JP2005330812A - 二輪車用のスロットル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】スロットルボデー10に回転自在に支持される絞り弁軸12の一端12bは、スロットルボデー10の一側外壁10bより突出して配置され、その一端12bに駆動レバー14、リンクレバー17、スロットルレバー16、よりなるスロットルレバー機構Tが配置される。
スロットルレバー機構Tは、スロットルボデー10の一側外壁10bに形成されるレバー収納壁部10eに囲繞され、その外側開口部10fはカバー2によって閉塞される。
カバー2に開度センサ19が取着され、開度センサ19の絞り弁軸12の一端12bに係合配置される。
【選択図】 図1
Description
図2はスロットルボデーの縦断面図である。
10は内部を吸気通路11が側方に貫通して穿設されたスロットルボデーであり、吸気通路11を横断する絞り弁軸12の両端はスロットルボデー10に回転自在に支持される。
又、吸気通路11内には、吸気通路11を開閉する絞り弁13が配置され、絞り弁13は絞り弁軸12に取着されるもので絞り弁軸12の回転に応じて絞り弁13は吸気通路11を開閉する。
前記絞り弁軸12の他端12aは、スロットルボデー10の他側外壁10a(図2において右側)より右方へ突出するもので、この他端12aには駆動レバー14が一体的に取着される。
又15はスロットルボデー10の他側外壁10aに立設された回転軸であり、この回転軸15にスロットルレバー16がナットによって螺着される。
前記、スロットルレバー16には、図示されぬ開弁用のアクセルワイヤーと閉弁用のアクセルワイヤーとが係止されるもので、前記アクセルワイヤーの他端はアクセルグリップに接続される。ここで運転者によってアクセルグリップが回転操作されると、この回転がアクセルワイヤーを介してスロットルレバーに伝達され、スロットルレバー16をアクセルグリップの回転に応じて回転させる。
17はスロットルレバー16と駆動レバー14を連結するリンクレバーであり、スロットルレバー16の回転はリンクレバー17を介して駆動レバー14に伝達される。このようにスロットルレバー16と駆動レバー14とをリンクレバー17を介して連結するのは、アクセルグリップの回転と絞り弁13との開度特性とを非線形とする為に行なわれる。
このように絞り弁軸12の他端12aには、スロットルレバー16、リンクレバー17、駆動レバー14とにより形成されるスロットルレバー機構Tが取着される。
又、スロットルボデー10の他側外壁10aには、前記絞り弁軸の他端12aを含むスロットルレバー機構Tの外周を囲繞するレバー収納壁部10eが一体形成され、レバー収納壁部10eの右方の開口部10cはカバー18によって閉塞される。
このようにスロットルレバー機構Tを、レバー収納壁部10eとカバー18とによって形成される収納空間内に配置するのは、スロットルボデー10が直接外気に露出する二輪車に搭載する際、スロットルレバー機構Tを外部の障害物より保護する為、あるいは泥の飛散より保護する為に行なわれる。
19は、スロットルボデー10の一側外壁10dに突出する絞り弁軸12の一端12bに係合配置される開度センサであり、この開度センサ19の出力信号は、ECU(図示せず)に入力され、各種制御のために使用される。
一方、スロットルボデー10の一側外壁10bの絞り弁軸12の一端12bに向けて開度センサ19が取着される。
以上によると、互いに異なった反対方向から組付け作業が行なわれるもので、組付け作業の効率向上を達成できない。
又、二輪車へスロットルボデーを搭載した状態で、スロットルレバー機構T及び開度センサ19のメンテナンス作業を行なう際、異なった方向より作業することになり、メンテナンス作業性が劣る。
更に絞り弁軸12の他端12aに駆動レバー14が取着されることから、絞り弁軸12の他端12aには、駆動レバー14の絞り弁軸12に対する回転を抑止する為に平取り部12cが形成され、絞り弁軸12の一端12bに開度センサ19の平取り溝が係止されることから絞り弁軸12が一端12bには平取り部12dが形成される。
このように刃材よりなる絞り弁軸12の両端に平取り部12c,12dを加工形成することによると、絞り弁軸12の加工時において、平取り部12c,12dを反転して加工形成する必要があり、絞り弁軸12の製造コストを低減することが困難である。
更に又、開度センサ19のリード線がスロットルボデー10の一側外壁10d側にあり、アクセルワイヤーがスロットルボデー10の他側外壁10a側にある。
このようにスロットルボデー10の吸気通路11をまたいで両側にリード線及びアクセルワイヤーが配置されることは、二輪車の如く、シートの下方の狭い空間内にスロットルボデーが配置されるものにおいて、その接続作業が困難である。
絞り弁軸の一端を、スロットルボデーの一側外壁より突出して配置するとともに該一端にスロットルレバー機構を取着し、
又、前記スロットルボデーの一側外壁には、スロットルレバー機構を囲繞するレバー収納壁部を一体的に形成するとともにレバー収納壁部の外側開口部をカバーにて閉塞保持し、更に、前記カバーに、絞り弁軸の一端に係止され、絞り弁軸の回転角度を検出する開度センサを取着したことを特徴とする。
又、絞り弁軸に対する平取り部の加工は、絞り弁軸の一端にのみ行えばよいので絞り弁軸の加工性を向上でき、もってスロットルボデーの製造コストを効果的に低減できる。
又、開度センサのリード線及びスロットルレバー機構に接続されるアクセルワイヤーをスロットルボデーの一側に配置したので、スロットルボデーを二輪車へ搭載した後における前記リード線及びアクセルワイヤーの接続性を向上でき、あわせてそれらのメンテナンス作業性を向上できる。
