JPH11146513A - カバー交換治具 - Google Patents

カバー交換治具

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JPH11146513A
JPH11146513A JP9308900A JP30890097A JPH11146513A JP H11146513 A JPH11146513 A JP H11146513A JP 9308900 A JP9308900 A JP 9308900A JP 30890097 A JP30890097 A JP 30890097A JP H11146513 A JPH11146513 A JP H11146513A
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JP
Japan
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cover
jig
terminal device
screw
panel
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Withdrawn
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JP9308900A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Motoki
光夫 元木
Yasuhiro Taira
康弘 平
Isao Taguchi
勲 田口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子器具が取り付けられている制御盤の稼働
を停止させることなく、容易に該端子器具のカバーを交
換することのできるカバー交換治具を提供する。 【解決手段】 端子器具本体13を収容する制御盤前面
のパネルを挟んで本固定用のネジ21によって連結され
る端子器具カバー14に設けられた取付孔14a、14
b、14c、14d、及び端子器具本体13の器具固定
ネジ部13a、13b、13c、13dに各々対応する
ネジ止め作業孔11a、11b及びスタッドネジ挿入孔
11c、11dを有する治具本体11と、この治具本体
11のスタッドネジ挿入孔11c、11dに挿通可能と
され、かつ端子器具本体13の器具固定ネジ部13c、
13dに螺合可能なネジ部12bを先端に有する2本の
スタッドネジ12とを具備し、治具本体11の各孔が設
けられた面を制御盤前面のパネルに対し所定の距離だけ
離間した定位置に固定できるカバー交換治具を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所等で用いら
れる制御盤に配設された電力導入部としての端子器具に
かかり、この端子器具前面の端子器具カバーを交換する
際に有用なカバー交換治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、変電所等において電力を制御す
るための制御盤1には、図18に示すように、制御盤1
内への電力の導入部として端子器具2が配設されてお
り、この端子器具2には、図19に示すように、電力導
入用のプラグを接続するための端子接続部3が設けられ
た端子器具カバー2aが前面に組み込まれている。この
ような端子器具2は、端子器具カバー2aの各コーナ付
近の取付孔4及び制御盤1前面のパネル1aの取付孔を
通じて、端子器具本体2bに設けられているネジ孔にネ
ジを螺合することにより、制御盤1のパネル1aに固定
されるものとなっている。
【0003】このため、端子接続部3に接続する電力導
入用プラグの形状の変更や、端子接続部3の破損等によ
って、端子器具カバー2aを交換する必要性が生じた場
合には、端子器具2を制御盤1のパネル1aに固定して
いるネジを取り外して、端子器具2前面の端子器具カバ
ー2aを取り去り、次いで交換用の端子器具カバーを、
再び制御盤1前面のパネル1aを介して端子器具本体2
bにネジ止めすることにより端子器具カバーの交換を行
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子器
具カバー2aの交換作業では、制御盤1の前面側からネ
ジを外す作業者の他に、ネジを外した状態にて端子器具
本体2aが自重で落ちないように制御盤1の内部で端子
器具本体2bを保持するための作業者が必要であった。
このため、端子器具カバーの交換は、必ず二人一組で行
わなければならないという困難な作業であるとともに、
交換作業中は、制御盤1内で作業する作業者の安全のた
めに、制御盤1の稼働を停止させる必要があり、電力の
