JP7222762B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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本発明は横型ブラインドに関する。
従来の横型ブラインドとしては、特開2014-218827号公報(特許文献1)に示されるものがある。同文献に示される横型ブラインドにおいては、ヘッドボックスから垂下されてボトムレールを支持する第1及び第2昇降コードを備え、第1及び第2昇降コードは、スラットの前後方向の縁に沿って垂下される。そして、第1昇降コードは、第1ラダーコードの第1連結部内を移動可能にし、第2昇降コードは、第2ラダーコードの第2連結部を移動可能であり、第2連結部のサイズは、第1連結部よりも大きいことが開示されている。
これによれば、全閉状態においては、第2連結部のサイズが大きいため、第2ラダーコードの縦糸と第2昇降コードの間の距離が開き、第1及び第2ラダーコードとスラットが第1昇降コードに近づく。このことによって、ラダーコードが昇降コードから受ける前後方向外向きの力が緩和されて、スラットの開きが低減し、遮蔽性が向上できるという効果を有する。
特開2014-218827号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の横型ブラインドでは、スラット水平時において、昇降コードがヘッドボックスから導出される位置によっては、昇降コードがヘッドボックスの導出方向に引っ張られ、スラットの短手方向の縁を押圧する。特にスラットが最上段スラット近くまで畳み上げられていると、昇降コードにはボトムレールに積層された複数のスラットの荷重が大きくかかり、昇降コードの短手方向の縁を押圧する力も大きくなる。このため、スラットの短手方向からの押圧によってスラットが撓んだり、捩じれたりする等の変形が起こり、スラットの回転性能が阻害されて、スラットの回転動作が円滑に行われないという課題があった。
そこで本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、短手方向から押圧されてもスラットが撓んだり、捩じれたりする等の変形が起こらず、スラットの回転性能が阻害されず、スラットの回転動作が円滑に行われることの可能な横型ブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持される複数のスラットと、スラットを昇降させるための複数の昇降コードと、を備えた横型ブラインドであって、前記複数のスラットのうち少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも前記ラダーコード又は前記昇降コードからの短手方向の押圧に対し変形を抑制可能な剛性を備えたことを特徴とする、横型ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも短手方向からの押圧による変形を抑制可能な剛性を備えることで、ラダーコード又は昇降コードがスラットを短手方向に押圧してもスラットが変形しないため、スラットの回転動作を円滑に行うことができる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記複数の昇降コードは、スラットの前後方向の側縁に沿って上下方向に配されており、前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、水平時において前方に配された第1昇降コードと後方に配された第2昇降コードからスラット短手方向に押圧されるものであり、前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、前記第1昇降コードと前記第2昇降コードとの間に位置する箇所の撓み又は捩じれを抑制する剛性を備えるようにしてもよい。少なくとも最上段位置のスラットは、前後に配されたラダーコード又は昇降コードによる短手方向への押圧に対し、ラダーコード又は昇降コードの間に位置する箇所の変形を抑制可能な剛性を備えることで、スラット回転時における撓み又は捩じれを解消できる。
また、前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも厚みを有していてもよい。少なくとも最上段位置のスラットをその他のスラットよりも厚みを有することで、1枚のスラットで変形を抑制可能な剛性を備えることが可能となる。このため、一般的な横型ブラインドと同様に組み立てることができ、組立性が向上できる。
また、前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットとは異なる素材であってもよい。少なくとも最上段位置のスラットをその他のスラットよりも剛性のある材料を使用することで、全てのスラットの厚みを揃えることが可能となり、従来よりもスラットの剛性を高めながらも畳み代を同等化できる。
また、前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットを2枚以上重ね合わせて構成されてもよい。少なくとも最上段位置のスラットをその他のスラットを2枚以上重ね合わせて設けることで、その他のスラットを流用してスラットの剛性を高めることができる。
また、前記重ね合わせたスラットの縁部には、前記昇降コードが挿通可能な切欠部が上下方向に連続して設けられていてもよい。重ね合わせたスラットの縁部に昇降コードが挿通する切欠部を上下方向に連続して設けることで、昇降コードがスラット縁部を押圧することを軽減できる。
また、前記重ね合わせた一方のスラットと他方のスラットは、離間しないように固定されていてもよい。重ね合わせた一方のスラットと他方のスラットを離間しないように固定することで、スラット同士が密着することでスラットの剛性を高めることができる。
