JP6419617B2 - ブラインド - Google Patents

ブラインド Download PDF

Info

Publication number
JP6419617B2
JP6419617B2 JP2015060061A JP2015060061A JP6419617B2 JP 6419617 B2 JP6419617 B2 JP 6419617B2 JP 2015060061 A JP2015060061 A JP 2015060061A JP 2015060061 A JP2015060061 A JP 2015060061A JP 6419617 B2 JP6419617 B2 JP 6419617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slat
guide member
cord
notch
lifting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015060061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016180219A (ja
Inventor
匡芳 横山
匡芳 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichibei Co Ltd filed Critical Nichibei Co Ltd
Priority to JP2015060061A priority Critical patent/JP6419617B2/ja
Publication of JP2016180219A publication Critical patent/JP2016180219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419617B2 publication Critical patent/JP6419617B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Blinds (AREA)

Description

本発明は、横型ブラインドに関する。
従来から、スラットに、昇降コードを誘導するための切欠部を設けた横型ブラインドが知られている。
下記特許文献1には、スラットの少なくとも一方の側縁に切欠部が形成されており、切欠部に沿ってラダーコードの前後の垂直コードのうちの一方が配されており、少なくとも一つの昇降コードが、上から少なくとも1段のスラットに関しては、スラットの側縁より外側に位置して垂直コードに沿って配され、それ以外のスラットに関しては、切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するように配されることが開示されている。
また上記特許文献1には、上から少なくとも1段のスラットとラダーコードとを固定するスラットクリップに、スラット外側に位置する環状部が設けられ、少なくとも一つの昇降コードは環状部を挿通した後、下方のスラットの切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通することも開示されている。
これにより、少なくとも最上段のスラットにおいて、昇降コードをスラットの側縁よりも外側に位置するように配することにより、スラットの前後方向中心部からオフセットされた位置に配設される昇降コードがヘッドボックスから垂下されてスラットの切欠部の壁面と垂直コードとの間を挿通するときに、昇降コードの屈曲が小さくなり、昇降コードとラダーコードの中段コードとの干渉が回避されて、昇降時における中段コードの破断を防止することができる。
さらに、スラットクリップに環状部を形成することで、環状部のスラット寄りにラダーコードが位置し、ラダーコードよりもスラットから離れた位置に昇降コードが位置するように配置することができるため、スラットが回転した際に、ヘッドボックスから垂下されて上下方向途中位置にある昇降コードの屈曲が少なくなるため、昇降コードの移動によって中段コードが破断することを防止することができる特徴を有する。
また、横型ブラインドは、スラットの上昇操作を行うと、昇降コードがスラット群の下部に配置されるボトムレールを引き上げ、さらにボトムレールが上方にて隣接するスラットを次々に積層しながら上昇していくことになるが、このときスラットは、ボトムレールによって略水平角度に矯正されて上昇していく。
これにより、スラットが略垂直角度まで回転していた場合でも、スラットは略水平角度に矯正されて上昇していくことになり、上から少なくとも1段のスラットにおいては、スラットの側縁より外側に位置して垂直コードに沿って配されている昇降コードも、上限位置まで上昇していくとスラットの切欠き部に接近し、畳み込み状態では切欠き部内に収容された状態になる。
特開2011−246997号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のブラインドを含む一般的な横型ブラインドにおいては、ラダーテープの垂下位置と昇降コードの垂下位置が必ずしもヘッドボックスの長手方向において一致していない構造のものがある。この場合、ブラインドの昇降高さによって、昇降コードの位置とスラットの切欠部の位置がずれた状態になることがある。
