JP6948831B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、横型ブラインドに関する。
横型ブラインドは、窓枠等に取り付けられるヘッドボックスと、ヘッドボックスから吊り下げられたラダーコードと、ラダーコードに支持されて上下方向に配列する複数のスラットと、スラットを昇降させる昇降コードと、を備えている。
このような横型ブラインドにおいて、ラダーコードの個数はスラットの長手方向の長さに応じて設定される。例えば、スラットの長さが短い場合、ラダーコードは、スラットの長手方向の両側を支持する2つの第1ラダーコードのみとなる。一方で、スラットの長さが長い場合、ラダーコードは、前記する2つの第1ラダーコード以外に、スラットの長手方向の中間部を支持する1つ又は2つ以上の第2ラダーコードが必要となる。
ところで、スラットの長手方向の端の部位を第1ラダーコードが支持するように設計すると、第1ラダーコードと第2ラダーコード(又は他方の第1ラダーコード)とが大きく離間する。この結果、スラットにおいて第1ラダーコードと第2ラダーコードとの間に介在する中間部分が長くなり、その中間部分が自重で撓むおそれがある。
一方で、スラットの長手方向の端から内側へ大きく離れた部位を第1ラダーコードが支持すると、スラットにおいて第1ラダーコードから長手方向の外側へ突出する突出部分が長くなり、その突出部分が自重で撓むおそれがある。
以上から、第1ラダーコードは、例えばスラットの長手方向の端から内側へ少し離れた部位などを支持し、スラットの中間部分及び突出部分で撓みが生じないように設計されている。
また、横型ブラインドにおける昇降コードもヘッドボックスの長手方向に複数設けられている。
例えば、下記特許文献1の横型ブラインドでは、ヘッドボックスの長手方向の端側に第1昇降コードが設けられ、この第1昇降コードがスラットの長手方向の端側の挿通孔内に挿通されている。
ここで、下記特許文献1の挿通孔は、第1ラダーコードの横糸と重なるように設計されている。また、昇降コードが各段の横糸の内側と外側とを交互に通過するように編み込まれている。これにより昇降コードに貫通されるスラットが長手方向に移動しないように規制されている。
特開2017−66800号公報
上記特許文献1の挿通孔は、第1ラダーコードの横糸と重なるため、スラットの長手方向の端から離間している。このため、スラットの長手方向の端側に形成され易い遮光範囲と挿通孔とが重なり難い。
また、上記特許文献1の挿通孔は、スラットの短手方向の中央部に位置している。よって、遮光状態(スラットの短手方向が鉛直方向を向くようにスラットの角度が調整された状態)となっても、上側又は下側のスラットと挿通孔が重なり難い。
以上から、挿通孔から光が漏れ易く、遮光性の向上が望まれている。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、遮光性の向上を図ることができる横型ブラインドを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の局面による横型ブラインドは、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスの長手方向の端側から吊り下げられたラダーコード及び昇降コードと、長手方向の端側を前記ラダーコードに支持される複数のスラットと、を備え、前記スラットの長手方向の端側には、前記昇降コードを挿通させるための挿通孔が形成され、前記挿通孔は、前記ラダーコードよりも長手方向の端寄りに位置していることを特徴とする。
前記構造によれば、挿通孔が遮光範囲と重なり易いため、挿通孔から光が漏れ難くなり、遮光性が向上する。
また、前記構造において、前記スラットには、前記ラダーコードを保持するためのラダーコード保持手段が設けられていることが好ましい。
前記構成によれば、スラットがラダーコードから脱落することを抑制できる。
また、前記構造において、前記ラダーコードと前記挿通孔とは、前記スラットの長手方向に離間していることが好ましい。
前記構成によれば、スラットがラダーコードから脱落することを抑制できる。
また、前記構造において、前記挿通孔は、前記スラットの短手方向の中央部よりも端寄りに位置していることが好ましい。
