JP2000038931A - スロットルバルブ制御装置 - Google Patents

スロットルバルブ制御装置

Info

Publication number
JP2000038931A
JP2000038931A JP11137198A JP13719899A JP2000038931A JP 2000038931 A JP2000038931 A JP 2000038931A JP 11137198 A JP11137198 A JP 11137198A JP 13719899 A JP13719899 A JP 13719899A JP 2000038931 A JP2000038931 A JP 2000038931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
throttle valve
elliptical
throttle
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11137198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tsuchiya
秀樹 土屋
Masanori Matsuzaka
正宣 松坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP11137198A priority Critical patent/JP2000038931A/ja
Publication of JP2000038931A publication Critical patent/JP2000038931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で低流量時の微少角制御性と、大
流量時の高応答性を両立できるスロットルバルブ制御装
置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関の吸気通路内の空気流量を調節
するスロットルバルブ10と、スロットルバルブと一体
化しスロットルバルブを回転可能に軸支するスロットル
シャフト12と、スロットルバルブを駆動する駆動手段
(モータ22)を有し、駆動手段の駆動力はギヤ機構2
0を介してスロットルシャフトへ伝達され、ギヤ機構
は、スロットルバルブの開度が小さいときほど減速比が
大きく設定されていることを特徴とするスロットルバル
ブ制御装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気量
を調整するスロットルバルブ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクセルペダルの踏み込み量
に応じてモータを駆動しスロットルバルブの開度を制御
するスロットルバルブ制御装置が知られている。このよ
うなスロットルバルブ制御装置においては、例えば、ア
クセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度を検
出するアクセルセンサからの信号に応じてモータに電流
を流し、モータが駆動されることでスロットルバルブが
開閉され吸入空気量が制御される。このとき、スロット
ルバルブの実開度を検出するスロットルセンサからの実
開度とスロットルバルブの目標開度を決定するアクセル
センサからの目標開度との偏差がなくなるようにモータ
に対して比例・微分・積分制御(PID制御)によるサ
ーボ制御が実行されている。
【0003】このようなスロットルバルブ制御装置に関
する先行技術文献としては、例えば特開平7−9795
0号及び、特開平5−163988号に記載のものが知
られている。前者は、スロットルバルブ駆動用モータと
して、直流モータを使用しており、後者は、ステップモ
ータを使用しているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのスロットルバ
ルブ制御装置は、近年、燃費向上、排気ガス浄化のた
め、エンジンへの吸入空気量を精密かつ迅速に調整する
必要が高まり、バルブ開度の分解能及び応答性の大幅な
向上が要求されている。特に、アイドル回転制御をスロ
ットルバルブ制御装置で実施するような場合には、スロ
ットルバルブの低開度域すなわち小流量域においてはス
ロットルバルブの微少な開度調整が要求される。また、
スロットルバルブの高開度域すなわち大流量域では、ス
ロットルバルブの開度調整の高い応答性が要求される。
【0005】この要求に対し、前述の特開平7−979
50号に記載のスロットルバルブ装置では、スロットル
バルブの開度の大きさに連動したスロットルバルブの動
きの調整を可能とする構成になっておらず、低開度域に
おいて微少な開度調整ができるものではない。また、特
開平5−163988号に記載のスロットルバルブ装置
では、ステップモータを使用しているので直流モータに
比べて微少な開度調整が可能となるが、ステップモータ
の応答性は直流モータの応答性に劣り、且つステップモ
ータのコストが高く、装置の製造コストを上昇させてし
まう問題がある。
【0006】本発明は、上記不具合を解決し、スロット
