JPH0534032Y2 - - Google Patents

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JPH0534032Y2
JPH0534032Y2 JP16065087U JP16065087U JPH0534032Y2 JP H0534032 Y2 JPH0534032 Y2 JP H0534032Y2 JP 16065087 U JP16065087 U JP 16065087U JP 16065087 U JP16065087 U JP 16065087U JP H0534032 Y2 JPH0534032 Y2 JP H0534032Y2
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operating lever
lever
operating
locking cam
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は例えばコンバインの刈取部昇降操作並
びに左右サイドクラツチ操向操作など複数の操作
を行わせる操作レバー装置に関する。
「従来の技術」 従来、特開昭61−116101号公報に示す如く、単
一操作レバーの多方向変位によつて複数の操作を
行う技術があつた。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、単一操作レバーによつて複数
スイツチを切換える電気制御により複数操作を行
うだけであるから、操作レバーを機械的連結によ
つて切換部材に容易に連結させ得ず、スイツチに
よつて切換える構造だけに限定され、使用部品及
び用途が著しく制約されると共に、操作レバー動
作により手動優先スイツチを切換える場合、操作
レバー動作を検知する部材などを特別に取付ける
必要があり、また手動優先スイツチを切換えるタ
イミング調節の簡略化などを容易に行い得ない等
の問題があつた。
「課題を解決するための手段」 然るに、本考案は、複数の操作を単一の操作レ
バーの多方向変位で行う装置において、前記操作
レバーの所定方向の変位に限定して連動させる位
置決め係止カムを設け、前記操作レバーによつて
作動させる操作体を中立支持する位置で前記係止
カムに係合させる係止体を設けると共に、前記操
作レバーにより手動で行う制御と略同一の動作を
自動的に行わせる自動制御動作を中立させる手動
優先スイツチを前記係止カムに連結させ、前記操
作レバーによる操作体動作を操作体中立支持用位
置決め係止カムを介して検知して手動優先スイツ
チを前記係止カムによつて作動させるように構成
したことを特徴とするものである。
「作用」 従つて、係止体の係合によつて操作体を中立支
持する位置決め係止カムを兼用して手動優先スイ
ツチを切換えるから、前記係止カムを介して操作
レバー動作を正確に検知して手動優先スイツチを
適正に作動させ得、操作レバー動作によつて手動
優先スイツチを作動させる部材を特別に設ける必
要がなく、かつ手動優先スイツチの切換タイミン
グ調節の簡略化などを容易に行い得、従来のよう
な電気的な切換に限定されることなく、また前記
係止カムの位置決めと手動優先の兼用により操作
体取付構造の簡略化並びに切換機能の向上なども
容易に図り得るものである。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は要部の説明図、第2図はコンバイン
の側面図、第3図は同平面図であり、図中1は走
行クローラ2を装設するトラツクフレーム、3は
前記トラツクフレーム1上に架設する機台、4は
フイードチエン5を左側に張架し扱胴6及び処理
胴7を内蔵している脱穀部、8は刈刃及び穀稈搬
送機構などを備える刈取部、9は排藁チエン10
終端を臨ませる排藁処理部、11は運転席12及
び運転操作部13を備える運転台、14はエンジ
ン14aを内設するエンジンルーム、15は脱穀
部4からの穀粒を溜める穀粒タンクであり、連続
的に刈取り並びに脱穀作業を行うように構成して
いる。
さらに第4図及び第5図に示す如く、前記運転
