JP4728029B2 - 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 - Google Patents

衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4728029B2
JP4728029B2 JP2005104907A JP2005104907A JP4728029B2 JP 4728029 B2 JP4728029 B2 JP 4728029B2 JP 2005104907 A JP2005104907 A JP 2005104907A JP 2005104907 A JP2005104907 A JP 2005104907A JP 4728029 B2 JP4728029 B2 JP 4728029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
sanitary washing
bowl
toilet
washing toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005104907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006283397A (ja
Inventor
賢二 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2005104907A priority Critical patent/JP4728029B2/ja
Publication of JP2006283397A publication Critical patent/JP2006283397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4728029B2 publication Critical patent/JP4728029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

本発明は、衛生洗浄便座装置及びトイレ装置に関し、より具体的には、洋式腰掛便器に腰かけた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄便座装置及びこれを備えたトイレ装置に関する。
衛生洗浄便座装置は、その内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズルを進退自在に収容するため、腰掛便器の上面後部に設置して使用する形態のものが主流となっている。そして、洗浄ノズルを進退させたり、腰掛便器ボウル内の臭気の吸い込み口を設けるために、衛生洗浄便座装置を構成する本体ケースの前面が腰掛便器のボウル側に延出し、ボウル開口の一部を塞ぐ形態とされている。
しかし、このように本体ケースがボウル側に延出すると、その裏側などが汚れやすくなる。これに対して、清掃性をよくするために、例えば、本体ケースの延出部分を着脱自在とした構造が開示されている(例えば、特許文献1及び2)。しかし、掃除の際にいちいち延出部分を取り外すのは煩雑であり、また着脱の際などに延出部分を誤ってボウルの溜水内に落としてしまうなどの問題もある。
特公平5−74656号公報 特開平6−167041号公報
このような問題を解消するためには、衛生洗浄便座装置の本体ケースが腰掛便器のボウルを覆わないように、後方に後退させて設置するとよい。しかし、通常の腰掛便器は、後方にロータンクやフラッシュバルブなどを近接して設ける必要があるために、本体ケースがボウルを覆わないようにケース前面を後退させると、本体ケースの奥行きが小さくなってしまう。ケースの奥行きが小さくなると、例えば洗浄ノズルなどを短くする必要が生ずる。しかし、洗浄ノズルの構造はほぼ確立しており、新たにその縮小化を達成するためには技術的に容易ではない。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、衛生洗浄便座装置の本体構成に最小限の変更を加えることで、洗浄ノズルの収納スペースを確保しつつ、汚れが付着しにくく、掃除を行いやすく、見栄えもすっきりとした衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供するものである。
本発明の一態様によれば、
進退自在な洗浄ノズルを内蔵した衛生洗浄便座装置であって、腰掛便器の上部平坦面に設けられる本体と、前記本体に付設された便座と、を備え、
前記本体は、前記腰掛便器のボウルに面する前面を有し、
前記前面は、前記ボウルに向けて傾斜した傾斜面を有し、
前記洗浄ノズルを突出させる開口部が前記傾斜面に設けられ
前記開口部の開口を閉塞可能な塞ぎ板が前記開口部に設けられ、
前記洗浄ノズルからの捨て水を排出する第1の排水口が前記塞ぎ板の下に設けられ、
前記洗浄ノズル以外からの水を排出する第2の排水口が前記塞ぎ板の横に設けられ、
前記前面から下方に延在し、前記第1の排水口および前記第2の排水口から排出された水を前記ボウルに導く排水路が設けられたことを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
上記構成によれば、衛生洗浄便座装置の本体構成に最小限の変更を加えることで、洗浄ノズルの収納スペースを確保しつつ、汚れが付着しにくく、掃除を行いやすく、見栄えもすっきりとした衛生洗浄装置を提供することができる。
また、いわゆる「捨て水」を確実にボウルの中に排水でき、またさらに、衛生洗浄便座装置本体を腰掛便器に取り付けるに際して、この排水路をボウルの側壁面に突き当てることによって、もっとも適切な位置に確実かつ容易に取り付けることができる。
ここで、前記前面は、前記ボウルの一部を取り囲む湾曲面を有するものとすれば、特に、汚れが付着しにくく、掃除を行いやすく、見栄えもすっきりとした衛生洗浄装置を提供することができる。
