JP7269412B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、横型ブラインドに関する。
横型ブラインドには、複数枚のスラットをリフティングテープを用いて昇降させるものがある(特許文献1参照)。このような横型ブラインドでは、リフティングテープによってボトムレールを昇降することで、複数枚のスラットが昇降される。
特許第2738483号公報
上述の横型ブラインドでは、ボトムレールが引き上げられたとき、および、ボトムレールが降下されたときの何れの状態においても、意匠性の観点からスラットが整列した状態となることが望まれている。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、スラットの位置ずれによる意匠性の悪化を抑制可能とする横型ブラインドを提供することを目的とする。
上記課題を解決する横型ブラインドは、ヘッドボックスと、昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、前記スラットに配置され、前記ラダーコードが係合されるスラット押さえと、前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、前記スラット押さえに隣接した位置であって、前記スラットの一方の長辺部側に偏倚した位置に形成され、前記リフティングテープが挿通される貫通孔と、を備える。
上記横型ブラインドによれば、スラット押さえにラダーコードが係合されることで、スラットの横ずれを防止することができる。さらに、スラットのなかでスラット押さえに隣接した位置に貫通孔を配置することで、ラダーコードとリフティングテープとを隣接して配置することができる。
上記横型ブラインドにおいて、前記ラダーコードは、前記リフティングテープが挿通される挿通部を備えてもよい。上記横型ブラインドによれば、スラット押さえに隣接した位置にリフティングテープが挿通される貫通孔が設けられているため、リフティングテープを蛇行させることなく直線的に挿通部に挿通できる。
上記横型ブラインドにおいて、前記ラダーコードは、高さ方向に延びる一対の縦糸と、一対の前記縦糸間に亘って設けられる横糸と、を備え、前記挿通部は、前記縦糸に設けられた環状体であってもよい。上記横型ブラインドによれば、リフティングテープを蛇行させることなく直線的に環状体に挿通できる。
上記横型ブラインドにおいて、前記ラダーコードは、高さ方向に延びる一対の縦糸と、一対の前記縦糸間に亘って設けられる複数の横糸と、を備え、前記挿通部は、一対の前記縦糸間に前記高さ方向に並ぶ横糸の間であり、前記リフティングテープは、前記縦糸に沿って延在し、かつ、前記挿通部に前記縦糸の左右方向の一方の側から他方の側に挿通されてもよい。上記横型ブラインドによれば、リフティングテープがラダーコードの縦糸に対して遊動することを抑制することができる。また、リフティングテープによって、ボトムレールに積み上がるスラットがボトムレール上からずれることを抑制できる。
上記横型ブラインドにおいて、前記ヘッドボックスは、前記リフティングテープを巻回する巻取部と、前記巻取部を支持するサポート部材と、を備え、前記サポート部材は、前記巻取部から前記リフティングテープが送り出されるテープ開口部を備え、前記サポート部材には、案内孔を有した案内部材が取り付けられ、前記案内孔は、前記テープ開口部と重なる構成であってもよい。上記横型ブラインドによれば、案内部材が有する案内孔によって、リフティングテープの主面を巻取部の巻取面に即するように案内することができる。
以上のような構成によれば、スラットの位置ずれによる意匠性の悪化を抑制できる。
横型ブラインドの正面構造を示す斜視図。 横型ブラインドを部屋外側から見た背面図。 横型ブラインドを部屋内側から見た正面図。 横型ブラインドの側面図。 ラダーコードとリフティングテープを巻回するドラムが設けられたサポート部材を示す図であり、(a)は上側から見た斜視図、(b)は下側から見た斜視図。 (a)は部屋外側に延在するリフティングテープを巻き取るドラムとガイドローラの位置関係を示す図であり、(b)は部屋内側に延在するリフティングテープを巻き取るドラムとガイドローラの位置関係を示す図。 部屋外側に延在するリフティングテープとラダーコードの固定状態を示す斜視図。 部屋内側に延在するリフティングテープとラダーコードの固定状態を示す斜視図。 (a)は最上段のスラットの平面図であり、(b)は2段目のスラットの平面図であり、(c)は3段目以降のスラットの平面図。 ピコにリフティングテープが挿通した状態を示す斜視図。 (a)は第1貫通孔と第1リフティングテープとの関係を示す要部平面図、(b)はスラットとピコと第1リフティングテープとの関係を示す要部平面図。 部屋外側のスラット押さえを示す斜視図。 部屋内側のスラット押さえを示す斜視図。 スラットが全閉した横型ブラインドの正面図。 スラットが全閉した横型ブラインドの側面図。 リフティングテープをラダーコードの横糸で支持した変形例を示す平面図。 (a)~(c)は、挿通部の変形例を示す図、(a)は、挿通部を凹部で構成した例を示し、(b)は、挿通部を挿通孔とスリットで構成した例を示し、(c)は、一対の案内片で構成した例を示す。 最上段のスラットの第1貫通孔に代えてヘッドボックスのテープ開口部を第1貫通孔と同形状とした変形例を示す斜視図。 最上段のスラットの第1貫通孔に代えて一対のガイドローラを設けた変形例を示す斜視図。 サポート部材に案内部材を取り付ける変形例を示す斜視図。 ヘッドボックスの底面に案内ローラを配置した変形例を示す側面図。 ボトムレールをスラットより幅広にした横型ブラインドの要部断面図。 スラットとラダーコードとリフティングテープの位置関係を示す平面図。 (a)及び(b)は、ボトムレールとテープ案内部材の断面図。 第3リフティングテープを設けた横型ブラインドのスラットとラダーコードとリフティングテープの位置関係を示す平面図。 図25に示す横型ブラインドの要部正面図。 スラットの向きを上下逆にした変形例を示す要部断面図であり、スラットが開いた状態を示す。 スラットの向きを上下逆にした変形例を示す要部断面図であり、スラットが全閉した状態を示す。 部屋内側に延在するリフティングテープをテープ開口部の案内部で案内する変形例を示す図。 第1貫通孔を割愛した横型ブラインドの側面図。
以下、本発明を適用した横型ブラインドについて図面を参照して説明する。図1~図4に示すように、横型ブラインド10は、天井、窓枠、カーテンボックス等の取付部に取り付けられるヘッドボックス11と、日射を遮蔽する複数枚のスラット20と、スラット20をチルト調整可能に支持するラダーコード30と、複数枚のスラット20を昇降するリフティングテープ40とを備えている。更に、横型ブラインド10は、リフティングテープ40を案内する案内部50を備えている。
スラット20は、合成樹脂板、ステンレス等の金属板等により形成され、細長い矩形薄板状に形成され、上面部が円弧状の凸面部となっている。なお、スラット20は、木板で形成してもよい。スラット20は、テープやコードで構成されるラダーコード30やリフティングテープ40などの軟体に比べ剛体で構成されている。複数枚のスラット20は、高さ(昇降)方向(Y)に沿って並び、ヘッドボックス11から吊り下げられたラダーコード30によってチルト調整可能に支持されている。最下段のスラット20の下側には、スラット20とほぼ同じ長さ(X)のボトムレール21が配設されている。ボトムレール21は、複数枚のスラット20が降下した状態に維持する重量部材となる。このボトムレール21は、ほぼスラット20と同じ幅(Z)を有し、ボトムレール21が引き上げられるときには、複数枚のスラット20がボトムレール21の上に積み上げられる。ラダーコード30の先端部は、ボトムレール21に固定されている。更に、ボトムレール21には、ヘッドボックス11から送り出されたリフティングテープ40が固定されている。ヘッドボックス11内には、リフティングテープ40を巻き取る複数のドラムや複数のドラムを同期して回転させる軸体14等が配設されている。ヘッドボックス11には、部屋内側に、スラット20のチルト調整と昇降操作をする操作機構13の一部を構成する操作コード12が巻き出されている。
操作コード12は、複数枚のスラット20が降下した状態で、一方向に引っ張られると、操作機構13のプーリが回転し、リフティングテープ40を巻き取るドラムが回転する。これにより、リフティングテープ40がドラムに巻き取られ、降下した状態にある複数枚のスラット20は、ボトムレール21が上昇することで互いに近接し重ねられるようにして引き上げられる。また、ボトムレール21が引き上げられた状態で、操作コード12が他方向に引っ張られると、ボトムレール21は、その重さによって、当該ボトムレール21が最大でリフティングテープ40の長さ分、降下する。これにより、ラダーコード30で連結された複数枚のスラット20は、ボトムレール21と共に降下する。
図1~図3に示すように、この横型ブラインド10では、ラダーコード30が、複数枚のスラット20の昇降方向と直交する長手方向の両端部近傍に配設されると共に、長手方向の中央部に1本設けられ、合計で3本設けられている。また、リフティングテープ40は、ラダーコード30に沿って3本配設されている。スラット20の長手方向の中央部に位置する1本のリフティングテープ40は、部屋外側に延在し、スラット20の長手方向の両端部近傍に配設される2本のリフティングテープ40は、部屋内側に延在する。以下、部屋外側のリフティングテープを第1リフティングテープ40aとし、部屋内側のリフティングテープを第2リフティングテープ40bとする。
部屋外側の第1リフティングテープ40aの先端部は、ボトムレール21の部屋外側の長辺中央部に、ラダーコード30の縦糸31の先端部と共にテープホルダ22によって固定されている。図4に示すように、部屋内側の2本の第2リフティングテープ40bの先端部は、ボトムレール21の部屋内側の長辺両端部に、ラダーコード30の縦糸31の先端部と共にテープホルダ22によって固定されている。
