JP4474307B2 - スロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置 - Google Patents
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Description
図6はリンク式絞り弁制御装置の側面図、図7は図6のC−C線における縦断面図である。
50は内部を吸気通路51が貫通して穿設されたスロットルボデーであり、吸気通路51を横断して絞り弁軸52がスロットルボデー50に回転自在に軸支される。
絞り弁軸52にはバタフライ型の絞り弁53がネジ54にて取着されるもので、絞り弁軸52が正、逆回転することによって絞り弁53が吸気通路51を開閉する。
図7において、絞り弁軸52の右端は、スロットルボデー50の右側軸受ボス50aの端部より更に右方に向かって突出配置されるもので、この絞り弁軸52の右端には、リターンレバー55と、第2リンクレバー56とが固定的に取着される。
具体的には、絞り弁軸52の右端はD型形状に切欠き部52aが形成され、リターンレバー55及び第2リンクレバー56にはそれに嵌合されるDカット孔55a、56aが穿設されるもので、前記リターンレバー55のDカット孔55aが絞り弁軸52の切欠き部52aに嵌合されるとともに第2リンクレバー56のDカット孔56aが絞り弁軸52の切欠き部52aに嵌合され、この状態においてカラー57を介してナット58によって絞り弁軸52の右端に螺着固定される。
すなわち、リターンレバー55と第2リンクレバー56とは同期的に回転する。
尚、59は一端がスロットルボデー50に係止され、他端がリターンレバー55に係止される第1リターンスプリングであり、この第1リターンスプリング59はリターンレバー55に図6において、時計方向の回転力を付与する。(これは絞り弁53に対する閉方向の付勢力である。絞り弁53は図6において反時計方向に回転することによって吸気通路51を開放する。)
又、スロットルボデー50から上方に向かってのびる壁部50bの上部には、右側方に向かってのびる操作軸受ボス50cが一体形成されるもので、この操作軸受ボス50cに穿設された操作軸受孔50dには、絞り弁操作軸60が回転自在に軸支される。
かかる絞り弁操作軸60の右端は、操作軸受ボス50cの右端50caより更に右側方に突出するもので、この突出部に絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62とがナット63にて固定的に取着される。従って、絞り弁操作ドラム61と第1リンクレバー62とは同期的に回転する。
かかる絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62の絞り弁操作軸60に対する取着方法は、リターンレバー55、第2リンクレバー56と同様に行なわれる。
尚、前記絞り弁操作ドラムには、開弁用エンド挿入孔61aと閉弁用エンド挿入孔61bとが貫通して穿設される。
そして、第1リンクレバー62と第2リンクレバー56とが連結リンク63によって互いに連動するよう連結されるもので、この第1リンクレバー62、第2リンクレバー56、連結リンク63によってリンク機構Rが構成される。
又、64は金属板材料を折曲げ形成されたステープレートであり、このステープレート64はネジ70によって操作軸受ボス50cの近傍のスロットルボデー50のボス部50gに螺着固定される。
ステープレート64には開弁用エンド挿入孔61aに臨む第1ケーブルガイド挿入孔64aと閉弁用エンド挿入孔61bに臨む第2ケーブルガイド挿入孔64bとが形成される。そして、図示せぬアクセルグリップと絞り弁操作ドラム61とは以下によって連結される。
65は第1ケーブルガイド挿入孔64a内に挿入配置され、ステープレート64にナット66a、66bによって挟持された第1ケーブルガイドであり、第1ケーブルガイド65内に挿入配置された開弁用ワイヤーWaの一端に設けられた開弁用ワイヤーエンドWa1が絞り弁操作ドラム61の開弁用エンド挿入孔61a内に挿入係止され、他端が図示せぬアクセルグリップに係止される。
