JP6608169B2 - チルト装置、横型ブラインド - Google Patents

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Description

この発明は、横型ブラインドのスラットの回動に用いるチルト装置、及びこのチルト装置を備える横型ブラインドに関する。
特許文献1の横型ブラインドでは、スラットを支持するラダーコードの上端にループ部が設けられており、このループ部が調節プーリーの外周に設けられた外周溝に摩擦係合している。そして、調整プーリーを回転させることによってスラットの回動が可能になっている。
特開2002−70460号公報
ところで、横型ブラインドの中には、操作コードの操作によってスラットを全閉状態にした後でボトムレールを自重下降させるものがある。本発明者がこのような横型ブラインドにおいて、特許文献1に開示されているような外周溝を有する調整プーリーを採用したところ、ボトムレールが上限以外の位置にある場合はスラットが全閉状態でボトムレールが自重下降したが、ボトムレールが上限位置にある場合には、スラットが全閉状態にならずにボトムレールが自重下降するという現象が起こることが分かった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ボトムレールの位置に関わらず、スラットが全閉状態でボトムレールを自重下降させることを可能にするチルト装置及び横型ブラインドを提供するものである。
本発明によれば、サポート部材と、前記サポート部材に回転可能に支持されるチルタードラムを備え、前記チルタードラムは、その外周面を周回するように外周溝を備え、前記外周溝に掛装されるスラット支持コードが前記外周溝から浮き上がることを抑制する浮き上がり抑制部が設けられる、チルト装置が提供される。
本発明者はスラットが全閉状態にならない原因について調査したところ、ボトムレールが上限位置以外にある場合には、スラットを支持するスラット支持コードにスラットの重量が加わるためにスラット支持コードと外周溝が摩擦係合してスラット支持コードがチルタードラムの回転に追従して変位するのに対し、ボトムレールが上限位置にある場合は昇降コードにスラットの全重量が加わるためにスラット支持コードにはスラットの重量が加わらずにスラット支持コードが外周溝から浮き上がることによって、チルタードラムがスラット支持コードに対して空回りしてしまうことが分かった。このような知見に基づいて、本発明者は、スラット支持コードが外周溝から浮き上がることを抑制する浮き上がり抑制部を設けたところ、ボトムレールの位置に関わらず、スラットが全閉された状態でボトムレールを自重下降させることが可能になり、本発明の完成に到った。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記外周溝は、前記チルタードラムの径方向外側に向かって幅が広がるように構成される。
好ましくは、サポートキャップをさらに備え、前記サポートキャップは、前記サポート部材と前記サポートキャップの間に前記チルタードラムを挟むように設けられ、前記浮き上がり抑制部は、前記サポートキャップに設けられた押え突起で構成される。
好ましくは、前記押え突起は、前記チルタードラムの周方向の30度以上の範囲に渡って設けられる。
好ましくは、前記外周溝は、前記チルタードラムの径方向外側に向かって幅が広がるように構成され、前記押え突起は、前記サポートキャップから前記外周溝内に延びるように設けられ、且つ先端に向かって幅が狭くなるように構成される。
好ましくは、前記チルタードラムに設けられたギヤに噛み合うチルターギヤと、前記チルタードラム及び前記チルターギヤとを回転可能に支持する軸受プレートをさらに備え、前記チルタードラム、前記サポートキャップ、前記チルターギヤ、及び前記軸受プレートが、一体として、前記サポート部材に取り付け可能に構成されている。
好ましくは、前記サポート部材は、昇降コードの巻取り及び巻戻しを行う巻取軸を支持可能に構成される。
本発明の別の観点によれば、サポート部材と、チルタードラムと、サポートキャップと、軸受プレートを備え、前記チルタードラムは、前記サポート部材に回転可能に支持され、前記サポートキャップは、前記サポート部材と前記サポートキャップの間に前記チルタードラムを挟むように設けられ、前記軸受プレートは、前記チルタードラムに設けられたギヤに噛み合うチルターギヤと、前記チルタードラムを回転可能に支持するように構成され、前記チルタードラム、前記サポートキャップ、前記チルターギヤ、及び前記軸受プレートが、一体として、前記サポート部材に取り付け可能に構成されている、チルト装置が提供される。本観点の発明では、浮き上がり抑制部は必須ではない。
好ましくは、上記構成のチルト装置を備える、横型ブラインドが提供される。
