JP2008002107A - 便器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 汚水のこびり付きによる臭気発生を確実に防止できる便器装置を提供する。
【解決手段】 洋風便器の1後部上面に設置され、前部にノズル突出用の開口22hを有した局部洗浄装置2と、局部洗浄装置2に支持された便座とを有する便器装置において、局部洗浄装置2の前側底部に便器上面との隙間を形成するための段部22dを設けると共に、局部洗浄装置2の前側端面には汚水侵入防止兼支持部22eを設け、更に局部洗浄装置2の側面に形成される開口22fを覆うカバー23を設け、カバー23に隙間清掃用の清掃具25を一体化した。
【選択図】 図4
【解決手段】 洋風便器の1後部上面に設置され、前部にノズル突出用の開口22hを有した局部洗浄装置2と、局部洗浄装置2に支持された便座とを有する便器装置において、局部洗浄装置2の前側底部に便器上面との隙間を形成するための段部22dを設けると共に、局部洗浄装置2の前側端面には汚水侵入防止兼支持部22eを設け、更に局部洗浄装置2の側面に形成される開口22fを覆うカバー23を設け、カバー23に隙間清掃用の清掃具25を一体化した。
【選択図】 図4
Description
本発明は、便器装置に係り、特に汚水のこびり付きによる臭気発生を防止するよう改良された便器装置に関する。
洋風便器の後部にケーシングを設置し、ケーシング内に設けられた洗浄ノズルから噴出した湯によって人体局部を温水で洗浄すると共に、ケーシング内に設けた脱臭装置により臭気を脱臭処理するよう構成された局部洗浄装置付きの便器装置がある。
ところが、このケーシングと洋風便器上面との間の隙間に尿などの汚水が入り込んでこびり付き、臭気発生の原因となることがある。この臭気は脱臭装置でも処理しづらく、清掃により臭気源を取り除くことが必要となる。ところが、この部分の清掃はとてもしづらかった。そこで、ケーシングの前縁側底部のプレートを着脱可能とした便器装置が特開平10−195958号公報に記載されている。
特開平10−195958号公報
特許文献1においては、着脱可能なプレートがケーシングと洋風便器の上面との間に設けられているので、プレートとケーシングとの隙間及びプレートと洋風便器との隙間がケーシングの前面に露出してしまい、その隙間に尿などの汚水が入り込みやすいという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、便器とケーシングとの隙間への汚水の浸入防止性が向上し、その隙間の清掃性が向上する便器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本出願は、洋風便器の後部上面に設置され、前部にノズル突出用の開口を有したケーシングと、該ケーシングに支持された便座とを有する便器装置において、該ケーシングの前側底部に便器上面との隙間を形成するための段部を設けると共に、ケーシングの前側端面には汚水侵入防止兼支持部を設け、更にケーシング側面に形成されて前記隙間に連通する開口を覆うカバーを設けたことを特徴とする。
また、前記カバーに前記隙間を清掃する清掃具を設けるようにしてもよい。
本発明によれば、便器と局部洗浄装置との隙間への汚水の浸入防止性が向上し、その隙間の清掃性が向上した便器装置を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態につき図を用いて詳細に説明する。図1は本発明の便器装置の外観斜視図、図2は便器の外観斜視図、図3は便器上面に設置される便器装置の分解斜視図、図4は局部洗浄装置を底面側からみた斜視図である。
図1〜図3に示すように、本発明の便器装置は、便器1、便器1に載置固定される局部洗浄装置2、壁面に設けられる止水栓3、便器洗浄装置4、止水栓3からの給水を局部洗浄装置2及び便器洗浄装置4へ分岐するための分岐栓5、局部洗浄装置2に回動可能に支持される便座8とで構成される。便器洗浄装置4は、定流量弁と、自閉弁と、切替弁と、切替弁から分岐した2個のバキュームブレーカとを備えている。2個のバキュームブレーカの一方は、リム用連結管を介して便器1のリム通水路に、他方はジェット用連結管を介して便器1のジェットノズルに、それぞれ接続されている。そして、図示せぬ電子制御回路から送信される洗浄開始および洗浄水の吐水先の切替信号を受けて自閉弁および切替弁を駆動制御して、便器1に洗浄水を供給する。(なお、便器洗浄装置4の機構詳細については特開2001−295352号に詳述したとおりである。)便器洗浄装置4は陶器製の便器1の後方に凹ませて設けた載置部1aに金属製若しくは樹脂製の載置プレート等を介してボルトで載置固定する。また、便器洗浄装置4は電動モータ4aによって電気的に駆動される。従って停電時等で給電が行なえない場合を考慮して手動操作部4bが設けられる。この手動操作部4bは便器1上面より下方に設けている。なお、便器洗浄装置4の一部は便器1上面よりも上方に突出させ、前述したバキュームブレーカーを設けている。また電動モータ4aへの給電及び制御を行なうための配線4cの先端に設けられるコネクタ4dを便器1に仮固定するための保持部1gを載置プレートに一体的に形成する。
便器1の背面コーナー部には収納凹部1bが設けられており、この収納凹部1bに分岐栓5が設置される。なお、便器洗浄装置4の入水口には屈曲自在な連結管6の一端がワンタッチジョイント6aにより接続され、連結管6の他端は載置部1aに設けた連結管用貫通孔を貫通して垂下しており、その連結管6の他端には分岐栓5を袋ナットで宙吊り状に接続固定する。これにより、便器1には便器洗浄機能部品としての便器洗浄装置4及び分岐栓5が一体化される。
図3に示すように、建物躯体に用意された止水栓3に袋ナットで一体化された屈曲自在な供給管7の終端に設けたフランジと宙吊りの分岐栓5の入水口に設けたフランジとを弾性変形可能なワンタッチジョイント等を用いて接続する。
局部洗浄装置2は外郭を形成する上ケーシング21、下ケーシング22、下ケーシング22に固定される機能部品(調圧弁、逆止弁、電磁弁を一体化したバルブユニット、温水化するための熱交換ユニット、流量を調整する流量調整ユニット、局部へ温水を放出するための洗浄ノズルユニット、局部を乾燥するための乾燥ユニット、便器内の悪臭を吸込み無臭化するための脱臭ユニット、使用者を検知するための検知ユニット、各ユニットを制御するコントローラ等)から構成される。なお、機能部品には便器洗浄装置4を制御するための便器洗浄用コントローラが設けられる。下ケーシング22の後方中央には、便器洗浄装置4の一部の便器1上面よりも上方に突出する部分を嵌装するために開口22aを設けている。また、開口22aの脇には給水管9を貫通するための給水管用開口22bを設けている。給水管用開口22bは給水管9より若干広めの幅で前後方向に長い形状として給水管9の自由度を左右方向に狭め、施工の際便器1と下面カバーとの間に給水管9が挟み込まれない様にしている。
