JP7228351B2 - 洗浄便座装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄便座装置に関する。
従来、この種の洗浄便座装置としては、便器の上面に固定された被係合部材(固定部材)の鉤状凹部に、本体に設けられた鉤状突起が係合することにより、便器の上面に本体が固定されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この洗浄便座装置では、本体の側面に設けられた操作部(押引動桿)と、操作部の操作に連動し鉤状凹部との係合を解除するように鉤状突起を作動させる作動レバーとを備えており、作業者による操作部の操作によって作動レバーが鉤状突起と鉤状凹部との係合を解除している状態で、便器から本体を取り外すものとしている。また、操作部を覆ういたずら防止カバーが設けられており、いたずら防止カバーを取り外さなければ操作部を操作することができないものとなっている。
特開2003-239353号公報
上述した洗浄便座装置では、いたずら防止カバーの表面が、洗浄便座装置の本体の側面と面一となって段差のない状態で取り付けられているが、その取り付け箇所は、本体の側面における下端側の一部を部分的に切り欠いた箇所となっている。このため、いたずら防止カバーと本体との境界が目立ち易くなり、洗浄便座装置の外観が損なわれることになる。また、使用者がいたずら防止カバーの存在に気付き易くなるから、使用者がいたずら防止カバーを取り外そうとするなど、却っていたずらが生じるおそれもある。
本発明は、洗浄便座装置の外観を損なうことなく、操作部に対するいたずらを適切に防止することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の洗浄便座装置は、便器に対して着脱可能に設置される洗浄便座装置であって、前記便器に対する着脱操作用の操作部および局部洗浄水の排水操作用の操作部の少なくともいずれかの操作部が、左右両方の側面または一方の側面から露出して設けられた本体と、前記本体から露出する少なくともいずれかの前記操作部を覆うと共に前記本体の側面との境界側において表面が前記側面と段差のない状態で前記本体に着脱可能に取り付けられるパネル部材と、を備え、前記パネル部材は、前記表面の少なくとも二辺が前記側面の二辺の少なくとも一部を構成するように形成されていることを要旨とする。
本発明の洗浄便座装置では、本体から露出する少なくともいずれかの操作部を覆うと共に本体の側面との境界側において表面が側面と段差のない状態で本体に着脱可能に取り付けられるパネル部材を備える。このパネル部材は、表面の少なくとも二辺が本体の側面の二辺の少なくとも一部を構成するように形成されている。このため、パネル部材と本体の側面との境界が目立つのを抑えてパネル部材が別部材であることを気付き難くすることができるから、いずれかの操作部に対するいたずら防止効果を高めると共に本体の側面のデザイン性が低下するのを抑制することができる。したがって、洗浄便座装置の外観を損なうことなく、操作部に対するいたずらを適切に防止することができる。
本発明の洗浄便座装置において、前記パネル部材は、前記洗浄便座装置の前後方向に沿って延在し、前記表面の前辺と後辺がそれぞれ前記本体の側面の前辺と後辺の少なくとも一部を構成すると共に前記表面の下辺が前記本体の側面の下辺を構成するように形成されているものとしてもよい。これにより、パネル部材が本体の側面と別部材であることをより気付き難くすることができる。
本発明の洗浄便座装置において、前記本体は、側壁部に係合穴が形成されており、前記パネル部材は、裏面から突出し前記係合穴に係合する係合爪が形成されているものとしてもよい。こうすれば、パネル部材が別部材であることを気付き難いものとしつつ着脱を容易なものとすることができるから、着脱操作や排水操作を行う際にパネル部材を速やかに着脱することができる。
本発明の洗浄便座装置において、前記本体は、前記側壁部の内側に、前記係合穴に連通する空間を隔壁で取り囲んだ隔壁室が形成されているものとしてもよい。こうすれば、パネル部材が誤って取り外されたままの状態とされて係合穴が露出していても、係合穴から入った水滴を隔壁室で留めて本体内部に水滴が到達するのを抑制することができる。
この態様の本発明の洗浄便座装置において、前記本体は、前記側壁部に前記係合穴が上下に並んで形成されており、下側の前記係合穴は、前記隔壁室内の水滴を外部に排出する排水穴を兼ねるものとしてもよい。こうすれば、専用の排水穴を設けなくても、隔壁室内に入った水滴を適切に排出することができる。