ルバルブの低開度域におけるスロットルバルブの微少な
開度調整と、スロットルバルブの高開度域における高い
応答性両立できるスロットルバルブ制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のスロットルバルブ装置は、内燃機
関の吸気通路内に配置されるスロットルバルブと、スロ
ットルバルブに一体的に設けられスロットルバルブを回
転可能に軸支するスロットルシャフトと、スロットルバ
ルブを開閉駆動する駆動手段と、駆動手段の駆動力をス
ロットルシャフトに伝達する伝達手段とからなるスロッ
トルバルブ制御装置において、伝達手段にスロットルバ
ルブの開度が小さいときほど減速比が大きくなるギヤ機
構を設けた。
【0008】一般的に、スロットルバルブを駆動するモ
ータの回転角制御における分解能は実使用範囲全域にわ
たり一定であるのが通常であるが、本発明を採用するこ
とにより、スロットルバルブの低開度時は、ギヤ機構の
減速比が大きくなり、スロットルバルブ開度の分解能が
向上し得る。また、スロットルバルブの高開度時には、
ギヤ機構の減速比が小さくなるので、逆に応答性の良い
制御をし得る。
【0009】好ましくは、ギヤ機構に、回転に伴って減
速比が変化する一対の変速ギヤ機構を設けると良い。変
速ギヤ機構を設けることで、スロットルバルブの開度に
応じたスロットルバルブの回転速度を容易に設定し得
る。
【0010】好ましくは、変速ギヤ機構を、駆動手段の
駆動力の伝達を受ける第1の楕円ギヤと、スロットルシ
ャフトに連結し第1の楕円ギヤと嵌合する第2の楕円ギ
ヤとを備えて構成とすること良い。駆動側のギヤと従動
側のギヤの外形が異円となった変速ギヤは数多く知られ
ているが、楕円形状とすることでギヤ機構の生産性、組
付け性を向上し得る。
【0011】好ましくは、第1の楕円ギヤと第2の楕円
ギヤの嵌合は、スロットルバブルの開度が最小となると
きに第1の楕円ギヤの長径部分が第2の楕円ギヤの短径
部分に嵌合する構成とすると良い。この構成とすること
により、スロットルバルブの開度が最小となったとき
に、駆動側の第1の楕円ギヤの長径部分と従動側の第2
の楕円ギヤの短径部分とが嵌合しているので、回転する
ことによりスロットルバルブの開度を調整する第2の楕
円ギヤを従動させるために、スロットルバルブの開度が
最小以外の状態のときに比べて第1の楕円ギヤを余分に
回転させる必要がある。すなわち、非常に簡単な構成に
よって、スロットルバルブの開度が小さくなった状況の
みギヤの減速比を小さくし得る。
【0012】好ましくは、第1の楕円ギヤと第2の楕円
ギヤの回転中心は、それぞれのギヤの楕円形状の重心か
ら偏心した位置に設けると良い。楕円ギヤの嵌合による
減速比の変化は、楕円が本来有する長径部分と短径部分
の長さ比に応じて決定するが、ギヤの回転中心を偏心さ
せることによって減速比の変化の幅を大きくし得る。
【0013】好ましくは、第1の楕円ギヤと第2の楕円
ギヤの少なくとも一方をセクターギヤとすると良い。ス
ロットルバルブの回転範囲は90°以下に設定されてい
る。つまり、スロットルバルブの全閉時にスロットルバ
ルブが内燃機関の吸気通路に垂直な位置となり、スロッ
トルバルブの全開時に内燃機関の吸気通路に平行な位置
となる、この両位置の回転範囲は90°であり、この回
転角度がスロットルバルブの回転角度の最大値である。
しかしながら、スロットルバルブが吸気通路と垂直とな
ることなく、吸気通路の軸方向に傾いて全閉状態を形成
することが多いので、実際のスロットルバルブの回転範
囲は70°から80°の範囲で設定されることが多い。
このような事情から、スロットルバルブを回動させるた
めに嵌合する楕円ギヤの部位は限られており、第1及び
/又は第2の楕円ギヤを、外周部分のみ楕円に沿った形
状の嵌合部を有する扇型状のギヤとすることで変速ギヤ
機構を小型化し得る。
【0014】より具体的には、ギヤ機構が、駆動手段の
出力軸に固定されたピニオンギヤを有し、第1の楕円ギ
ヤを前記ピニオンギヤに嵌合可能とし、そして第2の楕
円ギヤをスロットルシャフトに固定すると良い。或い
は、ギヤ機構を、駆動手段の出力軸に固定されたピニオ
ンギヤと、ピニオンギヤに嵌合可能な中間ギヤと、中間
ギヤと一体回転し前記中間ギヤと同じ回転中心を有する
第1の楕円ギヤと、スロットルシャフトに固定された第
2の楕円ギヤとを有する構成とすると良い。これらの構
成により、第1の楕円ギヤと第2の楕円ギヤとの嵌合に
より、従動側の第2の楕円ギヤの従動回転する回転速度
を可変とする前の段階で、駆動手段の回転に連動するピ
ニオンギヤと、このピニオンギヤと嵌合する第1の楕円
ギヤ又は中間ギヤとの間で、それぞれのギヤ比に応じた
回転速度の調整をし得る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0016】まず、スロットルバルブ制御装置による制
御の全体的な概略を図1を用いて説明する。
【0017】図1は、スロットルバルブ10と、スロッ
トルバルブ10を駆動するその周辺部材の概略図を示し
ている。
【0018】スロットルバルブ10はスロットルシャフ
ト12に一体的に固定されている。また、スロットルバ
ルブ10は内燃機関18の吸入口16に連通する通路1
4に回動可能に配置されている。本発明に係るギヤ機構
20はスロットルシャフト12に取り付けられており、
直流モータ(DCモータ)22がこのギヤ機構を介して
スロットルシャフト12を回動させることで、スロット
ル弁10が開閉し、内燃機関18へ供給される空気量が
制御される。DCモータ22は、スロットル制御ECU
26にて演算されたデューティ信号により、ドライバ回
路24を介してデューティ駆動される。
【0019】スロットル制御ECU26は、アクセルセ
ンサ28が発する信号Apよりアクセルペダル30の踏
み込み量を検出する。また、スロットル制御ECU26
は、図示しないエンジンECUから内燃機関18での燃
料噴射量や内燃機関18の冷却水温度等の情報も受信
し、これらの情報に基づきスロットルバルブ10の目標
開度を決定する。そして、スロットル制御ECU26で
は、スロットルバルブ10の開度を検出するスロットル
センサ32が発する信号Saを読み込み、目標開度と現
在の開度との偏差を求め、この偏差がなくなるように、
PID制御によるフィードバック制御を行い、モータ2
2に与えるデューティ信号を演算し、このデューティ信
号をドライバ回路24へ供給する役割を果たしている。
【0020】以上、スロットルバルブ制御装置による制
御の全体的な概略を説明した。
【0021】次に、本発明に係るギヤ機構20の具体的
構成について説明する。
【0022】図2は、ギヤ機構20の具体的構成を示す
模式図である。ギヤ機構20の歯車列は図2に示すよう
に、ピニオンギヤ40、中間ギヤ50及びファイナルギ
ヤ70から構成されている。中間ギヤ50は、大径の第
一ギヤ52と、小径の第二ギヤ54と、第一ギヤ52と
第二ギヤ54とを一体に連結する筒部55とを有する。
筒部55は、ボディ(図示せず)に軸支された中間軸5
6に挿入されて、第一ギヤ52と第二ギヤ54とを一体
物として、中間軸56を回転軸として回転可能に保持し
ている。ピニオンギヤ40は、モータ22の出力軸24
に固定されている。ファイナルギヤ70は、2つのボル
ト11a、11bによってスロットルバルブ10と一体
に固定されたスロットルシャフト12の一端に固定され
ている。そしてピニオンギヤ40は中間ギヤ50の第一
ギヤ52と噛合い、ファイナルギヤ70は、中間ギヤ5
0の第二ギヤ54と噛合っている。モータ22の駆動力
は、モータ22の出力軸24を通じてピニオンギヤ40
に伝達され、ギヤの噛合いにより中間ギヤ50の第一ギ
ヤ52に伝達される。第一ギヤ52に伝達された駆動力
は、筒部55により第一ギヤ52に固定される第二ギヤ
54を第一ギヤ52に連動して回転させ、第二ギヤ54
とファイナルギヤ70とのギヤの噛合いによりファイナ
ルギヤ70へ伝達される。これにより、スロットルシャ
フト12が回転駆動され、スロットルシャフト12と一
体となっているスロットルバルブ10が駆動される。
【0023】このようなギヤ機構20において、中間ギ
ヤ50の第二ギヤ54とファイナルギヤ70は、楕円形
状をした変速ギヤ機構を構成している。具体的には、図
2のように、第二ギヤ54の筒部55及びファイナルギ
ヤ70のスロットルシャフト12への取り付け位置は、
夫々のギヤの重心に対して同じ量eだけ偏心して取り付
けられ互いに噛合っている。図2では、第二ギヤ54及
びファイナルギヤ70の噛み合い位置を基準として、第
二ギヤ54の回転中心(中間軸56に挿入される筒部5
5の取り付け位置)までの距離及びファイナルギヤ70
の回転中心(スロットルシャフト12の取り付け位置)
までの距離は、第二ギヤ54の回転中心までの距離が長
い部分と、ファイナルギヤ70の回転中心までの距離が
短い部分とが噛み合っている。この状態を模式的に示し
た図3から明らかなように、スロットルバルブ10は通
路14を閉鎖した状態であり、第二ギヤ54とファイナ
ルギヤ70との減速比が大きくなる。従って、DCモー
タ23によって駆動される第二ギヤ54の回転速度に比
べて、ファイナルギヤ70の回転速度を遅くすることが
でき、スロットルバルブ10の微少な角度調整が可能と
なる。
【0024】また、図3に示す状態から、第二ギヤ54
を中心軸56を回転軸としてDCモータ22の駆動力に
よって時計の回転方向に所定量回転させることで、図4
に示すようにスロットルバルブ10は全開状態となる。
第二ギヤ54及びファイナルギヤ70の噛み合い位置を
基準とした、第二ギヤ54の回転中心までの距離及びフ
ァイナルギヤ70の回転中心までの距離に関し図3と図
4とを対比させることで明らかなように、図3の状態に
比べて図4の状態においては、第二ギヤ54の回転中心
までの距離が短くなっており、ファイナルギヤ70の回
転中心までの距離が長くなっている。従って、図3の状
態に比べて図4の状態においては、第二ギヤ54とファ
イナルギヤ70との減速比が小さくなっている。このこ
とにより、図4に示すようなスロットルバルブ10の開
度が大きい状態においては、DCモータ23によって駆
動される第二ギヤ54の回転速度に比べて、ファイナル
ギヤ70の回転速度を速くすることができ、スロットル
バルブ10の応答性能を向上させることが可能となる。
【0025】よって、このように、第二ギヤ54とファ
イナルギヤ70とを、それぞれ楕円形状のギヤとして、
夫々の重心から偏心させて嵌合させるようにすること
で、スロットルバルブ10の開度に応じてギヤ機構20
の減速比を徐々に変化させることができる。詳しくは、
スロットルバルブ10の開度が小さい開度域において、
スロットルバルブ10をゆっくりとした回転速度で回動
させることができ、スロットルバルブ10の微少な開度
調整を可能とできる。これと共に、スロットルバルブ1
0の開度が大きい開度域においては、スロットルバルブ
10をすばやい回転速度で回動させることができ、スロ
ットルバルブ10の応答性能を向上させることができ
る。
【0026】図5、図6には、第一の実施形態の図3、
図4に対応する本発明の第二の実施形態を示している。
図5、図6の符号は、第一の実施形態と同一の部材につ
いては、第一の実施形態と同一の符号を付与している。
第二の実施形態の特徴は、第二ギヤ58とファイナルギ
ヤ72との形状である。第二ギヤ58とファイナルギヤ
72の形状は、外周部分は図3、図4に示した第二ギヤ
54とファイナルギヤ70と同一な楕円の一部となって
いるが、第二ギヤ58とファイナルギヤ72の形状は扇
形となっている。このことは、スロットルバルブ10の
回動範囲が図5に示した状態から図6に示した状態まで
の90°以下の回転範囲であることから、扇形形状とし
た第二ギヤ58とファイナルギヤ72の外周部分は嵌合
に用いられる部分のみを備えている。従って、第二ギヤ
58、ファイナルギヤ72の重量を軽くすることがで
き、スロットルバルブ制御装置の軽量化を図ることがで
きる。また、第二ギヤ58、ファイナルギヤ72の重量
を軽くなることにより、第二ギヤ58、ファイナルギヤ
72の回転モーメントを抑えることができ、スロットル
バルブ制御装置の応答性を向上させることができる。
【0027】図7乃至図10には、本発明の第三の実施
形態を示している。図7乃至図10の符号は、図2乃至
図4に示した第一の実施形態と同一の部材については、
第一の実施形態と同一の符号を付与している。第三の実
施形態の特徴は、第二ギヤ62とファイナルギヤ74を
備えたギヤ機構21にある。
【0028】図7、図8に示すように、ギヤ機構21の
歯車列は、ピニオンギヤ41、中間ギヤ51及びファイ
ナルギヤ74から構成されている。中間ギヤ51は、大
径の第一ギヤ60と、小径の第二ギヤ62と、第一ギヤ
60と第二ギヤ62とを一体に連結する筒部65を有す
る。筒部65はボディ15に支えられた中間軸64に挿
入されて、第一ギヤ60と第二ギヤ62とを一体物とし
て中間軸64を回転軸として回転可能に保持している。
第一ギヤ60は真円形状であり、図9、図10に示すよ
うに第二ギヤ62は楕円形状で形成され、第一ギヤ60
と第二ギヤ60は共に、ギヤの重心部分(中心)に中間
軸64が貫通することで固定されている。ピニオンギヤ
40は、モータ22の出力軸24に固定されている。フ
ァイナルギヤ74は、2つのボルト11a、11bによ
ってスロットルバルブ10と一体に固定されたスロット
ルシャフト12の一端に固定されている。ファイナルギ
ヤ74は、図9、図10に示すように楕円形状であり、
ギヤの重心部分(中心)にスロットルシャフト12の端
部が挿入することで固定されている。そしてピニオンギ
ヤ40は中間ギヤ51の第一ギヤ60と噛合い、ファイ
ナルギヤ74は、中間ギヤ51の第二ギヤ62と噛合っ
ている。モータ22の駆動力は、モータ22の出力軸2
4を通じてピニオンギヤ40に伝達され、ギヤの噛合い
により中間ギヤ51の第一ギヤ60に伝達される。第一
ギヤ60に伝達された駆動力は、筒部65により第一ギ
ヤ60に固定される第二ギヤ62を第一ギヤ60に連動
して回転させ、第二ギヤ62とファイナルギヤ74ギヤ
の噛合いによりファイナルギヤ74へ伝達される。これ
により、スロットルシャフト12が回転駆動され、スロ
ットルシャフト12と一体となっているスロットルバル
ブ10が駆動される。
【0029】第三の実施の形態においては、第一、第二
の実施形態の如く、第二ギヤ62とファイナルギヤ74
の重心部分で、それぞれ中間軸64、スロットルシャフ
ト12に固定されるので、固定位置を第二ギヤ62とフ
ァイナルギヤ74の重心部分から偏心させるといった生
産上の煩わしさを回避できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成で、低流量時の微少角制御性と、大流量時の
高応答性を両立できるスロットルバルブ制御装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態におけるスロットルバ
ルブ制御装置とその周辺部の概略図である。
【図2】本発明の第一の実施形態におけるギヤ機構の具
体的構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第一の実施形態のスロットルバルブの
全閉状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を示
す概略図である。
【図4】本発明の第一の実施形態のスロットルバルブの
全開状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を示
す概略図である。
【図5】本発明の第二の実施形態のスロットルバルブの
全閉状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を示
す概略図である。
【図6】本発明の第二の実施形態のスロットルバルブの
全開状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を示
す概略図である。
【図7】本発明の第三の実施形態のスロットルバルブの
全閉状態時のギヤ機構の具体的構成を示す模式図であ
る。
【図8】本発明の第二の実施形態のスロットルバルブの
全開状態時のギヤ機構の具体的構成を示す模式図であ
る。
【図9】本発明の第三の実施形態のスロットルバルブの
全閉状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を示
す概略図である。
【図10】本発明の第三の実施形態のスロットルバルブ
の全開状態時の第二ギヤとファイナルギヤの嵌合状態を
示す概略図である。
【符号の説明】
10 スロットルバルブ 12 スロットルシャフト 14 通路(吸気通路) 20、21 ギヤ機構(伝達手段) 22 DCモータ(駆動手段) 24 出力軸 40 ピニオンギヤ 52、60 第一ギヤ(中間ギヤ) 54、58、62 第二ギヤ(第1の楕円ギヤ) 70、72、74 ファイナルギヤ(第2の楕円ギヤ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路内に配置されるスロ
    ットルバルブと、前記スロットルバルブに一体的に設け
    られ前記スロットルバルブを回転可能に軸支するスロッ
    トルシャフトと、前記スロットルバルブを開閉駆動する
    駆動手段と、前記駆動手段の駆動力を前記スロットルシ
    ャフトに伝達する伝達手段とからなるスロットルバルブ
    制御装置において、前記伝達手段は、前記スロットルバ
    ルブの開度が小さいときほど減速比が大きくなるギヤ機
    構を備えていることを特徴とするスロットルバルブ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ギヤ機構は、回転に伴って減速日が変化する一対の
    変速ギヤ機構を備えていることを特徴とするスロットル
    バルブ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記変速ギヤ機構は、前記駆動手段の駆動力の伝達を受
    ける第1の楕円ギヤと、前記スロットルシャフトに連結
    し前記第1の楕円ギヤと嵌合する第2の楕円ギヤとを備
    えていることを特徴とするスロットルバルブ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1の楕円ギヤと前記第2の楕円ギヤの嵌合は、前
    記スロットルバブルの開度が最小となるときに、前記第
    1の楕円ギヤの長径部分が前記第2の楕円ギヤの短径部
    分に嵌合することを特徴とするスロットルバルブ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の楕円ギヤと前記第2の楕円ギヤの回転中心
    は、それぞれの楕円の重心から偏心した位置に設けられ
    ていることを特徴とするスロットルバルブ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1の楕円ギヤと前記第2の楕円ギヤの少なくとも
    一方をセクターギヤとしたことを特徴とするスロットル
    バルブ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至請求項6において、前記ギ
    ヤ機構は、前記駆動手段の出力軸に固定されたピニオン
    ギヤを有し、前記第1の楕円ギヤを前記ピニオンギヤに
    嵌合可能とし、前記第2の楕円ギヤを前記スロットルシ
    ャフトに固定したことを特徴とするスロットルバルブ制
    御装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至請求項6において、前記ギ
    ヤ機構は、前記駆動手段の出力軸に固定されたピニオン
    ギヤと、該ピニオンギヤに嵌合可能な中間ギヤと、該中
    間ギヤと一体回転し前記中間ギヤと同じ回転中心を有す
    る前記第1の楕円ギヤと、前記スロットルシャフトに固
    定された前記第2の楕円ギヤとを有することを特徴とす
    るスロットルバルブ制御装置。
JP11137198A 1998-05-20 1999-05-18 スロットルバルブ制御装置 Pending JP2000038931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11137198A JP2000038931A (ja) 1998-05-20 1999-05-18 スロットルバルブ制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13789198 1998-05-20
JP10-137891 1998-05-20
JP11137198A JP2000038931A (ja) 1998-05-20 1999-05-18 スロットルバルブ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000038931A true JP2000038931A (ja) 2000-02-08

Family

ID=26470603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11137198A Pending JP2000038931A (ja) 1998-05-20 1999-05-18 スロットルバルブ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000038931A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146742A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd レジャービークル
JP2010065659A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Aisin Seiki Co Ltd 吸気制御装置
KR20180084251A (ko) * 2017-01-16 2018-07-25 엘지전자 주식회사 자기 냉각 시스템
CN113513414A (zh) * 2021-06-13 2021-10-19 湖北汽车工业学院 一种圆弧齿条旋转翼片式电子节气门装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146742A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd レジャービークル
JP4515381B2 (ja) * 2005-11-28 2010-07-28 川崎重工業株式会社 レジャービークル
JP2010065659A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Aisin Seiki Co Ltd 吸気制御装置
KR20180084251A (ko) * 2017-01-16 2018-07-25 엘지전자 주식회사 자기 냉각 시스템
KR101893164B1 (ko) 2017-01-16 2018-08-30 엘지전자 주식회사 자기 냉각 시스템
CN113513414A (zh) * 2021-06-13 2021-10-19 湖北汽车工业学院 一种圆弧齿条旋转翼片式电子节气门装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002256894A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2002089295A (ja) 非円形歯車を備えた駆動装置
JP2000038931A (ja) スロットルバルブ制御装置
JP2004143976A (ja) 内燃機関の吸気制御装置,ガソリンエンジンの吸気制御装置
JP2002317658A (ja) 内燃機関用スロットル装置
JP3286233B2 (ja) スロットルバルブ装置
JPH0759900B2 (ja) 内燃機関のスロットル開閉装置
JP2001263098A (ja) スロットル装置
JP2002188464A (ja) 吸気絞り装置
JP2004204784A (ja) 絞り弁装置
JP2501190B2 (ja) 内燃機関用の吸入空気流量制御装置
JP2000297660A (ja) ディーゼルエンジン用吸気流量制御装置
JPH08218904A (ja) 内燃機関における吸気量制御装置
JPS63150438A (ja) 絞り弁制御装置
JPH05141281A (ja) スロツトル弁制御装置
US6626142B2 (en) Intake air rate controlling device for an internal combustion engine
JPH10325341A (ja) 内燃機関用吸気絞り装置
JP2551016B2 (ja) スロットル弁制御装置
JP2002242684A (ja) 吸気渦流発生装置
JP2002256874A (ja) 内燃機関用吸気渦流発生装置
JP3286232B2 (ja) スロットルバルブ装置
JP2002266666A (ja) 内燃機関の吸気絞り装置
JPH0237169A (ja) エンジンの吸気流量制御装置
JPH11119832A (ja) 位置制御装置
JPH08193528A (ja) エンジンの吸気量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070705

A045 Written measure of dismissal of application

Effective date: 20071126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045