JPH11201004A - アイドルスピード制御弁 - Google Patents

アイドルスピード制御弁

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JPH11201004A
JPH11201004A JP10017951A JP1795198A JPH11201004A JP H11201004 A JPH11201004 A JP H11201004A JP 10017951 A JP10017951 A JP 10017951A JP 1795198 A JP1795198 A JP 1795198A JP H11201004 A JPH11201004 A JP H11201004A
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Hideyuki Sato
秀幸 佐藤
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパス通路を流れる補助空気量を安定して
調整し、応答性と信頼性を高めるアイドルスピード制御
弁に関する。 【解決手段】 アイドルスピード制御弁21を、スロッ
トルボディ4に形成した制御弁ケース22と共にケーシ
ング23を含んで構成する。ケーシング23内にはねじ
軸25を回転させるステッピングモータ24が設けら
れ、ねじ軸25には回転によって軸方向に変位する弁体
26が設けられている。また、弁体26と弁座22C側
の制御弁ケース22との間には、ねじ軸25と弁体26
との間のバックラッシュを打消すと共に弁体26の開弁
方向に作用するスプリング27が設けられる。これによ
り、スプリング27のばね力は、ステッピングモータ2
4が弁体26を開弁するのを補助し、開弁動作を容易に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用内
燃機関のアイドル回転数を制御するのに用いて好適なア
イドルスピード制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関としての自動車用エン
ジンにはアイドル回転数を制御するため、スロットルバ
ルブ装置にはアイドルスピード制御弁が設けられてい
る。
【0003】そこで、従来技術によるアイドルスピード
制御弁を備えたスロットルバルブ装置について、図4な
いし図7を参照しつつ説明する。
【0004】1はエンジンの吸気通路の途中に配設され
たスロットルバルブ装置で、該スロットルバルブ装置1
は、ワイヤ2に連結されるワイヤドラム(図示せず)等
からなる回動伝達機構3によって、後述するスロットル
バルブ9を開,閉駆動するものである。
【0005】4はスロットルバルブ装置1の外形をなす
ハウジングとしてのスロットルボディで、該スロットル
ボディ4はアルミダイキャスト等により成形され、その
内部にはエンジンのシリンダ(図示せず)内に連通する
吸気通路となるスロットルチャンバ5が形成され、また
スロットルボディ4には後述するバイパス通路6と制御
弁ケース7等が形成されている。
【0006】6はバイパス通路で、該バイパス通路6
は、その一方がスロットルチャンバ5の流入側に開口
し、他方が流出側に開口するように前記スロットルボデ
ィ4に形成されている。そして、該バイパス通路6は、
スロットルバルブ9の前,後でスロットルチャンバ5を
連通させ、図5中の矢示に示すように、流入空気をバイ
パスして流すものである。
【0007】7はアイドルスピード制御弁11が取付け
られるアイドルスピード制御弁11の一部を構成する制
御弁ケースで、該制御弁ケース7は、図5に示すよう
に、バイパス通路6に臨むように開口する制御弁取付孔
7Aと、該制御弁取付孔7Aに連通されバイパス通路6
を兼ねて形成された大径な弁体収容室7Bと、前記バイ
パス通路6の途中に位置して該弁体収容室7B内に収容
された後述の弁体15が離着座する弁座7Cとから大略
構成されている。
【0008】8はスロットルボディ4に軸受(図示せ
ず)を用いて回動可能に設けられた弁軸で、該弁軸8は
高強度の金属棒等からなり、スロットルボディ4のスロ
ットルチャンバ5内を径方向に貫通して延びている。ま
た、弁軸8の一側は回動伝達機構3を用いてワイヤ2に
連結され、他側の端部は後述するスロットルセンサ10
に連結されている。さらに、弁軸8は長さ方向中間部に
一体化されたスロットルバルブ9を開,閉駆動する構成
となっている。
【0009】9はスロットルチャンバ5内に弁軸8によ
って回動可能に設けられたスロットルバルブで、該スロ
ットルバルブ9は円板状の弁板からなり、その外形寸法
はスロットルチャンバ5の内径寸法に対応している。そ
して、スロットルバルブ9は、回動伝達機構3と弁軸8
によって閉弁位置と開弁位置との間で回動され、その開
度に応じてエンジンの吸入空気量を可変に調整するもの
