JP2021188430A - 遮蔽装置 - Google Patents

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正 岡村
Tadashi Okamura
壮史 和田
Takeshi Wada
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Abstract

【課題】ヘッドボックスの昇降部材による荷重方向の撓みを抑制可能とした遮蔽装置を提供する。【解決手段】長手方向における両端部において、天井面に固定するための固定部が配置されたヘッドボックス11と、ヘッドボックス11の両端部から垂下される昇降コードと、昇降コードの昇降によって昇降するスラットと、ヘッドボックス11における固定部の間において、昇降コードによる荷重方向の撓みを抑制する撓み抑制機構41とを備える。撓み抑制機構41は、ヘッドボックス11の上面に沿って配置される支持部材42と、支持部材42に対して回転可能であるとともに、ヘッドボックスに取り付けられる取付部材43と、支持部材42を天井面に固定するための両面テープ44とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、遮蔽部材を昇降部材で昇降する遮蔽装置に関する。
遮蔽装置の1つである横型ブラインドは、天井面に設置されるヘッドボックスからラダーコードと昇降コードが垂下されている。ラダーコードは、複数枚のスラットを支持し、複数枚のスラットは、昇降コードの昇降によって昇降される。昇降コードは、最下段のスラットの下に位置するボトムレールを支持している。そして、スラットおよびボトムレールの上昇時において、スラットは、ボトムレールに積み上がりながら上昇する(特許文献1参照)。
横幅の長い横型ブラインドは、その分、スラットやボトムレールも長くなり、さらに重くもなり、ヘッドボックスに対する荷重も大きくなる。
特開2017−203364号公報
横型ブラインドの横幅が長くなると、ヘッドボックスは、昇降コードを通じて加わる荷重によって下方に撓むおそれがある。このような問題は、横型ブラインド以外のスクリーンを吊り下げたローマンシェードやプリーツスクリーンなどであっても、横幅が長くなれば同様に生じる。
本発明の目的は、ヘッドボックスの昇降部材による荷重方向の撓みを抑制可能とした遮蔽装置を提供することにある。
上記課題を解決するための遮蔽装置は、長手方向における両端部において、固定部が配置されたヘッドボックスと、前記ヘッドボックスから垂下される昇降部材と、前記昇降部材の昇降によって昇降する遮蔽部材と、前記ヘッドボックスにおける前記固定部の間において、前記昇降部材による荷重方向の撓みを抑制する撓み抑制機構とを備える。
上記遮蔽装置において、前記昇降部材の上側に前記撓み抑制機構を備えているようにしてもよい。
上記遮蔽装置において、前記撓み抑制機構は、前記ヘッドボックスの上面に沿って配置される支持部材と、前記支持部材に対して回転可能であるとともに、前記ヘッドボックスに取り付けられる取付部材と、前記支持部材を天井面に固定するための固定部材とを備えるようにしてもよい。
上記課題を解決するための遮蔽装置は、昇降部材が垂下されるヘッドボックスと、前記昇降部材との昇降によって昇降する遮蔽部材と、前記ヘッドボックスを天井面に固定する両面テープとを備える。
上記遮蔽装置において、前記ヘッドボックスに取り付けられる取付機構とをさらに備え、前記取付機構は、前記両面テープを含み、前記両面テープによって前記天井面に固定されるようにしてもよい。
上記遮蔽装置において、前記ヘッドボックスと前記天井面との間において、前記両面テープを保護するカバーを備えるようにしてもよい。
本発明によれば、ヘッドボックスの昇降部材による荷重方向の撓みを抑制できる。
横型ブラインドの正面図。 ヘッドボックスの内部構造を示す平面図。 ヘッドボックスの正面図。 ヘッドボックスの撓みを説明するヘッドボックスの正面図。 撓み抑制機構を前面側から見た斜視図。 撓み抑制機構を前面側から見た分解斜視図。 左図は、ヘッドボックスに対して撓み抑制機構を固定する前の状態を示す平面図、右図は、撓み抑制機構をヘッドボックスに固定した状態を示す平面図。 撓み抑制機構をカバーで覆った変形例を示す正面図。 カバーが取り付けられた撓み抑制機構の斜視図。 ヘッドボックスを直接両面テープで天井面に固定した変形例の斜視図。