本発明のさらに別の観点によれば、操作コードの操作によって昇降軸を回転させることによって巻取軸を回転させ、且つ前記操作コードの操作によってチルト軸を回転させることによってチルタードラムを回転させるように構成された横型ブラインドであって、前記昇降軸と前記チルト軸の回転軸芯が互いに異なり、前記巻取軸と前記チルタードラムの回転軸芯が一致するように構成され、前記チルタードラムは、サポート部材によって回転可能に支持され、前記チルト軸の回転は、前記チルト軸の回転に伴って回転するチルターギヤを介して前記チルタードラムに伝達され、前記チルターギヤは、軸受プレートによって回転可能に支持され、前記チルターギヤと前記軸受プレートが一体として、前記サポート部材に取り付け可能に構成されている、横型ブラインドが提供される。本観点の発明では、浮き上がり抑制部は必須ではない。
好ましくは、前記操作コードの操作によって回転する操作プーリーをさらに備え、前記操作プーリーの回転軸芯が前記昇降軸と前記チルト軸の何れかの回転軸芯に一致するように構成される。
本発明の一実施形態の横型ブラインドの全体構成を示す正面図である。 図1の左側面図である。 サポート部材11に巻取軸9及びチルターユニット19が支持された状態を示す斜視図である。 図3の分解斜視図である。 チルターユニット19を示し、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 (a)〜(b)は、チルターユニット19の組み立て工程を示す斜視図である。 図3の前後方向の中央面の断面図である。 (a)は図7中のA−A断面図であり、(b)は図7中のB−B断面図である。但し、図8(a)〜(b)では昇降軸8及びチルト軸17を図示している。 チルタードラム32の別構成を示す、図7に対応する断面図である。 操作部ユニット6を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)の前後方向の中央面の断面図である。 伝達遅延ユニット25を示し、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 伝達遅延ユニット25を示し、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 (a)〜(g)の各図において、中段は、伝達遅延ユニット25の入力軸28と中間回転体31の噛み合いを示す断面図であり、上段及び下段は、回動溝29a,30a内での規制突起31b,31cの位置を示す、操作プーリー23a側から見た図である。なお、規制突起31b,31cは、本来は、中段の断面図には表れないが、理解を助けるために、便宜上、図示している。 操作部ケース45とクラッチユニット27を示す斜視図である。 操作部ケース45とクラッチユニット27を示す、図10(b)に対応する断面図であり、(a)はカム軸42と出力軸43が連結された状態、(b)はカム軸42と出力軸43が非連結になった状態を示す。 (a)〜(c)は、カム軸42と出力軸43の外周面の展開図であり、下降操作によってカム軸42と出力軸43が非連結状態となる作用を説明するための図である。 (a)〜(c)は、カム軸42と出力軸43の外周面の展開図であり、上昇操作によってカム軸42と出力軸43が連結状態となる作用を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
図1〜図2に示す遮蔽装置としての横型ブラインドは、ヘッドボックス1から垂下される複数本のラダーコード2を介して遮蔽材としての多数段のスラット3が吊下支持され、同ラダーコード2の下端にボトムレール4が吊下支持されている。ラダーコード2は、一対の縦糸の間に複数の横糸を備える。各横糸には、スラット3が支持されている。図5(b)に示すように、ラダーコード2の上端側にはループ部2aが設けられており、ループ部2aは、ヘッドボックス1内に配設されたサポート部材10又はサポート部材11によって回転可能に支持されたチルタードラム32に設けられた外周溝32aに掛装されている。外周溝32aは、本実施形態では、チルタードラム32の外周面を周回するように、径方向外側に向かって幅が広がるように形成されている。ループ部2aと外周溝32aの内面32eの間の摩擦によって、チルタードラム32の回転に追従してループ部2aが変位することによってスラット3が回動するように構成されている。また、スラット3が全閉状態又は逆全閉状態(スラット3が全閉状態とは逆側を向いて略垂直になっている状態)になるまで回動された後は、チルタードラム32がラダーコード2に対して空回りするようになっている。なお、ラダーコード2は、特許請求の範囲の「スラット支持コード」に相当する。「スラット支持コード」は、スラット3を支持及び回動可能なものであればその構成は限定されず、例えば、互いに分離された2本の縦糸を備え、一方の縦糸がスラットの一方の縁に取着され、他方の縦糸がスラットの他方の縁に取着されるような構成であってもよい。
ヘッドボックス1からは昇降コード5も垂下されており、昇降コード5の下端がボトムレール4に取着されている。ヘッドボックス1内に配設されたサポート部材11に回転可能に支持された巻取軸9に昇降コード5が巻取り及び巻戻しされることによってボトムレール4が昇降される。
サポート部材10,11には、同一構成のチルターユニット19が支持されている。サポート部材10は、チルターユニット19のみを支持するように構成されている。一方、サポート部材11は、チルターユニット19及び巻取軸9を支持するように構成されている。チルターユニット19を支持する部位については、サポート部材10は、サポート部材11と実質的に同一構成である。以下、サポート部材11、巻取軸9、及びチルターユニット19について詳細に説明する。
