JP2020180515A - 遮蔽装置の駆動ユニット - Google Patents

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将史 川上
Masafumi Kawakami
将史 川上
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【課題】駆動軸回りに回転する操作プーリに操作コードを掛装する遮蔽装置の駆動ユニットにおいて、円滑な操作を実現することにある。【解決手段】操作コードと、付勢ユニットを備える遮蔽装置の駆動ユニットであって、前記操作コードは、遮蔽材を操作するための駆動軸を回転させる操作プーリに掛装され、前記付勢ユニットは、移動部材と、付勢部材を含み、前記移動部材は、前記操作コードの操作時に移動可能に構成され、前記付勢部材は、前記操作コードの操作時に、前記移動により蓄勢され、前記操作コードの非操作時に、前記蓄勢の反動によって、前記操作コードが前記遮蔽材から離間するように前記移動部材を移動させる、駆動ユニットが提供される。【選択図】図5

Description

本発明は、遮蔽装置の駆動ユニットに関する。
横型ブラインドなどの遮蔽装置においては、ヘッドボックスから吊り下げられる遮蔽材の下部に設けられたボトムレールに昇降コードの一端が取り付けられ、昇降コードの他端が巻取軸に取り付けられ、巻取軸を回転させることによって昇降コードの巻取り及び巻戻しを行い、遮蔽材を昇降させる。
このような遮蔽装置では、ヘッドボックスに回転可能に支持された操作プーリに操作コードを掛装し、コードゲートから引き出された操作コードを操作することで操作プーリを駆動軸回りに回転させ、その回転を巻取軸に伝達することによって巻取軸を回転させている。
特許文献1は、建築物への遮蔽装置の据え付け作業時に、コードゲートから引き出される操作コードをガイドするガイド部材が脱落することを防止するコードゲートを開示している。
特開2015−132140公報
しかし、このような従来の遮蔽装置の操作ユニットにおいては、操作プーリに掛装した操作コードをコードゲートのガイド部に沿ってヘッドボックスの前方に引き出しているため、操作時に操作コードとガイド部との間に摩擦力が発生し、円滑な操作の妨げとなっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、駆動軸回りに回転する操作プーリに操作コードを掛装する遮蔽装置の駆動ユニットにおいて、円滑な操作を実現することにある。
本発明によれば、操作コードと、付勢ユニットを備える遮蔽装置の駆動ユニットであって、前記操作コードは、遮蔽材を操作するための駆動軸を回転させる操作プーリに掛装され、前記付勢ユニットは、移動部材と、付勢部材を含み、前記移動部材は、前記操作コードの操作時に移動可能に構成され、前記付勢部材は、前記操作コードの操作時に、前記移動により蓄勢され、前記操作コードの非操作時に、前記蓄勢の反動によって、前記操作コードが前記遮蔽材から離間するように前記移動部材を移動させる、駆動ユニットが提供される。
このような構成とすることにより、操作コードの操作時に移動した移動部材によって付勢部材が蓄勢され、操作コードの非操作時に、当該蓄勢の反動によって遮蔽材から離間するように操作コードが移動されるため、コードゲートと操作コードとの間に発生する摩擦力を低減し、円滑に操作コードを操作することが可能となる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記付勢ユニットはベース部材をさらに含み、前記移動部材は、前記ベース部材に対して前記駆動軸回りに相対回転するように移動し、前記付勢部材の一端は前記ベース部材と、他端は前記移動部材とそれぞれ係合し、前記相対回転により前記付勢部材が蓄勢される。
好ましくは、前記移動部材は、基板部とケース部を有し、前記基板部は、前記ベース部材に固定されるように取り付けられ、前記ケース部は、前記操作プーリを収容するように前記基板部に取り付けられる。
好ましくは、前記ケース部には、前記操作コードとの当接面を形成するために、前記駆動軸の軸心から離れる方向に突出したスロープが設けられている。