図1、図3、及び、図4に示すように、ヘッドボックス11には、部屋内側の面に、横型ブラインド10の開閉や昇降操作をする操作機構13が設けられている。この操作機構13は、ハウジング13a内に、プーリ、ギヤボックス、軸体14等を有する。プーリは、環状の操作コード12が架け渡され、ギヤボックスを介してヘッドボックス11の長手方向に延在された軸体14が接続されている。この軸体14は、例えば角軸であり、軸体14に、ラダーコード30及びリフティングテープ40の数に合わせて3つのドラム15が設けられている。リフティングテープ40の巻取機構となる3つのドラム15は、同軸とすることで、同期して回転することができる。すなわち、操作機構13では、3本のリフティングテープ40を同じ速さで巻き取り、又は、送り出すことができる。図5(a)及び(b)に示すように、各ドラム15には、ラダーコード30が接続されると共に、リフティングテープ40を巻き取る巻取部15bが設けられている。そして、各ドラム15は、中心に軸体14が挿通されている。巻取部15bは、円筒状であり、その外周面が巻取面となっており、平坦で薄いリフティングテープ40を捩じれや皺を発生させることなく巻き取る。すなわち、リフティングテープ40は、テープ体の相対する面の一方の主面が巻取面と平行で重なるように巻回される。各ドラム15は、ヘッドボックス11内に設けられたサポート部材16に回転可能に支持されている。
サポート部材16は、軸体14が挿通されたドラム15を凹状の回転支持部16aで回転自在に支持している。また、サポート部材16は、最上段のスラット20に近い側の底面に、ラダーコード30がドラム15から吊り下げられるコード開口部17aとリフティングテープ40が送り出されるテープ開口部17bとが設けられている。コード開口部17aやテープ開口部17bは、サポート部材16がヘッドボックス11内に配置されると、ヘッドボックス11の底面より最上段のスラット20aの側に臨む。コード開口部17aは、サポート部材16の部屋内側の前縁から部屋外側の後縁に亘った長孔で構成されている。コード開口部17aには、ラダーコード30を構成する2本の縦糸31を前後方向の内側に絞る一対の絞り片17cが設けられている。一対の絞り片17cは、絞り片17cでラダーコード30を構成する2本の縦糸31を、その内側に挿通し出口を絞ることで2本の縦糸31がスラット20が巻き上げられたときにドラム15側に戻ることを防止している。また、テープ開口部17bは、部屋外用の第1リフティングテープ40a用の開口部と部屋内用の第2リフティングテープ40bの開口部と2つ設けられ、部品の共通化が図られている。テープ開口部17bは、矩形形状を有しており、短辺の長さがリフティングテープ40の幅とほぼ同じに設定されている。これにより、テープ開口部17bは、巻取部15bにおける巻取面と平行な方向にリフティングテープ40がずれることを規制する。また、スラット20には、横型ブラインドの製品サイズに応じて幅(Z)方向の寸法が異なるスラットが用いられる。例えば、25mm幅のものや35mm幅のスラット20がある。テープ開口部17bは、何れのスラット20が用いられたときでも、巻取部15bからのリフティングテープ40を挿通できる寸法に設定されている。
ところで、リフティングテープ40が巻取部15bに巻回されたとき、その巻量によって巻径が異なり、テープ開口部17bから送り出されるリフティングテープ40の位置が異なってしまう。ここで、図6(a)及び(b)に示すように、ドラム15とテープ開口部17bとの間には、滑車等で構成されたガイドローラ18が設けられている。ガイド部としてのガイドローラ18は、常に、リフティングテープ40に接触する位置に設けられることで、送り出されるリフティングテープ40の第1送出位置Aを一定にする。具体的に、図6(a)に示すように、部屋外側の中央部の第1リフティングテープ40aでは、巻取部15bでの巻量に応じて巻取部15bから送り出す第2送出位置Bがドラム15の径方向に可変する。図6(a)中、点線は、第1リフティングテープ40aの巻量が最小のときであり、実線が最大のときである。そこで、ガイドローラ18は、テープ開口部17bの近傍に設けられ、巻径に拘わらず巻取部15bから送り出された第1リフティングテープ40aに常に一定の張力が加わるように設けられている。これにより、ガイドローラ18は、どれだけ巻取部15bに第1リフティングテープ40aが巻き取られているかにかかわらず、常に、同じ位置である第1送出位置Aから第1リフティングテープ40aをスラット20の方向へ送り出すようにする。すなわち、第1リフティングテープ40aは、ガイドローラ18によってテープ開口部17bやスラット20aの第1貫通孔51に円滑に送出される。テープ開口部17bは、ガイドローラ18によって第1送出位置Aが同じ位置となることで、幅(Z)方向となる長辺の長さを短くし、開口を小さくすることができる。また、第1リフティングテープ40aの第2送出位置B(第1リフティングテープ40aと巻取部15bとが離れる位置)と最上段のスラット20aの第1貫通孔に51とは、離間するように設けられている。また、第1貫通孔51は、ヘッドボックス11に対してピコ33の方向に離間した位置に配置されている。これにより、巻取部15bからの第1リフティングテープ40aの走行路を急激に曲がることなく順次最上段のスラット20aの第1貫通孔に51に案内できるようにしている。
また、図6(b)に示すように、部屋内側の両端部の第2リフティングテープ40bでも、巻取部15bでの巻量に応じて巻取部15bから送り出す第2送出位置Bが径方向に可変する。図6(b)中、点線は、第2リフティングテープ40bの巻量が最小のときを示し、実線が最大のときを示している。そこで、ガイドローラ18は、テープ開口部17bの近傍に設けられ、巻径に拘わらず巻取部15bから送り出された第2リフティングテープ40bに常に一定の張力が加わるように設けられている。これにより、ガイドローラ18は、どれだけ巻取部15bに第2リフティングテープ40bが巻き取られているかにかかわらず、常に、同じ位置である第1送出位置Aから第2リフティングテープ40bをスラット20の方向へ送り出すようにする。
ガイドローラ18は、リフティングテープ40の進入側と送り出し側とのなす角が、鈍角となる位置に配置されてもよいし、鋭角となる位置に配置されていてもよいし、直角となる位置に配置されていてもよい。
図4に示すように、ラダーコード30は、横型ブラインド10の高さ方向に延びる一対の縦糸31と、縦糸31間に亘って設けられる横糸32とを備えている。横糸32は、各スラット20を下側から支持する。なお、横糸32は、上横糸と下横糸とで環状とし、上横糸と下横糸との間にスラット20を通して、スラット20を支持してもよい。
ラダーコード30は、更に、縦糸31に、リフティングテープ40が挿通される挿通部であるピコ33を備えている。ピコ33は、ラダーコード30が編み紐であるときに、縦糸31から糸を引き出して形成した環状体の軟体である。ピコ33は、部屋外側に位置する縦糸31に設けられ、部屋外側に延在する第1リフティングテープ40aが挿通される。これにより、第1リフティングテープ40aは、ピコ33が軟体であることから、スラット20の長さ(X)方向や幅(Z)に多少変位しながらも、ピコ33によって遊動することが抑制され、ラダーコード30の縦糸31に沿うように支持される。リフティングテープ40は、必ずしも全てのピコ33に挿通されている必要はない。
ピコ33は、糸を縦糸31から糸を引き出して環状に形成されており、本実施形態では真円ではなく楕円状に形成される。具体的に、ピコ33は、楕円の長軸がスラットの長さ方向(X)に沿うのではなく、スラット20の長さ方向(X)に交差するような癖を有する。また、長軸が縦糸31に対して交差するような癖を有する。したがって、ヘッドボックス11からスラット20の主面部と平行に送り出されピコ33に挿通される第1リフティングテープ40aは、ピコ33に挿通されると、ピコ33の癖に倣い、捩じれて、スラット20cの主面部に対して垂直な状態となることが多くなる。後述する最上段のスラット20aの第1貫通孔51は、スラット20cの主面部に対して垂直の第1リフティングテープ40aをスラット20aの主面部とほぼ平行な状態に整流する。なお、ここでは、ピコ33は、第1リフティングテープ40aに沿うラダーコード30の部屋外側の縦糸31に設けられており、第2リフティングテープ40bに沿うラダーコード30の部屋内側の縦糸31には設けられていない。
以上のようなラダーコード30は、縦糸31の基端部がドラム15に固定され、先端部がボトムレール21にテープホルダ22によって固定される。図7に示すように、テープホルダ22は、相対する端部に、ボトムレール21の側面部の係合溝21bに係合する係合部22aが設けられている。テープホルダ22は、ボトムレール21の底面部21c側から覆うようにして、係合部22aを係合溝21bに係合させることによって仮止めされ、その後、ねじなどの固定部材によってボトムレール21に固定される。
具体的に、図7に示すように、部屋外側に延在するスラット20の中央部のラダーコード30の縦糸31の先端部は、ボトムレール21の底面部21cにおいて、ボトムレール21とテープホルダ22とで挟み込まれる。そして、縦糸31の先端部は、テープホルダ22がボトムレール21の底面部21cに固定されることによって固定される。また、ボトムレール21とテープホルダ22との間には、ラダーコード30の縦糸31の先端部と共に第1リフティングテープ40aの先端部も挟み込まれ固定される。ラダーコード30の縦糸31と第1リフティングテープ40aは、テープホルダ22の係合部22aの導出用に切り欠かれた切欠部22bから導出される。すなわち、ラダーコード30の縦糸31と第1リフティングテープ40aは、ボトムレール21の側縁部から導出される。