図3〜図4に示すように、サポート部材11は、サポート部材本体11aと、アダプタプレート11bを備える。サポート部材本体11aは、巻取軸9を支持する巻取軸収容部11eと、チルターユニット19を支持するチルターユニット収容部11fを備える。アダプタプレート11bは、昇降コード5が挿通される昇降コード挿通部11cと、ラダーコード2が挿通されるラダーコード挿通部11dを備え、サポート部材本体11aのアダプタ装着部11gに装着される。
図3〜図4に示すように、巻取軸9は、巻取コーン9aと、カムユニット9bを備える。カムユニット9bは、特開2014−231696に開示されているように、ボトムレール4が自重下降中に障害物に衝突したり、ボトムレール4が下限位置に到達したりしたときに巻取コーン9aの回転を停止させる機能を有する。カムユニット9bは、操作コード7の操作に伴って回転する昇降軸8と一体回転するように構成されており、ボトムレール4を上昇させる際には、昇降軸8の回転に伴ってカムユニット9bと巻取コーン9aが一体回転する。一方、ボトムレール4を自重下降させる際には、ボトムレール4の下降に伴って昇降コード5に引張り力が加わり、この引張り力によって発生するトルクによって巻取コーン9aが回転するように構成されている。なお、昇降軸8には速度調整機22が設けられていて、ボトムレール4の自重下降時の昇降軸8の回転速度が過度に大きくならないように調整される。
図5〜図8に示すように、チルターユニット19は、チルタードラム32と、サポートキャップ33と、チルターギヤ34と、軸受プレート35を備える。上記の通り、チルタードラム32の外周溝32aには、ラダーコード2のループ部2aが掛装される。チルタードラム32は、昇降軸8の回転に伴って回転しない。一方、操作コード7の操作に伴って回転するチルト軸17がチルターギヤ34の挿通孔34cに係合されることによって、チルターギヤ34は、チルト軸17の回転に伴って回転するように構成されている。そして、図8(b)に示すように、チルタードラム32のギヤ部32cがチルターギヤ34のギヤ部34bに噛み合っているので、チルト軸17の回転に伴ってチルターギヤ34が回転することによってチルタードラム32が回転する。図8(b)に示すように、昇降軸8の回転軸芯8cとチルト軸17の回転軸芯17cが互いに異なっている。
軸受プレート35には、係合凸部35bを有する一対のアーム35aと、チルターギヤ軸受部35cと、チルタードラム軸受部35dを備える。図6(a)に示すように、ギヤ部32cとギヤ部34bを噛みあわせた状態で、チルターギヤ34の軸部34aをチルターギヤ軸受部35c内に挿入させ、且つチルタードラム32の軸部32bをチルタードラム軸受部35d内に挿入させる。この際、一対のアーム35aの間隔が広がるように一対のアーム35aが弾性変形しながら、係合凸部35bがチルタードラム32のギヤベース32dを乗り越えて、係合凸部35bがギヤベース32dに係合され、図6(b)に示す状態になる。この状態では、チルタードラム32の軸方向移動は係合凸部35bによって阻止され、チルターギヤ34の軸方向移動はギヤベース32dによって阻止させるので、軸受プレート35と、チルタードラム32と、チルターギヤ34が一体化される。これらを一体化させる前又は後であって、サポートキャップ33を装着する前に、ラダーコード2のループ部2aを外周溝32aに掛装させる。
サポートキャップ33は、先端に向かって幅が狭くなる押え突起33aと、係合溝33bを有する一対の側壁33dを備える。図6(b)に示すように、軸受プレート35の上側から、軸受プレート35のベース板35eが係合溝33b内に入り込むようにサポートキャップ33を装着すると、押え突起33aが外周溝32a内に延びるように配設される。
ところで、ボトムレール4が上限位置以外にある場合には、ラダーコード2にスラット3の重量が加わるためにラダーコード2と外周溝32aが摩擦係合してラダーコード2がチルタードラム32の回転に追従して移動するのに対し、ボトムレール4が上限位置にある場合は昇降コード5にスラット3の全重量が加わるためにラダーコード2にはスラット3の重量が加わらない。このような状態では、押え突起33aがない場合には、ラダーコード2のループ部2aが外周溝32aから浮き上がってしまい、スラット3が全閉状態になっていないにも関わらず、チルタードラム32がラダーコード2に対して空回りしてしまう場合がある。しかし、本実施形態では、押え突起33aがラダーコード2の浮き上がりを抑制する浮き上がり抑制部として機能するので、ラダーコード2にスラット3の重量が加わっていない場合でも、スラット3が全閉状態になっていない場合にチルタードラム32がラダーコード2に対して空回りすることが抑制される。本実施形態では、押え突起33aは、周方向に約104度の角度に渡って設けられている。押え突起33aが設けられる範囲の中心角α(図8(a)に図示)は、30度以上が好ましく、60又は90度以上がより好ましい。