JP6755704B2 - 日射遮蔽装置 - Google Patents
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Description
上記日射遮蔽装置において、前記前面側経路変更部を前記前面壁の方向に変位させ突出させるとともに、前記後面側経路変更部を前記後面壁の方向に変位させ突出させる構成としてもよい。
上記日射遮蔽装置において、前記案内通路は、前記案内支持部に対して近い側に位置する第1出入り口と、前記案内支持部に対して前記第1出入り口より遠い側に位置する第2出入り口とを備え、前記第2出入り口には、前記ヘッドボックス内へ導かれる前記昇降部材を案内する案内部を備える構成としてもよい。
上記日射遮蔽装置において、前記ボトムレールは、前記昇降部材を保持するホルダを備え、前記ホルダは、前記昇降部材が係合する溝を備える構成としてもよい。
図1および図2に示すように、横型ブラインド10は、天井、窓枠、カーテンボックス等の取付部に取り付けられるヘッドボックス11と、日射を遮蔽する遮蔽部材としての複数のスラット12とを備えている。また、横型ブラインド10は、複数のスラット12をチルト調整可能に支持する3本のラダーコード13と、最下段の前記スラット12の下側に位置するボトムレール14と、一端部がボトムレール14に接続される第1昇降部材としての第1昇降コード15aと第2昇降部材としての第2昇降コード15bとを備えている。そして、スラット12の長手方向の両端部の各々に、第1昇降コード15aとラダーコード13とが配置され、スラット12の長手方向の中間部に、第2昇降コード15bとラダーコード13が配置されている。
ボトムレール14には、3本のラダーコード13が垂下される位置にホルダ16が取り付けられている。ラダーコード13の縦糸13aも、一本の紐状部材であり、中間部15xがボトムレール14において転回されることで、中間部15xの両側に位置する第1昇降部15yと第2昇降部15zとが部屋内側の前縁部と部屋外側の後縁部に延在される。ボトムレール14の中間位置に配置されるホルダ16は、第2昇降コード15bと第2昇降コード15bに沿うように位置するラダーコード13を保持する。
図4および図7に示すように、ヘッドボックス11は、底板11aと、部屋内側に臨む前面壁11bと部屋外側に臨む後面壁11cとを備え、底板11aと対向する上面に開口部11dが構成されており、断面形状がU字形状に形成されている。前面壁11bや後面壁11cは垂下壁であり、前面壁11bや後面壁11cの間の間隔である第1間隔は、開口部11dから底板11aに至るまで一定である。ヘッドボックス11の底板11aと前面壁11bと後面壁11cとで構成された内部空間には、長手方向の両端部に、第1案内部としてのサポート部材17a、17bが配置され、長手方向の中間部に、第2案内部としてのコード案内部材17cが配置される。また、サポート部材17bとコード案内部材17cとの間には、昇降制御部としてのストッパ19が配置される。ストッパ19のサポート部材17b側には、サポート部材17bからの第1昇降コード15aを後面壁11cに沿うように案内する第3案内部としての案内部材20が配置されている。ストッパ19のコード案内部材17c側には、後面壁11cに沿った第1昇降コード15aを転回させてストッパ19へと導く転回部としての転回部材17dが配置されている。なお、ヘッドボックス11の前後方向の幅は、ここではスラット12の前後方向の幅と同程度、若しくは若干広い程度にまで狭められ、小型化が実現されている。
図8に示すように、コード案内部材17cは、前面壁11bに対向する前面側当接部31と、後面壁11cに対向する後面側当接部32と備えている。
前面側当接部31は、長手方向のほぼ中央部において、前面側当接部31に対して一体的に突出した前面側経路変更部33を備えている。また、後面側当接部32は、長手方向のほぼ中央部において、後面側当接部32に対して一体的に突出した後面側経路変更部34を備えている。
前面側当接部31は、前面壁11bとの対向面が前面壁11bの内面形状に対応して平坦面で構成されている。後面側当接部32もまた、後面壁11cとの対向面が後面壁11cの内面形状に対応して平坦面で構成されている。