図8に示すように、部屋内側に延在するスラット20の両端部側のラダーコード30の縦糸31の先端部は、ボトムレール21の底面部21cにおいて、ボトムレール21とテープホルダ22とで挟み込まれる。そして、縦糸31の先端部は、テープホルダ22がボトムレール21の底面部21cに固定されることによって固定される。また、ボトムレール21とテープホルダ22との間には、第2リフティングテープ40bの先端部も挟み込まれ固定される。ラダーコード30の縦糸31は、テープホルダ22の係合部22aの導出用に切り欠かれた切欠部22bから導出される。
更に、図8に示すように、ボトムレール21の最下段のスラット20と対向する上面部21aには、部屋内側に延在する2本の第2リフティングテープ40bの引き出し位置をガイドするテープ案内部材24が取り付けられる。このテープ案内部材24は、ボトムレール21の上面部に配置される主面部の相対する端部に、ボトムレール21の側面部と係合する係合部24aが設けられており、相対する係合部24aの間の主面部には、第2リフティングテープ40bが引き出されるガイド孔24bが形成されている。ガイド孔24bは、上面部21aの短辺方向を長辺とする矩形状の開口部であり、ボトムレール21の長辺部に近い短辺で構成された第1ガイド部24cで第2リフティングテープ40bの表面を案内し、上面部21aの短辺方向における引き出し位置を規制する。また、ガイド孔24bの長辺は、第2ガイド部24dを構成し、上面部21aの長手方向における位置ずれを規制する。第2リフティングテープ40bのガイド孔24bからの引き出し位置は、ボトムレール21とほぼ平行な開いた状態にあるスラット20の中で上から3段目以降のスラット20cに設けられた第2貫通孔52の直下に対応する。これにより、第2リフティングテープ40bは、ヘッドボックス11からボトムレール21に亘って真っ直ぐな状態で延在する。特に最下段のスラット20は、第2リフティングテープ40bによって余分な力が加わることが無くなり、円滑に傾動することができる。
以上のように、1本の第1リフティングテープ40aは、ボトムレール21の第1長辺部25a側から導出され、2本の第2リフティングテープ40bは、ボトムレール21の他方の第2長辺部25b側から導出される。これにより、ボトムレール21は、第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bとによって両側から3か所で支持され、部屋内側である前側や部屋外側である後側、すなわち前後方向に傾くこともなく、安定した状態で、昇降される。
図9に示すように、各スラット20は、細長い矩形薄板状に形成され、一方の面が円弧状の凸面部で構成され、他方の面が凹面部で構成されている。そして、図9(a)に示すように、最上段のスラット20aは、部屋外側に位置する一方の第1長辺部25aの中央部に、案内部50となる第1貫通孔51が形成されている。この第1貫通孔51には、部屋外側に延在する第1リフティングテープ40aが挿通される。第1貫通孔51は、第1リフティングテープ40aの横断面形状より若干大きな矩形状の貫通孔であって、第1リフティングテープ40aがスラット20aの主面部とほぼ平行で、ドラム15の巻取部15bの巻取面に即して巻き取られるように整流する。第1貫通孔51は、ピコ33の位置よりもスラット20aの長辺部25a,25b間の中心を通り、かつ、長辺部25a,25bに対して平行な中心線Oの方向に備えられる。そして、第1貫通孔51の長辺が長辺部25a,25bと平行となるように形成されている。また、最上段のスラット20aの部屋内側の第2長辺部25bには、貫通孔は何も形成されない。第1貫通孔51は、スラット20aに打ち抜きによって容易に形成することができる。
また、図9(b)に示すように、上から2段目のスラット20bは、部屋内側の第2長辺部25bと部屋外側の第1長辺部25aの何れにも貫通孔は形成されていない。
更に、図9(c)に示すように、上から3段目以降のスラット20cは、部屋内側に位置する第2長辺部25bの両端部側に、第2貫通孔52が形成されている。これら第2貫通孔52には、部屋内側に延在する第2リフティングテープ40bが挿通される。第2貫通孔52は、第2リフティングテープ40bの横断面形状より若干大きな矩形状の貫通孔であって、第2リフティングテープ40bがスラット20cの主面部とほぼ平行で、ドラムの巻取部15bの巻取面に即して巻き取られるように整流する。そして、上から3段目以降のスラット20cは、部屋外側に位置する第1長辺部25aには貫通孔は何も形成されない。第2貫通孔52は、スラット20cに打ち抜きによって容易に形成することができる。第2貫通孔52は、ヘッドボックス11からガイドローラ18によって案内された第2リフティングテープ40bの垂下位置に配置される。
図11(a)に示すように、第1貫通孔51は、横断面形状より若干大きな矩形状の貫通孔であって、スラット20aの幅(Z)方向を短辺とし、スラット20aの長さ(X)を長辺としている。第1貫通孔51の長辺の間の長辺間隔51aは、第1貫通孔51に挿通された第1リフティングテープ40aのスラット20aの幅(Z)方向の変位を規制する。また、第1貫通孔51の長辺の間の短辺間隔51bは、スラット20aの長さ(X)方向の変位を規制する。すなわち、第1貫通孔51は、剛体であるスラット20aを穿孔することによって構成されるので、挿通される第1リフティングテープ40aが変位できる範囲を極めて狭い範囲とし、確実に巻取部15bに案内されるようにしている。図11(b)に示すように、これに対して、ピコ33は、軟体である。したがって、ピコ33に挿通される第1リフティングテープ40aは、縦糸31に対してピコ33が変位可能な範囲ではスラット20の長さ(X)方向や幅(Z)に多少変位可能である。第1リフティングテープ40aが変位する範囲は、ピコ33に挿通されている部分よりも第1貫通孔51に挿通されている方が狭くなる。
また、第1貫通孔51は、巻取部15bと離間して位置し、第1リフティングテープ40aの走行路が第1貫通孔51と巻取部15bとの間で極端に折曲しないようにする。
図4に示すように、上から、スラット20a,スラット20b,スラット20cの順番に並べた後、部屋外側に位置する中央部の第1リフティングテープ40aは、基端部がドラム15の巻取部15bに固定される。次いで、ヘッドボックス11のテープ開口部17bから送り出された後、最上段のスラット20aの第1貫通孔51に挿通され、最上段のスラット20aと2段目のスラット20bとの間からスラット20cの外側に送り出される。そして、図10に示すように、3段目以降のスラット20cの部分では、ラダーコード30の縦糸31に沿って延在し、ラダーコード30のピコ33に挿通され、ピコ33が変位可能な範囲を超えて第1リフティングテープ40aが遊動することを抑制する。第1リフティングテープ40aは、全てのピコ33に挿通されている必要はなく、ここでは、上から8番目~10番目のピコ33と、その後5個おきにピコ33に挿通される。このように、第1リフティングテープ40aは、上から複数段のスラット20の位置ではピコ33に挿通されないようにしている。第1リフティングテープ40aはピコ33に挿通されることによって捩じれてしまうが、上から複数段のスラット20の位置ではピコ33に挿通しないようにして、捩じれを緩やかにすることができる。これにより、第1リフティングテープ40aとピコ33との摩擦を小さくすることができる。
また、ボトムレール21の上に隣接して位置する最下段のスラット20cや最下段のスラット20cの上側数段のスラット20cの位置に対応するピコ33にも、第1リフティングテープ40aは挿通されていない。これにより、ピコ33に挿通された第1リフティングテープ40aの捩じれは、テープ案内部材24のガイド孔24bに進入するまでの間に緩やかに戻すことができる。
上から複数段のスラット20の位置ではピコ33に挿通されないといっても、8番目~10番目のピコ33は、第1貫通孔51に挿通された第1リフティングテープ40aが最初に挿通される挿通部である。このため、これらの3つのピコ33は、これ以降のピコ33と比較して、第1リフティングテープ40aとの摩擦抵抗も大きく、この摩擦抵抗によってピコ33を構成する糸が切断するおそれがある。そこで、第1貫通孔51に挿通された第1リフティングテープ40aが最初に挿通される部分では、複数、ここでは3個のピコ33に第1リフティングテープ40aを挿通するようにしている。これにより、仮に、1~2個のピコ33が破損しても、残ったピコ33で第1リフティングテープ40aの状態を規制することができる。すなわち、破損しなかった残りのピコ33で第1リフティングテープ40aがラダーコード30の縦糸31から離れて遊動してしまうことを抑制することができる。また、第1リフティングテープ40aを上下に並ぶ横糸32の間に挿通することによっても第1リフティングテープ40aの遊動を規制することもできるが、本実施形態では、ピコ33に、第1リフティングテープ40aを挿通して、第1リフティングテープ40aが横糸32を摩擦等で切断してしまうおそれを抑制している。そして、部屋外に延在する第1リフティングテープ40aの先端部は、ボトムレール21の中央部にテープホルダ22で固定される。
また、図4に示すように、部屋内側の両端部の第2リフティングテープ40bは、基端部がドラム15の巻取部15bに固定される。次いで、ヘッドボックス11のテープ開口部17bから最上段のスラット20aと2段目のスラット20bの外側を通り、2段目のスラット20bと3段目のスラット20cの間から3段目のスラット20cの第2貫通孔52に挿通される。以降、この第2リフティングテープ40bは、第2貫通孔52に挿通され、先端部がボトムレール21の両端部側にテープホルダ22で固定される。このとき、図8に示したように、第2リフティングテープ40bは、ボトムレール21の上面部21aに取り付けられたテープ案内部材24のガイド孔24bから引き出される。したがって、第2リフティングテープ40bは、ボトムレール21のテープ案内部材24のガイド孔24bからテープ開口部17bに至るまでの間において、真っ直ぐな状態で第2貫通孔52に挿通される。