以下、本発明が適用された横型ブラインドについて図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示すように、横型ブラインド10は、ヘッドボックス11が浴室などの設置部である壁部1,2の間に突っ張るように設置される。横型ブラインド10は、ヘッドボックス11と、日射を遮蔽する遮蔽部材としての複数のスラット12とを備えている。
ヘッドボックス11は、底面を構成する底壁11aと、前面を構成する前壁11bと、後面を構成する後壁11cとを備え、上面が開口された側面視U字形状を有している。また、横型ブラインド10は、複数のスラット12をチルト調整可能に支持する3本のラダーコード13と、最下段の前記スラット12の下側に位置するボトムレール14と、下端がボトムレール14に接続される第1昇降部材としての第1昇降コード15aおよび第2昇降部材としての第2昇降コード15bとを備えている。
第1昇降コード15aは、ヘッドボックス11の第1端部の端部位置および第2端部の端部位置から垂下される2本のコードであって、スラット12の長手方向の両端部に位置される。第2昇降コード15bは、第1昇降コード15aの間、例えばヘッドボックス11の長手方向における中央部から垂下される2本のコードであって、一方が前壁11bより垂下され、他方が後壁11cより垂下されている。
第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間、および、第2昇降コードの位置には、ラダーコード13が垂下されている。各ラダーコード13は、一対の縦糸と、一対の縦糸間に架け渡される横糸とを備え、各スラット12は、一対の縦糸間であって、横糸によって支持される。すなわち、ヘッドボックス11から3本のラダーコード13が垂下されている。
スラット12は、細長い矩形薄板状を有している。複数枚のスラット12は、横型ブラインド10の高さ方向である昇降方向に沿って並び、ヘッドボックス11から吊り下げられたラダーコード13によってチルト調整可能に支持されている。最下段のスラット12の下側には、スラット12とほぼ同じ長さを有するボトムレール14が配設されている。
複数のスラット12の各々において、スラット12の長手方向の両端部には、短手方向である前後方向の中央部に、長辺を短手方向とした矩形形状の貫通孔が設けられている。貫通孔の各々には、第1昇降コード15aが挿通されている。各貫通孔の配置される位置は、極力両端部に寄せられている。また、スラット12の長手方向における中央部には、スラット12の前後方向の相対する側縁部に第2昇降コード15bが配置される。スラット12には、第2昇降コード15bの挿通に必要な貫通孔は形成されていない。スラット12の長手方向における中央部においては、上述した貫通孔が形成されていないことで、高い遮光性が確保されている。
ボトムレール14は、複数枚のスラット12が降下した状態を維持する際に重量部材である。ボトムレール14は、スラット12とほぼ同じ長手方向の長さと短手方向の幅とを有する。ボトムレール14は、引き上げられるとき、複数枚のスラット12がボトムレール14の上に積み上げられる。ラダーコード13は、一対の縦糸の下端がボトムレール14に接続されている。また、ボトムレール14は、ヘッドボックス11から引き出された第1昇降コード15aの下端と第2昇降コード15bの下端が接続され、第1昇降コード15aと第2昇降コード15bによってヘッドボックス11から吊り下げられている。
ヘッドボックス11は、壁部1,2の間の間隔とほぼ同じ長さであって、一方の端部が第1端部であって、他方の端部が第2端部である。第1端部には、第1固定部21が配設され、第2端部には、第2固定部22が配設されている。第1固定部21および第2固定部22は、ヘッドボックス11を壁部1,2の間において、協働して突っ張るようにして固定する。
第1固定部21および第2固定部22は、ヘッドボックス11の端部における内部空間に嵌合部材が嵌合される。嵌合部材内には、ボルト軸部材と、ボルト軸部材内に配置される圧接軸部材と、圧接軸部材をボルト軸部材から突出する方向に付勢するコイルバネと、ヘッドボックス11の端部から露出した位置においてボルト軸部に材螺合されたダイヤルとを備えている。ヘッドボックス11は、壁部1,2の間に配置され、各固定部21,22の圧接軸部材の先端のフランジ部21a,22aが壁部1,2に当接される。すると、各固定部21,22のコイルバネは、圧縮され、各フランジ部21a,22aは、各壁部1,2に対して圧接される。さらに、ダイヤルが一方向に回転されて、ボルト軸部材が壁部1,2の方向に移動されると、各コイルバネはさらに圧縮される。これにより、ヘッドボックス11は、壁部1,2の間により強固に固定されることになる。
