JP4645582B2 - 温水洗浄便座装置及びそれを備えた便器 - Google Patents

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Description

本願発明は、温水洗浄便座装置及びそれを備えた便器に関し、特には瞬間式温水洗浄装置及びそれを備えた便器に関する。
従来、局部洗浄用ノズルを備えた温水洗浄便座装置においては、加熱ヒーターにて所定温度に制御された温水タンクに温水を貯蔵し、その温水タンクから温水を局部洗浄ノズルに圧送することが一般的であった。
近年、節電・省エネルギーの観点から、熱交換器により必要なだけの温水を供給するいわゆる瞬間式温水洗浄装置を備えた温水洗浄便座装置が提案されている(例えば、特許文献1)。多くの温水洗浄便座装置の場合、熱交換器の上方には制御基盤が置かれることが多く、熱交換器を強固に固定しなくとも、縦方向のぐらつきに関しては考慮する必要がなかった。しかしながら、温水便座装置のコンパクト化という観点からは、制御基盤の位置は熱交換器の上方が良いわけではなく、適宜設計されるようになった。これに伴い、熱交換器自体を強固に固定する方法を考える必要があった。
特開2000−1896号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、瞬間式温水洗浄装置を備えた温水洗浄便座装置もしくはそれを備えた便器おいて、強固に且つ取り外し可能に熱交換器を固定する方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明の請求項1記載の温水洗浄便座装置においては、洗浄水を局部に噴出する洗浄ノズルと、洗浄ノズルを固定する装置支持プレートと、洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、洗浄水供給手段から洗浄ノズルに供給される洗浄水を加温する熱交換器とを備えた温水洗浄便座装置であって、熱交換器には下垂した突起と、装置支持プレートにねじで螺合して固定するための接続部と、側面に形成され装置支持プレートに係合する係合部とを設け、装置支持プレートには熱交換器の突起に対応した凹部と、係合部に対応した弾性を有する被係合部とを設け、熱交換器の突起が装置支持プレートの凹部に挿入にされると被係合部が外側に反る弾性変形を経て係合部に係合されて仮止めされた状態となると共に、被係合部が外側に弾性変形することを抑制することで係合状態を保持する保持部材が着脱可能に設けられている。
又、請求項3記載の便器は、請求項1又は2記載の温水洗浄便座装置を備えた便器であって、ボウル部の後壁にボウルに臨む開口を設けると共に、装置支持プレートをボウル裏側に配置することで、その開口から洗浄ノズルを出し入れ自在としている。
本願発明の請求項1に係るによると、熱交換器の突起が装置支持プレートの凹部に挿入にされると被係合部が弾性変形を経て係合部に係合さると共に、被係合部の弾性変形を抑制することで係合状態を保持する保持部材が着脱可能に設けられているため、熱交換器を装置支持プレートに取り付ける際には被係合部が仮止めの役割を果たすと共に、保持部材を設けることで熱交換器が確実に固定できる。又、保持部材を外すことで熱交換器は再度着脱できるようになり、メンテナンスがしやすい。
又、請求項2に係るによると、保持部材がねじであるため、ねじを装置支持プレートにねじ込むことで容易に被係合部の弾性変形を保持できる。
又、請求項3の発明によると、ボウル部の後壁にボウル部に臨む開口を設けると共に、装置支持プレートをボウル裏側に配置することで、その開口から洗浄ノズルを出し入れ自在としているため、温水洗浄便座装置とボウル部を備えた便器本体とに隙間が生じず、汚れがたまりにくく、清掃しやすい。