本発明の洗浄便座装置において、公共施設に配置された前記便器に設置されるものとしてもよい。公共施設の便器に設置される洗浄便座装置は、不特定多数の使用者に使用されるため、いたずらを防止する必要性が高いことから、本発明を適用する意義が高い。
洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図である。 洗浄便座装置10の右側面図である。 図2の部分拡大図である。 洗浄便座装置10の左側面図である。 洗浄便座装置10とサイドパネル部材30の外観斜視図である。 図5の部分拡大図である。 サイドパネル部材30の裏面34側の外観斜視図である。 装置本体20の内部構成の一部を示す説明図である。 ベース部材21の部分拡大図である。 変形例の洗浄便座装置10Bの右側面図である。 変形例の洗浄便座装置10Cの右側面図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は洗浄便座装置10が取り付けられた便器1の外観斜視図であり、図2は洗浄便座装置10の右側面図であり、図3は図2の部分拡大図であり、図4は洗浄便座装置10の左側面図であり、図5は洗浄便座装置10とサイドパネル部材30の外観斜視図であり、図6は図5の部分拡大図である。また、図7はサイドパネル部材30の裏面34側の外観斜視図であり、図8は装置本体20の内部構成の一部を示す説明図であり、図9はベース部材21の部分拡大図である。本実施形態において、左右方向、前後方向および上下方向は、各図に示した通りとする。
図1に示すように、便器1は洋式便器であり、便器1の上面に洗浄便座装置10が着脱可能に設置されている。洗浄便座装置10は、便器1の上面の後方に固定される装置本体20と、装置本体20の側面に着脱可能に取り付けられるサイドパネル部材30と、装置本体20に開閉可能に軸支される便座40と、を備える。洗浄便座装置10は、便座40を覆うための便蓋が設けられない便蓋レスの構造となっており、例えば駅や空港、ショッピングセンタ、病院、学校などの公共施設に配置された便器1に設置されている。洗浄便座装置10は、この他に使用者の操作を受け付ける操作パネルなどを備えるが、図示は省略する。
装置本体20は、使用者の局部を洗浄する局部洗浄ノズルや洗浄水を貯留する水タンク24(図8参照)、洗浄水を加温する温水ヒータなどを有する洗浄ユニットと、洗浄ユニットなどの各機能ユニットを制御する制御装置とを内蔵する。装置本体20は、水タンク24などを支持固定すると共に便器1の上面に固定されるベース部材21と、ベース部材21に取り付けられ便座40を回動可能に支持する図示しない支持部が形成されたカバー部材26とを有する。また、装置本体20には、洗浄便座装置10を取り外して移動させる際などに、水タンク24に貯留している洗浄水を排水口から排出するための排水操作部(操作栓)24a(図5,図6,図8参照)が設けられている。作業者は、排水口を閉塞している排水操作部24aを所定角度(例えば90度)回動させることにより、排水操作部24aを排水口から取り外して排水口を開放し、開放した排水口から洗浄水を排出させる。
便器1の上面には、図示は省略するが、例えば凹部などの被係合部が形成された略平板状の固定部材がボルトなどの締結部材を介して固定されている。洗浄便座装置10は、ベース部材21に形成された図示しない凸部などの係合部が固定部材の被係合部に係合することにより、ベース部材21と固定部材との係合を介して便器1に固定される。装置本体20は、係合を解除するための係合解除レバー25(図8参照)と、作業者などが係合解除レバー25を操作するためのレバー操作部25a(図5,図6,図8参照)とがベース部材21に設けられている。作業者は、レバー操作部25aを操作して係合解除レバー25を作動させて係合部と被係合部との係合を解除させた状態で、洗浄便座装置10(装置本体20)を前方にスライドさせることで、便器1から洗浄便座装置10を取り外すことができる。レバー操作部25aと上述した排水操作部24aは、ベース部材21の右側壁部22から露出するように設けられている。
装置本体20のカバー部材26の右側壁面27は、図5,図6に示すように、ベース部材21の右側壁部22の上端部に嵌め合わされるものとなっている。このため、ベース部材21にカバー部材26が取り付けられていても、排水操作部24aとレバー操作部25aは露出した状態のままとなる。これらの排水操作部24aとレバー操作部25aを覆うために、右側壁部22にサイドパネル部材30が取り付けられる。一方、図4に示すように、カバー部材26の左側壁面28は、右側壁面27よりも下方に延在している。ベース部材21の左側壁部と底部との間には面取り状部29が形成されており、左側壁面28と面取り状部29との間に前後方向に沿って直線状に延びる境界線BLが形成される。