前記構成によれば、遮光状態となった場合、挿通孔が上側又は下側のスラットと重なる。よって、挿通孔から光が漏れる範囲が低減し、遮光性がさらに向上する。
前記課題を解決するため、本発明の第2の局面による横型ブラインドは、ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスの長手方向の端側から吊り下げられたラダーコード及び昇降コードと、長手方向の端側を前記ラダーコードに支持される複数のスラットと、を備え、前記スラットの短手方向の両端部のうち少なくとも一方には、前記スラットの長手方向の端寄りに位置する切り欠きが設けられ、前記ラダーコードの縦糸は、前記切り欠き内に配置され、前記昇降コードは、前記切り欠き内又は前記スラットの短手方向の端部の外側に配置されていることを特徴とする。
前記構造によれば、挿通孔が形成されていないため、挿通孔を介した光漏れが生じることがない。また、スラットが遮光状態となった場合、切り欠きが上側又は下側に配置されたスラットと重なる。さらに、切り欠きが遮光範囲と重なり易い。よって、切り欠きから光が漏れる範囲が低減し、遮光性が向上する。
また、スラットが長手方向に移動するような荷重が作用しても、切り欠き内の第1ラダーコード(又は切り欠き内に第1ラダーコードと第1昇降コードと両方が収容されている場合には第1ラダーコードと第1昇降コード)に係止する。このため、スラットによる長手方向の移動が規制され、スラットが第1ラダーコードから脱落することが抑制される。
前記構造において、前記スラットには、厚み方向に突出し、かつ、互いにスラットの長手方向に離間する一対の突起が形成され、前記一対の突起間には、前記ラダーコードの横糸が配置されていることが好ましい。
前記構成によれば、スラットが長手方向に移動するような荷重が作用しても、一対の突起が横糸に係止してスラットによる長手方向の移動が規制され、スラットが第1ラダーコードから脱落することが抑制される。
本発明によれば、遮光性の向上を図ることができる横型ブラインドを提供することができる。
第1実施形態の横型ブラインドを室内側から視た正面図である。 (a)は図1のIIA−IIA線矢視断面図であり、(b)は図1のIIB−IIB線矢視断面図である。 (a)は第1実施形態のスラットの平面図であり、(b)は前側の縦糸が右側に移動した状態を示す平面図であり、(c)は前側及び後側の縦糸が右側に移動した状態を示す平面図である。 第1実施形態の第1変形例のスラットの平面図である。 第1実施形態の第1変形例において遮蔽状態の複数のスラットの正面図である。 (a)は第1実施形態の第2変形例のスラットの平面図であり、(b)は第1実施形態の第3変形例のスラットの平面図であり、(c)は第1実施形態の第4変形例のスラットの平面図である。 第1実施形態の第5変形例のスラットの平面図である。 第2実施形態のスラットの平面図である。 第2実施形態の変形例のスラットの一部を斜視した斜視図である。
つぎに本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、横型ブラインド10は、ヘッドボックス11と、ヘッドボックス11の下方に配置された複数のスラット12と、ヘッドボックス11から吊り下げられたラダーコード13及び昇降コード14と、ラダーコード13及び昇降コード14の下端に取り付けられたボトムレール15と、を備えている。
なお、以下の説明において、室内側から横型ブラインド10を見て右手側を右側と称し、左手側を左側と称する。前後方向に関し、横型ブラインド10を基準として、室内側を前側と称し、室外側を後側と称する。
また、図1は、スラット12の角度が水平となっている状態を図示している。以下、スラット12の角度が水平状態の場合を基準として説明する。
(スラット)
スラット12は、左右方向に長く、前後方向に短い薄板状の部品であり、アルミニウムなどの金属板、合成樹脂板、若しくは木板などにより構成されている。
図2に示すように、スラット12は、前後方向の中央部が前端12a及び後端12bよりも上方に突出し円弧状に形成されている。
図3(a)に示すように、スラット12の左右方向の両側には、切り欠き20と挿通孔21とが形成されている。なお、切り欠き20及び挿通孔21の詳細については後述する。
(ラダーコード)
