JP2001303983A - 内燃機関用スロットル装置 - Google Patents

内燃機関用スロットル装置

Info

Publication number
JP2001303983A
JP2001303983A JP2001009000A JP2001009000A JP2001303983A JP 2001303983 A JP2001303983 A JP 2001303983A JP 2001009000 A JP2001009000 A JP 2001009000A JP 2001009000 A JP2001009000 A JP 2001009000A JP 2001303983 A JP2001303983 A JP 2001303983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
shaft
throttle body
gear
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001009000A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Torii
勝也 鳥居
Yuichiro Miura
雄一郎 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001009000A priority Critical patent/JP2001303983A/ja
Priority to US09/779,741 priority patent/US6295968B2/en
Priority to EP01103743A priority patent/EP1126147A3/en
Publication of JP2001303983A publication Critical patent/JP2001303983A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1065Mechanical control linkage between an actuator and the flap, e.g. including levers, gears, springs, clutches, limit stops of the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2201/00Metals
    • F05C2201/02Light metals
    • F05C2201/021Aluminium

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化および低コスト化を図るとともに、剛
性を高めて寸法精度を高精度に確保するエンジン用スロ
ットル装置を提供する。 【解決手段】 スロットルボディ11を形成する樹脂材
料よりも高強度の材料からなり、スロットルボディ11
の内部に配設される金属プレート10は、スロットル軸
12の一端を支持し、シャフト29を固定し、モータ4
0を保持している。このため、スロットルボディ11を
樹脂材料により形成した場合、スロットル装置1の剛性
を高めてスロットル軸12、シャフト29および回転軸
41の軸間の寸法精度を高精度に確保することができ
る。したがって、モータ40の駆動力は回転軸41、モ
ータギア42、中間ギア28、スロットルギア20およ
びスロットル軸12を介してスロットル弁13に良好に
伝達されるため、スロットル弁13の制御性が高められ
るので、吸気通路11aを流れる吸入空気の流量を良好
に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)の空気流量を調整する
エンジン用スロットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スロットルボディの内部に空
気通路を形成し、空気通路の開度を調節する弁部材をモ
ータ等の電気駆動手段で駆動するスロットル装置におい
て、モータの断線等によりモータの作動が停止しても、
空気通路の開度を所定開度になるように弁部材が所望の
開位置、例えば全閉位置よりも僅かに開いた位置近傍に
設定する構成のものが知られている。例えば、弁部材を
閉方向に付勢するリターンスプリングを設けることによ
り、モータが弁部材を駆動することができなくなっても
空気通路の開度を全閉位置よりも僅かに開いた位置近傍
に弁部材を設定し、このスロットル装置を搭載した車両
の退避走行を可能にする。
【0003】上記の従来のスロットル装置においては、
スロットルボディやモータのギアハウジングはアルミニ
ウム等の金属材料から作製されており、スロットルギア
やモータギア等の減速ギアの回転軸は金属製のギアハウ
ジングに高精度に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、スロットル装置
の軽量化および低コスト化の要求から、スロットルボデ
ィを樹脂で成形するものが知られている。しかしなが
ら、スロットルボディの材質を金属から樹脂に変更し、
ギアハウジングの材質も樹脂とし、ギアハウジングをス
ロットルボディと一体に形成した場合、スロットルボデ
ィに成形歪みが発生したり、スロットルボディの剛性不
