JP2007215874A - 壁付手洗器の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で陶器製の手洗器を壁に取付固定することのできる壁付手洗器の取付構造を提供する。
【解決手段】剛性のフレーム116を壁Wに取付固定して、フレーム116の上に陶器製の手洗器12を載せ、フレーム116にてこれを支持させるようにする。
【選択図】 図7
【解決手段】剛性のフレーム116を壁Wに取付固定して、フレーム116の上に陶器製の手洗器12を載せ、フレーム116にてこれを支持させるようにする。
【選択図】 図7
Description
この発明は壁付手洗器の取付構造に関する。
従来、石鹸液の吐出装置と、手洗水の吐水装置と、乾燥用の温風吹出装置とを備え、石鹸液の吐出口から手洗器に向けて石鹸液を吐出し、また吐水口から手洗水を手洗器に向けて吐水し、また乾燥用の温風を手洗器に向けて吹き出すようになした自動手洗乾燥装置が公知である。
例えば下記特許文献1にこの種の自動手洗乾燥装置が開示されている。
例えば下記特許文献1にこの種の自動手洗乾燥装置が開示されている。
ところで従来の自動手洗乾燥装置は、全体の重量を床で支持する床置式のものであり、これに対してこれを壁付式とした場合、自動手洗乾燥装置と床との間に、即ち使用者が使用する際の足元に空間を形成でき、足元がすっきりとして清掃性が良くなり、また装置を使用するに際して足先が装置に当ることがなく使い勝手が良好であるといった利点が得られる。
しかしながらこの種壁付式の自動手洗乾燥装置については従来提供されておらず、その取付構造が問題となる。
しかしながらこの種壁付式の自動手洗乾燥装置については従来提供されておらず、その取付構造が問題となる。
尚、以上は自動手洗乾燥装置についての問題であるが、この種自動手洗乾燥装置のみならず、手洗器を単独で壁付式に取り付ける場合においても問題は同様である。
本発明はこのような事情を背景とし、簡単な構造で陶器製の手洗器を壁に取付固定することのできる壁付手洗器の取付構造を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、剛性のフレームを壁に取付固定して、該フレームの上に陶器製の手洗器を載せて該フレームにて支持させるようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、排水トラップと前記フレームとを内側に隠蔽するカバーを、該フレームの左,右の下部の前後方向に延びるレールと前記手洗器とで上下に挟み込むようになしたことを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記手洗器は左,右端部が前記フレームの左,右端部よりも左,右方向に突き出しており、それら左,右の突出し部の下面と前記フレームのレールとにより前記カバーの左,右部を上下に挟み込むようになしたことを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記カバーと前記フレームとの一方には、該カバーを取り付けるに際し磁着力で該カバーを仮固定するマグネットが、また他方には対応する磁性材又はマグネットが設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、壁付手洗器の取付構造であって、手洗器を剛性のフレームを介して壁に取付固定するようになすとともに、排水トラップ及び該フレームを内側に隠蔽するカバーを周方向において複数の分割体に分割し、各分割体の上部に掛止部を設けて該掛止部を前記フレームの対応する部位に設けた被掛止部に掛止させることで各分割体の上部を該フレームに固定するとともに、各分割体の下部を止め具にて該フレームに固定するようになしたことを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1〜5の何れかにおいて、前記手洗器が石鹸液の吐出装置,手洗水の吐水装置,乾燥用の温風吹出装置を備えた自動手洗乾燥装置における手洗器であり、前記カバーが該手洗器の下側の機能部を内側に隠蔽するカバーであることを特徴とする。