又、67は、第2ケーブルガイド挿入孔64b内に挿入配置され、ステープレート64にナット68a、68bによって挟持された第2ケーブルガイドであり、第2ケーブルガイド67内に挿入配置された閉弁用ワイヤーWbの一端に設けられた閉弁用ワイヤーエンドWb1が、絞り弁操作ドラム61の閉弁用エンド挿入孔61b内に挿入係止され、他端が図示せぬアクセルグリップに係止される。
尚、69は一端がステープレート64に係止され、他端が絞り弁操作ドラム61に係止された第2リターンスプリングであり、絞り弁操作ドラム61は第2リターンスプリング69によって図6において反時計方向に付勢される。
そして、この第1リンクレバー62の時計方向の回転は、連結リンク63を介して第2リンクレバー56に伝達され、第2リンクレバー56及びリターンレバー55は、第1リターンスプリング59のバネ力に抗し、図6において同期的に反時計方向に回転し、これによって絞り弁53が開弁用ワイヤーWaの移動に応じて吸気通路51を開放する。
尚、前記において閉弁用ワイヤーWbは、絞り弁操作ドラム61の時計方向の回転に追従して図6において左方へ引かれる。
一方、アクセルグリップを他方向へ回転して閉弁用ワイヤーWbを図6において右方向へ引くと、この閉弁用ワイヤーWbの移動が、閉弁用ワイヤーエンドWb1から閉弁用エンド挿入孔61bに伝達されて絞り弁操作ドラム61及び第1リンクレバー62を図6において反時計方向に同期的に回転する。(第2リターンスプリング69はかかる反時計方向の回転を補助する)
そして、この第1リンクレバー62の反時計方向の回転は、連結リンク63を介して第2リンクレバー56に伝達され、第2リンクレバー56及びリターンレバー55は、図6において同期的に時計方向に回転し、これによって絞り弁53が閉弁用ワイヤーWbの移動に応じて吸気通路51を閉塞する。
すなわち、ステープレート64の第1ケーブルガイド挿入孔64aと絞り弁操作ドラム61の開弁用エンド挿入孔61aとの相対位置関係及び第2ケーブルガイド挿入孔64bと閉弁用エンド挿入孔61bとの相対位置関係は、一定位置に保持される必要があり、ワイヤーの引出し方向を変更する為にステープレート64の第1、第2ケーブルガイド挿入孔64a、64bの位置を変更すると、絞り弁操作ドラム61の開弁用及び閉弁用エンド挿入孔61a、61bの位置も同時に変更することが余儀なくされる。
従って、ステープレート64と絞り弁操作ドラム61の二点の構成部品を新規に製作する必要が生じ、特にプレス金型によって形成されるこれらの部品コストが大幅に上昇する。又、複数の形状を有するステープレート64、絞り弁操作ドラム61を管理する必要があり管理費の増加につながる。
更に、絞り弁操作軸60を支持する操作軸受ボス50cがスロットルボデー50と一体形成されることによると、スロットルボデー50が大型化して金型構造が複雑となり、スロットルボデー50の金型費の増加と、大型化によって、スロットルボデー50の成型性が悪化する。
従って、開弁用ワイヤー及び閉弁用ワイヤーの引出し方向を変更する際、ステープレートを絞り弁軸の長手軸心線周りに所望位置まで回転し、この状態においてステープレートをスロットルボデーにネジ止めにより固定する。
以上によると、絞り弁操作ドラムに穿設される開弁用エンド挿入孔、閉弁用エンド挿入孔と第1ケーブルガイド挿入孔、第2ケーブルガイド挿入孔とが共に共通のステープレートに配置された状態で回転することから開弁用エンド挿入孔と第1ケーブルガイド挿入孔及び閉弁用エンド挿入孔と第2ケーブルガイド挿入孔との相対位置関係を原位置状態に保持したままワイヤーの引出し方向を自在に変更できる。
又、第1リンクレバー、連結リンク、第2リンクレバー、によって形成されるリンク機構も、絞り弁軸の長手軸心線を基準にして回転するので原状態と同様のリンク結合が維持される。
その結果、ステープレート、操作ドラム、リンク機構、スロットルボデーの変更を行なうことなく、開弁用及び閉弁用ワイヤーの引出し方向の変更を行なうことができ、特に二輪車に好適なスロットルボデーを提供できる。
又、上記によれば、複数の形状を有するステープレート、操作ドラム、リンク機構を用意する必要がないので、プレス金型等の変更に伴なう部品コストの上昇を抑止できるとともに部品の種類が増加することによる部品管理工数の上昇を抑止できる。