図1は、本願の請求項1〜3の全てに対応した第一の実施形態である温水洗浄便座装置及びそれを備えた便器を示している。この実施形態の温水洗浄便座装置及びそれを備えた便器は、洗浄水を局部に噴出する洗浄ノズル20と、洗浄ノズル20を固定する装置支持プレート8dと、洗浄ノズル20に洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、洗浄水供給手段から洗浄ノズル20に供給される洗浄水を加温する熱交換器31とを備えた温水洗浄便座装置であって、熱交換器31には下垂した突起31cと、装置支持プレート8dにねじで螺合するための接続部31eと、側面に形成され装置支持プレート8dに係合する係合部31fとを設け、装置支持プレート8dには熱交換器31の突起31cに対応した凹部8aと、係合部31fに対応した弾性を有する被係合部8bとを設け、熱交換器31の突起31cが装置支持プレート8dの凹部8aに挿入にされると被係合部8bが弾性変形を経て係合部31fに係合さると共に、被係合部8bの弾性変形を抑制することで係合状態を保持する保持部材34が着脱可能に設けられている。
又、保持部材34は、熱交換器31から被係合部8bを挟んだ位置に設けられたねじ33である。
又、この実施形態の便器は、上記の温水洗浄便座装置を備えた便器1であって、ボウル部2の後壁にボウル部2に臨む開口47を設けると共に、装置支持プレート8dをボウル部2裏側に配置することで、その開口47から洗浄ノズル20を出し入れ自在としている。
以下、この実施形態の温水洗浄便座装置を備えた便器を、より具体的詳細に説明する。なお、この実施形態の便器は、温水洗浄便座装置と、ボウル部を備えた便器本体とが一体となったものを例示するが、温水洗浄便座装置が便器本体とは別体になったものにも適応することができる。
図1、図2及び図3に示すように、便器1は、ボウル部2を備えた前パーツ3と、後パーツ4と、支持フレーム5とで構成してあり、便器1の主体を構成する前パーツ3、後パーツ4は共に合成樹脂製である。
前パーツ3は水平断面略C字状をしたスカート部6と、スカート部6内の上部に嵌め込んで溶着一体化されたボウル部2と、更にボウル部2の上に嵌め込んでボウル部2の上端縁部及びスカート部6の上端縁部に溶着一体化されたリム部7とで構成してある。
又、ボウル部2の上端開口縁部の全周にわたって形成したリム部7の後部には後述する各種便器用制御機器を固定、支持するための装置支持ケース8が取り付けられている。
スカート部6の前部の左右両側壁の下部には便器を設置する床面を照らす床面照明手段9と、小鳥の鳴き声や清流の音等を出すためのスピーカー10とが設けてある。
また、ボウル部2の底部の後部には後方向に向けて排水筒部11を突設した水溜め部12が形成してある。
上記のような構成のスカート部6とボウル部2とリム部7とを溶着一体化した前パーツ3は、金属製の支持フレーム5の前部にねじ具により取付けられる。
この前パーツ3を支持フレーム5の前部に取付けた後に、トラップケース13を支持フレーム5に取付けると共に、トラップケース13内に内装したトラップ(図示せず)の一端部をボウル部2に設けた排水筒部11に接続する。
本実施形態ではトラップはターントラップ方式のもので、フレキシブルなトラップ筒(図示せず)により構成してあり、モータ(図示せず)によりトラップ筒を回動して、トラップ筒が上向きU字状となったトラップ構造となる状態と、略逆L字状となってトラップ構造が解除される状態とを選択できるようになっており、通常はトラップ筒が上向きU字状となったトラップ構造となっていてボウル部2内の下部、排水筒部11、トラップ筒内に水が溜まった状態となっていて、この状態で大便や小便を行い、大便や小便が終わると、後述のように洗浄水を流すと共に、トラップ筒を回動してトラップ構造を解除する状態にして、汚物と共に汚水を排水するようになっている。上記フレキシブルなトラップ筒、モータ等はトラップケース13内に収納してある。なお、トラップケースの下部は開口していてトラップ筒の端部が床に形成される排水筒に接続される。
後パーツ4は、上カバー14、装置支持ケース8、リアカバー15、上サイドカバー16、下サイドカバー17により構成してあり、これらはいずれも合成樹脂製である。