前面側経路変更部33は、前面側当接部31に対して突出することで、前面壁11bに形成された開口部36に嵌合し、前面壁11bの外面から突出する。後面側経路変更部34もまた、後面側当接部32に対して突出することで、後面壁11cに形成された開口部36に嵌合し、後面壁11cの外面から突出する。
前面側経路変更部33は、第2昇降コード15bのうち前面壁11b側に位置する第1昇降部15yの出入りを案内する前面側案内部としても機能するものである。具体的に、前面側経路変更部33は、前面壁11bの外面から垂下している第2昇降コード15bの経路をヘッドボックス11の内部に延びる経路に変更する。後面側経路変更部34は、後面壁11c側に位置する第2昇降部15zの出入りを案内する後面側案内部としても機能するものである。具体的に、後面側経路変更部34は、後面壁11cの外面から垂下している第2昇降コード15bの経路をヘッドボックス11の内部に延びる経路に変更する。
前面側経路変更部33および後面側経路変更部34は、前面壁11bの外面および後面壁11cの外面に対して前面側および後面側の突出部となる。第2昇降コード15bの組み付け時や交換時においては、スラット12などが障害とならず、前面側経路変更部33および後面側経路変更部34の下面から第2昇降コード15bの先端部が容易に挿入される。
そこで、コード案内部材17cは、ヘッドボックス11の内部に配置するとき、外力によって連結部37を前面側当接部31と後面側当接部32とを互いに近接する方向に変位させて、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間隔が第1間隔30aより狭い第2間隔30bとされる。勿論、前面側経路変更部33の外面と後面側経路変更部34の外面との間隔が第1間隔30aより狭くなってもよい。
この状態で、コード案内部材17cは、開口部11dよりヘッドボックス11の内部に挿入される。この後、連結部37は、連結部37の弾性復帰力によって弾性復帰し、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とは、第2間隔30bが拡大する方向に変位する。コード案内部材17cは、前面側当接部31の対向面は、前面壁11bの内面に弾性付勢された状態で当接され、後面側当接部32の対向面は、後面壁11cの内面に弾性付勢された状態で当接される状態に遷移する。これにより、前面側経路変更部33は、前面壁11bの開口部36に嵌合され、後面側経路変更部34は、後面壁11cの開口部36に嵌合される。そして、コード案内部材17cは、ヘッドボックス11内部に、位置決めされ固定された状態で配置される。
滑車39と第1出入り口41aとの間には、第2昇降コード15bの先端部を滑車39から第1出入り口41aへと案内する案内壁42が立設されている。
なお、コード案内部材17cは一体成型品で構成されている。すなわち、前面側当接部31、後面側当接部32、前面側経路変更部33、後面側経路変更部34、連結部37は、一体的に構成され、コード案内部材17cに対しては、カバー46や滑車39や案内ローラ43が別部材となる。
図4および図16に示すように、転回部材17dは、ストッパ19のコード案内部材17c側に隣接して配置されている。転回部材17dは、上支持部63と、下支持部64と、上支持部63と下支持部64とを連結する側方支持部65とを備えている。上支持部63と下支持部64とは互いに平行であり、間に、ローラ62が回転可能に配置される。上支持部63と下支持部64の間には、2つのローラ62を回転可能に支持する空間部が構成されている。上支持部63と下支持部64の互いに対向する位置には、ローラ62の回転軸を回転可能に支持する2対の軸孔63a,64aが配置されている。軸孔63a,64aには、ローラ62の支軸が軸支される。転回部材17dにおいては、後面壁11cに近い側にローラ62が1つ配置される。
なお、ストッパ19は、転回部材17d側の端部が昇降コード15a,15bの挿入端19aとなり、次に説明する案内部材20側の端部が送出端19bとなる。