制御が行えなかった。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、例えば端子器具が取り付けられ
ている制御盤等の稼働を停止させることなく、容易に該
端子器具等のカバーを交換することのできるカバー交換
治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカバー交換治具は、請求項1に記載される
ように、器具を収容する筐体のパネル部を挟んで前記器
具とネジによって連結されるカバーに設けられた複数の
ネジ孔に各々対応する複数のスタッドネジ孔を有する治
具本体と、前記治具本体のスタッドネジ孔と前記カバー
のネジ孔に各々挿通可能とされ、且つ前記器具のネジ孔
に螺合可能な螺合部を一端部に有する複数のスタッドネ
ジと、前記治具本体を前記筐体のパネル部に対して位置
決めするための位置決め手段とを具備することを特徴と
する。
【0007】また、本発明のカバー交換治具は、請求項
2に記載されるように、請求項1記載のカバー交換治具
において、前記位置決め手段は、前記治具本体を前記筐
体のパネル部から、前記カバーの厚みより大きい所定の
距離だけ離間した定位置に位置決めすることを特徴とす
る。
【0008】これらの発明のカバー交換治具によれば、
治具本体の複数のスタッドネジ孔に少なくとも2本のス
タッドネジを挿通させカバーのネジ孔を通じてスタッド
ネジの螺合部を器具のネジ孔に螺合することにより、治
具本体を筐体のパネル部に対して位置決めしつつ、筐体
のパネル部を挟んだかたちで器具及びカバーを該筐体の
パネル部に固定することが可能となる。さらに、治具本
体を、筐体のパネル部から、カバーの厚み以上に離間し
位置決めして固定するものとすれば、スタッドネジを介
してカバーを、筐体のパネル部と治具本体との間で適宜
移動することが可能となり、器具が筐体のパネル部に固
定された状態のまま、例えば器具及びカバーのスタッド
ネジを挿通させている以外の少なくとも2つのネジ孔を
通じて仮固定用のネジで筐体のパネル部に器具及びカバ
ーを共締めして仮固定する状態と、器具のスタッドネジ
を挿通させている以外の少なくとも2つのネジ孔を通じ
て仮固定用のネジで筐体のパネル部に器具のみを仮固定
する状態とを容易につくりだすことができる。
【0009】したがって、カバーの交換の際に例えばネ
ジ止め作業を行う以外の他の作業者に筐体の器具を保持
させなくとも、容易にカバーの交換を行うことができ
る。これにより、例えば筐体が変電所等で用いられる制
御盤であり、この制御盤の内部に器具が配設されるもの
であったとしても、カバーの交換の際にネジ止め作業を
行う以外の他の作業者が、制御盤の内部に入って器具を
保持する必要がないので、交換作業中でも制御盤の稼働
を停止させずにカバーを交換することができる。
【0010】また、本発明のカバー交換治具は、請求項
3に記載されるように、請求項1記載のカバー交換治具
において、前記治具本体を前記パネル部に仮止めするた
めのマグネットをさらに有することを特徴とする。
【0011】このカバー交換治具によれば、治具本体が
マグネットを備えており、例えば、筐体のパネル部が磁
性体で構成されたものである場合には、治具本体を筐体
のパネル部に仮止めすることができるので、治具本体の
各スタッドネジ孔とこのスタッドネジに対応した器具及
びカバーの各ネジ孔との位置合わせが容易となり、カバ
ー交換治具を取り付ける際の作業性が良好となる。
【0012】さらに、本発明のカバー交換治具は、請求
項4に記載されるように、請求項1記載のカバー交換治
具において、前記スタッドネジを前記パネル部の面に対
して垂直方向に付勢するための付勢手段をさらに有する
ことを特徴とする。
【0013】このカバー交換治具によれば、付勢手段に
よりスタッドネジが筐体のパネル部の面に対して垂直方
向に付勢されることで、スタッドネジの外径と治具本体
のスタッドネジが挿通されるネジ孔とのクリアランスに
よって生じるがたつきが実質的に吸収されるので、スタ
ッドネジの螺合部と、カバーの各ネジ孔を含む器具のネ
ジ孔との位置出しを行い易く、スタッドネジの螺合部を
器具のネジ孔に容易に螺合することができる。
【0014】また、本発明のカバー交換治具は、請求項
5に記載されるように、請求項1記載のカバー交換治具
において、前記パネル部の開口部を閉鎖する蓋をさらに
有することを特徴とする。
【0015】このカバー交換治具によれば、カバーの交
換作業の際に、パネル部の開口部をカバー交換治具の蓋
で塞ぐことにより、埃、ネジ等がパネル部の開口部を通
じて器具の内部に入ってしまうことを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。
【0017】図1は、本発明の実施形態にかかるカバー
交換治具を示す斜視図である。