上記のように請求項1のものは、剛性のフレームを壁に取付固定して、そのフレームの上に陶器製の手洗器を載せ、これをフレームにて支持させる状態に手洗器を壁に取付固定するようになしたもので、この請求項1によれば、簡単な構造で且つしっかりと陶器製の手洗器を壁に取り付けることができる。
また陶器製の重い手洗器は、剛性のフレームにて下側から支持されるため、これを安定して支持することができる。
ここでフレームは金属製となしておくことができる。
また陶器製の重い手洗器は、剛性のフレームにて下側から支持されるため、これを安定して支持することができる。
ここでフレームは金属製となしておくことができる。
次に請求項2は、手洗器の排水口から延び出した排水管の排水トラップと上記フレームとを内側に隠蔽するカバーを、フレームの左,右且つ下部のレールと手洗器とで上下に挟み込むようになしたもので、この請求項2の取付構造によれば、それら手洗器とフレームのレールとがカバー取付けの向きや姿勢を規制する働きをなし、これによりカバーを予め定めた正しい取付姿勢で且つ容易に取り付けることができる。
またカバーを前方から奥側に押し込むようにして取り付ける場合、フレームの下部のレールによる案内作用で容易にこれを行うことができる。
またカバーを前方から奥側に押し込むようにして取り付ける場合、フレームの下部のレールによる案内作用で容易にこれを行うことができる。
この場合において手洗器を左,右端部がフレームの左,右端部よりも左,右方向に突き出した形態となしておき、それら左,右の突出し部の下面とフレームのレールとによりカバーの左,右部を上下に挟み込むようになしておくことができる(請求項3)。
この場合、フレームのレールによるカバーの下部の案内作用に加えて、手洗器によるカバーの上部の案内作用も行わせることができ、カバーを前方から奥側に押し込んで取り付ける際の取付性が更に良好となる。
この場合、フレームのレールによるカバーの下部の案内作用に加えて、手洗器によるカバーの上部の案内作用も行わせることができ、カバーを前方から奥側に押し込んで取り付ける際の取付性が更に良好となる。
この場合において、カバーとフレームとの各対応する位置に、カバーを取り付けるに際し磁着力でカバーを仮固定するマグネットを一方に、また他方には対応する磁性材又はマグネットを設けておくことができる(請求項4)。
このようにしておけば、カバーを所定の止め具にてフレームに固定するに際し、カバーが磁着力で仮固定状態に保持されているため、止め具による止付けを作業性良く簡単に行うことができる。
ここでマグネット又は磁性材は、それぞれカバーの前面部とフレームの対応する前面部とに設けておくのが好適である。
このようにしておけば、カバーを所定の止め具にてフレームに固定するに際し、カバーが磁着力で仮固定状態に保持されているため、止め具による止付けを作業性良く簡単に行うことができる。
ここでマグネット又は磁性材は、それぞれカバーの前面部とフレームの対応する前面部とに設けておくのが好適である。
次に請求項5はカバーを周方向において複数の分割体に分割し、そして各分割体の上部に掛止部を設けて、その掛止部をフレームの対応する部位に設けた被掛止部に掛止させることで各分割体の上部をフレームに固定するとともに、各分割体の下部を止め具にてフレームに固定するようになしたもので、この取付構造の場合、簡単にカバーの各分割体をフレームに固定することができるとともに、内部のメンテナンス作業が必要となった場合、何れかの分割体だけを外すことで、簡単に内部のメンテナンス作業を行うことができる。
ここでカバーは前面部と左,右の側面部との境界部の2箇所で3つの分割体に分割することができ、或いは左,右の側面部の所定箇所の2箇所で3つの分割体に分割しておくことができる。
この場合、前面部の分割体を外すだけで作業性良く内部のメンテナンス作業を行うことができる。
この場合、前面部の分割体を外すだけで作業性良く内部のメンテナンス作業を行うことができる。
本発明は、手洗器を単独で壁に取付固定する場合に適用できることは勿論、自動手洗乾燥装置に適用して効果の大なるものである(請求項6)。
次に本発明を自動手洗乾燥装置に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は自動手洗乾燥装置(ここでは壁掛式)で、陶器製の手洗器12と、その下側のカバー14及び手洗器12に装着された機能部ユニット16とを有している。