サイドパネル部材30は、上下方向に一定幅をもって前後方向に延在する略矩形状の樹脂部材であり、ベース部材21の右側壁部22に着脱可能に取り付けられる。サイドパネル部材30は、右側壁部22に取り付けられた状態で、右側壁部22が露出しないようなサイズに形成されている。また、サイドパネル部材30は、カバー部材26の右側壁面27との境界側に段差が生じないように右側壁面27と面一になるように形成された平坦部32aと、右側壁部22に取り付けられた状態で表面31の前方下部側となる箇所が平坦部32aに対して部分的に窪んだ(裏面34側に隆起した)窪み部32bとを有する。
サイドパネル部材30の裏面34には、図7に示すように、複数の上側係合爪35と、複数の下側係合爪36と、複数の当接リブ38とが形成されている。上側係合爪35は、裏面34から突出して上方に略直角に屈曲した形状で複数(3個)形成されている。下側係合爪36は、裏面34から突出し先端側が側方に折り返された形状で複数(4個)形成されている。当接リブ38は、略直角三角形状に形成され、直角をなす二辺のうち一辺が裏面34に一体化され他辺が裏面34の下端側から突出するように形成されている。サイドパネル部材30は、当接リブ38の斜辺に相当する部分が右側壁部22に当接して取り付けられた状態で、平坦部32aと右側壁部22との間に隙間が生じるものとなる。下側係合爪36は、一部が平坦部32aにおける裏面34に形成されており、残りが窪み部32bにおける裏面34に形成されている。このため、残りの下側係合爪36は、一部の下側係合爪36よりも裏面34からの突出長さが短くなっている。また、上側係合爪35と下側係合爪36とは、最も前方側の1の下側係合爪36を除いて、上下に対となるように複数対(3対)形成されている。
ベース部材21の右側壁部22には、図8,図9に示すように、上側係合爪35が係合する複数(3個)の上側係合穴22aと、下側係合爪36が係合する複数(4個)の下側係合穴22bとが形成されている。なお、上側係合爪35は、屈曲した部分が上側係合穴22aの上縁部に係合し、下側係合爪36は、折り返された部分が下側係合穴22bの側縁部に係合する。また、上側係合穴22aと下側係合穴22bは、最も前方側の1の下側係合穴22bを除いて上下に対となるように複数対(3対)形成されている。右側壁部22の内側には、対となる上側係合穴22aと下側係合穴22bとに連通する空間を隔壁23で取り囲んだ隔壁室23aが形成されている。上側係合穴22aと下側係合穴22bとは3対あるから、隔壁室23aも3つ形成されることになる。また、前方側の1の下側係合穴22bに連通する空間を隔壁23で囲んだ隔壁室23bも形成されている。
便座40は、使用者が着座する着座部41と、着座部41の外周縁から下方に延びる周壁部42とを有し、使用者(人体)の着座を検知する検知センサ45が着座部41の後部側に設けられている。便座40は、図示しない回転軸を介して装置本体20に回動可能に支持されると共に装置本体20を上方から覆うように構成されている。また、便座40は、図6に示すように、閉状態(図1参照)で下面となる底面と周壁部42との間に面取り状部43が設けられている。面取り状部43は、周壁部42の略全長に亘って設けられ、面取り状部43と周壁部42(便座40の側壁面)との間に境界線BZが形成される。上述した左側壁面28の境界線BLは、この境界線BZと略同じ高さとなっている。
こうして構成された洗浄便座装置10では、上側係合爪35を上側係合穴22aに係合させてから下側係合爪36を下側係合穴22bに係合させることで、サイドパネル部材30をベース部材21の右側壁部22に容易に取り付けることができる。これにより、図1~図3に示すように、排水操作部24aやレバー操作部25aを覆い隠すことができる。また、サイドパネル部材30が右側壁部22に取り付けられた状態で、表面31の前辺31aがカバー部材26の右側壁面27の前辺27aに連続し、表面31の後辺31bが右側壁面27の後辺27bに連続するようにサイドパネル部材30が形成されている。このため、装置本体20を側方からみた場合、前辺31aと前辺27aとが側面の前辺Laを構成し、後辺31bと後辺27bとが側面の後辺Lbを構成し、サイドパネル部材30の下辺(底辺)31cが側面の下辺Lcを構成することになる。即ち、前辺31aと後辺31bが装置本体20の側面の前辺Laと後辺Lbの一部を構成し、下辺31cが装置本体20の側面の下辺Lcの全部を構成する。