JP2007239592A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変圧縮比内燃機関において、圧縮比の変更に伴う可変圧縮比機構の機械的または電気的な作動を有効利用して、前記可変圧縮比内燃機関が搭載される車両の運動性能を向上できる技術を提供する。
【解決手段】シリンダブロック3とクランクケース4とを離反または接近させることにより圧縮比を変更する可変圧縮比機構を備えた内燃機関1を車両50に固定する場合に、シリンダブロック3側を車両50に固定する。そして、車両50の加速度が所定値以上の場合には、圧縮比を通常制御より低く設定する。それにより、高加速時においてクランクケース4の位置をより低くし、車両50全体としての重心の位置をより低くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の圧縮比を変更する機能を有する可変圧縮比内燃機関に関する。
近年、内燃機関の燃費性能や出力性能などを向上させることを目的とした、内燃機関の圧縮比を可変にする技術が提案されている。この種の技術としては、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動可能に連結するとともにその連結部分にカム軸を設け、前記カム軸を回動させてシリンダブロックとクランクケースとを、気筒の軸線方向に相対移動させることで燃焼室の容積を変更し、以て内燃機関の圧縮比を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、コンロッドを2分割し、クランクシャフトに連結された方のコンロッドに所定の揺動中心を中心に揺動可能な揺動部材を連結し、前記揺動中心がカム軸を回転させることによって移動することで燃焼室の容積及びピストンのストロークを変更し、以って内燃機関の圧縮比を変更する技術も提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
ここで、内燃機関の圧縮比を変更する場合には、上記の技術のように、内燃機関における一部の部材を、他の部材に対して相対的に移動させることにより燃焼室の容積を変更したり、ピストンのストロークを変更したりすることが多い。しかし、前記部材の移動は圧縮比の変更だけの目的で行われており、その運動が、それ以外の目的、例えば前記内燃機関が搭載された車両の操縦性や安定性を向上させるために有効に活用されているとは言えなかった。
特開2003−206771号公報 特開2001−317383号公報 特開昭60−230523号公報 特開2005−155507号公報 特開2005−147105号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、可変圧縮比内燃機関において、圧縮比の変更に伴う可変圧縮比機構の作動を有効利用して、前記可変圧縮比内燃機関が搭載される車両の運動性能を向上できる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、可変圧縮比機構を備えた内燃機関において、圧縮比の変更に伴う可変圧縮比機構の作動を利用して前記内燃機関が搭載される車両の操縦性や安定性に関わる制御を行うことを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関の運転状態に応じて前記内燃機関における圧縮比の目標値を決定する圧縮比決定手段と、
前記内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更することによって前記内燃機関における圧縮比を、前記目標値となるように制御する可変圧縮比機構と、
前記可変圧縮比機構の作動と連動して、前記可変圧縮比機構により制御される圧縮比に応じて前記内燃機関が搭載された車両の操縦性および/または安定性に関わる車両パラメ
ータを制御する圧縮比連動車両パラメータ制御手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、前述のように内燃機関の圧縮比を変更する場合には、可変圧縮比機構によって内燃機関の燃焼室の容積や、ピストンのストロークが変更される。この際、内燃機関の一部の部材の位置や姿勢が機械的に変更される。また、当該部材の位置や姿勢を変更するために電気信号の授受が行われる場合が多い。
一方、内燃機関あるいは内燃機関を搭載した車両をより好適に走行可能とするには、上記の圧縮比の制御以外に、車両の操縦性や安定性に関わる車両パラメータの制御を並行して行うことが望ましい場合がある。これに対し、上記の圧縮比の制御に伴う可変圧縮比機構に係る部材の位置や姿勢の変化や、そのために授受される電気信号を用いて前記の車両パラメータの制御を行えば、効率的に車両の操縦性や安定性を向上させることができる。
