JP6805665B2 - 温水器および給湯システム - Google Patents

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Description

開示の実施形態は、温水器および給湯システムに関する。
従来、水道管などの水源から供給される水を加熱して温水を生成し、生成された温水をたとえば洗面器の水栓へ供給する温水器が提案されている(たとえば特許文献1参照)。なお、上記した温水器は、洗面器の下方の壁面に取り付けられる壁掛け設置型の温水器である。
特開2012−112597号公報
しかしながら、温水器が取り付けられる壁面の状態や洗面器の下方の設置スペースの大きさ等によっては、温水器を床に置いて設置した方がよい場合があるが、上記した温水器は床置き設置に対応していなかった。このように、従来技術には、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させるという点で改善の余地があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させることができる温水器および給湯システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る温水器は、水を加熱して温水を生成する温水生成部と、少なくとも底壁と前記底壁から立設された側壁とを含み、前記温水生成部を収容するケース部と、水源からの水が流通する給水配管に接続可能な給水部とを備え、前記給水部は、前記給水配管に接続され、前記給水配管からの水が流入する接続部と、前記接続部の下流側に位置されて前記接続部へ流入した水を前記温水生成部へ供給する供給配管と、前記接続部と前記供給配管との間に介挿されるとともに、前記接続部を、前記供給配管に対して回転させることで前記ケース部の前記側壁から突出する第1位置と前記ケース部の前記底壁から突出する第2位置との間で変位させる回転部とを備えることを特徴とする。
これにより、温水器において、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させることができる。
また、前記ケース部は、前記底壁から立設されるとともに、開口部を有する前壁をさらに含み、前記給水部は、フィルタ部と、前記フィルタ部が前記前壁の前記開口部を介して着脱可能に取り付けられるフィルタ取付部とを備えることを特徴とする。
これにより、たとえば使用者は、フィルタ部の洗浄作業を行う際、温水器の前壁からフィルタ部に容易にアクセスして着脱することができることから、メンテナンス性を向上させることができる。
また、前記フィルタ取付部は、前記フィルタ部の着脱方向が前記回転部の回転軸と同軸上となるように設けられることを特徴とする。
これにより、たとえばフィルタ部の着脱に要する配管長の一部と回転部を供給配管に対して回転させるのに要する配管長の一部とをラップさせることが可能となり、よって配管長が長くなることを抑制することができる。
また、前記接続部は、前記給水配管からの水が流入する接続口と、前記接続口の下流側に位置され、前記接続口に流入した水の流路を屈曲させる屈曲部と、前記屈曲部の下流側に位置され、前記流路の水を前記回転部へ流出させる流出口とを備えることを特徴とする。
これにより、たとえば温水器を床置き設置する場合、施工者は、接続部を第1位置にしつつ接続口を上方へ向けることが可能となる。そのため、施工者は、工具と床との干渉を回避しつつ、給水配管を接続口に接続する作業を行うことができ、施工性を向上させることができる。
さらに、たとえば温水器を壁掛け設置する場合、施工者は、接続部を第2位置にしつつ接続口を側方へ向けることが可能となる。そのため、接続口に接続される給水配管は、温水器の下方に向けて垂れ下がりにくくなることから、温水器の下方のスペースを広くすることができ、よってたとえば車椅子利用者の足が温水器の下方において給水配管と接触することを回避することが可能となる。
また、前記接続部は、前記回転部に対して回転可能となるように、前記回転部に接続されることを特徴とする。これにより、施工者は、接続部の接続口を給水配管と接続し易い向きに容易に変更することができ、よって施工性を向上させることができる。