機能部ユニット16はケース18を有しており、各種機能部がそこに内蔵されている。
ここでケース18は、下部のケース本体18Aとその上端の開口を閉鎖する蓋体18Bとを有している。
図1において、10は自動手洗乾燥装置(ここでは壁掛式)で、陶器製の手洗器12と、その下側のカバー14及び手洗器12に装着された機能部ユニット16とを有している。
機能部ユニット16はケース18を有しており、各種機能部がそこに内蔵されている。
ここでケース18は、下部のケース本体18Aとその上端の開口を閉鎖する蓋体18Bとを有している。
手洗器12の後部には、図2及び図3に示しているようにその後端縁に沿って立上る後壁部24と、左右一対の側壁部26とで囲まれた収容凹部28が形成されており、図2にも示しているようにその収容凹部28に上記の機能部ユニット16が収容されている。
機能部ユニット16は、その後面と側面とがそれぞれ後壁部24と左右一対の側壁部26とで囲われており、その前面が手洗器12のボウル部32に向けて開放されている。
ここで収容凹部28の底面は、機能部ユニット16を支持する平坦な支持面30とされている。
尚図2において、34はボウル部32に設けられた排水口である。
機能部ユニット16は、その後面と側面とがそれぞれ後壁部24と左右一対の側壁部26とで囲われており、その前面が手洗器12のボウル部32に向けて開放されている。
ここで収容凹部28の底面は、機能部ユニット16を支持する平坦な支持面30とされている。
尚図2において、34はボウル部32に設けられた排水口である。
図1に示しているように、自動手洗乾燥装置10は温風吹出口36,手洗水の吐水口38及び石鹸液の吐出口40を備えており、それらが機能部ユニット16におけるケース18の前面に備えられている。
このケース18の前面にはまた、それぞれに対応して人体検知センサ42,44,46が設けられている。
このケース18の前面にはまた、それぞれに対応して人体検知センサ42,44,46が設けられている。
この自動手洗乾燥装置10では、石鹸液の吐出口40の前方に手を差し出すと、人体検知センサ46がこれを検知して吐出口40から自動的にムース状の石鹸液(水石鹸)を吐出する。
また吐水口38の前方に手を差し出すと、人体検知センサ44がこれを検知して吐水口38から自動的に温水を吐水する。
更に温風吹出口36の前方に手を差し出すと、人体検知センサ42がこれを検知して温風吹出口36から自動的に温風を吹き出す。
また吐水口38の前方に手を差し出すと、人体検知センサ44がこれを検知して吐水口38から自動的に温水を吐水する。
更に温風吹出口36の前方に手を差し出すと、人体検知センサ42がこれを検知して温風吹出口36から自動的に温風を吹き出す。
尚、図1中石鹸液の吐出口40の図中左側の隣接位置には、石鹸液補給用の引出し48が出入れ可能に設けられている。
石鹸液の補給は、この引出し48を引き出した状態で上方からその内部に石鹸液を供給することにより行う。
石鹸液の補給は、この引出し48を引き出した状態で上方からその内部に石鹸液を供給することにより行う。
図1に示しているように、カバー14の内側には排水管50が設けられており、その上端がボウル部32の排水口34に接続されている。
ボウル部32からの排水は、この排水管50の排水トラップ52を経て外部に排出される。
ボウル部32からの排水は、この排水管50の排水トラップ52を経て外部に排出される。
カバー14の内側にはまた、湯水の混合部54と、温水の供給遮断を行う電磁弁56とが設けられており、その混合部54に対し冷水及び湯をそれぞれ供給する配管が接続されている。
混合部54に供給された冷水と湯とはここで所定比率に混合されて適温の混合水とされ、電磁弁56の開弁により給水管58を通じて吐水口38へと送られ、そこからボウル部32に向けて吐水される。
混合部54に供給された冷水と湯とはここで所定比率に混合されて適温の混合水とされ、電磁弁56の開弁により給水管58を通じて吐水口38へと送られ、そこからボウル部32に向けて吐水される。
一方カバー14の内側且つ下部には石鹸液タンク60が設けられており、そこに所定量の石鹸液が貯溜されるようになっている。
この石鹸液タンク60からは給液管62が延び出しており、その給液管62上に石鹸液ポンプ64が設けられている。
