JP2020148069A - 横型ブラインド - Google Patents
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Abstract
Description
第1の実施形態に係る横型ブラインド100の全体の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の横型ブラインド100の全体構成を示す図である。図2は、端部に配置した昇降コードの付近の部分断面図である。図3は、中央に配置した昇降コードの付近の部分断面図である。横型ブラインド100は、ヘッドボックス110から吊り下げられるラダーコード120に支持される複数のスラット130と、スラット130を昇降させるための複数の昇降コード140と、を備えて構成される。以下、各構成要素について詳細に説明する。
ヘッドボックス110は、複数のスラット130を窓枠や天井等の開口部に吊り下げるものである。ヘッドボックス110は、図1に示したように、ブラケット112を介して図示していない窓枠や天井等の開口部に固定される。ヘッドボックス110には、昇降コード140の上端が巻取り及び巻解き可能に連結される巻取ドラム114が回転可能に設けられている。巻取ドラム114には、ラダーコード120の前後の縦コードの上端が上下方向に相対移動可能に連結される。巻取ドラム114は、図2及び図3に示したように、ヘッドボックス110内を長手方向にほぼ全体にわたって延びる回転軸116が一体に回転するように挿通している。回転軸116は、ヘッドボックス110の一端に設けられる操作部118によって回転が操作される。
ラダーコード120は、複数のスラット130を整列状態に支持するものである。ラダーコード120は、図1〜図3に示したように、ヘッドボックス110から吊下げられてスラット130を整列状態に支持している。ラダーコード120は、操作部118の操作によって傾動し、支持しているスラット130を回転させる。ラダーコード120の下端はボトムレール150に連結されている。ラダーコード120には、最上段位置に配置される最上段位置のスラット132がスラットクリップ136によりに固定されている。また、ラダーコード120は、下方のスラット134を支持している。
複数のスラット130は、開口部を閉鎖するものである。複数のスラット130は、図1に示したように、ラダーコード120によって整列状態に支持されており、ラダーコード120が傾動することによって回転する。複数のスラット130のうちラダーコード120の最上段位置に配置される最上段位置のスラット132は、図2に示したように、ラダーコード120又は昇降コード140から短手方向に押圧される。最上段位置のスラット132は、下方のスラット134よりも変形を抑制可能な剛性を備えた剛性スラットとして構成される。
昇降コード140は、スラット130を昇降させるためのものである。昇降コード140は、図1に示したように、ヘッドボックス110の長手方向に間隔をあけて複数設けられている。それぞれの昇降コード140は、図2に示したように、上端が巻取ドラム114に巻取り及び巻解き可能に連結されており、下端がボトムレール150に連結されている。巻取ドラム114から最上段位置のスラット132までの昇降コード140と最上段位置のスラット132とのなす角度Aは、約82°である。
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット132は、その他のスラットである下方のスラット134よりも短手方向からの押圧による変形を抑制可能な剛性を備える。このため、ラダーコード120又は昇降コード140が最上段位置のスラット132を短手方向に押圧しても最上段位置のスラット132が変形しない。よって、最上段位置のスラット132の回転動作を円滑に行うことができる。
第2の実施形態に係る横型ブラインド200の構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、第2の実施形態の横型ブラインド200を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは主にスラット230の形状が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット232は、その他のスラット234よりも変形を抑制可能な剛性を備える厚みを有することで、1枚のスラットで変形を抑制可能な剛性を備えることが可能となる。このため、スラットを複数枚重ねて組み立てる必要がなく、一般的な横型ブラインドと同様に組み立てることができるため、組立性が向上できる。
第3の実施形態に係る横型ブラインド300の構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、第3の実施形態の横型ブラインド300を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは最上段位置のスラット332の構成が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット332は、下方のスラット334よりも変形を抑制可能な剛性を備えた素材で構成されているため、最上段位置のスラット332はラダーコード320又は昇降コード340の押圧によって変形することはない。
第4の実施形態に係る横型ブラインド400の構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、第4の実施形態の横型ブラインド400を示す図であり、(a)は最上段位置のスラット432の平面図であり、(b)は最上段位置のスラット432の正面図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは最上段位置のスラット432の構成が異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段位置のスラット432は、前後に配された昇降コード440による短手方向への押圧に対し、昇降コード440の間に位置する箇所の変形を抑制可能な剛性を備えることで、回転時における最上段位置のスラット432の捩じれを解消できる。
第5の実施形態に係る横型ブラインド500の構成について、図12を参照しながら説明する。図12は、第5の実施形態の横型ブラインド500を示す図であり、(a)は横型ブラインド500の側断面図であり、(b)はスラット530を昇降途中で水平状態にした正面図である。本実施形態は、ラダーコード520が下方のスラット534よりも変形を抑制可能な剛性を備えた剛性スラット532を支持する構成が上記第1の実施形態と異なるものであり、本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最上段から2段目の位置にも剛性スラット532を備えたことで、スラット530が最上段近くまで畳み上げたときやスラット530の枚数が増えて第1の実施形態のスラット130以上に押圧されたとしても、スラット530の回転動作を円滑に行うことができる。
110、210、310、510 ヘッドボックス
112 ブラケット
114、214、314、514 巻取ドラム
116、216、316、516 回転軸
118 操作部
120、220、320、520 ラダーコード
122 上の中段コード
124 下の中段コード
130、230、330、530 スラット
132、232、332、432 最上段位置のスラット(剛性スラット)
532 剛性スラット
132a、232a、332a、432a 切欠部
132−1、432−1、532−1 上側スラット
132−2、432−2、532−2 下側スラット
132−2a、432−2a 接着面
134、234、334、534 下方のスラット(その他のスラット)
134a 切欠部
136、236、336、436 スラットクリップ
140、240、340、540 昇降コード
Claims (8)
- ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持される複数のスラットと、スラットを昇降させるための複数の昇降コードと、を備えた横型ブラインドであって、
前記複数のスラットのうち少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも前記ラダーコード又は前記昇降コードからの短手方向の押圧に対し変形を抑制可能な剛性を備えたことを特徴とする、横型ブラインド。 - 前記複数の昇降コードは、スラットの前後方向の側縁に沿って上下方向に配されており、
前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、水平時において前方に配された第1昇降コードと後方に配された第2昇降コードからスラット短手方向に押圧されるものであり、
前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、前記第1昇降コードと前記第2昇降コードとの間に位置する箇所の撓み又は捩じれを抑制する剛性を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の横型ブラインド。 - 前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットよりも厚みを有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の横型ブラインド。
- 前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットとは異なる素材であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の横型ブラインド。
- 前記少なくとも最上段位置に配置されるスラットは、その他のスラットを2枚以上重ね合わせて構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の横型ブラインド。
- 前記重ね合わせたスラットの縁部には、前記昇降コードが挿通可能な切欠部が上下方向に連続して設けられたことを特徴とする、請求項5に記載の横型ブラインド。
- 前記重ね合わせた一方のスラットと他方のスラットは、離間しないように固定されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載の横型ブラインド。
- 前記重ね合わせたスラットは、スラットクリップに上下方向から挟着されることによって一体化されていることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の横型ブラインド。
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