下ケーシング22の後部裏面側に設けられたねじ頭係止手段22cに頭付きボルト24を装着した後、給水管9を便器1に設けた給水管用貫通孔1eに貫通垂下させ、頭付きボルト24を便器1の後側固定孔1fに挿入させて局部洗浄装置2を便器1に載せる。その後、後側固定孔1fを貫通した頭付きボルト24にナット25を螺合させて局部洗浄装置2を便器1に締着することで局部洗浄装置2を固定一体化する。次に、給水管9の先端の入水口に設けた鍔部9aを分岐栓5の出水口5a内に挿入し、出水口5a外側の鍔部とをクイックファスナーを用いて固定接続する。更に、局部洗浄装置2内の便器洗浄用コントローラに接続されるハーネス先端に設けられたコネクタとコネクタ保持部1gに保持されたコネクタ4cを接続する。
なお、下ケーシング22の前側底部に便器1上面との隙間を形成するための段部22dを設けると共に、下ケーシング22の前側端面には汚水侵入防止兼支持部22eを設ける。下ケーシング22の前側部位は、便器1上面に汚水侵入防止兼支持部22eが当接することで支持される。また、ケーシング側面に形成される開口22fを覆うカバー23を設ける。なお、下ケーシング22の前側扇部22gはその端部が便器1上面にはみ出しながら、その大部分は便器1の開口内に位置する。また、前側扇部22gの前端部中央に洗浄ノズル突出用の開口22hを形成している。
従って、便器1に局部洗浄装置2を設置した状態では、局部洗浄装置2と便器1上面との間には、図3の斜線部1h部分に隙間が形成されるため、開口22fから専用の清掃具25を用いて斜線部1hを清掃することが可能となる。なお、汚水侵入防止兼支持部22eと前側扇部22gにより、便器1と段部22dの間を仕切るので、便器1と局部洗浄装置2との隙間には、尿などの汚水が極力浸入しないようになっている。
図5には、専用の清掃具25の斜視図を示す。清掃具25は手で持つ把持部25a、清掃ブラシ25b、把持部25aと清掃ブラシ25bを連結する連結部25cから構成される。清掃ブラシ25bはゴム製、スポンジ、布製等の比較的柔らかな素材で形成する。図5(b)に示すように、把持部25aの先形状を上述したカバー23と同一形状とし、全体の長さを局部洗浄装置2の幅よりも短くし、更に先端の清掃ブラシ25bの厚みを段部22dに収納できる薄さとすることで下ケーシング22と便器1の上面に出来る空間に収納することが可能となる。この場合、把持部25aの先がカバー23となる。清掃ブラシ25bは、実寸を段部22dより小さくしても、段部22dへの収納時に清掃ブラシ25bが圧縮されるようにしてもよいが、段部22dの高さ(便器1上面と局部洗浄装置2との隙間の大きさ)が小さいことを考慮すると、清掃ブラシ25bを圧縮させて収納する方が清掃性が向上する。なお、清掃ブラシ25bが前側扇部22gに衝突するのを避けるために、連結部25cを弓形にするのがより好ましい。
この清掃具25は左右のいずれか1つでもよく、また両側の夫々に設けても良い。
1:便器、2:局部洗浄装置、3:止水栓、4:便器洗浄装置、5:分岐栓、6:連結管、7:供給管、9:給水管、21:上ケーシング、22:下ケーシング、22d:段部、22e:汚水侵入防止兼支持部、22f:開口、22g:前側扇部、22h:ノズル突出用の開口、23:カバー、25:清掃具、25a:把持部、25b:清掃ブラシ、25c:連結部
Claims (2)
- 洋風便器の後部上面に設置され、前部にノズル突出用の開口を有したケーシングと、該ケーシングに支持された便座とを有する便器装置において、前記ケーシングの前側底部に便器上面との隙間を形成するための段部を設けると共に、ケーシングの前側端面には汚水侵入防止兼支持部を設け、更にケーシング側面に形成されて前記隙間に連通する開口を覆うカバーを設けたことを特徴とする便器装置。
- 請求項1記載の便器装置において、前記カバーに前記隙間を清掃する清掃具を設けたことを特徴とする便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006170985A JP2008002107A (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006170985A JP2008002107A (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | 便器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008002107A true JP2008002107A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39006712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006170985A Pending JP2008002107A (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | 便器装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008002107A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174243A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Toto Ltd | 衛生洗浄装置及びトイレ装置 |
-
2006
- 2006-06-21 JP JP2006170985A patent/JP2008002107A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009174243A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Toto Ltd | 衛生洗浄装置及びトイレ装置 |
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