後パーツ4の装置支持プレート8dには、各種便器用制御機器を取付けてある。この装置支持プレート8dに設けられた便器用制御機器を図4(配線、配管ホースは図示せず)及び図5に従って詳細に説明すると、装置支持プレート8d上の便器用制御機器は大きく6つの部品もしくはユニットに分かれており、局部洗浄用の洗浄ノズル20、人体の局部乾燥用の送風装置21、ボウル部2内の臭気を脱臭するための脱臭装置22、ボウル部2に洗浄水を供給するボウル洗浄ノズル23を備えた洗浄水供給ユニットA、洗浄ノズル20に供給する洗浄水を加温するための温水生成装置ユニットBとそれらを制御するための基盤を備えた制御ブロック24である。それぞれの部品もしくはユニットは、装置支持プレート8dの右から順番に、脱臭装置22、送風装置21、洗浄ノズル20、温水生成装置ユニットB、洗浄水供給ユニットAと配置されており、制御ブロック24は装置支持プレート8dの後方(紙面上では上方)に横方向に立設されている。
洗浄水供給ユニットAは、水道管(洗浄水供給手段)に接続される給水口25と、供給される水をボウル洗浄ノズル23側と洗浄ノズル20側とに分岐させる分岐弁を有したメイン給水弁ユニット26と、メイン給水弁ユニット26に接続されボウル洗浄水に気泡及び界面活性剤を混入させる泡発生ユニット27と、ボウル部2に洗浄水を供給するボウル洗浄ノズル23を備えている。ボウル洗浄水を流す際には、メイン給水ユニット26のボウル洗浄ノズル23側の電磁弁を開放すると、泡発生ユニット27を経てボウル部2に泡を含有した洗浄水を供給する。
温水生成装置ユニットBは、洗浄ノズル20と、洗浄ノズル20への給水を制御するノズル給水弁ユニット30と、金属で形成された蛇行水路とその蛇行水路を過熱する加熱手段(図示せず)を内部に有し外部が樹脂製のケーシングで成形された熱交換器31と、熱交換器から供給される温水を攪拌することで温度変化を緩和する湯温緩衝タンク32とを備えている。メイン給水弁ユニット26から分岐された水は、ノズル給水弁ユニット30の電磁弁が開くことで洗浄ノズル20側に通水され、熱交換器31によって過熱された後、湯温緩衝タンク32に供給されて(a)、湯温緩衝タンク32で貯蔵・攪拌されることで温度のばらつき(特に時間的な変化)を緩和して洗浄ノズル20へと供給される(b)。
ここで、装置支持プレート8dへの熱交換器31及び湯温緩衝タンク32の固定方法について記載する。図6及び図7に示すように、熱交換器31は扁平箱型で、その端面側には、ノズル給水弁ユニット30からのホースを連結する熱交換器取水口31aと、洗浄ノズル20へのホースを連結する熱交換器排水口31bが設けられており、下方の熱交換器取水口31aから取り入れられた水は熱交換器31の蛇行水路を通り、上方の熱交換器排水口31bから洗浄ノズル20に送られる。
この熱交換器31の下方には、垂下した突起31cが設けられており、この場合、先端がV字形状となった板状の突起31cが2ヶ所設けられている。又、熱交換器31の側面の中央は端部を残してくぼんだ凹所31dが形成されると共に、その端部には熱交換器31をねじで螺合するためのU字形状の接続部31eが設けられている。一方、装置支持プレート8dには、突起31cに対応した凹部8aが設けられており、この場合貫通孔となっている。又、2つある凹部8aの後方側の対面には、断面略逆L字で凹部8a側に突出したフック形状の被係合部8bが設けられている。又、凹部8aから見て被係合部8bの外側には、ねじを固定するためのねじ孔8cが設けられている。
熱交換器31を装置支持プレート8dに固定するときは、まず熱交換器31の突起31cを装置支持プレート8dの凹部8aに合わせて挿入する。すると、装置支持プレート8dの被係合部8bは、弾性変形により熱交換器31の外側に反り、熱交換器31が完全に挿入されると熱交換器31の凹所31dにはまる(図8)。すなわち、この場合、凹所31d周囲の堤部分の下方が係合部31fとなる。そして、係合部31fと被係合部8bの係合により、熱交換器31は装置支持プレート8dに対して仮止めされた状態となる。その後、接続部31eを介して装置支持プレート8dにねじで固定し、ねじ孔8cにねじ33を挿入する。このねじ33の挿入により、被係合部31fが熱交換器31に対して外側に弾性変形することを抑制し、係合状態を保持し、熱交換器31の上方への抜けを防止する。すなわち、この場合、ねじ33が保持部材34となっている。そして、ねじ33を外すことで被係合部31fは自由に弾性変形できるようになり、熱交換器31は接続部31eのねじを外せば着脱できる状態へと戻る。