中心角αの上限は、特に規定されないが、例えば、180度である。中心角αを大きくすることによって押え突起33aと外周溝32aの間の隙間Sを過度に狭くすることなく、チルタードラム32の回転にラダーコード2を追従させるのに十分な摩擦力を発生させることが可能になっている。なお、浮き上がり抑制部は、ラダーコード2のループ部2aが外周溝32aから浮き上がることを抑制できるものであればその構成は限定されず、例えば、図9に示すように、外周溝32aの内面32eから突出する係止突起32fを設けて、外周溝32a内の、係止突起32fよりも下側の空間S1にラダーコード2のループ部2aを保持するようにしてもよい。この場合でも、サポートキャップ33に押え突起33aを設けた場合と同様の作用によって、ループ部2aの浮き上がりを抑制することができる。
軸受プレート35にはベース板35eから前後方向の両側に突出する位置決め突起35fが設けられており、サポートキャップ33の側壁33dの下面33cが、位置決め突起35fの上面35gに当接することによってサポートキャップ33が軸受プレート35に対して上下方向に位置決めされる。
以上の構成によって、チルタードラム32、サポートキャップ33、チルターギヤ34、及び軸受プレート35が一体化されたチルターユニット19が得られる。
チルターユニット19は、図4に示すように、巻取軸9をサポート部材本体11aに支持させた状態で、サポート部材本体11aの上方からサポート部材本体11aに取り付けることができる。このように、予めチルターユニット19の組み立てを行った後に、チルターユニット19をサポート部材本体11aに取り付けることができるので、組立性が優れている。
ヘッドボックス1の略右端には操作部ユニット6が設けられている。図10に示すように、操作部ユニット6は、遊星ギヤ・操作プーリー部23と、チルト伝達部24と、伝達遅延ユニット25と、ブレーキ部26と、クラッチユニット27を備える。遊星ギヤ・操作プーリー部23は、操作プーリー23aと、遊星ギヤ23bを備える。操作プーリー23aには、操作コード7が掛装される。操作コード7は、コードゲート15を通じてヘッドボックス1の外に導き出されている。操作プーリー23aは、ケースキャップ23cによって回転可能に支持されている。操作コード7を操作して操作プーリー23aを回転させると、その回転が遊星ギヤ23bで減速されて伝達遅延ユニット25の入力軸28に伝達される。
チルト伝達部24は、ギヤプレート24aと、ギヤプレート24aに回転可能に支持される伝達ギヤ24b及びチルト軸ギヤ24cを備える。伝達ギヤ24bは、入力軸28と一体回転するように構成されている。チルト軸ギヤ24cは、伝達ギヤ24bと噛み合っており、伝達ギヤ24bの回転に伴って回転する。チルト軸ギヤ24cの回転は、チルト軸17を通じて、チルターユニット19のチルターギヤ34に伝達されてスラット3が回動される。
図11〜図13に示すように、伝達遅延ユニット25は、入力軸28と、第1及び第2ケース29,30によって回転可能に支持される一対の中間回転体31を備える。第1及び第2ケース29,30は、伝達遅延ユニット25の出力軸として機能する。入力軸28の外周面には、径方向に突出する2つの歯突起28aが180度ピッチで設けられている。中間回転体31の外周面には、径方向に突出する3つの歯突起31aが45度ピッチで設けられている。図13に示すように、歯突起28aと歯突起31aは互いに噛み合うように配置されており、入力軸28の回転に伴って歯突起28aが歯突起31aに当接して、中間回転体31が回転されるようになっている。また、中間回転体31は軸方向の前後両側に突出する規制突起31b,31cを備える。規制突起31b,31cが第1及び第2ケース29,30の回動溝29a,30a内に挿通されることによって、中間回転体31は、規制突起31b,31cが回動溝29a,30a内で回動可能な角度範囲(本実施形態では約140度)内において、第1及び第2ケース29,30に対して相対回転可能になっている。
ここで、図13を用いて、伝達遅延ユニット25の動作を説明する。
まず、入力軸28を図11(b)及び図12(b)に示す矢印X方向(ボトムレール4を上昇させる方向)に回転させると、図13(a)に示すように歯突起28aが矢印X方向に回動する。入力軸28が約半回転すると、図13(b)に示すように、歯突起28aが歯突起31aに噛み合う。この状態で入力軸28を矢印X方向にさらに回転させると、図13(c)〜(d)に示すように、入力軸28の回転に伴って中間回転体31が矢印Y方向に回転する。入力軸28が約60度回転して図13(d)の状態になるまでに中間回転体31も約60度回転する。この際、規制突起31b,31cが回動溝29a,30a内で矢印Y方向に約60度回動する。規制突起31b,31cが回動溝29a,30a内で回動可能な間は、入力軸28の回転は、第1及び第2ケース29,30には伝達されず、入力軸28は、第1及び第2ケース29,30に対して相対回転する。図13(d)の状態になると歯突起28a,31aの噛み合いが解除されるので、入力軸28の回転に伴う中間回転体31の回転は停止される。入力軸28をさらに約半回転させると、図13(e)〜(f)に示すように歯突起28a,31aが再度噛み合って、入力軸28の回転に伴って中間回転体31が回転するようになる。そして、入力軸28及び中間回転体31がそれぞれ約60度回転した後に歯突起28a,31aの噛み合いが解除され、入力軸28の回転に伴う中間回転体31の回転は停止される。入力軸28をさらに約半回転させると、再度噛み合って、入力軸28の回転に伴って中間回転体31が回転するようになる。そして、入力軸28及び中間回転体31がそれぞれ約20度回転すると、規制突起31b,31cが回動溝29a,30aの端にまで到達し、図13(g)に示す状態になる。このように、中間回転体31は、入力軸28の回転に伴って断続的に回転される。