また、前記前面は、略平面状であるものとしてもよく、ボウルの開口形状によらずに広範な形式の腰掛便器に適合させることが可能となる。
また、前記本体は、前記前面と対向する背面と前記腰掛便器の前記上部平坦面に面する底面の一部とが一体成形されたケースプレーと、前記傾斜面と前記腰掛便器の前記上部平坦面に面する底面の一部とが一体成形されたケースカバーと、を含む筺体を有するものとすれば、衛生洗浄便座装置本体と腰掛便器との隙間を介した水分の浸入を効果的に防ぐことができる。
一方、本発明の他の態様によれば、腰掛便器と、上記のいずれかの衛生洗浄便座装置と、
を備えたことを特徴とするトイレ装置が提供される。
上記構成によれば、衛生洗浄便座装置の本体構成に最小限の変更を加えることで、洗浄ノズルの収納スペースを確保しつつ、汚れが付着しにくく、掃除を行いやすく、見栄えもすっきりとしたトイレ装置を提供することができる。
ここで、前記前面は、前記ボウルの側壁面と略連続する湾曲面を有するものとすれば、特に汚れが付着しにくく、掃除を行いやすく、見栄えもすっきりとしたトイレ装置を提供することができる。
本発明によれば、衛生洗浄便座装置の本体ケースに最小限の変更を加えることで、洗浄ノズルの収納スペースを確保しつつ、汚れが付着しにくく、掃除を行いやすくするとともに、見栄えもすっきりとした衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供することができ、産業上のメリットは多大である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の第1の具体例の衛生洗浄便座装置の模式斜視図である。 すなわち、衛生洗浄便座装置本体500は、腰掛便器300の上部後方の平坦面300Fに設置され、便座410が付設されている。また、便座410の上に、開閉自在の便蓋をさらに設けてもよすい。
図2は、このトイレ装置から便座410を取り外した状態を表す模式斜視図である。
本具体例の衛生洗浄便座装置本体500は、使用者が便座410に座った状態で水を噴射させて「おしり」などを洗浄することができる装置であり、商標名「ウォシュレット」などとして普及しているものと同様の機能を有する。なお、本願明細書において「水」とは冷水のみならず、温水も含むものとする。衛生洗浄便座装置本体500には、その他にも例えば、濡れた「おしり」を乾かす「温風乾燥機能」や、便座410を暖める「便座暖房機能」、腰掛便器内の臭いを除去する「脱臭機能」などを設けることができる。また、使用者の接近を検知して便蓋400を自動的に開き、使用者がいなくなると便蓋400を自動的に閉じる「オート開閉機能」を設けることもできる。これらの機能は、衛生洗浄便座装置本体500に設けられた操作部(図示せず)を適宜操作することにより実行・設定でき、また、トイレの壁面などに設置されたリモコン(図示せず)を操作することにより実行させることも可能である。
またさらに、リモコン操作などにより腰掛便器300に洗浄水を流す「自動水洗機能」を、衛生洗浄便座装置本体500に付加してもよい。これは、ロータンク200やフラッシュバルブの排水機構を動作させる駆動機構を設け、この駆動機構を動作させる信号を衛生洗浄便座装置本体500から出力させて、腰掛便器300に自動的に洗浄水を流す機能である。
そして、本具体例においては、衛生洗浄便座装置本体500は水洗腰掛便器300の上部後方の平坦面に設置され、その前面510の下端が腰掛便器300のボウル310の縁にほぼ沿うように湾曲している。なおここで、「後方」とは、図1に表したように、通常ロータンク200やフラッシュバルブなどが設置される側であり、通常の使用態様において使用者からみて遠い側を意味する。そして、この湾曲した前面510は、便器300の上部平坦面300Fに対して垂直ではなく、前方すなわちボウル310に向けて傾斜した斜面を構成している。
この傾斜した前面510には、「おしり」を洗浄するための洗浄ノズルを出し入れするための開口部520が設けられている。開口部520には、塞ぎ板525が設けられ、洗浄ノズルは、この塞ぎ板525の裏側に収容されている。
図3は、比較例の衛生洗浄便座装置を表す模式図である。
すなわち、本比較例においては、衛生洗浄便座装置本体500は、腰掛便器300のボウル310に延出し、破線Aにて表したように、その一部を覆うように設けられている。このように衛生洗浄便座装置本体500がボウル310に延出していると、その裏側が溜水からの「跳ね」などにより汚れやすく、また、この延出した部分には、男性の小用の際などに小水がかかりやすくなる。
これに対して、図1及び図2に表した具体例においては、衛生洗浄便座装置本体500の下端はボウル310に殆ど延出せず、湾曲した前面510がボウル310の開口部の湾曲側壁面と略連続的な曲面を形成している。このように、衛生洗浄便座装置本体500の下端のボウル310への延出量を減らせば、汚れにくく、また、男性の小用の際などにも小水がかかりにくくなる。また、掃除の際にいちいち衛生洗浄便座装置本体500を腰掛便器300から取り外す手間が省け、掃除が極めて容易となる。またさらに、見た目にもすっきりとして、見栄えがよく、使用者に対して清潔感や衛生感を与え、快適な使い心地のトイレ装置を提供できる。
そしてさらに、本具体例によれば、衛生洗浄便座装置本体500の前面510を前方すなわちボウル310に向けて傾斜させることにより、洗浄ノズルの収納スペースを拡大することができる。
図4及び図5は、本具体例及び比較例の衛生洗浄便座装置の模式断面図である。
すなわち、図4(a)及び(b)は、それぞれ本発明及び比較例において、3段式の洗浄ノズルが衛生洗浄便座装置本体500内に収容された状態を表す。また、図5(a)及び(b)は、それぞれ本発明及び比較例において、この洗浄ノズルがボウル310内に進出した状態を表す。