ここで、熱交換器31は装置支持プレート8dに対して、突起31cの凹部8aへの挿入、接続部31eを介しての螺合、係合部31fと被係合部8bとの係合の3ヶ所で固定されていることになるが、前者2つが固く固定されているのに対し、後者の係合は弾性により幾分余裕を持った状態であるので、熱交換器31と装置支持プレート8dとの寸法に多少ばらつきがあってもそのばらつきを弾性力で吸収でき、熱交換器31と装置支持プレート8dの破損を防止できる。特に、熱交換器31は精密部品であると共に、メンテナンスの必要もあるので、このように幾分余裕がありつつ強固な固定方法を用いることが適している。
又、上記の3点による固定で強固に固定しているため、熱交換器31はその上方に別途固定部を設けることなく装置支持プレート8dに対して固定でき、通常は熱交換器31の上に配置して熱交換器を補助的に固定していた制御ブロック24を、図4に示すように立設して設けることができ、便器用制御機器の配置の最適化を図ることで、温水洗浄便座装置及び便器1のコンパクト化が実現できる。
次に、湯温緩衝タンク32の固定方法を図4、図9に従って説明する。湯温緩衝タンク32は中空の略立方体であり、その1面には、熱交換器31からの温水を取り込む湯温緩衝タンク取水口32aと、洗浄ノズル20に温水を送り出す湯温緩衝タンク排水口32bが設けられており、それぞれホースが連結されることで熱交換器31及び洗浄ノズル20に接続される筒状のホース接続部41となっている。又、湯温緩衝タンク32の下面には、凸部32cが設けられている。この実施形態においては、装置支持プレート8dに固定されたノズル給水弁ユニット30に棒状のポール体30aが立設され、このポール体30aの上端に取付部材40が設けられることで取付部42を形成し、湯温緩衝タンク32は、取付部材40に載置された状態で固定されている。取付部材40は、ポール体30aの上端に嵌合する嵌合部40aと、湯温緩衝タンク32を載置する載置面40bを備えている。載置面40bは互いに水平面に対して傾斜した2面が接合されて略V字状となっており、この2面は湯温緩衝タンク32の隣接する2面に対応している。この載置面40bの片面端部には、湯温緩衝タンク32を係止する突起状の係止部40cと、湯温緩衝タンク32のタンク突起32に対応し、傾斜に沿った切り欠き40dが設けられている。
この場合は、取付部材40を別部材としたが、例えばノズル給水弁ユニット30のポール体30aと取付部材40とを一体で形成したりすることもできる。又、ポール体30aもノズル給水弁ユニット30に設けることなく、装置支持プレート8dから一体もしくは別体に設けることもできる。
ここで、湯温緩衝タンク32の取付け手順を記載する。まず、装置支持プレート8dに固定されたノズル給水弁ユニット30のポール体30aの上端に、取付部材40を嵌合部40aを介して嵌合し、その上方から湯温緩衝タンク32を載置する。このとき、湯温緩衝タンク32をその凸部32cを取付部材40の切り欠き40dにあわせ、傾斜に沿わせて挿入する。そして、湯温緩衝タンク32を略V字状の載置面40bの両面に当接させる。そして、ねじを湯温緩衝タンク32の側面に設けられた略U字形状のタンク取付部32dから、取付部材40の嵌合部40aに設けられたねじ孔を介してポール体30aにねじ込むことで、湯温緩衝タンク32の固定が完了する。そして、この湯温緩衝タンク32と装置支持プレート8d底面との間にはスペースが形成され。この場合、熱交換器31が収納されている。