また、前記重ね合わせたスラットは、スラットクリップに上下方向から挟着されることによって一体化されていてもよい。重ね合わせたスラットをスラットクリップで上下方向に挟み固定することで、スラット同士を容易に重ね合わすことができる。
本発明によれば、短手方向から押圧されてもスラットが撓んだり、捩じれたりする等の変形が起こらず、スラットの回転性能が阻害されず、スラットの回転動作が円滑に行われることの可能な横型ブラインドを提供することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態の横型ブラインド100の全体構成を示す図である。 端部に配置した昇降コード140の付近の部分断面図である。 中央に配置した昇降コード140の付近の部分断面図である。 最上段位置のスラット132を説明するための図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)はB-B断面図である。 最上段位置のスラット132をラダーコード120に組付けた状態を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。 横型ブラインド100の動作を説明するための図であり、(a)はスラット130が上昇している途中の状態を示す正面図であり、(b)はスラット130を昇降途中で水平状態にした正面図である。 横型ブラインド100の動作を説明するための図である。 一般的な横型ブラインド600を説明するための図であり、(a)はスラット630が上昇している途中の状態を示す正面図であり、(b)はスラット630を昇降途中で水平状態にした正面図である。 第2の実施形態の横型ブラインド200を示す図である。 第3の実施形態の横型ブラインド300を示す図である。 第4の実施形態の横型ブラインド400を示す図であり、(a)は最上段位置のスラット432の平面図であり、(b)は最上段位置のスラット432の正面図である。 第5の実施形態の横型ブラインド500を示す図であり、(a)は横型ブラインド500の側断面図であり、(b)はスラット530を昇降途中で水平状態にした正面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る横型ブラインド100の全体の構成について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の横型ブラインド100の全体構成を示す図である。図2は、端部に配置した昇降コードの付近の部分断面図である。図3は、中央に配置した昇降コードの付近の部分断面図である。横型ブラインド100は、ヘッドボックス110から吊り下げられるラダーコード120に支持される複数のスラット130と、スラット130を昇降させるための複数の昇降コード140と、を備えて構成される。以下、各構成要素について詳細に説明する。
(ヘッドボックス110)
ヘッドボックス110は、複数のスラット130を窓枠や天井等の開口部に吊り下げるものである。ヘッドボックス110は、図1に示したように、ブラケット112を介して図示していない窓枠や天井等の開口部に固定される。ヘッドボックス110には、昇降コード140の上端が巻取り及び巻解き可能に連結される巻取ドラム114が回転可能に設けられている。巻取ドラム114には、ラダーコード120の前後の縦コードの上端が上下方向に相対移動可能に連結される。巻取ドラム114は、図2及び図3に示したように、ヘッドボックス110内を長手方向にほぼ全体にわたって延びる回転軸116が一体に回転するように挿通している。回転軸116は、ヘッドボックス110の一端に設けられる操作部118によって回転が操作される。
(ラダーコード120)
ラダーコード120は、複数のスラット130を整列状態に支持するものである。ラダーコード120は、図1~図3に示したように、ヘッドボックス110から吊下げられてスラット130を整列状態に支持している。ラダーコード120は、操作部118の操作によって傾動し、支持しているスラット130を回転させる。ラダーコード120の下端はボトムレール150に連結されている。ラダーコード120には、最上段位置に配置される最上段位置のスラット132がスラットクリップ136によりに固定されている。また、ラダーコード120は、下方のスラット134を支持している。
ラダーコード120は、図2に示したように、巻取ドラム114から最上段位置のスラット132まで前後方向に広がるように斜めに導かれる。最上段位置のスラット132からボトムレール150までラダーコード120は、ほぼ垂下する。
両端のラダーコード120は、図2に示したように、最上段位置のスラット132とその他のスラットである下方のスラット134の両端部を上下の中段コード122、124を交差させた間に配置している。中央のラダーコード120は、図3に示したように、上下の中段コード122、124を交差させずに最上段位置のスラット132を間に配置している。また、中央のラダーコード120は、上下の中段コード122、124の上に下方のスラット134を載置している。
(スラット130)
複数のスラット130は、開口部を閉鎖するものである。複数のスラット130は、図1に示したように、ラダーコード120によって整列状態に支持されており、ラダーコード120が傾動することによって回転する。複数のスラット130のうちラダーコード120の最上段位置に配置される最上段位置のスラット132は、図2に示したように、ラダーコード120又は昇降コード140から短手方向に押圧される。最上段位置のスラット132は、下方のスラット134よりも変形を抑制可能な剛性を備えた剛性スラットとして構成される。
