JP2000345867A - 電動式スロットルバルブ装置 - Google Patents
電動式スロットルバルブ装置Info
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Abstract
ィ、カバー等に樹脂モールドすることにより、組立工数
の低減、品質の向上を図る。 【解決手段】 スロットルボディ1の歯車取付部5とカ
バー14との間には、減速歯車機構9の駆動歯車10、
従動歯車11、中間歯車12を配設する。また、カバー
14の樹脂モールド部15には、歯車軸19を樹脂モー
ルド手段によって固着し、この歯車軸19によって中間
歯車12を回転可能に支持する。そして、電動モータ8
により減速歯車機構9を介して弁軸6を駆動し、弁体7
によってスロットルチャンバ2を開,閉する。これによ
り、歯車軸19用の軸挿嵌穴等を穿設する作業を省略で
きると共に、歯車軸19を圧入することによるスロット
ルボディ1の歪み等を防止することができる。
Description
ンジン等の吸入空気量を電動モータによりアクセル操作
量等に応じて可変に制御するのに好適に用いられる電動
式スロットルバルブ装置に関する。
入空気量を可変に制御する電動式スロットルバルブ装置
は、内部に吸気通路が形成されたスロットルボディと、
該スロットルボディに回動可能に設けられた弁軸と、該
弁軸に設けられ、前記吸気通路を開,閉する弁体と、該
弁体を駆動するため前記スロットルボディに設けられた
電動モータと、該電動モータと前記弁軸との間に設けら
れ、該電動モータの駆動力を減速して前記弁軸に伝える
減速歯車機構と、前記スロットルボディに着脱可能に設
けられ、該減速歯車機構を覆うカバーとから構成されて
いる(例えば、特開平9−32588号公報等)。
バルブ装置は、電動モータにより減速歯車機構を介して
弁軸を回動し、この弁軸と一体に回動する弁体によって
スロットルボディの吸気通路を開,閉することにより、
エンジンの吸入空気量をアクセル操作量等に応じて可変
に制御するものである。
ミダイキャスト等の手段を用いて筒状に形成され、その
外面側には減速歯車機構を取付けるための歯車取付部が
設けられている。そして、スロットルボディには、この
歯車取付部側に位置して減速歯車機構用の歯車軸を挿嵌
する軸挿嵌穴が弁軸と平行に穿設されている。
軸に設けられた駆動歯車と、弁軸に設けられた従動歯車
と、金属製の歯車軸によって回転可能に支持され、駆動
歯車と従動歯車との間を連結する中間歯車とにより構成
されている。そして、歯車軸は、一端側が圧入等の手段
を用いてスロットルボディの軸挿嵌穴に挿嵌され、他端
側が中間歯車を支持するため歯車取付部側に突出してい
る。
ボディの歯車取付部に全周を覆った状態で取付けられ、
これらのカバーと歯車取付部との間には、減速歯車機構
を収容する歯車収容室が形成されている。そして、カバ
ーと歯車取付部との衝合面には、歯車収容室をシールす
るシール部材が装着され、外部からの埃、水分等が歯車
収容室内に侵入するのを防止する構成となっている。
来技術では、例えば圧入等の手段を用いて金属製の歯車
軸をスロットルボディの軸挿嵌穴に挿嵌し、この歯車軸
は、減速歯車機構の中間歯車を、駆動歯車と従動歯車と
の間で回転可能に支持する構成となっている。
には、これらの歯車の組付け精度を確保するために、軸
挿嵌穴をスロットルボディに対して正確な位置に穿設す
る必要がある。しかも、歯車軸の取付時には、これを強
く加圧して軸挿嵌穴に圧入しなければならないため、従
来技術では、スロットルボディの組立作業に手間がかか
るばかりでなく、歯車軸の圧入時にスロットルボディや
歯車軸の歪み、変形等が生じ易くなり、品質の低下を招
くという問題がある。
の歯車取付部とカバーとの間に形成された歯車収容室内
に収容され、この歯車収容室はシール部材等によって気
密に近い状態でシールされている。
の近傍等に配置されることが多いため、その温度はエン
ジンから伝わる熱等によって変動し易い。この結果、歯
車収容室内に密閉された空気が温度変化によって膨張、
収縮を繰返すと、シール部材等が余分な負荷を受け易く
なり、例えばカバー等に空気穴を設けてシール性をある
程度犠牲にしない限りは、シール部材の早期劣化等を招
く虞れがある。
されたもので、本発明の目的は、スロットルボディの歪