石鹸液タンク60内の石鹸液は、この石鹸液ポンプ64により給液管62を通じて上記の石鹸液の吐出口40へと送られる。
また石鹸液タンク60内の石鹸液の液量が少なくなったときには、上記の引出し48を通じて石鹸液が補給され、補給された石鹸液が補給管66を通じて石鹸液タンク60内に流入する。
この石鹸液タンク60からは給液管62が延び出しており、その給液管62上に石鹸液ポンプ64が設けられている。
石鹸液タンク60内の石鹸液は、この石鹸液ポンプ64により給液管62を通じて上記の石鹸液の吐出口40へと送られる。
また石鹸液タンク60内の石鹸液の液量が少なくなったときには、上記の引出し48を通じて石鹸液が補給され、補給された石鹸液が補給管66を通じて石鹸液タンク60内に流入する。
70はエアポンプで、このエアポンプ70によりエアが給気管68を通じて上記石鹸液の吐出口40に向けて送られる。
カバー14の内側且つ下部にはまた、上記温風吹出口36を含む温風乾燥装置の乾燥機本体72が設けられており、この乾燥機本体72と上記の温風吹出口36とが、送風管74で連絡されている。
乾燥機本体72には送風機及び空気加熱用のヒータとが内蔵されており、吸気口75を通じて吸入された空気がヒータで温風とされて、送風機により送風管74を通じて温風吹出口36へと送り出される。
乾燥機本体72には送風機及び空気加熱用のヒータとが内蔵されており、吸気口75を通じて吸入された空気がヒータで温風とされて、送風機により送風管74を通じて温風吹出口36へと送り出される。
本実施形態では、石鹸液タンク60から石鹸液ポンプ64にて供給されてきた石鹸液と、エアポンプ70にて供給されてきたエアとが互いに混合せしめられてムース状化され、吐出口40から手洗器12のボウル部32に向けて吐出される。
図3において、114は商用電源を電圧変換して自動手洗乾燥装置10における各種電気部品に電源供給するトランスで、110は各種電気部品の動作制御を行う制御部である。
これらトランス114及び制御部110は、蓋体18Bに吊持される状態でケース18内部に収容されている。
これらトランス114及び制御部110は、蓋体18Bに吊持される状態でケース18内部に収容されている。
ここで制御部110は、人体検知センサ42,44,46による人体検知に基づいて、乾燥機本体72内部の送風機及びヒータ(電気ヒータ),更にカバー14内部の電磁弁56,石鹸液の供給を行う石鹸液ポンプ64,エアの供給を行うエアポンプ70等を作動制御する。
本実施形態では石鹸液タンク60,石鹸液ポンプ64,エアポンプ70,給液管62,給気管68,図2に示すノズル装置,人体検知センサ46及び制御部110,トランス114,ケース18等にて石鹸液の吐出装置が構成されている。
本実施形態では石鹸液タンク60,石鹸液ポンプ64,エアポンプ70,給液管62,給気管68,図2に示すノズル装置,人体検知センサ46及び制御部110,トランス114,ケース18等にて石鹸液の吐出装置が構成されている。
また混合部54,電磁弁56,吐水口38,人体検知センサ44,制御部110,トランス114,ケース18等にて手洗水の吐水装置が構成されている。
更に乾燥機本体72,送風管74,温風吹出口36,人体検知センサ42,制御部110,トランス114及びケース18等にて温風乾燥装置が構成されている。
更に乾燥機本体72,送風管74,温風吹出口36,人体検知センサ42,制御部110,トランス114及びケース18等にて温風乾燥装置が構成されている。
本実施形態では、手洗器12及び機能部ユニット16が、図4に示す金属製の剛性のフレーム116を介して壁Wに取り付けられ、手洗器12及び機能部ユニット16が、フレーム116にて下側から荷重支持されている。
また上記カバー14は、このフレーム116に取付固定されている。
ここでカバー14は金属若しくは樹脂の薄板から成っており、平面形状がコ字形状をなしている。
また上記カバー14は、このフレーム116に取付固定されている。
ここでカバー14は金属若しくは樹脂の薄板から成っており、平面形状がコ字形状をなしている。
カバー14は、自動手洗乾燥装置10における手洗器12の下側の機能部を排水管50の排水トラップ52及びフレーム116とともに内側に隠蔽するもので、左,右の側面カバー部(側面部)14L,14R及び前面カバー部(前面部)14Fを有しており、それらが一体に構成されている。
