)を設け、該キャップ(32)をステップ(27)上面に露出させている。
【0006】
さらに、図5、図6、図7、図8、図9に示す如く、左右同一形状の鈑金製左右コラムフレーム(33)(33)と、合成樹脂製の前カバー(34)及び上カバー(35)を、操作コラム(21)に備え、逆U字形の固定ハンドル(36)及びカバーブラケット(37)を左右コラムフレーム(33)(33)上端間に連結させ、左右コラムフレーム(33)(33)上端間を一体固定させると共に、前記ステップフレーム(31)前面に左右支点ブラケット(38)(38)をボルト止め固定させ、左右支点ブラケット(38)(38)に左右支点軸(20)(20)を介して左右コラムフレーム(33)(33)下端を回転自在に連結させ、同一軸芯線上に設ける左右支点軸(20)(20)を中心に左右コラムフレーム(33)(33)を前後方向に回動自在に設けている。
【0007】
また、左コラムフレーム(33)左側面に変速レバー軸(39)を固定させ、所定操作力により回転自在なブレーキ板(40)を前記レバー軸(39)に取付け、左右回転軸(41)を介してブレーキ板(40)に走行変速レバー(24)基部を連結させ、該レバー(24)を前後方向に揺動させて走行変速操作を行うと共に、左右コラムフレーム(33)(33)間の上方側に昇降レバー軸(42)を回転自在に軸支させ、昇降レバー軸(42)の中間に操向レバー軸(43)を回転自在に軸支させ、操向レバー軸(43)に作業レバー(25)基部を一体固定させ、また左右操向アーム(44)(44)を操向レバー軸(43)に回転自在に軸支させる。そして、昇降レバー軸(42)を中心に作業レバー(25)及び操向アーム(44)を一体的に前後方向に揺動させ、刈取部(8)の昇降操作を行う一方、操向レバー軸(43)を中心に作業レバー(25)を左右方向に揺動させ、左右操向アーム(44)(44)を択一的に揺動させ、左右サイドクラッチ(図示省略)の一方を切動作させ、左右走行クローラ(2)(2)の一方を停止させ、走行進路の修正並びに枕地での方向転換などを行うように構成している。
【0008】
また、左右コラムフレーム(33)間の下方側にペダル軸(45)を回転自在に軸支させ、ペダル軸(45)左側に前記クラッチペダル(23)基部を一体固定させ、ペダル(23)足踏み操作によって図示しない主クラッチの切動作並びに駐車ブレーキの入動作を行わせ、エンジン(18)の走行駆動力伝達を中止させ、左右走行クローラ(2)(2)の両方を停止させるように構成している。
【0009】
また、前記ブレーキ板(40)に連結させる変速操作ワイヤ(46)と、前記昇降レバー軸(42)の昇降アーム(42a)に連結させる昇降操作ワイヤ(47)と、前記左右操向アーム(44)(44)に連結させる左右操向ワイヤ(48)(48)と、前記ペダル軸(45)のクラッチアーム(45a)に連結させるクラッチ操作ワイヤ(49)を備え、左コラムフレーム(33)の左右側面のアウタ受(50)(51)を介して操作ワイヤ(46)(49)を張設させると共に、左右コラムフレーム(33)(33)間に一体固定させるパイプフレーム(52)のアウタ受(53)(54)(54)を介して各ワイヤ(47)(48)(48)を張設させる。また、前記ステップフレーム(31)の前面下縁に略平行にガードフレーム(55)を固定させ、ステップフレーム(31)とガードフレーム(55)の間に挿通させる前記各ワイヤ(47)(48)(48)(49)を後方の機体各部に連結させている。
【0010】
前記昇降レバー軸(42)に基部を固定させる昇降レバー(56)の操作部を操作コラム(21)後面に突出させ、フックレバー(57)を昇降レバー(56)に係脱自在に係止させ、フックレバー(57)によって昇降レバー(56)を固定させることにより、作業レバー(25)による刈取部(8)の昇降操作を禁止し、路上走行など刈取作業を行わない走行移動時、作業レバー(25)によって操向操作だけを行うと共に、前後方向回動自在な前記操作コラム(21)を所定姿勢に保つ丸棒型の支持フレーム(58)を設け、該フレーム(58)下端に基板(59)を一体固定させ、前記運転台(15)のステップフレーム(31)左側面にボルト形支軸(60)を介して基板(59)を回転自在に軸支させ、ステップフレーム(31)の支軸(60)に支持フレーム(58)下端側を連結させ、前記ロックレバー(26)を介して支持フレーム(58)の上端側を操作コラム(21)に係脱自在に係止させ、操作コラム(21)と支持フレーム(58)の係合によって操作コラム(21)の前後回動を規制し、操作コラム(21)を略一定姿勢に保つように構成している。
【0011】