み、変形等を抑えて減速歯車機構の歯車軸を精度よく固
定でき、その取付作業を容易に行うことができるように
した電動式スロットルバルブ装置を提供することにあ
る。
を収容する歯車収容室等のシール性を低下させることな
く、その内部に空気を流通させることができ、簡単な構
造でシール部材等の耐久性を向上できるようにした電動
式スロットルバルブ装置を提供することにある。
ために請求項1の発明は、内部に吸気通路が形成された
スロットルボディと、該スロットルボディに回動可能に
設けられた弁軸と、該弁軸に設けられ、前記吸気通路を
開,閉する弁体と、該弁体を駆動するため前記スロット
ルボディに設けられた電動モータと、該電動モータと前
記弁軸との間に設けられ、該電動モータの駆動力を減速
して前記弁軸に伝える減速歯車機構と、前記スロットル
ボディに着脱可能に設けられ、該減速歯車機構を覆うカ
バーとからなる電動式スロットルバルブ装置において、
前記スロットルボディとカバーのうち少なくとも一方の
部材は樹脂材料によって形成し、当該一方の部材には樹
脂モールド手段によって歯車軸を一体に樹脂成形し、該
歯車軸によって前記減速歯車機構の歯車を回転可能に支
持したことを特徴とする構成を採用している。
ルボディとカバーのうち一方の部材を樹脂成形するとき
には、減速歯車機構用の歯車軸を樹脂モールド手段によ
ってこの部材に固着することができる。そして、スロッ
トルボディとカバーとを組付けるときには、これらの間
で減速歯車機構の歯車を歯車軸によって回転可能に支持
することができる。
は、前記歯車軸を前記スロットルボディまたはカバーと
樹脂モールドするときに抜止めおよび廻止め状態で係合
させるモールド用係合部を設けている。
ーを樹脂成形するときには、その内部に歯車軸のモール
ド用係合部を埋設し、このモールド用係合部によって歯
車軸を抜止めおよび廻止め状態で係合させることができ
る。
が形成され取付孔を介して車体の一部に取付けられるス
ロットルボディと、該スロットルボディに回動可能に設
けられた弁軸と、該弁軸に設けられ、前記吸気通路を
開,閉する弁体と、該弁体を駆動するため前記スロット
ルボディに設けられた電動モータと、該電動モータと前
記弁軸との間に設けられ、該電動モータの駆動力を減速
して前記弁軸に伝える減速歯車機構と、前記スロットル
ボディに着脱可能に設けられ、該減速歯車機構を覆うカ
バーとからなる電動式スロットルバルブ装置において、
前記スロットルボディには、基端側が前記スロットルボ
ディの取付孔に連通し先端側が外部に開口する通気孔を
設け、該通気孔には長さ方向の両側が開口した支持パイ
プを嵌着し、該支持パイプによって前記減速歯車機構の
歯車を回転可能に支持したことを特徴とする構成を採用
している。
ら突出する支持パイプの突出端側をスロットルボディと
カバーとの間に形成される歯車用の収容室内に配置で
き、この支持パイプによって減速歯車機構の歯車を回転
可能に支持できる。また、収容室内の空気が温度変化等
によって膨張、収縮すると、この空気はスロットルボデ
ィの通気孔および取付孔と支持パイプとを通じて外部と
の間で流通するようになり、収容室内の圧力を外気圧と
ほぼ等しい大きさに保つことができる。
機構の歯車は、前記電動モータの出力軸に設けられた駆
動歯車と前記弁軸に設けられた従動歯車との間を連結す
る中間歯車としている。
車、中間歯車および従動歯車を介して減速しつつ弁軸に
大きな回転力を伝達でき、この中間歯車を歯車軸または
支持パイプによって回転可能に支持することができる。
電動式スロットルバルブ装置を、図1ないし図8に従っ
て詳述する。ここで、図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態を示している。
成形されたスロットルボディで、該スロットルボディ1
は、その内部に吸気通路としてのスロットルチャンバ2
が貫通して形成され、その外面側には、略有底筒状のモ
ータ収容ケース3と、後述の歯車取付部5とが約90°
異なる方向に設けられている。また、スロットルボディ
1は、その内部にスロットルチャンバ2と平行に延びて
形成された複数のねじ孔4,4,…を用いて取付ねじ等
によりエンジンの吸気管(いずれも図示せず)等に取付
けられ、スロットルチャンバ2が吸気管等に接続され
る。
れた歯車取付部で、該歯車取付部5は、図1、図2に示