また特許文献1に記載のブラインドでは、スラットクリップに環状部を形成することで昇降コードが左右に移動することが規制され、昇降コードを切欠部に収容しやすくなるが、環状部がスラットの前方側あるいは後方側に突出して見栄えが悪いだけでなく、切欠き部手前においてスラット縁部に引っ掛かり、そのままスラットに昇降コードからの押圧力がかかり、スラットの変形(湾曲)を引き起こす可能性があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、昇降コードをスラットの切欠部に円滑に誘導して収容することが可能なブラインドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るブラインドは、ヘッドボックスと、複数のラダーコードと、複数のスラットと、複数の昇降コードと、誘導部材とを有する。上記ヘッドボックスは、内部に回転軸を有する。上記ラダーコードは、上記ヘッドボックスから垂下され、上記回転軸の回転に連動して傾動可能である。上記スラットは、上記ラダーコードに整列状態で支持され、短手方向の縁部にスラット切欠部を有する。上記昇降コードは、上記ヘッドボックスから垂下され、上記スラットを昇降可能である。また昇降コードは、上記スラットの短手方向の中心部からオフセットされた位置に、上記スラット切欠部に沿って配設される。上記誘導部材は、上記複数のスラットのうち少なくとも1つのスラットの上記縁部に取り付け可能であり、上記スラットの上昇時に、上記昇降コードを上記スラットの短手方向の外側から上記スラット切欠部へ誘導可能な斜面部を有する。
この構成によりブラインドは、スラットの上昇にともなって昇降コードがスラットの縁部に近づいていくと、昇降コードの位置とスラット切欠部の位置がずれていても、スラットの縁部よりも外側に位置する誘導部材の斜面部に昇降コードが当接し、当該斜面部がスラット切欠部内へ昇降コードを誘導していくため、昇降コードをスラットの切欠部に円滑に収容することができる。また、スラットの上昇時における昇降コードのスラットへの押圧力が誘導部材によって吸収され、スラットへ伝達されないため、スラットの横ずれや変形(湾曲)が防止される。
上記誘導部材の少なくとも上記斜面部は、上記スラットの縁部よりも摩擦係数の小さい素材で形成される
これによりブラインドは、スラットの縁部よりも摩擦係数が小さい斜面部によって昇降コードを誘導することで、昇降コードのスラット切欠部内への誘導を円滑化することができ、またスラットの回転(傾動)も円滑化することができる。ここでスラットは例えばアルミニウム製や木製であり、斜面部は樹脂製であるが、これに限られない。
上記誘導部材は、上記スラットに取り付けられて当該スラットと上記ラダーコードとを固定するスラットクリップと一体的に設けられる
これによりブラインドは、誘導部材に、スラットクリップとしての機能と昇降コードを切欠部へ誘導する機能とを併せ持たせることができる。
上記誘導部材は、上記スラット切欠部の形状に沿って上記斜面部から連続的に形成された誘導部材切欠部を有する
これによりブラインドは、誘導部材がスラット切欠部の形状に沿った誘導部材切欠部を有することで、斜面部から誘導部材切欠部を介して昇降コードをスラット切欠部へ円滑に誘導することができる。
上記誘導部材切欠部は、上記スラット切欠部と係合して上記スラットの長手方向への上記誘導部材の移動を規制する係合部を有する
これによりブラインドは、スラットに対する誘導部材の取付位置のずれを防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、昇降コードをスラットの切欠部に円滑に誘導して収容することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
本発明の第1実施形態に係るブラインドの正面図である。 スラットの水平(全開)時における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 スラットの反全閉時における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 上記ブラインドが有する誘導部材の外観を示した斜視図である。 上記誘導部材がスラットに取り付けられた様子を示した斜視図である。 上記誘導部材の外観を示した平面図である。 上記誘導部材がスラットに取り付けられた様子を示した平面図である。 スラットの上昇途中における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 スラットの上昇途中における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 スラットの上昇途中における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 スラットの上昇途中における上記ブラインドの右側面方向の部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係るブラインドが有する誘導部材の外観を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態における誘導部材がスラットに取り付けられた様子を示した斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るブラインドが有する誘導部材の外観を示した斜視図である。 本発明の第3実施形態における誘導部材がスラットに取り付けられた様子を示した斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るブラインドについて説明する。