洗浄ノズル530は、取り付け台532の上に設けられた第1シリンダ534と、第1シリンダ内に摺動自在に設けられた第2シリンダ536と、第2シリンダ内に摺動自在に設けられた第3シリンダ538と、を有する。第3シリンダ538の先端付近には、吐水口(図示せず)が設けられ、使用者の「おしり」などに向けて水を噴射可能とされている。
この洗浄ノズル530は、収納状態においては、図4(a)及び(b)に表したように、第3シリンダ538が第2シリンダ536内に収容され、第2シリンダ536は第1シリンダ534内に収容され、第1シリンダ534は、取り付け台532の上で後方に後退した位置にある。
ここで、比較例の衛生洗浄便座装置本体500は、ボウル310に面した前面510が、便器300の平坦面300Fに対して垂直に形成されている。本発明と比較例の衛生洗浄便座装置本体500を比べると、図4(a)及び(b)から明らかなように、本体500の底面の奥行きDを同一にした時に、ケース内に斜めに収納される洗浄ノズルの収納サイズが異なる。つまり、本発明によれば、前面510を垂直から前方に45度以内、さらに好ましくは20度程度、傾斜させることより、収納サイズL1を比較例の収納サイズL2よりも長くすることができる。つまり、本発明によれば、取り付け台532や第1乃至第3シリンダ534〜538をそれぞれ長くすることができ、同時にこれらのスライド量も大きくすることができる。
その結果として、本発明によれば、余裕をもって遠い位置まで洗浄ノズルを進出させることができる。
すなわち、使用状態においては、図5(a)及び(b)に表したように、第1シリンダ534は取り付け台532の上で前方に前進し、また、第2シリンダ536、第3シリンダ538がそれぞれ前方に進出する。この時、本発明によれば、図5(a)に例示したように、取り付け台532の上での第1シリンダ534のストロークには余裕S1があり、また第1シリンダ534に対する第2シリンダ536のストロークについても余裕S2がある。従って、比較例と比べて、本発明によれば、ノズルの「がたつき」や先端の「位置ずれ」などが少なく、ノズルをより遠くまで進出させることも可能となる。
また一方、本発明によれば、衛生洗浄便座装置本体500の前面510を垂直から前方に20度乃至45度程度、傾斜させることにより、男性の小用時に、前面510を視線から隠すことが可能となる。衛生洗浄便座装置本体500の前面510はボウル310に面しているために、溜め水や洗浄ノズルからの洗浄水の「はね」などが付着しやすく、汚れが目立つ場合がある。便座410を下ろした状態においては、図1に例示した如く、衛生洗浄便座装置本体500の前部は便座410の下に隠れるが、男性の小用時の際に便座410を上げると、衛生洗浄便座装置本体の前面510が露出する。
このような場合でも、図6に表したように、本発明によれば、衛生洗浄便座装置本体の前面510を前方に傾斜させることにより、前面510に付着した汚れを使用者100の視線から隠すことができる。その結果として、不快感などが生ずることなく、快適な使用感が得られる。なお、掃除の際には、便器300の傍でかがんだりしゃがんだりすることにより、前面510を簡単に拭いたりでき、清掃性も良好である。
なお、衛生洗浄便座装置本体500の前面510を垂直から前方に20度程度傾斜させた場合には、傾斜した前面510によりボウル310が隠れる領域を小さくできるので、ボウル310の後方部分の清掃性を高めることができる。
図7は、本発明の実施の形態の第2の具体例の衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式斜視図である。なお、同図においては、便座や便蓋は、便宜上省略した。
本具体例においては、衛生洗浄便座装置本体500のボウル310に面した前面510のうちで、中央付近510Cは前方に傾斜した傾斜面とされているが、両端付近510Eにおいては、便器300の上部平坦面300Fに対してほぼ垂直な面とされている。
このようにすれば、洗浄ノズルを収容するスペースは確保しつつ、左右両側(510E)におけるボウル310の開口を狭めることがなく、デザイン的な開放感に優れる。
図8は、本発明の実施の形態の第3の具体例の衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式斜視図である。なお、同図においても、便座や便蓋は、便宜上省略した。
本具体例においては、衛生洗浄便座装置本体500のボウル310に面した前面510は略平面状とされている。そして、前面510は前方に傾斜した傾斜面とされている。このようにしても、図4及び図5に関して前述したように洗浄ノズルの収容スペースを確保でき、また、図6に関して前述したように、男性の小用時に前面510を視線から隠すことにより汚れなどが目立たない衛生洗浄便座装置を提供することができる。
次に、本実施形態の衛生洗浄便座装置に設けることができる「捨て水」の排水経路について説明する。
図9は、捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式断面図である。
また、図10は、この衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。
すなわち、衛生洗浄便座装置本体500の中には、洗浄ノズル530にお湯や水を供給する水路系が内蔵されている。この水路系において、水分を外部に排出する必要が生ずる場合がある。また、洗浄ノズル530を動作させる際にも、衛生洗浄便座装置本体500の中で吐水させる場合がある。これらの場合、水やお湯を「捨て水」として衛生洗浄便座装置本体500の外に排出する必要がある。
本具体例においては、これらの場合に備えて、前面510の塞ぎ板525の下に排水口591が設けられている。そして、「捨て水」の排水チューブ592が排水口591に配設され、また排水口591の直下には排水路590が設けられている。排水チューブ592は、衛生洗浄便座装置本体500の内部の「捨て水」の発生源に接続されている。このような発生源としては、例えば以下の要素を挙げることができる。