す如く、スロットルボディ1の外壁部により構成され弁
軸6を取囲む底部5Aと、弁軸6と電動モータ8との間
に底部5Aよりも突出して形成された突出底部5Bと、
底部5A,5Bとモータ収容ケース3の開口側とを取囲
む位置でスロットルボディ1に立設された外枠部5C等
とから構成されている。また、歯車取付部5の突出底部
5Bには、後述の歯車軸19に対応した位置に有底の筒
状部5Dが突設されている。
回動可能に設けられた弁軸で、該弁軸6はスロットルチ
ャンバ2内を径方向に延び、一端側が後述の歯車収容室
17内に突出している。
軸6に設けられた弁体で、該弁体7は、スロットルチャ
ンバ2の内径に対応した円形状の弁板等からなり、弁軸
6と一体に回動することによってスロットルチャンバ2
を開,閉し、エンジンの吸入空気量を可変に調整するも
のである。
ス3内に収容された電動モータで、該電動モータ8は、
歯車収容室17内に突出する出力軸8Aを有している。
そして、電動モータ8は、外部からの給電により出力軸
8Aが後述の減速歯車機構9を介して弁軸6を回動し、
これによって弁体7を開,閉するものである。
の間に設けられた減速歯車機構で、該減速歯車機構9
は、電動モータ8の出力軸8Aに固着された小径の駆動
歯車10と、弁軸6の一端側に固着された略扇形状の従
動歯車11と、駆動歯車10と従動歯車11との間を連
結する中間歯車12とからなり、カバー14に覆われた
状態で歯車収容室17内に収容されている。
故障したときに弁体7のバックアップ開度等を定めるた
めのカム機構13と一緒に弁軸6に取付けられている。
また、中間歯車12は、駆動歯車10に噛合する大径ギ
ヤ部12Aと、従動歯車11に噛合する小径ギヤ部12
Bとから構成されている。また、中間歯車12は歯車軸
19によって回転可能に支持され、この状態で歯車取付
部5の筒状部5Dとカバー14の樹脂モールド部15と
によって歯車軸19の軸方向に位置決めされている。そ
して、減速歯車機構9は、電動モータ8の回転を歯車1
0,11,12間で減速し、弁軸6に対して大きな回転
駆動力を伝達するものである。
に成形されたカバーで、該カバー14は、図1ないし図
3に示す如く、段付きの平板状に形成された蓋部14A
と、該蓋部14Aの外縁側に立設された側壁部14Bと
により構成されている。
ィ1の歯車取付部5を構成する突出底部5Bと対向する
位置に例えば樹脂モールド等の手段を用いて有底筒状の
樹脂モールド部15が突設され、該樹脂モールド部15
には後述の歯車軸19が固着されている。また、側壁部
14Bは、先端側が歯車取付部5の外枠部5Cに全周に
亘って衝合され、この外枠部5Cに複数のクリップ1
6,16,…等を用いて着脱可能に取付けられている。
間に減速歯車機構9用の歯車収容室17を形成し、この
歯車収容室17は、カバー14と歯車取付部5との衝合
面に配設されたシール部材18によってシールされてい
る。これにより、カバー14等は、歯車収容室17内に
埃、水分等が浸入するのを防止している。
た歯車軸で、該歯車軸19は基端側がカバー14の樹脂
モールド部15に弁軸6と平行に埋設されている。そし
て、歯車軸19の基端側外周には、カバー14を樹脂成
形するときに歯車軸19を抜止めおよび廻止め状態で係
合させるモールド用係合部としての面取り部19Aが設
けられている。また、歯車軸19は、先端側寄りの部位
が歯車収容室17内に突出し、その外周側には中間歯車
12が回転可能に挿嵌されている。さらに、歯車軸19
の先端側は、歯車取付部5の筒状部5D内に位置決め可
能な精度の隙間をもって挿入されている。
ブ装置は上述の如き構成を有するもので、次にその作動
について説明する。
込み操作したときには、エンジン制御用のコントロール
ユニット等によって運転者のアクセル操作量が検出され
ると、このコントロールユニットよって電動モータ8が
駆動され、その出力軸8Aの回転は減速歯車機構9等を
介して減速されつつ弁軸6に大きな回転力となって伝わ
る。これにより、弁体7は弁軸6を介してアクセル操作
量に対応した角度分だけ回動し、エンジンの吸入空気量
は弁体7によって可変に制御される。
は、図3に示す如く、まず樹脂モールド手段等を用いて
カバー14と歯車軸19とを一体に成形する。そして、
カバー14をスロットルボディ1の歯車取付部5に衝合
しつつ、歯車軸19の外周側に挿嵌した中間歯車12を