図2に示すように、ヘッドボックス11の内部は、右端である第1端部から左端である第2端部の方に向かって順に、第1固定部21、チルト制御部23、コード導出部24、第1サポート部材25、減速降下ユニット26、ストッパ27と、転回部材28、コード案内部材29と、コード案内部材29に組付けられる第2サポート部材31、第3サポート部材32、第2固定部22が配設されている。また、ヘッドボックス11内には、長手方向においてほぼ全長に亘って、スラット12をチルトさせるためのチルト軸33が延在されている。
ヘッドボックス11の前壁11bには、長手方向における中央部に対して第1端部側に偏って、スラット12をチルトさせるためのポール34が垂下されている。チルト制御部23は、ヘッドボックス11内を長手方向に延びるチルト軸33を回転制御する部材であり、ポール34の基端部が接続されている。
コード導出部24は、滑車などを備え、ヘッドボックス11内を長手方向に延在し、かつ、ストッパ27を経て減速降下ユニット26から延びる2本の第1昇降コード15aおよび2本の第2昇降コード15bを集約し経路を前壁11bへ導出される方向に変更する。集約された第1昇降コード15aおよび第2昇降コード15bは、一端部がボトムレール14の一端部に繋がれた補助コード17とイコライザ18を介して接続されている。また、補助コード17の中間部には、セイフティージョイント19が設けられている。
第1サポート部材25は、コード導出部24と減速降下ユニット26との間に配設される部材であって、第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間のラダーコード13を支持する。第1サポート部材25は、支持フレームに、チルト軸33が挿通されたドラムが回転可能に支持されている。ドラムは、チルト軸33と一体的に回転する。また、ドラムにはラダーコード13の一対の縦糸の上端が係止される。
減速降下ユニット26は、集約された2本の第1昇降コード15aおよび2本の第2昇降コード15bが挿通され、移動に対して抵抗を付与することで、移動速度を減速する。ストッパ27は、集約された2本の第1昇降コード15aおよび2本の第2昇降コード15bが挿通され、4本の昇降コード15a,15bの操作により昇降コード15a,15bの移動を阻止する状態と移動を許容する状態とに切り替える。ストッパ27は、昇降コード15a,15bの移動を阻止する状態において、スラット12およびボトムレール14の自重による落下を阻止する。
転回部材28は、第1固定部21からヘッドボックス11の長手方向における中央部の方向に延びる第1昇降コード15aをストッパ27とコード案内部材29との間において、コード導出部24の方向へ転回する。転回部材28は、第1昇降コード15aが掛けられる滑車を備えている。
コード案内部材29は、ヘッドボックス11の長手方向における中央部に配置される。そして、ヘッドボックス11の前壁11bより垂下される第2昇降コード15bをヘッドボックス11内に案内するとともに、ヘッドボックス11の後壁11cより垂下される第2昇降コード15bをヘッドボックス11内に案内する。そして、コード案内部材29は、2本の第2昇降コード15bを集約してストッパ27の方向に案内する。コード案内部材29には、第2サポート部材31が取り付けられる。第2サポート部材31からは、第2昇降コード15bに沿うようにラダーコード13が垂下される。なお、第2サポート部材31は、第1サポート部材と同様な構成を有するため詳細は省略する。
第3サポート部材32は、コード案内部材29と第2固定部22との間に配設される部材であって、第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間のラダーコード13を支持する。第3サポート部材32は、第1サポート部材25および第2サポート部材31と同様の構成を有するため詳細は省略する。
以上のように部品が配置されたヘッドボックス11内には、次のように2本の第1昇降コード15aと2本の第2昇降コード15bが延在される。
先ず、ヘッドボックス11の右端である第1端部の第1昇降コード15aは、第1固定部21が配設されている端部位置から垂下されている。そして、底壁11aから垂下している第1昇降コード15aは、経路が90°曲げられ、ヘッドボックス11の後壁11cと減速降下ユニット26およびストッパ27の隙間を通って転回部材28に至り、転回部材28において転回される。そして、ストッパ27および減速降下ユニット26を通ってコード導出部24へ導かれる。