図13(g)に示す状態では、規制突起31b,31cは回動溝29a,30a内で回動不能であるので、入力軸28が回転されると、その回転が中間回転体31を介して第1及び第2ケース29,30に伝達され、第1及び第2ケース29,30が入力軸28と一体回転する。
このように、第1及び第2ケース29,30は、入力軸28が矢印X方向に約1.5回転した後に、入力軸28の回転に伴って矢印X方向に回転し始める。なお、入力軸28が矢印Y方向に回転された場合には、図13(g)の状態から規制突起31b,31cは回動溝29a,30a内を矢印X方向に移動し、入力軸28が矢印Y方向に約1.5回転すると、規制突起31b,31cが回動溝29a,30aの端に到達して、第1及び第2ケース29,30が入力軸28の回転に伴って矢印Y方向に回転し始める。
第1及び第2ケース29,30の回転は、ブレーキ部26に伝達される。ブレーキ部26は、第1及び第2ケース29,30側からの回転はクラッチユニット27の入力軸41に伝達するが、入力軸41からの回転は停止させるように構成されている。
図14〜図17に示すように、クラッチユニット27は、入力軸41と、カム軸42と、出力軸43を備える。カム軸42及び出力軸43は、操作部ケース45内に相対回転可能に収容されている。カム軸42は、入力軸41と一体回転するように構成されている。
カム軸42と出力軸43には断面波型の凹凸形状である係合部42k,43kが形成されている。カム軸42が図15(b)に示すように出力軸43から離れた位置にあるときは係合部42k,43kが噛み合わず、カム軸42と出力軸43が非連結状態となって相対回転する。一方、カム軸42が図15(a)に示すように出力軸43に近づいた位置にあるときは係合部42k,43kが噛み合ってカム軸42と出力軸43が連結状態となって一体回転する。従って、カム軸42と出力軸43によってクラッチ部が構成される。
カム軸42の外周には、カム軸42の周方向に延びる断面略半円のガイド溝42gが設けられている。操作部ケース45に支持されたスライド溝パーツ46には、軸方向に延びる断面略半円のスライド溝46aが設けられており、ガイド溝42gとスライド溝46aの間にボール44が挟まれている。ボール44は、スライド溝46a内で軸方向に移動可能になっている。また、ボール44は、カム軸42の回転に伴ってガイド溝42gに沿ってカム軸42の周方向に相対移動する。なお、以下の説明では、便宜上、周方向の相対移動を単に「移動」と称する場合がある。
図14に示すように、操作部ケース45は、カム軸42と出力軸43が収容される円筒部45aと、円筒部45aから径方向に突出するように設けられたポケット部45bを備える。カム軸42のガイド溝42gとスライド溝パーツ46のスライド溝46aの間にボール44を挟んだ状態で、出力軸43、カム軸42、ボール44及びスライド溝パーツ46を円筒部45a及びポケット部45b内に収容させることによって、これらの部材を操作部ケース45内に配置することができる。また、スライド溝パーツ46の係止突起46bがポケット部45bの端面45cに係合されることによって、スライド溝パーツ46の軸方向移動が規制される。
図16〜図17に示すように、ガイド溝42gは、列A〜列Cの溝で構成されており、スライド溝46a内でのボール44の可動範囲は、ガイド溝42gの2列分の幅になっている。ボール44の軸方向の可動範囲が制限された状態で、カム軸42の回転に伴ってボール44がガイド溝42gに沿って移動することによって、カム軸42の軸方向移動が実現される。従って、ガイド溝42gとスライド溝46aとボール44によってカム部が構成される。
ここで、本実施形態の横型ブラインドの動作について説明する。
説明の便宜上、初期状態として、ボトムレール4が下限位置にある状態を想定する。この状態では、伝達遅延ユニット25は図13(g)に示す状態となっており、クラッチユニット27のボール44は、図16(a)に示すように、ガイド溝42gの列A又は列Bに配置されている。この状態では、カム軸42と出力軸43は、図15(a)に示すように連結状態になっているので、両者は一体回転する。
操作コード7の上昇操作側を引き下げることによって操作プーリー23aをボトムレール4の上昇方向に回転させると、その回転が遊星ギヤ23bを介して伝達遅延ユニット25の入力軸28に伝達される。入力軸28がボトムレール4の上昇方向に回転されると、伝達ギヤ24bとこれに噛み合うチルト軸ギヤ24cが回転される。チルト軸ギヤ24cの回転は、チルト軸17を介してチルターギヤ34に伝達される。チルターギヤ34の回転は、チルタードラム32に伝達される。チルタードラム32の回転に伴って、チルタードラム32の外周溝32aに掛装されているラダーコード2が変位され、スラット3が逆全閉状態になるまでスラット3が回動される。スラット3が逆全閉状態になった後は、チルタードラム32は、ラダーコード2に対して空回りする。