足により減速ギアの回転軸間の寸法精度が金属製のスロ
ットルボディに比べ大幅に低下する恐れがある。
【0005】減速ギアの回転軸間の寸法精度が低下する
と、使用中に減速ギアのギア歯が摩耗してモータのトル
ク損失が増大し、モータの駆動力を弁部材に伝達するこ
とが困難になるという問題がある。さらに、減速ギアの
回転軸間の寸法精度が極端に低下すると、減速ギアがロ
ックし、弁部材を駆動することができなくなるという問
題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、軽量化および低コスト化を図る
とともに、剛性を高めて寸法精度を高精度に確保するエ
ンジン用スロットル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
エンジン用スロットル装置によると、樹脂製のスロット
ルボディに設けられる保持部材は、スロットルボディを
形成する樹脂材料よりも高強度の材料からなり、弁部材
を回動可能に支持し、電気駆動手段を保持している。ス
ロットルボディを樹脂材料により形成し、このスロット
ルボディに電気駆動手段を収容することで、スロットル
装置の軽量化および低コスト化を図ることができる。さ
らに、高強度の材料からなる保持部材をスロットルボデ
ィの内部に設けることで、スロットル装置の剛性を高め
て耐久性を向上することができる。さらにまた、保持部
材は弁部材を支持し、電気駆動手段を保持しているの
で、スロットルボディを樹脂材料により形成しても、弁
部材の被支持部と電気駆動手段の駆動部との寸法精度を
高精度に確保することができる。したがって、電気駆動
手段の駆動力を弁部材に良好に伝達し、弁部材の制御性
を高めることにより、空気通路の空気流量を良好に調節
することができる。
【0008】本発明の請求項2記載のエンジン用スロッ
トル装置によると、電気駆動手段に接続され、電気駆動
手段の駆動力を弁部材に伝達する伝達手段を回動可能に
支持する支持部材は保持部材に固定されているので、支
持部材と弁部材の被支持部との寸法精度、ならびに支持
部材と電気駆動手段の駆動部との寸法精度を高精度に確
保することができる。したがって、電気駆動手段の駆動
力を弁部材にさらに良好に伝達し、弁部材の制御性を高
めることにより、空気通路の空気流量をさらに良好に調
節することができる。
【0009】本発明の請求項3記載のエンジン用スロッ
トル装置によると、保持部材は内部に電気駆動手段を収
容しているので、保持部材が電気駆動手段のハウジング
を兼用することで、部品点数を低減し、組付工数を低減
することができる。したがって、構成を簡単にして製造
コストを低減することができる。
【0010】本発明の請求項4記載のエンジン用スロッ
トル装置によると、保持部材は弁部材近傍の空気通路の
内壁を形成しているので、弁部材の被支持部と電気駆動
手段の駆動部との平行度を高精度に保持することができ
る。したがって、電気駆動手段の駆動力を弁部材に確実
に伝達し、弁部材の制御性を確実に高めることができ
る。さらに、保持部材の弁部材近傍の空気通路内壁を形
成する部分と電気駆動手段を保持する部分とを一体にす
ることで、部品点数および組付工数を増大することな
く、簡単な構成で製造コストを低減することができる。
【0011】本発明の請求項5記載のエンジン用スロッ
トル装置によると、樹脂製のスロットルボディに設けら
れる保持部材は、スロットルボディを形成する樹脂材料
よりも高強度の材料からなり、電気駆動手段の駆動力を
弁部材に伝達する伝達手段を回動可能に支持する支持部
材を固定し、電気駆動手段を保持している。スロットル
ボディを樹脂材料により形成し、このスロットルボディ
に電気駆動手段を収容することで、スロットル装置の軽
量化および低コスト化を図ることができる。さらに、高
強度の材料からなる保持部材をスロットルボディの内部
に設けることで、スロットル装置の剛性を高めて耐久性
を向上することができる。さらにまた、保持部材は支持
部材を固定し、電気駆動手段を保持しているので、スロ
ットルボディを樹脂材料により形成しても、支持部材と
電気駆動手段の駆動部との寸法精度を高精度に確保する
ことができる。したがって、電気駆動手段の駆動力を弁
部材に良好に伝達し、弁部材の制御性を高めることによ
り、空気通路の空気流量を良好に調節することができ
る。
【0012】本発明の請求項6記載のエンジン用スロッ
トル装置によると、保持部材は内部に電気駆動手段を収
容しているので、保持部材が電気駆動手段のハウジング
を兼用することで、部品点数を低減し、組付工数を低減
することができる。したがって、構成を簡単にして製造
コストを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるエンジン用ス
ロットル装置を図1および図2に示す。
【0014】図1に示すスロットル装置1は、アクセル
開度、エンジン回転数、エンジン負荷、水温等のエンジ
ン運転条件に応じスロットル開度を電気的に制御し、樹
脂製のスロットルボディ11に形成した吸気通路11a
を流れる吸入空気の流量を調整するものである。ここ
で、図1に示す状態はスロットル装置1の全閉状態であ
る。
【0015】スロットル軸12は、スロットル軸12の
一端に配設したベアリング15を介し後述する金属プレ
ート10の支持穴10aの内壁に回動可能に支持され、
