JP6617910B2 - 衛生洗浄装置及びトイレ装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置、及びこれを備えたトイレ装置に関する。
衛生洗浄装置は、給水管を着脱可能に接続するための給水接続部を有する。衛生洗浄装置においては、例えば、可撓性を有する給水管(給水ホース)で給水源と給水接続部との間を接続する。これにより、設置環境に応じて給水管の長さを容易に変更することができる。また、給水管を着脱可能とすることにより、給水管や給水接続部のみの交換が可能となり、衛生洗浄装置のメンテナンス性を高めることができる。
従来からの構成として、衛生洗浄装置の給水接続部は、給水管を接続し易いように衛生洗浄装置本体の外部に設けられている(特許文献1)。しかしながら、給水接続部を本体の外部に設けると、使用者が誤って接触した場合などに、給水管が給水接続部から外れ、水漏れを起こすおそれがある。このため、給水接続部を衛生洗浄装置本体の底面に設け、製品底面から給水管を給水接続部に接続する衛生洗浄装置の開示がある(特許文献2)。
また、衛生洗浄装置では、デザイン性の向上のため、給水接続部を衛生洗浄装置本体及び便器で隠蔽したいという要求がある。
しかしながら、装置本体の底面に設けられた給水接続部を装置本体及び便器で隠蔽してしまうと、衛生洗浄装置を便器に取り付けた後においては、衛生洗浄装置を一度便器から取り外さない限り、給水接続部から給水管を取り外すことができなくなってしまう。すなわち、給水管や給水接続部の交換が難しくなってしまう。
このように、給水接続部の隠蔽は、衛生洗浄装置のメンテナンス性の低下を招く。このため、衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置においては、給水接続部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制することが望まれる。
特開2014−231704号公報 特開2015−68077号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、給水接続部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制した衛生洗浄装置及びトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗浄ノズルを有し、前記洗浄ノズルから人体局部に向けて洗浄水を噴射することにより、前記人体局部の洗浄を行う身体洗浄機能部と、開口部を有するベースプレートと、前記ベースプレートの上に着脱可能に取り付けられる本体カバーと、を有し、前記ベースプレートと前記本体カバーとで囲まれた空間内に前記身体洗浄機能部を収容するケーシングと、前記空間内に設けられ、給水管の一端を着脱可能に接続するための接続口を有し、前記給水管の一端に設けられた挿入部を前記接続口に挿入することによって前記給水管と接続され、前記給水管から供給される前記洗浄水を前記身体洗浄機能部に供給する給水接続部と、前記ベースプレートの前記開口部の上に着脱可能に取り付けられ、前記接続口と前記給水管の前記挿入部の上方を覆う上側カバーと、前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられ、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材と、を備え、記給水接続部は、前記空間内に前記接続口を配置し、前記開口部を介して下方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にするとともに、前記本体カバーを取り外した状態において、上方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にし、前記上側カバーは、ガイド部を有し、前記ガイド部は、前記抜け止め部材を予め定められた位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを許容し、前記抜け止め部材を予め定められた位置とは異なる位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを阻害することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、給水接続部及び接続口をケーシング内に配置し、開口部を介して下方から給水管を接続口に着脱できるようにするとともに、本体カバーを取り外した状態において、上方から給水管を接続口に着脱できるようにしているので、給水接続部を隠蔽した場合においても、便器や衛生洗浄装置自体を取り外す必要がなく、本体カバーを取り外すだけで、給水管や給水接続部の交換などを行うことができる。従って、衛生洗浄装置では、給水接続部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制することができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記抜け止め部材は、前記給水接続部及び前記給水管を挟む一対の挟持部を有するクリップ状であることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、上側カバーのガイド部によって、抜け止め部材の取り付けの位置及び方向が規制されるので、抜け止め部材の誤った取り付けを抑制することができる。例えば、不慣れな作業者であったとしても、抜け止め部材を給水接続部及び給水管に適切に取り付けることができる。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記給水接続部は、一端に前記接続口が設けられた第1円筒部と、前記第1円筒部の前記一端の外縁に設けられ、前記第1円筒部よりも大きい外径を有する第1フランジ部と、を有し、前記給水管は、前記挿入部の後端側に設けられ、前記挿入部を前記接続口に挿入した状態において、前記給水接続部の前記第1フランジ部に当接する第2フランジ部と、前記第2フランジ部の後端側に設けられ、前記第2フランジ部よりも小さい外径を有する第2円筒部と、を有し、前記抜け止め部材は、少なくとも一部に弾性を有し、前記一対の挟持部の間隔を弾性変形によって変化させ、前記ガイド部は、前記一対の挟持部が前記第1円筒部及び前記第2円筒部を挟む第1状態においては、前記抜け止め部材の前記給水接続部及び前記給水管への取り付けを許容し、前記一対の挟持部が前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を挟み、前記第1状態よりも前記一対の挟持部の間隔が広がった第2状態においては、前記抜け止め部材と当接して前記抜け止め部材の前記給水接続部及び前記給水管への取り付けを阻害することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、一対の挟持部が第1フランジ部及び第2フランジ部を挟んだ状態で、抜け止め部材が前給水接続部及び給水管に接続されてしまうことを抑制することができる。抜け止め部材の誤った取り付けをより適切に抑制することができる。