そこで、本発明においては、内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比機構の機械的または電気的な作動を利用して、前記内燃機関が搭載される車両の操縦性や安定性に関わる車両パラメータを変更することとした。
そうすれば、圧縮比の変更の目的で設けられた可変圧縮比機構を用いて、内燃機関の燃費性能や出力性能などを向上させることに加えて、該内燃機関が搭載された車両の操縦性や安定性を向上させることができ、部品コストの低減や制御の簡便化を図ることができる。
また、本発明においては、前記内燃機関が搭載された車両の操縦性および/または安定性に関わる車両パラメータは、前記車両の重心の位置としてもよい。
ここで、可変圧縮比機構によって圧縮比を変更する際には、前述のように可変圧縮比機構を構成する部材の一部が移動する場合がある。そして、当該部材の質量をある程度大きくすることで、車両全体としての重心の移動を生じさせることができる。一方、車両の操縦性を向上させ、走行安定性を向上させるためには、車両の走行状態に応じた重心の移動が行われることが望ましい。例えば、急加速時や急カーブを高速で曲がる時などには、車両の重心の位置が低い方が望ましい。
そこで、本発明においては、可変圧縮比機構の作動において移動する部材の質量を特に大きく設定することで、この部材の移動を利用して、該可変圧縮比機構が搭載された車両の重心の位置を変更することとした。そうすれば、圧縮比の制御に伴う可変圧縮比機構における部材の変更方向や部材の質量などを適宜設定するだけで、圧縮比の制御を実施できるとともに、効率よく車両の操縦性や安定性を向上させることができる。
また、本発明においては、前記車両には、位置および/または角度によって該車両の空気力学特性が制御される空力部材が備えられ、
前記圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、前記可変圧縮比機構の作動に伴って移動する部材と前記空力部材とを連結し、前記可変圧縮比機構の作動に連動して前記空力部材の位置および/または角度を変更して、前記車両の空気力学特性を制御するようにしてもよい。
すなわち、前記可変圧縮比機構の作動に伴って移動する部材の運動を、車両に備えられた空力部材に伝達して、該空力部材を作動させるような構成をとってもよい。そうすれば、前記可変圧縮比機構の作動を用いて車両の空気力学特性を制御することができ、部品コストの低減や制御の簡便化を図りながら、車両の操縦性や安定性を向上させることができ
る。
空力部材の例としては、フロントスポイラやリヤスポイラを挙げることができる。また、空気力学特性としては、具体的には高速走行時におけるダウンフォースの大きさを例示することができる。
また、本発明においては、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の走行状態に応じて、前記圧縮比決定手段によって決定された圧縮比の目標値を補正する圧縮比補正手段と、
をさらに備えるようにしてもよい。
ここでは、単に可変圧縮比機構の作動を利用して車両の操縦性や安定性に関わる車両パラメータを制御するのではなく、車両の走行状態を検出し、検出された車両の走行状態に応じて車両の操縦性や安定性を制御すべく、積極的に可変圧縮比機構を作動させる。
たとえば、より加速度の大きい走行状態においては、可変圧縮比機構の作動に伴って移動する部材の位置がより低くなり、車両の重心の位置が低くなるように、目標とする圧縮比の値を補正してもよい。また、より高加速の走行状態において、フロントスポイラやリヤスポイラによるダウンフォースがより大きくなるように、目標とする圧縮比の値を補正してもよい。
そうすれば、可変圧縮比機構の作動をより積極的に有効活用し、車両の操縦性や安定性を向上させることができる。ここで、目標とする圧縮比の値をどのように補正するかは、可変圧縮比機構の構成や、可変圧縮比機構の部材とフロントスポイラやリヤスポイラがどのように連結されているかで異なる。
また、上記において前記走行状態検出手段は、前記車両の速度を検出し、
前記圧縮比補正手段は、前記車両の速度が所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値を補正するようにしてもよい。すなわち、前記車両の速度が比較的低速の状態においては、圧縮比の補正は行わず、前記車両の速度が比較的高速になった場合に、前記圧縮比の目標値を補正する。そうすれば、車両における高速の走行状態においては、目標とする圧縮比の値を自動的に補正することができる。
この際の前記圧縮比の目標値の補正量は、予め定められた一定値としてもよいし、補正する際の車両の速度に応じて変化させてもよい。
同様に、本発明においては、前記走行状態検出手段は、前記車両の加速度を検出し、