[ブラインドの構成]
図1は、本実施形態に係るブラインドの、スラットの水平時(全開時)における一部省略正面図である。また図2は、上記ブラインドの、スラットの水平時における右側面方向のA−A部分断面図であり、図3は、上記ブラインドの、スラットの閉時における右側面方向のA−A部分断面図である。図1ではヘッドボックスの内部機構も一部示されている。
これらの図に示すように、ブラインド100は、ヘッドボックス1と、複数のスラット2と、複数のラダーコード3と、複数の昇降コード4と、誘導部材5を有する。
ラダーコード3は、ヘッドボックス1から垂下されており、ラダーコード3によって複数のスラット2が整列状態で支持されている。ラダーコード3の下端は、スラット2の下方に設けられたボトムレール6に連結される。
図2及び図3に示すように、ラダーコード3は、ヘッドボックス1から垂下される前後の垂直コード3aと、上下方向(Y方向)において所定間隔を空けた位置で当該前後の垂直コード3a間に架設される中断コード3bとからなる。当該中断コード3bは、一対の僅かに上下に離れた上下コードからなり、当該上下コード間に上記スラット2が挿入されることでスラット2が支持される。
昇降コード4は、ヘッドボックス1から垂下され、スラット2の短手方向(図1〜3のZ方向)の中心部からオフセットされた前後位置に配設され、その下端はボトムレール6に連結されている。
図1において、昇降コード4は、例えばブラインド100の正面(前)側中央に1本、背面(後)側左右に1本ずつ設けられるが、その数及び位置はこれに限られない。
ヘッドボックス1は、例えばその上面から背面にかけて設けられたブラケット11によって窓枠や壁等の所定面にネジ等により固定される。ヘッドボックスの左右側面には、ヘッドボックスキャップ12が着脱可能に設けられる。
ヘッドボックス1の内部には、上記ラダーコード3及び昇降コード4の各上端が導入される昇降回転装置10が設けられる。当該昇降回転装置10には、ヘッドボックス1内で回転可能な回転軸14が設けられている。
回転軸14は、操作コード7に連結されており、当該操作コード7に対するユーザの操作に連動していずれかの方向に回転可能とされている。
当該昇降回転装置10は、上記回転軸14の他、ドラム受け13と、当該ドラム受け13に上記回転軸14を介して回転可能に支持された回転ドラム15及び昇降ドラム16を有する。
回転ドラム15にはラダーコード3の上端が掛け渡される。ラダーコード3は、操作コード7がユーザに操作されると、回転ドラム15の所定角度範囲の回転に連動して傾動することでスラット2を回転させる。これによりスラット2の傾斜角(スラット2間の開放状態と閉塞状態)が調整される。
昇降ドラム16は、その外周面の一端で昇降コード4の上端と連結されている。操作コード7がユーザに操作されると、昇降ドラム16の外周面上に昇降コード4が巻き取られ、または昇降ドラム16の外周面から昇降コード4が巻き解かれることで、スラット2がボトムレール6上に積層されながら昇降される。
[スラット及び誘導部材の構成]
次に、上記ブラインド100のうちスラット2及びそれに取り付けられる誘導部材5について説明する。
複数のスラット2は、それらの間の開放及び閉塞により、ブラインド100が設置された窓や壁面等において、日射等の外光を室内に導いたり遮蔽したりするための遮蔽材として機能する。スラット2は例えばアルミニウム製であるが、木等の他の素材で製造されても構わない。
なお、上記図3は、スラット2の「反全閉時」を示している。スラットの「反全閉」とは、スラットがその凸面を正面側(室内側)に向けて閉じている状態をいう。これに対して「全閉」とは、スラットがその凸面を背面側(室外側)に向けて閉じている状態をいう。スラットの上下の重なりの関係から、スラットの全閉時には直射を遮ることができるため、ブラインドが日射遮蔽効果を発揮するためには、反全閉状態よりも全閉状態の方が効果的である。
図4は、上記ブラインド100が有する上記誘導部材5の外観を示した斜視図であり、図5は、上記誘導部材5がスラット2に取り付けられた様子を示した斜視図である。また図6は、上記誘導部材5の外観を示した平面図であり、図7は、上記誘導部材5がスラットに取り付けられた様子を示した平面図である。図5及び図7においては、各図の破線楕円で囲んだ部分が拡大されて示されている。
これらの図に示すように、各スラット2は、その短手方向(図1〜3のZ方向)の縁部に切欠部21を有する。図5及び図7に示すように、当該切欠部21は、例えば、矩形状の凹部21aと、当該凹部21aの両解放端から斜め外側へ向かう2つの面取部21bを有する。
当該切欠部21は、各スラット2において、ブラインド100の正面(前)側中央に1つ、背面(後)側左右に1本ずつ設けられる。すなわち、上記昇降コード4は、当該切欠部21の位置に沿って配設されている。もちろん、当該切欠部21の位置及び数はこれに限られない。
誘導部材5は、図1乃至図3に示すように、上記複数のスラット2のうち、上から2段のスラット2の、上記切欠部21が設けられた位置に取り付けられる。本実施形態では、当該誘導部材5は、スラット2とラダーコード3の中段コード3bとを固定するスラットクリップとしても機能する。