スロットル軸12の他端に配設したベアリング16を介
しスロットルボディ11に回動可能に支持されている。
弁部材としてのスロットル弁13は円板状に形成されて
おり、ビス14によりスロットル軸12に固定されてい
る。スロットル軸12とスロットル弁13とは一体とな
って回動する。
【0016】スロットルギア20は半円板状に形成さ
れ、ボルト17によりスロットル軸12に回動不能に固
定されている。スロットルギア20はギア歯20aを有
しており、ギア歯20aは後述する中間ギア28の小径
ギア歯28aと噛み合っている。図2に示すように、係
止部材25は円形状に形成されており、スロットルギア
20とベアリング15との間でスロットル軸12に嵌挿
されている。係止部材25はスプリング27を介してス
ロットルギア20に接続されており、図示しない中間ス
トッパによりバルブ開き方向から閉じ方向へ動く途中で
スロットル13が全閉位置よりも僅かに開いた位置近傍
(以下、中間開度という)で止まるように設定されてい
る。スプリング27は中間開度の状態ではスロットル軸
12に付勢力がかからないが、中間開度からスロットル
ギア20にさらに閉方向の駆動力が加わると、スプリン
グ27の付勢力に抗しスロットルギア20は閉方向に回
転し、スロットル弁13はスロットル開度の全閉位置と
なる。また、係止部材25と金属プレート10との間に
はスプリング26が配設されている。スプリング26
は、スロットル13が中間開度より開く場合においての
み係止部材25、スプリング27、バルブギヤ20を一
体としてバルブ全閉方向へと付勢するように取り付けら
れている。
【0017】伝達手段としての中間ギア28は、小径ギ
ア歯28aおよび大径ギア歯28bを有し、シャフト2
9に回動可能に支持されている。小径ギア歯28aはス
ロットルギア20のギア歯20aと噛み合い、大径ギア
歯28bは、後述するモータ40のモータギア42のギ
ア歯42aと噛み合っている。支持部材としてのシャフ
ト29は金属プレート10の固定穴10bの内壁に圧
入、接着または溶接等により固定されている。
【0018】電気駆動手段としてのモータ40は例えば
DCモータであり、スロットルボディ11に収容され、
金属プレート10の保持穴10cの内壁に取付け、保持
されている。モータ40の回転軸41とともに回動する
モータギア42のギア歯42aは中間ギア28の大径ギ
ア歯28bと噛み合っている。モータ40が回動するこ
とにより中間ギア28、スロットルギア20を介しスロ
ットル軸12およびスロットル弁13にモータ40の駆
動力が加わり、スロットル開度が調整される。樹脂製の
カバー50はスロットルボディ11に溶着等により接合
され、スロットルギア20、中間ギア28およびモータ
ギア42を覆っている。
【0019】スロットルボディ11の内部にインサート
成形により配設される保持部材としての金属プレート1
0は、アルミニウム等のスロットルボディ11を形成す
る樹脂材料よりも高強度の材料からなり、折り曲げ部を
有する板状部材である。金属プレート10は、支持穴1
0aと、固定穴10bと、保持穴10cとを有する。支
持穴10aの内壁には、ベアリング15を介してスロッ
トル軸12の一端が支持されており、固定穴10bの内
壁にはシャフト29が固定されており、保持穴10cの
内壁にはモータ40が保持されている。上記の構成によ
り、スロットル装置1の剛性を高めるとともに、スロッ
トル軸12、シャフト29および回転軸41の軸間の寸
法精度を高精度に確保することが可能となる。
【0020】吸気通路11aを挟んでスロットルギア2
0と反対側のスロットルボディ11には図示しない回転
角度センサが取り付けられる。この回転角度センサの図
示しないレバー部材は、ボルト18によりスロットル軸
12に固定される図示しない接触部材と嵌合することが
可能である。この接触部材とともに回転角度センサのレ
バー部材が回転することによりスロットル開度を検出す
ることができる。回転角度センサは、図示しない電子制
御装置(ECU)に電気的に接続されている。ECU
は、エンジン運転状態に応じモータに供給する駆動電流
を制御し、スロットル開度を調整する。
【0021】次に、スロットル装置1の作動について説
明する。ECUはモータ40に駆動電流を供給し、エン
ジン回転数、エンジン負荷、アクセル開度、水温等のエ
ンジン運転状態および回転角度センサの検出信号に応じ
モータ40に送出する電流値を制御し、スロットル開度
を調整する。図1に示す全閉位置から中間開度との間、
スロットルギア20と係止部材25とはスプリング27
の付勢力により一体に回動する。全閉位置よりも僅かに
開いた位置近傍からモータ40に供給する電流値を上昇
しスロットル軸12に開方向に加わる駆動力が増加する
と、スプリング27の付勢力に抗しスロットルギア20
は係止部材25と一体に開方向に回転する。このとき、
スロットル軸12、シャフト29および回転軸41の軸
間は高い寸法精度が確保されているので、モータ40の
駆動力は回転軸41、モータギア42のギア歯42a、
中間ギア28の大径ギア歯28b、中間ギア28の小径
ギア歯28a、スロットルギア20のギア歯20aおよ
びスロットル軸12を介してスロットル弁13に良好に
伝達され、スロットル弁13の制御性を高めることがで
きる。したがって、吸気通路11aを流れる吸入空気の