ラダーコード13は、各スラット12をチルト調整可能に支持するためのものである。
図1に示すように、ラダーコード13は、ヘッドボックス11の左右方向の両側に設けられた2つの第1ラダーコード13Aと、ヘッドボックス11の左右方向の中央部に設けられた第2ラダーコード13Bと、を備えている。
このため、本実施形態の各スラット12は、左右方向の両側が第1ラダーコード13Aにより支持され、左右方向の中央部が第2ラダーコード13Bにより支持されている。
なお、スラット12において第1ラダーコード13Aに支持される部位は、右端12c又は左端12dから距離が例えば30mmであり、従来のものよりも右端12c又は左端12d寄りが支持されている。
なお、本実施形態では、第2ラダーコード13Bが1つ設けられているが本発明はこれに限定されない。例えば、スラット12の左右方向の長さが長い場合には、2つ以上の第2ラダーコード13Bが設けられてもよく、又はスラット12の左右方向の長さが短い場合には、第2ラダーコード13Bが設けられていなくてもよい。
図2に示すように、第1ラダーコード13Aと第2ラダーコード13Bのそれぞれは、ヘッドボックス11の下面11aから下方に延びる一対の縦糸13a,13aと、縦糸13a,13a間に亘って延在する上横糸13b及び下横糸13cと、を備えている。
上横糸13bと下横糸13cは、一体となって環状を形成しており、この上横糸13bと下横糸13cとの間にスラット12が挿入されている。
縦糸13aの下端は、ボトムレール15に設けられたホルダ16に取り付けられている。一方で、縦糸13aの上側は、ヘッドボックス11内に設けられたチルトドラム30に取り付けられている。なお、図1において、右側の第1ラダーコード13Aに対応するチルトドラム30のみ図示している。
チルトドラム30は、ヘッドボックス11内に回転自在に設置され、回転軸がヘッドボックス11の長手方向(左右方向)を向いている。
また、ヘッドボックス11には、回動操作可能なチルトポール31と、チルトポール31の回動操作による駆動力をチルトドラム30に伝達するためのチルト軸32と、が設けられている。
チルト軸32は、ヘッドボックス11内で左右方向に延在し各チルトドラム30を連結し、チルトポール31による駆動力を各チルトドラム30に伝達している。
よって、チルトポール31を回動操作すると、各チルトドラム30が同方向に回動し、一対の縦糸13a,13aのうち一方の縦糸13aが引き上げられ、他方の縦糸13aが引き下げられる。この結果、上横糸13b及び下横糸13cが傾斜し、スラット12の角度が変更する。
(昇降コード)
図1に示すように、昇降コード14は、複数のスラット12を昇降させるためのものである。
昇降コード14は、ヘッドボックス11の左右方向の両側に設けられた2つの第1昇降コード14Aと、ヘッドボックス11の左右方向の中央部に設けられた2つの第2昇降コード14Bと、を備えている。
(第1昇降コード)
図2(a)に示すように、第1昇降コード14Aは、ヘッドボックス11の下面11aに形成された開口(不図示)から垂れ下がっている。
図3(a)に示すように、第1昇降コード14Aは、スラット12の挿通孔21内に挿通されている。第1昇降コード14Aの下端はボトムレール15に取り付けられている。
また、ヘッドボックス11の下面11aの開口(不図示)は、スラット12の挿通孔21に対応している。このため、第1昇降コード14Aは、ヘッドボックス11の下面の開口から真っ直ぐ下方に延び、挿通孔21の縁に接触しない状態で挿通孔21内を貫通している。
(第2昇降コード)
図2(b)に示すように、第2昇降コード14Bは、ヘッドボックス11の前面11bと後面11cとに形成された開口(不図示)から垂れ下がっている。
なお、ヘッドボックス11の前面11bと後面11cとに形成された開口(不図示)は、ヘッドカバー34に覆われている。よって、ヘッドボックス11における前面11bと後面11cとに形成された開口(不図示)がヘッドカバー34により隠され、意匠性が向上している。
図3(a)に示すように、第2昇降コード14Bは、第2ラダーコード13Bの上横糸13bと下横糸13cとの間に挿通され、その下端がボトムレール15に取り付けられている。このため、室内から視た場合、第2昇降コード14Bと第2ラダーコード13Bとが重なり、意匠性が向上する。