席12の前方と機内側とに前面及び側面操作パネ
ル16,17をL形に連設配置させ、前面操作パ
ネル16の後部上方と、側面操作パネル17の機
内側上方とに、平面視L形にガードパイプ18を
架設させると共に、脱穀部4における穀稈の扱深
さを調節する扱深レバー19を前記ガードパイプ
18機内側延設部中間に設け、また作業状況及び
警告などの表示を行う表示板20を前面操作パネ
ル16中央に設け、また刈取部8の昇降操作並び
に左右サイドクラツチ制御による操向操作を行う
単一の操作レバー21を前面操作パネル16の右
端部に配設している。
また、図中22は走行主変速レバー、23は副
変速レバー、24はアクセルレバー、25は刈取
クラツチレバー、26は脱穀クラツチレバー、2
7は自動操向スイツチ、28は自動刈高スイツ
チ、29は自動扱深スイツチである。
さらに、第1図、第6図乃至第8図に示す如
く、前面操作パネル16の前面板16a内側にレ
バー取付板30を固設し、その取付板30に芯軸
31を介して円筒形操向支点軸32を回転自在に
軸支させ、操向支点軸32に上端を固定した切換
アーム33下端に加圧ロール34を回転自在に軸
支させると共に、左右サイドクラツチを切制御し
て左右走行クローラ2,2を停止させる左右サイ
ドクラツチワイヤ35,35と、各ワイヤ35,
35を緩衝バネ36,36を介して一端に連結さ
せるクラツチアーム37,37とを備え、前記芯
軸31の略垂直下方の取付板30にバネ掛止軸3
8を介して各クラツチアーム37,37中間を回
転自在に軸支させ、各クラツチアーム37,37
他端側を加圧ロール34に対向支持するストツパ
軸39を取付板30に固設する。そしてストツパ
軸39にボルト40止めする板体41で各クラツ
チアーム37,37と掛止軸38に支持させると
共に、前記切換アーム33の揺動量を規制するス
トツパピン42,42を取付板30に固設し、切
換アーム33の揺動により加圧ロール34を介し
て各クラツチアーム37,37を択一的に揺動さ
せ、左右サイドクラツチワイヤ35,35操作に
より左右走行クローラ2,2を停止させ、左旋回
又は右旋回を行うように構成している。
また前記操向支点軸32に半円板形の位置決め
係止カム43を固設し、第6図の如く、切換アー
ム33が中立位置のとき、取付板30のホルダ4
4に支持させた係止ボール45を前記カム43に
係脱自在に弾圧係合させると共に、自動操向制御
装置の動作を中止させる手動優先スイツチ46を
取付板30に固定させ、そのスイツチ46を前記
カム43に固定させ、該カム43が中立位置から
回転したとき、前記スイツチ46を作動させて手
動優先で操向動作を行わせるように構成してい
る。上記から明らかなように、複数の操作を単一
の操作レバー21の多方向変位で行う装置におい
て、前記操作レバー21の所定方向の変位に限定
して連動させる位置決め係止カム43を設け、前
記操作レバー21によつて作動させる操作体であ
る切換アーム33を中立支持する位置で前記係止
カム43に係合させる係止体である係止ボール4
5を設けると共に、前記操作レバー21により手
動で行う制御と略同一の動作を自動的に行わせる
自動制御動作を中止させる手動優先スイツチ46
を前記係止カム43に連結させ、前記操作レバー
21による切換アーム33動作を切換アーム33
中立支持用位置決め係止カム43を介して検知し
て手動優先スイツチ46を前記係止カム43によ
つて作動させるように構成している。
また前記操向支点軸32に連係フレーム47を
一体連設し、操向支点軸32と連係フレーム47
とにストツパ軸体48を一体固定させると共に、
前記連係フレーム47に支軸49の一端を一体固
定させ、その支軸49中間に円筒形昇降支点軸5
0を回転自在に軸支させ、前記支軸49他端及び
ストツパ軸体48に保持フレーム51を着脱自在
にボルト52,58止め固定するもので、操向支
点軸32を下方側で左右方向に、また昇降支点軸
50を上方側で前後方向に軸支している。
そして刈取部8を昇降操作する昇降及び下降ス
イツチ54,55を連係フレーム47と保持フレ
ーム51とに固設させると共に、昇降支点軸50
に操作板体56を一体固定し、前記ストツパ軸体