特に絞り弁操作軸をステープレートに回転自在に軸支したことによると、スロットルボデーに操作軸受ボスを設ける必要がなく、これによってスロットルボデーを小型化でき、スロットルボデーの射出成型による製造性を大きく向上できる。
更に第1筐体は、絞り弁軸の長手軸心線周りに回転自在に配置される。
更に又、第1筐体の開口が第2筐体によって閉塞されてスロットル操作室が形成される。かかる第2の特徴によると、前記第1の特徴の効果に加え、絞り弁操作ドラム、第1リンクレバー、連結リンク、第2リンクレバーよりなるリンク機構が、第1筐体と第2筐体とによって密閉状に形成されるスロットル操作室内に配置されるので、特にモトクロッサー等のオフロードで使用される車輪において、泥、水、あるいは粉塵より前記機構を確実に保護することができる。
図1はリンク式絞り弁制御装置の側面図。図2は図1のA−A線における縦断面図。である。
尚、図6、図7と同一構造部分については同一符号を使用し説明を省略する。
1は金属板材料をプレス成型されて形成されるステープレートであり、平坦状をなす底部1aに回転孔1bが穿設される。
この回転孔1bは、スロットルボデー50の右側軸受ボス50aの外周に回転自在に微少なる間隙(例えば0.5ミリメートル)をもって挿入配置されるもので、これによりステープレート1は、絞り弁軸52の長手軸心線X−X周りに回転自在とされる。
又、ステープレート1には、前記回転孔1bと同芯に、半径方向に円弧状溝1cが穿設される。
いいかえると、この円弧状溝1cは、絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを中心にして半径方向Yに円弧状に形成されるもので、本例では対称に2個の円弧状溝1cが穿設された。更にステープレート1の底部1aには、前記回転孔と離れた位置に絞り弁軸受ボス2が立設されるもので、この絞り弁軸受ボス2に穿設された操作軸受孔2aに絞り弁操作軸3がベアリング4a、4bによって回転自在に配置される。
前記絞り弁軸受ボスは例えばステープレート1に溶接される。
そして、絞り弁軸受ボス2の操作軸受孔2a内に回転自在に挿入され、絞り弁軸受ボス2より右方に向かって突出する絞り弁操作軸3に、開弁用エンド挿入孔61aと閉弁用エンド挿入孔61bとが穿設された絞り弁操作ドラム61及び第1リンクレバー62がナット63によって螺着固定される。
又、ステープレート1の底部1aの図1において右方に向かう外側端は、図2において右方へ折曲げ形成され、この曲げ部1fに第1ケーブルガイド挿入孔1dと第2ケーブルガイド挿入孔1eとが切欠き形成される。
この第1ケーブルガイド挿入孔1dは絞り弁操作ドラム61の開弁用エンド挿入孔61aに臨む位置に形成され、第2ケーブルガイド挿入孔1eは閉弁用エンド挿入孔61bに臨む位置に形成される。
そして、かかる絞り弁操作軸3、絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62を支持するステープレート1の回転孔1bがスロットルボデー50の右側軸受ボス50aの外周部に向けて挿入配置され、この状態でステープレート1の円弧状溝1c内にネジ5が挿入され、この状態でネジ5がスロットルボデー50に穿設されたメネジ孔50p内に螺着される。
以上によると、ステープレート1の底部1aがスロットルボデー50の右端面50s上に螺着固定されるもので、このステープレート1の螺着状態が図1に示されるもので、これは例えば円弧状溝1cの中間回転位置状態である。
次いで、スロットルボデー50の右側軸受ボス50aより右方に突出する絞り弁軸52の右端に、リターンレバー55と第2リンクレバー56とがナット58によって螺着固定され、さらに第1リンクレバー62と第2リンクレバー56とが連結リンク63によってリンク結合される。
一方、ステープレート1の第2ケーブルガイド挿入孔1eに第2ケーブルガイド67が挿入され、ナット68a、68bによって第2ケーブルガイド67がステープレート1に螺着固定され、さらに閉弁用ワイヤーWbの閉弁用ワイヤーエンドWb1が絞り弁操作ドラム61の閉弁用エンド挿入孔61b内に挿入係止される。