図1に示すように、第1昇降コード14A及び第2昇降コード14Bにおいてヘッドボックス11内に配置された部分は、ヘッドボックス11内の案内部材11dにより向きを変え、図示しないストッパを介してチルトポール31に向って延びている。
また、チルトポール31に向って延びる第1昇降コード14A及び第2昇降コード14Bは、図1の破線14Dで示すように、結束された状態でチルトポール31内に挿通され、チルトポール31の下側の操作部33に取り付けられている。
そして、操作部33を下方に大きく引くと、第1昇降コード14A及び第2昇降コード14Bが引っ張られてボトムレール15が上昇する。また、ボトムレール15の上昇に伴い、複数のスラット12のうち下側に位置するスラット12から順にボトムレール15の上面に積み重ねられ、ボトムレール15とともに上昇する。
一方で、操作部33を下方に少し引くと、図示しないストッパが解除状態となり、自重によりボトムレール15を下降させることができる。
(切り欠き)
図3(a)に示すように、切り欠き20は、スラット12の後端12bを凹状に切り欠くことで形成されている。
切り欠き20は、第1ラダーコード13Aの縦糸13aに対応するように右端12c又は左端12dから30mm離れた位置に形成され、従来の切り欠きよりも右端12c又は左端12d寄りに位置している。このため、切り欠き20は、スラット12の右端12c側又は左端12d側に形成される遮光範囲と重なり易い。
切り欠き20内には、第1ラダーコード13Aの後側の縦糸13aが収容されている。これによれば、第1ラダーコード13Aに左右方向の荷重が作用しても、後側の縦糸13aが切り欠き20に係止し、第1ラダーコード13Aの左右方向への移動が規制される。
なお、スラット12の前端12aに切り欠き20が形成されていない。このため、図(b)に示すように、第1ラダーコード13Aの前側の縦糸13aは、後側の縦糸13aを中心に左右方向に振れる(移動する)可能性がある(図3(b)の破線L1,L2参照)。
また、切り欠き20は、スラット12の右端12c又は左端12dから30mm離れた位置に形成されている。よって、図3(b)に示すように、第1ラダーコード13Aの前側の縦糸13aが右側へ移動したとしても、スラット12の右端12cよりも右側へ移動しないように、言い換えると、第1ラダーコード13Aからスラット12が脱落しないように設計されている(図3(b)の破線L2参照)。
なお、第1ラダーコード13Aの前側の縦糸13aがスラット12の右端12cよりも外側に移動するか否かは、スラット12の前後方向の長さや上横糸13b,下横糸13cの長さなど、様々な要素により決定される。よって、本発明において、切り欠き20と右端12c(又は左端12d)との距離は、実施形態で説明した30mmに限定されない。
また、切り欠き20は、スラット12の後端12bに形成されていることから、スラット12の角度が水平状態の場合、切り欠き20が室外側に位置する。よって、室内側から切り欠き20が視認され難く、意匠性が向上する。
(挿通孔)
挿通孔21は、第1昇降コード14Aを挿通させるためのものである。
この挿通孔21によれば、スラット12に左右方向の荷重が作用した場合、第1昇降コード14Aに係止するため、スラット12が左右方向に移動し難い。
挿通孔21は、スラット12の前後方向の中央部を基準とし、前後方向に長く形成されている。
挿通孔21は、第1昇降コード14Aの径よりも大きく形成されている。よって、挿通孔21の縁に第1昇降コード14Aが当接しない状態を確保できるようになっている。
挿通孔21は、切り欠き20より左右方向の外側に位置し、スラット12の右端12c又は左端12dに極めて近接しているため、遮光範囲と重なり易い。このため、挿通孔21から光が漏れ難くなり、遮光性が向上する。
切り欠き20(第1ラダーコード13A)と挿通孔21とは、左右方向に離間している。これによれば、図3(c)に示すように、仮に第1ラダーコード13Aの後側の縦糸13aが切り欠き20から外れ、縦糸13a,13aのそれぞれがスラット12の右端12cの方に移動したとしても、スラット12の右端12cに到達し難い。また、第1ラダーコード13Aがスラット12の右端12cに近接したとしても、第1昇降コード14Aに係止する(図3(b)の破線L3参照)。