駆動歯車10と従動歯車11との間に配置する。
樹脂モールド等の手段を用いてカバー14と減速歯車機
構9の歯車軸19とを一体に成形し、この歯車軸19に
よって中間歯車12を回転可能に支持する構成としたの
で、カバー14を樹脂成形するときには、歯車軸19を
カバー14に対し高い位置精度をもって容易に固着で
き、この歯車軸19をカバー14と一体化した状態でス
ロットルボディ1に効率よく組付けることができる。
は、従来技術のように軸挿嵌穴をスロットルボディに穿
設したり、この軸挿嵌穴に歯車軸等を強く圧入したりす
る必要がなくなり、圧入時の押圧力等によってスロット
ルボディ1の歯車取付部5や歯車軸19に歪み、変形等
が生じるのを防止することができる。この結果、歯車軸
19により中間歯車12を安定して支持でき、減速歯車
機構9を含めてスロットルバルブ装置全体の信頼性を向
上させることができる。
部19Aをカバー14の樹脂モールド部15に埋設した
ので、この面取り部19Aによって歯車軸19を抜止め
および廻止め状態に保持でき、歯車軸19および中間歯
車12の取付状態を安定化することができる。
態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、歯車軸
の基端側に設けた鍔状凸部をカバー内に埋設する構成と
したことにある。
歯車軸23と一体に成形されたカバーで、該カバー21
は、第1の実施の形態とほぼ同様に、蓋部21A、側壁
部21B等からなり、蓋部21Aには樹脂モールド部2
2が設けられている。
た歯車軸で、該歯車軸23は、第1の実施の形態の歯車
軸19とほぼ同様に、基端側が樹脂モールド部22に埋
設され、先端側が中間歯車12を回転可能に支持してい
る。しかし、歯車軸23の基端側には、歯車軸23をカ
バー21に抜止めおよび廻止め状態で係合させるモール
ド用係合部としての鍔部23Aが径方向に突出して設け
られている。そして、鍔部23Aは、例えば多角形状、
D字状、だ円状等の非円形状をなす金属板等からなり、
カバー21の蓋部21A、樹脂モールド部22等に埋設
されている。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
歯車軸23の基端側に設けた非円形状の鍔部23Aをカ
バー21の樹脂モールド部22等に埋設したので、この
鍔部23Aによって歯車軸23を抜止めおよび廻止め状
態に保持できると共に、歯車軸23の取付強度をより高
めることができる。
態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、樹脂製
のスロットルボディに歯車軸をモールド成形する構成と
したことにある。
ィ1とほぼ同様に構成されたスロットルボディで、該ス
ロットルボディ31は、スロットルチャンバ、歯車取付
部32等を有している。しかし、スロットルボディ31
は樹脂材料によって一体形成され、その歯車取付部32
側には、樹脂モールド手段等を用いて後述の歯車軸34
を固着した樹脂モールド部33が設けられている。
脂モールド部33に埋設された歯車軸で、該歯車軸34
の基端側外周には、歯車軸34を抜止めおよび廻止め状
態で係合させるモールド用係合部としての鍔部34Aが
設けられている。また、歯車軸34は、先端側寄りの部
位が中間歯車12を回転可能に支持し、先端側はカバー
35に設けられた有底筒状の軸支持部35A内に挿嵌さ
れている。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
樹脂モールド手段等を用いてスロットルボディ31と歯
車軸34とを一体に成形したので、駆動歯車10、従動
歯車11および中間歯車12を歯車取付部32側に取付
けることができ、これらの歯車10,11,12をより
精度よく噛合させることができる。
の実施の形態を示し、本実施の形態では、前記第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴
は、スロットルボディに設けた支持パイプを用いて減速
歯車機構の中間歯車を回転可能に支持すると共に、この
支持パイプ等によって歯車収容室内の空気を外部との間
で流通させる構成としたことにある。
て成形されたスロットルボディで、該スロットルボディ
41は、図6、図7に示す如く、第1の実施の形態のス