【0018】同図に示すように、このカバー交換治具
は、板金をコの字状に曲げて形成された治具本体11
と、この治具本体11を制御盤前面のパネルに(図示せ
ず)固定するためのスタッドネジ12とにより構成され
ており、治具本体11のコの字の曲げの内側の空間は、
端子器具本体13の前面に組み込まれる端子器具カバー
14の交換を行い易くするためのものとなっている。治
具本体11のコの字の曲げの先端は、さらに各々L字状
に曲げられており、このL字状に曲げられた各先端面1
5、16が制御盤前面のパネルに支持される。治具本体
11における制御盤前面のパネルと対向する面、つまり
端子器具カバー14の前面及び端子器具本体13の前面
と対向する面には、ドライバ等を挿入するためのネジ止
め作業孔11a、11b及びスタッドネジ12が各々挿
入されているスタッドネジ挿入孔11c、11dがそれ
ぞれ設けられている。
【0019】ネジ止め作業孔11a、11bは、端子器
具カバー14の取付孔14a、14bと対応する位置
で、かつ端子器具本体13の器具固定ネジ部13a、1
3bと対応する位置に設けられている。一方、スタッド
ネジ挿入孔11c、11dは端子器具カバー14の取付
孔14c、14dと対応する位置で、かつ端子器具本体
13の器具固定ネジ部13c、13dと対応する位置に
設けられている。つまり、端子器具本体13は、制御盤
のパネルへの通常の据え付け状態においては、端子器具
カバー14及び制御盤前面のパネルを介して器具固定ネ
ジ部13a、13b、13c及び13dにネジを螺合す
ることにより制御盤に固定されるものとなっている。し
かしながら、端子器具カバー14の交換を目的とした場
合においては、器具固定ネジ部13a及び13b、若し
くは器具固定ネジ部13c及び13dのいずれかにネジ
を螺合することにより、制御盤に端子器具本体13を仮
固定することが可能であり、端子器具カバー14の交換
を行う場合には、この固定方法が用いられる。
【0020】また、治具本体11上部の内側面には磁性
を有する蝶番式の蓋17が、回転軸17aを回転中心と
して往復旋回自在に設けられており、この蓋17は、端
子器具カバー14の交換作業の際に、磁性体である制御
盤前面のパネルに密着させられることにより、端子器具
本体13前面の電力導入用の端子接続孔18に適合する
位置に設けられた制御盤前面のパネルの開口を塞ぎ、該
パネルの開口を通じて端子器具本体13の端子接続孔1
8に埃、ネジ等が入ってしまうことを防止する。 前述
した治具本体11の先端面15、16には、図2に示す
ようにマグネット19が組み込まれており、このマグネ
ット19により、制御盤前面の磁性体であるパネルに治
具本体11を仮固定することができるので、治具本体1
1のネジ止め作業孔11a、11b、スタッドネジ挿入
孔11c、11dと、これにそれぞれ対応する端子器具
カバー14の取付孔14a、14b、14c、及び14
d等との位置合わせが容易となり、カバー交換治具を取
り付ける際の作業性を良好なものとしている。
【0021】治具本体11の制御盤前面のパネルと対向
する面の内側には、スタッドネジ12の根元付近を支持
するスタッドネジ支持部材11eが例えば溶接等により
接合されており、各々のスタッドネジ12は、それぞれ
このスタッドネジ支持部材11eに穿設されているネジ
嵌合孔11f、11gとカバー交換治具本体11に穿設
されているスタッドネジ挿入孔11c、11dとに挿入
され二点支持されている。さらに、カバー交換治具本体
11のスタッドネジ挿入孔11c、11dの周縁部の内
側面とスタッドネジ12に組み込まれ一体化されている
ナット12aとの間には、内径にスタッドネジ12が挿
入されるかたちでスプリング20が設けられている。こ
のスプリング20は、スタッドネジ12と一体化してい
るナット12aを介してスタッドネジ12全体を先端側
(図中右側)に付勢している。これにより、スタッドネ
ジ12の外径とネジ嵌合孔11f、11g及びスタッド
ネジ挿入孔11c、11dの内径とのクリアランスによ
って生じるがたつきが吸収され、各スタッドネジ12先
端のネジ部12bと端子器具本体13の器具固定ネジ部
13c及び13dとの位置出しが行い易いものとなって
いる。また、スタッドネジ12には、根元につまみ12
cが、先端のネジ部12bとスタッドネジ支持部材11
aとの間には、カバー移動部12dが設けられており、
つまみ12cは、これを回すことによりスタッドネジ1
2を端子器具本体13に螺合可能としたものであり、ま
たカバー移動部12dは、取り外した端子器具カバー1
4を取付孔14c、14dを介してネジ部12bとスタ
ッドネジ支持部材11eとの間で移動できるものとなっ
ている。
【0022】このように構成されたカバー交換治具を用
いて実際に端子器具カバーを交換する場合について説明