図2に示したように、ヘッドボックス110と最上段位置のスラット132との間隔は約25mmである。また、昇降コード140と最上段位置のスラット132とのなす角度Aは、前述のように約82°である。このため、最上段位置のスラット132は、スラット130が昇降途中で水平状態のときは、主に昇降コード140から短手方向に押圧される。また、最上段位置のスラット132は、スラット130が最も下降した位置まで下降している状態で水平状態のときは、ラダーコード120から短手方向に押圧される。
最上段位置のスラット132は、図2に示したように、下方のスラット134と同様のスラットを2枚重ね合わせて下方のスラット134よりも変形を抑制可能な剛性を備えて構成されている。下側のスラット134は、図2に示したように、厚みが2.1mmであり、最上段位置のスラット132は、厚みが4.3mmである。
最上段位置のスラット132の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、最上段位置のスラット132を説明するための図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側断面図である。最上段位置のスラット132は、上側スラット132-1と下側スラット132-2を重ね合わせて構成されている。上側スラット132-1と下側スラット132-2は、下方のスラット134と同じスラットで構成されている。
上側スラット132-1と下側スラット132-2の対応する位置には、図4(a)に示したように、切欠部132aが設けられている。切欠部132aは、スラット132の後ろ側においては長手方向の両端に、前側においては長手方向の中央位置に設けられている。下側スラット132-2には、図4(a)に示したように、接着面132-2aが設けられている。接着面132-2aは、例えば両面テープによって構成される。接着面132-2aの両端部は、下側スラット132-2の前後幅とほぼ同じ幅であり、その他の部分は前後の切欠部132aの間の幅である。
最上段位置のスラット132は、図4(b)、図4(c)に示したように、上側スラット132-1と下側スラット132-2の接着面132-2aとを重ね合わせて接着させることによって構成される。上側スラット132-1と下側スラット132-2の切欠部132aは、上下方向に連通されている。下方のスラット134の後ろ側においては、最上段位置のスラット132の切欠部132aと対応する位置に切欠部134aが設けられている。
最上段位置のスラット132のラダーコード120への固定方法について、図5をさらに参照しながら説明する。図5は、最上段位置のスラット132をラダーコード120に組付けた状態を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。最上段位置のスラット132は、図5(a)に示したように、スラットクリップ136によりラダーコード120に固定されている。スラットクリップ136は、図5(b)に示したように、上側スラット132-1と下側スラット132-2が重ね合わされた状態で取付けられる。
前述のように、最上段位置のスラット132の両端部は、図2に示したように、上下の中段コード122、124を交差させた間に配置されている。また、最上段位置のスラット132の中央部は、図3に示したように、上下の中段コード122、124を交差させずに間に配置されている。最上段位置のスラット132の切欠部132aには、図5(a)に示したように、昇降コード140が挿通している。
(昇降コード140)
昇降コード140は、スラット130を昇降させるためのものである。昇降コード140は、図1に示したように、ヘッドボックス110の長手方向に間隔をあけて複数設けられている。それぞれの昇降コード140は、図2に示したように、上端が巻取ドラム114に巻取り及び巻解き可能に連結されており、下端がボトムレール150に連結されている。巻取ドラム114から最上段位置のスラット132までの昇降コード140と最上段位置のスラット132とのなす角度Aは、約82°である。
以上、本実施形態の横型ブラインド100の全体構成について説明した。次に、本実施形態の横型ブラインド100の動作について、図8に示した一般的な横型ブラインド600と比較しつつ図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、横型ブラインド100の動作を説明するための図であり、(a)はスラット130が上昇している途中の状態を示す正面図であり、(b)はスラット130を昇降途中で水平状態にした正面図である。図7は、横型ブラインド100の動作を説明するための図である。
スラット130を上昇させるときは、図6(a)に示したように、スラット130は上面が室内側を向く反全閉状態になる。スラット130が反全閉状態のときは、図7に示したように、昇降コード140は最上段位置のスラット132を押圧しない。このため、スラット130が上昇するときに最上段位置のスラット132は変形しない。
図6(b)に示したように、スラット130を昇降途中で水平状態にすると、最上段位置のスラット132は昇降コード140によって短手方向に押圧される。最上段位置のスラット132は、下方のスラット134よりも変形を抑制可能な剛性を備えるため、昇降コード140の押圧によって変形することはない。
一方、従来の横型ブラインド600は、全てのスラット630は同じスラットで構成されているが、本実施形態のスラット130と同様に、スラット630が上昇するときは、図8(a)に示したように、スラット630が全閉状態になる。このため、スラット630が上昇するときに最上段位置のスラット630は変形しない。