まず、水を加熱するための熱交換タンクに設けられた「水抜き弁」を挙げることができる。これは、メンテナンスなどの際に熱交換タンクから水を抜くための弁である。次に、水路上で調圧弁の2次側に設けられた「安全弁」を挙げることができる。これは、調圧弁が故障して水路の2次圧が上昇した時に、系外に水を放出するための弁である。また、「バキュームブレーカ」を挙げることができる。これは、熱交換タンクに付設され、水が洗浄ノズルの方向から逆流した時に、逆流水を系外に放出するための要素である。
排水チューブ592は、これらの各要素に接続され、必要に応じて水またはお湯を、排水口591に排水可能としている。なお、図10においては、3本の排水チューブ592が配設された具体例を表したが、排水チューブ592の数や配置については、衛生洗浄便座装置本体500の構造に応じて適宜決定することができる。
また、排水口591は、洗浄ノズルからの「捨て水」も排出可能とされている。すなわち、洗浄ノズル530から温水を吐水させる場合、予め衛生洗浄便座装置本体500の中で吐水口から吐水させて水路内の冷水を排出させることがある。また、洗浄ノズル530による洗浄が終了した時、衛生洗浄便座装置本体500の中で吐水口から吐水させることにより、吐水口の周辺の異物の付着を防止できる。さらにまた、洗浄の前後に、衛生洗浄便座装置本体500の中で、洗浄室に囲まれた状態で吐水させることにより、洗浄ノズルの外周を洗浄することができる。
洗浄ノズルに関するこれらの動作に対応して、衛生洗浄便座装置本体500の中で「捨て水」が発生する。これに対して、本具体例によれば、洗浄ノズル530の前面下方に排水口591を設けることにより、洗浄ノズル530から生じた「捨て水」を外部に排水できる。
排水路590は、排水口591から排出された「捨て水」をボウル310に導くように、衛生洗浄便座装置本体500の前面510から鉛直下方に延在して形成されている。このような排水口591、排水チューブ592及び排水路590を設けることにより、「捨て水」が衛生洗浄便座装置本体500の内部に残留することを防ぎ、また、「捨て水」が排出される際に、衛生洗浄便座装置本体500と腰掛便器300との隙間に浸入することを防ぐことができる。
またさらに、このように下方に延在した排水路590を設けることにより、衛生洗浄便座装置本体500を腰掛便器300に取り付ける際に、「位置決め」を容易にできるという効果も得られる。すなわち、衛生洗浄便座装置本体500を腰掛便器300の平坦面300Fの上に載せ、後方(ボウル310から遠ざかる方向)に押して、排水路590がボウル310の側壁面に当接した位置を衛生洗浄便座装置本体500の取り付け位置とすることができる。この状態において、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端は、ボウル310の開口部の側壁面とほぼ同一面の位置にある。つまり、排水路590をボウル310の側壁面に当接させることにより、衛生洗浄便座装置本体500を理想的な位置に簡単に位置決めすることができる。
図11は、捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500の第2の具体例を例示する模式断面図である。
また、図12は、この衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。
本具体例の場合、「捨て水」の排水チューブ592は、衛生洗浄便座装置本体500の前面510において、塞ぎ板525の横の上部に設けられた排水口593に接続されている。そして、排水路590は、排水口591の下方から排水口593の下方に亘って設けられ、これら排水口591、593から放出された「捨て水」をボウル310の中に導くようにされている。
本具体例によれば、排水チューブ592が排水口591を塞ぐことがなく、洗浄ノズルからの「捨て水」を排水口591から円滑に排水できる。また、図6に関して前述したように、前面510を前方に傾斜させることにより便器の前に立った状態の使用者の視線から前面510を隠すことが可能である。このため、本具体例のように「捨て水」の排水口593を前面510の上部に設けてもそれほど目立たず、デザイン的にも問題は生じない。
図13は、捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500の第3の具体例を例示する模式断面図である。
また、図14は、この衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。
本具体例の場合、「捨て水」の排水チューブ592は、衛生洗浄便座装置本体500の前面510において、塞ぎ板525の横の下方に設けられた排水口594に接続されている。そして、排水路590は、排水口591の下方から排水口594の下方に亘って設けられ、これら排水口591、594から放出された「捨て水」をボウル310の中に導くようにされている。
本具体例においても、排水チューブ592が排水口591を塞ぐことがなく、洗浄ノズルからの「捨て水」を排水口591から円滑に排水できる。また、本具体例によれば、排水チューブ592の排水口594を下方に設けることにより、「捨て水」の抜けをよくすることができる。
次に、本実施形態の衛生洗浄便座装置に設けることができる脱臭装置について説明する。 図15は、脱臭装置の一例を説明するための模式図である。
すなわち、同図(a)は、脱臭装置の平面構成図、同図(b)は、脱臭装置の正面図、同図(c)は、脱臭装置の側面図である。
本具体例の脱臭装置550は、図1、図2及び図7に関して前述したように湾曲した前面510を有する衛生洗浄便座装置本体500に取り付け可能なものである。脱臭装置550は、スライド可能な脱臭ノズル552と、脱臭ノズルを収容する本体部556と、本体部の後段に設けられた排気ファン560と、排気ファンの排出口に設けられた触媒部562と、を有する。脱臭ノズル552は、先端に設けられた蓋553と、周側面に設けられたフィルタ554と、を有する。フィルタ554は、主にホコリなどを取り除く役割を有し、例えば0.3〜1.0メッシュ程度の網目状のものを用いることができる。蓋553には、吸気のための開口は設けられていない。