流量を良好に調整することができる。
【0022】次に、第1実施例の金属プレート10を用
いずにスロットルボディを樹脂で成形した比較例につい
て、図7および図8を用いて説明する。図1および図2
に示す第1実施例と同一構成部分に同一符号を付す。
【0023】図7および図8に示すように、比較例にお
いては、スロットル軸12の一端がベアリング15を介
して樹脂製のスロットルボディ111に回動可能に支持
されている。またスロットルボディ111は、スプリン
グ26の他端およびシャフト29を固定し、モータ40
を保持している。
【0024】上記構成の比較例においては、スロットル
ボディ111の剛性不足によりスロットル軸12、シャ
フト29または回転軸41の軸間の寸法精度が第1実施
例に比べ大幅に低下する恐れがある。このため、モータ
ギア42のギア歯42a、中間ギア28の大径ギア歯2
8b、中間ギア28の小径ギア歯28aまたはスロット
ルギア20のギア歯20aが使用中に摩耗してモータ4
0のトルク損失が増大し、モータ40の駆動力をスロッ
トル弁13に伝達することが困難になる場合がある。さ
らに、スロットル軸12、シャフト29または回転軸4
1の軸間の寸法精度が極端に低下すると、モータギア4
2のギア歯42a、中間ギア28の大径ギア歯28b、
中間ギア28の小径ギア歯28aまたはスロットルギア
20のギア歯20aがロックし、スロットル弁13を駆
動することができなくなるという問題がある。
【0025】一方、第1実施例においては、金属プレー
ト10はスロットル軸12の一端を支持し、シャフト2
9を固定し、モータ40を保持しているので、スロット
ルボディ11を樹脂材料により形成しても、スロットル
装置1の剛性を高めてスロットル軸12、シャフト29
および回転軸41の軸間の寸法精度を高精度に確保する
ことができる。したがって、モータ40の駆動力は回転
軸41、モータギア42のギア歯42a、中間ギア28
の大径ギア歯28b、中間ギア28の小径ギア歯28
a、スロットルギア20のギア歯20aおよびスロット
ル軸12を介してスロットル弁13に良好に伝達され、
スロットル弁13の制御性を高めて吸気通路11aを流
れる吸入空気の流量を良好に調整することができる。
【0026】さらに第1実施例においては、スロットル
ボディ11を樹脂材料により形成し、スロットルボディ
11にモータ40を収容することで、スロットル装置の
軽量化および低コスト化を図るとともに、スロットルボ
ディ11を形成する樹脂材料によりも高強度の材料から
なる金属プレート10をスロットルボディ11の内部に
設けることで、スロットル装置1の剛性を高めて耐久性
を向上することができる。
【0027】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
および図4に示す。第2実施例においては、図1および
図2に示す第1実施例の金属プレート10をモータ40
のハウジングを兼用するようにしたものであり、第1実
施例と同一構成部分に同一符号を付す。
【0028】図3および図4に示すように、スロットル
ボディ11の内部にインサート成形により配設される保
持部材としての金属プレート60は、アルミニウム等の
スロットルボディ11を形成する樹脂材料よりも高強度
の材料からなり、モータ40のハウジングを有する一体
部材である。金属プレート60は、支持穴60aと、固
定穴60bとを有する。支持穴60aの内壁には、ベア
リング15を介してスロットル軸12の一端が支持され
ており、固定穴60bの内壁にはシャフト29が固定さ
れている。また、金属プレート60はモータ40を内部
に収容し保持している。
【0029】上記第2実施例においても、スロットル装
置の剛性を高めてスロットル軸12、シャフト29およ
び回転軸41の軸間の寸法精度を高精度に確保すること
ができる。
【0030】さらに第2実施例においては、モータ40
は金属プレート60の内部に収容されているので、金属
プレート60がモータ40のハウジングを兼用すること
で、部品点数を低減し、組付工数を低減することができ
る。したがって、構成を簡単にして製造コストを低減す
ることができる。
【0031】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
および図6に示す。第2実施例においては、図1および
図2に示す第1実施例の金属プレート10をスロットル
弁13近傍の吸気通路11aの内壁を形成するようにし
たものであり、第1実施例と同一構成部分に同一符号を
付す。
【0032】図5および図6に示すように、樹脂製のス
ロットルボディ91の内部にインサート成形により配設
される保持部材としての金属プレート70は、アルミニ
ウム等のスロットルボディ91を形成する樹脂材料より
も高強度の材料からなり、リング部71とプレート部7
2とを有する一体部材である。リング部71は、スロッ
トルボディ91のボア91aの内周に設けられており、
スロットル弁13近傍の吸気通路11aの内壁を形成し
ている。リング部71は支持穴70aおよび71aを有
しており、支持穴70aの内壁にはベアリング15を介
してスロットル軸12の一端が支持され、支持穴71a
の内壁にはベアリング16を介してスロットル軸12の
他端が支持されている。プレート部72は固定穴70b