好ましくは、前記基板部には、前記付勢部材と係合するための突起が設けられている。
好ましくは、前記付勢部材は螺旋状に形成された環部を備えるねじりばねである。
本発明の他の態様によれば、上述の駆動ユニットを備える遮蔽装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、遮蔽装置の駆動ユニットであって、操作コードと、コードゲートと、操作プーリを備え、前記操作プーリは、遮蔽材を操作するための駆動軸回りに回転し、前記コードゲートは前方および下方への開口を備え、前記操作コードは、前記操作プーリに掛装され、前記コードゲートから前下方へ引き出されて前記遮蔽材の前方で垂下する。
好ましくは、前記駆動軸には、前記遮蔽材が所定の高さ以上に上昇しないように規制するためのストッパーが設けられている。
好ましくは、前記遮蔽装置は遮蔽材をさらに備え、前記下方への開口の前後方向の長さは、前記コードゲートの前面の位置から、前記遮蔽材を垂直方向に最も急な角度で傾斜させた際の当該遮蔽材の前方端部の位置までの前後方向の長さである。
本発明の第1実施形態における横型ブラインドBの正面図である。 横型ブラインドBの右側面図である。 横型ブラインドBの平面図である。 付勢ユニット10の斜視図である。 付勢ユニット10の分解斜視図である。 付勢ユニット10を別の方向から見た分解斜視図である。 基板部21bとベース部材24の構成を示す斜視図である。 スプリング23が嵌合された基板部21bの正面図である。 図9Aは、操作コード7の非操作時における操作コード7とケース部21aの関係を示す模式図であり、ケース部21aの断面図に相当する。図9Bは、操作コード7の非操作時におけるスプリング23と基板部21bの関係を示す模式図であり、基板部21bの断面図に相当する。 図10Aは、操作コード7の操作時における操作コード7とケース部21aの関係を示す模式図である。図10Bは、操作コード7の操作時におけるスプリング23と基板部21bの関係を示す模式図である。 第2実施形態における横型ブラインドBの平面図である。 ボトムレール4を下げたときの駆動ユニット6を示す模式図である。 図13Aは、ボトムレール4を一番下まで下げたときの領域Dの拡大図である。図13Bは、スラット3を垂直方向の中央付近まで上げたときの領域Dの拡大図である。図13Cは、スラット3を一番上まで上げたときの領域Dの拡大図である。 ボトムレール4を一番上まで上げたときの駆動ユニット6を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
<1.全体構成>
図1〜図3に示す遮蔽装置としての横型ブラインドBは、ヘッドボックス1から垂下される複数本のラダーコード2を介して遮蔽材としての多数段のスラット3が吊下支持され、ラダーコード2の下端にボトムレール4が吊下支持される。
ラダーコード2の近傍において、ヘッドボックス1から1つまたは複数の昇降コード5が垂下され、昇降コード5は、スラット3の前方(部屋内側)、または、横型ブラインドBの後方(部屋外側)に垂下される。ただし、この例に限定されず、スラット3の中央に貫通孔を形成し、昇降コード5が当該貫通孔を挿通するように構成してもよい。昇降コード5はその上端部がヘッドボックス1内に配設される巻取軸9に巻き付けられ、下端部がボトムレール4に接続されている。
昇降コード5は、巻取軸9の回転に基づいて、巻き取り或いは巻き戻しが行われ、この回転に基づいてボトムレール4及びスラット3が昇降される。また、サポートカバー11内に収容されたチルタードラム(不図示)の回転に基づいて、ラダーコード2を介して各スラット3が同位相で角度調節される。尚、各スラット3は略垂直方向まで回動されると、それ以上回動されないようになっている。巻取軸9には、サポートカバー11が取り付けられる。サポートカバー11は、ヘッドボックス1に着脱可能に固定される。
図3に示すように、横型ブラインドBの幅方向におけるヘッドボックス1の端部には、駆動ユニット6が設けられる。駆動ユニット6は、ケースキャップ6aと、ギヤケース6bと、ブレーキ6cと、操作コード7と、付勢ユニット10を備える。操作コード7は無端状に構成され、図9Aに示すように、付勢ユニット10内の操作プーリ22に掛装されている。