また、第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記ガイド部は、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられた状態において、少なくとも前記一対の挟持部のそれぞれの先端部を収容する凹状であり、前記接続口が向く第1方向における前記ガイド部の内部の幅は、前記抜け止め部材の前記先端部の前記第1方向の幅の1倍以上1.5倍以下であることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、抜け止め部材が給水接続部及び接続管に対して斜めに取り付けられてしまうことを抑制することができる。抜け止め部材の誤った取り付けをより適切に抑制することができる。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、下方から前記ベースプレートに着脱可能に取り付けられ、前記開口部の一部を塞ぐ下側カバーをさらに備え、前記給水接続部は、前記接続口を前記開口部の前記一部の上方に配置し、前記給水管は、前記接続口に挿入される挿入部を有し、前記給水接続部及び前記給水管には、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材が取り付けられ、前記抜け止め部材は、前記給水接続部及び前記給水管を挟む一対の挟持部を有するクリップ状であり、前記下側カバーは、前記ベースプレートに取り付けられた状態において前記抜け止め部材と対向する対向面を有し、前記一対の挟持部が適切な位置よりも下方で前記給水接続部及び前記給水管を挟んでいる時に、前記対向面を前記抜け止め部材に当接させ、前記抜け止め部材を前記適切な位置に向けて移動させることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、抜け止め部材の各挟持部が適切な位置よりも下方で給水接続部及び給水管を挟んでいる場合に、下側カバーの対向面が抜け止め部材に当接し、抜け止め部材を適切な位置に向けて移動させるので、抜け止め部材の半挿入状態を解消することができる。例えば、不慣れな作業者であったとしても、抜け止め部材を給水接続部及び給水管に適切に取り付けることができる。
また、第6の発明は、上面を有する便器と、前記便器の前記上面の上に設けられる衛生洗浄装置であって、洗浄ノズルを有し、前記洗浄ノズルから人体局部に向けて洗浄水を噴射することにより、前記人体局部の洗浄を行う身体洗浄機能部と、ベースプレートと、前記ベースプレートの上に着脱可能に取り付けられる本体カバーと、を有し、前記ベースプレートと前記本体カバーとで囲まれた空間内に前記身体洗浄機能部を収容するケーシングと、前記空間内に設けられ、給水管の一端を着脱可能に接続するための接続口を有し、前記給水管の一端に設けられた挿入部を前記接続口に挿入することによって前記給水管と接続され、前記給水管から供給される前記洗浄水を前記身体洗浄機能部に供給する給水接続部と、前記ベースプレートの前記開口部の上に着脱可能に取り付けられ、前記接続口と前記給水管の前記挿入部の上方を覆う上側カバーと、前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられ、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材と、を有する衛生洗浄装置と、を備え、前記ケーシングは、前記上面と対向する底面と、下方を向く開口部と、を有し、前記給水接続部は、前記空間内に前記接続口を配置し、前記開口部を介して下方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にするとともに、前記本体カバーを取り外した状態において、上方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にし、前記上側カバーは、ガイド部を有し、前記ガイド部は、前記抜け止め部材を予め定められた位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを許容し、前記抜け止め部材を予め定められた位置とは異なる位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを阻害し、前記便器は、前記ケーシングの前記底面の外縁を前記上面で塞ぐことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、給水接続部及び接続口をケーシング内に配置し、開口部を介して下方から給水管を接続口に着脱できるようにするとともに、本体カバーを取り外した状態において、上方から給水管を接続口に着脱できるようにしているので、給水接続部を隠蔽した場合においても、便器や衛生洗浄装置自体を取り外す必要がなく、本体カバーを取り外すだけで、給水管や給水接続部の交換などを行うことができる。従って、衛生洗浄装置では、給水接続部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制することができる。
本発明の態様によれば、給水接続部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制した衛生洗浄装置及びトイレ装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の本体部の内部構造を模式的に表す平面図である。 図3(a)及び図3(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す側面図である。 図5(a)及び図5(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す平面図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。 図7(a)〜図7(c)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。 本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。 図10(a)及び10(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。 本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の取り付け手順の一例を模式的に表すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかるトイレ装置のメンテナンス作業の一例を模式的に表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、トイレ装置10は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)50と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング110と、便座120と、便蓋130と、を有する。便座120と便蓋130とは、ケーシング110に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ここで、本願明細書においては、便座120に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座120に座った使用者からみて下方を「下方」とする。また、開いた状態の便蓋130に背を向けて便座120に座った使用者からみて前方を「前方」とし、便座120に座った使用者からみて後方を「後方」とする。また、後方を向いて便器50の前に立った使用者からみて右側を「右側方」とし、後方を向いて便器50の前に立った使用者からみて左側を「左側方」とする。
便器50は、上面50aを有する。上面50aは、例えば、便器50をトイレ空間の床面に載置した状態において、床面と実質的に平行となる平面である。上面50aは、床面に対して傾斜していてもよいし、床面からの高さが異なる複数の面を有していてもよい。
また、便器50は、ボウル部51を有する。ボウル部51は、上面50aから下方に凹む凹状である。便器50は、ボウル部51において使用者の尿や便などの排泄物を受ける。ボウル部51は、図示を省略した排水トラップ管路に接続されている。ボウル部51は、排水トラップ管路や排水ソケットなどを介して排水管に接続され、排泄物などを排水管に流す。また、ボウル部51及び排水トラップ管路は、非使用時において所定量の水をボウル部51内に溜められるように形成されている。
ボウル部51は、上面50aの前方に寄せて配置されている。衛生洗浄装置100のケーシング110は、上面50aのボウル部51よりも後方の部分の上に載置される。このように、ケーシング110は、ボウル部51よりも後方において便器50の上に載置される。換言すれば、上面50aは、ボウル部51よりも後方に、衛生洗浄装置100のケーシング110を載置するための載置領域を有する。