である。
【0010】10はスロットルボディ4に設けられたス
ロットルセンサで、該スロットルセンサ10は、弁軸8
の他側に連結され、該弁軸8の回動角をスロットルバル
ブ9の開度として検出するものである。
【0011】11はスロットルボディ4に設けられたア
イドルスピード制御弁で、該アイドルスピード制御弁1
1は、制御弁ケース7と後述のケーシング12およびス
テッピングモータ13等を含んで構成されている。
【0012】12は制御弁ケース7に取付けられる段付
円筒状をなすケーシングで、該ケーシング12は、筒部
12Aと、該筒部12A内に形成されたモータ収容室1
2Bと、前記筒部12Aの先端側に位置して形成された
フランジ部12Cと、該フランジ部12Cの内側に位置
し、前記モータ収容室12Bに貫通する軸挿通孔12D
と、該軸挿通孔12Dの周方向の一部を軸方向に切欠い
て形成された係合溝12Eと、前記軸挿通孔12Dの開
口部に形成された環状のスプリング収容溝12Fとから
構成されている。そして、該ケーシング12は、制御弁
ケース7に位置決めした上で、フランジ部12Cをスロ
ットルボディ4にねじ止めすることにより、制御弁ケー
ス7に取付けられている。
【0013】13はケーシング12のモータ収容室12
B内に収容されたステッピングモータで、該ステッピン
グモータ13は、ケーシング12から突出したコネクタ
13Aに外部から通電することにより、回転軸となるね
じ軸14を回転させるものである。
【0014】15はステッピングモータ13のねじ軸1
4に設けられた弁体で、該弁体15は、軸部15Aと円
錐部15Bとからなるポペット弁体として形成されてい
る。そして、弁体15の軸部15Aには、ステッピング
モータ13のねじ軸14に歯合するねじ穴15Cが軸方
向に形成され、軸部15Aと円錐部15Bとの段部には
環状のスプリング収容溝15Dが形成されている。さら
に、軸部15Aの周方向の一部には軸方向に延び、前記
ケーシング12の係合溝12Eに係合される係合突起1
5Eが形成され、該係合突起15Eをケーシング12の
係合溝12Eに係合させることにより、弁体15がケー
シング12に対して回転するのを規制している。
【0015】ここで、ステッピングモータ13のねじ軸
14とケーシング12に廻り止めされた弁体15は、ね
じ送り機構を構成し、該ねじ送り機構は、ステッピング
モータ13によってねじ軸14を回転することにより、
弁体15を軸方向に変位させるものである。
【0016】16はケーシング12のスプリング収容溝
12Fと弁体15のスプリング収容溝15Dとの間に配
設されたスプリングで、該スプリング16は圧縮コイル
ばねとして構成されている。そして、該スプリング16
のばね力は、弁体15を閉弁側に向けて付勢することに
より、ねじ軸14と弁体15との間に発生するバックラ
ッシュを打消す程度の弱いばね力を有している。
【0017】17はスロットルボディ4に形成されたウ
ォータージャケットで、該ウォータージャケットには管
路17A,17Aを用いてエンジンの冷却水が循環さ
れ、この冷却水によって、弁体15が弁座7Cに凍結等
によって固着するのを防止している。
【0018】ここで、上述したアイドルスピード制御弁
11は、スロットルバルブ9を閉弁させるエンジンのア
イドル運転時において、ステッピングモータ13に外部
から給電する制御信号によりねじ軸14を回転させ、弁
体15の軸方向への変位を制御する。これにより、アイ
ドルスピード制御弁11は、バイパス通路6の弁座7C
と弁体15との間の流路面積を可変に制御する。
【0019】このように、アイドルスピード制御弁11
は、バイパス通路6の流路面積を変化させ、該バイパス
通路6を通してエンジンのシリンダ内に供給される補助
空気の流量を可変に制御し、アイドル運転時にエンジン
の負荷等に応じてアイドル回転数を制御している。例え
ばエンジンのアイドル運転時にエアコン等を作動するこ
とにより、エンジンの負荷が増大した場合でも、アイド
ルスピード制御弁11は、弁体15によってバイパス通
路6の流路面積を増大させることにより、シリンダ内に
供給される補助空気量を増加させ、エンジンストールを
防止することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるアイドルスピード制御弁11では、ねじ軸
14と弁体15との間に発生するバックラッシュを防止
するために、弁体15とケーシング12との間にスプリ
ング16が配設されている。そして、該スプリング16
は弁体15を弁座7C方向に向けて付勢するばね力を有
しているから、このばね力はステッピングモータ13に
よって弁体15を開弁する方向への力とは反対方向に働
くことになる。
【0021】このため、従来技術のアイドルスピード制
御弁11は、図7に示すように、弁体15を弁座7Cに
着座して閉弁した状態では、弁体15に付着した汚れ等