ヘッドボックス11の左端である第2端部の第1昇降コード15aは、第2固定部22が配設されている端部位置から垂下されている。そして、底壁11aから垂下している第1昇降コード15aは、経路が底壁11aに沿うように90°曲げられ、コード案内部材29を通過して、転回部材28、ストッパ27および減速降下ユニット26をこの順に通ってコード導出部24へ導かれる。
前壁11bの長手方向の中央部および後壁11cの長手方向の中央部から垂下されている2本の第2昇降コード15bは、コード案内部材29においてヘッドボックス11内に引き込まれる。そして、転回部材28、ストッパ27および減速降下ユニット26を通ってコード導出部24へ導かれる。
図3は、ヘッドボックス11の正面図である。ヘッドボックス11の前壁11bは、長手方向における中央部に、コード案内部材29における前壁11bから第2昇降コード15bを導出するための突出部29aを露出させるための中央開口部11dを備えている。なお、後壁11cにも、同様に、後壁11cから第2昇降コード15bを導出するための突出部29aを露出させるための中央開口部11dを備えている。また、底壁11aの長手方向における中央部には、第2サポート部材31からラダーコード13を垂下させるための中央下開口部11eが設けられている。また、ヘッドボックス11の前壁11bにおいて、第1端部と中央開口部11dとの間に、ポール用開口部11fおよびコード用開口部11gが設けられている。ポール用開口部11fの方がコード用開口部11gよりも第1端部の近くに設けられている。ポール用開口部11fでは、チルト制御部23にポール34が接続される。コード用開口部11gは、コード導出部24からの第1昇降コード15aおよび第2昇降コード15bが導出される。
このように構成されたヘッドボックス11は、長手方向の中央部において、前壁11bおよび後壁11cに中央開口部11dを備えるとともに、底壁11aにラダーコード13を垂下させるための中央下開口部11eを備えている。このため、ヘッドボックス11の強度は、長手方向における中央部がその両側より低い部分となる。
図4に示すように、ヘッドボックス11は、第1端部の第1固定部21の位置および第2端部の第2固定部22が配置された位置は、第1昇降コード15aが垂下される位置であり、ボトムレール14やスラット12の荷重が加わる位置である。また、中央部のコード案内部材29が配置された位置は、第2昇降コード15bが垂下される位置であり、ここも、ボトムレール14やスラット12の荷重が加わる位置である。
第1昇降コード15aがヘッドボックス11から垂下される位置は、第1固定部21の位置であり、また、第2固定部22の位置であり、壁部1,2に固定される位置の近傍である。したがって、当該位置に加わる荷重は、第1固定部21および第2固定部22で支持することができる。これに対して、第2昇降コード15bが垂下される位置は、ヘッドボックス11の長手方向の中央部であることから、第1固定部21および第2固定部22からも離れている。そして、ヘッドボックスは、中央部が強度も低い箇所であることも相まって、第2昇降コード15bにより加わる荷重によって下方に撓むおそれがある。そこで、ヘッドボックス11には、長手方向における中央部に、撓み抑制機構41を配置するようにしている。換言すると、撓み抑制機構41と第2昇降コード15bとの距離は、撓み抑制機構41と第1固定部21および第2固定部22との距離より短くなるように設定される。撓み抑制機構41の位置は、第2昇降コード15bの真上でもよいが、第2昇降コード15bに対して若干幅方向にずれていてもよい。撓み抑制機構41は、設置部としての天井面3にヘッドボックス11を取り付ける取付機構でもある。
図5および図6に示すように、撓み抑制機構41は、ヘッドボックス11の上面に沿って配置される支持部材42と、支持部材をヘッドボックス11に取り付けるための取付部材43と、支持部材42を天井面3に固定するための固定部材としての両面テープ44とを備えている。
支持部材42は、矩形形状を有した板状体であって、ヘッドボックス11の上面とほぼ同じ幅を有している。支持部材42の中央部には、取付部材43を取り付けるための軸部材45が取り付けられている。取付部材43は、支持部材42のヘッドボックス11側に臨む面に配設される部材であって、軸部材45によって支持部材42に対して回転可能に取り付けられている。支持部材42には、中央部に、軸部材45が挿通される貫通孔45aを備えている。