便器50は、例えば、陶磁器製である。便器50の材料は、樹脂などでもよい。便器50は、例えば、陶磁器と樹脂との組み合わせで形成してもよい。
図2は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の本体部の内部構造を模式的に表す平面図である。
図1及び図2に表したように、衛生洗浄装置100のケーシング110は、ベースプレート200と、本体カバー210と、を有する。また、衛生洗浄装置100は、身体洗浄機能部220と、便器洗浄機能部230と、をさらに備える。ケーシング110は、ベースプレート200と本体カバー210とで囲まれた空間内に、身体洗浄機能部220及び便器洗浄機能部230を収容する。
ケーシング110は、便器50の上面50aと対向する底面110aを有する。底面110aは、例えば、ベースプレート200の底面である。便器50は、ケーシング110の底面110aの外縁を上面50aで塞ぐ。これにより、便器50とケーシング110との間に空く隙間が抑制される。従って、トイレ装置10では、衛生洗浄装置100を便器50の上に取り付けた後においては、下方からケーシング110の内部にアクセスすることができなくなる。ケーシング110の左右方向の幅は、例えば、上面50aの載置領域の左右方向の幅と実質的に同じである。ケーシング110は、左右方向において便器50と略面一である。
身体洗浄機能部220及び便器洗浄機能部230は、ベースプレート200の上に設けられる。本体カバー210は、ベースプレート200の上に設けられ、身体洗浄機能部220及び便器洗浄機能部230などの内部の機能部を覆う。本体カバー210は、ベースプレート200に対して着脱可能に取り付けられる。なお、図2では、便宜的に、本体カバー210などの一部の部材を省略して図示している。
身体洗浄機能部220は、便座120に座った使用者の「おしり」などを洗浄する身体洗浄を行う。便器洗浄機能部230は、ボウル部51に水を流し、ボウル部51に溜まった水を置換することにより、排泄物などを排水管に流す便器洗浄を行う。衛生洗浄装置100は、例えば、図示を省略したリモコンなどの操作部を有する。身体洗浄機能部220及び便器洗浄機能部230のそれぞれは、使用者による操作部の操作に応じて身体洗浄及び便器洗浄を行う。
身体洗浄機能部220は、例えば、加熱部221と、洗浄ノズル222と、制御部223と、を有する。
加熱部221は、給水源から供給される水を所定の温度に加熱する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。加熱部221には、例えば、貯湯加熱式の熱交換器が用いられる。加熱部221は、セラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器でもよい。さらには、加熱部221は、熱交換器に限ることなく、例えば、マイクロ波加熱を利用するものなど、他の加熱方式を用いたものでもよい。
加熱部221は、制御部223と接続されている。制御部223は、例えば、使用者による操作部の操作に応じて加熱部221を制御することにより、操作部で設定された温度に水を加熱する。
洗浄ノズル222は、便器50のボウル部51内に進出した位置と、本体カバー210内に収納された位置と、に移動する。洗浄ノズル222の進退移動は、制御部223によって制御される。洗浄ノズル222の先端部には、吐水口222aが設けられている。洗浄ノズル222は、加熱部221の下流側に設けられ、加熱部221で加熱された水を吐水口222aから噴射する。
制御部223は、操作部からの身体洗浄の指示に応じて加熱部221を動作させ、給水源から供給された水を加熱する。そして、制御部223は、洗浄ノズル222をボウル部51内に進出させ、加熱後の水を便座120に座った使用者の「おしり」などの人体局部に向けて噴射する。これにより、身体洗浄機能部220によって、使用者の人体局部が洗浄される。
便器洗浄機能部230は、例えば、洗浄水タンク231と、給水バルブ232と、吐水口233と、フロート部234と、吸気口235と、排水弁236と、駆動部237と、を有する。
洗浄水タンク231は、便器洗浄を行うための水を内部に貯留する。洗浄水タンク231は、洗浄水タンク231の上方を密閉する蓋部を有し、貯留した水の蒸気が外部に流出することを抑制する。なお、図2では、吐水口233、フロート部234、排水弁236などの図示を容易にするため、便宜的に洗浄水タンク231の蓋部を取り外した状態を示している。
給水バルブ232は、給水源から供給される洗浄水の洗浄水タンク231内への吐水と止水とを切り替える。吐水口233は、給水バルブ232の下流に設けられる。吐水口233は、洗浄水タンク231内において開口し、給水バルブ232からの洗浄水を洗浄水タンク231内に吐水する。フロート部234は、洗浄水タンク231内に設けられ、洗浄水タンク231内の水位に応じて昇降する。
洗浄水タンク231内の水位が低下し、フロート部234が所定の水位よりも下降すると、給水バルブ232が開き、吐水口233から洗浄水タンク231内への洗浄水の吐水が開始される。そして、洗浄水タンク231内の水位が上昇し、フロート部234が所定の水位よりも上昇すると、給水バルブ232が閉じ、吐水口233が止水される。これにより、洗浄水タンク231内の洗浄水が、所定量に調整される。
吸気口235は、洗浄水タンク231内に大気を導入することにより、洗浄水タンク231内への洗浄水の給水、及び、洗浄水タンク231からの洗浄水の排水を補助する。
洗浄水タンク231の低部には、排水口231aが設けられている。排水弁236は、排水口231aを塞ぐ。駆動部237は、伝達機構238を介して駆動力を排水弁236に伝達させることにより、排水口231aを閉塞する位置と、排水口231aを開放する位置と、に排水弁236を移動させる。
駆動部237は、操作部からの便器洗浄の指示に応じて排水弁236を所定時間開き、所定時間経過後に排水弁236を閉じる。これにより、使用者からの便器洗浄の指示に応じて、一定量の洗浄水が洗浄水タンク231から便器50に供給され、便器50のボウル部51が洗浄される。
この例では、洗浄水を洗浄水タンク231に溜めるタンク方式の便器洗浄機能部230を示している。便器洗浄機能部230は、例えば、給水源から供給される洗浄水を便器50に直接供給する水道直圧方式などでもよい。また、この例では、衛生洗浄装置100が、便器洗浄機能部230を有する。便器洗浄機能部230は、必要に応じて衛生洗浄装置100に設けられ、省略可能である。便器洗浄機能部230は、例えば、衛生洗浄装置100とは別にトイレ装置10に設けてもよい。
図3(a)及び図3(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す斜視図である。
図3(a)は、トイレ装置10を後方側から見た斜視図である。
図3(b)は、便器50のみを後方側から見た斜視図である。
図3(a)及び図3(b)に表したように、便器50は、側面部52と凹部53とを有する。側面部52は、便器50の上面50aと底面50bとの間を接続する部分である。側面部52は、上面50a及び底面50bの両側方及び前方を囲む。このように、便器50では、両側方及び前方が、連続した面によって覆われる。便器50では、両側方及び前方から見た時に、側面部52のみが露呈する。
凹部53は、後方を向いて形成されている。このように、便器50は、後方から前方に向かって一部が抉れた形状を有する。但し、上述のように、両側方及び前方から見た時には、凹部53は、側面部52によって覆われ、外部に露呈しない。
便器50の上面50aには、連通孔55と、複数の取付孔56と、開口部58と、が設けられている。連通孔55は、上面50aの上に衛生洗浄装置100を載置した状態において、洗浄水タンク231の排水口231aと対向する位置に設けられている。連通孔55は、図示を省略した導水路に連通する。導水路は、連通孔55とボウル部51との間を接続する管路である。これにより、洗浄水タンク231から排出された洗浄水は、排水口231a、連通孔55、及び導水路を介してボウル部51に供給される。