また、実施形態の一態様に係る給湯システムは、上述した温水器のいずれか一つと、前記温水器で生成された温水を吐水する水栓とを備えることを特徴とする。これにより、温水器の壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させることができる給湯システムを提供することができる。
実施形態の一態様によれば、温水器および給湯システムにおいて、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る温水器を備えた給湯システムを示す正面図である。 図2は、給湯システムを示す側面図である。 図3は、温水器の構成例を示すブロック図である。 図4は、温水器の拡大正面図である。 図5は、図4のV−V線断面図である。 図6は、給水部の分解斜視図である。 図7は、図4のVII−VII線断面図である。 図8は、接続部付近の拡大正面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する温水器および給湯システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る温水器を備えた給湯システムを示す正面図であり、図2は、給湯システムを示す側面図である。なお、図1,2および図3以降に示す図は、いずれも模式図である。
また、図1,2には、説明を分かり易くするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。
なお、給湯システム1は、後述するように洗面器110を備えるが、本明細書においては、洗面器110の前に立った使用者からみて手前側(Y軸正方向)を「前方」とし、奥側(Y軸負方向)を「後方」とする。また、洗面器110の前に立った使用者からみて右側(X軸正方向)を「右側方」とし、左側(X軸負方向)を「左側方」とする。また、洗面器110の前に立った使用者からみて上方を「上方」とし、下方を「下方」とする。
図1,2に示すように、給湯システム1は、給水配管10と、温水器20と、出湯配管30と、水栓100と、洗面器110とを備える。
給水配管10は、壁面Wに設けられた止水栓11を介して図示しない水道管などの水源に接続される。従って、給水配管10には、水源からの水が流通する。そして、給水配管10は、水源からの水を温水器20へ供給する。
温水器20は、給水配管10から供給された水を加熱して温水を生成する。温水器20は、たとえば床Fに置いて設置されるが、これは例示であって限定されるものではなく、壁面Wに取り付けられて設置されるようにしてもよい。なお、図1では、温水器20が壁面Wに取り付けられる場合の床Fを想像線で示している。
このように、温水器20は、床Fに設置される床置き設置と壁面Wに取り付けられる壁掛け設置の両方に対応できる構成とされるが、かかる構成については後に詳しく説明する。
出湯配管30は、温水器20および水栓100に接続され、温水器20で生成された温水を水栓100へ供給する。
水栓100は、図示しない使用者の手などが差し出された場合に、温水を吐出する自動水栓である。具体的に水栓100には、人体検知センサ101が内蔵される。なお、ここでは人体検知センサ101が水栓100に内蔵されるようにしたが、これに限られず、洗面器110やその他の場所に取り付けられてもよい。
人体検知センサ101は、水栓100の吐出口102の下方に使用者の手などが差し出された場合、手などを検知したことを示す検知信号を温水器20へ出力する。そして、温水器20は、人体検知センサ101から検知信号が出力されている間、生成した温水を出湯配管30を介して水栓100へ供給して、吐出口102から吐出させる。なお、人体検知センサ101としては、非接触式の赤外線センサを用いることができるが、これに限定されるものではない。
なお、水栓100にはさらに、図示しない湯水切替スイッチを有する操作盤104が設けられる。かかる湯水切替スイッチは、温水器20で生成された温水を水栓100から吐水する「湯吐水」と、温水器20で加熱されない水を水栓100から吐水する「水吐水」とを切り替えるスイッチである。温水器20は、かかる湯水切替スイッチへの使用者の操作に応じて、水栓100へ供給する水を温水と加熱されない水とで切り替える。
洗面器110は、水栓100から吐出された温水等を受け、受けた温水等を排水管111から排水する。