操作プーリ22は、付勢ユニット10内に回転可能に支持される。操作プーリ22は、円筒状の筒部22aと、掛装部22bを備える。筒部22aは、スプリング23、基板部21b、およびベース部材24に設けられた開口に挿通される。掛装部22bには、操作コード7が掛装される。
具体的には、掛装部22bの外周面に形成された凹凸と、操作コード7が備えるボールチェーンとが係合するように掛装される。図6に示すように、筒部22a内には六角孔22a1が形成されている。ギヤケース6bと、スラット3が自重降下しないように保持するブレーキ6cとの間に伝達ギヤ(不図示)が収容されており、伝達ギヤに設けられた軸部が六角孔22a1に係合する。操作コード7を操作して操作プーリ22を回転させると、当該回転が伝達ギヤを通じて駆動軸8に伝達され、駆動軸8の回転に基づいて巻取軸9が回転される。
駆動ユニット6の近傍にはコードゲート15が設けられる。コードゲート15は、操作コード7を挿通するためのコード挿通部13を形成している。コード挿通部13では、操作コード7が使用者によって操作可能となるように、操作コード7がヘッドボックス1内から横型ブラインドBの前方に引き出されている。
<2.付勢ユニット10>
図4〜図8を参照し、付勢ユニット10の構成を説明する。図4〜図6に示すように、付勢ユニット10は、移動部材21と、操作プーリ22と、付勢部材としてのスプリング23と、ベース部材24を備える。
移動部材21は、ギヤケース6bに取り付けられるベース部材24に対して、駆動軸8回りに相対回転可能となるように、駆動軸8の軸心方向(以下、単に軸心方向という)に沿ってベース部材24に取り付けられている。移動部材21は、有底円筒状のケース部21aと中央に凹部が形成された円板状の基板部21bとを備える。ケース部21aと基板部21bとは固着され、内部に操作プーリ22を収容可能に構成されている。
ケース部21aは、コード分け21a1とスロープ21a2を有する。ケース部21aの側面には、操作コード7を挿通するための切り欠き21a3が形成されている。コード分け21a1は、切り欠き21a3を2つに分離するように、ケース部21aの側面から駆動軸8の軸心から離れる径方向(以下、単に径方向という)外側に突出するように設けられる。これにより、移動部材21内の操作プーリ22に掛装された操作コード7は、前方側部分7aと後方側部分7bに分離される(図9A参照)。スロープ21a2は、ケース部21aの側面から径方向に突出するように設けられる。
図7に示すように、基板部21bは、突起21b1と、嵌合部21b2とを備える。基板部21bの中央には平面視において円状の凹部が形成されている。突起21b1は、当該凹部の底面から軸心方向に突出するように形成されている。嵌合部21b2は、凹部の底面から突出しつつ径方向内側に延びるように形成され、嵌合部21b2の径方向内側にスプリング23を嵌合可能に構成されている。
突起21b1の径方向外側には、円弧状に形成された挿通孔21b3が形成されている。挿通孔21b3の外側は基板部21bに形成された凹部の側壁に相当し、側壁の頂部において円弧状の係合溝21b4が形成されている。
ベース部材24は、基板部21bと係合するための係合部24aを備える。係合部24aは、軸心方向に突出した突出部24a1と、突出部24a1の頂部において径方向外側に伸びるツメ部24a2とを備える。突出部24a1は、径方向に弾性的に移動可能に構成されているため、ベース部材24の係合部24aを基板部21bの挿通孔21b3に挿通させ、ツメ部24a2を係合溝21b4に係合させることできる。これにより、ツメ部24a2が係合溝21b4に沿って移動する範囲で、移動部材21をベース部材24に対して相対回転させることが可能となっている。
図8に示すように、スプリング23は、螺旋状に形成された環部を備えるねじりばねで構成され、嵌合部21b2の径方向内側に配置される。スプリング23は、径方向外側に突出した2つの端部23aおよび23bを備える。スプリング23の一方の端部23aは、ベース部材24に設けられた係合部24aと係合され、他方の端部23bは、基板部21bに設けられた突起21b1と係合されている。