により弁座7Cに対して弁体15が固着することがあ
る。この場合、弁体15を弁座7Cから開弁するとき、
スプリング16のばね力が閉弁する方向に働いているた
め、ステッピングモータ13には大きな力が必要とな
り、従来技術によるアイドルスピード制御弁11は、ス
テッピングモータ13を駆動してからすぐに弁体15を
弁座7Cから離座させることができず、応答性と信頼性
が低下してしまうという問題がある。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はバイパス通路を流れる空気量を
安定して調整でき、応答性と信頼性を向上できるように
したアイドルスピード制御弁を提供することを目的とし
ている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明では、内燃機関の吸気通路をバ
イパスするバイパス通路を形成するハウジングと、該ハ
ウジングに設けられ、通電することによってねじ軸を回
転するステッピングモータと、該ステッピングモータの
ねじ軸に軸方向にのみ変位可能に設けられ、該ねじ軸の
回転に応じて前記バイパス通路に形成された弁座との間
の流路面積を変化させる弁体と、前記弁体に設けられ、
前記ステッピングモータのねじ軸と弁体との間のバック
ラッシュを打消す程度のばね力を該弁体に与えるスプリ
ングとからなるアイドルスピード制御弁において、前記
スプリングを、前記弁体を前記弁座から離座させる方向
に付勢する構成としたことを特徴とする。
【0024】このような構成とすることにより、スプリ
ングのばね力は弁体が開弁する方向に働くから、弁体が
バイパス通路の弁座に固着した場合でも、ステッピング
モータによって弁体が開弁する方向の力を補助して弁体
を容易に開弁させることができる。
【0025】請求項2の発明では、スプリングを、弁体
とハウジングの弁座側との間に配設された圧縮コイルば
ねとして構成したことにある。
【0026】請求項3の発明では、スプリングを、弁体
とハウジングのステッピングモータモータ側との間に配
設された引張りコイルばねとして構成したことにある。
【0027】このように構成することにより、スプリン
グのばね力はステッピングモータを補助する方向に働
き、弁体を弁座から容易に離座させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアイドルスピ
ード制御弁の実施の形態を、図1ないし図3を参照しつ
つ詳細に説明する。なお、本実施の形態では前述した従
来技術で述べた構成要素と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0029】まず、図1、図2に基づいて、第1の実施
の形態によるアイドルスピード制御弁について述べる。
【0030】21は本実施の形態によるアイドルスピー
ド制御弁で、該アイドルスピード制御弁21は、後述す
るハウジングとなる制御弁ケース22およびステッピン
グモータ24等を含んで構成されている。
【0031】22はアイドルスピード制御弁21の一部
を構成する制御弁ケースで、該制御弁ケース22は、従
来技術で述べた制御弁ケース7に替えてスロットルボデ
ィ4に形成されるもので、バイパス通路6に臨むように
開口する制御弁取付孔22Aと、該制御弁取付孔22A
に連通されバイパス通路6を兼ねて形成された大径な弁
体収容室22Bと、前記バイパス通路6の途中に位置し
て該弁体収容室22B内に収容された後述の弁体26が
離着座する弁座22Cと、該弁座22Cの外周側に形成
され、後述するスプリング27を収容する環状のスプリ
ング収容溝22Dとからなる。
【0032】23は制御弁ケース22に取付けられる段
付筒状のケーシングで、該ケーシング23はステッピン
グモータ24が収容される筒部23Aと、該筒部23A
の先端側に位置して該筒部23Aに形成されたフランジ
部23Bと、該フランジ部23Bの内側に位置し、ステ
ッピングモータ24のねじ軸25が挿通する軸挿通孔2
3Cと、該軸挿通孔23Cの内周面に位置して周方向の
一部を軸方向に切欠いて該内周面に形成された係合溝2
3Dとから大略構成されている。そして、該ケーシング
23は制御弁ケース22に位置決めした上で、フランジ
部23Bをスロットルボディ4にねじ止めすることによ
り、制御弁ケース22に取付けられている。
【0033】24はケーシング23内に収容されたステ
ッピングモータで、該ステッピングモータ24は、ケー
シング23の基端側から突出したコネクタ24Aに外部
から給電することにより、回転軸となるねじ軸25を回
転させるものである。
【0034】26はステッピングモータ24のねじ軸2
5に設けられた弁体で、該弁体26は、軸部26Aと、
該軸部26Aの先端側に形成された円錐部26Bと、円
錐部26Bの大径部に位置して拡径して形成された鍔部