各取付孔56は、上面50aから凹部53へと至る貫通孔である。各取付孔56は、衛生洗浄装置100の取り付けに用いられる。衛生洗浄装置100は、上面50aの上に載置した後、ネジなどの取付具を各取付孔56に挿通し、ベースプレート200の底面200aと取付具とで便器50の一部を挟むことにより、便器50に取り付けられる。衛生洗浄装置100の便器50への取り付けは、ベースプレート200を介して行われる。これにより、衛生洗浄装置100をベースプレート200に取り付けた状態において、本体カバー210を取り外すことができる。この例では、4つの取付孔56を示している。取付孔56の数は、任意でよい。取付孔56は、1つでもよい。
開口部58は、凹部53の一部を上方に露呈させる。凹部53は、前方及び両側方を側面部52によって覆われ、開口部58の部分を除いて上方を上面50aに覆われる。開口部58は、例えば、上面50aから凹部53に連続する貫通孔である。開口部58は、上面50aの後方に寄せて配置される。開口部58は、例えば、上面50aの後端から前方に延びる切り欠きでもよい。
図3(a)に表したように、衛生洗浄装置100には、給水管112と、給電線114と、が接続されている。給水管112の一端は、衛生洗浄装置100に接続され、給水管112の他端は、給水源に接続される。これにより、給水管112を介して洗浄水が衛生洗浄装置100に供給される。給水管112は、衛生洗浄装置100及び給水源に対して着脱可能に接続される。これにより、給水管112の交換が容易なり、衛生洗浄装置100のメンテナンス性が向上する。トイレ装置10においては、例えば、トイレ空間への設置時に、適切な長さの給水管112が選択される。給水管112の長さが足りない場合などには、設置作業時に給水管112の取り換えが行われる。給水管112は、可撓性を有する。給水管112には、例えば、ゴムホースやフレキシブルメタルホースなどが用いられる。
給電線114の一端は、衛生洗浄装置100に接続され、給電線114の他端は、商用電源などの電力供給源(例えば壁面に設けられたコンセント)に接続される。これにより、給電線114を介して衛生洗浄装置100に電力が供給される。給電線114は、電力供給源に対して着脱可能に接続される。給電線114は、衛生洗浄装置100に対して着脱可能でもよいし、衛生洗浄装置100に固定されていてもよい。
給水管112及び給電線114は、衛生洗浄装置100の取り付け時において、開口部58に挿通され、図3(a)に表したように、凹部53から便器50の外部に引き出される。
図4は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に表す側面図である。
図4に表したように、便器50は、例えば、トイレ空間において後端部50cを壁面WLに近接させて設置される。便器50は、例えば、後端部50cの一部をトイレ空間の壁面WLに接触させた状態でトイレ空間に設置される。ここで、後端部50cとは、便器50を側方から見た時の便器50の外形形状の後端である。換言すれば、後端部50cは、側面部52の後端である。
底面50bの後端は、上面50aの後端よりも前方に位置する。後端部50cは、上面50aから底面50bに向かって前方側に傾斜している。これにより、後端部50cの上面50aの付近を壁面WLに接触させた場合でも、後端部50cの底面50bの付近と壁面WLとの間には、隙間が生じる。図4に表したように、給水管112及び給電線114は、凹部53から引き出されるとともに、後端部50cと壁面WLとの間の隙間から引き出される。
このように、トイレ装置10においては、給水管112と衛生洗浄装置100との接続部(給水接続部)、及び、給電線114と衛生洗浄装置100との接続部(給電接続部)のそれぞれが、便器50、ケーシング110、及び壁面WLによって隠蔽される。トイレ装置10では、給水接続部及び給電接続部(以下、まとめて「給水給電部」と称す)が、ケーシング110及び便器50自体によって覆い隠される。これにより、トイレ装置10では、給水給電部が外部に露出するトイレ装置や、給水給電部をカバーなどで覆い隠すトイレ装置などに比べて、デザイン性を向上させることができる。
図5(a)及び図5(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す平面図である。
図6は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。
図6は、図5(a)のA1−A2線断面を模式的に表す。
図5(a)、図5(b)、及び図6に表したように、衛生洗浄装置100は、給水接続部250と、上側カバー260と、下側カバー270と、をさらに備える。但し、図5(b)では、便宜的に、上側カバー260を取り外した状態を表している。
給水接続部250は、円筒部251(第1円筒部)と、給水管112を着脱可能に接続するための接続口252と、を有する。接続口252は、例えば、円筒部251の一端に設けられた略円形の開口である。給水接続部250は、ベースプレート200の上に設けられる。換言すれば、給水接続部250は、ベースプレート200と本体カバー210とで囲まれた空間内に設けられる。給水接続部250は、ベースプレート200と本体カバー210とで囲まれた空間内に接続口252を配置する。また、給水接続部250は、例えば、上下方向と直交する方向に接続口252を向ける。この例において、接続口252は、後方を向く。接続口252の向く方向は、これに限ることなく、任意の方向でよい。
ベースプレート200は、開口部202を有する。開口部202は、衛生洗浄装置100を便器50に取り付けた状態において、便器50の開口部58の上方に位置するように設けられる。すなわち、開口部202は、開口部58を介して凹部53の一部をベースプレート200の上方に露呈させる。
このように、ケーシング110は、下方を向く開口部202を有する。開口部202は、給水管112及び給電線114の挿通に用いられる。給水管112及び給電線114は、開口部202を介してケーシング110の内部の空間に侵入する。この例において、開口部202は、ベースプレート200に設けられた貫通孔である。開口部202は、これに限ることなく、例えば、ベースプレート200と本体カバー210との間に空く隙間などでもよい。
給水接続部250は、開口部202に近接してベースプレート200の上に取り付けられる。また、給水接続部250の円筒部251は、開口部202の上方に延び、接続口252を開口部202の上方に配置する。
給水接続部250は、接続口254、256をさらに有する。接続口254は、身体洗浄機能部220との接続に用いられる。接続口254は、例えば、配管及び電磁弁などを介して加熱部221に接続される。接続口256は、便器洗浄機能部230との接続に用いられる。接続口256は、例えば、配管などを介して給水バルブ232に接続される。
この例において、給水接続部250は、いわゆる二股分岐管である。衛生洗浄装置100が便器洗浄機能部230を有しない場合には、接続口256は、省略可能である。給水接続部250は、給水管112を接続するための接続口252と、身体洗浄機能部220に接続するための接続口254と、を少なくとも有する管路であればよい。
給水管112は、本体部112aと、接続管113と、を有する。接続管113は、本体部112aの一端に接続されている。換言すれば、接続管113は、給水管112の一端に設けられている。接続管113には、例えば、金属や樹脂など給水管112の本体部112aよりも硬質な材料が用いられる。接続管113は、略L字状に屈曲している。給水管112は、接続管113の一部を給水接続部250の接続口252に挿し込むことにより、給水接続部250に接続される。これにより、給水管112及び給水接続部250を介して、洗浄水が身体洗浄機能部220及び便器洗浄機能部230に供給される。
上側カバー260は、ベースプレート200の上に取り付けられ、接続口252の上方を覆う。すなわち、上側カバー260は、給水接続部250と給水管112との接続部分を覆う。また、上側カバー260は、ベースプレート200の開口部202の少なくとも一部を塞ぐ。この例において、上側カバー260は、開口部202の略全体を覆う。これにより、上側カバー260は、例えば、作業者の手指などが開口部202を介してケーシング110内に入り込んでしまうことを抑制する。例えば、給電部に触れることによる感電などを抑制する。上側カバー260は、例えば、ネジなどの取付部材により、ベースプレート200に着脱可能に取り付けられる。