<3.付勢ユニット10の動作>
図9および図10を参照し、駆動ユニット6の動作について説明する。図9Aに示すように、操作コード7の非操作時において、コード分け21a1およびスロープ21a2は、ヘッドボックス1の前面側(すなわち、コードゲート15側)に配置されている。操作コード7は、コードゲート15によって形成されるコード挿通部13を通って、ヘッドボックス1内から前方へ引き出されている。
操作コード7の前方側部分7aは、コード分け21a1と接触するようにして、ヘッドボックス1内から引き出されている。一方、操作コード7の後方側部分7bは、スロープ21a2と接触するようにして、ヘッドボックス1内から引き出されている。
図9Bに、操作コード7の非操作時における基板部21bとスプリング23の配置を示す。上述の通り、スプリング23の一方の端部23aは、ベース部材24に設けられた係合部24aと係合しており、他方の端部23bは、基板部21bに設けられた突起21b1と係合している。
図10Aに示すように、使用者がボトムレール4を下げるために操作コード7の後方側部分7bを下方に引く操作をすると、後方側部分7bがスロープ21a2を押圧し、移動部材21が駆動軸8回りにおける反時計回り(図10Aにおける矢印A方向を指し、以下、単に反時計回りという)に回転移動する。
これにより、操作コード7は、コードゲート15の開口から下方向へ引き出されることとなるため、操作コード7とスロープ21a2との間に発生する摩擦力が低減され、使用者は円滑に操作コード7を操作することが可能となる。
また、使用者の操作コード7の操作により、操作プーリ22が時計回りに回転すると、当該回転が伝達ギヤを通じて駆動軸8に伝達され、駆動軸8の回転に基づいて巻取軸9が回転する。これにより、昇降コード5の巻戻しが行われ、昇降コード5が緩むことになる。昇降5コードが緩むと、スラット3がラダーコード2によって支持される。その状態でチルタードラムが回転することで、スラット3が垂直方向に傾斜して下降していく。このように、操作コード7の操作時にスラット3は垂直方向へ傾斜するため、後方側部分7bとスラット3とが接触することはない。
図10Bに示すように、使用者が操作コード7を操作しているとき、移動部材21が反時計回りに回転移動するため、基板部21bに設けられた突起21b1は、端部23bを反時計回りに移動させる。一方、もう一方の端部23aは係合部24aと係合して固定されているため、スプリング23が周方向に蓄勢されることとなる。
この状態で使用者が操作コード7の操作をやめると、スプリング23における蓄勢の反動によって、端部23bが突起21b1を駆動軸8回りにおける時計回り(図10Aにおける矢印B方向を指し、以下、単に時計回りという)に移動させる。これにより、移動部材21が時計回りに回転移動し、図9Aに示すように、コード分け21a1およびスロープ21a2は、再度ヘッドボックス1の前面側に配置される。
なお、使用者がボトムレール4を上げるために操作コード7の前方側部分7aを下方に引く操作をした場合には、操作コード7の前方側部分7aがコード分け21a1を押圧することにより、移動部材21を反時計回りに回転移動させる。この場合においても、上述したボトムレール4を下げる操作の場合と同様に、操作コード7は、コードゲート15の開口から下方向へ引き出されることとなり、操作コード7とコード分け21a1との間に発生する摩擦力が低減され、使用者は円滑に操作コード7を操作することが可能となる。
以上のようにして、駆動ユニット6は、操作コード7と、付勢ユニット10を備える。操作コード7は、遮蔽材としてのスラット3を操作するための駆動軸8を回転させる操作プーリ22に掛装される。付勢ユニット10は、移動部材21と、付勢部材としてのスプリング23を含む。
移動部材21は、操作コード7の操作時に移動可能に構成され、スプリング23は、操作コード7の操作時に、移動部材21の移動により蓄勢され、操作コード7の非操作時に、当該蓄勢の反動によって、操作コード7がスラット3から離間するように移動部材21を移動させる。