26Cとからなるポペット弁体として形成されている。
そして、弁体26の該軸部26Aには、ステッピングモ
ータ24のねじ軸25に歯合するねじ穴26Dが軸方向
に形成され、鍔部26Cの円錐部26B側には環状のス
プリング収容溝26Eが形成されている。さらに、軸部
26Aの周方向の一部には軸方向に延び、前記ケーシン
グ23の係合溝23Dに係合される係合突起26Fが形
成され、該係合突起26Fをケーシング23の係合溝2
3Dに係合させることにより、弁体26がケーシング2
3に対して回転するのを規制している。
【0035】27は圧縮コイルばねとして機能するスプ
リングで、該スプリング27は、弁体26の環状のスプ
リング収容溝26Eと制御弁ケース22の弁座22C側
に位置したスプリング収容溝22Dとの間に配設され、
該スプリング27によるばね力は、弁体26が開弁する
方向に働いている。そして、該スプリング27のばね力
は、ねじ軸25と弁体26との間に発生するバックラッ
シュを打消す程度の弱いばね力を有している。
【0036】本実施の形態によるアイドルスピード制御
弁21は、上述の如き構成を有するもので、ステッピン
グモータ24によるねじ軸25の回転によって弁体26
を軸方向に移動させることにより、バイパス通路6を流
れる補助空気を増減することができる。これにより、ア
イドルスピード制御弁21は、アイドル運転のエンジン
の負荷時等に補助空気量を増加させることにより、エン
ジンストールを防止することができる。
【0037】然るに、本実施の形態では、弁体26と弁
座22C側に位置した制御弁ケース22との間に、圧縮
コイルばねとなるスプリング27を配設したから、従来
技術と同様に、弁体26を弁座22Cに対して変位させ
るときに、弁体26を開弁方向に付勢するスプリング2
7によるばね力によって、ねじ軸25と弁体26との間
に発生するバックラッシュを抑えることができる。
【0038】また、アイドルスピード制御弁21は、図
2に示すように、弁体26が閉弁状態に近い場合には、
該スプリング27によるばね力は、弁体26が開弁する
方向に働いている。これにより、スプリング27は、弁
体26を開弁する方向の力を補助することができ、弁体
26を開弁方向に変位させるときにステッピングモータ
24に加わる負荷を低減できる。そして、ステッピング
モータ24は、弁体26を容易に変位させることができ
る。
【0039】さらに、弁体26を弁座22Cに着座して
閉弁し、弁体26に付着した汚れ等により弁体26が弁
座22Cに固着した場合であっても、バックラッシュを
除去するためスプリング27のばね力は、弁体26が開
弁する方向に働いているから、ステッピングモータ24
によって弁体26を開弁させるとき、弁体26を弁座2
2Cから容易に離座させることができる。
【0040】一方、図1に示すように、弁体26が全開
状態に近い場合には、スプリング27のばね力は、弁体
26が閉弁状態にあるとき(図2参照)に比べて小さく
することができ、ステッピングモータ24によって弁体
26を閉弁させるときに、該ステッピングモータ24に
加わるスプリング27のばね力による負荷を低減でき
る。
【0041】しかも、本実施の形態によるアイドルスピ
ード制御弁21は、スプリング27のばね力により、閉
弁状態から開弁状態に移るときに素早く反応でき、バイ
パス通路6を流れる空気量を安定して調整することがで
きる。そして、アイドル運転中にエンジンに負荷が加わ
ったときの弁体26を応答性よく制御することができ、
エンジンストールを防止し、アイドルスピード制御弁2
1の信頼性を高めることができる。
【0042】次に、本発明による第2の実施の形態によ
るアイドルスピード制御弁を、図3により説明する。な
お、本実施の形態の特徴は、スプリングを弁体とハウジ
ングのステッピングモータ側との間に配設し、引張りコ
イルばねとして構成したことにある。さらに、本実施の
形態では、前述した第1の実施の形態で述べた構成要素
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0043】31は本実施の形態によるアイドルスピー
ド制御弁で、該アイドルスピード制御弁31は、後述す
るハウジングとなる制御弁ケース32、ケーシング23
およびステッピングモータ24等を含んで構成されてい
る。
【0044】32はアイドルスピード制御弁31の一部
を構成する制御弁ケースで、該制御弁ケース32は、第
1の実施の形態で述べた制御弁ケース22に替えてスロ
ットルボディ4に形成されるもので、制御弁取付孔32
A、弁体収容室32B、弁座32Cおよび環状のスプリ
ング収容溝32D等から構成されている。
【0045】33はステッピングモータ24のねじ軸2
5に設けられた弁体で、該弁体33も軸部33A、円錐
部33B、鍔部33Cからなるポペット弁体として形成
されている。そして、弁体33には、ねじ軸25に歯合