このカバー14における側面カバー部14L,14Rの内側には、その下端近傍位置且つ後端(図中右端)近傍位置にL字状をなす金属製の被支持具118が取り付けられている。
また前面カバー部14Fの内側且つ上端近傍位置には、マグネット120が取り付けられている。
このカバー14における側面カバー部14L,14Rの内側には、その下端近傍位置且つ後端(図中右端)近傍位置にL字状をなす金属製の被支持具118が取り付けられている。
また前面カバー部14Fの内側且つ上端近傍位置には、マグネット120が取り付けられている。
一方フレーム116の左,右の下端部には前後方向に延びるレール122が設けられており、また前面の上端部には磁性材から成る金属製のプレート124が、マグネット120に対応する位置に設けられている。
尚フレーム116及びカバー14の各前面部は、図5に示しているように下向き且つ後方(奥側)に傾斜した形状をなしている。
尚フレーム116及びカバー14の各前面部は、図5に示しているように下向き且つ後方(奥側)に傾斜した形状をなしている。
図1に示しているように、本実施形態において手洗器12は左,右寸法がフレーム116及びカバー14の上端の左,右寸法よりも大きく、左,右端部12L,12R(図1参照)がそれぞれフレーム116及びカバー14よりも左,右方向に突出している。
次に本実形態の取付構造を取付けの手順とともに図5〜図7に基づいて具体的に説明する。
図5に示しているように、本実施形態では先ずフレーム116を壁Wに固定具としてのビス126にて床Fから浮き上がった位置に固定する。
即ち床Fとの間に空間Kを形成する状態にフレーム116を壁Wに固定する。
その後図6に示しているように予め機能部ユニット16を組んである手洗器12をフレーム116の上に載せて、フレーム116により下側から荷重を支持させる。
その後図7に示しているようにフレーム116に対してカバー14の取付けを行う。
図5に示しているように、本実施形態では先ずフレーム116を壁Wに固定具としてのビス126にて床Fから浮き上がった位置に固定する。
即ち床Fとの間に空間Kを形成する状態にフレーム116を壁Wに固定する。
その後図6に示しているように予め機能部ユニット16を組んである手洗器12をフレーム116の上に載せて、フレーム116により下側から荷重を支持させる。
その後図7に示しているようにフレーム116に対してカバー14の取付けを行う。
このカバー14の取付けは次のようにして行う。
即ち、図4に示すカバー14の一対の側面カバー部14R,14Lの奥側の端を広げるようにして、被支持具118をフレーム116のレール122の上に載せ、図7に示すようにその状態でカバー14を奥側に押し込む。
このときカバー14は、被支持具118に対するレール122の支持及び案内作用により、更にはまた手洗器12の左,右端部12L,12Rの下面によるカバー14の上端、詳しくは側面カバー部14L,14Rの上端に対する案内作用により、スムーズに奥側に押込作業することができる。
そしてカバー14をほぼ最終位置まで押し込んだ時点で、カバー14に設けてあるマグネット120がフレーム116側の磁性材から成るプレート124に磁着して、カバー14がフレーム116に仮固定される。
その後カバー14をフレーム116に対してビス等のねじ式の止め具にて固定することで、カバー14の固定作業が完了する。
即ち、図4に示すカバー14の一対の側面カバー部14R,14Lの奥側の端を広げるようにして、被支持具118をフレーム116のレール122の上に載せ、図7に示すようにその状態でカバー14を奥側に押し込む。
このときカバー14は、被支持具118に対するレール122の支持及び案内作用により、更にはまた手洗器12の左,右端部12L,12Rの下面によるカバー14の上端、詳しくは側面カバー部14L,14Rの上端に対する案内作用により、スムーズに奥側に押込作業することができる。
そしてカバー14をほぼ最終位置まで押し込んだ時点で、カバー14に設けてあるマグネット120がフレーム116側の磁性材から成るプレート124に磁着して、カバー14がフレーム116に仮固定される。
その後カバー14をフレーム116に対してビス等のねじ式の止め具にて固定することで、カバー14の固定作業が完了する。