また、上述したように、サイドパネル部材30の平坦部32aにおける表面31が右側壁面27と面一となり段差のない状態となっている。これらのことから、サイドパネル部材30とカバー部材26の右側壁面27との境界が、サイドパネル部材30の上辺だけとなって境界が目立つのを抑えることができるから、サイドパネル部材30が別部材であることを気付き難くすると共に装置本体20の側面のデザイン性が低下するのを抑制することができる。したがって、サイドパネル部材30が取り外されて排水操作部24aやレバー操作部25aがいたずらされるのを抑制することができるから、いたずらによって洗浄便座装置10が取り外されたり位置がずれたりすることや水タンク24の水が排出されることを適切に防止することができる。
また、サイドパネル部材30は、平坦部32aと窪み部32bとの境界線BR(図6参照)が、便座40の境界線BZと略同じ高さとなるように形成されている(図2参照)。上述したように、左側壁面28の境界線BLも便座40の境界線BZと略同じ高さとなるから、境界線BZに対し左右両側の境界線BR,BLの高さを揃えてデザイン的な統一感をもたせることができる。このため、サイドパネル部材30によってデザイン性が低下するのを一層抑制することができる。
また、サイドパネル部材30の平坦部32aと右側壁部22との隙間に、作業者が下方から指を引っ掛けて手前上方に引っ張るようにすることで、下側係合爪36と下側係合穴22bとの係合を解除すると共に上側係合爪35と上側係合穴22aとの係合を解除して、サイドパネル部材30を容易に取り外すことができる。これにより、排水操作部24aやレバー操作部25aを露出させて、水タンク24の排水作業や洗浄便座装置10の取り外し作業を容易に行うことができる。また、仮に作業者がサイドパネル部材30の取り付けを忘れても、上側係合穴22aや下側係合穴22bから入った水滴を隔壁室23a,23b内に留めることができる。このため、ベース部材21の内部に水滴が到達するのを防止して、制御装置などに水滴がかかるのを防ぐことができる。また、隔壁室23a,23b内に留められた水滴を、下側係合穴22bから適切に排出させることができる。即ち、下側係合穴22bを排水穴に兼用することができるから、専用の排水穴を形成する必要がないものとすることができる。
以上説明した洗浄便座装置10では、装置本体20の右側に排水操作部24aとレバー操作部25aとを覆うように着脱可能に取り付けられるサイドパネル部材30を備える。サイドパネル部材30は、平坦部32aにおける表面31が右側壁面27と面一となり、前辺31a,後辺31b,下辺31cが装置本体20の右側面の前辺La,後辺Lb,下辺Lcの一部または全部を構成するように形成されるから、サイドパネル部材30が別部材であることを気付き難くすることができる。このため、いたずら防止効果を高めると共にデザイン性が低下するのを抑制することができる。
また、サイドパネル部材30は、洗浄便座装置10の前後方向に沿って延在し、前辺31aと後辺31bが装置本体20の右側面の前辺Laと後辺Lbの一部を構成すると共に下辺31cが右側面の下辺Lcの全部を構成するから、装置本体20の側面との一体感を高めて別部材であることをより気付き難くすることができる。
また、右側壁部22に形成された上側係合穴22aおよび下側係合穴22bと、サイドパネル部材30に形成された上側係合爪35および下側係合爪36との係合により、サイドパネル部材30を容易に着脱することができる。
また、上側係合穴22aや下側係合穴22bから入った水滴を隔壁室23a,23bで留めて、装置本体20の内部に水滴が到達するのを抑制することができる。
また、下側係合穴22bは、隔壁室23a,23b内の水滴を外部に排出する排水穴を兼ねるから、専用の排水穴を設けなくても水滴を適切に排出することができる。
また、洗浄便座装置10は、公共施設に配置された便器1に設置されており、不特定多数の使用者に使用されるためにいたずらを防止する必要性が高いことから、本発明を適用する意義が高い。
上述した実施形態では、排水操作部24aとレバー操作部25aとがいずれも装置本体20の右側に設けられるものとしたが、これに限られず、いずれも左側に設けられるものとしてもよい。また、装置本体20の左右の両側に1つずつ設けられるものとしてもよい。そのようにする場合、装置本体20の両側にサイドパネル部材30をそれぞれ取り付けて両者を覆うものとしてもよい。あるいは、装置本体20の片側にのみサイドパネル部材30を取り付けて、いずれか一方の操作部のみを覆うものとしてもよい。
