JP6630529B2 - 横型ブラインド - Google Patents
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Description
上記横型ブラインドにおいて、前記2つの昇降要素は、1本の紐状部材であってもよい。
上記横型ブラインドにおいて、前記第2昇降部は、前記第1昇降部より昇降要素の本数が多くてもよい。
上記横型ブラインドにおいて、前記貫通孔は、前記横型ブラインドの取付対象において日射が透光する透光領域の外側に位置してもよい。
上記横型ブラインドにおいて、前記第1昇降部と前記第2昇降部とを操作する操作部をさらに備え、前記操作部は、前記スラットの長手方向において、前記貫通孔より中央部側に位置しているようにしてもよい。
図1および図2に示すように、横型ブラインド10は、天井、窓枠、カーテンボックス等の取付部に取り付けられるヘッドボックス11と、日射を遮蔽する複数のスラット12とを備えている。また、横型ブラインド10は、複数のスラット12をチルト調整可能に支持する3本のラダーコード13と、最下段の前記スラット12の下側に位置するボトムレール14と、一端部がボトムレール14に支持される第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとを備えている。そして、スラット12の長手方向の両端部のそれぞれに、第1昇降コード15aとラダーコード13とが配置され、スラット12の長手方向の中央部に、第2昇降コード15bとラダーコード13が配置されている。
(1)図7に示すように、横型ブラインド10は、横方向の幅W1が長くなるほど、ボトムレール14もこれに合わせて長くなる。すると、ボトムレール14は、重くなる分、自重で長手方向の中央部が弓なりに湾曲し撓む。このような場合にあっても、ボトムレール14は、1本ずつの第1昇降コード15aによって長手方向の両端部が吊り上げられ、長手方向の中央部が2本の第2昇降コード15bによって吊り上げられている。そして、2本の第2昇降コード15bは、自重で撓もうとするボトムレール14を、ボトムレール14の短手方向の両側から吊り上げることで、ボトムレール14の中央部が撓むことを抑えることができる。従来は、ボトムレール14の長手方向における昇降コードの本数を増やして、ボトムレール14の撓みを抑制していたが、ここでは、2本の第2昇降コード15bの強度がボトムレール14の長手方向の各端部の第1昇降コード15aの強度より高く設定している。これにより、ボトムレール14の長手方向における昇降コードの本数を増やすことなく、ボトムレール14の撓みを抑制することができる。
(2)図8に示すように、しかも、スラット12に対して部屋内側と部屋外側となるボトムレール14の短手方向の両側縁部には、同じ強度の第2昇降コード15bが延在しているので、昇降時において、ボトムレール14の短手方向のバランスが良くなる。これにより、ボトムレール14が部屋内側又は部屋外側の何れかの方向に傾いてしまうことを抑制することができる。
(5)スラット12の長手方向の両端部の貫通孔22は、カーテンボックス31に設置されたときに、窓枠30の外側に位置する。したがって、貫通孔22から部屋内側への漏光を抑制できる。
〔第2昇降コードを2本に分割した変形例〕
・図10に示すように、スラット12の短手方向の相対する側縁部が、それの長手方向の中央部に凹部である切欠部12aを備え、この切欠部12aが、第2昇降コード15bとの係合によって第2昇降コード15bを案内してもよい。
・この場合、ラダーコード13の縦糸13aは、ピコ13cや環状部材13dを割愛してもよい。
・また、スラット12には、切欠部12aを配置した位置に、スラットとは別部材となる第2昇降コード15bの案内部材を取り付けるようにしてもよい。
・図9に示すように、第2昇降部は、ボトムレール14の短手方向の一方の側縁部から引き出されるコードと、これとは別部材であって、他方の側縁部から引き出されるコードとから構成されてもよい。この場合、2本の第2昇降コード15bのそれぞれの支持端は、ボトムレール14の側縁部に取付孔を形成し、取付孔に挿通され、ボトムレール14内において結び目15cを形成することで取り付けることができる。
・第2昇降コード15bの本数は、2本以上であってもよい。例えば、図11に示すように、スラット12の短手方向の一方の側縁部に配置される第2昇降コード15bを2本とし、スラット12の短手方向の他方の側縁部に配置される第2昇降コード15bもまた2本としてもよい。このように、第2昇降コード15bの合計の本数を第1昇降コード15aの合計の本数より多くすることで、それぞれの第1昇降コード15aの強度より第2昇降コード15bの強度を高めることができる。
なお、第2昇降コード15bは、図5(b)に示すように、スラット12の両側縁部で共通する1本の紐状部材であってもよいし、図9に示すように、スラット12の各側縁部で1本ずつの第2昇降コード15bであってもよい。また、スラット12における一方の側縁部のみに位置する第2昇降コード15bが含まれる構成では、スラット12の短手方向の一方の側縁部に配置される第2昇降コード15bの本数と、スラット12の短手方向の他方の側縁部に配置される第2昇降コード15bの本数とが、互いに異なっていてもよい。なお、スラット12の短手方向の一方の側縁部から引き出される第2昇降コード15bとスラット12の短手方向の他方の側縁部から引き出される第2昇降コード15bとは、強度を同じにするため、互いに同じ本数であることが好ましい。これにより、ボトムレール14が短手方向に対して傾くことを抑えて吊り上げることができる。