48と操作板体56下端部との当接並びに前記保
持フレーム51のストツパ段部57と操作板体5
6との当接によつて規制する範囲内で、支軸49
を中心に昇降支点軸50及び操作板体56を回転
させ、その操作板体56によつて前記各スイツチ
54,55を択一的に作動させ、刈取部8を上昇
及び下降させるように構成している。
また前記昇降支点軸50に半円板形の位置決め
係止カム58を固設し、第8図の如く、操作板体
56が中立位置のとき、保持フレーム51のホル
ダ59に支持させた係止ボール60を前記カム5
8に係脱自在に弾圧係合させると共に、上記した
刈取部8昇降操作並びに左右旋回操作を行う操作
レバー21基端を前記操作板体56に一体連設さ
せ、前記レバー21上端側を前面操作パネル16
上面側に可撓性カバー61を介して延出させる。
そして前記操作レバー21を前後方向に揺動さ
せることにより、昇降支点軸50を中心に操作板
体56が回転して上昇スイツチ54又は下降スイ
ツチ55を作動させると共に、前記操作レバー2
1を左右方向に揺動させることにより、操向支点
軸32を中心に切換アーム33が揺動して、左右
クラツチアーム37,37を択一的に揺動させ、
左又は右のサイドクラツチワイヤ35を引上げる
ものであり、斜め前後方向に揺動させる前記操作
レバー21のマルチ動作により、前記上昇及び下
降スイツチ54,55のいずれかと、前記左右サ
イドクラツチワイヤ35,35のいずれかとを同
時に作動させ、刈取部8を昇降させ乍ら左右旋回
を行えるように構成している。
さらに前記昇降支点軸50に規制板であるバネ
掛止板62の上端を一体固定し、下方の操向支点
軸32軸芯線と略直交する方向に掛止板62下端
を垂下させ、前記バネ掛止軸38とその掛止板6
2下端との間にリターンバネ63を張架させたも
ので、前記リターンバネ63の掛止点である掛止
軸38と昇降支点軸50との間に操向支点軸32
を配置させ、操向支点軸32を中心とする操作負
荷の大きなサイドクラツチワイヤ35動作に比
べ、昇降支点軸50を中心とする操作負荷の小さ
なスイツチ54,55動作時、操作レバー21に
対するリターンバネ63の中立復帰力が大きくな
るように構成し、左右方向で操作負荷が大とな
り、前後方向で操作負荷が小であつても、左右方
向のリターンバネ63力を小とし、前後方向のリ
ターンバネ63力を大として、操作レバー21の
左右方向の操作力に比べて前後方向の操作力を等
しいか又は大きくし、左右方向の旋回操作時に、
前後方向の昇降操作が誤つても行われるのを防ぐ
ように構成している。
さらに前記操向支点軸32軸芯線と交叉する掛
止板62位置にロツク孔64を開設すると共に、
操向支点軸32の軸芯線と交叉させるロツク軸6
5を備え、該ロツク軸65の一端を取付板30に
ホルダ66を介して摺動自在に支持させ、またロ
ツク軸65の他端に連係板67を介してロツクレ
バー68を連結させ、前面操作パネル16の後面
板16bでキースイツチ69の近くに門形のレバ
ーガイド溝70を介して前記ロツクレバー68を
運転席12方向に突出させる。
また前記ロツク孔64の内径に比べてロツク軸
65の外径を小さく形成し、ロツクレバー68操
作によつてロツク軸65をロツク孔64に貫通さ
せて遊嵌係合させることにより、操向支点軸32
の軸芯線に対しロツク軸65の軸芯線が略直交し
た状態でロツク軸65が支持されるもので、昇降
支点軸50を中心とする操作レバー21の前後方
向の刈取部8昇降操作が、ロツク孔64とロツク
軸65の係合によつて阻止される一方、操向支点
軸32を中心とする操作レバー21の左右方向の
操向操作が、前記ロツク軸65に関係なく行われ
るように構成している。
本実施例は上記の如く構成しており、第6図の
如く、操作レバー21を左又は右方向に倒すこと
により、操向支点軸32を中心に前記レバー21
及び切換アーム33が左右に揺動して左又は右の
サイドクラツチワイヤ35を引上げ、左又は右の
旋回動作を行わせると共に、第7図及び第8図の
如く、操作レバー21を前又は後方向に倒すこと
により、昇降支点軸50を中心に前記レバー21
及び操作板体56が前後に揺動して上昇スイツチ