図4及び図6に示すように、誘導部材5は、略H字状の形状を有しており、平行な2つの基部51と、当該基部51間を連結する連結部52から構成される。
各基部51の両端には、スラット2の前後の縁部に係合可能な爪部53が設けられる。
また各基部51の中央には、上記スラット2の切欠部21の面取部21bの形状に沿った斜面部54と、当該斜面部54から、上記切欠部21の凹部21aの形状に沿って連続的に形成された誘導部材切欠部55とが形成される。
当該斜面部54は、誘導部材5の取付状態において、スラット2の縁部よりもZ方向に離れた位置から上記切欠部21の位置に亘って形成されている。これにより斜面部54は、スラット2の上昇時において、上記昇降コード4を、上記スラット2の短手方向の外側から切欠部21へ誘導することが可能である。
すなわち、従来の一般的な横型ブラインドにおいては、ラダーコードと昇降コードの各垂下位置がヘッドボックスの長手方向において一致していない構造のものがあり、この場合、ブラインドの昇降高さによって、昇降コードの位置とスラットの切欠部の位置がずれた状態になることがある。そこで本実施形態では、上記誘導部材5に上記斜面部54を設けることで、昇降コード4が切欠部21へ円滑に誘導され収容されることを可能としている。
当該誘導部材5は、例えばアルミニウム製の上記スラット2の縁部よりも摩擦係数の小さい素材(例えば樹脂)で形成される。これにより昇降コード4の切欠部21内への誘導が円滑化されるとともに、誘導部材5に昇降コード4が当接した状態において、スラット2の回転(傾動)も円滑化することができる。
また、図5及び図7に示すように、当該誘導部材切欠部55は、その深さが上記スラット2の切欠部21の凹部21aよりも僅かに小さく形成されており、それにより誘導部材5のスラット2への取付時において、誘導部材切欠部55が凹部21aよりも僅かに手前側(スラット2の短手方向)に位置し、誘導部材5の基部51のうち、誘導部材切欠部55と隣接する上面がスラット2の切欠部21の凹部21aの下から露出するようになっている。
これにより、昇降コード4の切欠部21への収容時において、昇降コード4は切欠部21には直に接触することはなく、誘導部材5の誘導部材切欠部55に接触することになる。したがって、切欠部21に昇降コード4が収容された状態において、スラット2の回転(傾動)が円滑化される。
図2に示すように、スラット2の水平時においては、昇降コード4がスラット2の切欠部21(誘導部材5の誘導部材切欠部55)に収容された状態(同図の2段目のスラット2)となる場合もあれば、収容されていない状態(同図の最上段のスラット2)となる場合もある。また図3に示すように、スラット2の反全閉時においては、スラット2の凹凸形状のために、昇降コード4はスラット2の切欠部21には収容されずそこから離れた位置にある。
しかし、スラット2の上昇時においては、スラット2は上記反全閉時の状態から徐々に積層されながら水平な状態へと回転(傾動)し畳み込まれていく。このとき、昇降コード4にはスラット2の荷重によって大きな張力(スラット2を前後から挟み込むような押圧力)がかかることから、本実施形態では、誘導部材5によって昇降コード4の位置を切欠部21へと誘導することで、当該張力によるスラット2の変形(湾曲)を防いでいる。
[ブラインドの動作]
次に、以上のように構成されたブラインド100の動作について説明する。
図8A、図9A、図10A及び図11Aは、スラット2の上昇途中における上記ブラインド100の右側面方向のA−A部分断面を上昇経過に沿って示した図である。また図8B、図9B、図10B及び図11Bは、上記図8A、図9A、図10A及び図11Aの各状態に対応して、スラット2と昇降コード4の位置関係を示した図である。これらの図では、ラダーコード3については図示を省略している。これらの図において示された昇降コード4のうち、左側の昇降コード4は図1の正面中央に設けられた昇降コードであり、右側の昇降コード4は図1の左側(背面)に設けられた昇降コードである。
これらの図に示すように、スラット2が反全閉状態から徐々に水平状態へと回転しながら上昇していくと、上昇初期においてはスラット2の縁部から離れた位置にあった昇降コード4は、徐々に誘導部材5へと近づいていく。
そして、図9に示すように、昇降コード4が誘導部材5の上記斜面部54へと当接し、さらにスラット2が上昇すると、図10に示すように、昇降コード4が斜面部54を滑りながら切欠部21(誘導部材切欠部55)側へ誘導されていく。
そして、図11に示すように、スラット2が完全に畳み込まれた状態においては、昇降コード4は切欠部21(誘導部材切欠部55)に収容された状態となる。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、ブラインド100は、スラット2の上昇にともなって昇降コード4がスラット2の縁部に近づいていくと、昇降コード4の位置とスラット2の切欠部21の位置がずれていても、誘導部材5の斜面部54により、昇降コード4を切欠部21に円滑に誘導して収容することができる。また、スラット2の上昇時における昇降コード4のスラット2への押圧力が誘導部材5によって吸収され、スラット4へ伝達されないため、スラット4の横ずれや変形(湾曲)が防止される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るブラインドについて説明する。本実施形態以降の実施形態において、上記第1実施形態と同様の機能を有する部分には同一の符号を付す。また、上記第1実施形態と同様の構成となる部分については説明を省略または簡略化する。