図4および図16に示すように、ストッパ19のサポート部材17b側には、サポート部材17bからの第1昇降コード15aを後面壁11cに沿うように案内する案内部材20が配置されている。案内部材20は、転回部材17dと同じ構成を有した部材である。案内部材20は、転回部材17dとローラ62の取付位置を変更することなく、上下を逆にしてストッパ19の送出端19bに隣接して隣接して取り付けられる。すなわち、転回部材17dの上支持部63を下側にし、下支持部64を上側にしてヘッドボックス11に取り付けられる。また、転回部材17dとのローラ62の位置を変えたときには、案内部材20としてそのまま利用することができる。案内支持部としてのローラ62は、後面壁11c側に位置される。これにより、サポート部材17bからの第1昇降コード15aは、案内部材20のローラ62によって後面壁11cに沿わされ、転回部材17dのローラ62によって転回されてストッパ19の挿入端19aに挿入される。すなわち、第2昇降コード15bは、案内部材20と転回部材17dとの間において、ストッパ19に対して後面壁11c側に回避される。勿論、2対の軸孔63a,64aの各々にローラ62を配置しておき、上下左右の何れの向きにしても、転回部材17dを案内部材20に使用できるようにしてもよい。
図17および図18に示すように、サポート部材17a,17bは、ヘッドボックス11の長手方向に対向して位置する2つの側壁71を有する。対向する側壁71は、ラダーコード13の2本の縦糸13aが固定されるドラム52を回転可能に支持する凹部で構成された軸受部72を有している。軸受部72には、軸部52bが回転可能に支持される。側壁71の先端部は、切欠部73を備える。切欠部73は、前面壁11bと後面壁11cの先端部に形成された係合突部57aに係合される。
なお、ここで用いられるドラム52は、上述したサポート部材51に用いるドラム52と同様な構成を有しているため詳細は省略する。
また、各スラット12は、サポート部材17a、17b,51が備えたドラム52が回転されることで回動される。
(1)前面側経路変更部33および後面側経路変更部34は、前面壁11bおよび後面壁11cに対して突出している。したがって、前面側経路変更部33からは、第1昇降部15yがほぼ真っ直ぐに垂下され、後面側経路変更部34からは、第2昇降部15zがほぼ真っ直ぐに垂下される。したがって、最上段のスラットの前縁部と第1昇降部15yとの摩擦を小さくすることができる。また、最上段のスラットの後縁部と第2昇降部15zとの摩擦を小さくすることができる。これにより、第2昇降コード15bが摩擦によって切断することを抑制することができる。
(2)前面側と後面側に延在する第2昇降コード15bがスラット12を挟んで対向して位置する。したがって、スラット12がボトムレール14の上にこぼれるように膨らんで積み上がることを抑制することができる。
(3)コード案内部材17cは、前面側と後面側に延在する第2昇降コード15bを前面側経路変更部33および後面側経路変更部34で案内する。したがって、コード案内部材17cは、前面側経路変更部33で第2昇降コード15bの第1昇降部15yを確実に案内することができ、後面側経路変更部34で第2昇降部15zを確実に案内することができる。
(4)前面側経路変更部33および後面側経路変更部34は、前面壁11bおよび後面壁11cに対して突出しており、組立作業時や第2昇降コード15bの交換作業時において、第2昇降コード15bを構成する第1昇降部15yと第2昇降部15zの各先端部を、ヘッドボックス11の内部に容易に挿入することができる。すなわち、第2昇降コード15bは、ヘッドボックス11の底板11aから垂下されていないので、先端部を、前面側経路変更部33および後面側経路変更部34から挿入するとき、スラット12が障害となりにくくなる。
(5)前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とは、前面壁11bと後面壁11cから外方に突出することで、その分、ヘッドボックス11の前面壁11bと後面壁11cとの間隔を狭くすることができ、ヘッドボックス11を小型化することができる。