一方、閉弁用ワイヤーWbが図1において右方に引かれると、絞り弁操作ドラム61が図1において反時計方向に回転し、この回転がリンク機構Rを介して絞り弁軸52を時計方向に回転し、閉弁用ワイヤーWbの引き代に応じて絞り弁53を閉塞制御できる。
図3を用いて引出し方向Zを図1の状態より上方へ向かって反時計方向へ移動する際について説明する。
第1にネジ5を緩め、ステープレート1とスロットルボデー50の螺着固定を解除し、かかる状態において、ステープレート1をスロットルボデー1の右側軸受ボス50aに対して反時計方向へ回転させるもので、ステー1は絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを中心にして回転する。
一方、円弧状溝1cもまた絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを基準に半径方向に穿設されるので、メネジ孔50pに緩く螺着された状態のネジ5は、円弧状溝1cを介して前記ステープレートの反時計方向の回転を支持できる。
そして、プレート1が所望の反時計方向へ回転した状態で、円弧状溝1cを介してネジ5を再びメネジ孔50pに向けて螺着するもので、これによってステープレート1を原位置に比較して反時計方向へ移動状態でスロットルボデー50に固着できる。
図3の状態はステープレート1をもっとも反時計方向へ移動させたものであるが、原位置より時計方向への回転も可能であり、更にその回転角範囲は円弧状溝1cの回転方向における溝長さを選択することにより自在に選択できる。
ステープレート1に開弁用エンド挿入孔61aに対応する第1ケーブルガイド挿入孔1d、閉弁用エンド挿入孔61bに対応する第2ケーブルガイド挿入孔1eを設けたこと。
又、ステープレート1を絞り弁軸52の長手軸心線X−Xに同芯に回転可能に配置したこと。
更に、第1リンクレバー62と、絞り弁軸52の端部に固着配置した第2リンクレバー56とを連結リンク63によってリンク結合したこと。
により、ステープレート1を絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを基準に回転させてワイヤーの引出し方向Zを変更した際においても、第1ケーブルガイド65と絞り弁操作ドラム61の開弁用エンド挿入孔61aとの相対位置関係及び第2ケーブルガイド67と絞り弁操作ドラム61の閉弁用エンド挿入孔61bとの相対位置関係が何等変わることがなく、且つ前記絞り弁操作軸3と絞り弁軸52がリンク機構Rを介して連結保持される。
従って、ステープレート1を絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを基準にして所望の位置へ回転し、この状態においてステープレート1をスロットルボデー50に螺着固定することにより、ワイヤーの引出し方向Zを適宜選択できる。
そして、前記ステープレートの位置選択において、ステープレート1、絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62、スロットルボデー50、第2リンクレバー56、連結リンク63の変更を全く必要とするものでなく、製造コスト、部品管理工数が増加することがない。
又、絞り弁操作軸3がスロットルボデー50に配置されないことから、特にスロットルボデーの小型化を達成でき、これによってスロットルボデー50の金型構造が簡単となり、金型費用の削減とスロットルボデーの成型性を向上できる。
尚、8はステープレート1を回転させて所望の位置を得た状態でネジ5によってステープレート1をスロットルボデー50に螺着した際、ステープレート1の回転を抑止する位置決め突部であり、ステープレート1には半径上に複数の位置決め孔1nが穿設される。
図4は第2筐体を外した状態におけるリンク式絞り弁制御装置の側面図。
図5は図4のB−B線における第2筐体が装置された状態における縦断面図。である。
尚、図1と同一構造部分は同一符号を使用して説明を省略する。
10は底部10aと、底部10aの外側より図5において右方に曲がる壁部10bよりなる有底カップ状の第1筐体であり、この第1筐体10が前実施例のステープレート1に対応する。この第1筐体10の底部10aには第1実施例の回転孔1bと同様の回転孔10cが穿設され、さらに回転孔10cより離れた位置に絞り弁軸受ボス10dが一体形成される。又、底部10aには、第1実施例の円弧状溝1cと同様の円弧状溝10gが穿設される。