下側カバー270は、下方からベースプレート200に取り付けられ、開口部202の一部を塞ぐ。給水接続部250は、例えば、下側カバー270が塞ぐ開口部202の一部の上方に接続口252を配置する。下側カバー270は、ベースプレート200に着脱可能に取り付けられる。
給水接続部250は、下側カバー270を取り外した状態において、開口部202を介して下方から給水管112を接続口252に着脱可能にする。さらに、給水接続部250は、本体カバー210及び上側カバー260を取り外した状態において、上方から給水管112を接続口252に着脱可能にする。
図7(a)〜図7(c)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す斜視図である。
図7(a)に表したように、給水管112の接続管113は、給水接続部250の接続口252に挿入される挿入部113aを有する。挿入部113aの外形形状は、接続口252の形状に対応している。挿入部113aは、例えば、円筒状である。挿入部113aの外径は、接続口252の内径と実質的に同じである。
挿入部113aの外周面には、溝113bが設けられている。溝113bには、シール部材113cが設けられている。シール部材113cは、ゴムなどの弾性材料からなり、挿入部113aと給水接続部250との間の隙間を埋める。これにより、給水管112と給水接続部250との接続部分における水漏れが抑制される。なお、この例では、接続管113を接続口252に挿入する構成としているが、例えば、これとは反対に、接続口252を接続管113に挿入する構成としてもよい。
給水接続部250の円筒部251には、フランジ部253(第1フランジ部)が設けられている。フランジ部253は、円筒部251の先端部の外縁に設けられる。フランジ部253の外径は、円筒部251の外径よりも大きい。このように、フランジ部253は、円筒部251の先端部において、外径を大きくした部分である。
接続管113は、フランジ部113d(第2フランジ部)と、円筒部113e(第2円筒部)と、をさらに有する。フランジ部113dは、挿入部113aの後端側に設けられ、挿入部113aを接続口252に挿入した状態において、給水接続部250のフランジ部253に当接する。円筒部113eは、フランジ部113dの後端側に設けられる。円筒部113eの外径は、フランジ部113dの外径よりも小さい。フランジ部113dの外径は、フランジ部253の外径と実質的に同じである。円筒部113eの外径は、給水接続部250の円筒部251の外径と実質的に同じである。
図7(b)に表したように、給水管112と給水接続部250との接続には、抜け止め部材280が用いられる。抜け止め部材280は、給水管112及び給水接続部250を挟む一対の挟持部281を有するクリップ状である。抜け止め部材280には、金属や樹脂などの弾性を有する材料が用いられる。抜け止め部材280は、各挟持部281の間隔を弾性変形によって変化させる。この例では、抜け止め部材280の全体が弾性を有する。これに限ることなく、抜け止め部材280は、少なくとも一部が弾性を有し、各挟持部281の間隔が弾性変形によって変化可能であればよい。
各挟持部281は、円筒部251の外径及び円筒部113eの外径に応じて湾曲した湾曲部281aを有する。各挟持部281は、湾曲部281aの部分において給水管112及び給水接続部250を挟む。これにより、給水管112及び給水接続部250をより適切に挟むことができる。また、各挟持部281において、給水管112及び給水接続部250を挟む位置を一義的に決めることができる。
抜け止め部材280は、接続部282と、一対の開口部283と、を有する。接続部282は、各挟持部281の一端同士を接続する。従って、各挟持部281の接続部282と反対側の端部が、開口端280aとなる。給水管112及び給水接続部250は、開口端280aから各挟持部281に挿し込まれる。
また、接続部282は、各挟持部281が湾曲部281aの部分において給水管112及び給水接続部250を挟んだ状態において、給水管112及び給水接続部250から離間する。接続部282は、給水接続部250と接続部282との間に隙間を形成し、工具などの挿通を可能にすることにより、抜け止め部材280の取り外しを容易にする。
各開口部283は、各挟持部281の湾曲部281aに設けられる。各開口部283の幅は、フランジ部253の幅とフランジ部113dの幅との合計の長さと実質的に同じである。
図7(c)に表したように、接続管113の挿入部113aを接続口252に挿入した後、給水接続部250及び接続管113に抜け止め部材280を取り付ける。抜け止め部材280は、接続口252の向く方向に対して直交する方向から給水接続部250及び接続管113に取り付けられる。抜け止め部材280は、例えば、上方向又は下方向から給水接続部250及び接続管113に取り付けられる。
抜け止め部材280は、給水接続部250の円筒部251及び接続管113の円筒部113eを各挟持部281で挟み、各フランジ部253、113dの一部を各開口部283内に入り込ませる。これにより、抜け止め部材280は、接続管113が接続口252から抜ける方向において給水接続部250及び接続管113のそれぞれと係合し、接続管113の接続口252からの抜けを抑制する。抜け止め部材280は、いわゆるクイックファスナーである。
各挟持部281の先端部281bは、湾曲部281aから離間する方向において、開口端280aを広げるように傾斜している。これにより、抜け止め部材280を給水接続部250及び接続管113に取り付け易くすることができる。各先端部281bは、給水接続部250及び接続管113を各湾曲部281aに案内する。
抜け止め部材280は、各挟持部281が各円筒部251、113eを挟んだ状態において、各円筒部251、113eを軸に回動可能である。この際、各挟持部281に湾曲部281aを設けることで、抜け止め部材280をより容易に回動させることができる。例えば、回動にともなう抜け止め部材280の脱落を抑制することができる。
図8は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。
図8は、図5(a)のB1−B2線断面を模式的に表す。
図8に表したように、上側カバー260は、抜け止め部材280の取り付けの位置及び方向を規制するガイド部262を有する。ガイド部262は、例えば、少なくとも抜け止め部材280の各先端部281bを内部に収容する凹状である。ここで、接続口252の向く方向を第1方向D1とする。第1方向D1は、換言すれば、円筒部251の延びる方向である。この例において、第1方向D1は、前後方向である。第1方向D1に対して直交する抜け止め部材280の挿抜方向を第2方向D2とする。この例において、第2方向D2は、上下方向である。第1方向D1及び第2方向D3に対して直交する方向を第3方向D3とする。この例において、第3方向D3は、左右方向である。
ガイド部262の内部の第3方向D3の幅WC1は、抜け止め部材280の各挟持部281が各円筒部251、113eを挟んだ時の抜け止め部材280の第3方向D3の最大の幅WF1よりも大きい。
一方、ガイド部262の第3方向D3の幅WC1は、抜け止め部材280の各挟持部281が各フランジ部253、113dを挟んだ時の抜け止め部材280の第3方向D3の最大の幅WF2よりも小さい。
これにより、抜け止め部材280の各挟持部281が適切に各円筒部251、113eを挟む状態の時には、抜け止め部材280の給水接続部250及び接続管113への取り付けが許容される。これに対して、各挟持部281が各フランジ部253、113dを挟む状態の時には、抜け止め部材280の先端部281bがガイド部262の内面に当接し、抜け止め部材280の給水接続部250及び接続管113への取り付けが阻害される。