(7)連結部37は、弾性変位可能であるため、ヘッドボックス11の内部に組み付ける際に、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間隔を狭めてヘッドボックス11の開口部11dより挿入することができる。前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とは、連結部37の弾性復帰力によって、自動的に、前面壁11bと後面壁11cの開口部36に嵌合し開口部36より外部に突出される。そして、前面側当接部31と後面側当接部32とは、前面壁11bと後面壁11cの各内面に弾性付勢された状態で当接される。したがって、コード案内部材17cは、ヘッドボックス11内の所定位置において正確に位置決めがされる。また、前面壁11bと後面壁11cの内面に対して弾性付勢されることで外れにくい状態で取り付けられる。
(9)サポート部材51は、ラダーコード13を吊り下げ支持するドラム52が配置されている。したがって、サポート部材51は、前面側経路変更部33および後面側経路変更部34の変位制限機能とラダーコード13の支持機能の2つの機能を有することができる。
(10)前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とは、滑車39を備え、滑車39に第2昇降コード15bが係合することでボトムレール14の荷重を支持することができる。滑車39の回転軸39aは、一対の回転支持壁38aに対して斜めに配置される。したがって、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34の前面壁11bと後面壁11cに対する突出量を小さくすることができる。回転軸39aの両端部は、カバー46の内面とサポート部材51の膨出部58によって挟み込まれることで、軸線方向へのがたつきを少なくすることができる。
(12)案内通路41によって、第2昇降コード15bをヘッドボックス11の内部へと案内することができる。
(13)第1出入り口41aは、第1出入り口41aの案内部としての傾斜案内面41cを有するので、滑車39を通過した第2昇降コード15bの先端部が円滑に第1出入り口41aに導くことができる。
(14)案内通路41の第2出入り口41bには、案内ローラ43が配置されているので、第2昇降コード15bをストッパ19の方向へ円滑に案内することができる。
(15)滑車39と第1出入り口41aとの間には、案内壁42が立設されているので、第2昇降コード15bの先端部を滑車39から第1出入り口41aへと円滑に導くことができる。
(17)ホルダ16は、中間部15xを第2溝16dに係合させ、ボトムレール14の底面に圧接させることで、第2昇降コード15bの位置がずれることを抑制することができる。
(19)横型ブラインド10の組み立て作業時において、第2昇降コード15bの先端部をヘッドボックス11内に誘導する作業は、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34にカバー46が取り付けられた状態で行われる。この際、第2昇降コード15bの先端部は、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34の滑車39の横から挿入される。カバー46の内面には、誘導壁47が設けられているので、第2昇降コード15bの先端部は、誘導壁47に案内されて、自ずと進路が90°曲がり、案内通路41の第1出入り口41aの方向に案内される。したがって、第2昇降コード15bの引き回し作業を容易に行うことができる。
〔コード案内部材17cの変形例〕
・図21に示すように、コード案内部材17cにおいて、案内通路41の第2出入り口41bに設けられる案内部としては、案内ローラ43に代えて、案内面43aとしてもよい。これにより、案内ローラ43が不要となり部品点数を削減することができる。
・また、コード案内部材17cは、第2出入り口41bの案内部を割愛する構成としてもよい。
・案内支持部である滑車39を割愛してもよい。この場合、滑車に代えて、一体成形された案内ピンなどで構成された案内部を設けるようにし、案内部の外周面に構成される案内面で第2昇降コード15bを案内する。このような場合には、滑車39を割愛することから、部品点数を減らすことができる。
・前面側当接部31と前面側経路変更部33、ならびに、後面側当接部32と後面側経路変更部34とは、別部品で構成され、接着剤などで結合される構成であってもよい。