図12及び図13に示すように、最上段のスラット20aには、3本のラダーコード30の縦糸31が延在する位置に、スラット押さえ23が設けられている。また、上から2段目のスラット20bにも、スラット20bの両側のラダーコード30の縦糸31の延在する位置に、スラット押さえ23が設けられている。スラット押さえ23は、長辺部25a,25bにおいて、ラダーコード30の横糸32が係合することで、スラット20a,20bが横ずれを抑制する。また、スラット押さえ23は、スラット20a,20bの長辺部25a,25bの縁部に縦糸31が繰り返し接触して、縦糸31が摩耗し切断してしまうことを抑制する。更に、スラット押さえ23は、縦糸31からスラットに加わる荷重を緩和することで、スラットが変形することを抑制する。更に、スラット押さえ23は、縦糸31とスラット20との摩擦抵抗を低減し、最上段のスラット20aに他のスラットが追従して円滑に傾動できるようにする。このスラット押さえ23は、3段目以降のスラット20cに設けても、同様な効果を得ることができる。スラット押さえ23は、縦糸31が係合される。
そして、スラット押さえ23に隣接して第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bとが配置される。すなわち、スラット押さえ23が配置されると、スラット20におけるスラット押さえ23の取付位置には、第1貫通孔51や第2貫通孔52が形成できなくなる。第1貫通孔51や第2貫通孔52は、スラット押さえ23に隣接して設けられる。結果として、ラダーコード30の縦糸31と第1リフティングテープ40aおよび第2リフティングテープ40bは隣接して配置される。そして、縦糸31のピコ33には、第1リフティングテープ40aを蛇行させることなく直線的に挿通できるようになる。また、第2リフティングテープ40bは、第2貫通孔52が設けられる位置が上下方向に揃い、第2貫通孔52に真っ直ぐな状態で挿通することができる。
次に、以上のように構成された横型ブラインド10の操作方法について説明する。図14及び図15に示すように、操作コード12が一方向に引っ張られると、ラダーコード30の縦糸31の一方が下がり他方が上がることで、全てのスラット20が一方向に傾動し、日射を遮る全閉状態となる。この場合、部屋外側において、各スラット20の部屋外側の第1長辺部25aは、下側を向く。一般に、日射は、窓を介して上方から照射される。この際、互いに隣接するスラット20とスラット20の間の隙間は、部屋外側から部屋内側にかけて下から上に傾斜したものとなる。したがって、隙間の部屋外側の開口端は、下側を向き、日射が進入しにくいものとなっており、遮光性を高める構成となっている。
このとき、互いに隣接するスラット20は、長辺部25a,25b同士が重なる。例えば、最上段のスラット20aに形成された、部屋外側の第1長辺部25a寄りの第1貫通孔51は、下側となり、上から2段目のスラット20bの上側に位置する部屋内側の第2長辺部25bと重なり遮蔽される。また、3段目以降に形成された第2貫通孔52にあっても、隣接する上から2段目のスラット20bや4段目以降のスラット20cの部屋外側の第1長辺部25aに遮蔽される。例えば、3段目のスラット20cの第2貫通孔52は、上側に位置し、上から2段目のスラット20bの下側に位置する第1長辺部25aに遮蔽される。4段目以降のスラット20cに形成された第2貫通孔52も、上側に位置し、上側に隣接するスラット20cの下側の第1長辺部25aに遮蔽される。かくして、第1貫通孔51と第2貫通孔52は、操作コード12が一方向に引っ張られ、全閉状態となったとき、隣接するスラット20の長辺部に遮蔽される。横型ブラインド10は、スラット20の全閉状態において、第1貫通孔51や第2貫通孔52が遮蔽されることで遮光性を高められている。
なお、横型ブラインド10は、操作コード12を他方向に引っ張ることで、スラット20の傾きを、図14及び図15とは逆向きにし逆全閉とすることもできる。この場合、上から3段目のスラット20cの第2貫通孔52は、下側に位置し、上から4段目のスラット20bの上側に位置する第1長辺部25aに遮蔽される。但し、第1貫通孔51については、上側に位置し、更にその上にスラット20が無いことから、遮蔽されることはない。この場合にも、第1貫通孔51は、ヘッドボックス11の影になって、入射する日射を少なくすることができる。
ここで、図14及び図15に示すように、スラット20を全閉の状態にするとき、部屋外側の第1リフティングテープ40aは、最上段のスラット20aの第1貫通孔51に挿通されているだけであり、部屋内側の第2リフティングテープ40bは、最上段のスラット20aに挿通されていない。したがって、操作コード12を一方向に引っ張って図15に示すように最上段のスラット20aを傾動するときにも、スラット20aは、傾動方向とは逆向きである部屋内側の第2リフティングテープ40bの引っ張り力Fを受けることが無くなる。したがって、最上段のスラット20aは、操作コード12の操作に従って円滑に傾動することができる。
また、上から2段目のスラット20bにあっては、貫通孔が設けられておらず、第1リフティングテープ40aの負荷が湾曲したスラット20bの円弧状の凸面部にも加わらないようになっている。また、上述の引っ張り力Fも加わらない。したがって、円滑にスラット20cを傾動することができる。また、上から3段目以降のスラット20cについても、第1リフティングテープ40aの負荷が湾曲したスラット20bの円弧状の凸面部にも加わらず、円滑にスラット20cを傾動することができる。
ボトムレール21を引き上げる場合、リフティングテープ40は、ドラム15の巻取部15bに巻回される。部屋外側の第1リフティングテープ40aは、ドラム15の巻取部15bに巻回される手前で、最上段のスラット20aの第1貫通孔51を通過することで、スラット20aの主面部とほぼ平行で、ガイドローラ18のガイド面や巻取部15bの巻取面に即した状態に整流される。第1リフティングテープ40aは、最上段のスラット20aから所定距離離れた段のスラット20cの近傍において、ピコ33を挿通しているため、ピコ33の形状に倣って捩じれ、スラット20cの主面部に対して垂直状態となることが多い。第1リフティングテープ40aは、捩じれたままの状態で巻取部15bに巻回されると、捩じれて重複した分、巻径が大きくなり、同軸の複数の巻取部15bで、同じ量のリフティングテープを同じ速度で巻き取ることができなくなってしまう。更に、第1リフティングテープ40aは、捩じれた状態で巻回されることで、折り目等がついて一層捩じれやすくなってしまう。この点、第1貫通孔51は、第1リフティングテープ40aがピコ33に挿通された部分よりヘッドボックス11寄りのドラム15に巻き取られる直前で第1リフティングテープ40aの状態をスラット20aの主面部とほぼ平行で、ガイドローラ18のガイド面や巻取部15bの巻取面に即した状態に整える。これにより、第1リフティングテープ40aは、捩じれることなく巻取部15bに巻き取られる。
部屋内側の第2リフティングテープ40bについても、第1貫通孔51が形成されたスラット20aより下側の上から3段目のスラット20cまで第2貫通孔52に挿通され、状態がスラット20cの主面部とほぼ平行で、ガイドローラ18のガイド面や巻取部15bの巻取面に即した状態に矯正されている。したがって、第2リフティングテープ40bについても、ドラム15の巻取部15bに捩じれることなく巻き取られる。すなわち、第1リフティングテープ40aも第2リフティングテープ40bも捩じれなくドラム15に巻回される。したがって、3つのドラム15は、3本のリフティングテープ40a,40bを同じ速さで同じ量を巻き取ることができ、スラット20が巻取時に、傾くことを防止できる。
以上のような横型ブラインド10は、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1)横型ブラインド10は、昇降コードを用いるのではなく、リフティングテープ40を用いることで、ドラム15を小型化することができる。更に、ヘッドボックス11を小型化することができる。また、全高の長い横型ブラインドに用いても、ドラム15やヘッドボックス11が大型化することを抑制することができる。
(2)部屋外側の第1リフティングテープ40aをドラム15に巻き取るときには、ピコ33に挿通された部分よりヘッドボックス11寄りとなるドラム15の直前で、第1リフティングテープ40aを、最上段のスラット20aの第1貫通孔51によって、巻取部15bの巻取面に即した状態に整える。したがって、ドラム15は、第1リフティングテープ40aを捩じれることなくドラム15の巻取部15bに巻回することができる。
(3)部屋内側の第2リフティングテープ40bについても、上から3段目のスラット20cまで第2貫通孔52によって巻取部15bの巻取面に即した状態に整えられるので、捩じれることなくドラム15の巻取部15bに巻回することができる。
(4)最上段のスラット20aは、第1貫通孔51に第1リフティングテープ40aが挿通されているだけで、部屋内側の第2リフティングテープ40bが挿通する第2貫通孔52は形成されていない。したがって、最上段のスラット20aを、円滑に操作コード12の操作に従って傾動することができる。
(5)部屋外側の第1リフティングテープ40aは、最上段のスラット20aの第1貫通孔51に挿通されるだけで、それより下段は、スラット20bやスラット20cの外側を通っている。したがって、第1リフティングテープ40aは、全閉状態のときに、各スラット20の湾曲した円弧状の凸面部に接触し余分な負荷を加えることが無くなり、円滑にスラット20を傾動することができる。