次に、温水器20について図3を参照して説明する。図3は、温水器20の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、温水器20は、給水部40と、第1、第2流路50a,50bと、第1、第2電磁弁51a,51bと、第1、第2逆止弁52a,52bと、温水生成部60と、バイパス流路70と、混合部71と、出湯部72と、ケース部80と、制御装置90とを備える。
給水部40は、上記した給水配管10に接続可能とされ、給水配管10からの水が供給される。なお、給水部40の具体的な構成については、図4以降を参照して説明する。
第1、第2流路50a,50bはそれぞれ、給水部40に接続され、給水部40に供給された水が流通する。第1電磁弁51aは第1流路50aに設けられ、第1流路50aを開閉する開閉弁である。第2電磁弁51bは第2流路50bに設けられ、第2流路50bを開閉する開閉弁である。
第1逆止弁52aは、第1流路50aにおいて第1電磁弁51aの下流側に設けられる一方、第2逆止弁52bは、第2流路50bにおいて第2電磁弁51bの下流側に設けられる。第1、第2逆止弁52a,52bはともに、供給された水の逆流を防止する弁である。
温水生成部60は、水を加熱して温水を生成する。具体的には、温水生成部60は、貯湯タンク61と、ヒータ62とを備える。貯湯タンク61は、第1流路50aにおいて第1逆止弁52aの下流側に設けられ、第1流路50aから流入される水を一時的に貯留する。
ヒータ62は、貯湯タンク61の内部に設けられ、貯湯タンク61に貯留された水を昇温させる。なお、貯湯タンク61内の水は、水栓100から吐出されるときの適温(たとえば36℃)よりも高い所定温度(たとえば75℃)となるまでヒータ62によって沸き上げられる。これにより、貯湯タンク61には、比較的高温の温水が貯留されることとなる。
なお、ヒータ62としては、電気ヒータを用いることができるが、これに限定されるものではなく、ガス式や石油式のヒータであってもよい。また、貯湯タンク61の温水の温度や水栓100から吐出されるときの温度については、任意の値に設定することができる。
また、本実施形態に係る温水生成部60は、上記したように貯湯タンク61に貯留された水を加熱して温水を生成する貯湯式とされるが、これに限られず、たとえば第1流路50aを流れている水をヒータで直接加熱して温水を生成するする瞬間式であってもよい。
バイパス流路70は、温水生成部60の上流側で、かつ第1電磁弁51aの下流側の第1流路50aから分岐される。そして、バイパス流路70は、温水生成部60をバイパスして温水生成部60の下流側の第1流路50aに合流する。
混合部71は、第1流路50aとバイパス流路70との合流位置に設けられる。混合部71は、温水生成部60の貯湯タンク61から供給されヒータ62によって昇温された水(温水)とバイパス流路70から供給された水とを混合させる。これにより、混合部71では、たとえば36℃程度の適温の温水が生成される。なお、混合部71としては、混合弁を用いることができる。
また、第1流路50aにおいて混合部71よりも下流側には、上記した第2流路50bが接続される。出湯部72は、第1流路50aの下流端に設けられるとともに、上記した出湯配管30が接続される。
ケース部80は、図1,2に示すように、たとえば略直方体状に形成される筐体である。具体的には、ケース部80は、底壁81aと、前壁81bと、後壁81cと、側壁81dと、上壁81eとを備える。
底壁81aは、略四角状の平板であり、温水器20が床置き設置の場合に床Fと接触するように位置され、温水器20が壁掛け設置の場合に図1に想像線で示す床Fと対向するように位置される。
前壁81bは、底壁81aの前方側の端縁から上方へ向けて立設され、後壁81cは、底壁81aの後方側の端縁から上方へ向けて立設される。また、側壁81dは、底壁81aの左方側および右方側の端縁からそれぞれ上方へ向けて立設される。また、上壁81eは、前壁81b、後壁81cおよび側壁81dの上方側の端縁から延設されるとともに、底壁81aと対向するように位置される。
そして、ケース部80は、上記した底壁81a、前壁81b、後壁81c、側壁81d、上壁81eによって囲まれる内部空間に、温水生成部60や給水部40の一部、第1、第2電磁弁51a,51bなどの各構成要素(図3参照)を収容する。