と保持穴70cとを有する。固定穴70bの内壁にはシ
ャフト29が固定されており、保持穴70cの内壁には
モータ40が保持されている。
【0033】上記第3実施例においても、スロットル装
置の剛性を高めてスロットル軸12、シャフト29およ
び回転軸41の軸間の寸法精度を高精度に確保すること
ができる。
【0034】さらに第3実施例においては、リング部7
1がスロットル弁13近傍の吸気通路11aの内壁を形
成しているので、スロットル軸12、シャフト29およ
び回転軸41の平行度を高精度に保持することができ
る。したがって、モータ40の駆動力をスロットル弁1
3に確実に伝達し、スロットル弁13の制御性を確実に
高めることができる。さらに、リング部71とプレート
部72とを一体にすることで、部品点数および組付工数
を増大することなく、簡単な構成で製造コストを低減す
ることができる。
【0035】以上説明した本発明の複数の実施例では、
スロットルボディの内部にインサート成形により金属プ
レートを配設したが、本発明では、金属プレートの一部
をスロットルボディの外部に露出させてもよいし、金属
プレートをスロットルボディに嵌め込むことにより配設
してもよい。
【0036】上記複数の実施例では、保持部材として金
属製のプレートを用いたが、保持部材はスロットルボデ
ィを形成する樹脂材料よりも高強度の材料であれば、樹
脂製であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるエンジン用スロット
ル装置を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例によるエンジン用スロット
ル装置を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第3実施例によるエンジン用スロット
ル装置を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】比較例によるエンジン用スロットル装置を示す
断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 スロットル装置 10、60、70 金属プレート(保持部材) 11 スロットルボディ 11a 吸気通路(空気通路) 12 スロットル軸 13 スロットル弁(弁部材) 20 スロットルギア 20a ギア歯 26、27 スプリング 28 中間ギア(伝達手段) 28a 小径ギア歯 28b 大径ギア歯 29 シャフト(支持部材) 40 モータ(電気駆動手段) 41 回転軸 42 モータギア 42a ギア歯 71 リング部 72 プレート部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に形成される空気通路の空気流量を
    調節する内燃機関用スロットル装置であって、 樹脂材料からなり空気通路を有するスロットルボディ
    と、 前記空気通路の開度を制御するように前記スロットルボ
    ディの内部に設けられる弁部材と、 前記スロットルボディに収容され、駆動電流の供給によ
    り前記弁部材を駆動するための駆動力を発生する電気駆
    動手段と、 前記弁部材を回動可能に支持し、前記電気駆動手段を保
    持するように前記スロットルボディに設けられ、前記ス
    ロットルボディを形成する樹脂材料よりも高強度の材料
    からなる保持部材と、 を備えることを特徴とする内燃機関用スロットル装置。
  2. 【請求項2】 前記電気駆動手段に接続され、前記電気
    駆動手段の駆動力を前記弁部材に伝達する伝達手段と、 前記保持部材に固定され、前記伝達手段を回動可能に支
    持する支持部材とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関用スロットル装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、内部に前記電気駆動手
    段を収容することを特徴とする請求項1または2記載の
    内燃機関用スロットル装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、前記弁部材近傍の前記
    空気通路の内壁を形成していることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の内燃機関用スロットル装置。
  5. 【請求項5】 内部に形成される空気通路の空気流量を
    調節する内燃機関用スロットル装置であって、 樹脂材料からなり空気通路を有するスロットルボディ
    と、 前記空気通路の開度を制御するように前記スロットルボ
    ディの内部に設けられる弁部材と、 前記スロットルボディに収容され、駆動電流の供給によ
    り前記弁部材を駆動するための駆動力を発生する電気駆
    動手段と、 前記電気駆動手段に接続され、前記電気駆動手段の駆動
    力を前記弁部材に伝達する伝達手段と、 前記伝達手段を回動可能に支持する支持部材と、 前記支持部材を固定し、前記電気駆動手段を保持するよ
    うに前記スロットルボディに設けられ、前記スロットル
    ボディを形成する樹脂材料よりも高強度の材料からなる