(6)最上段のスラット20aは、第1貫通孔51に第1リフティングテープ40aが挿通しているので、スラット20aの横ずれを防止することができる。
(7)3段目以降のスラット20cについても、第2貫通孔52に第2リフティングテープ40bが挿通しているので、スラット20cの横ずれを防止することができる。
(8)上から2段目のスラット20bについては、スラット20bに設けられたスラット押さえ23にラダーコード30の横糸32が係合されることで、スラット20bの横ずれを防止することができる。
(9)最上段のスラット20aや上から2段目のスラット20bに設けられたスラット押さえ23は、縦糸31とスラット20a,20bとが繰り返し直接接触することを防ぎ、縦糸31が断線することを抑制することができる。また、それ以外のスラット押さえ23についても、縦糸31とスラット20aとが繰り返し接触することを防ぎ、縦糸31が断線することを抑制することができる。更に、スラット押さえ23は、縦糸31とスラット20との摩擦抵抗を低減し、最上段のスラット20a,20bに他のスラットが追従して円滑に傾動できるようにする。
なお、以上のような横型ブラインド10は、更に、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図16に示すように、リフティングテープ40は、ラダーコード30の縦糸31に設けられたピコ33に挿通しなくてもよい。すなわち、スラット20の外側において、ラダーコード30の2本の横糸32の間にリフティングテープ40を挿通する。この場合、2本の横糸32とスラット20の側縁で囲まれた領域がリフティングテープ40挿通される挿通部となる。このような構成によっても、第2リフティングテープ40bは、2本の横糸32とスラット20の側縁で囲み、支持することができる。この場合、ラダーコード30からピコ33を割愛することができる。
・挿通部としてのピコ33は、糸で構成した軟体のほか、剛体としての樹脂成型された環状体を縦糸31に一体的に設けて構成してもよい。また、環状体としては、剛体としての金属製であってもよい。この場合、剛体の環状体は、環状体の取付端を接着剤でラダーコード30の縦糸31に接着したり、ラダーコード30の縦糸31に縫い込むことにより、ラダーコード30と一体化することができる。
また、挿通部としては、スラット20cと一体的に設けてもよい。図17(a)に示すように、挿通部は、環状ではなく、スラット20cの部屋外側の第1長辺部25aに、第1リフティングテープ40aに対応する幅を有した凹部34で構成することもできる。これにより、第1リフティングテープ40aは、凹部34に係合することで、スラット20cに対する長手方向の位置が規制される。
図17(b)に示すように、挿通部は、第1長辺部25aから短辺方向に切り込むスリット35aと、スリット35aと連続して第1リフティングテープ40aが挿通される挿通孔35bとで構成してもよい。この場合、スリット35aは、第1リフティングテープ40aとほぼ同じ厚さを有し、挿通孔35bは、例えば横断面形状より若干大きな矩形状の貫通孔で構成される。これにより、第1リフティングテープ40aは、スリット35aから挿通孔35bに挿入することができる。第1リフティングテープ40aは、挿通孔35bに係合することで、スラット20cに対する長手方向の位置が規制される。また、第1リフティングテープ40aは、スリット35aが極めて細いので、挿通孔35bからスリット35aを介して抜けることを抑制できる。
図17(c)に示すように、挿通部は、第1長辺部25aから突出した一対の案内片36で構成してもよい。この場合、一対の案内片36の間隔は、第1リフティングテープ40aに対応する幅を有する。第1リフティングテープ40aは、一対の案内片36の間に配置されることで、スラット20cに対する長手方向の位置が規制される。
・最上段のスラット20aは、第1貫通孔51を割愛し、構成を簡素化してもよい。この場合、図18に示すように、ドラム15からのテープ開口部17bを案内部とし、第1貫通孔51と同形状とする。テープ開口部17bも剛体で構成されることになる。これにより、ドラム15の巻取部15bには、第1リフティングテープ40aが捩じれることなく巻き取られる。なお、第2リフティングテープ40bのテープ開口部17bも第1貫通孔51と同形状としてもよい。また、テープ開口部17bを、第1貫通孔51と同形状とした上で、さらに最上段のスラット20cにも第1貫通孔51を設けるようにし、合計で2つにしてもよい。さらに、スラット20bなどに第1貫通孔51を設けるようにしてもよい。このように、案内部は、巻取部15bと挿通部であるピコ33との間に複数設けることもできる。
・図19に示すように、テープ開口部17bの近傍において、第1リフティングテープ40aを、一対のガイドローラ53で挟み込んで、第1リフティングテープ40aの状態を整えるようにしてもよい。一対のガイドローラ53は、剛体で構成され、例えばサポート部材16における最上段のスラット20に近い側の底面に備えられる。また、ガイドローラ53を設けた上で、さらに最上段のスラット20cにも第1貫通孔51を設けるようにし、合計で2つにしてもよい。さらに、スラット20bなどに第1貫通孔51を設けるようにしてもよい。このように、案内部は、巻取部15bと挿通部であるピコ33との間に複数設けることもできる。
・また、スラット20には、横型ブラインドの製品サイズに応じて幅(Z)方向の寸法が異なるスラットが用いられる。図20に示すように、そこで、矩形形状のテープ開口部17bは、短辺の長さがリフティングテープ40の幅とほぼ同じに設定され、長辺がほぼ幅(Z)方向の全体に亘る長さを有している。サポート部材16の底面におけるテープ開口部17bと隣接する位置には、案内部材62が取り付けられる取付溝61が2つ並んで設けられている。各取付溝61には、取付溝61に挿入されサポート部材16の底面に取り付けられる取付部63と取付部63から突出し案内孔64が形成された案内突部65とを備えている。案内孔64は、第1貫通孔51と同じように形成され、剛体で構成されている。そして、案内孔64は、案内突部65におけるスラット20の幅に応じて最適な位置に形成されている。取付部63が取付溝61に挿入されると、取付部63の端面形成されたピン66が、ピン66と対峙する位置に形成された取付孔に圧入される。これにより、案内部材62は、取付溝61に固定されることになる。このような案内部材62を用いた場合にも、スラット20aの第1貫通孔51に代わる案内部を設けることができる。そして、剛体で構成された案内孔64を設けることができる。勿論、スラット20aに第1貫通孔51を形成し、更に案内孔64を設けるようにしてもよい。このような構成によっても。案内部を、巻取部15bと挿通部であるピコ33との間に複数設けることができる。
・図21に示すように、ヘッドボックス11の底面あるいはサポート部材16の底面には、案内部となる案内ローラ70を配置してもよい。剛体である案内ローラ70は、ヘッドボックス11の底面あるいはサポート部材16の取付片71に回転可能に取り付けられる。このような案内ローラ70に加えて、スラット20aに第1貫通孔51を設けてよいことは勿論である。
・スラット押さえ23は、何れの段のスラット20に設けてもよい。これにより、ラダーコード30の縦糸31の縦糸31が直接スラット20に接触して摩耗切断することを抑制することができる。また、縦糸31とスラット20との摩擦抵抗を低減し、スラット20が追従して円滑に傾動できるようにする。
・スラット押さえ23に代えて、スラット20の長辺部にリフティングテープ40が係合する凹状の切欠部を形成してもよい。特に、上から2段目のスラット20bは、2本のリフティングテープ40の何れも挿通しておらず、スラット押さえ23がスラット20bの横ずれ防止に重要な機能を持つ。この2段目のスラット20bのスラット押さえ23に代えて切欠部としてもよい。これにより、部品点数を削減することができる。
・以上の横型ブラインド10は、3本のリフティングテープ40を3本のラダーコード30の縦糸31に沿うように配置した場合を説明したが、リフティングテープ40の本数とラダーコード30の本数はこれに限定されるものではない。例えば、ラダーコード30を4本でリフティングテープ40を4本としてもよいし、横長の横型ブラインドでは、ラダーコード30を7本としてリフティングテープ40を4本としてもよい。更に、ラダーコード30を5本とし、リフティングテープ40を3本としてもよい。
・第1貫通孔51を最上段のスラット20aの部屋内側に設けて、第2貫通孔52を3段目以降のスラット20cの部屋外側に設けるようにしてもよい。
・第1貫通孔51は、上段側のスラット20であれば、2段目のスラット20bや3段目のスラット20cに設けてもよい。すなわち、第1貫通孔51は、ドラム15に巻き取られるリフティングテープ40の状態がスラット20の主面部とほぼ平行となるように整えることができる上段側のスラット20に設けられていればよい。また、第1貫通孔51を設けるスラット20の枚数は、複数枚であってもよい。
・上から2段目のスラット20bは、割愛してもよい。この場合、第1貫通孔51が形成されたスラット20aと第2貫通孔52が形成されたスラット20cとが隣接する。スラット20を全閉の状態にすると、第1貫通孔51が設けられた第1長辺部25aは、第2貫通孔52が設けられたスラット20cの第2長辺部25bとが重なる。第1貫通孔51は、長辺部の中央部に設けられ、第2貫通孔52は、長辺部の両端部側に設けられているので、第1長辺部25aと第2長辺部25bとが重なっても、第1貫通孔51と第2貫通孔52との位置が一致することはない。したがって、第1貫通孔51と第2貫通孔52とが重なって漏光することを防止することができる。