54又は下降スイツチ55を作動させ、刈取部8
の昇降動作を行わせるものである。
また前記操作レバー21を斜め前方又は後方に
倒すことにより、左右サイドクラツチワイヤ3
5,35のいずれかと、前記各スイツチ54,5
5のいずれかとを同時に作動させ、左又は右の旋
回動作と刈取部8の上昇又は下降動作とを操作レ
バー21の一動作で行えると共に、バネ掛止板6
2にロツク軸65を係合させるロツクレバー68
操作により、操作レバー21による刈取部8昇降
動作を中止させ、操作レバー21による操向動作
だけを行わせ、路上走行などを行うものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、複数
の操作を単一の操作レバー21の多方向変位で行
う装置において、前記操作レバー21の所定方向
の変位に限定して連動させる位置決め係止カム4
3を設け、前記操作レバー21によつて作動させ
る操作体33を中立支持する位置で前記係止カム
43に係合させる係止体45を設けると共に、前
記操作レバー21により手動で行う制御と略同一
の動作を自動的に行わせる自動制御動作を中立さ
せる手動優先スイツチ46を前記係止カム43に
連結させ、前記操作レバー21による操作体33
動作を操作体33中立支持用位置決め係止カム4
3を介して検知して手動優先スイツチ46を前記
係止カム43によつて作動させるように構成した
もので、係止体45の係合によつて操作体33を
中立支持する位置決め係止カム43を兼用して手
動優先スイツチ46を切換えるから、前記係止カ
ム43を介して操作レバー21動作を正確に検知
し手動優先スイツチ46を適正に作動させること
ができ、操作レバー21動作によつて手動優先ス
イツチ46を作動させる部材を特別に設ける必要
がなく、かつ手動優先スイツチ46の切換タイミ
ング調節の簡略化などを容易に行うことができ、
従来のような電気的な切換に限定されることな
く、また前記係止カム43の位置決めと手動優先
の兼用により操作体33取付構造の簡略化並びに
切換機能の向上なども容易に図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の説明
図、第2図はコンバインの側面図、第3図は同平
面図、第4図は運転台の側面図、第5図は同平面
図、第6図は要部の後面図、第7図は前図の右側
面図、第8図は同左側面図である。 21……操作レバー、43……位置決め係止カ
ム、46……手動優先スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の操作を単一の操作レバー21の多方向変
    位で行う装置において、前記操作レバー21の所
    定方向の変位に限定して連動させる位置決め係止
    カム43を設け、前記操作レバー21によつて作
    動させる操作体33を中立支持する位置で前記係
    止カム43に係合させる係止体45を設けると共
    に、前記操作レバー21により手動で行う制御と
    略同一の動作を自動的に行わせる自動制御動作を
    中止させる手動優先スイツチ46を前記係止カム
    43に連結させ、前記操作レバー21による操作
    体33動作を操作体33中立支持用位置決め係止
    カム43を介して検知して手動優先スイツチ46
    を前記係止カム43によつて作動させるように構
    成したことを特徴とする操作レバー装置。
JP16065087U 1987-10-20 1987-10-20 Expired - Lifetime JPH0534032Y2 (ja)

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JP16065087U JPH0534032Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JPH0164725U JPH0164725U (ja) 1989-04-25
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