する。
【0023】まず、図3に示すように、制御盤前面のパ
ネル(図示せず)を挟んだかたちで、端子器具本体13
と端子器具カバー14とが該パネルに配設されている状
態において、端子器具カバー14の取付孔14c、14
dを介してに端子器具本体13の器具固定ネジ部13
c、13dに取り付けられている本固定用のネジ21を
それぞれ取り外す。本固定用のネジ21を取り外した取
付孔13c、13dに図4に示すように、カバー交換治
具の各スタットネジ12のネジ部12bを位置合わせし
て取り付ける。スタッドネジ12のつまみ12cを回し
て、図5に示すように、端子器具本体13の器具固定ネ
ジ部13c、13dにスタッドネジ12を螺合し、制御
盤前面のパネルにカバー交換治具を固定する。ドライバ
22を図6に示すように、治具本体11のネジ止め作業
孔11a、11bより挿入し端子器具カバー14の取付
孔14a、14bを介して端子器具本体13の器具固定
ネジ部13a、13bに取り付けられている本固定用の
ネジ21をそれぞれ取り外す。この際、端子器具本体1
3の器具固定ネジ部13a、13bに取り付けられてい
る本固定用のネジ21を外しても、器具固定ネジ部13
c、13dにそれぞれ螺合されているスタッドネジ12
により、端子器具本体13は制御盤前面のパネルに固定
されたままの状態を保つことができる。
【0024】スタッドネジ12のカバー移動部12dを
通じて図7に示すように、端子器具カバー14をスタッ
ドネジ12のネジ部12b側からつまみ12c側へ移動
させる。治具本体11の蓋17を図8に示すように、端
子器具本体13の前面側に旋回させ、端子器具本体13
の端子接続孔18と適合した位置に設けられた制御盤の
パネルの開口を塞ぐとともに器具固定ネジ部13a、1
3bに仮固定用のネジ23を取付け、端子器具本体13
を制御盤前面のパネルに仮固定する。これらの作業の
際、スタッドネジ12のカバー移動部12dにより端子
器具カバー14を制御盤側から移動できることと、コの
字状に形成された治具本体11の据え付け状態において
治具本体11の両側面の実質的な開口を利用して仮固定
用のネジ23を組み込めることにより、端子器具本体1
3のみを制御盤のパネルに固定することが可能となる。
【0025】蓋17を図9に示すように、治具本体11
の上面内側に向けて旋回させ、さらにスタッドネジ12
を緩め、カバー交換治具を端子器具カバー14毎、端子
器具本体13(制御盤のパネル)から取り外す。次に、
図10に示すように交換用の端子器具カバー24の取付
孔24c、24dにカバー交換治具のスタッドネジ12
を挿入する。カバー交換治具におけるスタッドネジ12
先端のネジ部12bを図11に示すように、端子器具本
体13の器具固定ネジ部13c、13dに螺合し制御盤
へカバー交換治具を取り付け固定するとともに、蓋17
を、端子器具本体13の前面側に旋回させ、端子器具本
体13の端子接続孔18と適合した位置に設けられた制
御盤のパネルの開口を塞ぐ。ドライバ22を用いて図1
2に示すように、端子器具本体13の器具固定ネジ部1
3c及び13dから仮固定用のネジ23を外す。蓋17
を図13に示すように、治具本体11の上面内側に向け
て旋回させるとともに、端子器具カバー24をスタッド
ネジ12の先端側、つまり制御盤前面のパネル側へ移動
する。図14に示すように、端子器具カバー24の取付
孔24a、24bを介して端子器具本体13の器具固定
ネジ部13a、13bに本固定用のネジ21をそれぞれ
螺合する。スタッドネジ12を緩め、図15に示すよう
に、カバー交換治具を端子器具本体13(制御盤のパネ
ル)から取り外す。さらに、図16に示すように、端子
器具カバー24の取付孔24c、24dを介して端子器
具本体12の器具固定ネジ部12c、12dに本固定用
のネジ21を螺合して、制御盤前面のパネルに端子器具
を完全に固定することにより、以て端子器具カバーの交
換が完了となる。
【0026】以上説明したように、本実施形態のカバー
交換治具によれば、端子器具本体13を固定可能なスタ
ッドネジ12の長さを利用し、取り外した端子器具カバ
ー14を制御盤前面のパネルから離間するよう適宜移動
できることと、コの字状に形成された治具本体11の据
え付け状態において治具本体11の両側面の実質的な開
口を利用して固定用のネジを端子器具本体13の器具固
定ネジ部に螺合することができる。これにより、端子器
具本体13が制御盤のパネルに固定された状態のまま、
スタッドネジを挿通させている以外の端子器具本体13
及び端子器具カバー14のネジ孔を通じて仮固定用のネ
ジで制御盤前面のパネルに端子器具本体13及び端子器
具カバー14を共締めして仮固定する状態と、スタッド
ネジを挿通させている以外の端子器具本体13のネジ孔
を通じて仮固定用のネジで制御盤前面のパネルに端子器