以上から、第1ラダーコード13Aがスラット12の右端12c又は左端12dよりも左右方向の外側に移動し難く、スラット12が第1ラダーコード13Aから脱落することが抑制される。
以上、第1実施形態について説明した。次に第1実施形態の変形例について説明する。
図4、図5に示すように、変形例の挿通孔21Aは、スラット12の前後方向の中央部ではなく、後側(室外側)寄りに形成されている。
図5に示すように、この挿通孔21Aによれば、スラット12の角度が変更され遮光状態となった場合、上側のスラット12が挿通孔21の前側に配置され(又は下側のスラット12が挿通孔21の後側に配置され)、挿通孔21の一部がスラット12と重なる。よって、挿通孔21から光が漏れる範囲が低減し、遮光性が向上する。
また、変形例の挿通孔21Aにおいても、第1実施形態と同様に、切り欠き20よりも左右方向の外側に位置しているため、挿通孔21Aが遮光範囲と重なり易くなっている。
そのほか、図4に示すように、変形例によれば、挿通孔21Aがスラット12の後側に寄っているため、挿通孔21A内に挿通される第1昇降コード14Aも後側に寄っている。このため、第1昇降コード14Aは、ボトムレール15の後側のみを支持し、ボトムレール15が前後に傾くおそれがある。
しかしながら、一対の第2昇降コード14Bは、一方がスラット12の前側に配置され、他方がスラット12の後側に配置され、ボトムレール15の前後両側を支持している。よって、ボトムレール15の水平状態を保持できるようになっている
以上、第1実施形態とその変形例について説明したが、本発明は上記した例に限定されない。
例えば、実施形態のように第1ラダーコード13Aが従来のものよりもスラット12の右端12c又は左端12d寄りを支持している場合、挿通孔21,21Aが第1ラダーコード13Aと同じ位置に形成されてもよい。この場合においても、挿通孔21,21Aが遮光範囲と重なり易く、遮光性が向上するからである。
また、本発明の横糸は下横糸13cのみから構成されてもよい。
また、第1実施形態では、スラット12に切り欠き20が形成されているが、本発明は切り欠き20が形成されていなくてもよい。
一方で、切り欠き20を形成する場合においては、スラット12の前端12aに形成してもよく、又は、スラット12の前端12aと後端12bの両方に形成してもよい。また、切り欠き20は、第2ラダーコード13Bを保持するために形成してもよい。
また、挿通孔21Aが後側(又は前側)に寄っている場合であって、切り欠き20Aをスラット12の前後方向の一方のみに形成するとき、図6(a)に示すように、スラット12Aの前端12a(又は後端12b)に切り欠き20Aを形成することが好ましい。
このような変形例によれば、第1ラダーコード13Aの前側の縦糸13aは、切り欠き20Aに収容され、左右方向に移動し難い。一方で、第1ラダーコード13Aの後側の縦糸13aが左右方向の外側(図6(a)において右側)に移動しても、上横糸13b及び下横糸13cが第1昇降コード14Aに係止する。よって、第1ラダーコード13Aからスラット12が脱落することを抑制できる。
なお、本発明は、上記変形例に限らず、挿通孔21Aが前後方向の中央部に形成されており、その挿通孔21Aに挿通される昇降コード14Aに横糸(上横糸13b及び下横糸13c)を係止させ、切り欠き20Aに収容されていない縦糸13aの移動を規制するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、スラット12がラダーコード13を保持するためのラダーコード保持手段として、切り欠き20を挙げたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、後述する一対の突起22,22(図9参照)、切り込み23、孔24、スラット押え板等のラダーコード保持手段を用いてもよい。
切り込み23は、図6(b)に示すように、例えば、スラット12Aの前端12aと連続しない貫通孔25が形成されている場合、スラット12Aの前端12aから貫通孔25に向って切ったときに形成される切り跡である。これによれば、切り込み23を介して、第1ラダーコード13Aの前側の縦糸13aを貫通孔25に収容させることができる。また、前側の縦糸13aは、切り込み23に係止して貫通孔25から外れ難い。