このように、ガイド部262は、各挟持部281が各円筒部251、113eを挟む第1状態においては、抜け止め部材280の給水接続部250及び給水管112への取り付けを許容し、各挟持部281が各フランジ部253、113dを挟み、第1状態よりも各挟持部281の間隔が広がった第2状態においては、抜け止め部材280と当接して抜け止め部材280の給水接続部250及び給水管112への取り付けを阻害する。これにより、抜け止め部材280の誤った取り付けを抑制することができる。
図9は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。
図9に表したように、ガイド部262の内部の第1方向D1の幅WC2は、抜け止め部材280の第1方向D1の幅WF3と同程度に設定される。幅WC2は、例えば、幅WF3の1倍以上1.5倍以下である。より好ましくは、幅WC2は、例えば、幅WF3の1倍以上1.3倍以下である。これにより、抜け止め部材280が給水接続部250及び接続管113に対して斜めに取り付けられてしまうことを抑制することができる。抜け止め部材280の誤った取り付けをより抑制することができる。
このように、上側カバー260は、抜け止め部材280の取り付けの位置及び方向をガイド部262によって規制することにより、給水接続部250及び接続管113に対する抜け止め部材280の誤った取り付けを抑制する。これにより、抜け止め部材280の誤った取り付けにともなう水漏れの発生などを抑えることができる。
図10(a)及び10(b)は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の一部を模式的に表す断面図である。
図10(a)及び10(b)に表したように、下側カバー270は、左右両側に設けられた一対の係合部271を有する。ベースプレート200には、下側カバー270の各係合部271と係合する一対の被係合部204が設けられている。下側カバー270は、各係合部271を各被係合部204に係合させることにより、下方からベースプレート200に着脱可能に取り付けられる。下側カバー270は、例えば、ネジ止めなどによってベースプレート200に取り付けてもよい。下側カバー270の取り付け方法は、任意でよい。
下側カバー270は、ベースプレート200に取り付けられた状態において抜け止め部材280と対向する対向面272を有する。下側カバー270は、図10(a)に表したように、開口端280aを上方に向けた状態で、各挟持部281が適切な位置よりも下方で給水接続部250及び給水管112を挟んでいる時に、対向面272を抜け止め部材280に当接させ、図10(b)に表したように、抜け止め部材280を適切な位置に向けて移動させる。これにより、下側カバー270の取り付けによって、抜け止め部材280の半挿入状態を解消し、抜け止め部材280を給水接続部250及び給水管112に適切に取り付けることができる。
また、ベースプレート200及び下側カバー270は、抜け止め部材280の各円筒部251、113eを軸とする回動を許容する。これにより、上側カバー260を取り外した状態においては、抜け止め部材280を回動させることにより、抜け止め部材280を取り外す方向を変化させることができる。
上側カバー260は、ベースプレート200に取り付けられた際に、第2方向D2において抜け止め部材280と対向する対向面262aを有する。上側カバー260は、開口端280aを下方に向けた状態で、各挟持部281が適切な位置よりも上方で給水接続部250及び給水管112を挟んでいる時に、対向面262aを抜け止め部材280に当接させ、抜け止め部材280を適切な位置に向けて移動させる。これにより、抜け止め部材280を上方から取り付けた場合には、上側カバー260の取り付けによって、抜け止め部材280の半挿入状態を解消することができる。
図11は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の取り付け手順の一例を模式的に表すフローチャートである。
トイレ装置10をトイレ空間に取り付ける場合には、まず、便器50をトイレ空間の所定の位置に仮置きし、便器50の上面50aの上に衛生洗浄装置100を載置する(図11のステップS101)。
トイレ装置10においては、例えば、所定の長さの給水管112が衛生洗浄装置100に接続された状態で、製造業者から出荷される。この場合、作業者は、衛生洗浄装置100を便器50の上に載置した後、給水管112の長さが適切か否かを判断する(図11のステップS102)。
作業者は、給水管112の長さが適切ではないと判断した場合、まず、ケーシング110のベースプレート200に設けられた開口部202を介して、下方から下側カバー270を取り外す(図11のステップS103)。
トイレ装置10は、抜け止め部材280の開口端280aを上方に向けた状態で出荷される。従って、下側カバー270を取り外すと、抜け止め部材280の接続部282が下方に露出する。作業者は、給水接続部250と接続部282との間に空く隙間に工具などを挿し込み、抜け止め部材280を下方に引き抜くことにより、給水接続部250及び給水管112から抜け止め部材280を取り外す(図11のステップS104)。
抜け止め部材280を取り外した後、接続管113の挿入部113aを給水接続部250の接続口252から引き抜くことにより、接続されていた給水管112を取り外す。そして、新たな給水管112を開口部202に通し、挿入部113aを接続口252に挿入することにより、適切な長さの給水管112に交換する(図11のステップS105)。
このように、衛生洗浄装置100では、便器50に取り付けられる前の状態においては、下方から給水管112の着脱を行うことができる。また、給水管112の一端には、略L字状に屈曲した接続管113が設けられ、接続管113に挿入部113aが設けられている。これにより、下方から給水管112の着脱を行う際に、上下方向と直交する方向を向く接続口252に対して、挿入部113aを抜き差しし易くすることができる。
新たな給水管112を接続口252に接続した後、給水接続部250及び給水管112に対して下方から抜け止め部材280を挿し込むことにより、給水接続部250及び給水管112に抜け止め部材280を取り付ける(図11のステップS106)。
この際、上側カバー260のガイド部262によって、抜け止め部材280の取り付けの位置及び方向が規制される。これにより、抜け止め部材280の誤った取り付けを抑制することができる。例えば、不慣れな作業者であったとしても、抜け止め部材280を給水接続部250及び給水管112に適切に取り付けることができる。
抜け止め部材280を取り付けた後、下側カバー270の各係合部271をベースプレート200の各被係合部204に係合させることにより、ベースプレート200に下側カバー270を取り付ける(図11のステップS107)。
この際、抜け止め部材280の各挟持部281が適切な位置よりも下方で給水接続部250及び給水管112を挟んでいる場合には、下側カバー270の対向面272が抜け止め部材280に当接し、抜け止め部材280を適切な位置に向けて移動させる。これにより、抜け止め部材280の半挿入状態を解消することができる。例えば、不慣れな作業者であったとしても、抜け止め部材280を給水接続部250及び給水管112に適切に取り付けることができる。
給水管112の交換を行い、抜け止め部材280及び下側カバー270を取り付けた後、給水管112及び給電線114を便器50の開口部58に挿通し、給水管112及び給電線114を便器50の凹部53から引き出す。この後、便器50の各取付孔56を介して衛生洗浄装置100を便器50に取り付ける。そして、便器50をトイレ空間の床面などに取り付けることにより、便器50を固定する(図11のステップS108)。
ステップS102において、給水管112の長さが適切であると判断された場合には、ステップS108に移行し、衛生洗浄装置100の取り付け、及び、便器50の取り付けが行われる。なお、便器50に対する衛生洗浄装置100の取り付けは、例えば、便器50の床面などへの取り付けの後に行ってもよい。
衛生洗浄装置100及び便器50の取り付けを行った後、便器50の後端部50cと壁面WLとの間の隙間から給水管112及び給電線114を引き出す。そして、給水管112を給水源に接続し、給電線114を電力供給源に接続する(図11のステップS109)。以上により、トイレ装置10の取り付けが完了する。