図3の説明に戻ると、制御装置90は、CPU、RAMおよびROMを備えたマイクロコンピュータであり、温水器20全体を制御する。
ここで、温水器20の動作を説明する。水栓100に設けられた操作盤104の湯水切り替えスイッチが「湯吐水」に設定される場合、制御装置90は、人体検知センサ101から検知信号が出力されている間、第1電磁弁51aを開弁させる。これにより、給水配管10から給水部40へ供給された水は、第1流路50a、温水生成部60を通って混合部71に供給される一方、バイパス流路70からも混合部71に供給される。そして、混合部71では、上記したように適温の温水が生成され、かかる温水が出湯部72および出湯配管30を通って水栓100から吐出される。
他方、操作盤104の湯水切り替えスイッチが「水吐水」に設定される場合、制御装置90は、人体検知センサ101から検知信号が出力されている間、第2電磁弁51bを開弁させる。これにより、給水配管10から給水部40へ供給された水が、第2流路50b、出湯部72および出湯配管30を通って水栓100から吐出される。
次いで、給水部40について図4以降を参照して詳説する。図4は、温水器20の拡大正面図であり、図5は、図4のV−V線断面図である。なお、図4,5においては、理解の便宜のため、給水部40を主として示し、その他の構成要素については図示を省略している。また、図4においては、給水配管10および出湯配管30を想像線で示している。
図4および図5に示すように、給水部40は、ケース部80の底壁81a、前壁81bおよび右方側の側壁81dに近接して配置される。また、側壁81dおよび底壁81aには、側壁81dから底壁81aに亘って連続する切欠き部82が形成される。上記したように、給水部40の一部は、ケース部80に収容されるが、残部(後述する接続部41)は、かかる切欠き部82から露出するように位置される。
図6は、給水部40の分解斜視図である。図6に示すように、給水部40は、接続部41と、供給配管42と、回転部43と、フィルタ部44とを備え、それぞれの内部には水の流路が形成される。
接続部41は、給水配管10(図4参照)に接続され、給水配管10からの水が流入する。詳しくは、接続部41は、接続口41aと、屈曲部41bと、流出口41cとを備える。
接続口41aは、給水配管10と接続可能な形状に形成される。そして、給水配管10が、たとえば図示しない施工者によって接続口41aに接続されることで、給水配管10からの水が接続口41aに流入する。
屈曲部41bは、接続口41aの下流側に位置されるとともに、接続口41aから連続して形成される。また、屈曲部41bは、接続口41aに流入した水の流路41b1(図4に破線で示す)をたとえば約90度屈曲させる。なお、上記した屈曲部41bによって屈曲される流路41b1の具体的な角度は、例示であって限定されるものではない。
流出口41cは、屈曲部41bの下流側に位置されるとともに、屈曲部41bから連続して形成される。また、流出口41cは、流路41b1の水を回転部43へ流出させる。
上記のように、接続口41aと流出口41cとの間に屈曲部41bが介挿されることから、接続口41aにおける流路の開口方向(図6に一点鎖線A1で示す方向)と流出口41cにおける流路の開口方向(図6に一点鎖線A2で示す方向)とのなす角度は約90度となる。すなわち、接続部41はL字状に形成される。
供給配管42は、ケース部80の適宜位置に固定されて取り付けられる。供給配管42は、接続部41の下流側に位置されて接続部41へ流入した水を温水生成部60等へ供給する。なお、供給配管42の詳細な構成については、後述する。
回転部43は、接続部41と供給配管42との間に介挿される。すなわち、回転部43は、接続部41の下流側、かつ供給配管42の上流側に位置され、接続部41から流入された水を供給配管42へ流出させる。
詳しくは、回転部43は、流入口43aと、屈曲部43bと、流出口43cとを備える。図7は、図4のVII−VII線断面図である。図7に示すように、回転部43の流入口43aには、接続部41が回転軸B回りに回転可能に接続され、接続部41からの水が流入する。言い換えると、接続部41は、回転部43に対して回転可能となるように、回転部43に接続される。