伝達遅延ユニット25の入力軸28の回転に伴って、図13(g)の状態から規制突起31b,31cが回動溝29a,30a内を矢印X方向に移動し、入力軸28が矢印Y方向(ボトムレール4の上昇方向)に約1.5回転すると、規制突起31b,31cが回動溝29a,30aの端に到達して、第1及び第2ケース29,30が入力軸28の回転に伴って矢印Y方向に回転し始める。従って、入力軸28の回転は、1.5回転分遅延されて、第1及び第2ケース29,30に伝達される。
第1及び第2ケース29,30の回転は、ブレーキ部26を介してクラッチユニット27の入力軸41に伝達される。この回転は、カム軸42にも伝達される。カム軸42がボトムレール4の上昇方向に回転されると、図16(a)に示すように、ボール44は、ガイド溝42gの列Aと列Bの間を往復するルートに沿って移動する。ボール44がA列にある状態では、ボール44は、スライド溝46a内の右側に位置しており、ボール44がB列に移動すると、ボール44はスライド溝46a内の左側に移動する。従って、ボール44が列Aと列Bの間を往復するルートに沿って移動している間は、カム軸42は、軸方向に移動しない。
この状態では、カム軸42と出力軸43が連結状態になっているので、カム軸42の回転が出力軸43、昇降軸8、及び巻取軸9の順で伝達される。従って、操作コード7の上昇操作側を引き下げることによってボトムレール4が上昇する。
以上のように、本実施形態では、入力軸28の回転は、チルト軸17には即座に伝達されるが、昇降軸8には、伝達遅延ユニット25によって遅延された後に、伝達される。このため、スラット3の回動中に、ボトムレール4が上昇を開始することが抑制される。
ボトムレール4が上限位置にまで上昇したところで、操作コード7から手を離すとボトムレール4の自重によって生じるトルクが、巻取軸9、昇降軸8、出力軸43、カム軸42、入力軸41の順で伝達されて、入力軸41が下降方向に回転しようとするが、その回転はブレーキ部26によって停止されるので、入力軸41は回転せず、カム軸42も回転しない。このとき、ボール44は、列A又はB内のどこかに配置されている。ここでは、図16(b)に示す位置にボール44が配置された状態でカム軸42の回転が停止されていると想定して説明を進める。
この状態から、操作コード7の下降操作側を引き下げて、操作プーリー23aをボトムレール4の下降方向に回転させると、その回転が入力軸28、伝達ギヤ24b、チルト軸ギヤ24c、チルト軸17、チルターギヤ34を介してチルタードラム32に伝達される。ボトムレール4が上限位置にある状態では全てのスラット3の重量が昇降コード5に加わるのでラダーコード2にはスラット3の重量が加わらない。このため、従来技術では、チルタードラム32内のラダーコード2のループ部2aが浮き上がってしまい、スラット3が全閉状態になっていないにも関わらず、チルタードラム32がラダーコード2に対して空回りしてしまって、スラット3が回動されない。このため、従来技術では、ボトムレール4が上限位置にある場合に、スラット3が全閉状態にならずにボトムレール4が自重下降されてしまう場合がある。一方、ボトムレール4が上限位置よりも低い位置にある場合には、スラット3が全閉状態になった状態でボトムレール4が自重下降される。ボトムレール4が上限位置にある場合にのみスラット3が開いた状態でボトムレール4が自重下降されてしまうことは使用感を悪化させるという点で問題である。本実施形態では、サポートキャップ33に設けた押え突起33aを外周溝32a内に延びるように配置することによって、ラダーコード2の浮き上がりを防止している。このため、本実施形態では、スラット3が全閉状態になっていない状態でのチルタードラム32の空回りが起こらず、操作プーリー23aをボトムレール4の下降方向に回転させると、スラット3が全閉状態になるまで回動される。一方、スラット3が全閉状態になった後は、チルタードラム32は、ラダーコード2に対して空回りする。
伝達遅延ユニット25の入力軸28の回転に伴って、図13(a)の状態から規制突起31b,31cが回動溝29a,30a内を矢印Y方向に移動し、入力軸28が矢印X方向(ボトムレール4の下降方向)に約1.5回転すると、規制突起31b,31cが回動溝29a,30aの端に到達して、第1及び第2ケース29,30が入力軸28の回転に伴って矢印X方向に回転し始める。従って、入力軸28の回転は、1.5回転分遅延されて、第1及び第2ケース29,30に伝達される。