このような構成とすることにより、操作コード7の操作時には、移動部材21が移動して操作コード7と移動部材21との間に発生する摩擦力を低減することができ、円滑な操作コード7の操作が可能となる。また、操作コード7の非操作時には、スプリング23の蓄勢の反動によって、操作コード7とスラット3とが離間するように移動部材21が移動するため、操作コード7とスラット3とが干渉することがない。
<4.第2実施形態>
図11〜図14を参照し、第2実施形態にかかる駆動ユニット6を説明する。第2実施形態は、第1実施形態と類似しており、駆動ユニット6の構成が異なる点と、ストッパーとしてのスライド部材30を備える点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
スライド部材30は、駆動軸8回りに取り付けられた軸ネジ31に螺合するように配置されている。操作コード7を操作して駆動軸8を回転させると、軸ネジ31が回転する。スライド部材30は、駆動軸8の軸心方向へのスライドは可能だが、回転はできないように軸ネジ31に取り付けられているため、駆動軸8の回転に応じてスライド部材30が軸心方向に移動する。
図12に示すように、ヘッドボックス1の前面および底面には開口が形成されており、当該開口にコードゲート15が装着されている。コードゲート15は、コード分け15a1とコードガイド15a2を備える。コード分け15a1は、コード挿通部13を上下方向2つに分離するようにコードゲート15の両側部に挟持されるように形成される。コードガイド15a2は、ヘッドボックス1と係合するように形成される。
操作プーリ22へ掛装される操作コード7は、コードゲート15から前下方へ引き出されてスラット3の前方で垂下している。このような構成とすることにより、操作コード7とコードガイド15a2との間に発生する摩擦力が低減され、使用者は円滑に操作コード7を操作することが可能となる。
ここで、コードゲート15の底面における開口の前後方向の長さLは、コードゲート15の前面の位置から、スラット3を垂直方向に最も急な角度で傾斜させた際のスラット3の前方端部の位置までの前後方向の長さとすることが好ましい。このようにすることにより、操作コード7とスラット3とを接触させることなく、操作コード7とコードガイド15a2との間に発生する摩擦力をより低減することが可能となる。
ここで、図13A〜図13Cに示すように、使用者が操作コード7を操作してボトムレール4を上昇させると、スライド部材30は、駆動軸8に沿ってコードゲート15側の方向(図13Aにおける矢印C方向)へ移動する。そして、図13Cに示すように、ボトムレール4を所定の高さまで上げると、スライド部材30が係止部32と接触し、駆動軸8をそれ以上回転させることができなくなる。
このように、駆動軸8にストッパーとしてのスライド部材30が設けられているため、図14に示すように、スラット3が所定の高さ以上に上昇しないように規制することが可能となる。これにより、スラット3が操作コード7の後方側部分7bと接触することはない。
<5.他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、本発明は、横型ブラインドに限らず、ヘッドボックス1から引き出されるコードを操作側又は遮蔽材側に用いて遮蔽材の開閉が行われる種々の遮蔽装置に適応可能である。操作側のコードの例は、操作コードであり、遮蔽材側のコードの例は、昇降コードである。このような遮蔽装置としては、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン、ロールアップスクリーン、縦型ブラインド、カーテンレール、アコーディオンカーテン、縦型プリーツスクリーン、縦型ロールスクリーン、パネルカーテン等が例示される。
1 :ヘッドボックス
2 :ラダーコード
3 :スラット
4 :ボトムレール
5 :昇降コード
6 :駆動ユニット
6a :ケースキャップ
6b :ギヤケース
6c :ブレーキ
7 :操作コード
8 :駆動軸
9 :巻取軸
10 :付勢ユニット
11 :サポートカバー
13 :コード挿通部
15 :コードゲート
15a1:コード分け
15a2:コードガイド
20 :操作ユニット
21 :移動部材
21a :ケース部
21a1:コード分け
21a2:スロープ