ヘッドボックス11の上面は、前壁11bと後壁11cとの間が長尺の開口となっている。前壁の先端部と後壁の先端部とは、互いに内方に突出した突部11hを備えている。支持部材42は、その長手方向をヘッドボックス11の長手方向に合わせ、突部11hの上に位置される。
取付部材43は、本体部46とレバー部47とを備える回転レバーである。本体部46は、軸部材45が取り付けられる軸支持部46aを備えている。軸支持部46aには、軸部材45がカシメなどによって抜け止めされた状態で回転可能に取り付けられる。また、本体部46は、相対する一対の第1面46bと、第1面46bに対して交差する相対する一対の第2面46cとを備えている。一対の第1面46bは、前壁11bおよび後壁11cの先端部が備える突部11hに係止される係止部46dを備えている。係止部46dは、第1面において、下端部である支持部材42とは離れた側の端部に設けられている。一対の第1面46bにおける係止部46dの先端との間は、間隔L1を有し、間隔L1は、前壁11bと後壁11cの間隔L2とほぼ同じ寸法を有している。第2面46cの間隔L3は、前壁11bと後壁11cの間隔L2より狭い間隔L3を有している。なお、軸支持部46aの下部には、チルト軸33を逃げる凹部43aを備えている。
本体部46からは、第2面46cの上端部である支持部材42に隣接する端部からレバー部47が延出している。レバー部47は、本体部46から湾曲して延出する湾曲部47aと、湾曲部47aの先端部が備える操作片47bとを備えている。操作片47bは、湾曲部47aの先端部に対して折曲されている。レバー部47は、第1面46bの係止部46dに対して軸支持部46aの高さ分離間し、この間は、突部11hが進入する空間となる。湾曲部47aの厚みは、天井面3とヘッドボックス11の上端部との間の微小間隙48より後壁11c側の外方に露出する。
支持部材42の取付部材43とは反対側の面は、両面テープ44が配置される面である。両面テープ44は、一方の接着面が支持部材42に対する接着面となり、他方の接着面が天井面3に対する接着面となる。両面テープ44は、支持部材42の長手方向において、貫通孔45aを挟んだ両側に配置される。
図7に示すように、撓み抑制機構41をヘッドボックス11に取り付けるときには、先ず、取付部材43において、本体部46の第2面46cが支持部材42の長辺ならびにヘッドボックス11の前壁11bおよび後壁11cに沿った状態にする。この状態で、レバー部47が後壁11c側に突出するようにして、取付部材43を前壁11bと後壁11cの間に挿入する(図7中左図)。そして、ヘッドボックス11の上面には、支持部材42の長辺が前壁11bおよび後壁11cに沿うように配置される。そして、レバー部47を操作して、取付部材43を軸部材45を中心に支持部材42に対して90°程度回転する(図7中右図)。すると、取付部材43において、本体部46の第1面46bの係止部46dは、前壁11bおよび後壁11cの突部11hの下側に係合する。このとき、操作片47bは、後壁11cに沿う状態となり、レバー部47は、前壁11bと後壁11cとの間に収まる。かくして、撓み抑制機構41は、ヘッドボックス11の上面に一体的に取り付けられる。この後、両面テープ44の剥離紙が剥がされ、支持部材42は、両面テープ44によって天井面3に固定される。
撓み抑制機構41が取り付けられる位置は、第2昇降コード15bが垂下されている位置の上であり、ヘッドボックス11の長手方向の中央部である。撓み抑制機構41は、このように最もヘッドボックス11が第2昇降コード15bによる荷重によって撓み易い位置に配置され、天井面3に支持部材42が接着されることで、ヘッドボックス11の撓みを抑制する。
以上のように構成された横型ブラインド10は、次のような作用を有する。
ヘッドボックス11は、長尺ではあるが、長手方向におけるほぼ中央部において、撓み抑制機構41により撓みが抑制される。
横型ブラインド10は、設置部として壁部1,2の間であって天井下にヘッドボックス11が固定される。そして、ボトムレール14を最下位置まで降下し、かつ、スラット12を全閉状態とした状態では、壁部1,2の間から入射する日射を遮蔽する。この際、一方の第1昇降コード15aは、第1固定部21の位置から垂下され、他方の第1昇降コード15aは、第2固定部22の位置から垂下される。すなわち、2本の第1昇降コード15aは、壁部1,2に対して近接した位置において垂下される。第1昇降コード15aは、スラット12の長手方向における両端部における貫通孔に挿通されている。貫通孔は、スラット12の両端部に寄せられているので、部屋内まで透過する光量を少なくし目立たなくすることができる。