具本体13のみを仮固定する状態とを容易につくりだす
ことができる。したがって、端子器具カバーの交換の際
に、ネジ止めを行う以外の他の作業者が、例えば制御盤
の内部に入って端子器具本体13を保持する必要がない
ので、交換作業中でも制御盤の稼働を停止させずに、容
易に端子器具カバーを交換することができる。
【0027】なお、本実施形態のカバー交換治具は、端
子器具カバーの交換作業の際に端子器具本体13の端子
接続孔18に適合する位置に設けられた制御盤のパネル
の開口を塞いで、端子器具本体13の端子接続孔18に
埃又はビス等が入らないようにする蓋17を備えて構成
されていたが、図17に示すように磁性を有する蓋25
を別部品として用意し、端子器具カバーの交換の際に、
制御盤前面のパネルの開口を塞ぐように該蓋25を取り
付けてもよい。
【0028】また、本実施形態のカバー交換治具は、図
1に示すように制御盤のパネルへの据え付け状態におい
て、左右の側面が開口となるかたちのコの字状のもので
あったが、スタッドネジ12を通じ端子器具カバーの移
動作業、及び端子接続孔18に適合した位置の制御盤の
パネルの開口を塞ぐ蓋の着脱作業等が行えるものであれ
ば、前述した形状に限定されるものではない。例えば、
制御盤のパネルへの据え付け状態において、上下面が開
口となるかたちのコの字状のものとしても何ら差し支え
ない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
及び請求項2のカバー交換治具によれば、治具本体の複
数のスタッドネジ孔に少なくとも2本のスタッドネジを
挿通させカバーのネジ孔を通じてスタッドネジの螺合部
を器具のネジ孔に螺合することにより、治具本体を筐体
のパネル部に対して位置決めしつつ、筐体のパネル部を
挟んだかたちで器具及びカバーを該筐体のパネル部に固
定することが可能となる。さらに、治具本体を、筐体の
パネル部から、カバーの厚み以上に離間し位置決めして
固定するものとすれば、スタッドネジを介してカバー
を、筐体のパネル部と治具本体との間で適宜移動するこ
とが可能となり、器具が筐体のパネル部に固定された状
態のまま、例えば器具及びカバーのスタッドネジを挿通
させている以外の少なくとも2つのネジ孔を通じて仮固
定用のネジで筐体のパネル部に器具及びカバーを共締め
して仮固定する状態と、器具のスタッドネジを挿通させ
いる以外の少なくとも2つのネジ孔を通じて仮固定用の
ネジで筐体のパネル部に器具のみを仮固定する状態とを
容易につくりだすことができる。
【0030】したがって、カバーの交換の際に例えばネ
ジ止め作業を行う以外の他の作業者に筐体の器具を保持
させなくとも、容易にカバーの交換を行うことができ
る。これにより、例えば筐体が変電所等で用いられる制
御盤であり、この制御盤の内部に器具が配設されるもの
であったとしても、カバーの交換の際にネジ止め作業を
行う以外の他の作業者が、制御盤の内部に入って器具を
保持する必要がないので、交換作業中でも制御盤の稼働
を停止させずにカバーを交換することができる。
【0031】また、請求項3のカバー交換治具によれ
ば、治具本体がマグネットを備えており、例えば、筐体
のパネル部が磁性体で構成されたものである場合には、
治具本体を筐体のパネル部に仮止めすることができるの
で、治具本体の各スタッドネジ孔とこのスタッドネジに
対応した器具及びカバーの各ネジ孔との位置合わせが容
易となり、カバー交換治具を取り付ける際の作業性が良
好となる。
【0032】さらに、請求項4のカバー交換治具によれ
ば、付勢手段によりスタッドネジが筐体のパネル部の面
に対して垂直方向に付勢されることで、スタッドネジの
外径と治具本体のスタッドネジが挿通されるネジ孔との
クリアランスによって生じるがたつきが実質的に吸収さ
れるので、スタッドネジの螺合部と、カバーの各ネジ孔
を含む器具のネジ孔との位置出しを行い易く、スタッド
ネジの螺合部を器具のネジ孔に容易に螺合することがで
きる。
【0033】また、請求項5のカバー交換治具によれ
ば、カバーの交換作業の際に、パネル部の開口部をカバ
ー交換治具の蓋で塞ぐことにより、埃、ネジ等がパネル
部の開口部を通じて器具の内部に入ってしまうことを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるカバー交換治具の斜
視図
【図2】図1のカバー交換治具の側面図
【図3】端子器具本体の一部の器具固定ネジ部から本固
定用のネジを取り外した状態を示す斜視図
【図4】図1のカバー交換治具を制御盤のパネルに取り
付ける直前の状態を示す斜視図
【図5】図1のカバー交換治具を制御盤のパネルに取り
付けるとき状態を示す斜視図
【図6】端子器具本体の器具固定ネジ部から残りの本固