更に、壁部10bには、第1ケーブルガイド挿入孔10eと第2ケーブルガイド挿入孔10fとが穿設される。かかる第1筐体10は射出成型によって製作される。
そして、絞り弁軸受ボス10dに穿設された操作軸受孔10hには絞り弁操作軸3が回転自在に配置され、絞り弁操作軸3の右方の端部には開弁用エンド挿入孔61aと閉弁用エンド挿入孔61bが穿設された絞り弁操作ドラム61と第1リンクレバー62とがナット63によって螺着される。
前記第1ケーブルガイド挿入孔は開弁用エンド挿入孔61aに臨んで形成され、第2ケーブルガイド挿入孔10fは、閉弁用エンド挿入孔61bに臨んで形成される。
そして、絞り弁操作軸3、絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62を備える第1筐体10の回転孔10cがスロットルボデー50の右側軸受ボス50aの外周に挿入配置され、この状態で、円弧状溝10g内にネジ5が挿入され、ネジ5がスロットルボデー50のメネジ孔50pに向けて螺着されることにより第1筐体10の底部10aがスロットルボデー50の右端面50s上に螺着固定される。
そして、絞り弁軸52の右端にリターンレバー55と第2リンクレバー56がナット58によって螺着され、さらに第1リンクレバー62と第2リンクレバー56とが連結リンク63によってリンク結合される。
又、第1ケーブルガイド挿入孔10eに第1ケーブルガイド65が配置され、ナット66a、66bにて第1ケーブルガイド65が第1筐体10に螺着される。
そして、第1ケーブルガイド65内に挿入配置される開弁用ワイヤーWaの開弁用ワイヤーエンドWa1が開弁用エンド挿入孔61a内に挿入係止される。
又、第2ケーブルガイド挿入孔10fに第2ケーブルガイド67が配置され、ナット68a、68bにて第2ケーブルガイド67が第1筐体10に螺着される。
そして、第2ケーブルガイド67内に挿通配置される閉弁用ワイヤーWbの閉弁用ワイヤーエンドWb1が閉弁用エンド挿入孔61b内に挿入係止される。
次いで、第1筐体10の壁部10bの開口端に、有底カップ状の第2筐体20が当接配置されてネジ止め固定され、第1筐体10の開口が閉塞される。
以上によると、第1筐体10と第2筐体20とによって密閉状のスロットル操作室21が形成されるもので、第2リターンスプリング69を含む絞り弁操作ドラム61、第1リンクレバー62、連結リンク63、第2リンクレバー56よりなるリンク機構R、第1リターンスプリング59を含むリターンレバー55が前記スロットル操作室21内に収納配置される。
かかる作用及び効果は第1実施例と同様なものであるが、本第2実施例によれば前記に加え、以下の特別な効果を達成できる。
すなわち、スロットルボデー50の右端面50sに第1筐体10と第2筐体20とによって密閉状のスロットル操作室21が形成され、このスロットル操作室21内に全てのスロットル操作系統が配置された。
具体的にはスロットル操作室21内に、第1リターンスプリング59、リターンレバー55、第1リンクレバー62と連結リンク63と第2リンクレバー56、よりなるリンク機構R、第2リターンスプリング69、絞り弁操作ドラム61が配置された。
以上によると、特に二輪車のオフロード使用時において、障害物の衝突、あるいは、泥、水、粉塵、等の付着を完全に抑止することが可能となり、長期に渡って安定した使用を達成でき、メンテナンスの頻度を低くすることができる。
又、特に二輪車にあってはスロットルボデーが直接大気に露出して配置されるが、前記スロットル操作系統が第1筐体10と第2筐体20とによっておおわれたことにより二輪車の外観性を向上できるとともに二輪車のデザイン選択の自由度を向上できたものである。
又、前記円弧状溝を絞り弁軸52の長手軸心線X−Xを挟んで対称に2個設けることによると、ステープレート1及び第1筐体10をより強固にスロットルボデー50に締結できる。
尚、円弧状溝に代えて半径方向に等間隙をもってネジ5が挿通されるネジガイド孔を設けてもステープレート1及び第1筐体10を回転させて固定できる。