しかしながら、従来の横型ブラインド600では、図8(b)に示したように、スラット630を昇降途中で水平状態にすると、最上段位置のスラット630は昇降コード640によって短手方向に押圧される。このため、最上段位置のスラット630は、昇降コード640の押圧によって変形する。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット132は、その他のスラットである下方のスラット134よりも短手方向からの押圧による変形を抑制可能な剛性を備える。このため、ラダーコード120又は昇降コード140が最上段位置のスラット132を短手方向に押圧しても最上段位置のスラット132が変形しない。よって、最上段位置のスラット132の回転動作を円滑に行うことができる。
また、最上段位置のスラット132を下方のスラット134を2枚以上重ね合わせて構成することで、下方のスラット134を流用して最上段位置のスラット132の剛性を高めることができる。
また、重ね合わせた上側スラット132-1と下側スラット132-2の縁部に昇降コード140が挿通する切欠部132aを上下方向に連続して設けることで、昇降コード140が最上段位置のスラット132の縁部を押圧することを軽減できる。
また、重ね合わせた上側スラット132-1と下側スラット132-2を離間しないように固定することで、スラット同士が密着し最上段位置のスラット132の剛性を高めることができる。
また、重ね合わせた上側スラット132-1と下側スラット132-2をスラットクリップ136で上下方向に挟み固定することで、スラット同士を容易に重ね合わすことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る横型ブラインド200の構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、第2の実施形態の横型ブラインド200を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは主にスラット230の形状が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のヘッドボックス210、巻取ドラム214、回転軸216、ラダーコード220、下方のスラット234、スラットクリップ236、昇降コード240は、第1の実施形態のヘッドボックス110、巻取ドラム114、回転軸116、ラダーコード120、下方のスラット134、スラットクリップ136、昇降コード140と実質的に同様である。
横型ブラインド200は、図9に示したように、最上段位置のスラット232が下方のスラット234よりも厚みを有しているものである。最上段位置のスラット232は、下方のスラット234と同じ素材で構成されていてもよく、異なる素材で構成されていてもよい。最上段位置のスラット232は、1枚のスラットであり、厚みが3.9~4.5mmである。よって、ラダーコード220又は昇降コード240によって押圧される最上段位置のスラット232は、下方のスラット234よりも変形を抑制可能な剛性を備える。最上段位置のスラット232には、昇降コード240が挿通する切欠部232aが設けられている。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット232は、その他のスラット234よりも変形を抑制可能な剛性を備える厚みを有することで、1枚のスラットで変形を抑制可能な剛性を備えることが可能となる。このため、スラットを複数枚重ねて組み立てる必要がなく、一般的な横型ブラインドと同様に組み立てることができるため、組立性が向上できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る横型ブラインド300の構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、第3の実施形態の横型ブラインド300を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは最上段位置のスラット332の構成が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のヘッドボックス310、巻取ドラム314、回転軸316、ラダーコード320、下方のスラット334、スラットクリップ336、昇降コード340は、第1の実施形態のヘッドボックス110、巻取ドラム114、回転軸116、ラダーコード120、下方のスラット134、スラットクリップ136、昇降コード140と実質的に同様である。
横型ブラインド300は、図10に示したように、最上段位置のスラット332が下方のスラット334とは異なる素材で構成されている。最上段位置のスラット332の素材は、下方のスラット334よりも変形を抑制可能な剛性を備えている。また、最上段位置のスラット332は下方のスラット334と同じ厚みである。最上段位置のスラット332には昇降コード340が挿通する切欠部332aが設けられている。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット332は、下方のスラット334よりも変形を抑制可能な剛性を備えた素材で構成されているため、最上段位置のスラット332はラダーコード320又は昇降コード340の押圧によって変形することはない。