するねじ穴33Dと環状のスプリング収容溝33Eとが
形成されている。また、軸部33Aには軸方向に延びる
係合突起33Fが形成され、弁体33がケーシング23
に対して回転するのを規制している。
【0046】34は引張りコイルばねとして機能するス
プリングで、該スプリング34は、その一方を弁体33
の環状のスプリング収容溝33Eに固着し、他方を制御
弁ケース32の制御弁取付孔32A(ステッピングモー
タ24)側に位置したスプリング収容溝32Dに固着す
ることによって設けられ、該スプリング34はねじ軸2
5と弁体33との間のバックラッシュを打消すものであ
る。
【0047】然るに、第2の実施の形態によるアイドル
スピード制御弁31は、前述した第1の実施の形態によ
るアイドルスピード制御弁21と同様に、スプリング3
4のばね力は、弁体33を開弁する方向に作用する。こ
れにより、弁体33を弁座32Cに着座して固着した場
合であっても、ステッピングモータ24は、弁体33の
開弁方向に作用するスプリング34のばね力に助けられ
て弁体33を容易に開弁することができる。
【0048】なお、実施の形態によるアイドルスピード
制御弁では、ワイヤドラム(図示せず)等からなる回動
伝達機構3によって弁軸8を回動させるスロットルバル
ブ装置に適用した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、電動モータと歯車機構によってスロットルバ
ルブ9を開閉弁する電動式スロットルバルブ装置に適用
してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によるアイド
ルスピード制御弁は、バイパス通路の流路面積を変化さ
せる弁体には、ステッピングモータのねじ軸と弁体との
間に発生するバックラッシュを打消す程度のばね力を有
するスプリングを設け、該スプリングのばね力を弁体が
開弁する方向に付勢する構成としたから、弁体がバイパ
ス通路の弁座に固着した場合でも、該スプリングのばね
力がステッピングモータを補助する方向に作用し、該ス
テッピングモータは弁体を容易に開弁させることがで
き、バイパス通路を流れる空気量を安定して調整するこ
とができ、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるアイドルスピード制御
弁を示す要部断面図である。
【図2】第1の実施の形態によるアイドルスピード制御
弁の弁体が閉弁した状態を示す図1と同様の要部断面図
である。
【図3】第2の実施の形態によるアイドルスピード制御
弁を示す要部断面図である。
【図4】従来技術によるアイドルスピード制御弁を備え
たスロットルバルブ装置を示す平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみたアイドルスピ
ード制御弁とバイパス通路等を示す縦断面図である。
【図6】従来技術によるアイドルスピード制御弁を示す
要部断面図である。
【図7】従来技術によるアイドルスピード制御弁の弁体
が閉弁した状態を示す図6と同様の要部断面図である。
【符号の説明】
6 バイパス通路 21,31 アイドルスピード制御弁 22,32 制御弁ケース(ハウジング) 22C,33C 弁座 22D,26E,32D,33E スプリング収容溝 23 ケーシング 24 ステッピングモータ 25 ねじ軸 26,33 弁体 27,34 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路をバイパスするバイ
    パス通路を有するハウジングと、該ハウジングに設けら
    れ、通電することによってねじ軸を回転するステッピン
    グモータと、該ステッピングモータのねじ軸に軸方向に
    のみ変位可能に設けられ、該ねじ軸の回転に応じて前記
    バイパス通路に形成された弁座との間の流路面積を変化
    させる弁体と、前記弁体に設けられ、前記ステッピング
    モータのねじ軸と弁体との間のバックラッシュを打消す
    程度のばね力を該弁体に与えるスプリングとからなるア
    イドルスピード制御弁において、 前記スプリングは、前記弁体を前記弁座から離座させる
    方向に付勢する構成としたことを特徴とするアイドルス
    ピード制御弁。
  2. 【請求項2】 前記スプリングは、前記弁体と前記ハウ
    ジングの弁座側との間に配設された圧縮コイルばねとし
    て構成してなる請求項1記載のアイドルスピード制御
    弁。
  3. 【請求項3】 前記スプリングは、前記弁体と前記ハウ
    ジングのステッピングモータ側との間に配設された引張
    りコイルばねとして構成してなる請求項1記載のアイド
    ルスピード制御弁。
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