スラット12およびボトムレール14を上昇させるときには、イコライザ18を下に引くと、ボトムレール14が、複数枚のスラット12がボトムレール14に近い位置から順にボトムレール14の上に積み重なるようにして上昇する。また、スラット12およびボトムレール14を降下させるときには、イコライザ18を下に少し引き緩めると、ボトムレール14が降下し、ボトムレール14の下降に伴い、複数枚のスラット12の各々も合わせて降下する。また、各スラット12は、ポール34を回すことによって、チルト軸33を介してドラムが回転されることで、ラダーコード13の縦糸の一方が上昇し他方か降下することでチルトする。
以上のような第1実施形態の横型ブラインド10は、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1−1)ヘッドボックス11に撓み抑制機構41が配置されることで、天井面3から離れる方向に撓むことが抑制される。したがって、ヘッドボックス11が下方に撓むことで微小間隙48が大きくなって、微小間隙48を通じての漏光が抑えられる。
(1−2)ヘッドボックス11は、第1固定部21および第2固定部22から離れた中央部が第2昇降コード15bによる荷重によって天井面3から離れる方向に撓むことが抑制される。
(1−3)ヘッドボックス11は、撓み抑制機構41を介して第2昇降コード15bによる荷重方向に対する撓みが抑制される。
(1−4)支持部材42は、両面テープ44によって天井面3に対して容易に接着することができる。
(1−5)天井面3とヘッドボックス11の上端である突部11hとの間の間隔は、支持部材42の厚みと湾曲部47aの厚みと両面テープ44の厚みだけであり、微小間隙48(図1参照)が形成されるだけであるので、前方から見ても目立つことはない。
(1−6)操作片47bは、ヘッドボックス11の後壁11c側、例えば室外側に臨む。したがって、横型ブラインドの設置後において、操作片47bが室内側から見えなくすることができる。
〔第2実施形態〕
図8に示すように、天井面3とヘッドボックス11との間には、撓み抑制機構41の支持部材42と両面テープ44の厚みの分だけ微小間隙が形成される。ヘッドボックス11を清掃する際に洗剤などが付着すると両面テープ44の粘着力が落ち、支持部材42が天井面3から剥がれるおそれがある。そこで、第2実施形態では、支持部材42および両面テープ44をカバー51で覆うようにしている。
図9に示すように、カバー51は、底壁52と、底壁52の周囲に設けられる周壁53とを備えている。底壁52は、支持部材42よりも一回り大きい矩形板形状を有している。カバー51は、底壁52が周壁53に対して一段低く、内側に、支持部材42と両面テープ44を収容する第1収容部51aを備え、これとは反対側の外側に、取付部材43を収容するよう窪み部で構成された第2収容部51bとを備えている。第2収容部51bは、その周壁の後壁11c側に位置する部分に切欠部55を備えている。切欠部55から、取付部材43のレバー部47を外部に臨ませる。さらに、周壁53は、支持部材42が配置される側の先端部に外側に広がるフランジ部54を備えている。フランジ部54は、天井面3に対して圧接され密着性を高める。
カバー51は、天井面3に対してフランジ部54が密着し得るように弾性を有する合成樹脂材料の成形品である。さらに、周壁53は、周回方向に溝部などを備え、高さ方向に撓み易い形状を有している。
以上のようなカバー51は、支持部材42と取付部材43との間に底壁52が位置し、第1収容部51aに支持部材42および両面テープ44が配置され、第2収容部51bに取付部材43が配置される。軸部材45は、底壁52に形成された貫通孔に挿通される。
以上のようなカバー51を備えた撓み抑制機構41を使ってヘッドボックス11が天井面3に取り付けられると、周壁53が立ち上がり方向に潰れるように撓み、フランジ部54が天井面3に密着される。
以上のような第2実施形態では、第1実施形態の作用効果に加え、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(2−1)カバー51を備えることで、両面テープ44に対して洗剤などが付着することが抑制される。したがって、両面テープ44の粘着力が落ちることを抑えることができる。
(2−2)カバー51、弾性を有することで、天井面3とヘッドボックス11との間に潰れ、天井面3とヘッドボックス11の前壁11bおよび後壁11cの先端部に密着される。したがって、撓み抑制機構41を隠し、外方から見えなくすることができる。