また、最上段位置のスラット232はその他のスラットである下方のスラット334と同じ厚みであるため、スラット330を畳上げたときに、最上段位置のスラット332と下方のスラット334の厚みを揃えることが可能となり、最上段位置のスラット332の剛性を高めながらも畳み代が大きくならない。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る横型ブラインド400の構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、第4の実施形態の横型ブラインド400を示す図であり、(a)は最上段位置のスラット432の平面図であり、(b)は最上段位置のスラット432の正面図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは最上段位置のスラット432の構成が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のスラットクリップ436は、第1の実施形態のスラットクリップ136と実質的に同様である。
横型ブラインド400は、最上段位置のスラット432が、水平時において前方に配された第1昇降コードと後方に配された第2昇降コードからスラット短手方向に押圧されるものであり、最上段位置のスラット432は、第1昇降コードと第2昇降コードとの間に位置する箇所の撓みを抑制する剛性を備えるものである。
最上段位置のスラット432は、図11に示したように、上側スラット432-1と下側スラット432-2を重ね合わせて構成したものである。下側スラット432-2は、第1の実施形態の下側スラット132-2とは接着面432-2aの構成が異なるものである。すなわち、本実施形態の下側スラット432-2は、図11(a)に示したように、下側スラット432-2の両端部の切欠部432aに渡って設けられている。上側スラット432-1は、下側スラット432-2の接着面432-2aとほぼ同じ長さに構成されている。
最上段位置のスラット432は、図11(b)に示したように、上側スラット432-1と下側スラット432-2の接着面432-2aとを重ね合わせて接着させることによって構成される。よって、最上段位置のスラット432は、上側スラット432-1と下側スラット432-2の重ね合わせられた部分の剛性が向上する。上側スラット432-1と下側スラット432-2の切欠部432aは、上下方向に連通されている。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット432は、前後に配された昇降コード440による短手方向への押圧に対し、昇降コード440の間に位置する箇所の変形を抑制可能な剛性を備えることで、回転時における最上段位置のスラット432の捩じれを解消できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る横型ブラインド500の構成について、図12を参照しながら説明する。図12は、第5の実施形態の横型ブラインド500を示す図であり、(a)は横型ブラインド500の側断面図であり、(b)はスラット530を昇降途中で水平状態にした正面図である。本実施形態は、ラダーコード520が下方のスラット534よりも変形を抑制可能な剛性を備えた剛性スラット532を支持する構成が上記第1の実施形態と異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のヘッドボックス510、巻取ドラム514、回転軸516、ラダーコード520、スラット530、下方のスラット534、昇降コード540は、第1の実施形態のヘッドボックス110、巻取ドラム114、回転軸116、ラダーコード120、スラット130、下方のスラット134、昇降コード140と実質的に同様である。
ラダーコード520は、図12(a)に示したように、ラダーコード520の最上段の位置と2段目の位置に上側スラット532-1と下側スラット532-2を重ね合わせて構成された剛性スラット532がそれぞれ支持されている。剛性スラット532は、第1の実施形態の最上段位置のスラット132と同様の構成である。
スラット530を昇降途中で水平状態にすると、図12(b)に示したように、最上段位置と2段目の剛性スラット532は昇降コード540によって短手方向に押圧される。剛性スラット532は、下方のスラット534よりも変形を抑制可能な剛性を備えるため、昇降コード540の押圧によって変形することはない。
(第5の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段から2段目の位置にも剛性スラット532を備えたことで、スラット530が最上段近くまで畳み上げたときやスラット530の枚数が増えて第1の実施形態のスラット130以上に押圧されたとしても、スラット530の回転動作を円滑に行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、最上段位置のスラットと最上段から2段目のスラットを変形を抑制可能な剛性を備える構成としたが、本発明ではこの例に限定されない。変形を抑制可能な剛性を備えるスラットは、少なくとも最上段位置のスラットを含めば、任意の段に設けることができる。また、剛性を備えるスラットの構成はラダーコードの各段で異なるものとしてもよい。例えば、最上段位置に下方のスラットを2枚以上重ね合わせて構成されたスラットとし、2段目に下方のスラットよりも厚みを有するスラットとし、3段目に下方のスラットと異なる素材で構成されたスラットを配置してもよい。
また、上記第1の実施形態では、上側スラット132-1と下側スラット132-2を接着したが、本発明ではこの例に限定されない。重ね合わせた上側スラット132-1と下側スラット132-2は、離間しないように固定されていれば任意に設計することができる。例えば、上側スラット132-1と下側スラット132-2とを摩擦でずれないようにしたり、溶着したりしてもよい。第4、第5の実施形態も同様である。