なお、この切り込み23を利用する場合においても、上横糸13b,下横糸13cが昇降コード14Aに係止するように設計し、後側の縦糸13aがスラット12Aの右端12cから抜けないように設計してもよい。
孔24とは、図6(b)に示すように、前側の第2ラダーコード13Bに形成されたピコ17Aを挿通させるための孔である。ピコ17Aは、スラット12Aの上方から孔24に挿通されている。ピコ17Aにおいてスラット12Aよりも下側に配置された部分は、前側に折り返され、内部に第2昇降コード14Bが挿通されている。このような例によっても、第2ラダーコード13Bの左右方向への移動を規制できる。
スラット押え板は、特に図示しないが、スラットの上面(又は下面)に固定され、スラットの前端及び後端よりも前後方向外側に突出した突出部と、その突出部の左右方向中央部にラダーコードの縦糸を収容するための凹部と、を備えた部品である。
また、図7に示すように、挿通孔21Aがスラット12の後端12bに寄っている場合において、スラット12の前端12aの前側を垂れ下がる第3昇降コード14Cを設け、この第3昇降コード14Cによりボトムレール15を支持させてもよい。
これによれば、ボトムレール15の前後方向の両側が第1昇降コード14A,第3昇降コード14Cにより支持され、ボトムレール15の水平状態を確実に保持することができる。
そのほか、挿通孔21をスラット12の前後方向のいずれかに寄せる場合、スラット12の左右両側に形成される2つの挿通孔21のうち、一方を前側寄りに形成し、他方を後側寄りに形成してもよい。
これによれば、2つの第1昇降コード14Aのうち、一方がボトムレール15の後側を支持し、他方がボトムレール15の後側を支持するため、ボトムレール15の水平状態を保持できる。
(第2実施形態)
つぎに、第2実施形態の横型ブラインドを説明する。
第2実施形態の横型ブラインドは、挿通孔21が形成されていないスラット12Bを用いている点において、第1実施形態の横型ブラインド10と相違する。以下、相違点に絞って説明する。
図8に示すように、スラット12Bの前後方向の両側には、一対の切り欠き20B,20Cが形成されている。
切り欠き20Bは、スラット12Bの後端12bを切り欠くことで形成されている。
切り欠き20Cは、スラット12Bの前端12aを切り欠くことで形成されている。
一対の切り欠き20B,20C内には、第1ラダーコード13Aの一対の縦糸13a,13aのそれぞれが収容されている。
切り欠き20B,20Cのそれぞれは、スラット12Bの右端12c,左端12dからの距離が30mm程度であり、スラット12Bの右端12c,左端12dに寄っている。
第1ラダーコード13Aにおいて、上横糸13bと下横糸13cのそれぞれの長さは、スラット12の前端12aから後端12bまでの長さよりも短く形成されている。このため、一対の縦糸13a,13aが一対の切り欠き20B,20C内から外側に移動しないようになっている。
また、第1ラダーコード13Aの一対の縦糸13a,13aのうち後側に配置された縦糸13aには、環状のピコ17Bが設け、そのピコ17B内に第1昇降コード14Aが挿通されている。
以上、第2実施形態によれば、スラット12Bに第1昇降コード14Aが挿通される挿通孔が形成されていないため、挿通孔を介した光漏れが生じない。また、スラット12の角度が変更され遮光状態となった場合、一対の切り欠き20B,20Cの一部は、上側又は下側のスラット12Bと重なる。さらに、一対の切り欠き20B,20Cは遮光範囲と重なり易く、一対の切り欠き20B,20Cから光が漏れる範囲が低減し遮光性が向上する。
また、スラット12Bに左右方向の荷重が作用した場合、一対の縦糸13a,13aが一対の切り欠き20B,20Cの縁に係止する。よって、スラット12Bの移動が規制され、スラット12Bが第1ラダーコード13Aから脱落することが抑制される。
なお、第2実施形態において、2つの第1昇降コード14Aは、スラット12の前後方向の中央部よりも後側に位置し、ボトムレール15の後側を支持している。一方で、2つの第2昇降コード14Bは、一方がボトムレール15の前側を支持し、他方がボトムレール15の後側を支持している。よって、ボトムレール15の水平状態を保持できるようになっている。
以上、第2実施形態について説明したが、本発明は上記した例に限定されない。