    保持部材と、 を備えることを特徴とする内燃機関用スロットル装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材は、内部に前記電気駆動手
    段を収容することを特徴とする請求項5記載の内燃機関
    用スロットル装置。
JP2001009000A 2000-02-17 2001-01-17 内燃機関用スロットル装置 Withdrawn JP2001303983A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009000A JP2001303983A (ja) 2000-02-17 2001-01-17 内燃機関用スロットル装置
US09/779,741 US6295968B2 (en) 2000-02-17 2001-02-09 Throttle apparatus for internal combustion engine
EP01103743A EP1126147A3 (en) 2000-02-17 2001-02-15 Throttle apparatus for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000039709 2000-02-17
JP2000-39709 2000-02-17
JP2001009000A JP2001303983A (ja) 2000-02-17 2001-01-17 内燃機関用スロットル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001303983A true JP2001303983A (ja) 2001-10-31

Family

ID=26585568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001009000A Withdrawn JP2001303983A (ja) 2000-02-17 2001-01-17 内燃機関用スロットル装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6295968B2 (ja)
EP (1) EP1126147A3 (ja)
JP (1) JP2001303983A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6776137B2 (en) 2002-08-11 2004-08-17 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Throttle bodies with metal plates for supporting gear shafts
US7047935B2 (en) 2003-08-01 2006-05-23 Denso Corporation Throttle body having internally connected double pipe structure
JP2006291912A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Hitachi Ltd 内燃機関のモータ駆動式絞り弁制御装置
CN100340753C (zh) * 2003-10-31 2007-10-03 株式会社电装 具有内支撑结构的节气门控制装置
DE102004035511B4 (de) 2003-08-01 2017-03-30 Denso Corporation Elektrisch gesteuertes Drosselgerät mit einem plattenförmigen inneren Verbindungselement
KR20190078858A (ko) * 2017-12-27 2019-07-05 주식회사 현대케피코 스로틀밸브어셈블리
KR102096245B1 (ko) * 2018-12-21 2020-04-03 주식회사 현대케피코 전자 제어 스로틀밸브 장치
KR102185008B1 (ko) * 2019-07-22 2020-12-01 (주)현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 하우징 및 이를 포함한 전자식 스로틀 밸브
KR102185007B1 (ko) * 2019-11-28 2020-12-01 (주)현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 하우징 및 그 제조방법

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6491019B1 (en) * 1999-01-29 2002-12-10 Ab Elektronik Gmbh Angular rotation sensor
DE10007611A1 (de) * 2000-02-18 2001-08-23 Mannesmann Vdo Ag Drosselklappenstutzen
US6508455B2 (en) * 2000-12-28 2003-01-21 Visteon Global Technologies, Inc. Electronic throttle body gear train module