図12は、本実施形態に係るブラインド100が有する誘導部材5の外観を示した斜視図であり、図13は、本実施形態における誘導部材5がスラット2に取り付けられた様子を示した斜視図である。
上記第1実施形態では、誘導部材切欠部55は、スラット2の切欠部21の凹部21aよりも僅かに手前側(スラット2の短手方向)に位置し、誘導部材5の基部51のうち、誘導部材切欠部55と隣接する上面が凹部21aの下から露出していた。
本実施形態では、図12及び図13に示すように、誘導部材5には、この誘導部材切欠部55と隣接する基部51の上面から上方(スラット2の主面に垂直な方向)に突出する突出部(係合部)56が設けられる。
図13に示すように、当該突出部56は、スラット2の切欠部21の凹部21aと係合している。これにより、スラット2の長手方向(図1のX方向)への誘導部材5の移動が規制されることで、スラット2に対する誘導部材5の取付位置の横ずれ(スラット2の切欠部21の位置と、誘導部材5の斜面部54及び誘導部材切欠部55の位置とが合致しないこと)が防止される。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るブラインドについて説明する。
図14は、本実施形態に係るブラインド100が有する誘導部材5の外観を示した斜視図であり、図15は、本実施形態における誘導部材5がスラット2に取り付けられた様子を示した斜視図である。
上述の第1及び第2実施形態においては、誘導部材5は、スラット2にラダーコード3の中段コード3bを固定するスラットクリップとして設けられていた。しかし、誘導部材5はスラットクリップとして設けられなくてもよく、昇降コード4を切欠部21へ誘導する目的のみで設けられてもよい。
図14及び図15に示すように、本実施形態における誘導部材5は、上記第1実施形態の誘導部材5のうち一方の基部51のみを取り出した形状を有する。したがって、当該誘導部材5における爪部53、斜面部54及び誘導部材切欠部55の構成も上記第1実施形態と同様である。
また上記第2実施形態と同様に、当該誘導部材5において、スラット2の切欠部21の凹部21aと係合する突出部56が設けられてもよい。
このように本実施形態の誘導部材5によっても、昇降コード4をスラット2の切欠部21へ円滑に誘導することができる。また、本実施形態の誘導部材5によれば、スラット2への誘導部材5の取付作業性も向上する。
<変形例>
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の各実施形態では、誘導部材5の全体が、スラット2よりも摩擦係数の小さい素材(樹脂等)で形成されていた。しかし、誘導部材5の全体がそのような素材で形成される必要は無く、少なくとも斜面部54がそのような素材で形成されていればよい。
上述の各実施形態では、誘導部材5は、複数のスラット2のうち最上段のスラット2とその直下の2段目のスラット2に設けられていた。しかし、スラット2の厚みや幅によって、ある程度の強度が維持できるようであれば、昇降コード4による押圧力が最もかかる最上段のスラット2にのみ誘導部材5が設けられてもよい。
上述の第2実施形態では、スラット2に対する誘導部材5の横ずれを防止するための係合部として突出部56が設けられた。しかし、係合部の態様は当該突出部56に限られない。例えば、誘導部材5の斜面部54に、切欠部21の面取部21bに係合する係合部が設けられても構わない。
1…ヘッドボックス
2…スラット
3…ラダーコード
4…昇降コード
5…誘導部材
14…回転軸
21…切欠部
54…斜面部
55…誘導部材切欠部
56…突出部

Claims (4)

  1. 内部に回転軸を有するヘッドボックスと、
    前記ヘッドボックスから垂下され、前記回転軸の回転に連動して傾動可能な複数のラダーコードと、
    前記ラダーコードに整列状態で支持され、短手方向の縁部にスラット切欠部を有する複数のスラットと、
    前記ヘッドボックスから垂下され、前記スラットを昇降可能であり、前記スラットの短手方向の中心部からオフセットされた位置に、前記スラット切欠部に沿って配設された複数の昇降コードと、
    前記複数のスラットのうち少なくとも1つのスラットの前記縁部に取り付け可能であり、前記スラットの上昇時に、前記昇降コードを前記スラットの短手方向の外側から前記スラット切欠部へ誘導可能な斜面部を有する誘導部材と
    を具備し、
    前記誘導部材の少なくとも前記斜面部は、前記スラットの縁部よりも摩擦係数の小さい素材で形成される
    ブラインド。
  2. 請求項に記載のブラインドであって、
    前記誘導部材は、前記スラットに取り付けられて当該スラットと前記ラダーコードとを固定するスラットクリップと一体的に設けられる
    ブラインド。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載のブラインドであって、
    前記誘導部材は、前記スラット切欠部の形状に沿って前記斜面部から連続的に形成された誘導部材切欠部を有する
    ブラインド。