ロットルボディ1とほぼ同様に、スロットルチャンバ4
2、モータ収容ケース43、歯車取付部44、ねじ孔4
5,45,…等を有し、歯車取付部44は、底部44
A、突出底部44B、外枠部44C、筒状部44D等か
ら構成されている。
バ42と平行にスロットルボディ41の外面側に開口す
る取付孔として形成され、その内部にはスロットルボデ
ィ41をエンジンの吸気管等に取付ける取付ねじ(図示
せず)等が挿通または螺着される。そして、この状態で
ねじ孔45の内周側と取付ねじの外周側との間には、後
述する通気孔46の基端側と外部とを連通する微小な呼
吸通路(図示せず)等が形成される。
通気孔で、該通気孔46は、基端側がねじ孔45を通じ
てスロットルボディ41の外部に連通し、先端側が歯車
取付部44の底部44A側に位置して後述の歯車収容室
49内に開口している。また、通気孔46は後述する支
持パイプ47用の挿嵌穴となり、この支持パイプ47内
の通気路47Aを通じて歯車収容室49と連通してい
る。
に固定された支持パイプで、該支持パイプ47は、図7
に示す如く金属パイプ等によって構成されている。そし
て、支持パイプ47は内部が通気路47Aとなり、その
両端側には該通気路47Aよりも小径に形成された絞り
孔47B,47Cが開口して形成されている。ここで、
これらの絞り孔47B,47Cは、ねじ孔45側から歯
車収容室49側に埃、水分等が侵入するのを抑えるもの
である。
の部位が圧入等の手段を用いて通気孔46に嵌着され、
絞り孔47C側の部位が歯車収容室49内に突出すると
共に、減速歯車機構9の中間歯車12を回転可能に支持
している。
ーで、該カバー48は、第1の実施の形態のカバー14
とほぼ同様に、外縁側が各クリップ16等を用いて歯車
取付部44の外枠部44Cに着脱可能に取付けられ、歯
車取付部44との間に減速歯車機構9を収容した歯車収
容室49を形成している。そして、この歯車収容室49
は、シール部材18等を用いて気密に近い状態でシール
されている。
筒状部44Dとの間で中間歯車12を位置決めする有底
筒状の突起部48Aが突設され、この突起部48Aは、
図8に示す如く支持パイプ47と中間歯車12に対して
微小な隙間を保持している。
化等によって膨張、収縮するときには、ねじ孔45、通
気孔46、支持パイプ47の通気路47A等を通じて歯
車収容室49と外部との間で空気が流通し、これによっ
て歯車収容室49内の圧力は外気圧とほぼ等しい大きさ
に保持される。
等の外周側との間に形成される隙間は微小な大きさであ
り、しかも通気孔46の孔径は支持パイプ47に設けら
れた2箇所の絞り孔47B,47Cによって実質的に絞
られているので、外部の埃等はねじ孔45側から歯車収
容室49内に侵入するのを阻止され、歯車収容室49の
シール性は確保される。
車12を回転可能に支持する支持パイプ47をスロット
ルボディ41の通気孔46に挿嵌し、この支持パイプ4
7が歯車収容室49内に突出する構成としたので、歯車
収容室49内に密閉された空気が温度変化等によって膨
張、収縮するときには、この空気をスロットルボディ4
1のねじ孔45、通気孔46、支持パイプ47の通気路
47A等を通じて外部との間で流通させることができ
る。
別な通気穴等を歯車収容室49に設けることなく、その
シール性をシール部材18等を用いて保ちつつ歯車収容
室49内の圧力を外気圧とほぼ等しい大きさに保持で
き、シール部材18等が内,外の圧力差等によって余分
な負荷を受けるのを防止できると共に、その耐久性を向
上させることができる。
イプ47等のパイプ構造とすることにより、従来技術に
対して大きな設計変更や部品点数の増加等を行うことな
く、これらの通気孔46、支持パイプ47等を用いて歯
車収容室49の通気構造を簡単に構成することができ
る。
ルボディ41のねじ孔45を介して外部に連通する構成
としたので、通気孔46の形状、長さ寸法等を簡略化し
てその穿設作業を容易に行うことができる。また、スロ
ットルボディ41をエンジンの吸気管等に取付けた状態
では、ねじ孔45と取付ねじ等との間に形成される微小
な呼吸通路等を通じて外気を通気孔46内に流入させる
ことができ、この呼吸通路によって歯車収容室49側の
シール性を高めることができる。
通気路47Aを絞る小径の絞り孔47B,47Cを設け
たので、外部から通気路47A等を通じて歯車収容室4