さらに、図1、図7、図8に示す如く、前記昇降レバー軸(42)の左側端部にストッパピン(61)を固定させ、左コラムフレーム(33)の規制長孔(62)にストッパピン(61)を貫通させ、長孔(62)によってレバー軸(42)の回転角度を規制すると共に、左コラムフレーム(33)に中立ピン(63)を固定させ、レバー軸(42)に巻装させる挾みバネ(64)両端をストッパピン(61)と中立ピン(63)に係止させ、バネ(64)によってレバー軸(42)を中立間復帰させて支持させる。
【0012】
また、前記昇降レバー軸(42)に軸受体(65)を一体固定させ、軸受体(65)に操向レバー軸(43)を回転自在に軸支させ、各軸(42)(43)を略直交させると共に、操向レバー軸(43)前端側を作業レバー(25)基端及び基板(66)を一体固定させ、左右操向アーム(44)(44)及び軸受体(65)にレバー軸(43)を前方から貫挿させ、レバー軸(43)後端にナット(66a)を螺着させ、軸(43)回りに各アーム(44)(44)を各別に回転させる。また、基板(66)下端側に操作ピン(67)を一体固定させ、各アーム(44)(44)下端間に操作ピン(67)を挿通させ、各アーム(44)(44)下端の各ピン(68)(68)の間に引張バネ(69)を張設させ、バネ(69)によって各アーム(44)(44)を操作ピン(67)に当接させると共に、各アーム(44)(44)上端側にストッパ(70)(70)を一体固定させ、昇降レバー軸(42)に下方から各ストッパ(70)(70)を当接させるもので、各アーム(44)(44)の側端部にピン(71)(71)を介してワイヤ(48)(48)の止め金(72)(72)を遊嵌係止させる。
【0013】
そして、図7のように、バネ(69)によって各ストッパ(70)(70)を昇降レバー軸(42)に弾圧させ、各アーム(44)(44)を中立位置に支持させ、このとき、操向レバー軸(43)と操作ピン(67)の中心を結ぶ線を中心に左右対称に各アーム(44)(44)及び各ワイヤ(48)(48)が支持されるもので、左右サイドクラッチ入切動作と対地作業部である刈取部(8)昇降動作を行わせる作業レバー(25)を設ける移動農機において、前記作業レバー(25)の昇降支点軸である昇降レバー軸(42)にクラッチ支点軸である操向レバー軸(43)を回転自在に軸支させ、操向レバー軸(43)に回転自在に設ける左右クラッチレバーである操向アーム(44)(44)と左右サイドクラッチ操作ワイヤである操向ワイヤ(48)(48)の連結部を昇降レバー軸(42)の略真下に配置させ、作業レバー(25)の昇降操作時に操向ワイヤ(48)が引張られるのを防げると共に、昇降レバー軸(42)に操向レバー軸(43)の軸受体(65)を設けるだけで支点構造を構成でき、作業レバー(25)取付け構造の簡略化並びに操作性の向上などを図れる。また、前記アーム(44)のピン(71)取付部をアウタ受(54)方向に傾け、アーム(44)の回転によってワイヤ(48)が直線的に緊張したとき、操向レバー軸(43)の略真横に移動するアーム(44)のピン(71)をワイヤ(48)に略直交させ、ワイヤ(48)を直線的に引張り、かつワイヤ(48)の止め金(72)とピン(71)に無理な力が加わるのを防いでいる。
【0014】
さらに、図10に示す如く、前記作業レバー(25)の昇降操作を検出するリミットスイッチ型手動スイッチ(73)を左操向アーム(44)に固定させると共に、手動スイッチ(73)をオン作動させる操作片(74)を右操向アーム(44)に設け、作業レバー(25)の左右揺動により左右操向アーム(44)(44)のいずれか一方が操向レバー軸(43)回りに回転したとき、手動スイッチ(73)がオンになるように構成している。
【0015】
さらに、図11に示す如く、前記エンジン(18)出力を左右走行クローラ(2)(2)に伝えるミッションケース(75)を設けると共に、同軸上に配置させる左右サイドクラッチ(76)(77)及び左右ブレーキ(78)(79)を前記ミッションケース(75)に設け、左右サイドクラッチアーム(80)(81)の揺動によって左右サイドクラッチ(76)(77)を切作動させ、かつ左右ブレーキ(78)(79)を制動作動させるように構成している。
【0016】