このような構成によっても、第1昇降コード15aのそれぞれより第2昇降コード15bの強度が高いので、ボトムレール14の長手方向の中央部の撓み抑えることができる。また、2本の第1昇降コード15aと1本の太い第2昇降コード15bとで、ボトムレール14が傾くことを抑えながら昇降することができる。
・図15に示すように、第2昇降コード15bは、2本の第1昇降コード15aより強度を高くするため、2本で構成してもよい。
・第1昇降コード15aや第2昇降コードは、紐状部材ではなくテープ状部材であってもよい。また、第1昇降コード15aと第2昇降コード15bの何れか一方を紐状部材とし、他方をテープ状部材としてもよい。また、複数本で構成された第1昇降コード15aを紐状部材とテープ状部材とで構成してもよい。さらに、複数本で構成された第2昇降コード15bを紐状部材とテープ状部材とで構成してもよい。
・第2昇降コード15bは、スラット12の長手方向の両端部に配置された第1昇降コード15aの間であれば、スラット12の長手方向の中央部に対して何れか一方の端部の方向にずれていてもよい。
・第2昇降コード15bは、互いに隣り合う第1昇降コード15aの間に、互いに離間して複数本垂下されていてもよい。この場合、スラット12の短手方向の相対する両側縁部のそれぞれに同数の第2昇降コード15bが複数本垂下されていてもよいし、異なる本数の第2昇降コード15bが複数本垂下されていてもよい。
・第2昇降コード15bの遊動の抑制は、ピコ13cや環状部材13dを用いることなく行うこともできる。すなわち、上下に並ぶ横糸13bの間を第2昇降コード15bが挿通される挿通部とし、上下に並ぶ横糸13bの間の挿通部に、第2昇降コード15bが挿通される。具体的に、第2昇降コード15bは、横糸13bの間の挿通部に一方の側から他方の側に挿通されると、複数段、例えば5〜7段程度空けた次の挿通部に他方の側から一方の側に挿通される。これにより、第2昇降コード15bは、ピコ13cや環状部材13dを用いるまでもなく、スラット12の側縁部とラダーコード13の横糸13bとによって、意匠を悪くすることなく、遊動することが抑制される。
・操作部としては、チルトポール18aの先端部にイコライザ18を設けたワンポール式の他、ポールとコードが別々に付き、スラット12の開閉はポールを回して行い、ボトムレール14の昇降は昇降コードを引いて操作するポール式であってもよい。また、このような操作部は、スラット12の貫通孔22より端部側に位置していてもよい。
・横型ブラインド10は、電動モータでボトムレール14を昇降する電動ブライドであってもよい。
Claims (9)
- ヘッドボックスと、
ボトムレールと、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、かつ、前記ボトムレールの長手方向の両端部を昇降可能な状態で支持する第1昇降部と、
前記ヘッドボックスから吊り下げられ、かつ、前記第1昇降部の間で前記ボトムレールを昇降可能な状態で支持する第2昇降部と、
前記ヘッドボックスと前記ボトムレールとの間にて、ラダーコードに支持されて昇降方向に沿って並び、前記ボトムレールの昇降に従って昇降する複数のスラットとを備え、
前記第2昇降部の強度は、前記第1昇降部のそれぞれの強度より高い
横型ブラインド。 - 前記スラットは、長手方向の両端部であって、短手方向の中央部に位置する貫通孔を備え、
前記第1昇降部は、前記貫通孔に挿通された昇降要素を含む
請求項1に記載の横型ブラインド。 - 前記第2昇降部は、前記第1昇降部と同じ強度を有する2つの昇降要素で構成され、
前記2つの昇降要素のうちで一方の昇降要素は、前記スラットの短手方向の一方の側縁部に前記昇降方向に沿って位置し、
他方の昇降要素は前記スラットの短手方向の前記一方の側縁部と対向する他方の側縁部に前記昇降方向に沿って位置する
請求項1又は2に記載の横型ブラインド。 - 前記2つの昇降要素は、前記スラットの長手方向の中央部に位置する
請求項3に記載の横型ブラインド。 - 前記2つの昇降要素は、1本の紐状部材である
請求項3又は4に記載の横型ブラインド。 - 前記第2昇降部は、前記第1昇降部より昇降要素の本数が多い
請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の横型ブラインド。 - 前記第2昇降部は、前記第1昇降部より昇降要素より太い
請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の横型ブラインド。 - 前記貫通孔は、前記横型ブラインドの取付対象において日射が透光する透光領域の外側に位置する
請求項2に記載の横型ブラインド。 - 前記第1昇降部と前記第2昇降部とを操作する操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記スラットの長手方向において、前記貫通孔より中央部側に位置している
請求項2に記載の横型ブラインド。
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