9側に埃、水分等が侵入するのを2箇所の絞り孔47
B,47Cによって阻止でき、歯車収容室49をより確
実にシールすることができる。
構9を駆動歯車10、従動歯車11および中間歯車12
によって構成したが、本発明はこれに限らず、例えば駆
動歯車10と従動歯車11との間に2個以上の中間歯車
を設け、これらの中間歯車のうち1個の歯車を歯車軸1
9,23,34または支持パイプ47によって回転可能
に支持する構成としてもよい。
イプ47の両端側に絞り孔47B,47Cを設ける構成
としたが、本発明はこれに限らず、例えば支持パイプ4
7の長さ方向中間部にくびれ等の絞り部を形成する構成
としてもよい。
れば、減速歯車機構用の歯車軸を樹脂モールド手段によ
ってスロットルボディまたはカバーに設ける構成とした
ので、例えばスロットルボディとカバーのうち一方の部
材を樹脂成形するときには、この部材に対し歯車軸を高
い位置精度をもって容易に固着することができる。従っ
て、スロットルボディの組立時には、歯車軸用の軸挿嵌
穴等の穿設作業が不要となる上に、スロットルボディと
歯車軸の歪み、変形等を防止でき、減速歯車機構を含め
てスロットルバルブ装置全体の信頼性を高めることがで
きる。
は、歯車軸をスロットルボディまたはカバーに抜止めお
よび廻止め状態で係合させるモールド用係合部を設ける
構成としたので、歯車軸をモールド用係合部によってス
ロットルボディまたはカバーに確実に固着でき、この歯
車軸および減速歯車機構の取付状態を安定化することが
できる。
機構の歯車を支持パイプにより回転可能に支持し、この
支持パイプをスロットルボディの通気孔に嵌着する構成
としたので、スロットルボディとカバーとの間に形成さ
れる減速歯車機構用の収容室内の空気が温度変化等によ
って膨張、収縮するときには、スロットルボディの通気
孔および取付孔と支持パイプ等とを通じてこの収容室内
の空気を外部との間で流通させることができ、収容室の
シール性を保ちつつその圧力を外気圧とほぼ等しい大き
さに保持できると共に、これよって収容室に設けたシー
ル部材等を保護することができる。しかも、支持パイプ
を用いることにより、従来技術に対して大きな設計変更
や部品点数の増加等を行うことなく、減速歯車機構用の
収容室の通気構造を簡単に構成することができる。
機構の歯車を、電動モータ側の駆動歯車と弁軸側の従動
歯車との間を連結する中間歯車によって構成したので、
電動モータの回転を駆動歯車、中間歯車および従動歯車
を介して減速しつつ弁軸に大きな回転力を伝達でき、こ
のとき中間歯車を歯車軸または支持パイプによって回転
可能に支持することができる。
トルバルブ装置を示す縦断面図である。
面図である。
間歯車とを取外した状態を示す分解図である。
トルバルブ装置を示す減速歯車機構等の拡大断面図であ
る。
トルバルブ装置を示す減速歯車機構等の拡大断面図であ
る。
トルバルブ装置を示す縦断面図である。
面図である。
して示す要部拡大断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に吸気通路が形成されたスロットル
ボディと、該スロットルボディに回動可能に設けられた
弁軸と、該弁軸に設けられ、前記吸気通路を開,閉する
弁体と、該弁体を駆動するため前記スロットルボディに
設けられた電動モータと、該電動モータと前記弁軸との
間に設けられ、該電動モータの駆動力を減速して前記弁
軸に伝える減速歯車機構と、前記スロットルボディに着
脱可能に設けられ、該減速歯車機構を覆うカバーとから
なる電動式スロットルバルブ装置において、 前記スロットルボディとカバーのうち少なくとも一方の
部材は樹脂材料によって形成し、当該一方の部材には樹
脂モールド手段によって歯車軸を一体に樹脂成形し、該
歯車軸によって前記減速歯車機構の歯車を回転可能に支
持する構成としたことを特徴とする電動式スロットルバ
ルブ装置。 - 【請求項2】 前記歯車軸には、前記歯車軸を前記スロ
ットルボディまたはカバーと樹脂モールドするときに抜
止めおよび廻止め状態で係合させるモールド用係合部を
設けてなる請求項1に記載の電動式スロットルバルブ装
置。 - 【請求項3】 内部に吸気通路が形成され取付孔を介し
て車体の一部に取付けられるスロットルボディと、該ス
ロットルボディに回動可能に設けられた弁軸と、該弁軸