実施形態では、排水操作部24aとレバー操作部25aとがいずれも装置本体20の側方に設けられるものとしたが、これに限られず、レバー操作部25aのみが側方に設けられるものなど、いずれか一方のみが側方に設けられるものとしてもよい。
実施形態では、サイドパネル部材30が装置本体20の右側面の三辺の一部または全部を構成するものとしたが、これに限られず、少なくとも二辺の一部を構成するものであればよい。また、前後方向に延在する形状に限られるものではない。ここで、図10は変形例の洗浄便座装置10Bの右側面図であり、図11は変形例の洗浄便座装置10Cの右側面図である。これらの変形例では、装置本体20B,20Cの右側面にレバー操作部25aのみが設けられるものを示す。図10に示すように、サイドパネル部材30Bは、装置本体20Bの右側面の略中央部分を斜めに横切るように延在して着脱可能に取り付けられ、二辺が右側面の後辺と下辺の一部を構成する。また、図11に示すように、サイドパネル部材30Cは、装置本体20Cの右側面の右下隅に着脱可能に取り付けられ、二辺が右側面の後辺と下辺の一部を構成する。これらのようにしても、サイドパネル部材30B,30Cを目立ち難くすることができるから、いたずら防止効果を高めると共にデザイン性が低下するのを抑制することができる。
実施形態では、洗浄便座装置10を便座40を覆うための便蓋が設けられない便蓋レスの構造としたが、これに限られず、便蓋が設けられる構造としてもよい。また、洗浄便座装置10は、公共施設に配置された便器1に設置されるものとしたが、これに限られず、一般家庭などに配置された便器1に設置されるものなどとしてもよい。
実施形態では、下側係合穴22bが排水穴を兼ねるものとしたが、これに限られず、専用の排水穴を設けるものとしてもよい。このようにする場合、例えば、隔壁室23a,23bの底面に排水穴を設けるものなどとすればよい。
実施形態では、隔壁室23a,23bが形成されるものとしたが、これに限られず、隔壁室23a,23bが形成されないものとしてもよい。ただし、装置本体20の内部への水滴の到達を抑制するため、隔壁室23a,23bが形成されるものが好ましい。
実施形態では、上側係合穴22aおよび下側係合穴22bと、上側係合爪35および下側係合爪36との係合によりサイドパネル部材30が着脱可能に取り付けられるものとしたが、これに限られず、サイドパネル部材30が着脱可能であれば如何なる構成としてもよい。例えば、ベース部材21の右側壁部や左側壁部に対し、スライドレールなどにより前後方向にスライド可能にサイドパネル部材を構成し、サイドパネル部材をスライドさせながら着脱させるものなどとしてもよい。
実施形態では、水タンク24に洗浄水を貯留するように構成するものを例示したが、これに限られず、水タンク24を備えずに洗浄水を瞬間的に加熱するように構成するものなどとしてもよい。このように構成した場合でも、洗浄水の流路から洗浄水を排出させるための排水操作部を側面に設けるものなどとしてもよい。
実施形態では、サイドパネル部材30に平坦部32aと窪み部32bとを設けるものとしたが、これに限られず、窪み部32bを設けずにサイドパネル部材30を平坦状に形成するものなどとしてもよい。この場合、サイドパネル部材30の表面31の全面を、右側壁面27と面一とすることができる。また、平坦部32aにおける表面31を右側壁面27と面一とすることで段差のない状態としたが、表面31と右側壁面27との境界に見た目で認識できるような段差のない状態となっていればよい。例えば、右側壁面27に立体的な模様などの装飾が施されている場合、その模様に連続するような模様が表面31に形成されていてもよい。
本実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。本実施形態の洗浄便座装置10が本発明の「洗浄便座装置」に相当し、レバー操作部25aが「着脱操作用の操作部」に相当し、排水操作部24aが「排水操作用の操作部」に相当し、装置本体20が「本体」に相当し、サイドパネル部材30が「パネル部材」に相当する。表面31が「表面」に相当し、前辺31aが「表面の前辺」に相当し、後辺31bが「(表面の)後辺」に相当し、下辺31cが「表面の下辺」に相当する。ベース部材21の右側壁部22が「側壁部」に相当し、上側係合穴22aと下側係合穴22bとが「係合穴」に相当し、上側係合爪35と下側係合爪36とが「係合爪」に相当する。隔壁23が「隔壁」に相当し、隔壁室23a,23bが「隔壁室」に相当する。