・第2昇降コード15bは、前面壁11bと後面壁11cの外面から導出される構成であってもよく、例えば前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とが外面と面一であったり、若干窪んでいてもよく、このような前面側経路変更部33と後面側経路変更部34から第2昇降コード15bが導出されてもよい。
・前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とは、連結部37で連結されていなくてもよい。この場合、前面側経路変更部33を前面壁11bの内面に配置し、後面側経路変更部34を後面壁11cの内面に配置した後、突っ張りピンなどの規制部材を、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間に架け渡し、前面側経路変更部33を前面壁11bに押し付け、後面側経路変更部34を後面壁11cに押し付けるようにすればよい。また、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間にコイルバネやゴムなどの弾性体を配置し、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とを互いに離間する方向に付勢するようにしてもよい。
リンク機構としては、図22の構成に限定されるものではなく、例えば、全体形状が菱形や平行四辺形で収縮するパンタグラフのような機構であってもよい。
・連結部37は、前面側当接部31が前面壁11bに対して近接離間する方向に変位可能な構成とし、後面側当接部32が変位しない構成としてもよい。これとは逆に、連結部37は、後面側当接部32が後面壁11cに対して近接離間する方向に変位可能な構成とし、前面側当接部31が変位しない構成としてもよい。すなわち、前面側当接部31と後面側当接部32との間隔が相対的に変化すればよい。
・カバー46は、誘導壁47を割愛する構成としてもよい。
・カバー46を割愛する構成としてもよい。
カバー46の誘導壁47は、第2昇降コード15bの一方の先端部が滑車39の横から挿入される場合に機能するものである。以上のように第2昇降コード15bを引き回す場合、第2昇降コード15bの一方の先端部が滑車39の横から挿入されるのは、前面側経路変更部33または後面側経路変更部34の何れか1つである。したがって、カバー46は、第2昇降コード15bの一方の先端部が滑車39の横から挿入される案内部のみに配置するようにしてもよい。
・ホルダ16は、第2昇降コード15bの中間部15xが係合する第2溝16dを割愛してもよい。
〔サポート部材51の変形例〕
・前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とが互いに近接する方向に変位することを制限するための規制部材としてのサポート部材51は、ラダーコード13を吊り下げ支持する機能を備えない構成としてもよい。この場合、別部材で、ラダーコード13を吊り下げ支持する。
・前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間には、サポート部材51を配置しなくてもよい。この場合、前面側経路変更部33と後面側経路変更部34とが互いに近接する方向に変位することを制限するための規制部材として、突っ張りピンなどのピン部材を前面側経路変更部33と後面側経路変更部34との間に架け渡す構成とすればよい。
・転回部材17dと案内部材20とを共用する場合において、転回部材17dを上下に反転させれば、ローラ62の位置を変更する必要はない。図23に示すように、軸孔63a,64aは一対分だけ設けるようにしてもよい。これにより、転回部材17dと案内部材20との備品の共通化を図りつつ、二対あった軸孔63a,64aを一対に減らず分、構成を簡素化することができる。
・転回部材17dや案内部材20は、ローラ62に代えて案内壁を立設し、案内壁の側面に構成される案内面で第2昇降コード15bを案内するようにしてもよい。これにより、転回部材17dや案内部材20の部品点数を削減することができる。
・案内部材20についても、転回部材17dのように、一対の取付片66と一対の接続片66aとを係合させて、ストッパ19の送出端19b側の端面に取り付けるようにしてもよい。