又このとき、取付部42は湯温緩衝タンク32が取り付けた状態で、ホース接続部41まで延設された延設部40eを備えている。従って、ホースをホース接続部41に接続する際、クリップ部材43等で固定することとなるが、延設部40eがクリップ部材43の下方を覆うため、脆弱な接続部分が他の部品の干渉を受けにくくなり保護されると共に、軟質の合成樹脂でできた配管ホース(例えば、熱交換器31と湯温緩衝タンク32とを接続しているホース)や、配線コードなどがクリップ部材43の端部で傷つくことを防ぐことができる。
装置支持プレート8dは、図4に示すように、前端部には前方に向けて突出する位置決め用突部45が設けてある。添付図面に示す実施形態では装置支持プレート8dの前端部が巾方向にわたって位置決め用突部45となっている。上記の構成の装置支持プレート8dは支持フレーム5の後部上面にねじ具により取付けて支持される。
この場合、装置支持プレート8dの前端部の位置決め用突部45を前パーツ3の後方よりリム部7の後部の後方に向けて開口した位置決め用凹部46に嵌め込むことで装置支持プレート8dをリム部7に対して位置決めする。この場合、位置決め用凹部46の少なくとも後部内は後端側程上下開口巾が広くなるような傾斜しているので、位置決め用突部45を位置決め用凹部46の後端開口部内に嵌め込み易く、位置決め用突部45を位置決め用凹部46の後端開口部内に嵌め込んだ状態で、位置決め用突部45の側端面部を位置決め用凹部46後端部の開口部内の側部の横ガイド部46aに当てると共に、位置決め用突部45の下端面を下ガイド46bに載せ、この状態で、装置支持プレート8dを前方に押し込むことで、位置決め用突部45を位置決め用凹部46内に嵌め込むことができる。
このように装置支持プレート8dの前端部の位置決め用突部45を前パーツ3の位置決め用凹部46に嵌め込んで位置決めすることで、装置支持プレート8dに設けた洗浄ノズル20がリム部後方に設けられた開口47から出し入れ可能となる。この場合、洗浄ノズル20の先端には、上方で軸支された蓋20aが設けられており、開口47を閉塞することでボウル側の壁面をなしている。なお、この蓋20aは、洗浄ノズル20の伸縮に伴って開閉される。又、脱臭装置22、送風装置21も同様に、リム部後方に設けられた開口に配置される。
このように、支持フレーム5の前部に取付けた前パーツ3に装置支持プレート8dを位置決めした状態で、装置支持プレート8dを支持フレーム5にねじ具等により取付ける。
次に、上カバー14は装置支持プレート8dを覆うようにして装置支持プレート8dに取付ける。この上カバー14には便座50、便蓋51が回動自在に取付けてある。
その後、リアカバー15を装置支持プレート8dや支持フレーム5に取付け、更に、上サイドカバー22をリアカバー15に着脱自在に取付け、更に、下サイドカバー17を上サイドカバー22に着脱自在に係止して位置決めした状態で磁石により支持フレーム5に対して着脱自在に取付ける。下サイドカバー17や上サイドカバー16を着脱することで便器1内部の保守、点検、修理等が行えるようになっている。
上記のような構成の便器1は、ボウル洗浄ノズル23から水を吐出して案内凹所48の後端部の左右方向の一側端部に設けたボウル洗浄ノズル用開口部49から水を流す。ボウル洗浄ノズル用開口部49から吐出された水は案内凹所48内を旋回しながら流れつつ一部が案内凹所48の側方開口の下端縁部部分から徐々にボウル部2内に旋回流となって流れ、この旋回流によりボウル部2内が洗浄されることになる。このような構成とすることで、温水洗浄便座装置が一体に内蔵された便器となり、通常の便器のように、ボウル部を備えた便器本体と温水洗浄便座装置との間に隙間が生じず、掃除のしやすい便器1となる。
従って、この実施形態の温水洗浄便座装置及びこれを備えた便器においては、熱交換器31の突起31cが装置支持プレート8dの凹部8aに挿入にされると被係合部8bが弾性変形を経て係合部31fに係合さると共に、被係合部8bの弾性変形を抑制することで係合状態を保持する保持部材34が着脱可能に設けられているため、熱交換器31を装置支持プレート8dに取り付ける際には被係合部8bが仮止めの役割を果たすと共に、保持部材34を設けることで熱交換器31が確実に固定できる。又、保持部材34を外すことで熱交換器31は再度着脱できるようになり、メンテナンスがしやすい。