更に、スロットルレバー機構、カバー、開度センサはスロットルボデーの一側外壁に集中配置され、スロットルボデーの他側外壁をスッキリまとめることができ、これによるとスロットルボデーが直接外気に露出する二輪車に好適である。
更に又、開度センサはカバーを介してスロットルボデーに装着されるもので、これによると、スロットルボデーが機関からの熱伝導によって加熱された際、あるいは吸気通路内に噴射される燃料の気化によって冷却された際、これらの熱が開度センサに直接的に伝達されにくいもので、開度センサの出力特性を維持する上で好ましい。
尚、図2と同一構造部分については同一符号を用いる。
絞り弁軸12の他端12aはスロットルボデー10の他側外壁10aに回転自在に支持され、一端12bは、スロットルボデー10の一側外壁10bより左方へ突出して回転自在に支持され、この一端12bに平取り部12dが形成される。
又、前記絞り弁軸の一端12bには、駆動レバー14がナット1によって螺着されて固定され、この駆動レバー14はスロットルレバー機構Tを構成するスロットルレバー16にリンクレバー17を介して接続される。
かかるスロットルレバー機構Tはスロットルボデー10の一側外壁10bに臨んで配置される。
2は、レバー収納壁部10eの外側開口部10fを閉塞するカバーであり、カバー2には絞り弁軸12の一端12bに形成される平取り部12dが回転自在に挿入される孔2aが貫通して穿設される。
絞り弁軸12は、吸気通路11を横断してスロットルボデー10に回転自在に支持されるもので、絞り弁軸12の他端12aはスロットルボデー10aに回転自在に支持され、一端12bは、一側外壁10bに回転自在に支持されるとともに一側外壁10bより更に左方に向かって突出して配置される。
前記絞り弁軸の一端12bには駆動レバー14がナット1によって螺着されて固定配置され、この駆動レバー14は回転軸15に取着されたスロットルレバー16にリンクレバー17を介して接続される。
以上によると、スロットルボデー10の一側外壁10bに駆動レバー14、リンクレバー17、スロットルレバー16よりなるスロットルレバー機構Tが配置されるとともにこのスロットルレバー機構Tはレバー収納壁部10eの内方に配置される。
次にレバー収納壁部10eの外側開口部10fに向けてカバー2が取着されて外側開口部10fが閉塞されるもので、このとき絞り弁軸12の一端12bの平取り部12dは、カバー2の孔2aを貫通して右方へ突出配置される。
次にカバー2上に開度センサ19がビス3にてネジ止め固定されるもので、このとき開度センサ19の平取り溝19aが絞り弁軸12の平取り部12dに係合配置される。
更にカバー2上に開度センサ19が螺着配置され、この開度センサ19の平取り溝19aが絞り弁軸12の平取り部12dに係合配置される。
又、絞り弁軸12に形成される平取り部は、一端12bに平取り部12dを形成すればよいもので、絞り弁軸12の加工性を向上でき、前記と合せてスロットルボデーの製造コストを低減できる。
又、スロットルボデー10の一側外壁10bにスロットルレバー機構T、カバー2、開度センサ19が集中的に配置され、スロットルボデー10の他側外壁10aをスッキリまとめることができたもので、これによると二輪車の如く、スロットルボデー10が直接的に外気に露出されて配置されるものにおいて、外観性をシンプルにまとめることができ、二輪車のデザインの自由度を向上できる。
更にスロットルレバー16とアクセルグリップとを連結するアクセルワイヤーと、開度センサ19より延びるリード線をスロットルボデー10の一側にまとめて配置できたことによると、二輪車のシート下方の狭い空間内にスロットルボデー10を搭載した状態において、前記ワイヤー、リード線の接続作業性を大きく向上できる。
更に又、開度センサ19はカバー2を介してスロットルボデー10に取着されたもので、特にカバー2を合成樹脂材料によって形成すると、スロットルボデー10と開度センサ19との熱伝導を効果的に遮断でき、スロットルボデーの温度変化に影響されずに開度センサの特性を安定して維持できる。
10 スロットルボデー
10b 一側外壁
10e レバー収納壁部
10f 外側開口部
12 絞り弁軸
12b 一端
19 開度センサ
T スロットルレバー機構
Claims (1)
- スロットルボデーの内部を吸気通路が貫通し、吸気通路を横断してスロットルボデーに回転自在に支持される絞り弁軸に、吸気通路を開閉する絞り弁が取着されたスロットルボデーにおいて、
絞り弁軸12の一端12bを、スロットルボデー10の一側外壁10bより突出して配置するとともに該一端にスロットルレバー機構Tを取着し、
又、前記スロットルボデーの一側外壁10bには、スロットルレバー機構Tを囲繞するレバー収納壁部10eを一体的に形成するとともにレバー収納壁部10eの外側開口部10fをカバー2にて閉塞保持し、更に、前記カバーに、絞り弁軸12の一端12bに係止され、絞り弁軸12の回転角度を検出する開度センサ19を取着したことを特徴とする二輪車用のスロットル制御装置。
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JP2004147206A JP4168974B2 (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 二輪車用のスロットル制御装置 |
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