トイレ装置10では、給水給電部が、ケーシング110によって隠蔽される。また、ケーシング110から給水管112及び給電線114を引き出すための開口部202が、便器50によって隠蔽される。さらに、便器50においては、凹部53が側面部52によって覆われ、両側方及び前方に露呈しない。これにより、トイレ装置10では、高いデザイン性を得ることができる。例えば、給水管112及び給電線114を目立たなくすることができる。
上記の例では、所定の長さの給水管112が、衛生洗浄装置100に接続された状態で、製造業者から出荷される場合を示している。給水管112は、衛生洗浄装置100から取り外した状態で出荷してもよい。この場合には、トイレ装置10の取り付け作業時に、下側カバー270を取り外して適切な長さの給水管112を接続し、以下、上記のステップS106以降と同様の手順を行えばよい。
図12は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置のメンテナンス作業の一例を模式的に表すフローチャートである。
図12は、衛生洗浄装置100が便器50に取り付けられた状態において、給水接続部250を交換する場合の作業の一例を模式的に表す。トイレ装置10においては、例えば、凍結などによって給水接続部250が破損してしまう場合がある。このような場合には、まず、本体カバー210をベースプレート200から取り外す(図12のステップS201)。
本体カバー210を取り外した後、上側カバー260をベースプレート200から取り外す(図12のステップS202)。これにより、図5(b)などに表したように、給水接続部250が上方に露呈され、給水接続部250と給水管112との着脱が可能な状態になる。
抜け止め部材280は、上述のように、出荷時やトイレ空間への取り付け作業時においては、下方から取り付けられ、開口端280aを上方に向けた状態で給水接続部250及び給水管112に取り付けられる。従って、上側カバー260を取り外した場合には、抜け止め部材280の開口端280aが上方に露呈される場合がある。この場合には、各円筒部251、113eを軸に抜け止め部材280を回動させ、抜け止め部材280の接続部282側を上方に露呈させる。この後、抜け止め部材280を上方に引き抜くことにより、給水接続部250及び給水管112から抜け止め部材280を取り外す(図12のステップS203)。
抜け止め部材280を取り外した後、接続管113の挿入部113aを給水接続部250の接続口252から引き抜くことにより、給水管112を取り外す(図12のステップS204)。従って、トイレ装置10及び衛生洗浄装置100においては、例えば、開口部58、202、及び凹部53を介して給水管112を引き抜き、別の給水管112を挿通することにより、給水管112の交換を行うこともできる。
給水管112を取り外した後、給水接続部250の接続口254と身体洗浄機能部220との接続を解除するとともに、給水接続部250の接続口256と便器洗浄機能部230との接続を解除する。この後、給水接続部250を取り外し、新たな給水接続部250に交換する(図12のステップS205)。
給水接続部250を交換した後、給水管112の挿入部113aを接続口252に挿入し、給水管112を給水接続部250に接続する(図12のステップS206)。
給水管112を接続口252に接続した後、給水接続部250及び給水管112に対して上方から抜け止め部材280を挿し込むことにより、給水接続部250及び給水管112に抜け止め部材280を取り付ける(図12のステップS207)。
抜け止め部材280を取り付けた後、給水接続部250や抜け止め部材280などの上に上側カバー260を取り付ける(図12のステップS208)。この際、抜け止め部材280の各挟持部281が適切な位置よりも上方で給水接続部250及び給水管112を挟んでいる場合には、上側カバー260の対向面262aが抜け止め部材280に当接し、抜け止め部材280を適切な位置に向けて移動させる。これにより、抜け止め部材280の半挿入状態を解消することができる。例えば、不慣れな作業者であったとしても、抜け止め部材280を給水接続部250及び給水管112に適切に取り付けることができる。
上側カバー260を取り付けた後、ベースプレート200の上に本体カバー210を取り付ける(図12のステップS209)。以上により、給水接続部250の交換の作業が完了する。
例えば、給水接続部250がケーシング110の底面110aに設けられている場合(接続口252がベースプレート200よりも下方に位置する場合)に、ケーシング110及び便器50で給水接続部250を隠蔽してしまうと、衛生洗浄装置100を便器50に取り付けた後においては、衛生洗浄装置100を一度便器50から取り外さない限り、給水接続部250から給水管112を取り外すことができなくなってしまう。すなわち、給水管112や給水接続部250の交換が難しくなってしまう。
特に、上記の便器50のように、上面50a及び底面50bの両側方及び前方が側面部52で囲まれ、かつ便器50の後端部50cがトイレ空間の壁面WLに近接して配置される場合には、便器50自体を床面などから取り外して前方にずらさない限り、衛生洗浄装置100を便器50から取り外すことができない。このため、作業が大掛かりになってしまう。
これに対して、本実施形態に係るトイレ装置10及び衛生洗浄装置100では、給水接続部250及び接続口252をケーシング110内に配置し、開口部202を介して下方から給水管112を接続口252に着脱できるようにするとともに、本体カバー210を取り外した状態において、上方から給水管112を接続口252に着脱できるようにしている。
これにより、トイレ装置10及び衛生洗浄装置100では、給水給電部を隠蔽した場合においても、便器50や衛生洗浄装置100自体を取り外す必要がなく、本体カバー210を取り外すだけで、給水管112や給水接続部250の交換などを行うことができる。従って、トイレ装置10及び衛生洗浄装置100では、給水給電部を隠蔽した場合のメンテナンス性の低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置10及び衛生洗浄装置100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ装置、 50 便器、 50a 上面、 50b 底面、 50c 後端部、 51 ボウル部、 52 側面部、 53 凹部、 55 連通孔、 56 取付孔、 58 開口部、 100 衛生洗浄装置、 110 ケーシング、 112 給水管、 112a 本体部、 113 接続管、 113a 挿入部、 113b 溝、 113c シール部材、 113d フランジ部(第2フランジ部)、 113e 円筒部(第2円筒部)、 114 給電線、 120 便座、 130 便蓋、 200 ベースプレート、 202 開口部、 210 本体カバー、 220 身体洗浄機能部、 221 加熱部、 222 洗浄ノズル、 222a 吐水口、 223 制御部、 230 便器洗浄機能部、 231 洗浄水タンク、 231a 排水口、 232 給水バルブ、 233 吐水口、 234 フロート部、 235 吸気口、 236 排水弁、 237 駆動部、 250 給水接続部、 251 円筒部(第1円筒部)、 252 接続口、 253 フランジ部(第1フランジ部)、 254、256 接続口、 260 上側カバー、 262 ガイド部、 262a 対向面、 270 下側カバー、 272 対向面、 280 抜け止め部材、 281 挟持部、 281a 湾曲部、 281b 先端部、 282 接続部、 283 開口部

Claims (6)

  1. 洗浄ノズルを有し、前記洗浄ノズルから人体局部に向けて洗浄水を噴射することにより、前記人体局部の洗浄を行う身体洗浄機能部と、
    開口部を有するベースプレートと、前記ベースプレートの上に着脱可能に取り付けられる本体カバーと、を有し、前記ベースプレートと前記本体カバーとで囲まれた空間内に前記身体洗浄機能部を収容するケーシングと、