定用のネジを取り外した状態を示す斜視図
【図7】端子器具カバーを制御盤のパネル側から遠ざけ
た状態を示す斜視図
【図8】制御盤のパネルを介して端子器具本体の器具固
定ネジ部に仮固定用のネジを螺合した状態を示す斜視図
【図9】図1のカバー交換治具の蓋を持ち上げた状態を
示す斜視図
【図10】図1のカバー交換治具に交換用の端子器具カ
バーを嵌め込むときの状態を示す斜視図
【図11】交換用の端子器具カバーを嵌め込んだ図1の
カバー交換治具を制御盤のパネルに取り付けるとき状態
を示す斜視図
【図12】制御盤のパネルを介して端子器具本体の器具
固定ネジ部から仮固定用のネジを取り外すときの斜視図
【図13】交換用の端子器具カバーを制御盤のパネル側
に近付けるときの状態を示す斜視図
【図14】制御盤のパネルを介して端子器具カバー毎、
端子器具本体に本固定用のネジを螺合するときの斜視図
【図15】図1のカバー交換治具を端子器具カバーが交
換された端子器具から取り外すときの状態を示す斜視図
【図16】制御盤のパネルを介して端子器具カバー毎、
端子器具本体に残りの本固定用のネジを螺合するときの
斜視図
【図17】治具本体に設けられていた蓋を別部品として
構成したものを示す斜視図
【図18】制御盤に端子器具が組み込まれている状態を
示す斜視図
【図19】制御盤前面のパネルに端子器具が組み込まれ
ている状態を詳細に示す斜視図
【符号の説明】
11……治具本体 11a、11b……カバー交換治具のネジ止め作業孔 11c、11d……カバー交換治具のスタッドネジ挿入
孔 11e……スタッドネジ支持部材 11f、11g……スタッドネジ支持部材のネジ嵌合孔 12……スタッドネジ 12a……スタッドネジのナット 12b……スタッドネジのネジ部 12c……スタッドネジのつまみ 12d……スタッドネジのカバー移動部 13……端子器具本体 13a、13b、13c、13d……端子器具本体の器
具固定ネジ部 14、24……端子器具カバー 14a、14b、14c、14d……端子器具カバーの
取付孔 15、16……治具本体の先端面 17……蓋 17a……蓋の回転軸 18……端子器具本体の端子接続孔 19……マグネット 20……スプリング 25……治具本体と別部品の蓋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具を収容する筐体のパネル部を挟んで
    前記器具とネジによって連結されるカバーに設けられた
    複数のネジ孔に各々対応する複数のスタッドネジ孔を有
    する治具本体と、 前記治具本体のスタッドネジ孔と前記カバーのネジ孔に
    各々挿通可能とされ、且つ前記器具のネジ孔に螺合可能
    な螺合部を一端部に有する複数のスタッドネジと、 前記治具本体を前記筐体のパネル部に対して位置決めす
    るための位置決め手段とを具備するカバー交換治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカバー交換治具におい
    て、 前記位置決め手段は、前記治具本体を前記筐体のパネル
    部から、前記カバーの厚みより大きい所定の距離だけ離
    間した定位置に位置決めすることを特徴とするカバー交
    換治具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカバー交換治具におい
    て、 前記治具本体を前記パネル部に仮止めするためのマグネ
    ットをさらに有することを特徴とするカバー交換治具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカバー交換治具におい
    て、 前記スタッドネジを前記パネル部の面に対して垂直方向
    に付勢するための付勢手段をさらに有することを特徴と
    するカバー交換治具。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカバー交換治具におい
    て、 前記パネル部の開口部を閉鎖する蓋をさらに有すること
    を特徴とするカバー交換治具。
JP9308900A 1997-11-11 1997-11-11 カバー交換治具 Withdrawn JPH11146513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215874A (ja) * 2006-02-18 2007-08-30 Inax Corp 壁付手洗器の取付構造
JP2012205471A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The テストターミナルの取付構造

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