さらに、図12、図13、図14に示す如く、前記機台(3)に固定させるパイプフレーム(82)にモータ取付台(83)を設け、電動型の左右旋回モータ(84)(85)を前記取付台(83)にボルト止め固定させると共に、各モータ(84)(85)の出力軸(86)(87)に回転アーム(88)(89)を固定させ、左右サイドクラッチロッド(90)(91)の一端側を各回転アーム(88)(89)に軸(92)(93)を介して回転自在に連結させ、長孔(94)(95)及びピン(96)(97)を介して各ロッド(90)(91)の他端を各サイドクラッチアーム(76)(77)に連結させるもので、前記各モータ(84)(85)によって各アーム(76)(77)を揺動させ、左右サイドクラッチ(76)(77)及び左右ブレーキ(78)(79)を入切制御するように構成している。なお、前記ロッド(90)(91)に代え、回転アーム(88)(89)とサイドクラッチアーム(76)(77)をワイヤ(図示省略)によって連結することも行え、サイドクラッチアーム(76)(77)から離れた位置に旋回モータ(84)(85)を取付けることができる。
【0017】
また、前記回転アーム(88)(89)のサイドクラッチ(76)(77)入位置を検出するクラッチ入センサ(98)(99)と、前記アーム(88)(89)のクラッチ(76)(77)切及びブレーキ(78)(79)切位置を検出する切センサ(100)(101)と、前記アーム(88)(89)のクラッチ(76)(77)切及びブレーキ(78)(79)入位置を検出するブレーキ入センサ(102)(103)を設け、リミットスイッチ型の各センサ(98)〜(103)のアーム(88)(89)位置検出によりサイドクラッチ(76)(77)及びブレーキ(78)(79)の入切状態を検出するように構成している。
【0018】
また、前記した左右操向アーム(44)(44)に一端側を連結させる左右操向ワイヤ(48)(48)の他端側を左右サイドクラッチアーム(76)(77)にピン(96)(97)を介して連結させ、前記作業レバー(25)の左右揺動により各ワイヤ(48)(48)の一方を引張って各クラッチアーム(76)(77)の一方を揺動させ、左右サイドクラッチ(76)(77)の一方を切作動させ、かつ同方向のブレーキ(78)(77)を入作動させ、左右走行クローラ(2)(2)の一方を停止させ、走行進路を修正するように構成している。
【0019】
さらに、図1に示す如く、前記手動スイッチ(73)と、前記クラッチ入センサ(98)(99)と、切センサ(100)(101)及びブレーキ入センサ(102)(103)を選択接続する左右旋回力スイッチ(104)(105)と、前記作業レバー(25)の握り部に取付ける操向スイッチ(106)と、左右旋回モータ(84)(85)を、マイクロコンピュータで形成するコントローラ(107)に接続させる。そして、手動スイッチ(73)のオンによって左右旋回モータ(84)(85)をサイドクラッチ(76)(77)入位置に停止させ、作業レバー(25)の手動操作を優先してサイドクラッチ(76)(77)入切を行わせると共に、前記操向スイッチ(106)操作により左右旋回モータ(84)(85)を択一作動させ、左右サイドクラッチ(76)(77)を択一的に切動作させ、前記操向スイッチ(106)の中立(オフ)復帰によって旋回モータ(84)(85)を逆転させ、サイドクラッチ(76)(77)を入復帰させる動作を行わせる。また、前記切センサ(100)(101)とブレーキ入センサ(102)(103)を旋回力スイッチ(104)(105)操作によって選択し、旋回力を変更させるもので、乾田などにおいて、一方の走行クローラ(2)の駆動を中止しても、もう一方の走行クローラ(2)が殆んどスリップしない状態で旋回するとき、旋回力スイッチ(104)(105)を介して切センサ(100)(101)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でかつブレーキ(78)(79)切の位置で旋回モータ(84)(85)を停止させ、小さい旋回力で走行進路を修正し、例えばブレーキ(78)(79)入による大きな旋回力での急激な進路修正動作を防ぐ。一方、湿田などにおいて、一方の走行クローラ(2)の駆動を中止することにより、もう一方の走行クローラ(2)がスリップし乍ら旋回するとき、旋回力スイッチ(104)(105)を介してブレーキ入センサ(102)(103)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でブレーキ(78)(79)入の位置まで旋回モータ(84)(85)を作動させ、大きな旋回力で走行進路を修正させるように構成している。
【0020】
本実施例は上記の如く構成するもので、図15のフローチャートに示す如く、作業レバー(25)を左右に揺動させ、操向ワイヤ(48)を引張ってサイドクラッチ(76)(77)を手動で切操作を行うと、手動スイッチ(73)が操向アーム(44)の回転によってオンになり、左右旋回モータ(84)(85)をクラッチ入センサ(98)(99)がオンになる位置で停止させ、手動操作を優先して走行進路を修正する。
【0021】