    前記空間内に設けられ、給水管の一端を着脱可能に接続するための接続口を有し、前記給水管の一端に設けられた挿入部を前記接続口に挿入することによって前記給水管と接続され、前記給水管から供給される前記洗浄水を前記身体洗浄機能部に供給する給水接続部と、
    前記ベースプレートの前記開口部の上に着脱可能に取り付けられ、前記接続口と前記給水管の前記挿入部の上方を覆う上側カバーと、
    前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられ、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材と、
    を備え、
    記給水接続部は、前記空間内に前記接続口を配置し、前記開口部を介して下方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にするとともに、前記本体カバーを取り外した状態において、上方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にし、
    前記上側カバーは、ガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記抜け止め部材を予め定められた位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを許容し、前記抜け止め部材を予め定められた位置とは異なる位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを阻害することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 記抜け止め部材は、前記給水接続部及び前記給水管を挟む一対の挟持部を有するクリップ状であることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記給水接続部は、
    一端に前記接続口が設けられた第1円筒部と、
    前記第1円筒部の前記一端の外縁に設けられ、前記第1円筒部よりも大きい外径を有する第1フランジ部と、
    を有し、
    前記給水管は、
    前記挿入部の後端側に設けられ、前記挿入部を前記接続口に挿入した状態において、前記給水接続部の前記第1フランジ部に当接する第2フランジ部と、
    前記第2フランジ部の後端側に設けられ、前記第2フランジ部よりも小さい外径を有する第2円筒部と、
    を有し、
    前記抜け止め部材は、少なくとも一部に弾性を有し、前記一対の挟持部の間隔を弾性変形によって変化させ、
    前記ガイド部は、前記一対の挟持部が前記第1円筒部及び前記第2円筒部を挟む第1状態においては、前記抜け止め部材の前記給水接続部及び前記給水管への取り付けを許容し、前記一対の挟持部が前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を挟み、前記第1状態よりも前記一対の挟持部の間隔が広がった第2状態においては、前記抜け止め部材と当接して前記抜け止め部材の前記給水接続部及び前記給水管への取り付けを阻害することを特徴とする請求項2記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記ガイド部は、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられた状態において、少なくとも前記一対の挟持部のそれぞれの先端部を収容する凹状であり、
    前記接続口が向く第1方向における前記ガイド部の内部の幅は、前記抜け止め部材の前記先端部の前記第1方向の幅の1倍以上1.5倍以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の衛生洗浄装置。
  5. 洗浄ノズルを有し、前記洗浄ノズルから人体局部に向けて洗浄水を噴射することにより、前記人体局部の洗浄を行う身体洗浄機能部と、
    下方を向く開口部を有するベースプレートと、前記ベースプレートの上に着脱可能に取り付けられる本体カバーと、を有し、前記ベースプレートと前記本体カバーとで囲まれた空間内に前記身体洗浄機能部を収容するケーシングと、
    前記空間内に設けられ、給水管を着脱可能に接続するための接続口を有し、前記給水管から供給される前記洗浄水を前記身体洗浄機能部に供給する給水接続部と、
    下方から前記ベースプレートに着脱可能に取り付けられ、前記開口部の一部を塞ぐ下側カバーと、
    を備え、
    前記給水接続部は、前記空間内に前記接続口を配置し、前記開口部を介して下方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にするとともに、前記本体カバーを取り外した状態において、上方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にし、
    前記給水接続部は、前記接続口を前記開口部の前記一部の上方に配置し、
    前記給水管は、前記接続口に挿入される挿入部を有し、
    前記給水接続部及び前記給水管には、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材が取り付けられ、
    前記抜け止め部材は、前記給水接続部及び前記給水管を挟む一対の挟持部を有するクリップ状であり、
    前記下側カバーは、前記ベースプレートに取り付けられた状態において前記抜け止め部材と対向する対向面を有し、前記一対の挟持部が適切な位置よりも下方で前記給水接続部及び前記給水管を挟んでいる時に、前記対向面を前記抜け止め部材に当接させ、前記抜け止め部材を前記適切な位置に向けて移動させることを特徴とする衛生洗浄装置。
  6. 上面を有する便器と、
    前記便器の前記上面の上に設けられる衛生洗浄装置であって、
    洗浄ノズルを有し、前記洗浄ノズルから人体局部に向けて洗浄水を噴射することにより、前記人体局部の洗浄を行う身体洗浄機能部と、
    ベースプレートと、前記ベースプレートの上に着脱可能に取り付けられる本体カバーと、を有し、前記ベースプレートと前記本体カバーとで囲まれた空間内に前記身体洗浄機能部を収容するケーシングと、
    前記空間内に設けられ、給水管の一端を着脱可能に接続するための接続口を有し、前記給水管の一端に設けられた挿入部を前記接続口に挿入することによって前記給水管と接続され、前記給水管から供給される前記洗浄水を前記身体洗浄機能部に供給する給水接続部と、
    前記ベースプレートの前記開口部の上に着脱可能に取り付けられ、前記接続口と前記給水管の前記挿入部の上方を覆う上側カバーと、
    前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられ、前記挿入部の前記接続口からの抜けを抑制する抜け止め部材と、
    を有する衛生洗浄装置と、
    を備え、
    前記ケーシングは、前記上面と対向する底面と、下方を向く開口部と、を有し、
    前記給水接続部は、前記空間内に前記接続口を配置し、前記開口部を介して下方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にするとともに、前記本体カバーを取り外した状態において、上方から前記給水管を前記接続口に着脱可能にし、
    前記上側カバーは、ガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記抜け止め部材を予め定められた位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを許容し、前記抜け止め部材を予め定められた位置とは異なる位置の下方から前記給水接続部及び前記給水管に取り付ける時、前記抜け止め部材が前記給水接続部及び前記給水管に取り付けられることを阻害し、
    前記便器は、前記ケーシングの前記底面の外縁を前記上面で塞ぐことを特徴とするトイレ装置。
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