第1及び第2ケース29,30の回転は、ブレーキ部26を介してクラッチユニット27の入力軸41に伝達される。この回転は、カム軸42にも伝達される。カム軸42がボトムレール4の下降方向に回転されると、図16(b)〜(c)に示すように、ボール44は、ガイド溝42gの列A→列B→列Cの順に移動する。ボール44が列Bから列Cに移動する際に、ボール44に対しては左向きの力が加わり、カム軸42に対しては右向きの力が加わる。ボール44は、スライド溝46a内においてこれ以上左側に移動することができないので、ボール44が列Bから列Cに移動する際に、カム軸42が右方向(つまり、出力軸43からの分離方向)に移動する。これによって、カム軸42と出力軸43が非連結状態となり、昇降軸8が自由回転して、ボトムレール4が自重下降する。
以上のように、本実施形態では、入力軸28の回転は、チルト軸17には即座に伝達されるが、昇降軸8には、伝達遅延ユニット25によって遅延された後に、伝達される。このため、スラット3の回動中に、ボトムレール4が自重下降を開始することが抑制される。
ボトムレール4の自重下降中又は自重下降完了後に、操作コード7の下降操作側をさらに引き下げて、カム軸42をボトムレール4の下降方向にさらに回転させると、図17(a)に示すように、ボール44は、ガイド溝42gの列Bと列Cの間を往復するルートに沿って移動する。ボール44がB列にある状態では、ボール44は、スライド溝46a内の右側に位置しており、ボール44がC列に移動すると、ボール44はスライド溝46a内の左側に移動する。従って、ボール44が列Bと列Cの間を往復するルートに沿って移動している間は、カム軸42は、軸方向に移動しない。
ボトムレール4の自重下降中又は自重下降完了後に、操作コード7の上昇操作側を引き下げて、操作プーリー23aをボトムレール4の上昇方向に回転させると、その回転が伝達遅延ユニット25によって遅延されてクラッチユニット27の入力軸41及びカム軸42に伝達される。カム軸42がボトムレール4の上昇方向に回転されると、図17(b)〜(c)に示すように、ボール44は、ガイド溝42gの列C→列B→列Aの順に移動する。ボール44が列Bから列Aに移動する際に、ボール44に対しては右向きの力が加わり、カム軸42に対しては左向きの力が加わる。ボール44は、スライド溝46a内においてこれ以上右側に移動することができないので、ボール44が列Bから列Aに移動する際に、カム軸42が左方向(つまり、出力軸43への連結方向)に移動する。これによって、カム軸42と出力軸43が連結状態となり、カム軸42の回転が昇降軸8に伝達されて、ボトムレール4が上昇する。
本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・上記実施形態では、伝達遅延ユニット25を用いて、回転の伝達を遅延させることによってスラット3の回動中にボトムレール4が自重下降することを抑制しているが、伝達遅延ユニットは、別の構成であってもよく、回転の伝達を遅延させる以外の手段によって、スラット3の回動中にボトムレール4が自重下降することを抑制してもよい。例えば、クラッチユニット27の入力軸41がボトムレール4の自重下降方向に回転を開始してから、カム軸42と出力軸43が非連結状態になるまでの回転角度を、スラット3の回動に必要な回転角度よりも大きくすることによって、スラット3の回動中にボトムレール4が自重下降することを抑制してもよい。
・上記実施形態では、外周溝32aは、チルタードラム32の径方向外側に向かって幅が広がるように形成されているが、外周溝32aは、スラット支持コードを掛装可能なものであれば、その形状は限定されず、U字状、台形状、矩形状などであってもよい。その場合、押え突起33aは、押え突起33aが、外周溝32aと相補的な形状になるように形成することが好ましい。
上記実施形態からは、以下の2つの追加観点の発明を抽出することも可能である。
(第1の追加観点)
第1の追加観点によれば、チルタードラム32、サポートキャップ33、チルターギヤ34、及び軸受プレート35が、一体として、サポート部材10,11に取り付け可能に構成されている、チルト装置が提供される。このような構成によれば、これらの部材を予め組み立てた後に、一体としてサポート部材10,11に取り付けることができるので、組立性が優れている。本観点の発明では、浮き上がり抑制部を設けることは必須ではない。また、チルタードラム32の外周溝32aにスラット支持コードを掛装させる代わりに、例えば、特開2014−231696の図2に開示されているようなチルトスプリングを用いてスラット支持コードを保持する構成のものを採用してもよい。以下に示す第2の追加観点でも同様である。
(第2の追加観点)
第2の追加観点によれば、操作コード7の操作によって昇降軸8を回転させることによって巻取軸9を回転させ、且つ操作コード7の操作によってチルト軸17を回転させることによってチルタードラム32を回転させるように構成された横型ブラインドであって、昇降軸8の回転軸芯8cとチルト軸17の回転軸芯17cが互いに異なり、巻取軸9とチルタードラム32の回転軸芯が一致するように構成され、チルタードラム32は、サポート部材10,11によって回転可能に支持され、チルト軸17の回転は、チルト軸17の回転に伴って回転するチルターギヤ34を介してチルタードラム32に伝達され、チルターギヤ34は、軸受プレート35によって回転可能に支持され、チルターギヤ34と軸受プレート35が一体として、サポート部材10,11に取り付け可能に構成されている、横型ブラインドが提供される。本実施形態では、巻取軸9とチルタードラム32の回転軸芯は、どちらも昇降軸8の回転軸芯8cに一致している。