ところで、横長の大きい横型ブラインドの場合には、上述のように、ラダーコード30の数も3本より増え、リフティングテープ40の数も3本より増える。それに合わせて、ボトムレール21もスラット20と同じ長いものが用いられる。図22中点線で示すように、ボトムレール21は、スラットと同じ長さ(X)と幅(Z)の形状を有したものが用いられている。この場合、ボトムレール21は、長くなる分、重くなり、自重で、中央部が弓なりに湾曲して撓む傾向がある。ボトムレール21を撓んだ状態で引き上げるときには、ボトムレール21が部屋内側又は部屋外側に傾いてしまう。そして、ボトムレール21に積み上がる複数枚のスラット20も、薄く変形しやすいことから、ボトムレール21の撓み形状に倣って湾曲してしまう。すると、図22中点線で示すように、ボトムレール21に積み上がった複数枚のスラット20がボトムレール21からこぼれるようにして膨らんでしまう。部屋内側に膨らんだときには、ユーザから目に付く部屋内側の面の意匠が悪くなってしまう。
図22及び図23の例では、横長の大きい横型ブラインドにつき、ラダーコード30を5本用い、リフティングテープ40を4本用いている。具体的に、図23の例は、3段目以降のスラット20cの領域には、部屋外側に2本の第1リフティングテープ40aが延在されている。また、部屋内側の両端には、2本の第2リフティングテープ40bが延在されている。そして、ボトムレール21には、スラット20の長辺部25a,25bの間の幅W1より広い幅W2を有するものを使用し、強度を高めるようにしている。ここでは、例えば、W1が25mmであり、W2が35mmである。これにより、ボトムレール21は、ボトムレール21を構成する鋼材が幅広で、また、厚くなる分、強度が高まり、自重で撓みにくくなる。これにより、ボトムレール21を引き上げるときボトムレール21の傾きも抑制され、ボトムレール21に積み上がる複数枚のスラット20は、ボトムレール21からこぼれるようにして膨らむことなく、真っ直ぐに積み上がる。
また、第1リフティングテープ40aを2本使用しているので、最上段のスラット20aには、2本の第1リフティングテープ40aに対応して、2つの第1貫通孔51が形成されており、2本の第1リフティングテープ40aは、2つの第1貫通孔51に張力が加わった状態で挿通されている。また、第1リフティングテープ40aは、ピコ33に挿通されている。更に、ここでは、第1リフティングテープ40aもテープ案内部材24によって垂下位置が規制されている。更に、第1リフティングテープ40aの左右方向(長さ(X)方向)の外側に位置する第2リフティングテープ40bは、3段目のスラット20c以降の第2貫通孔52に挿通される。テープ案内部材24によって垂下位置が規制された第2リフティングテープ40bは、張力が加わった状態で第2貫通孔52に挿通されている。以上のように、第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bとは、共に、テープ案内部材24によって垂下位置が規制された状態で張力が加わっている。したがって、第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bとは、積み上がるスラット20がボトムレール21からずれようとしても、スラット20の前後方向のずれを規制することができる。
このように、ボトムレール21は、幅広にして強度を上げ撓みにくくし、加えて、スラット20は、垂下位置が規制され張力が加わっている第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bとによって前後方向のずれが規制されている。したがって、例えば、部屋内側において、スラット20の部屋内側の長辺部とボトムレール21の部屋内の長辺部とがほぼ面一となるようにスラット20がボトムレール21に真っ直ぐ積み上がるようになる。これにより、部屋内側の意匠性が悪化することを抑えることができる。なお、第1リフティングテープ40aが挿通されているラダーコード30のピコ33は、部屋内側に寄せられるスラット20に不要な張力を加えないような大きさ(径)に形成されている。
図24(a)及び(b)に示すように、ボトムレール21の上面部21aには、テープ案内部材24が取り付けられ、第2リフティングテープ40bの引き出し位置は、テープ案内部材24のガイド孔24bの大きさによって調整することができる。すなわち、図24(a)に示すように、相対する係合部24aから第2リフティングテープ40bをガイドするガイド孔24bの短辺である第1ガイド部24cまでの距離L1と距離L2を同じにしてもよいし、図24(b)に示すように、距離L1を距離L2より長くするようにしてもよい。ここでは、部屋内側の第2リフティングテープ40bに図24(a)のテープ案内部材24を使用し、部屋外側の第1リフティングテープ40aに図24(b)のテープ案内部材24を使用している。なお、テープ案内部材24は、距離L2を距離L1より長くするようにしてもよい。
図23のボトムレール21には、テープ案内部材24を、第2リフティングテープ40bの引き出し位置だけでなく、第1リフティングテープ40aの引き出し位置にも設けている。これにより、第1リフティングテープ40aが前後方向に移動することを防止することもできる。
また、図22に示したスラット20の膨らみは、図25及び図26に示すように構成することで解決することができる。図25に示すように、この例では、ラダーコード30とリフティングテープ40とを5本ずつ設けている。具体的に、3段目以降のスラット20cの領域には、部屋外側に2本の第1リフティングテープ40aが延在されている。また、部屋内側の両端には、2本の第2リフティングテープ40bが延在されている。更に、部屋内側の中央部には、1本の第3リフティングテープ40cが延在されている。
部屋内側中央部に延在する第3リフティングテープ40cは、ドラム15から重量部材であるボトムレール21とを接続され張力が加わった状態にあるので、図22に示したスラット20の膨らみを押さえ、積み重なるスラット20がずれることを抑制する。ラダーコード30の縦糸31には、ピコ33を設けないようにし、部屋内側の意匠が悪くなることを防止している。
そして、上下に並ぶラダーコード30の横糸32の間を第3リフティングテープ40cが挿通される挿通部35とし、この上下に並ぶ横糸32の間の挿通部35に、第3リフティングテープ40cが挿通される。具体的に、第3リフティングテープ40cは、横糸32の間の挿通部に縦糸31の左右方向(長さ(X)方向)の一方の側から他方の側に挿通されると、複数段、例えば5~7段程度空けた次の挿通部35に、縦糸31の他方の側から一方の側に挿通される。これにより、第3リフティングテープ40cは、ピコ33を用いるまでもなく、スラット20の側縁とラダーコード30の横糸32とによって、意匠を悪くすることなく、遊動することが抑制される。
なお、図25及び図26の例において、ボトムレール21は、第3リフティングテープ40cによってスラット20のずれを抑制することができるので、スラット20の長辺部25a,25bの間の幅W1とほぼ同じもの使用することができる。なお、ボトムレール21には、図22及び図23に示すような幅W1より広い幅W2を有するものを使用し、強度を高めるようにしてもよい。
また、第1リフティングテープ40aについても、ピコ33に通すのではなく、横糸32の間の挿通部35に縦糸31の一方の側から他方の側に挿通し、次の挿通部35に縦糸31の他方の側から一方の側に挿通するようにしてもよい。また、第2リフティングテープ40bについても、第2貫通孔52に通すのではなく、横糸32の間の挿通部35に縦糸31の一方の側から他方の側に挿通し、次の挿通部35に縦糸31の他方の側から一方の側に挿通するようにしてもよい。
・図27及び図28に示すように、スラット20は、上述のスラット20と上下を逆向きにして配置してもよい。なお、図27及び図28では、第1リフティングテープ40a及びラダーコード30は割愛している。この場合、スラット20は、上面部が凹面部となり、下面部が円弧状の凸面部となる。そして、詳細は省略するが、最上段のスラット20aは、部屋内側に位置する第2長辺部25bの中央部に、第1リフティングテープ40aが挿通される第1貫通孔51を形成し、3段目以降のスラット20cは、部屋外側に位置する第1長辺部25aの両端部側に、第2リフティングテープ40bが挿通される第2貫通孔52を形成する。
以上のような横型ブラインドは、操作コード12が一方向に引っ張られると、ラダーコード30の縦糸31の一方が下がり他方が上がることで、全てのスラット20が一方向に傾動し、日射を遮る全閉状態となる。この場合、部屋外側において、各スラット20の部屋外側の第1長辺部25aは、下側を向き、部屋内側の第2長辺部25bは、上側を向く。そして、互いに隣接するスラット20cのうち、下側に隣接するスラット20cの凹面部側の第2長辺部25bは、上側に位置するスラット20cの第2貫通孔52を覆うように重なり、第2貫通孔52を遮蔽する。これにより、第2貫通孔52からの漏光を抑制することができる。また、第2リフティングテープ40bが真っ直ぐ垂下された状態で第2貫通孔52に挿通されているので、スラット20cを円滑に回動させることができる。すなわち、張力が加わっている第2リフティングテープ40bが第2貫通孔52の縁部に当たって回動動作を阻害することを抑制することができる。