〔第3実施形態〕
ヘッドボックス11は、上述の支持部材42、および、取付部材43を省略し、両面テープ44だけで天井面3に貼り付けるようにしてもよい。
この場合、図10に示すように、ヘッドボックス11は、上壁11xを備え、上壁11xに対して、前壁11bおよび後壁11cが設けられ、底面は、長手方向に沿った開口11yが設けられている。また、開口11yの両側には、支持片11zが設けられている。上述した第1固定部21、チルト制御部23、コード導出部24、第1サポート部材25、減速降下ユニット26、ストッパ27と、転回部材28、第2サポート部材31が組付けられたコード案内部材29、第3サポート部材32、および、第2固定部22は、支持片11zに支持されるようにしてヘッドボックス11内に配置される。そして、開口11yから第1昇降コード15aやラダーコード13が垂下される。
この場合、両面テープ44の一方の面が上壁11xに貼り付けられ、他方の面が天井面3に貼り付けられることになる。このような構成によっても、上壁11xが両面テープ44を介して天井面3に貼り付けられているので、ヘッドボックス11の撓みを抑制することができる。
なお、第1実施形態〜第3実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第1実施形態〜第3実施形態において、天井面3に近接するようにヘッドボックス11を取り付ける手段は、第1固定部21および第2固定部22に限定されるものではない。例えば、ヘッドボックス11の長手方向における両端部において、取付ブラケットによって天井面3に取り付けるようにしてもよい。
・ヘッドボックス11の長手方向における両端部において、第1固定部21および第2固定部22の代わりに、第1および第2実施形態の撓み抑制機構41または第3実施形態の両面テープ44を配置して、天井面3に取り付けるようにしてもよい。このように用いる場合、撓み抑制機構41は、ヘッドボックス11を天井面3に取り付けるための取付機構として機能する。
・第3実施形態において、カバー51を設けてもよい。
・第1実施形態〜第3実施形態において、カバー51は、例えば、室内側の前面側において、ヘッドボックス11と天井面3との間の隙間を塞ぐ細長い板材であってもよい。このような構成によっても、ヘッドボックス11を天井面3に取り付けた状態で拭き掃除をする場合、撓み抑制機構41に洗剤などが付着することを抑制できる。
・第1および第2実施形態において、取付部材43のレバー部47は、ヘッドボックス11の後壁11c側ではなく前壁11b側に露出していてもよい。レバー部47が前壁11b側に露出している場合、ヘッドボックス11の取り外し作業が容易となる。
・第1および第2実施形態において、撓み抑制機構41の構成は、上述した支持部材42と、取付部材43と、両面テープ44とを備えた構成に限定されるものではない。一例として、支持部材42は、天井面に対して両面テープ44以外の固定部材(ビス、接着剤、面ファスナなど)で固定してもよい。また、支持部材42を直接ヘッドボックス11に固定し、支持部材42を天井面3に固定部材で固定するようにしてもよい。
・第1および第2実施形態において、撓み抑制機構41と第2昇降コード15bとの距離は、撓み抑制機構41と第1固定部21および第2固定部22との距離より短ければよい。すなわち、撓み抑制機構41は、第1固定部21および第2固定部22よりも第2昇降コード15bが垂下される位置の近くに設けられていればよい。例えば、撓み抑制機構41は、第2昇降コード15bの直上に配置されていてもよいし、若干、第1固定部21または第2固定部22の方向にずれていてもよい。
・第3実施形態の両面テープ44と第2昇降コード15bとの距離は、撓み抑制機構41と第1固定部21および第2固定部22との距離より短ければよい。すなわち、第3実施形態の両面テープ44は、第1固定部21および第2固定部22よりも第2昇降コード15bが垂下される位置の近くに設けられていればよい。例えば、第3実施形態の両面テープ44は、第2昇降コード15bの直上に配置されていてもよいし、若干、第1固定部21または第2固定部22の方向にずれていてもよい。