なお、本実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、本実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、本実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何など限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、洗浄便座装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、10,10B,10C 洗浄便座装置、20,20B,20C 装置本体、21 ベース部材、22 右側壁部、22a 上側係合穴、22b 下側係合穴、23 隔壁、23a,23b 隔壁室、24 水タンク、24a 排水操作部(操作栓)、25 係合解除レバー、25a レバー操作部、26 カバー部材、27 右側壁面、27a 前辺、27b 後辺、28 左側壁面、29 面取り状部、30,30B,30C サイドパネル部材、31 表面、31a 前辺、31b 後辺、31c 下辺、32a 平坦部、32b 窪み部、34 裏面、35 上側係合爪、36 下側係合爪、38 当接リブ、40 便座、41 着座部、42 周壁部、43 面取り状部、45 着座センサ、BZ,BL,BR 境界線、La 前辺、Lb 後辺、Lc 下辺。

Claims (7)

  1. 便器に対して着脱可能に設置される洗浄便座装置であって、
    前記便器に対する着脱操作用の操作部および局部洗浄水の排水操作用の操作部の少なくともいずれかの操作部が、左右両方の側面または一方の側面から露出して設けられた本体と、
    前記本体から露出する少なくともいずれかの前記操作部を覆うと共に前記本体の側面との境界側において表面が前記側面と段差のない状態で前記本体に着脱可能に取り付けられるパネル部材と、
    を備え、
    前記パネル部材は、前記表面の少なくとも二辺が前記側面の二辺の少なくとも一部を構成するように形成されているものであって、前記洗浄便座装置の前後方向に沿って前記側面の全長にわたって延在し、前記表面の短手方向となる前辺および後辺がそれぞれ前記本体の側面の前辺および後辺の一部を構成すると共に前記表面の長手方向となる下辺が前記側面の下辺の全長を構成するように形成されている
    洗浄便座装置。
  2. 請求項1に記載の洗浄便座装置であって、
    前記本体は、側壁部に係合穴が形成されており、
    前記パネル部材は、裏面から突出し前記係合穴に係合する係合爪が形成されている
    洗浄便座装置。
  3. 請求項に記載の洗浄便座装置であって、
    前記本体は、前記側壁部の内側に、前記係合穴に連通する空間を隔壁で取り囲んだ隔壁室が形成されている
    洗浄便座装置。
  4. 便器に対して着脱可能に設置される洗浄便座装置であって、
    前記便器に対する着脱操作用の操作部および局部洗浄水の排水操作用の操作部の少なくともいずれかの操作部が、左右両方の側面または一方の側面から露出して設けられた本体と、
    前記本体から露出する少なくともいずれかの前記操作部を覆うと共に前記本体の側面との境界側において表面が前記側面と段差のない状態で前記本体に着脱可能に取り付けられるパネル部材と、
    を備え、
    前記本体は、側壁部に係合穴が形成されており、
    前記パネル部材は、前記表面の少なくとも二辺が前記側面の二辺の少なくとも一部を構成するように形成されているものであって、裏面から突出し前記係合穴に係合する係合爪が形成されており、
    前記本体は、前記側壁部の内側に、前記係合穴に連通する空間を隔壁で取り囲んだ隔壁室が形成されている
    洗浄便座装置。
  5. 請求項に記載の洗浄便座装置であって、
    前記パネル部材は、前記洗浄便座装置の前後方向に沿って延在し、前記表面の前辺と後辺がそれぞれ前記本体の側面の前辺と後辺の少なくとも一部を構成すると共に前記表面の下辺が前記本体の側面の下辺を構成するように形成されている
    洗浄便座装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項に記載の洗浄便座装置であって、
    前記本体は、前記側壁部に前記係合穴が上下に並んで形成されており、
    下側の前記係合穴は、前記隔壁室内の水滴を外部に排出する排水穴を兼ねる
    洗浄便座装置。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の洗浄便座装置であって、
    公共施設に配置された前記便器に設置される
    洗浄便座装置。
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