JPH072578U - リモコン付局部洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】リモコン付の局部洗浄装置において、電池交換
のためのメンテナンスの問題及び電池切れを起こして操
作不能となる問題を解消する。 【構成】リモコン２４付局部洗浄装置１６において、リ
モコン２４を脱着可能となすとともにリモコン２４用電
源としての蓄電池を設ける一方、リモコン２４のセット
部２２に充電用端子を設け、リモコンセット状態で蓄電
池への充電を行なわせるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はノズルより噴出した洗浄水にて人体局部を洗浄する局部洗浄装置に 関し、詳しくは遠隔制御用のリモコンを備えた局部洗浄装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

ノズルより洗浄水を噴出して人体局部を洗浄する局部洗浄装置に、リモコン（ リモートコントローラ，以下単にリモコンとする）の操作部を操作することによ って局部洗浄装置を遠隔制御する方式のものがあり、広く用いられている。

【０００３】 このリモコン式の局部洗浄装置には、図３に示しているようにリモコン１００ が壁に固定的に設けられるもの、或いは脱着可能とされ、手に持って操作できる もの等各種のものがあるが、従来のリモコン式局部洗浄装置の場合、リモコン１ ００が、内部に装填された乾電池を電源として作動するようになっており、従っ て電池交換などのメンテナンスが必要であるとともに、電池切れを起こしたとき に操作不能になってしまう問題がある。

【０００４】 尚、図３において１０２は局部洗浄装置本体に設けられた副操作部であって、 そこは洗浄水温度の設定など２，３の限られた操作のみ、即ち通常頻繁にはなさ れない操作のみが行なえるようになっている。

【０００５】 一方リモコン１００には主操作部１０４が設けてあり、ここでは洗浄水の強さ を多段階にコントロ−ルしたり、局部乾燥のための温風の強さなどを多段階にコ ントロ−ルしたり、便器洗浄装置のオン・オフを操作したりするなど通常的に必 要とされる多種類の操作が行なえるようになっている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのようなリモコン式の局部洗浄装置において、電池交換のためのメ ンテナンスを省略し得、また電池切れの問題も解消できる局部洗浄装置を提供す ることを目的として成されたものである。 而して本考案の要旨は、リモコン付局部洗浄装置において、該リモコンを脱着 可能となすとともにリモコン用電源としての蓄電池を設ける一方、該リモコンの セット部に充電用端子を設け、リモコンセット状態で該蓄電池への充電を行なわ せるように成したことにある（請求項１）。 ここで上記セット部は、局部洗浄装置本体に設けるのが望ましい（請求項２） 。

【０００７】

【作用及び考案の効果】

以上のように本考案はリモコンを脱着可能とするとともに、これを充電方式と なしたもので、本考案によれば従来のリモコン式局部洗浄装置のように電池交換 のためのメンテナンスを省略することができるとともに、電池切れによって操作 が不能になるのを防止できる。

【０００８】 本考案において、リモコンのセット部は任意の位置に設けることができるが、 局部洗浄装置本体に設けることが望ましい。 局部洗浄装置本体にはもともと商用電源が供給されており、従って局部洗浄装 置本体にセット部を設けるに際して特別の電気配線を施さなくても済むし、また 電気配線が外部に露出して室内の美観を損ねると言ったことも防止できる。

【０００９】

【実施例】

次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図１において１０は便器本体、１２は便座、１４は便蓋で、１６はこれら便器 本体１０，便座１２，便蓋１４から成る便器と一体に構成された局部洗浄装置で ある。

【００１０】 この局部洗浄装置１６には温水タンク，温水送出のためのポンプ，ヒータ等電 気部品が組み込まれており、アダプター１８付電気コード２０を介してこれら電 気部品に商用電源が電圧降下された上供給されている。

【００１１】 ２２はリモコンのセット部であって、そこに遠隔制御用リモコン２４が脱着可 能にセットされている。 リモコン２４には図２に示しているように主操作部が設けてあり、そこに多数 の操作スイッチ２６が設けられている。

【００１２】 一方セット部２２には、リモコン２４セット状態においてその下側に位置する 部位に副操作部がリモコン２４にて隠蔽される状態で設けてあり、そこに２，３ の限られた操作を行なうためのスイッチ２８が設けられている。

【００１３】 リモコン２４には蓄電池３０が内蔵されおり、リモコン２４はこの蓄電池３０ を電源として作動するようになっている。

【００１４】 一方セット部２２におけるリモコン２４の着座部には充電用端子３２が設けら れている。この充電用端子３２は前記電圧降下のためのアダプター１８を介して 商用電源に接続されている。

【００１５】 本例においては、リモコン２４をセット部２２にセットするとセット部２２の 充電用端子３２と蓄電池３０とが接続用端子３４を介して接続状態となり、蓄電 池３０への充電が行なわれる。而してリモコン２４は、セット部２２から取り外 した状態で蓄電池３０を電源として作動し、所定のスイッチ２６を操作したとき にこれに対応した遠隔制御を行なう。 尚、リモコン２４はセット部２２へのセット状態でも作動可能なものであり、 また副操作部はリモコン２４を取り外すことによって操作可能である。

【００１６】 図２（Ｂ）は本考案の他の実施例を示したもので、ここではリモコン２４の表 側に主操作部が、また裏面側に副操作部が設けられている。この場合、副操作部 の操作はリモコン２４をセット部２２から取り外した上、これを裏返すことによ って行なうことができる。

【００１７】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案は場合 によって壁掛式のリモコンにも適用可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲 において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例である局部洗浄装置を便器と
ともに示す斜視図である。

【図２】図１におけるリモコンと周辺部の図である。

【図３】従来のリモコン式局部洗浄装置を便器とともに
示す図である。

【符号の説明】

１０ 便器本体 １２ 便座 １４ 便蓋 １６ 局部洗浄装置 ２２ セット部 ２４ リモコン ３０ 蓄電池

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコン付局部洗浄装置において、該リ
   モコンを脱着可能となすとともにリモコン用電源として
   の蓄電池を設ける一方、該リモコンのセット部に充電用
   端子を設け、リモコンセット状態で該蓄電池への充電を
   行なわせるように成したことを特徴とするリモコン付局
   部洗浄装置。
2. 【請求項２】 前記セット部が局部洗浄装置本体に設け
   られていることを特徴とする請求項１に記載のリモコン
   付局部洗浄装置。