US6789526B2 (en) * 2001-02-08 2004-09-14 Denso Corporation Apparatus for controlling throttle valve and manufacturing method for the same and motor
JP2003083095A (ja) * 2001-07-05 2003-03-19 Denso Corp エンジンのスロットル装置
US6736368B2 (en) * 2002-07-22 2004-05-18 Eagle Industry Co., Ltd. Gate valve
JP4055547B2 (ja) * 2002-10-25 2008-03-05 株式会社デンソー 電子制御式スロットル制御装置
JP2004263734A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Denso Corp ころがり軸受
JP4412963B2 (ja) * 2003-10-10 2010-02-10 旭有機材工業株式会社 バルブ用樹脂製部材
DE102006055257A1 (de) * 2006-11-23 2008-05-29 Robert Bosch Gmbh Stellantrieb für ein Stellorgan
DE102007039689A1 (de) * 2007-08-22 2009-02-26 Pierburg Gmbh Elektrische Verbrennungskraftmaschinen-Stellanordnung

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2758535B2 (ja) * 1992-07-16 1998-05-28 株式会社日立製作所 電子スロットル制御装置
DE4334180A1 (de) * 1993-10-07 1995-04-13 Bosch Gmbh Robert Drosselvorrichtung
JPH07324636A (ja) * 1994-04-04 1995-12-12 Nippondenso Co Ltd スロットル弁制御装置
DE69627401T3 (de) * 1995-01-17 2014-01-30 Hitachi, Ltd. Luftströmungssteuervorrichtung
JPH1047520A (ja) 1996-07-31 1998-02-20 Toyota Autom Loom Works Ltd スロットルボデー
EP1512857A3 (en) * 1996-09-03 2011-04-20 Hitachi Automotive Systems, Ltd. A throttle valve control device for an internal combustion engine
JP3364873B2 (ja) * 1997-03-13 2003-01-08 株式会社日立ユニシアオートモティブ 内燃機関の電子制御式スロットル弁装置
JP3361030B2 (ja) * 1997-03-19 2003-01-07 株式会社日立ユニシアオートモティブ 内燃機関の電子制御式スロットル弁装置
JP3404254B2 (ja) * 1997-05-07 2003-05-06 株式会社日立製作所 エンジンのスロットル装置
JPH1162637A (ja) 1997-08-26 1999-03-05 Denso Corp 内燃機関用吸気装置
DE19848594C2 (de) * 1997-10-21 2002-11-14 Hitachi Ltd Elektrisch gesteuerte Drosselklappenvorrichtung
JPH11132062A (ja) 1997-10-30 1999-05-18 Denso Corp スロットル装置
US5979871A (en) * 1998-03-30 1999-11-09 Ford Motor Company Clamshell throttle valve assembly
US6129071A (en) * 1998-07-20 2000-10-10 Ford Global Technologies, Inc. Throttle valve system
US6155533C1 (en) * 1999-01-29 2002-07-30 Visteon Global Tech Inc Default mechanism for electronic throttle control system
JP2000265861A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の吸気装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6776137B2 (en) 2002-08-11 2004-08-17 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Throttle bodies with metal plates for supporting gear shafts