  4. 請求項に記載のブラインドであって、
    前記誘導部材切欠部は、前記スラット切欠部と係合して前記スラットの長手方向への前記誘導部材の移動を規制する係合部を有する
    ブラインド。
JP2015060061A 2015-03-23 2015-03-23 ブラインド Active JP6419617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060061A JP6419617B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 ブラインド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060061A JP6419617B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 ブラインド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016180219A JP2016180219A (ja) 2016-10-13
JP6419617B2 true JP6419617B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=57132587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015060061A Active JP6419617B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 ブラインド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419617B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7083246B2 (ja) * 2017-12-25 2022-06-10 株式会社ニチベイ 横型ブラインド
JP7210159B2 (ja) * 2018-04-26 2023-01-23 株式会社ニチベイ ブラインド
JP7222762B2 (ja) * 2019-03-15 2023-02-15 株式会社ニチベイ 横型ブラインド
JP7233291B2 (ja) * 2019-04-23 2023-03-06 株式会社ニチベイ ブラインド用スラット固定装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525808Y2 (ja) * 1991-02-20 1997-02-12 立川ブラインド工業株式会社 ブラインドのスラット支持装置
JP5713873B2 (ja) * 2011-11-08 2015-05-07 株式会社ニチベイ 横型ブラインド
JP6058922B2 (ja) * 2012-03-30 2017-01-11 立川ブラインド工業株式会社 横型ブラインド
JP6243138B2 (ja) * 2013-05-08 2017-12-06 立川ブラインド工業株式会社 横型ブラインド
JP6334848B2 (ja) * 2013-05-15 2018-05-30 立川ブラインド工業株式会社 横型ブラインド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016180219A (ja) 2016-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6419617B2 (ja) ブラインド
JP5937296B2 (ja) 横型ブラインド
JP6144306B2 (ja) 横型ブラインド
JP5868578B2 (ja) 横型ブラインド
JP6367595B2 (ja) ブラインド
JPWO2009084624A1 (ja) ブラインド
KR101673490B1 (ko) 전동식 블라인드장치
JP6630529B2 (ja) 横型ブラインド
JP6082088B2 (ja) 横型ブラインド
JPWO2015182642A1 (ja) 横型ブラインド
WO2016084527A1 (ja) 横型ブラインド
JP6948831B2 (ja) 横型ブラインド
KR102113168B1 (ko) 승강줄과 틸팅줄이 양측에 구비된 베네시안 블라인드
JP7210159B2 (ja) ブラインド
JP6572147B2 (ja) 横型ブラインド
JP2019100094A (ja) ブラインド
JP6294154B2 (ja) ブラインド
JP6725252B2 (ja) 横型ブラインド、および、仕切り装置
JP3762901B2 (ja) ヘッドボックス昇降型ブラインド
JP6695824B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP3563655B2 (ja) 日射遮蔽装置のヘッドボックス及び横型ブラインド
JP6487138B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP2021188430A (ja) 遮蔽装置
JP6695733B2 (ja) 案内部材
JPH0440395Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150