これにより、本実施形態に係る温水器20にあっては、施工性を向上させることができる。すなわち、接続部41の接続口41aに接続される給水配管10(図1,4参照)は、たとえば止水栓11(図1参照)の位置などの施工条件に応じて様々な形状を取り得るため、接続口41aにおいては、給水配管10と接続し易い向きが施工条件によって変わる。
そこで、本実施形態に係る温水器20にあっては、接続部41が回転部43に対して回転軸B回りに回転可能に構成されるため、施工者は、接続部41の接続口41aを給水配管10と接続し易い向きに容易に変更することができ、よって施工性を向上させることができる。
屈曲部43bは、流入口43aの下流側に位置されるとともに、流入口43aから連続して形成される。また、屈曲部43bは、流入口43aに流入した水の流路43b1をたとえば約90度屈曲させる。なお、上記した流路43b1の具体的な角度は、例示であって限定されるものではない。
流出口43cは、屈曲部43bの下流側に位置されるとともに、屈曲部43bから連続して形成される。また、流出口43cは、供給配管42に対して回転軸C回りに回転可能に接続され、流路43b1の水を回転部43へ流出させる。従って、回転部43は、流入口43aに接続されている接続部41を、供給配管42に対して回転軸C回りに回転させることができる。なお、回転軸Cは、たとえば温水器20の前後方向たるY軸と平行または略平行とされる。
これにより、本実施形態に係る温水器20にあっては、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応でき、汎用性を向上させることができる。図8は、接続部41付近の拡大正面図である。
すなわち、本実施形態にあっては、接続部41が回転部43によって供給配管42に対して回転させられるようにしたことから、施工者は、図8に実線で示すように、接続部41をケース部80の側壁81dから突出する第1位置と、想像線で示すように、ケース部80の底壁81aから突出する第2位置との間で変位させることが可能となる。
そのため、施工者は、温水器20をたとえば床置き設置する場合、接続部41を第1位置とすることで、図1に示すように、接続部41や給水配管10が床Fと干渉することを抑制しつつ接続部41と給水配管10とを容易に接続し、温水器20を床Fに設置することができる。
また、施工者は、温水器20をたとえば壁掛け設置する場合、接続部41を第2位置とすることで、図1に想像線で示すように、接続部41と給水配管10とを容易に接続し、温水器20を壁面Wに設置することができる。なお、上記では、壁掛け設置する際、接続部41を第2位置としたが、第1位置であってもよい。また、接続部41の位置は、第1位置および第2位置に限られず、第1位置と第2位置との間の任意の位置であってもよい。
このように、本実施形態に係る温水器20にあっては、回転部43が、接続部41を第1位置と第2位置との間で変位させるように構成されることから、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応でき、汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る温水器20において、接続部41は、側壁81dから突出する第1位置と、底壁81aから突出する第2位置との間で変位させられるように構成したことから、コンパクト化を図りつつ使い勝手の低下を回避することができる。
すなわち、たとえば仮に、接続部41が前壁81bから突出する位置、または前方に向けて突出する位置に設けられると、接続部41の分だけ温水器20の前後方向(奥行方向)の長さが増大する。温水器20の前後方向の長さが増大すると、たとえば車椅子利用者の足が温水器20に接触し易くなり、車椅子利用者が洗面器110に近づけず使い勝手が低下する。
しかしながら、本実施形態の温水器20にあっては、接続部41を上記のように構成して前壁81bよりも後方に位置させるため、前後方向の長さが増大することがなく、コンパクト化を図ることができる。また、温水器20をコンパクト化することで、車椅子利用者の足が温水器20に接触しにくくなることから、車椅子利用者が洗面器110に近づくことが可能となり、使い勝手が低下することを回避することができる。