また、作業レバー(25)が左右方向略中立位置で、手動スイッチ(73)がオフのとき、旋回力スイッチ(104)(105)入力により切センサ(100)(101)またはブレーキ入センサ(102)(103)出力を入力させる。そして、操向スイッチ(106)操作により左右旋回指令が入力され、スイッチ(106)操作が左旋回のとき、切センサ(100)またはブレーキ入センサ(102)がオンになるまで左旋回モータ(84)を作動させ、左方向に進路を修正すると共に、前記スイッチ(106)操作が右旋回のとき、切センサ(101)またはブレーキ入センサ(103)がオンになるまで右旋回モータ(85)を作動させ、右方向に進路を修正するもので、前記スイッチ(106)が中立位置にオフ復帰したとき、クラッチ入センサ(98)(99)がオンになる位置まで旋回モータ(84)(85)を逆転させ、サイドクラッチ(76)(77)を入に復帰させ、直進走行させるものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、乾田などにおいて、一方の走行クローラ(2)の駆動を中止しても、もう一方の走行クローラ(2)が殆んどスリップしない状態で旋回するとき、旋回力スイッチ(104)(105)を介して切センサ(100)(101)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でかつブレーキ(78)(79)切の位置で旋回モータ(84)(85)を停止させ、小さい旋回力で走行進路を修正し、例えばブレーキ(78)(79)入による大きな旋回力での急激な進路修正動作を防止することができる。
一方、湿田などにおいて、一方の走行クローラ(2)の駆動を中止することにより、もう一方の走行クローラ(2)がスリップし乍ら旋回するとき、旋回力スイッチ(104)(105)を介してブレーキ入センサ(102)(103)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でブレーキ(78)(79)入の位置まで旋回モータ(84)(85)を作動させ、大きな旋回力で走行進路を修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドクラッチ制御回路図。
【図2】コンバインの全体左側面図。
【図3】同平面図。
【図4】運転台の右側面図。
【図5】左コラムフレーム部の左側面図。
【図6】操作コラム部の正面図。
【図7】作業レバー部の正面図。
【図8】同断面左側面図。
【図9】同左側面図。
【図10】同拡大正面図。
【図11】ミッションケースの説明図。
【図12】操向モータ部の正面図。
【図13】サイドクラッチアーム部の説明図。
【図14】図12の平面図。
【図15】図1のフローチャート。
【符号の説明】
(2) 走行クローラ
(18) エンジン
(75) ミッションケース
(76)(77) サイドクラッチ
(84)(85) 旋回モータ
Claims (1)
- エンジン(18)出力を左右走行クローラ(2)(2)に伝えるミッションケース(75)を設けると共に、左右サイドクラッチ(76)(77)及び左右ブレーキ(78)(79)を前記ミッションケース(75)に設け、左右サイドクラッチ(76)(77)を入切する電動左右旋回モータ(84)(85)を設けるコンバインにおいて、
作業レバー(25)の昇降操作を検出する手動スイッチ(73)と、サイドクラッチ ( 76 )( 77 ) 入位置を検出するクラッチ入センサ(98)(99)と、クラッチ(76)(77)切及びブレーキ(78)(79)切位置を検出する切センサ(100)(101)及びブレーキ入センサ(102)(103)と、これら切センサ(100)(101)及びブレーキ入センサ(102)(103)を選択接続する左右旋回力スイッチ(104)(105)と、操向スイッチ(106)と、電動左右旋回モータ(84)(85)とを、コントローラ(107)に接続し、
旋回力スイッチ(104)(105)を介して切センサ(100)(101)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でかつブレーキ(78)(79)切の位置で旋回モータ(84)(85)を停止させ、
旋回力スイッチ(104)(105)を介してブレーキ入センサ(102)(103)をコントローラ(107)に接続させ、操向スイッチ(106)操作時、サイドクラッチ(76)(77)切でブレーキ(78)(79)入の位置まで旋回モータ(84)(85)を作動させるようにしたことを特徴とするコンバイン。
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