例えば、本発明の横糸は下横糸13cのみから構成されてもよい。
また、第1昇降コード14Aに関し、第2実施形態では、切り欠き20B内に収容されていないが、第1ラダーコード13Aの上横糸13bと下横糸13cとの間を通し、切り欠き20B内に収容するようにしてもよい。
また、切り欠きに関し、第2実施形態ではスラット12の前後方向の両側に切り欠き20B、20Cを形成しているが、本発明はスラット12の前後方向の両端部うち少なくとも一方に切り欠きがあればよい。
このような例であっても、その一つの切り欠きに縦糸13aを収容することで、スラット12の左右方向の移動を規制できるからである。
また、図9に示すように、スラット12Cに形成される切り欠きを一つ(切り欠き20Bのみ)とした場合、変形例としてスラット12Cに一対の突起22、22を形成してもよい。以下、一対の突起22,22の詳細について説明する。
突起22は、スラット12Cの上面よりも上方に突出し、前後方向に細長く形成されている。突起22は、スラット12Cの下面を上方に押圧してスラット12Cの一部を変形させることで形成されている。
また、一対の突起22,22は、左右方向に配置されるとともに、互いに左右方向に離間している。そして、一対の突起22,22の間には、第1ラダーコード13Aの上横糸13bが配置されている。
この変形例によれば、スラット12Cに左右方向の荷重が作用した場合、縦糸13aが切り欠き20Bの縁に係止するほかに、上横糸13bが一対の突起22,22に係止するため、スラット12Cが左右方向に移動し難い。
さらに、複数のスラット12Cを畳み込んだ場合、上側のスラット12Cの下面に対して一対の突起22,22が当接し、スラット12Cの上面が当接しなくなる。
言い換えると、畳み込まれたスラット12C間に液体が入り込んだとしても、液体によりスラット12C同士が張り付いてしまう、という問題を回避できる。
また、スラット12Cに形成された切り欠きは、切り欠き20Bのみであり、第2実施形態よりも数が少なくなっているため、遮光性が向上する。
以上、第2実施形態の変形例について説明したが、一対の突起22,22について、別部材を接着により固定することで一対の突起22,22を形成してもよい。
また、一対の突起22,22は、スラット12の上方に突出しているが、スラットの下方に突出してもよい。この場合、一対の突起22,22間に下横糸13cを配置し、一対の突起22,22が下横糸13cに係止するようにする必要がある。
また、切り欠きの個数も1個に限定されず、前後方向の両側に切り欠きを形成してもよい。
10 横型ブラインド
11 ヘッドボックス
12,12A,12B,12C スラット
13 ラダーコード
13A 第1ラダーコード
13B 第2ラダーコード
14 昇降コード
14A 第1昇降コード
14B 第2昇降コード
14C 第3昇降コード
15 ボトムレール
20,20B,20C 切り欠き
21 挿通孔
22 突起
30 チルトドラム
31 チルト軸
32 チルトポール
33 操作部
34 ヘッドカバー

Claims (2)

  1. ヘッドボックスと、
    前記ヘッドボックスの長手方向の端側から吊り下げられたラダーコード及び昇降コードと、
    長手方向の端側を前記ラダーコードに支持される複数のスラットと、
    を備え、
    前記スラットの長手方向の端側には、前記昇降コードを挿通させるための挿通孔が形成され、
    前記スラットの長手方向の端寄りであって前記スラットの短手方向の一方の端部のみには、前記ラダーコードを保持するためのラダーコード保持手段が設けられ、
    前記挿通孔は、前記ラダーコード保持手段よりも前記スラットの長手方向の端寄りに位置し
    前記ラダーコード保持手段と前記挿通孔とは、前記スラットの長手方向に離間し、
    前記挿通孔は、前記スラットの短手方向の中央部よりも前記ラダーコード保持手段と反対側寄りに位置している、
    ことを特徴とする横型ブラインド。
  2. 前記ラダーコード保持手段は、前記スラットの短手方向の端部に形成された切り欠きである
    ことを特徴とする請求項1に記載の横型ブラインド。
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