・第1および第2実施形態において、撓み抑制機構41は、第1固定部21と第2固定部22との間において、1つでなく、複数個設けてもよい。図1の例において、撓み抑制機構41は、第2昇降コード15bの位置ではなく、第1固定部21側の第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間と、第2固定部22側の第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間の2カ所に設けるようにしてもよい。また、ヘッドボックス11の幅方向において、第2昇降コード15bが複数位置から垂下されている場合、撓み抑制機構41は、各第2昇降コード15bが垂下された位置の上に設けるようにしてもよい。
・第3実施形態において、両面テープ44は、第1固定部21と第2固定部22との間において、1つでなく、複数個設けてもよい。図1の例において、両面テープ44は、第2昇降コード15bの位置ではなく、第1固定部21側の第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間と、第2固定部22側の第1昇降コード15aと第2昇降コード15bとの間の2カ所に設けるようにしてもよい。また、ヘッドボックス11の幅方向において、第2昇降コード15bが複数位置から垂下されている場合、両面テープ44は、各第2昇降コード15bが垂下された位置の上に設けるようにしてもよい。
・第1実施形態〜第3実施形態において、固定部としては、相対する壁部1,2に対して、突っ張るようにして固定されるものに限定されるものではなく、一例として、ヘッドボックス11の各端部に設けた取付ブラケットや面ファスナやビスによって壁部に固定されるものであってもよい。このような固定部は、ヘッドボックス11の長手方向における両端部に設けてもよい。また、ヘッドボックス11の何れか一方の端部だけに固定部を設けて、他方の端部は、取付ブラケットや面ファスナやビスによって壁部に固定されるものであってもよい。
・第1実施形態〜第3実施形態において、第1昇降コード15aおよび第2昇降コード15bは、丸紐などで構成するのではなく一定幅を有したテープ部材で構成するようにしてもよい。第1昇降コード15a、第2昇降コード15bなどの紐状部材は、繊維を編んだ紐や繊維を撚った紐などの柔軟性のある線状のコードであればよい。
・第1実施形態〜第3実施形態において、横型ブラインドとしては、上述のようなポールとコードが別々に付き、スラット12の開閉はポールを回して行い、ボトムレール14の昇降は昇降コードを引いて操作するポール式であってもよいが、この他に、チルトポールの先端部にイコライザを設けたワンポール式であってもよい。
・第1実施形態〜第3実施形態において、遮蔽装置としては、横型ブラインドの他に、プリーツスクリーンなどに適用可能である。
1,2…壁部
3…天井面
11…ヘッドボックス
11a…底壁
11b…前壁
11c…後壁
11h…突部
14…ボトムレール
15a…第1昇降コード
15b…第2昇降コード
21…第1固定部
22…第2固定部
33…チルト軸
41…撓み抑制機構
42…支持部材
43…取付部材
44…両面テープ
45…軸部材
46…本体部
47…レバー部
51…カバー

Claims (6)

  1. 長手方向における両端部において、固定部が配置されたヘッドボックスと、
    前記ヘッドボックスから垂下される昇降部材と、
    前記昇降部材の昇降によって昇降する遮蔽部材と、
    前記ヘッドボックスにおける前記固定部の間において、前記昇降部材による荷重方向の撓みを抑制する撓み抑制機構とを備える
    遮蔽装置。
  2. 前記昇降部材の上側に前記撓み抑制機構を備えている
    請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記撓み抑制機構は、前記ヘッドボックスの上面に沿って配置される支持部材と、
    前記支持部材に対して回転可能であるとともに、前記ヘッドボックスに取り付けられる取付部材と、
    前記支持部材を天井面に固定するための固定部材とを備える
    請求項1または2に記載の遮蔽装置。
  4. 昇降部材が垂下されるヘッドボックスと、
    前記昇降部材との昇降によって昇降する遮蔽部材と、
    前記ヘッドボックスを天井面に固定する両面テープとを備える
    遮蔽装置。
  5. 前記ヘッドボックスに取り付けられる取付機構とをさらに備え、
    前記取付機構は、前記両面テープを含み、前記両面テープによって前記天井面に固定される
    請求項4に記載の遮蔽装置。
  6. さらに、前記ヘッドボックスと前記天井面との間において、前記両面テープを保護するカバーを備える
    請求項4または5に記載の遮蔽装置。
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