脱臭装置の使用状態においては、図15(a)に表したように、脱臭ノズル552はボウル310に向けて側方から突出し、周側面のフィルタ554を介してボウル310内の空気を吸引する。排気ファン560の作用によりフィルタ554から吸引されたボウル310内の空気は、本体部556、排気ファン560を介して触媒部562に達する。触媒部562においては、例えば酸素やオゾンなどの作用により、吸気に含まれ臭気の原因となる有機ガス成分を分解あるいは吸着して臭気を除去する。臭気が除去された排気は、衛生洗浄便座装置本体500の背面に設けられた排気口から排出される。
一方、脱臭ノズル552は、収納状態においては、図15(a)に矢印Aで表した方向にスライドして衛生洗浄便座装置本体500の中に収納される。この時、蓋553が衛生洗浄便座装置本体の湾曲した前面510と一体的な曲面を構成し、衛生洗浄便座装置本体500の内部や脱臭装置550を保護して、小水や汚れの浸入を防止する。
図16は、脱臭ノズル552の駆動機構を例示する模式図である。
すなわち、本体部556にモータ557が設けられ、ボールネジ558を回転駆動可能とされている。一方、脱臭ノズル552には、ボールネジ558と螺合する軸受け555が設けられている。モータ557がボールネジ558を回転させると、その回転方向に応じて軸受け555に摺動方向の駆動力が作用し、脱臭ノズル552が所定の方向にスライドする。
図17は、本具体例の脱臭装置550の動作を例示するフローチャートである。
すなわち、待機状態においては、脱臭ノズル552は、図15(a)の矢印Aの方向にスライドして衛生洗浄便座装置本体500の中に収納されている(ステップS102)。そして、使用者がトイレ装置の便座410に座ると、衛生洗浄便座装置本体500に設けられた着座センサ502(図1参照)がこれを検知する(ステップS104)。
すると、衛生洗浄便座装置本体500に内蔵された制御部(図示せず)の指令により、脱臭ノズル552がスライド進出して図15(a)に表した状態となる(ステップS106)。続けて、排気ファン560が低速動作を開始する(ステップS108)。つまり、ボウル310の中の空気は排気ファン560により吸引され、触媒部562により臭気が除去されて排出される。
次に、使用者がトイレ装置の便座410から立ち上がると、着座センサ502が非検知となる(ステップS110)。
すると、排気ファン560は高速運転を開始する(ステップS112)。これにより、使用者が立ち上がった直後のボウル310内の臭気を上方に逃がすことなく脱臭装置に吸引し、脱臭することができる。
一定時間の間、高速運転により脱臭したら(ステップS114)、排気ファン560を停止し(ステップS116)、脱臭ノズル552を図15(a)の矢印Aの方向にスライドさせて衛生洗浄便座装置本体500の中に収納する(ステップS118)。このようにして、再び待機状態に戻る(ステップS120)。
以上説明したように、本具体例によれば、使用者の着座と連動して脱臭ノズル552が、湾曲した前面510の側方からボウル310内に進出し、確実かつ迅速に脱臭動作を開始できる。また一方、例えば、男性の小用の際などは、脱臭ノズル552は衛生洗浄便座装置本体500の中に収納され、湾曲した前面510と一体的な曲面を構成する蓋553によって保護された状態にある。従って、小水や汚れの浸入を防ぐことができ、かつ見栄えもすっきりとして使用感に優れたトイレ装置を実現できる。
次に、本実施形態のトイレ装置に設けることができる温風乾燥装置について説明する。
図18は、温風乾燥装置の一例を説明するための模式図である。
すなわち、同図(a)は、温風乾燥装置の側面構成図、同図(b)は、温風乾燥装置の平面図、同図(c)は、温風乾燥装置の正面図である。
温風乾燥装置570は、送風ファン572と、その排出側に設けられたヒータ部574と、その下流に設けられた送風路576と、を有する。送風ファンは、衛生洗浄便座装置本体500の背面側から空気を取り込み、ヒータ部574に送風する。ヒータ部574において暖められた空気は、送風路576に送出される。送風路576は、洗浄ノズル530の両側に分岐して設けられている。これら送風路576から放出される温風は、衛生洗浄便座装置本体500の開口部520を介して、使用者の「おしり」に向けて放出される。このようにして、洗浄ノズル530により洗浄した後の濡れた「おしり」などに温風をあてることにより、迅速に乾燥させることができる。
またこの時、開口部520に設けられた塞ぎ板525の角度を制御することにより、温風の向きを調節することができる。すなわち、図18(a)に表したように、洗浄ノズル530が進出する際にはノズルに干渉しないように、塞ぎ板525の開き角度を大きくし、一方、温風を送る時には塞ぎ板525の開き角度を小さくして温風の向きを調節することができる。
図19は、塞ぎ板525の作用を説明するための模式図である。
すなわち、送風ファン572やヒータ部574のサイズや配置を考慮すると、送風路576の形状を工夫した場合でも、温風を水平方向に放出させることは容易ではなく、図19に表したように、温風は斜め下に向けて放出されてしまう。しかし、これでは、便座410に座った使用者の「おしり」に効率的に温風があたらない。
これに対して、塞ぎ板525の開き角度を制御することにより、送風路576から放出された温風を「おしり」の方向に導くことができる。特に、本実施形態においては、図1乃至図7に関して前述したように、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端はボウル310を覆わず、ボウル310の開口部の湾曲側壁面まで(ボウル310から遠ざかる方向)後退し、さらに前方に傾斜している。従って、図3に例示した比較例よりも、遠い位置から破線矢印W1で表したように下方に向けて温風が送出される傾向が強い。