・転回部材17dや案内部材20は、位置決め部67を備えていなくてもよい。また、転回部材17dや案内部材20のうちの何れか1つが備えているだけでもよい。
・転回部材17dと案内部材20とは、形状の全く異なる構成の部品であってもよい。
・第2昇降コード15bは、前面側と後面側とで2本で構成されていてもよい。この場合、それぞれの昇降コード15bの一端部は、ボトムレール14に固定される。
・第1昇降コード15aについても、第2昇降コード15bと同様な構成としてもよい。すなわち、スラット12の貫通孔22に挿通させるのではく、スラット12の部屋内側の前縁部と部屋外側の後縁部に昇降方向に沿って延在する構成としてもよい。この場合、貫通孔22が不要となるので、横型ブラインド10の遮光性を高めることができる。
・スラット12の前縁部と後縁部には、第2昇降コード15bが係合する切り欠き凹部を設けるようにしてもよい。
・第2昇降コード15bは、ヘッドボックス11の第1昇降コード15aの間における長手方向において、複数箇所に垂下されていてもよい。また、第2昇降コード15bは、ヘッドボックス11の長手方向の中央部に配置されていなくてもよく、長手方向の中央部から何れか一方にずれた中間位置に配置されていてもよい。
・第1昇降コード15aや第2昇降コードは、紐状部材ではなくテープ状部材であってもよい。
〔その他の変形例〕
・第2昇降コード15bの遊動の抑制は、ピコ13cや環状部材13dを用いることなく行うこともできる。すなわち、上下に並ぶ横糸13bの間を第2昇降コード15bが挿通される挿通部とし、上下に並ぶ横糸13bの間の挿通部に、第2昇降コード15bが挿通される。具体的に、第2昇降コード15bは、横糸13bの間の挿通部に一方の側から他方の側に挿通されると、複数段、例えば5〜7段程度空けた次の挿通部に他方の側から一方の側に挿通される。これにより、第2昇降コード15bは、ピコ13cや環状部材13dを用いるまでもなく、スラット12の側縁部とラダーコード13の横糸13bとによって、意匠を悪くすることなく、遊動することが抑制される。
・操作部としては、チルトポール18aの先端部にイコライザ18を設けたワンポール式の他、ポールとコードが別々に付き、スラット12の開閉はポールを回して行い、ボトムレール14の昇降は昇降コードを引いて操作するポール式であってもよい。また、このような操作部は、スラット12の貫通孔22より端部側に位置していてもよい。
・横型ブラインド10は、電動モータでボトムレール14を昇降する電動ブライドであってもよい。
・横型ブラインドは、内窓と外窓との間に配置するものであってもよい。また、透光性の間仕切りの内部に配置されるものであってもよい。
・日射遮蔽装置としては、横型ブラインドの他に、プリーツスクリーンにも適用することができる。
Claims (15)
- 前面壁および後面壁を備えたヘッドボックスと、
前記ヘッドボックスの下方に位置する遮蔽部材と、
前記前面壁の外面および前記後面壁の外面の各々から垂下され、前記遮蔽部材を昇降させるための昇降部材と、
前記前面壁の外面から垂下している前記昇降部材の経路を前記ヘッドボックスの内部に延びる経路に変更する前面側経路変更部と、
前記後面壁の外面から垂下している前記昇降部材の経路を前記ヘッドボックスの内部に延びる経路に変更する後面側経路変更部とを備え、
前記昇降部材は、前記遮蔽部材を挟んで対向している
日射遮蔽装置。 - 前面壁および後面壁を備えたヘッドボックスと、
前記ヘッドボックスの下方に位置する遮蔽部材と、
前記前面壁の外面および前記後面壁の外面の各々から垂下され、前記遮蔽部材を昇降させるための昇降部材と、
前記前面壁の外面から垂下している前記昇降部材の経路を前記ヘッドボックスの内部に延びる経路に変更する前面側経路変更部と、
前記後面壁の外面から垂下している前記昇降部材の経路を前記ヘッドボックスの内部に延びる経路に変更する後面側経路変更部とを備え、
前記前面側経路変更部と前記後面側経路変更部とは、連結部で連結されており、
前記連結部は、前記前面側経路変更部と前記後面側経路変更部とを、前記ヘッドボックスの前後方向に対して変位するように連結している
日射遮蔽装置。 - 前記連結部は、前記ヘッドボックスの前後方向に対して弾性変位可能である