また、上記したように、接続部41は、屈曲部41bを備え、L字状に形成される。従って、本実施形態にあっては、たとえば温水器20を床置き設置する場合、施工者は、図8等に示すように、接続部41を第1位置にしつつ接続口41aを上方へ向けることが可能となる。これにより、たとえば施工者は、工具と床Fとの干渉を回避しつつ、給水配管10を接続口41aに接続する作業を行うことができ、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態にあっては、たとえば温水器20を壁掛け設置する場合、施工者は、図8に想像線で示すように、接続部41を第2位置にしつつ接続口41aを側方へ向けることが可能となる。これにより、接続口41aに接続される給水配管10は、温水器20の下方に向けて垂れ下がりにくくなることから、温水器20の下方のスペースを広くすることができ、よってたとえば車椅子利用者の足が温水器20の下方において給水配管10と接触することを回避することが可能となる。
次に、供給配管42について図6を参照して説明する。図6に示すように、供給配管42は、本体配管42aと、第1連結口42bと、第2連結口42cと、フィルタ取付部42dとを備える。
本体配管42aは、接続部41から回転部43を経由して供給された水が流通する流路(図6で見えず)が内部に形成される。本体配管42aには、上流側から順に、フィルタ取付部42d、第2連結口42cおよび第1連結口42bが形成される。
第1連結口42bには、上記した第1流路50a(図3参照)が連結され、第2連結口42cには、第2流路50b(図3参照)が連結される。したがって、本体配管42a内を流れる水は、第1、第2電磁弁51a,51bの動作に応じて、第1連結口42b、第1流路50a等を介して温水生成部60へ供給されたり、第2連結口42c、第2流路50bを介して直接水栓100へ供給されたりする。
フィルタ取付部42dは、内部が中空となる円筒状に形成され、フィルタ部44が着脱可能に取り付けられるように構成される。具体的には、図7に示すように、フィルタ取付部42dは、流入口42d1と、流出口42d2と、挿入孔42d3とを備える。
流入口42d1は、円筒状のフィルタ取付部42dの後端(Y軸負方向側の端部)に形成される。流入口42d1には、回転部43の流出口43cが回転可能に接続され、回転部43からの水が流入する。
流出口42d2は、フィルタ取付部42dの側方に形成され、流入口42d1から流入した水を本体配管42aへ流出させる。このように、流出口42d2がフィルタ取付部42dの側方に形成されることから、フィルタ取付部42d内における流路42d4は、約90度屈曲することとなる。
挿入孔42d3は、円筒状のフィルタ取付部42dの前端(Y軸正方向側の端部)に形成される。そして、フィルタ部44は、かかる挿入孔42d3から挿入されてフィルタ取付部42dに着脱可能に取り付けられる。なお、図7において、フィルタ部44の着脱方向を矢印Dで示した。
フィルタ部44は、円筒状のフィルタ44aを備える、フィルタ部44は、フィルタ44aが、フィルタ取付部42dの流路42d4において屈曲する部位付近に位置するようにして、フィルタ取付部42dに取り付けられる。
これより、フィルタ取付部42d内を流通する水は、図7に太線矢印Eで示すように、流入口42d1から円筒状のフィルタ44aの内部に流入した後、フィルタ44aを通過して流出口42d2から流出することとなる。そして、フィルタ部44は、フィルタ44aを通過する水の中に含まれるゴミなどを捕集する。
また、フィルタ取付部42dは、フィルタ部44の着脱方向Dが回転部43の回転軸Cと同軸上となるように設けられる。これにより、本実施形態に係る温水器20にあっては、配管長が長くなることを抑制することができる。
すなわち、たとえば仮に、フィルタ部44の着脱方向Dと回転軸Cとが同軸上とならない位置にフィルタ取付部42dを設けようとすると、たとえば本体配管42aにおいて第2連結口42cと流出口42d2との間に、フィルタ取付部42dを設けることとなり、その分だけ配管長が長くなってしまう。
しかしながら、本実施形態に係る温水器20にあっては、フィルタ取付部42dを上記した位置に設けることで、フィルタ部44の着脱に要する配管長の一部と回転部43を供給配管42に対して回転させるのに要する配管長の一部とをラップさせることが可能となる。これにより、本実施形態にあっては、上記のような配管長が長くなることを抑制することができる。