これに対して、本具体例によれば、塞ぎ板525を温風の「ガイド」として利用し、その開き角度を制御することにより、矢印W2で表したように、温風を確実かつ容易に「おしり」にあてることができる。
また本具体例においては、塞ぎ板525の開き角度に応じて温風の方向を変えることができるので、例えば、使用者が塞ぎ板525の開き角度を調節することにより、使用者の好みに応じた方向に温風を向けることができる。またさらに、塞ぎ板525の開き角度を周期的に変化させることにより温風の方向を周期的に変化させて、「おしり」の広い範囲にむらなく温風があたるようにすることもできる。
図20は、塞ぎ板525の開閉機構を例示する模式図である。
すなわち、本具体例においては、リニアアクチュエータ526が設けられ、矢印Aの方向に駆動する。塞ぎ板525は、スプリング(図示せず)などにより開く方向に付勢されている。そして、塞ぎ板525の裏面に設けられた凸部525Pを、リニアアクチュエータ526の下端の凸部526Pで押すことにより、塞ぎ板525を閉じたり、また所定の角度まで開くことができる。
例えば、同図において、リニアアクチュエータの凸部526Pが最も下がった位置A1にある時、塞ぎ板525は完全に閉じた状態P1にある。そして、リニアアクチュエータの凸部526Pが上昇して位置A2にある時、塞ぎ板525は水平に近い角度まで開いた状態P2となる。例えばこの状態において、温風乾燥装置570から送出される温風を使用者の「おしり」に向けてガイドすることができる。また、リニアアクチュエータの凸部526Pがさらに上昇して位置A3にある時、塞ぎ板525はさらに開いた状態P3となる。この状態において、洗浄ノズル530が干渉せずに進出することができる。
また、本具体例において、温風を送出する際に、リニアアクチュエータの凸部526Pを所定の範囲で上下運動させれば、塞ぎ板525の開き角度を周期的に変化させて「おしり」の広い範囲にむらなく温風をあてることもできる。
なお、図20に表した駆動機構は一例に過ぎず、塞ぎ板525を開閉させる機構としては、各種のものを用いることができる。例えば、洗浄ノズル530を進出させるためのモータの出力を利用して塞ぎ板525を開閉させてもよい。
また一方、洗浄ノズル530により塞ぎ板525の開き角度を調節してもよい。すなわち、塞ぎ板525をスプリングなどで閉じた位置に付勢しておき、洗浄ノズル530で塞ぎ板525を押して開けるようにすることができる。この場合には、洗浄ノズル530の進出量により塞ぎ板525の開き角度を調整できる。
図21は、洗浄ノズルと温風乾燥装置による洗浄・温風乾燥動作のシーケンスの一例を表すフローチャートである。
まず、待機状態においては、洗浄ノズル530は収納状態にあり、塞ぎ板525は閉じられている(ステップS202)。
そして、使用者が便座410に座り、衛生洗浄便座装置本体500やリモコンを操作して吐水スイッチをオンする(ステップS204)と、塞ぎ板525がまず吐水位置(図20:P3)まで開く(ステップS206)。なおこの時、衛生洗浄便座装置本体500に設けられた着座センサ502(図1参照)が検知状態である場合のみ、洗浄ノズルの動作が許可されるようにしてもよい。
塞ぎ板525が開くと、洗浄ノズル530が進出し、吐水を開始する(ステップS208)。そして、使用者が吐水スイッチをオフにする(ステップS210)と、吐水が停止し洗浄ノズル530が収納され(ステップS212)、塞ぎ板525が閉じる(ステップS214)。
次に、使用者が温風スイッチをオンにする(ステップS216)と、塞ぎ板525が温風位置(図20:P2)まで開く(ステップS218)。そして、ヒータ部574と送風ファン572に通電され(ステップS220)、温風が使用者の「おしり」などに向けて放出される。
使用者が温風スイッチをオフにする(ステップS222)と、ヒータ部574と送風ファン572の通電が終了し(ステップS224)、塞ぎ板525が閉じられて(ステップS226)、待機状態に戻る(ステップS228)。
次に、本実施形態のトイレ装置の衛生洗浄便座装置本体500の筺体の構造について説明する。
図22は、衛生洗浄便座装置本体500の筺体の構造を説明するための模式断面図である。すなわち、図22(a)は、本実施形態において用いることができる筺体の一例を表し、図22(b)は、比較例の筺体を表す。
まず、図22(b)に表した比較例について説明すると、この筺体は、ケースカバー602とケースプレート604とからなる。ケースカバー602とケースプレート604とは、前面510の下端と、背面の中央付近で分割されている。つまり、筺体の継ぎ目が、前面510の下端に設けられている。
しかし、この構造の場合、図22(b)に矢印で表したように、腰掛便器300と筺体との隙間に浸入した水分Hがこの継ぎ目に浸入しやすい。
これに対して、図22(a)に表した具体例の場合、ケースカバー602とケースプレート604とは、下面の中央付近と、背面の上端付近で分割されている。つまり、筺体の継ぎ目は、下面の中央付近に後退して設けられている。このような構造とすれば、腰掛便器300の上面と筺体との隙間に水分Hが浸入しても、この継ぎ目まで進出することは容易でなく、継ぎ目への水分Hの浸入を抑制できる。またさらに、本具体例の構造によれば、防水用のパッキンを前面510の下端に取り付けることも容易となる。
図23は、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端にパッキンを取り付けた具体例を表す模式断面図である。
図23(a)に表した具体例の場合、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端に、略チューブ状のパッキン606が設けられている。
また、図23(b)に表した具体例の場合、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端に、前方に向けて鋭角的に突出したパッキン608が設けられている。