本実施形態によれば、簡単な構造で且つしっかりと陶器製の手洗器12を壁Wに取り付けることができ、また陶器製の重い手洗器12は剛性のフレーム116にて下側から支持されるため、これを安定して支持することができる。
またカバー14を、フレーム116の下部のレール122と手洗器12とで上下に挟み込むように取り付けているので、それら手洗器12とフレーム116のレール122とが、カバー14の取付けの向きや姿勢を規制する働きをなし、これによりカバー14を予め定めた正しい取付姿勢で且つ容易に取り付けることができる。
またカバー14を前方から奥側に押し込むようにして取り付ける際、フレーム14の下部のレール122及び手洗器12による案内作用で容易に押込作業することができる。
またカバー14を前方から奥側に押し込むようにして取り付ける際、フレーム14の下部のレール122及び手洗器12による案内作用で容易に押込作業することができる。
またカバー14とフレーム116との各対応する位置には、それぞれマグネット120及び磁性材から成るプレート124が設けてあるため、カバー14を所定の止め具にてフレーム116に固定するに際し、カバー14がマグネット120及びプレート124の磁着力で仮固定状態に保持されているため、止め具による止付けを作業性良く簡単に行うことができる。
次に図8〜図13は本発明の他の実施形態を示している。
図8に示しているようにこの実施形態では、カバー14を3つの分割体14-1,14-2,14-3に3分割している。
ここでカバー14は左,右の側面カバー部14L,14Rの途中箇所の2箇所で分割されており、分割体14-1は前面カバー部14Fと側面カバー部14L,14Rの一部から成っており、また分割体14-2,14-3は側面カバー部14L,14Rの主要部から成っている。
図8,図9及び図10に詳しく示しているように、各分割体14-1,14-2,14-3の内側の上端部には、それぞれ金具から成るフック形状の掛止部128が設けられている。
また下端部はそれぞれ内側への折曲部130とされている。
図8に示しているようにこの実施形態では、カバー14を3つの分割体14-1,14-2,14-3に3分割している。
ここでカバー14は左,右の側面カバー部14L,14Rの途中箇所の2箇所で分割されており、分割体14-1は前面カバー部14Fと側面カバー部14L,14Rの一部から成っており、また分割体14-2,14-3は側面カバー部14L,14Rの主要部から成っている。
図8,図9及び図10に詳しく示しているように、各分割体14-1,14-2,14-3の内側の上端部には、それぞれ金具から成るフック形状の掛止部128が設けられている。
また下端部はそれぞれ内側への折曲部130とされている。
図11〜図13に基づいてこの実施形態の取付構造を取付手順とともに説明する。
この実施形態では、上記実施形態と同様に先ずフレーム116を壁Wに固定し、更に図11に示しているようにフレーム116の上に予め機能部ユニット16を組んだ手洗器12を載せて、これをフレーム116にて支持させておく。
その後カバー14における各分割体14-1,14-2,14-3をそれぞれ単独でフレーム116に対して組み付ける。
その組付けは次のようにして行う。
この実施形態では、上記実施形態と同様に先ずフレーム116を壁Wに固定し、更に図11に示しているようにフレーム116の上に予め機能部ユニット16を組んだ手洗器12を載せて、これをフレーム116にて支持させておく。
その後カバー14における各分割体14-1,14-2,14-3をそれぞれ単独でフレーム116に対して組み付ける。
その組付けは次のようにして行う。
即ち、図12に示しているように分割体14-1,14-2,14-3(図12では代表として分割体14-3を示している)の掛止部128を、フレーム116の掛止孔(被掛止部)132に下側から上側に嵌めるようにして掛止させる。
尚掛止孔132は、フレーム116に設けられた板片134(図11参照)に形成されている。
このように掛止部128を掛止孔132に掛止させることで、分割体14-3の上端部がフレーム116に固定される。
その後分割体14-3の下端部の折曲部130を、フレーム116に対し、ビス136にて固定することで、分割体14-3をフレーム116に固定することができる。