・図29に示すように、テープ開口部17bは、長方形形状を有し、ヘッドボックス11の幅方向(Y)に延びる一対の長辺の間隔がリフティングテープ40の幅に対応した長さを有する。これにより、テープ開口部17bを構成する一対の長辺は、リフティングテープ40の幅方向に位置を規制する。テープ開口部17bから送り出されるリフティングテープ40の位置は、その巻量によって、ヘッドボックス11の幅方向(Y)に変化する。テープ開口部17bのヘッドボックス11の長さ方向(X)に延びる短辺は、リフティングテープ40の送り出される送出位置が相対する短辺の間から外れるとき、リフティングテープ40と接触する。リフティングテープ40と接触する短辺は、送出位置が変化する方向におけるガイド部18aとして機能し、例えば円弧面で構成され、リフティングテープ40を案内する。例えば、ボトムレール21が最上位置近くにあり、リフティングテープ40の大部分が巻取部15bに巻き取られ、巻径が最大又はそれに近い状態にあり、送出位置が相対するテープ開口部17bの短辺の間の外側に位置すると、ガイド部18aは、リフティングテープ40と接触し、ヘッドボックス11から垂下するように案内する。このように、テープ開口部17bは、リフティングテープ40の送出位置を、相対する短辺の間に制限することができる。したがって、この例では、テープ開口部17bの短辺がガイド部18aとして機能することから、図6(a)及び(b)に示したガイドローラ18は不要となる。ガイド部18aは、巻取部の巻径に拘わらず、送出位置を一定とするものであってもよい。
・スラット押さえ23は、第1リフティングテープ40aや第2リフティングテープ40bが延在する位置に配置するようにしてもよい。これにより、スラット押さえ23は、ラダーコード30の場合と同様に、第1リフティングテープ40a及び第2リフティングテープ40bとスラット20との摩擦によって摩耗することを抑制することができる。
・ボトムレール21における第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bの固定方法は、特に限定されるものではない。例えば、ボトムレール21の内部において、留め具によって第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bの端部を固定し、ボトムレール21に形成された引出口からリフティングテープを引き出すようにしてもよい。また、ボトムレールの内部または外周を通って第1リフティングテープ40aと第2リフティングテープ40bをスラット20の前後方向に転回するようにし、両端部をドラム15の巻取部15bに固定するようにしてもよい。
・図30に示すように、横型ブラインドにおいて、スラット20aは、第1貫通孔51を設けないようにしてもよい。この場合、ヘッドボックス11から引き出された第1リフティングテープ40aは、上から3段目以降のスラット20cの部分のピコ33に挿通される。上述のように、ピコ33は、楕円の長軸が巻取部15bの巻取面に対して交差するようなスラット20の長さ方向(X)に交差する楕円形状の癖を有する。したがって、ピコ33を挿通する第1リフティングテープ40aは、ピコ33に挿通されると、ピコ33の癖に倣い、捩じれて、スラット20cの主面部に対して垂直な状態となることが多くなる。このような場合であっても、第1リフティングテープ40aが挿通されるピコ33は、ヘッドボックス11からは離れている。したがって、第1リフティングテープ40aの捻じれは、緩やかなものとなり、ピコ33と第1リフティングテープ40aとの摩擦抵抗を小さくすることができる。なお、第2リフティングテープ40bは、三段目以降のスラット20cの第2貫通孔52に挿通される。
・スラット20は、平板で構成されていてもよい。
・横型ブラインドにおいて、スラット20aの第1貫通孔51を部屋内側に位置させ、スラット20cの第2貫通孔52を部屋外側に位置させるようにしてもよい。
・その他、電動ブラインドに適用することも可能である。また、操作部としては、上述のようなループコード式に限定されるものではない。
・横型ブラインドは、内窓と外窓との間に配置するものであってもよい。また、透光性の間仕切りの内部に配置されるものであってもよい。
上記実施形態、及び、その変形例によれば、更に、以下の技術的思想が導き出される。
(付記1)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
前記リフティングテープを巻回する巻取部と、前記リフティングテープを案内するガイド部とを備えた巻取機構とを備え、
前記ガイド部は、前記巻取部から引き出されたリフティングテープと接触して前記リフティングテープを案内する
横型ブラインド。
上記付記1の構成によれば、ガイド部がリフティングテープと接触することでリフティングテープの引き出す位置を案内できる。
(付記2)
上記付記1に記載の横型ブラインドにおいて、前記ガイド部は、前記巻取部における前記リフティングテープの巻径にかかわらず常に接触し、前記リフティングテープが同じ位置から引き出されるようにする。例えば、前記ガイド部は、ガイドローラである。
上記付記2の構成によれば、リフティングテープを、巻回部の巻量にかかわらず、同じ位置から引き出すことができる。
(付記3)
上記付記1に記載の横型ブラインドにおいて、前記リフティングテープの前記巻取部からの送出位置が巻径に応じて移動し、前記送出位置の移動方向において、前記送出位置が前記リフティングテープが引き出されるテープ開口部の範囲を外れるとき、前記ガイド部は、前記巻取部から送り出された前記リフティングテープと接触して前記リフティングテープを案内する。
上記付記3の構成によれば、テープ開口部の範囲を外れるとき、ガイド部で巻取部から送り出されたリフティングテープを案内することができる。
(付記4)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープとを備え、
前記リフティングテープは、前記スラットの一方の長辺部の側に偏倚した位置に設けられた貫通孔に挿通されている
横型ブラインド。
上記付記4の構成によれば、スラットが全閉状態になったときに、隣接するスラットの他方の長辺部で貫通孔を遮蔽することができ、遮光性を高めることができる。
(付記5)
上記付記4に記載の横型ブラインドにおいて、前記貫通孔は、前記ヘッドボックスから送出された前記リフティングテープの垂下位置に配置されている。
上記付記5の構成によれば、スラットは、貫通孔とリフティングテープとの摩擦抵抗が低減され、円滑に傾動することができる。
(付記6)
上記付記4に記載の横型ブラインドにおいて、前記貫通孔は、前記スラットにおいて、部屋内側の長辺部の側に偏倚した位置に設けられている。
(付記7)
上記付記4に記載の横型ブラインドにおいて、前記貫通孔は、最上段のスラットより下のスラットに設けられている。
上記付記7の構成によれば、貫通孔とリフティングテープとの摩擦抵抗が低減され、スラットは、円滑に傾動することができる。
(付記8)
上記付記4に記載の横型ブラインドにおいて、前記スラットは、上側が凹面部で下側が凸面部となるように配置される。
上記付記8の構成によれば、ヘッドボックスより垂下されたリフティングテープが真っ直ぐな状態で貫通孔に挿通され、傾動時の貫通孔とリフティングテープとの摩擦抵抗を低減することができ、円滑にスラットを傾動することができる。また、全閉時に、貫通孔を隣接するスラットの凹面部で覆うことができる。
(付記9)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットの一方の第1長辺部側に延在し、前記スラットを昇降する第1リフティングテープと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットの前記第1長辺部と対向する他方の第2長辺部側に延在し、前記スラットを前記第1リフティングテープと協働して昇降する第2リフティングテープとを備え、
前記スラットは、前記第1長辺部に偏倚して形成された第1貫通孔を有する第1スラットと、前記第2長辺部に偏倚して形成された第2貫通孔を有する第2スラットとを備え、
前記第1リフティングテープは、前記第1貫通孔に挿通され、前記第2リフティングテープは、前記第2貫通孔に挿通される
横型ブラインド。
上記付記9の構成によれば、第1リフティングテープと第2リフティングテープの両方が挿通されるスラットは存在しない。したがって、何れのスラットも、ラダーコードによって、円滑に傾動することができる。
(付記10)
上記付記9に記載の横型ブラインドにおいて、前記第1スラットと前記第2スラットとの間に貫通孔の形成されない第3スラットとをさらに備える。
上記付記10の構成によれば、全閉状態において、第1リフティングテープよる第3スラットに対する負荷を軽減することができる。
(付記11)
上記付記10に記載の横型ブラインドにおいて、前記第3スラットには、スラット押さえが配置され、前記スラット押さえには、前記ラダーコードが係合されている。
上記付記10によれば、第3スラットの横ずれを抑制することができる。
(付記12)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
前記リフティングテープを前記ボトムレールの上面部に案内するテープ案内部材と、
前記スラットの一方の長辺部側に偏倚した位置に形成され、前記リフティングテープが挿通される貫通孔とを備え、
前記リフティングテープは、前記ボトムレールの上面部における前記貫通孔の直下の位置から前記テープ案内部材によって引き出されている
横型ブラインド。
上記付記12の構成によれば、ヘッドボックスとボトムレールの間において、リフティングテープは、ほぼ真っ直ぐな状態となり、スラットを整列した状態に維持することができる。そして、各スラットを追従させて円滑に傾動することができる。
(付記13)
上記付記12に記載の横型ブラインドにおいて、前記テープ案内部材は、前記ボトムレールの上面部において、短手方向における前記リフティングテープの引き出し位置が前記貫通孔の直下となるように案内する第1ガイド部を備える。
上記付記13の構成によれば、第1ガイド部によって、リフティングテープを貫通孔の直下から引き出すことができる。
(付記14)