また、上記第1の実施形態では、上側スラット132-1と下側スラット132-2を重ね合わせて接着させることによって構成された最上段位置のスラット132にスラットクリップ136を挟着したが、本発明はこの例に限定されない。上側スラット132-1と下側スラット132-2はスラットクリップに上下方向から挟着されることによって一体化されていれば任意に設計することができる。例えば、上下に重ね合わせただけの上側スラット132-1と下側スラット132-2をスラットクリップ136で挟着してもよい。第4、第5の実施形態も同様である。また、スラットクリップ136ではなく、他の固定部品で挟着することで、上側スラット132-1と下側スラット132-2を上下方向に挟み固定するようにしてもよく、タッカーによって上側スラット132-1と下側スラット132-2を固定してもよい。
また、上記第1の実施形態では、最上段位置のスラット132を構成する上側スラット132-1と下側スラット132-2は、下方のスラット134と同じスラットで構成されているものとしたが、本発明はこの例に限定されない。変形を抑制可能な剛性を備えることができれば任意に設計することができる。例えば、上側スラットと下側スラットの一方又は両方は、下方のスラット134と異なるスラットで構成してもよい。
以上説明した実施形態、変更例及び応用例の内容は、適宜組み合わせて実施できる。
100、200、300、400、500 横型ブラインド
110、210、310、510 ヘッドボックス
112 ブラケット
114、214、314、514 巻取ドラム
116、216、316、516 回転軸
118 操作部
120、220、320、520 ラダーコード
122 上の中段コード
124 下の中段コード
130、230、330、530 スラット
132、232、332、432 最上段位置のスラット(剛性スラット)
532 剛性スラット
132a、232a、332a、432a 切欠部
132-1、432-1、532-1 上側スラット
132-2、432-2、532-2 下側スラット
132-2a、432-2a 接着面
134、234、334、534 下方のスラット(その他のスラット)
134a 切欠部
136、236、336、436 スラットクリップ
140、240、340、540 昇降コード

Claims (7)

  1. ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持される複数のスラットと、スラットを昇降させるための複数の昇降コードと、を備えた横型ブラインドであって、
    前記複数のスラットのうち少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも前記ラダーコード又は前記昇降コードからの短手方向の押圧に対し変形を抑制可能な剛性を備え
    前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、スラット自体の厚みが全体的にその他のスラットよりも厚みを有していることを特徴とする、横型ブラインド。
  2. 前記複数の昇降コードは、スラットの前後方向の側縁に沿って上下方向に配されており、
    前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、水平時において前方に配された第1昇降コードと後方に配された第2昇降コードからスラット短手方向に押圧されるものであり、
    前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、前記第1昇降コードと前記第2昇降コードとの間に位置する箇所の撓み又は捩じれを抑制する剛性を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の横型ブラインド。
  3. ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持される複数のスラットと、スラットを昇降させるための複数の昇降コードと、を備えた横型ブラインドであって、
    前記複数のスラットのうち少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも前記ラダーコード又は前記昇降コードからの短手方向の押圧に対し変形を抑制可能な剛性を備え、
    前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットとは異なる素材であることを特徴とする、横型ブラインド。
  4. ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持される複数のスラットと、スラットを昇降させるための複数の昇降コードと、を備えた横型ブラインドであって、
    前記複数のスラットのうち少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも前記ラダーコード又は前記昇降コードからの短手方向の押圧に対し変形を抑制可能な剛性を備え、
    前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットを2枚以上重ね合わせて構成されることを特徴とする、横型ブラインド。
  5. 前記重ね合わせたスラットの縁部には、前記昇降コードが挿通可能な切欠部が上下方向に連続して設けられたことを特徴とする、請求項に記載の横型ブラインド。
  6. 前記重ね合わせた一方のスラットと他方のスラットは、離間しないように固定されていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の横型ブラインド。
  7. 前記重ね合わせたスラットは、スラットクリップに上下方向から挟着されることによって一体化されていることを特徴とする、請求項4~6のいずれかに記載の横型ブラインド。
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