US7047935B2 (en) 2003-08-01 2006-05-23 Denso Corporation Throttle body having internally connected double pipe structure
DE102004035511B4 (de) 2003-08-01 2017-03-30 Denso Corporation Elektrisch gesteuertes Drosselgerät mit einem plattenförmigen inneren Verbindungselement
CN100340753C (zh) * 2003-10-31 2007-10-03 株式会社电装 具有内支撑结构的节气门控制装置
DE102004049451B4 (de) * 2003-10-31 2016-06-23 Denso Corporation Drosselsteuerungsvorrichtung mit einem Innenstützaufbau sowie Herstellungsverfahren einer Drosselsteuerungsvorrichtung
JP2006291912A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Hitachi Ltd 内燃機関のモータ駆動式絞り弁制御装置
KR20190078858A (ko) * 2017-12-27 2019-07-05 주식회사 현대케피코 스로틀밸브어셈블리
KR102146657B1 (ko) * 2017-12-27 2020-08-21 주식회사 현대케피코 스로틀밸브어셈블리
US10859005B2 (en) 2017-12-27 2020-12-08 Hyundai Kefico Corporation Throttle valve assembly
KR102096245B1 (ko) * 2018-12-21 2020-04-03 주식회사 현대케피코 전자 제어 스로틀밸브 장치
KR102185008B1 (ko) * 2019-07-22 2020-12-01 (주)현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 하우징 및 이를 포함한 전자식 스로틀 밸브
KR102185007B1 (ko) * 2019-11-28 2020-12-01 (주)현대케피코 전자식 스로틀 밸브의 하우징 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1126147A3 (en) 2002-08-14
EP1126147A2 (en) 2001-08-22
US20010015195A1 (en) 2001-08-23
US6295968B2 (en) 2001-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001303983A (ja) 内燃機関用スロットル装置
EP2005031B1 (en) Actuator with integrated drive mechanism
US8803388B2 (en) Actuator assembly using a cam slot bearing drive mechanism
JP2000130210A (ja) スロットル制御装置
JP2007278123A (ja) スロットルバルブ制御装置
JP2007198217A (ja) 多連式電子制御スロットル装置
WO2015025755A1 (ja) バキュームポンプ機構
JP4831085B2 (ja) 内燃機関用の電子式スロットル装置
JP3286233B2 (ja) スロットルバルブ装置
JP2001263098A (ja) スロットル装置
EP1550802A1 (en) Throttle device
JP2001303979A (ja) 内燃機関の吸気量制御装置及びその製造方法
JP2004162680A (ja) 電動式スロットルボデー
JP2004132235A (ja) スロットル制御装置
JP2005147012A (ja) スロットル制御装置及びその製造方法
US7441542B2 (en) Butterfly valves and intake air control devices for internal combustion engines
JP5429080B2 (ja) スロットル装置
JP2006348903A (ja) 二連式スロットル装置
JP3286232B2 (ja) スロットルバルブ装置
JP2000038931A (ja) スロットルバルブ制御装置
JP3286231B2 (ja) スロットルバルブ装置
JPH11201004A (ja) アイドルスピード制御弁
JP4637932B2 (ja) 電子制御スロットルボディ
JP2002295270A (ja) 内燃機関用スロットル装置
US20020179046A1 (en) Intake air rate controlling device for an internal combustion engine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070419

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071210