尚掛止孔132は、フレーム116に設けられた板片134(図11参照)に形成されている。
このように掛止部128を掛止孔132に掛止させることで、分割体14-3の上端部がフレーム116に固定される。
その後分割体14-3の下端部の折曲部130を、フレーム116に対し、ビス136にて固定することで、分割体14-3をフレーム116に固定することができる。
尚フレーム116側には予め雌ねじ孔138が設けられており、ビス136は雌ねじ孔138に図中下側からねじ込まれ、分割体14-3の折曲部130をフレーム116に固定する。
尚他の分割体14-2,14-1についてもその取付方法及び取付構造は同じである。
尚他の分割体14-2,14-1についてもその取付方法及び取付構造は同じである。
この実施形態によれば、簡単にカバー14の各分割体14-1,14-2,14-3をフレーム116に固定することができるとともに、内部のメンテナンス作業が必要となった場合、何れかの分割体だけ、例えば前面部の分割体14-1だけを外すことで、簡単に内部のメンテナンス作業を行うことができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明は単独の手洗器を壁に取付固定するに際して適用することも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
10 自動手洗乾燥装置
12 手洗器
12L 左端部
12R 右端部
14 カバー
14-1,14-2,14-3 分割体
52 排水トラップ
116 フレーム
120 マグネット
122 レール
124 プレート(磁性材)
128 掛止部
132 掛止孔(被掛止部)
136 ビス(止め具)
W 壁
12 手洗器
12L 左端部
12R 右端部
14 カバー
14-1,14-2,14-3 分割体
52 排水トラップ
116 フレーム
120 マグネット
122 レール
124 プレート(磁性材)
128 掛止部
132 掛止孔(被掛止部)
136 ビス(止め具)
W 壁
Claims (6)
- 剛性のフレームを壁に取付固定して、該フレームの上に陶器製の手洗器を載せて該フレームにて支持させるようになしたことを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
- 請求項1において、排水トラップと前記フレームとを内側に隠蔽するカバーを、該フレームの左,右の下部の前後方向に延びるレールと前記手洗器とで上下に挟み込むようになしたことを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
- 請求項2において、前記手洗器は左,右端部が前記フレームの左,右端部よりも左,右方向に突き出しており、それら左,右の突出し部の下面と前記フレームのレールとにより前記カバーの左,右部を上下に挟み込むようになしたことを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記カバーと前記フレームとの一方には、該カバーを取り付けるに際し磁着力で該カバーを仮固定するマグネットが、また他方には対応する磁性材又はマグネットが設けてあることを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
- 壁付手洗器の取付構造であって、手洗器を剛性のフレームを介して壁に取付固定するようになすとともに、排水トラップ及び該フレームを内側に隠蔽するカバーを周方向において複数の分割体に分割し、各分割体の上部に掛止部を設けて該掛止部を前記フレームの対応する部位に設けた被掛止部に掛止させることで各分割体の上部を該フレームに固定するとともに、各分割体の下部を止め具にて該フレームに固定するようになしたことを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
- 請求項1〜5の何れかにおいて、前記手洗器が石鹸液の吐出装置,手洗水の吐水装置,乾燥用の温風吹出装置を備えた自動手洗乾燥装置における手洗器であり、前記カバーが該手洗器の下側の機能部を内側に隠蔽するカバーであることを特徴とする壁付手洗器の取付構造。
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