これらパッキン606、608は、例えば、合成ゴム系などの弾性材料により形成され、腰掛便器300の上面と衛生洗浄便座装置本体500との隙間への水分の浸入を阻止する役割を有する。なお、これらのパッキン606、608は、図1乃至図7に関して前述したようにボウル310の側壁面と略連続的な湾曲した前面510を有する衛生洗浄便座装置本体500にも、また、図8などに関して前述したように平面状の前面510を有する衛生洗浄便座装置本体500にも取り付け可能である。また、パッキン608を腰掛便器300及び衛生洗浄便座装置本体500と同系色とすれば、目立たずに見栄えもよい。
図24は、本実施形態において設けることができるパッキンの他の具体例を表す模式断面図である。
すなわち、本具体例においては、衛生洗浄便座装置本体500の前面510の中央付近に片状のパッキン610が取り付けられている。このパッキン610は、前面510に沿って下方に延在し、腰掛便器300と衛生洗浄便座装置本体500との隙間を塞ぐことにより水分の浸入を抑制する。また、このようなパッキン610を設けることにより、汚れが隙間に詰まることがなく、例えば、雑巾などで表面を拭くことにより汚れを簡単に取り除くことができる。
またこの時、図25に例示した如く、弾性材料からなるパッキン610に「内巻き」となるように付勢力を与えると、腰掛便器のボウル310の側壁面の形状に沿って密着し、水分の浸入をより確実に阻止できるとともに、見栄えもよくなる。
またさらに、図26及び図27に例示した如く、パッキン610の先端をボウル310の開口形状に合わせて切断してもよい。すなわち、腰掛便器のボウル310の開口形状は機種に応じて種々である。これに対して、パッキン610の先端を適宜切断してボウル310の開口形状に合わせることができれば、広範な形式の腰掛便器に衛生洗浄便座装置本体500を取り付けて防水構造を確保でき、便利である。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、図1乃至図27に関して前述した特徴部分は、技術的な可能な範囲においていかようにも組合せることができ、これら組合せにより得られたトイレ装置についても、本発明の要旨を含む限りにおいて本発明の範囲に包含される。
また、本発明のトイレ装置に含まれる洗浄ノズル、脱臭装置、温風乾燥装置、着座センサ、筺体、リモコン、腰掛便器、ロータンクなどの各要素については、当業者が適宜設計変更することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができるものも本発明の要旨を含む限り、本発明の範囲に包含される。
その他、本発明の実施の形態として上述したトイレ装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施しうるすべてのトイレ装置も同様に本発明の範囲に属する。
本発明の実施の形態の第1の具体例の衛生洗浄便座装置の模式斜視図である。 本実施形態のトイレ装置から便座410を取り外した状態を表す模式斜視図である。 比較例の衛生洗浄便座装置を表す模式図である。 本具体例及び比較例の衛生洗浄便座装置の模式断面図である。 本具体例及び比較例の衛生洗浄便座装置の模式断面図である。 衛生洗浄便座装置本体の前面510を前方に傾斜させることにより、前面510に付着した汚れを使用者の視線から隠すことができることを表す模式図である。 本発明の実施の形態の第2の具体例の衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式斜視図である。 本発明の実施の形態の第3の具体例の衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式斜視図である。 捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500を例示する模式断面図である。 衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。 捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500の第2の具体例を例示する模式断面図である。 衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。 捨て水の排水経路が設けられた衛生洗浄便座装置本体500の第3の具体例を例示する模式断面図である。 衛生洗浄便座装置本体500の模式正面図である。 脱臭装置の一例を説明するための模式図であり、同図(a)は、脱臭装置の平面構成図、同図(b)は、脱臭装置の正面図、同図(c)は、脱臭装置の側面図である。 脱臭ノズル552の駆動機構を例示する模式図である。 本発明の具体例の脱臭装置550の動作を例示するフローチャートである。 温風乾燥装置の一例を説明するための模式図であり、同図(a)は、温風乾燥装置の平面構成図、同図(b)は、温風乾燥装置の正面図、同図(c)は、温風乾燥装置の側面図である。 塞ぎ板525の作用を説明するための模式図である。 塞ぎ板525の開閉機構を例示する模式図である。 洗浄ノズルと温風乾燥装置による洗浄・温風乾燥動作のシーケンスの一例を表すフローチャートである。 図22は、衛生洗浄便座装置本体500の筺体の構造を説明するための模式断面図である。 衛生洗浄便座装置本体500の前面510の下端にパッキンを取り付けた具体例を表す模式断面図である。 本実施形態において設けることができるパッキンの他の具体例を表す模式断面図である。 弾性材料からなるパッキン610に「内巻き」となるように付勢力を与えることを表した模式図である。 パッキン610の先端をボウル310の開口形状に合わせて切断した模式図である。 パッキン610の先端をボウル310の開口形状に合わせて切断した模式図である。
符号の説明
200 ロータンク