前記圧縮比補正手段は、前記車両の加速度が所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値補正するようにしてもよいし、前記走行状態検出手段は、前記車両の旋回時のヨーレイトを検出し、前記圧縮比補正手段は、前記車両のヨーレイトが所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値を補正するようにしてもよい。
そうすれば、車両の加速度やヨーレイトなど、車両の操縦性や安定性に与える影響が大きい条件に応じて、圧縮比の目標値を補正することができる。
また、本発明においては、前記可変圧縮比機構は、
前記内燃機関におけるクランク軸が組み付けられたクランクケースと、
前記内燃機関におけるシリンダが形成されるとともに、前記クランクケースに相対移動可能に取り付けられたシリンダブロックと、
前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させること
により前記内燃機関の燃焼室の容積を変更する相対移動手段と、を有し、
前記圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、前記シリンダブロックを前記車両に固定し、前記クランクケースの移動によって、前記車両の重心の位置を変更するようにしてもよい。
すなわちこの場合、前記内燃機関の圧縮比は、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動手段によって相対移動させることによって変更される。そして、圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、シリンダブロック側を車両に固定し、クランクケースの移動によって、車両の重心の位置を変更することとする。そうすれば、重量の重いクランクケースの移動を利用して車両の重心の位置を変更することができるので、より大きく重心の位置を変更することができ、効率的に車両の操縦性や安定性を制御することができる。
またここで、例えば急カーブを高速走行するときには、内燃機関の運転状態は高負荷高回転数の状態となるため、前記圧縮比決定手段によって、ノッキングを抑制すべく圧縮比の目標値は低い値に設定される。そうすると、可変圧縮比機構によってシリンダブロックとクランクケースとが離反するように制御されるので、クランクケースの位置が低くなる。その際に、自動的に車両の重心の位置を低くすることができる。
そうすると、急カーブを高速走行する場合など、車両の走行状態が不安定になる場合に、自動的に車両の操縦性や安定性を向上させることができ、同時にノッキングの発生を抑制することができる。その結果、可変圧縮比内燃機関を搭載した車両の走行性能をより向上させることができる。
そしてこの場合、前記車両の走行状態である速度、加速度またはヨーレイトのうちの少なくとも一つを検出する走行状態検出手段と、
前記検出された走行状態が所定値以上の場合に、前記圧縮比決定手段によって決定された圧縮比の目標値をより低く補正する圧縮比補正手段と、
をさらに備えるようにしてもよい。
そうすれば、車両の速度、加速度、ヨーレイトなどが一定値より大きくなった場合には、圧縮比が、前記圧縮比決定手段により決定された値よりも低く補正されるので、前述のクランクケースの位置をより低くすることができる。そうすると、車両の重心の位置をより低く制御することができる。
従って、車両の走行が不安定になり易い状態において、車両の重心の位置をより低くすることができ、車両の操縦性や安定性をより確実に向上させることができる。
また、上記の制御において、前記走行状態検出手段が検出する加速度は、前記車両の走行方向を含む平面と平行な方向に係る加速度としてもよい。そうすれば、車両の上下振動などによる加速度を除外でき、前記車両の走行に影響を及ぼす方向に係る加速度に応じて、前記圧縮比の目標値を補正することができる。
あるいは、前記加速度は、前記車両の走行方向を含む平面と平行及び垂直な方向に係る加速度の両方を含む加速度としてもよい。その場合には、道路状況も含めた前記車両の走行状態に応じて、前記圧縮比の目標値を補正することができる。
なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。
本発明にあっては、可変圧縮比内燃機関において、圧縮比の変更に伴う可変圧縮比機構の作動を有効利用して、前記可変圧縮比内燃機関が搭載される車両の運動性能を向上させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
以下に説明する内燃機関1は、可変圧縮比内燃機関であり、シリンダ2を有するシリンダブロック3を、ピストンが連結されたクランクケース4に対してシリンダ2の中心軸方向に移動させることによって圧縮比を変更するものである。
先ず、図1を用いて、本実施例に係る可変圧縮比機構の構成について説明する。図1に
示されるように、シリンダブロック3の両側下部に複数の隆起部が形成されており、この各隆起部に軸受収納孔5が形成されている。軸受収納孔5は、円形をしており、シリンダ2の軸方向に対して直角に、かつ複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。軸受収納孔5はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側の軸受収納孔5の一対の軸線は平行である。
クランクケース4には、上述した軸受収納孔5が形成された複数の隆起部の間に位置するように、立壁部が形成されている。各立壁部のクランクケース4外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。また、各立壁部には、ボルト6によって取り付けられるキャップ7が用意されており、キャップ7も半円形の凹部を有している。また、各立壁部にキャップ7を取り付けると、円形のカム収納孔8が形成される。カム収納孔8の形状は、上述した軸受収納孔5と同一である。
複数のカム収納孔8は、軸受収納孔5と同様に、シリンダブロック3をクランクケース4に取り付けたときにシリンダ2の軸方向に対して直角に、且つ、複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。これらの複数のカム収納孔8も、シリンダブロック3の両側に形成されることとなり、片側の複数のカム収納孔8はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側のカム収納孔8の一対の軸線は平行である。また、両側の軸受収納孔5の間の距離と、両側のカム収納孔8との間の距離は同一である。
交互に配置される二列の軸受収納孔5とカム収納孔8には、それぞれカム軸9が挿通される。カム軸9は、図1に示されるように、軸部9aと、軸部9aの中心軸に対して偏心
された状態で軸部9aに固定された正円形のカムプロフィールを有するカム部9bと、カム部9bと同一外形を有し軸部9aに対して回転可能に取り付けられた可動軸受部9cとを有する。そして、カム部9bと可動軸受部9cとが交互に配置されている。一対のカム軸9は鏡像の関係を有している。また、カム軸9の端部には、後述するギア10の取り付け部9dが形成されている。軸部9aの中心軸と取り付け部9dの中心とは偏心しており、カム部9bの中心と取り付け部9dの中心とは一致している。
可動軸受部9cも、軸部9aに対して偏心されておりその偏心量はカム部9bと同一である。また、各カム軸9において、複数のカム部9bの偏心方向は同一である。また、可動軸受部9cの外形は、カム部9bと同一直径の正円であるので、可動軸受部9cを回転させることで、複数のカム部9bの外表面と複数の可動軸受部9cの外側面とを一致させることができる。
各カム軸9の一端にはギア10が取り付けられている。一対のカム軸9の端部に固定された一対のギア10には、それぞれウォームギア11a、11bがかみ合っている。ウォームギア11a、11bは単一のモータ12の一本の出力軸にとりつけられている。ウォームギア11a、11bは、互いに逆方向に回転する螺旋溝を有している。このため、モータ12を回転させると、一対のカム軸9は、ギア10を介して互いに逆方向に回転する。モータ12は、シリンダブロック3に固定されており、シリンダブロック3と一体的に移動する。
次に、上述した構成の内燃機関1において圧縮比を制御する方法について詳しく説明する。図2(a)から図2(c)にシリンダブロック3と、クランクケース4と、これら両者の間に構築されたカム軸9との関係を示した断面図を示す。図2(a)から図2(c)において、軸部9aの中心軸をa、カム部9bの中心をb、可動軸受部9cの中心をcとして示す。図2(a)は、軸部9aの延長線上から見て全てのカム部9b及び可動軸受部9cの外周が一致した状態である。このとき、ここでは一対の軸部9aは、軸受収納孔5及びカム収納孔8の中で外側に位置している。
図2(a)の状態から、モータ12を駆動して軸部9aを矢印方向に回転させると、図2(b)の状態となる。このとき、軸部9aに対して、カム部9bと可動軸受部9cの偏心方向にずれが生じるので、クランクケース4に対してシリンダブロック3を上死点側にスライドさせることができる。そして、そのスライド量は図2(c)のような状態となるまでカム軸9を回転させたときが最大となり、カム部9bや可動軸受部9cの偏心量の2倍となる。カム部9b及び可動軸受部9cは、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で回転し、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で軸部9aの位置が移動するのを許容している。
上述したような機構を用いることによって、シリンダブロック3をクランクケース4に対して、シリンダ2の軸線方向に相対移動させることが可能となり、圧縮比を可変制御することができる。なお、上述の機構は本実施例における可変圧縮比機構を構成する。
次に、図3を用いて上述の内燃機関1の詳細及び、内燃機関1の車両への搭載形態について説明する。図3に示すように、本実施例においては、内燃機関1におけるシリンダブロック3が、マウント22a及び22bを介して車両50に固定されている。そして、内燃機関1にはクランクポジションセンサ16が設けられており機関回転数が取得可能となっている。また、車両50側には、車両50の加速度を検知する加速度センサ17と、運転者から要求される機関負荷が取得可能なアクセルポジションセンサ15とが設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)35が併設されている。このECU35
は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御するユニットである。
ECU35には、クランクポジションセンサ16や、アクセルポジションセンサ15などの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類が電気配線を介して接続され、出力信号がECU35に入力されるようになっている。また、加速度センサ17など車両50の走行状態の制御に係るセンサ類も接続されている。一方、ECU35には、内燃機関1内の図示しない燃料噴射弁等が電気配線を介して接続される他、モータ12が電気配線を介して接続され、ECU35からの指令により内燃機関1の圧縮比が制御されるようになっている。
また、ECU35には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。内燃機関1の圧縮比を、運転状態に応じて、ノッキングが発生しない範囲で高圧縮比側に維持する圧縮比決定ルーチン(説明は省略)も、ECU35のROMに記憶されているプログラムの一つである。なお、上記の圧縮比決定ルーチンを実行するECU35は本実施例における圧縮比決定手段に相当する。
ここで、上記の圧縮比決定ルーチンにおいて内燃機関1の圧縮比が変更される場合には、シリンダブロック3とクランクケース4とが互いに接近または離反することにより、内燃機関1の燃焼室の容積が変更される。一方、車両50の走行中においては、急加速をする場合や急カーブを高速で走行する場合などのように、通常走行の場合と比較してより高い、車両の操縦性および安定性が求められる場合がある。
本実施例では、そのような状況においては、車両の操縦性や安定性を向上させるために車両50の重心の位置をより低くすることにした。しかし、車両50の重心を移動させる機構をそのためだけに設けたのでは、部品コストや制御の容易性の観点から無駄が多い。従って本実施例においては、内燃機関1における圧縮比を変更する際のシリンダブロック3とクランクケース4との相対運動を利用して、車両50の重心を移動させることとした。
すなわち、本実施例では、内燃機関1におけるシリンダブロック4が、マウント22a、22bを介して車両50に固定されている。そして車両50が急加速する場合のように、車両50の実際の加速度が所定値以上に高くなった場合には、圧縮比を、前述の圧縮比決定ルーチンによって決定される圧縮比よりもさらに低下させることとした。
そうすれば、クランクケース4がシリンダブロック3から離反する運動によってクランクケース4の車両50における相対的な位置がより低くなり、車両50全体としての重心の位置を低くすることができる。従って、車両50により高い操縦性や安定性が要求される走行状態において、内燃機関1の可変圧縮比機構を有効利用して、車両50全体としての重心の位置を低くすることができる。
図4には、本実施例に係る圧縮比マップ選択ルーチンを示す。本ルーチンはECU35内のROMに記憶されたプログラムの一つであり、ECU35によって内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。
本ルーチンが実行されると、まずS101において、車両50の加速度が取得される。具体的には加速度センサ17の出力信号をECU35に読み込むことにより取得される。
次にS102において、S101で取得された加速度が切換加速度A0以上かどうかが判定される。ここで切換加速度A0は、車両50の加速度がこれ以上である場合には、圧縮比を通常の圧縮比制御と比較してより低圧縮比側にオフセットさせ、車両50の重心の位置をより低くした方がよいと考えられる加速度であって、予め実験的に求められる。
そして、S102において車両50の加速度がA0以上と判定された場合にはS103に、車両50の加速度がA0より小さいと判定された場合にはS104に進む。
S103の処理では、前述の圧縮比決定ルーチンにおいて内燃機関1の運転状態に対して最適な圧縮比を決定する際に用いられる、内燃機関1の運転状態と圧縮比との関係を格納したマップとして高加速時用マップを選択する。一方、S104においては、内燃機関1の運転状態と圧縮比との関係を格納したマップとして従来マップを選択する。ここで、
高加速時用マップは、従来マップと比較して同じ運転状態に対する圧縮比がより低く設定されている。なお、図5(a)には従来マップのベースとなる運転状態と圧縮比の関係のグラフの例を、図5(b)には高加速時用マップのベースとなる運転状態と圧縮比の関係のグラフの例を示す。S103またはS104の処理が終了すると本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように本実施例においては、車両50の加速度が切換加速度A0以上である場合には、圧縮比を決定するマップを高加速時用マップに切換え、内燃機関1の圧縮比が通常の圧縮比制御と比較してより低圧縮比側に補正されるようにした。そうすれば、車両50の加速度が大きい状況下では、クランクケース4の位置を平均的により低くすることができ、車両50の重心の位置を平均的により低くすることができる。
その結果、可変圧縮比機構を有効活用して、高加速の走行状態における車両50の操縦性や安定性を向上させることができる。
なお、本実施例においては、加速度センサ17によって車両50の加速度が切換加速度A0以上かどうかを判定し、加速度がA0以上である場合に圧縮比をより低く設定することとした。しかし、圧縮比を通常の制御より低く設定するかどうかの判断基準は加速度に限られない。例えば車両50の速度やヨーレイトを検出し、それらが閾値以上かどうかによって圧縮比を通常の制御より低く設定するかどうか判断することにしてもよい。
また、加速度センサ17によって検出される加速度は、車両50の進行方向を含む平面と平行方向に係る加速度としてもよい。そうすれば、道路状況などの誤差を排除し、より正確に、車両50に運転者から要求されている加速度を取得することができる。また、車両50の進行方向を含む平面と平行方向と垂直方向の両方に係る加速度を含んだ加速度とした場合には、道路状況を含んだ車両50の走行状態に基づいて、圧縮比を通常の制御より低く設定するかどうか判断することが可能になる。
上述のように、本実施例においては、車両50の走行状態に応じて、通常の圧縮比制御より圧縮比の設定を低く補正することにより、より積極的に車両50の重心の位置を低くすることした。ここで、車両50の走行状態によらず、通常の圧縮比制御を継続した場合について考える。
この場合でも、従来の圧縮比決定ルーチンによって、高加速時にはノッキングの発生を抑制するために、高加速時でない場合と比較すると圧縮比は低く設定される。従って、上記の構成においてシリンダブロック3をマウント22a、22bを介して車両50に固定すれば、高加速時には、自動的にクランクケース4が車両50に対して相対的に低い位置に移動する。よって、車両50全体の重心の位置を低くすることができる。このことによっても、ノッキングの抑制の効果に加えて、車両50の操縦性や安定性を向上させる効果を期待することができる。
なお、本実施例において、圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、シリンダブロック3をマウント22a、22bを介して車両50に固定した構造を含んで構成される。また、走行状態検出手段は、加速度センサ17を含んで構成される。さらに圧縮比補正手段は、圧縮比マップ選択ルーチンにおけるS102〜S104の処理を実行するECU35を含んで構成される。
次に本発明の実施例2について説明する。本実施例においては、内燃機関1の圧縮比変更時に移動する部材の運動を、車両50の空力部材に伝達し、車両50の走行状態に応じ
て圧縮比を変更することで、車両50の空気力学的観点からの操縦性および/または安定性を向上させる例について説明する。なお、本実施例における内燃機関1の構成については実施例1で図1を用いて説明したものと同等であり、説明は省略する。
図6には、本実施例に係る内燃機関1とその周辺部の構成を示す。本実施例において内燃機関1は、クランクケース4側がマウント22cによって車両50に固定されている。また、シリンダブロック3には、回転軸25cに軸支された第1アーム25aが回転可能に連結されている。また、第1アーム25aの先端には第2アーム25bが回転可能に連結されている。さらに、第2アーム25bの先端は、回転軸27aに軸支されたフロントスポイラ27に回転可能に連結されている。
そして、実施例1と同様に、車両50の加速度が切換加速度A0以上になった場合には、通常の圧縮比制御と比較して低い圧縮比が設定されるようになる。ここで、内燃機関1の圧縮比がより低圧縮比側に設定された場合には、シリンダブロック3の位置が上昇する。そうすると第1アーム25aは回転軸25cの回りに反時計周りに回転する(図6中破線の状態から実線の状態へ)。そうすると、第2アーム25bが図6中下方に移動し、フロントスポイラ27を回転軸27cの回りに回転させ、スポイラ27が車両50の前端下部に露出する(図6中破線の状態から実線の状態へ)。
このように、本実施例においては、可変圧縮比内燃機関1のシリンダブロック3とフロントスポイラ27とを第1アーム25a及び第2アーム25bで連結することにより、内燃機関1の圧縮比の変更に伴うシリンダブロック3の運動をフロントスポイラ27に伝達し、圧縮比の変化とフロントスポイラ27の動きとを連動させるようにした。
そうすれば、内燃機関1の可変圧縮比機構を有効に利用できるとともに、空気力学的な観点から車両50の操縦性や安定性を向上させることができる。
なお、本実施例においては、内燃機関1のクランクケース4を車両50に固定し、圧縮比変更の際のシリンダブロック3の運動をフロントスポイラ27に伝達した。しかし、第燃機関1の車両50への固定方法は実施例1と同様にしてもよい。すなわち、シリンダブロック3側を車両50に固定し、圧縮比の変化に伴ってクランクケース4が移動するように構成し、クランクケース4とフロントスポイラ27とをアームで連結するようにしてもよい。なお、この場合は、クランクケース4が下降した場合にフロントスポイラ27が露出するように両者をアームで連結する。
そうすれば、車両50の加速度が切換加速度A0以上である場合に、車両50の重心の位置を低くするとともに、フロントスポイラ27を露出させることができ、より確実に車両50の操縦性や安定性を向上させることができる。
また、本実施例においては、シリンダブロック3とフロントスポイラ27とを連結し、圧縮比を低下させた場合にフロントスポイラ27が露出するように構成したが、同様に図示しないリヤスポイラのウィングとシリンダブロック3とを連結し、圧縮比を低下させた場合にリヤスポイラのウィングの角度をよりダウンフォースが大きくなるように変化させてもよいことはもちろんである。
さらに、本実施例においては、シリンダブロック4とフロントスポイラ27とを機械的に連結することによって、圧縮比を低下させた場合にフロントスポイラ27が露出するように構成したが、この連結を電気的なものにしてもよい。例えば、フロントスポイラ27は図示しない駆動モータで電気的に露出、収納されるように構成し、圧縮比変更の際のモータ12への印加信号をフロントスポイラ27の駆動モータにも印加するようにしてもよ
い。
なお、本実施例において、圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、シリンダブロック3を第1アーム25a及び第2アーム25bを介してフロントスポイラ27と連結した構造を含んで構成される。
なお、本実施例においては、シリンダブロック3とクランクケース4とが離反または接近することによって圧縮比が変更される可変圧縮比機構を例にとって説明した。これに対し、例えば、コンロッドを2分割し、クランクシャフトに連結された方のコンロッドに所定の揺動中心を中心に揺動可能な揺動部材を連結し、前記揺動中心がカム軸を回転させることによって移動することで燃焼室の容積及びピストンのストロークを変更する可変圧縮比機構に本発明を適用してもよい。その場合は、カム軸の回転運動をフロントスポイラなどの空力部材に伝達するようにしてもよい。
次に本発明の実施例3について簡単に説明する。本実施例における内燃機関1の構成も実施例1で図1を用いて説明したものであるとする。
本実施例においては、運転者によってフットブレーキが踏み込まれたことが検出された際には、通常の圧縮比制御と比較して圧縮比を高圧縮比側に補正する。これにより、よりエンジンブレーキ効果を高めることができ、車両50の制動性を向上させることができる。
本発明の実施例に係る内燃機関の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例に係る内燃機関におけるシリンダブロックがクランクケースに対して相対移動する経過を示す断面図である。 本発明の実施例1に係る内燃機関周辺部及び車両の概略構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る圧縮比マップ選択ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る内燃機関の運転状態と圧縮比との関係を格納したマップを示す図である。図5(a)は従来のマップ、図5(b)は高加速時のマップを示す。 本発明の実施例2に係る内燃機関周辺部及び車両の概略構成を示す図である。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・シリンダ
3・・・シリンダブロック
4・・・クランクケース
9・・・カム軸
10・・・ギア
11a、11b・・・ウォームギア
12・・・モータ
15・・・アクセルポジションセンサ
16・・・クランクポジションセンサ
17・・・加速度センサ
22a、22b、22c・・・マウント