21a3:切り欠き
21b :基板部
21b1:突起
21b2:嵌合部
21b3:挿通孔
21b4:係合溝
22 :操作プーリ
22a :筒部
22a1:六角孔
22b :掛装部
23 :スプリング
23a,23b:端部
24 :ベース部材
24a :係合部
24a1:突出部
24a2:ツメ部
30 :スライド部材
31 :軸ネジ
32 :係止部

Claims (10)

  1. 操作コードと、付勢ユニットを備える遮蔽装置の駆動ユニットであって、
    前記操作コードは、遮蔽材を操作するための駆動軸を回転させる操作プーリに掛装され、
    前記付勢ユニットは、移動部材と、付勢部材を含み、
    前記移動部材は、前記操作コードの操作時に移動可能に構成され、
    前記付勢部材は、
    前記操作コードの操作時に、前記移動により蓄勢され、
    前記操作コードの非操作時に、前記蓄勢の反動によって、前記操作コードが前記遮蔽材から離間するように前記移動部材を移動させる、駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記付勢ユニットはベース部材をさらに含み、
    前記移動部材は、前記ベース部材に対して前記駆動軸回りに相対回転するように移動し、
    前記付勢部材の一端は前記ベース部材と、他端は前記移動部材とそれぞれ係合し、前記相対回転により前記付勢部材が蓄勢される、駆動ユニット。
  3. 請求項2に記載の駆動ユニットであって、
    前記移動部材は、基板部とケース部を有し、
    前記基板部は、前記ベース部材に固定されるように取り付けられ、
    前記ケース部は、前記操作プーリを収容するように前記基板部に取り付けられる、駆動ユニット。
  4. 請求項3のいずれか1項に記載の駆動ユニットであって、
    前記ケース部には、前記操作コードとの当接面を形成するために、前記駆動軸の軸心から離れる方向に突出したスロープが設けられている、駆動ユニット。
  5. 請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の駆動ユニットであって、
    前記基板部には、前記付勢部材と係合するための突起が設けられている、駆動ユニット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の駆動ユニットであって、
    前記付勢部材は螺旋状に形成された環部を備えるねじりばねである、駆動ユニット。
  7. 請求項1に記載の駆動ユニットを備える、遮蔽装置。
    遮蔽装置。
  8. 遮蔽装置の駆動ユニットであって、
    操作コードと、コードゲートと、操作プーリを備え、
    前記操作プーリは、遮蔽材を操作するための駆動軸回りに回転し、
    前記コードゲートは前方および下方への開口を備え、
    前記操作コードは、前記操作プーリに掛装され、前記コードゲートから前下方へ引き出されて前記遮蔽材の前方で垂下する、駆動ユニット。
  9. 請求項8に記載の駆動ユニットであって、
    前記駆動軸には、前記遮蔽材が所定の高さ以上に上昇しないように規制するためのストッパーが設けられている、駆動ユニット。
  10. 請求項8または請求項9に記載の駆動ユニットであって、
    前記遮蔽装置は遮蔽材をさらに備え、
    前記下方への開口の前後方向の長さは、前記コードゲートの前面の位置から、前記遮蔽材を垂直方向に最も急な角度で傾斜させた際の当該遮蔽材の前方端部の位置までの前後方向の長さである、駆動ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112021004459T5 (de) 2020-10-28 2023-06-15 Hitachi Astemo, Ltd. Informationsverifizierungsvorrichtung, elektronische steuervorrichtung und informationsverifizierungsverfahren

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