又、本実施例は燃料噴射装置に用いられるスロットルボデーに関するものであるが、気化器のリンク式絞り弁制御装置にも採用できる。
1a 底部
1c 円弧状溝
1d 第1ケーブルガイド挿入孔
1e 第2ケーブルガイド挿入孔
3 絞り弁操作軸
5 ネジ
10 第1筐体(ステープレート)
10a 底部
10b 壁部
10e 第1ケーブルガイド挿入孔
10f 第2ケーブルガイド挿入孔
10g 円弧状溝
20 第2筐体
21 スロットル操作室
50 スロットルボデー
51 吸気通路
52 絞り弁軸
53 絞り弁
56 第2リンクレバー
61 絞り弁操作ドラム
61a 開弁用エンド挿入孔
61b 閉弁用エンド挿入孔
62 第1リンクレバー
63 連結リンク
Wa 開弁用ワイヤ
Wb 閉弁用ワイヤ
Claims (3)
- スロットルボデー(50)の吸気通路(51)を開閉する絞り弁(53)を取着してスロットルボデー(50)に回転自在に支持される絞り弁軸(52)と、この絞り弁軸(52)から一側方に離れて回転自在に配置される絞り弁操作軸(3)と、開弁用エンド挿入孔(61a)及び閉弁用エンド挿入孔(61b)を備えて前記絞り弁操作軸(3)に取着される絞り弁操作ドラム(61)と、第1ケーブルガイド挿入孔(1d,10e)及び第2ケーブルガイド挿入孔(1e,10f)を備えてスロットルボデー(50)に取着されるステープレートと、それぞれ前記開弁用エンド挿入孔(61a)及び閉弁用エンド挿入孔(61b)に接続されると共に前記第1ケーブルガイド挿入孔(1d,10e)及び第2ケーブルガイド挿入孔(1e,10f)を通して前記ステープレート(1,10)外方に引き出される開弁用ワイヤ(Wa)及び閉弁用ワイヤ(Wb)と、前記絞り弁操作軸(3)の端部に取着される第1リンクレバー(62)と、前記絞り弁軸(52)の端部に取着される第2リンクレバー(56)と、前記第1リンクレバー(62)及び第2リンクレバー(56)間を連結する連結リンク(63)とを備え、運転者による前記開弁用ワイヤ(Wa)及び閉弁用ワイヤ(Wb)の交互引き操作により前記絞り弁(53)を開閉するようにしたスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置において、
前記ステープレート(1,10)を前記絞り弁軸(52)の長手軸心線(X−X)に対して同芯に回転自在に配置すると共に、このステープレート(1,10)を所望の回転位置でネジ(5)によりスロットルボデー(50)に固定可能にし、このステープレート(1,10)に前記絞り弁操作軸(3)を回転自在に支持させたことを特徴とするスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置。 - 請求項1記載のスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置において、
前記ステープレートを、スロットルボデー(50)に当接する底部(10a)と、この底部(10a)から一側方に向かう壁部(10b)と、よりなる有底カップ状の第1筐体(10)で構成し、この第1筐体(10)と、それの開口を閉塞する第2筐体(20)とにより密閉状をなすスロットル操作室(21)を形成し、このスロットル操作室(21)に、前記絞り弁操作ドラム(3)、第1リンクレバー(62)及び連結リンク(63)を配置したことを特徴とするスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置。 - 請求項1又は2記載のスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置において、
前記ステープレート(1,10)に、前記絞り弁軸(52)の長手軸心線(X−X)を中心とする円弧状溝(1c,10g)を穿設し、前記ステープレート(1,10)を、前記円弧状溝(1c,10g)に通した前記ネジ(5)によりスロットルボデー(50)に固定したことを特徴とするスロットルボデーにおけるリンク式絞り弁制御装置。
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