に設けられ、前記吸気通路を開,閉する弁体と、該弁体
を駆動するため前記スロットルボディに設けられた電動
モータと、該電動モータと前記弁軸との間に設けられ、
該電動モータの駆動力を減速して前記弁軸に伝える減速
歯車機構と、前記スロットルボディに着脱可能に設けら
れ、該減速歯車機構を覆うカバーとからなる電動式スロ
ットルバルブ装置において、 前記スロットルボディには、基端側が前記スロットルボ
ディの取付孔に連通し先端側が外部に開口する通気孔を
設け、該通気孔には長さ方向の両側が開口した支持パイ
プを嵌着し、該支持パイプによって前記減速歯車機構の
歯車を回転可能に支持する構成としたことを特徴とする
電動式スロットルバルブ装置。 - 【請求項4】 前記減速歯車機構の歯車は、前記電動モ
ータの出力軸に設けられた駆動歯車と前記弁軸に設けら
れた従動歯車との間を連結する中間歯車である請求項
1,2または3に記載の電動式スロットルバルブ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15647999A JP3810946B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 電動式スロットルバルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP15647999A JP3810946B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 電動式スロットルバルブ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345867A true JP2000345867A (ja) | 2000-12-12 |
JP3810946B2 JP3810946B2 (ja) | 2006-08-16 |
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ID=15628666
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JP15647999A Expired - Fee Related JP3810946B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 電動式スロットルバルブ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3810946B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002157A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Denso Corp | バルブ装置 |
JP2021032185A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 株式会社デンソーダイシン | 絞り弁装置 |
WO2023282137A1 (ja) * | 2021-07-08 | 2023-01-12 | 日立Astemo株式会社 | 密閉ケース |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP15647999A patent/JP3810946B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012002157A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Denso Corp | バルブ装置 |
JP2021032185A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 株式会社デンソーダイシン | 絞り弁装置 |
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WO2023282137A1 (ja) * | 2021-07-08 | 2023-01-12 | 日立Astemo株式会社 | 密閉ケース |
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