請求項2に記載の日射遮蔽装置。 - 前記連結部は、前記前面側経路変更部を前記前面壁の方向に変位させ突出させるとともに、前記後面側経路変更部を前記後面壁の方向に変位させ突出させる
請求項3に記載の日射遮蔽装置。 - 前記前面側経路変更部と前記後面側経路変更部との間に配置される規制部材をさらに備え、
前記規制部材は、前記前面側経路変更部が前記前面壁から離れる方向に変位することを制限するとともに、前記後面側経路変更部が前記後面壁から離れる方向に変位することを制限する
請求項2ないし4のうち、何れか1項に記載の日射遮蔽装置。 - 前記ヘッドボックスから吊り下げられ、前記遮蔽部材の各々を回動可能に支持するラダーコードをさらに備え、
前記規制部材は、前記ラダーコードを吊り下げ支持する
請求項5に記載の日射遮蔽装置。 - 前記前面側経路変更部と前記後面側経路変更部の各々は、前記ヘッドボックスに対して出入りする前記昇降部材を案内し支持する案内支持部を備える
請求項1ないし6のうち、何れか1項に記載の日射遮蔽装置。 - 前記ヘッドボックスは、前記前面壁および前記後面壁の各々において、前記昇降部材が垂下する位置に開口部を備え、
前記前面側経路変更部と前記後面側経路変更部の各々は、前記開口部に嵌合し、前記前面壁および前記後面壁の各々に対して外側に突出している
請求項7に記載の日射遮蔽装置。 - 前記昇降部材を前記案内支持部から前記ヘッドボックス内部へと案内する案内通路をさらに備える
請求項7または8に記載の日射遮蔽装置。 - 前記案内通路は、前記案内支持部に対して近い側に位置する第1出入り口と、前記案内支持部に対して前記第1出入り口より遠い側に位置する第2出入り口とを備え、
前記第2出入り口には、前記ヘッドボックス内へ導かれる前記昇降部材を案内する案内部を備える
請求項9に記載の日射遮蔽装置。 - 前面壁および後面壁を備えたヘッドボックスと、
前記ヘッドボックスの下方に位置する遮蔽部材と、
前記前面壁側および前記後面壁側の各々から垂下され、前記遮蔽部材を昇降させるための昇降部材と、
前記前面壁に対して突出して位置し、前記前面壁側から垂下される前記昇降部材が前記ヘッドボックスに対して出入りする前面側導出入口と、
前記後面壁に対して突出して位置し、前記後面壁側から垂下される前記昇降部材が前記ヘッドボックスに対して出入りする後面側導出入口とを備え、
前記昇降部材は、前記遮蔽部材を挟んで対向している日射遮蔽装置。 - 前記昇降部材によって昇降可能に支持されるボトムレールをさらに備え、
前記昇降部材は、前記前面側導出入口および前記後面側導出入口から垂下され前記ボトムレールにおいて転回される部材で構成される
請求項11に記載の日射遮蔽装置。 - 前記ボトムレールは、前記昇降部材を保持するホルダを備え、
前記ホルダは、前記昇降部材が係合する溝を備える
請求項12に記載の日射遮蔽装置。 - 前記前面壁に対して突出し前記前面側導出入口を構成する前面側突出部および前記後面壁に対して突出し前記後面側導出入口を構成する後面側突出部のうちの少なくとも何れか一方は、カバーで覆われている
請求項11ないし13のうち、何れか1項に記載の日射遮蔽装置。 - 前面壁および後面壁を備えたヘッドボックスと、
前記ヘッドボックスの下方に位置する遮蔽部材と、
前記前面壁側および前記後面壁側の各々から垂下され、前記遮蔽部材を昇降させるための昇降部材と、
前記前面壁に対して突出して位置し、前記前面壁側から垂下される前記昇降部材が前記ヘッドボックスに対して出入りする前面側導出入口と、
前記後面壁に対して突出して位置し、前記後面壁側から垂下される前記昇降部材が前記ヘッドボックスに対して出入りする後面側導出入口とを備え、
前記前面壁に対して突出し前記前面側導出入口を構成する前面側突出部および前記後面壁に対して突出し前記後面側導出入口を構成する後面側突出部のうちの少なくとも何れか一方は、カバーで覆われており、
前記前面側突出部および前記後面側突出部の各々は、前記前面側導出入口および前記後面側導出入口の各々において、前記昇降部材を案内し支持する案内支持部を備え、
前記カバーは、前記ヘッドボックスの外部から進入し前記案内支持部を通過した前記昇降部材の先端部を前記ヘッドボックス内部の方向へ誘導する誘導部を備える
日射遮蔽装置。
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