また、図4,5などに示すように、ケース部80の前壁81bにおいて、フィルタ取付部42dの挿入孔42d3(図4,5で見えず)に対応する位置には、開口部83が形成される。そして、挿入孔42d3に取り付けられたフィルタ部44は、一部が開口部83から露出するように位置される。したがって、フィルタ部44は、前壁81bの開口部83を介してフィルタ取付部42dに着脱されることとなる。
これにより、使用者は、フィルタ部44のフィルタ44aに付着したゴミを取り除く洗浄作業を行う際、温水器20の前壁81b側からフィルタ部44に容易にアクセスして着脱することができることから、メンテナンス性を向上させることができる。
上述してきたように、実施形態に係る温水器20は、温水生成部60と、ケース部80と、給水部40とを備える。温水生成部60は、水を加熱して温水を生成する。ケース部80は、少なくとも底壁81aと底壁81aから立設された側壁81dとを含み、温水生成部60を収容する。給水部40は、水源からの水が流通する給水配管10に接続可能とされる。
また、給水部40は、接続部41と、供給配管42と、回転部43とを備える。接続部41は、給水配管10に接続され、給水配管10からの水が流入する。供給配管42は、接続部41の下流側に位置されて接続部41へ流入した水を温水生成部60へ供給する。回転部43は、接続部41と供給配管42との間に介挿されるとともに、接続部41を、供給配管42に対して回転させることでケース部80の側壁81dから突出する第1位置とケース部80の底壁81aから突出する第2位置との間で変位させる。これにより、温水器20において、壁掛け設置および床置き設置の両方に対応し、汎用性を向上させることができる。
なお、上記した実施形態においては、水栓100として自動水栓を用いるようにしたが、これに限られず、手動水栓であってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 給湯システム
10 給水配管
20 温水器
40 給水部
41 接続部
41a 接続口
41b 屈曲部
41c 流出口
42 供給配管
42d フィルタ取付部
43 回転部
44 フィルタ部
60 温水生成部
80 ケース部
81a 底壁
81b 前壁
81c 後壁
81d 側壁
81e 上壁
83 開口部
100 水栓
110 洗面器

Claims (4)

  1. 水を加熱して温水を生成する温水生成部と、
    少なくとも底壁と前記底壁から立設された側壁と前記底壁から立設され開口部を有する前壁とを含み、前記温水生成部を収容するケース部と、
    水源からの水が流通する給水配管に接続可能な給水部と
    を備え、
    前記給水部は、
    前記給水配管に接続され、前記給水配管からの水が流入する接続部と、
    前記接続部の下流側に位置されて前記接続部へ流入した水を前記温水生成部へ供給する供給配管と、
    前記接続部と前記供給配管との間に介挿されるとともに、前記接続部を、前記供給配管に対して回転させることで前記ケース部の前記側壁から突出する第1位置と前記ケース部の前記底壁から突出する第2位置との間で変位させる回転部と
    フィルタ部と、
    前記フィルタ部が前記前壁の前記開口部を介して着脱可能に取り付けられるフィルタ取付部と
    を備え
    前記フィルタ取付部は、
    前記フィルタ部の着脱方向が前記回転部の回転軸と同軸上となるように設けられること
    を特徴とする温水器。
  2. 前記接続部は、
    前記給水配管からの水が流入する接続口と、
    前記接続口の下流側に位置され、前記接続口に流入した水の流路を屈曲させる屈曲部と、
    前記屈曲部の下流側に位置され、前記流路の水を前記回転部へ流出させる流出口と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の温水器。
  3. 前記接続部は、
    前記回転部に対して回転可能となるように、前記回転部に接続されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の温水器。
  4. 請求項1〜のいずれか一つに記載の温水器と、
    前記温水器で生成された温水を吐水する水栓と
    を備えることを特徴とする給湯システム。
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