又、保持部材34がねじ33であるため、ねじ33を装置支持プレート8dにねじ込むことで容易に被係合部8bの弾性変形を保持でき、強固に固定できる。従って、装置支持プレート8dと熱交換器31との間で固定構造が完結している。
又、ボウル部2の後壁にボウル部2に臨む開口47を設けると共に、装置支持プレート8dをボウル部2裏側に配置することで、その開口47から洗浄ノズル20を出し入れ自在としているため、温水洗浄便座装置とボウル部2を備えた便器本体とに隙間が生じず、汚れがたまりにくく、清掃しやすい。
なお、上記実施形態においてはターントラップ式の便器の例で説明したが、これにのみ限定されず、サイフォン式やサイフォンジェット式、あるいは洗い流し式のものであってもよい。
本願発明の実施形態の温水洗浄便座装置を備えた便器を示す斜視図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器を示す分解斜視図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の前パーツを示す斜視図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の装置支持プレートに便器用制御機器を取り付けた状態を示す斜視図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の装置支持プレートに便器用制御機器を取り付けた状態を示す平面図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の装置支持プレートに熱交換器を取り付けた状態示す斜視図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の熱交換器を示す側面図(a)と端面図(b)及び装置支持プレートを示す斜視図(c)。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の熱交換器の取り付け構造を示す模式図。 同温水洗浄便座装置を備えた便器の湯温緩衝タンクの取り付け構造を示す分解斜視図。
符号の説明
2 ボウル部
8d 装置支持プレート
8a 凹部
8b 被係合部
20 洗浄ノズル
31 熱交換器
31c 突起
31e 接続部
31f 係合部
33 ねじ
34 保持部材
47 開口

Claims (3)

  1. 洗浄水を局部に噴出する洗浄ノズルと、洗浄ノズルを固定する装置支持プレートと、洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、洗浄水供給手段から洗浄ノズルに供給される洗浄水を加温する熱交換器とを備えた温水洗浄便座装置であって、熱交換器には下垂した突起と、装置支持プレートにねじで螺合して固定するための接続部と、側面に形成され装置支持プレートに係合する係合部とを設け、装置支持プレートには熱交換器の突起に対応した凹部と、係合部に対応した弾性を有する被係合部とを設け、熱交換器の突起が装置支持プレートの凹部に挿入にされると被係合部が外側に反る弾性変形を経て係合部に係合されて仮止めされた状態となると共に、被係合部が外側に弾性変形することを抑制することで係合状態を保持する保持部材が着脱可能に設けられていることを特徴とする温水洗浄便座装置。
  2. 保持部材は、熱交換器から被係合部を挟んだ位置に設けられたねじであることを特徴とする請求項1記載の温水洗浄便座装置。
  3. 請求項1又は2記載の温水洗浄便座装置を備えた便器であって、ボウル部の後壁にボウル部に臨む開口を設けると共に、装置支持プレートをボウル裏側に配置することで、その開口から洗浄ノズルを出し入れ自在としたことを特徴とする便器。
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