25a・・・第1アーム
25b・・・第2アーム
27・・・フロントスポイラ
35・・・ECU
50・・・車両

Claims (11)

  1. 内燃機関の運転状態に応じて前記内燃機関における圧縮比の目標値を決定する圧縮比決定手段と、
    前記内燃機関の燃焼室の容積および/またはピストンのストロークを変更することによって前記内燃機関における圧縮比を、前記目標値となるように制御する可変圧縮比機構と、
    前記可変圧縮比機構の作動と連動して、前記可変圧縮比機構により制御される圧縮比に応じて前記内燃機関が搭載された車両の操縦性および/または安定性に関わる車両パラメータを制御する圧縮比連動車両パラメータ制御手段と、
    を備えることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 前記内燃機関が搭載された車両の操縦性および/または安定性に関わる車両パラメータは、前記車両の重心の位置であることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
  3. 前記車両には、位置および/または角度によって該車両の空気力学特性が制御される空力部材が備えられ、
    前記圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、前記可変圧縮比機構の作動に伴って移動する部材と前記空力部材とを連結し、前記可変圧縮比機構の作動に連動して前記空力部材の位置および/または角度を変更して、前記車両の空気力学特性を制御することを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
  4. 前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の走行状態に応じて、前記圧縮比決定手段によって決定された圧縮比の目標値を補正する圧縮比補正手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  5. 前記走行状態検出手段は、前記車両の速度を検出し、
    前記圧縮比補正手段は、前記車両の速度が所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値を補正することを特徴とする請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関。
  6. 前記走行状態検出手段は、前記車両の加速度を検出し、
    前記圧縮比補正手段は、前記車両の加速度が所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値を補正することを特徴とする請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関。
  7. 前記走行状態検出手段は、前記車両の旋回時のヨーレイトを検出し、
    前記圧縮比補正手段は、前記車両のヨーレイトが所定値以上の場合に、前記圧縮比の目標値を補正することを特徴とする請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関。
  8. 前記可変圧縮比機構は、
    前記内燃機関におけるクランク軸が組み付けられたクランクケースと、
    前記内燃機関におけるシリンダが形成されるとともに、前記クランクケースに相対移動可能に取り付けられたシリンダブロックと、
    前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させることにより前記内燃機関の燃焼室の容積を変更する相対移動手段と、を有し、
    前記圧縮比連動車両パラメータ制御手段は、前記シリンダブロックを前記車両に固定し、前記クランクケースの移動によって、前記車両の重心の位置を変更することを特徴とする請求項2に記載の可変圧縮比内燃機関。
  9. 前記車両の走行状態である速度、加速度またはヨーレイトのうちの少なくとも一つを検出する走行状態検出手段と、
    前記検出された走行状態が所定値以上の場合に、前記圧縮比決定手段によって決定された圧縮比の目標値をより低く補正する圧縮比補正手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の可変圧縮比内燃機関。
  10. 前記加速度は、前記車両の走行方向を含む平面と平行な方向に係る加速度であることを特徴とする請求項6または9に記載の可変圧縮比内燃機関。
  11. 前記加速度は、前記車両の走行方向を含む平面と平行及び垂直な方向に係る加速度の両方を含む加速度であることを特徴とする請求項6または9に記載の可変圧縮比内燃機関。
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