特開2014−231696に開示されているような一軸式の横型ブラインドでは、巻取軸とチルタードラムの回転軸芯は一致していたが、昇降軸とチルト軸の回転軸芯が互いに異なる所謂二軸式の横型ブラインドでは、チルタードラムは、その回転軸芯がチルト軸の回転軸芯に一致するように設けられていたため、ヘッドボックスの大型化に繋がっていた。本観点の発明では、二軸式の横型ブラインドにおいても巻取軸9とチルタードラム32の回転軸芯が同一になるようにチルタードラム32を配置するために、ヘッドボックス1のコンパクト化が可能である。
また、チルターギヤ34と軸受プレート35が一体としてサポート部材10,11に取り付け可能に構成されているので、チルト軸17をチルターギヤ34の挿通孔34cに挿通させた後に、チルターギヤ34と軸受プレート35をサポート部材10,11に取り付けることができるので、組立性に優れている。
また、上記実施形態に示すように、操作プーリー23aの回転軸芯が昇降軸8の回転軸芯8cに一致するように構成することによってさらにコンパクト化されている。なお、操作プーリー23aの回転軸芯がチルト軸17の回転軸芯17cに一致するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態に示すように、昇降軸8とチルト軸17を上下方向に並べて配置することによって、ヘッドボックスの前後方向のコンパクト化が可能となる。また、昇降軸8とチルト軸17を上下方向に並べて配置すると、チルターユニット19を前後対称形状にすることが容易であり、この場合、サポート部材10,11をヘッドボックス1に対して左右どちらに向けて取り付けた場合でも、同一構成のチルターユニット19を用いることが可能になる。
1:ヘッドボックス、2:ラダーコード、3:スラット、4:ボトムレール、5:昇降コード、6:操作部ユニット、7:操作コード、8:昇降軸、9:巻取軸、10,11:サポート部材、15:コードゲート、17:チルト軸、19:チルターユニット、22:速度調整機、23:遊星ギヤ・操作プーリー部、24:チルト伝達部、25:伝達遅延ユニット、26:ブレーキ部、27:クラッチユニット、28:入力軸、29,30:第1及び第2ケース、31:中間回転体、32:チルタードラム、32a:外周溝、33:サポートキャップ、33a:押え突起、34:チルターギヤ、35:軸受プレート、41:入力軸、42:カム軸、43:出力軸、44:ボール、45:操作部ケース、46:スライド溝パーツ

Claims (8)

  1. サポート部材と、前記サポート部材に回転可能に支持されるチルタードラムと、サポートキャップを備え、
    前記チルタードラムは、その外周面を周回するように外周溝を備え、
    前記外周溝に掛装されるスラット支持コードが前記外周溝から浮き上がることを抑制する浮き上がり抑制部が設けられ、
    前記サポートキャップは、前記サポート部材と前記サポートキャップの間に前記チルタードラムを挟むように設けられ、
    前記浮き上がり抑制部は、前記サポートキャップに設けられた押え突起で構成される、チルト装置。
  2. 前記押え突起は、前記チルタードラムの周方向の30度以上の範囲に渡って設けられる、請求項1に記載のチルト装置。
  3. 前記外周溝は、前記チルタードラムの径方向外側に向かって幅が広がるように構成され、前記押え突起は、前記サポートキャップから前記外周溝内に延びるように設けられ、且つ先端に向かって幅が狭くなるように構成される、請求項1又は請求項2に記載のチルト装置。
  4. 前記チルタードラムに設けられたギヤに噛み合うチルターギヤと、前記チルタードラム及び前記チルターギヤとを回転可能に支持する軸受プレートをさらに備え、
    前記チルタードラム、前記サポートキャップ、前記チルターギヤ、及び前記軸受プレートが、一体として、前記サポート部材に取り付け可能に構成されている、請求項1請求項3の何れか1つに記載のチルト装置。
  5. 前記押え突起の先端と前記外周溝の底の間にスラット支持コードが配置される、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のチルト装置。
  6. サポート部材と、前記サポート部材に回転可能に支持されるチルタードラムを備え、
    前記チルタードラムは、その外周面を周回するように外周溝を備え、
    前記外周溝に掛装されるスラット支持コードが前記外周溝から浮き上がることを抑制する浮き上がり抑制部が設けられ、
    前記外周溝は、前記チルタードラムの径方向外側に向かって幅が広がるように構成される、チルト装置。
  7. 前記サポート部材は、昇降コードの巻取り及び巻戻しを行う巻取軸を支持可能に構成される、請求項1〜請求項6の何れか1つに記載のチルト装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1つに記載のチルト装置を備える、横型ブラインド。
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