上記付記13に記載の横型ブラインドにおいて、前記ボトムレールの上面部において、長手方向における前記リフティングテープの引き出し位置を規制する第2ガイド部をさらに備える。
上記付記14の構成によれば、第2ガイド部によって、リフティングテープを貫通孔の直下から引き出すことができる。
(付記15)
ボトムレールの上面部に取り付けられ、ヘッドボックスから垂下されたリフティングテープを案内するテープ案内部材であって、
前記ボトムレールの上面部に配置される主面部と、
前記ボトムレールの相対する長辺部の各々に係合される係合部と、
前記主面部に配置され、前記リフティングテープの位置を案内するガイド孔とを備え、
前記ガイド孔は、前記ボトムレールの上面部における短手方向の位置を案内する第1ガイド部を備える
テープ案内部材。
上記付記15の構成によれば、第1ガイド部によって、リフティングテープを貫通孔の直下から引き出すことができる。
(付記16)
上記付記15に記載のテープ案内部材において、前記ガイド孔は、前記ボトムレールの上面部における長手方向の位置を案内する第2ガイド部をさらに備える。
上記付記16の構成によれば、第2ガイド部によって、リフティングテープを貫通孔の直下から引き出すことができる。
(付記17)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ矩形状をなす複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
前記ラダーコードに沿うように前記リフティングテープが挿通される挿通部とを備え、
前記ラダーコードは、前記昇降方向に延在する一対の縦糸と、前記一対の縦糸間に亘って設けられる横糸とを備え、
前記挿通部は、前記ラダーコードの昇降方向に延在する一対の縦糸間に前記昇降方向に並ぶ横糸の間であり、
前記リフティングテープは、前記縦糸に沿って延在し、かつ、前記挿通部に前記縦糸の左右方向(長さ(X)方向)の一方の側から他方の側に挿通される
横型ブラインド。
上記付記17の構成によれば、リフティングテープがラダーコードの縦糸に対して遊動することを抑制することができる。また、リフティングテープによって、ボトムレールに積み上がるスラットがボトムレール上からずれることを抑制できる。
(付記18)
上記付記17に記載の横型ブラインドにおいて、前記リフティングテープは、部屋内側に配置されている。
上記付記18の構成によれば、リフティングテープによって、ボトムレールに積み上がるスラットがボトムレール上から部屋内側にずれることを抑制できる。
(付記19)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープとを備え、
前記ボトムレールの一方の長辺と他方の長辺との間の幅は、前記スラットの一方の長辺と他方の長辺との間の幅より広い
横型ブラインド。
上記付記19の構成によれば、ボトムレールは、強度が高まる分、自重で撓みにくくなり、ボトムレールを引き上げるときにボトムレールが前後方向に傾くことを抑えることができる。これにより、ボトムレールに積み上がる複数枚のスラットは、ボトムレールからこぼれるようにしてずれることなく、真っ直ぐに積み上がるようになり、意匠性が向上する。
(付記20)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
前記ラダーコードに配置され前記リフティングテープが挿通される挿通部とを備え、
前記リフティングテープは、最上段のスラットより下側の位置において、前記挿通部に挿通される
横型ブラインド。
上記付記20の構成によれば、リフティングテープが挿通部によって捩じれることがあっても、最上段のスラットより下側の位置において挿通部に挿通されることから、捩じれが緩やかなものとなり、挿通部とリフティングテープとの摩擦を小さくすることができる。
(付記21)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープとを備え、
前記リフティングテープは、最上段のスラットより下側のスラットに設けられた貫通孔に挿通されている
横型ブラインド。
上記付記21の構成によれば、リフティングテープとスラットとの摩擦抵抗が小さくなり、円滑にスラットを傾動することができる。
(付記22)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
最下段の前記スラットの下側に位置するボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットの一方の第1長辺部側に延在し、前記ボトムレールを昇降する第1リフティングテープと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットの前記第1長辺部と対向する他方の第2長辺部側に延在し、前記ボトムレールを前記第1リフティングテープと協働して昇降する第2リフティングテープとを備え、
前記第1リフティングテープは、前記ボトムレールにおける前記スラットの一方の第1長辺部側の側縁部から引き出され、前記第2リフティングテープは、前記ボトムレールの上面部における前記スラットの前記第2長辺部側に偏倚した位置から引き出されている
横型ブラインド。
上記付記22の構成によれば、第1リフティングテープと第2リフティングテープによって、ボトムレールをスラットの一方の第1長辺部側の側縁部とスラットの第2長辺部側に偏倚した位置とで支持することができる。
(付記23)
ヘッドボックスと、
昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
前記スラットに配置され、前記ラダーコードが係合されるスラット押さえと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
前記スラット押さえに隣接した位置であって、前記スラットの一方の長辺部側に偏倚した位置に形成され、前記リフティングテープが挿通される貫通孔とを備える
横型ブラインド。
上記付記23の構成によれば、スラット押さえに対して、リフティングテープをずらし、ラダーコードとリフティングテープとを隣接して配置することができる。
(付記24)
上記付記23に記載の横型ブラインドにおいて、前記ラダーコードには、前記リフティングテープが挿通される挿通部が配置される。
上記付記24の構成によれば、ラダーコードに挿通部を配置することで、ラダーコードとリフティングテープとを隣接して配置することができる。
10…横型ブラインド、11…ヘッドボックス、12…操作コード、13…操作機構、13a…ハウジング、14…軸体、15…ドラム、15b…巻取部、16…サポート部材、16a…回転支持部、17a…コード開口部、17b…テープ開口部、17c…絞り片、18…ガイドローラ、18a…ガイド部、20…スラット、20a…最上段のスラット、20b…上から2段目のスラット、20c…上から3段目以降のスラット、21…ボトムレール、21a…上面部、21b…係合溝。21c…底面部、22…テープホルダ、22a…係合部、22b…切欠部、23…スラット押さえ、24…テープ案内部材、24a…係合部、24b…ガイド孔、24c…第1ガイド部、24d…第2ガイド部、25a…部屋外側の第1長辺部、25b…部屋内側の第2長辺部、30…ラダーコード、31…縦糸、32…横糸、33…ピコ、34…凹部、35…挿通部、35a…スリット、35b…挿通孔、36…案内片、40…リフティングテープ、40a…部屋外側の第1リフティングテープ、40b…部屋内側の第2リフティングテープ、40c…第3リフティングテープ、50…案内部、51…第1貫通孔、51a…長辺間隔、51b…短辺間隔、52…第2貫通孔、53…ガイドローラ、61…取付溝、62…案内部材、63…取付部、64…案内孔、65…案内突部、66…ピン、70…案内ローラ、71…取付片。

Claims (5)

  1. ヘッドボックスと、
    昇降方向に沿って並ぶ複数枚のスラットと、
    前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記スラットのそれぞれをチルト調整可能に支持するラダーコードと、
    前記スラットに配置され、前記ラダーコードが係合されるスラット押さえと、
    前記ヘッドボックスから吊り下げられ、ボトムレールを昇降するリフティングテープと、
    前記スラット押さえに隣接した位置であって、前記スラットの一方の長辺部側に偏倚した位置に形成され、前記リフティングテープが挿通される貫通孔と、を備える
    横型ブラインド。
  2. 前記ラダーコードは、前記リフティングテープが挿通される挿通部を備える
    請求項1に記載の横型ブラインド。
  3. 前記ラダーコードは、高さ方向に延びる一対の縦糸と、一対の前記縦糸間に亘って設けられる横糸と、を備え、
    前記挿通部は、前記縦糸に設けられた環状体である
    請求項2に記載の横型ブラインド。
  4. 前記ラダーコードは、高さ方向に延びる一対の縦糸と、一対の前記縦糸間に亘って設けられる複数の横糸と、を備え、
    前記挿通部は、一対の前記縦糸間に前記高さ方向に並ぶ横糸の間であり、
    前記リフティングテープは、前記縦糸に沿って延在し、かつ、前記挿通部に前記縦糸の左右方向の一方の側から他方の側に挿通される
    請求項に記載の横型ブラインド。
  5. 前記ヘッドボックスは、前記リフティングテープを巻回する巻取部と、前記巻取部を支持するサポート部材と、を備え、
    前記サポート部材は、前記巻取部から前記リフティングテープが送り出されるテープ開口部を備え、
    前記サポート部材には、案内孔を有した案内部材が取り付けられ、
    前記案内孔は、前記テープ開口部と重なる
    請求項1ないし4のうち何れか一項に記載の横型ブラインド。
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