300 腰掛便器

300F 平坦面

310 ボウル

400 便蓋

410 便座

500 衛生洗浄便座装置本体

502 着座センサ

510 前面

510C 中央付近

510E 両端付近

520 開口部

525 塞ぎ板

525P 凸部

526 リニアアクチュエータ

526P 凸部

530 洗浄ノズル

532 取り付け台

534〜538 シリンダ

550 脱臭装置

552 脱臭ノズル

553 蓋

554 フィルタ

555 軸受け

556 本体部

557 モータ

558 ボールネジ

560 排気ファン

562 触媒部

570 温風乾燥装置

572 送風ファン

574 ヒータ部

576 送風路

590 排水路

591 排水口

592 排水チューブ

593、594 排水口

602 ケースカバー

604 ケースプレート

Claims (6)

  1. 進退自在な洗浄ノズルを内蔵した衛生洗浄便座装置であって、腰掛便器の上部平坦面に設けられる本体と、前記本体に付設された便座と、
    を備え、
    前記本体は、前記腰掛便器のボウルに面する前面を有し、
    前記前面は、前記ボウルに向けて傾斜した傾斜面を有し、
    前記洗浄ノズルを突出させる開口部が前記傾斜面に設けられ
    前記開口部の開口を閉塞可能な塞ぎ板が前記開口部に設けられ、
    前記洗浄ノズルからの捨て水を排出する第1の排水口が前記塞ぎ板の下に設けられ、
    前記洗浄ノズル以外からの水を排出する第2の排水口が前記塞ぎ板の横に設けられ、
    前記前面から下方に延在し、前記第1の排水口および前記第2の排水口から排出された水を前記ボウルに導く排水路が設けられたことを特徴とする衛生洗浄便座装置。
  2. 前記前面は、前記ボウルの一部を取り囲む湾曲面を有することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄便座装置。
  3. 前記前面は、略平面状であることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄便座装置。
  4. 前記本体は、前記前面と対向する背面と前記腰掛便器の前記上部平坦面に面する底面の一部とが一体成形されたケースプレーと、前記傾斜面と前記腰掛便器の前記上部平坦面に面する底面の一部とが一体成形されたケースカバーと、を含む筺体を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置。
  5. 腰掛便器と、
    請求項1〜のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置と、
    を備えたことを特徴とするトイレ装置。
  6. 腰掛便器と、
    請求項1または2に記載の衛生洗浄便座装置と、
    を備え、
    前記前面は、前記ボウルの側壁面と略連続する湾曲面を有することを特徴とすトイレ装置。
JP2005104907A 2005-03-31 2005-03-31 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 Expired - Fee Related JP4728029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104907A JP4728029B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104907A JP4728029B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006283397A JP2006283397A (ja) 2006-10-19
JP4728029B2 true JP4728029B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=37405594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005104907A Expired - Fee Related JP4728029B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4728029B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017048557A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社Lixil 便器装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240360A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Aisin Seiki Co Ltd 人体局部洗浄装置
JP5236229B2 (ja) * 2007-08-06 2013-07-17 アイシン精機株式会社 局部洗浄装置
JP5125402B2 (ja) * 2007-10-22 2013-01-23 株式会社Lixil トイレ装置
WO2009107807A1 (ja) * 2008-02-29 2009-09-03 Toto株式会社 トイレ装置
JP5477528B2 (ja) * 2008-11-13 2014-04-23 Toto株式会社 トイレ装置
JP6069859B2 (ja) * 2012-03-21 2017-02-01 アイシン精機株式会社 取付装置
JP6176367B2 (ja) * 2016-06-16 2017-08-09 アイシン精機株式会社 取付装置
JP6176366B2 (ja) * 2016-06-16 2017-08-09 アイシン精機株式会社 取付装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227839Y2 (ja) * 1988-01-26 1990-07-26
JPH04105173U (ja) * 1991-01-22 1992-09-10 小糸工業株式会社 衛生洗浄装置におけるノズル収容部の構造
JPH0630940Y2 (ja) * 1988-08-30 1994-08-22 愛知電機株式会社 衛生洗浄装置
JP2003129548A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Inax Corp 便座ボックスの設置構造
JP2003339578A (ja) * 2002-05-30 2003-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 便座装置
JP2004108076A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227839Y2 (ja) * 1988-01-26 1990-07-26
JPH0630940Y2 (ja) * 1988-08-30 1994-08-22 愛知電機株式会社 衛生洗浄装置
JPH04105173U (ja) * 1991-01-22 1992-09-10 小糸工業株式会社 衛生洗浄装置におけるノズル収容部の構造
JP2003129548A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Inax Corp 便座ボックスの設置構造
JP2003339578A (ja) * 2002-05-30 2003-12-02 Aisin Seiki Co Ltd 便座装置
JP2004108076A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017048557A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社Lixil 便器装置
WO2017038744A1 (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社Lixil 便器装置
CN107949677A (zh) * 2015-08-31 2018-04-20 骊住株式会社 便器装置
US20180238037A1 (en) * 2015-08-31 2018-08-23 Lixil Corporation Toilet device
EP3346063A4 (en) * 2015-08-31 2019-05-22 LIXIL Corporation TOILET DEVICE
US10358808B2 (en) 2015-08-31 2019-07-23 Lixil Corporation Toilet device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006283397A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728029B2 (ja) 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置
JP5305065B2 (ja) トイレ装置
WO2009107807A1 (ja) トイレ装置
JP6874397B2 (ja) 衛生洗浄装置
WO2007114298A1 (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP2007315110A (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP2006283396A (ja) 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置
JP2006283400A (ja) 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置
JP4722528B2 (ja) トイレ装置
JP2010065455A (ja) 衛生洗浄装置
KR100697254B1 (ko) 좌변기 뚜껑에 장착된 세정장치
KR20100005081U (ko) 비데 및 변기
JP4693147B2 (ja) 便器装置
JP6839406B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2007285113A (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
CA2347273C (en) System for directly venting odour air from toilet bowl
JP3894458B1 (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP4600380B2 (ja) 便器
JP4832788B2 (ja) 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置
JP4215090B2 (ja) 便器
JP3894456B1 (ja) トイレ装置
JP2007270601A (ja) トイレ装置
JP7415315B1 (ja) 衛生洗浄装置
JP5120825B2 (ja) 便器と洗浄便座装置
JP2018016955A (ja) 便器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070720

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees