JP2003129548A - 便座ボックスの設置構造 - Google Patents
便座ボックスの設置構造Info
- Publication number
- JP2003129548A JP2003129548A JP2001329457A JP2001329457A JP2003129548A JP 2003129548 A JP2003129548 A JP 2003129548A JP 2001329457 A JP2001329457 A JP 2001329457A JP 2001329457 A JP2001329457 A JP 2001329457A JP 2003129548 A JP2003129548 A JP 2003129548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet seat
- seat box
- spring plate
- toilet
- western
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洋風便器周囲のスペースが小さくても便座ボ
ックスをトイレルームの壁にぶつけたりすることなく容
易に着脱することができる便座ボックスの設置構造を提
供する。 【解決手段】 便座ボックス取付部材３０に便座ボック
ス１０を取り付けるには、便座ボックス１０を上方から
該便座ボックス取付部材３０上に降下させ、第１係合部
４４と第１バネ板部３１とを係合させると共に、第２バ
ネ板部３２を間隙４７から便座ボックス１０内に差し込
み、その凸角部３２ｃを開口よりなる第２係合部４５に
係合させる。便座ボックス１０を取り外すには、該便座
ボックス１０を上方にやや力を込めて引き上げる。
ックスをトイレルームの壁にぶつけたりすることなく容
易に着脱することができる便座ボックスの設置構造を提
供する。 【解決手段】 便座ボックス取付部材３０に便座ボック
ス１０を取り付けるには、便座ボックス１０を上方から
該便座ボックス取付部材３０上に降下させ、第１係合部
４４と第１バネ板部３１とを係合させると共に、第２バ
ネ板部３２を間隙４７から便座ボックス１０内に差し込
み、その凸角部３２ｃを開口よりなる第２係合部４５に
係合させる。便座ボックス１０を取り外すには、該便座
ボックス１０を上方にやや力を込めて引き上げる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は便座ボックスを洋風
便器に取り付けるための取付構造に関するものであり、
特に便座ボックスを容易に着脱することができる便座ボ
ックスの設置構造に関するものである。
便器に取り付けるための取付構造に関するものであり、
特に便座ボックスを容易に着脱することができる便座ボ
ックスの設置構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、洋風便器に人体臀部を洗浄するた
めの温水洗浄装置を設置することが多くなってきてい
る。
めの温水洗浄装置を設置することが多くなってきてい
る。
【０００３】洋風便器に温水洗浄装置を設置する場合、
洋風便器の後部上面に便座ボックスを設置し、この便座
ボックス内に温水を噴出するためのノズル及び温水供給
機構が組み込まれると共に、更に必要に応じて温風乾燥
機構や脱臭機構等が組み込まれる。
洋風便器の後部上面に便座ボックスを設置し、この便座
ボックス内に温水を噴出するためのノズル及び温水供給
機構が組み込まれると共に、更に必要に応じて温風乾燥
機構や脱臭機構等が組み込まれる。
【０００４】このような洋風便器にあっては、とくに該
洋風便器を男子小用に使用した場合には、便座ボックス
の下面と洋風便器との間に尿が侵入し、臭気を発生させ
る原因となり易い。
洋風便器を男子小用に使用した場合には、便座ボックス
の下面と洋風便器との間に尿が侵入し、臭気を発生させ
る原因となり易い。
【０００５】そこで、この便座ボックスなどの便座支持
部材を洋風便器に着脱可能とし、便座ボックスを取り外
して洋風便器上面を入念に清掃できるようにする構造が
種々提案されている。
部材を洋風便器に着脱可能とし、便座ボックスを取り外
して洋風便器上面を入念に清掃できるようにする構造が
種々提案されている。
【０００６】便座支持部材を洋風便器に着脱自在に取り
付ける簡便な構造として、実公平２−２５３５７号公報
には、拡径変形可能な筒状弾性体を用いた構造が記載さ
れている。
付ける簡便な構造として、実公平２−２５３５７号公報
には、拡径変形可能な筒状弾性体を用いた構造が記載さ
れている。
【０００７】図４は、同号公報の構造を示す断面図であ
り、陶器製の洋風便器１に上下方向に取付孔２が貫設さ
れている。便蓋３Ａと便座３Ｂとが軸３Ｃによって回動
自在に取り付けられた便座支持部材３の下側に弾性材料
よりなる敷板４が敷設されている。この敷板４から一体
に筒状弾性体５が下方に突設されており、この筒状弾性
体５が取付孔２に挿通されている。
り、陶器製の洋風便器１に上下方向に取付孔２が貫設さ
れている。便蓋３Ａと便座３Ｂとが軸３Ｃによって回動
自在に取り付けられた便座支持部材３の下側に弾性材料
よりなる敷板４が敷設されている。この敷板４から一体
に筒状弾性体５が下方に突設されており、この筒状弾性
体５が取付孔２に挿通されている。
【０００８】便座支持部材３の上方からボルト６が該筒
状弾性体５内に挿入されている。このボルト６の先端側
は、筒状弾性体５の下端から下方に突出しており、この
ボルト６の先端側にナット７が螺着されている。
状弾性体５内に挿入されている。このボルト６の先端側
は、筒状弾性体５の下端から下方に突出しており、この
ボルト６の先端側にナット７が螺着されている。
【０００９】ボルト６を回してナット７を上方に螺進さ
せると、筒状弾性体５が上下方向に押し縮められること
により拡径変形し、該筒状弾性体５が取付孔２の内周面
に密着する。これにより、便座支持部材３が洋風便器１
に堅固に固定される。
せると、筒状弾性体５が上下方向に押し縮められること
により拡径変形し、該筒状弾性体５が取付孔２の内周面
に密着する。これにより、便座支持部材３が洋風便器１
に堅固に固定される。
【００１０】ボルト６を反対方向に回してナット７を下
降させると、筒状弾性体５がその弾性によって直筒形状
に復帰し、該筒状弾性体５が取付孔２に対し挿抜自在と
なる。そこで、便座支持部材３を洋風便器１から取り外
し、洋風便器１の上面を入念に清掃することが可能とな
る。清掃終了後は、筒状弾性体５を取付孔２に挿入し、
ナット６を締め込んで便座支持部材３を固定する。
降させると、筒状弾性体５がその弾性によって直筒形状
に復帰し、該筒状弾性体５が取付孔２に対し挿抜自在と
なる。そこで、便座支持部材３を洋風便器１から取り外
し、洋風便器１の上面を入念に清掃することが可能とな
る。清掃終了後は、筒状弾性体５を取付孔２に挿入し、
ナット６を締め込んで便座支持部材３を固定する。
【００１１】上記図３の便座支持部材の取付装置にあっ
ては、便座支持部材３を洋風便器１に対し着脱するに際
しては、ボルト６を回す必要があるが、このボルト回し
作業を行うには工具を用いて前かがみの中腰姿勢をとる
ことになり、作業が面倒である。特に、通常のトイレル
ームは半坪又はそれ以下の狭いものであると共に、便座
支持部材３の近くにロータンクが位置しており、作業し
にくい。
ては、便座支持部材３を洋風便器１に対し着脱するに際
しては、ボルト６を回す必要があるが、このボルト回し
作業を行うには工具を用いて前かがみの中腰姿勢をとる
ことになり、作業が面倒である。特に、通常のトイレル
ームは半坪又はそれ以下の狭いものであると共に、便座
支持部材３の近くにロータンクが位置しており、作業し
にくい。
【００１２】特開平１０−６０９７９号には、便座ボッ
クスの取付具をボルトによって洋風便器に固定してお
き、便座ボックスを洋風便器の前方側からスライドさせ
て取付具に弾性力によって係止させる構造が記載されて
いる。
クスの取付具をボルトによって洋風便器に固定してお
き、便座ボックスを洋風便器の前方側からスライドさせ
て取付具に弾性力によって係止させる構造が記載されて
いる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平１０−６０
９７９号の構造によると、便座ボックスを洋風便器の前
方に引いて取り外すと共に、取り外された便座ボックス
は洋風便器の前方側から後方に向かってスライドされて
取付具に係止される。このため、同号の構造にあって
は、洋風便器の前方に十分なスペースが必要である。こ
のスペースが狭いと、便座ボックスを引き出したときに
便座や便蓋の前端が洋風便器前方のトイレルーム壁面に
突き当たることがある。また、便座ボックスを取付具に
対して装着できないおそれもある。
９７９号の構造によると、便座ボックスを洋風便器の前
方に引いて取り外すと共に、取り外された便座ボックス
は洋風便器の前方側から後方に向かってスライドされて
取付具に係止される。このため、同号の構造にあって
は、洋風便器の前方に十分なスペースが必要である。こ
のスペースが狭いと、便座ボックスを引き出したときに
便座や便蓋の前端が洋風便器前方のトイレルーム壁面に
突き当たることがある。また、便座ボックスを取付具に
対して装着できないおそれもある。
【００１４】本発明は、洋風便器周囲のスペースが小さ
いときでも便座ボックスを容易に着脱することができる
便座ボックスの設置構造を提供することを目的とする。
いときでも便座ボックスを容易に着脱することができる
便座ボックスの設置構造を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明の便座ボックスの
設置構造は、洋風便器の後部上面に便座ボックス取付部
材を固定し、該便座ボックス取付部材に便座ボックスを
装着した便座ボックスの設置構造において、該便座ボッ
クス取付部材は、互いに近接する方向又は互いに離反す
る方向に弾性変形する第１バネ板部及び第２バネ板部と
を有しており、該便座ボックス取付部材には、該第１バ
ネ板部と係合する第１係合部と、該第２バネ板部と係合
する第２係合部とが設けられ、該第１係合部に該第１バ
ネ板部が断性的に係合し、該第２係合部に該第２バネ板
部が弾性的に係合していることを特徴とするものであ
る。
設置構造は、洋風便器の後部上面に便座ボックス取付部
材を固定し、該便座ボックス取付部材に便座ボックスを
装着した便座ボックスの設置構造において、該便座ボッ
クス取付部材は、互いに近接する方向又は互いに離反す
る方向に弾性変形する第１バネ板部及び第２バネ板部と
を有しており、該便座ボックス取付部材には、該第１バ
ネ板部と係合する第１係合部と、該第２バネ板部と係合
する第２係合部とが設けられ、該第１係合部に該第１バ
ネ板部が断性的に係合し、該第２係合部に該第２バネ板
部が弾性的に係合していることを特徴とするものであ
る。
【００１６】かかる便座ボックスの設置構造にあって
は、便座ボックス取付部材を洋風便器に取り付けてお
き、便座ボックスを上方から該便座ボックス取付部材上
に降ろしてその第１係合部及び第２係合部をそれぞれ便
座ボックス取付部材の第１バネ板部及び第２バネ板部と
係合させることにより、便座ボックスが洋風便器に設置
される。逆に、便座ボックスを洋風便器から取り外すと
きには、便座ボックスを上方に引き上げるだけでよい。
便座ボックスにある程度の力を込めて引き上げると、第
１及び第２バネ板部が弾性的に変形し、第１及び第２係
合部が第１及び第２バネ板部から外れ、便座ボックスが
上方に引き上げられ、取り外される。
は、便座ボックス取付部材を洋風便器に取り付けてお
き、便座ボックスを上方から該便座ボックス取付部材上
に降ろしてその第１係合部及び第２係合部をそれぞれ便
座ボックス取付部材の第１バネ板部及び第２バネ板部と
係合させることにより、便座ボックスが洋風便器に設置
される。逆に、便座ボックスを洋風便器から取り外すと
きには、便座ボックスを上方に引き上げるだけでよい。
便座ボックスにある程度の力を込めて引き上げると、第
１及び第２バネ板部が弾性的に変形し、第１及び第２係
合部が第１及び第２バネ板部から外れ、便座ボックスが
上方に引き上げられ、取り外される。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図１は実施の形態に係る便座ボック
スの設置構造を示す縦断面図、図２は便座ボックス取付
部材の斜視図、図３（ａ）はこの構造を備えた洋風便器
の斜視図、図３（ｂ）はスイッチパネルの平面図であ
る。
について説明する。図１は実施の形態に係る便座ボック
スの設置構造を示す縦断面図、図２は便座ボックス取付
部材の斜視図、図３（ａ）はこの構造を備えた洋風便器
の斜視図、図３（ｂ）はスイッチパネルの平面図であ
る。
【００１８】図３の通り、洋風便器１１の後部上面に設
置された便座ボックス１０は、洋風便器１１の便鉢の後
部上面に設置される本体１２と、本体１２から張り出す
張出部１３とを有し、この張出部１３の上面にスイッチ
パネル（銘板）１４が設けられている。
置された便座ボックス１０は、洋風便器１１の便鉢の後
部上面に設置される本体１２と、本体１２から張り出す
張出部１３とを有し、この張出部１３の上面にスイッチ
パネル（銘板）１４が設けられている。
【００１９】便座ボックス本体１２には、洗浄ノズル１
５，１６及び温風乾燥ファン（図示略）等が設けられて
いる。また、この本体１２には、便座１７、便蓋１８が
上下方向に回動可能に取り付けられている。１９は洋風
便器１１の最後部上面に設置されたロータンクを示す。
５，１６及び温風乾燥ファン（図示略）等が設けられて
いる。また、この本体１２には、便座１７、便蓋１８が
上下方向に回動可能に取り付けられている。１９は洋風
便器１１の最後部上面に設置されたロータンクを示す。
【００２０】張出部上面のスイッチパネル１４には、図
４（ｂ）に示す如く、肛門洗浄（シャワー洗浄）、ビデ
洗浄、温風乾燥等の作動をストップさせるストップスイ
ッチ２０、肛門洗浄用操作スイッチ（シャワースイッ
チ）２１、ビデ洗浄用操作スイッチ２２、温風を吹き出
させるドライスイッチ２３、洗浄の広がりを調整するた
めのワイド洗浄入／切スイッチ２４、洗浄位置前進スイ
ッチ２５、その後退スイッチ２６、便座の温度を調整す
るための便座温度調節スイッチ２７、洗浄強さを調整す
るダイヤル２８、シャワー等の水温を調整する温水温度
調節スイッチ２９等が配置されている。
４（ｂ）に示す如く、肛門洗浄（シャワー洗浄）、ビデ
洗浄、温風乾燥等の作動をストップさせるストップスイ
ッチ２０、肛門洗浄用操作スイッチ（シャワースイッ
チ）２１、ビデ洗浄用操作スイッチ２２、温風を吹き出
させるドライスイッチ２３、洗浄の広がりを調整するた
めのワイド洗浄入／切スイッチ２４、洗浄位置前進スイ
ッチ２５、その後退スイッチ２６、便座の温度を調整す
るための便座温度調節スイッチ２７、洗浄強さを調整す
るダイヤル２８、シャワー等の水温を調整する温水温度
調節スイッチ２９等が配置されている。
【００２１】この便座ボックス１０は便座ボックス取付
部材３０によって洋風便器１１に着脱自在に取り付けら
れている。この実施の形態では、便座ボックス取付部材
３０は、全体としてバネ鋼製の板材よりなる。この便座
ボックス取付部材３０は、前側（洋風便器１０の前後方
向において前側。以下、同様）に第１バネ板部３１を有
し、後側に第２バネ板部３２を有し、これらの間が平板
部３３，３４とこれら平板部３３，３４間のＷ字形断面
形状の屈伸部３５となっている。この屈伸部３５は、便
座ボックス１０を便座ボックス取付部材３０に係合させ
るときに前後方向に伸縮し、バネ板部３１，３２を便座
ボックスに係合させ易くするためのものである。平板部
３３には前後方向に長い長孔３６が２個設けられてお
り、この長孔３６に挿通されたボルト３７が洋風便器１
１の便座取付孔１１ａに挿通され、半球パッキン３８を
介してナット３９が該ボルト３７に締め込まれることに
より、該便座ボックス取付部材３０が洋風便器１１の後
部上面に固定される。
部材３０によって洋風便器１１に着脱自在に取り付けら
れている。この実施の形態では、便座ボックス取付部材
３０は、全体としてバネ鋼製の板材よりなる。この便座
ボックス取付部材３０は、前側（洋風便器１０の前後方
向において前側。以下、同様）に第１バネ板部３１を有
し、後側に第２バネ板部３２を有し、これらの間が平板
部３３，３４とこれら平板部３３，３４間のＷ字形断面
形状の屈伸部３５となっている。この屈伸部３５は、便
座ボックス１０を便座ボックス取付部材３０に係合させ
るときに前後方向に伸縮し、バネ板部３１，３２を便座
ボックスに係合させ易くするためのものである。平板部
３３には前後方向に長い長孔３６が２個設けられてお
り、この長孔３６に挿通されたボルト３７が洋風便器１
１の便座取付孔１１ａに挿通され、半球パッキン３８を
介してナット３９が該ボルト３７に締め込まれることに
より、該便座ボックス取付部材３０が洋風便器１１の後
部上面に固定される。
【００２２】上記の第１バネ板部３１は、平板部３４か
ら斜め前方に立ち上がる斜面部３１ａと、該斜面部３１
ａの上端から斜め後方に立ち上がる斜面部３１ｂとを備
えたものであり、前後方向の縦断面形状が略「く」字形
状となっている。
ら斜め前方に立ち上がる斜面部３１ａと、該斜面部３１
ａの上端から斜め後方に立ち上がる斜面部３１ｂとを備
えたものであり、前後方向の縦断面形状が略「く」字形
状となっている。
【００２３】符号３１ｃは斜面部３１ａ，３１ｂが交わ
る凸角部を示す。この凸角部３１ｃは、前方に向って凸
となっている。
る凸角部を示す。この凸角部３１ｃは、前方に向って凸
となっている。
【００２４】第２バネ板部３２は、平板部３３から垂直
上方に立ち上がる起立部３２ａと、該起立部３２ａの上
端から斜め後方に立ち上がる斜面部３２ｂと、該斜面部
３２ｂの上端から斜め前方に立ち上がる斜面部３２ｄと
を備えてなるものであり、前後方向の縦断面形状が略
「く」字形状となっている。符号３２ｃは斜面部３２
ｂ，３２ｄに交わる凸角部である。この凸角部３２ｃは
後方に向って凸となっている。
上方に立ち上がる起立部３２ａと、該起立部３２ａの上
端から斜め後方に立ち上がる斜面部３２ｂと、該斜面部
３２ｂの上端から斜め前方に立ち上がる斜面部３２ｄと
を備えてなるものであり、前後方向の縦断面形状が略
「く」字形状となっている。符号３２ｃは斜面部３２
ｂ，３２ｄに交わる凸角部である。この凸角部３２ｃは
後方に向って凸となっている。
【００２５】便座ボックス１０は、上蓋部４１と背板部
４２とが一体に合成樹脂にて射出成形され、これに対し
合成樹脂製の底蓋部４３がビス留めにより固着されたも
のである。この底蓋部４３には第１係合部４４が設けら
れ、上記背板部４２に開口よりなる第２係合部４５が設
けられている。第１係合部４４は、底蓋部４３から斜め
後方に立ち上がる斜面部４４ｂと、斜め下方に立ち下が
る斜面部４４ｃとを備えている。この斜面部４４ａ，４
４ｂの交叉隅部に対し第１バネ板部３１の凸角部３１ｃ
が係合可能である。
４２とが一体に合成樹脂にて射出成形され、これに対し
合成樹脂製の底蓋部４３がビス留めにより固着されたも
のである。この底蓋部４３には第１係合部４４が設けら
れ、上記背板部４２に開口よりなる第２係合部４５が設
けられている。第１係合部４４は、底蓋部４３から斜め
後方に立ち上がる斜面部４４ｂと、斜め下方に立ち下が
る斜面部４４ｃとを備えている。この斜面部４４ａ，４
４ｂの交叉隅部に対し第１バネ板部３１の凸角部３１ｃ
が係合可能である。
【００２６】開口よりなる第２係合部４５には凸角部３
２ｃが便座ボックス１０の内側から入り込む。なお、底
蓋部４３の後縁と背板部４２との間には、起立片３２ａ
が差し込まれた間隙４７が形成されている。
２ｃが便座ボックス１０の内側から入り込む。なお、底
蓋部４３の後縁と背板部４２との間には、起立片３２ａ
が差し込まれた間隙４７が形成されている。
【００２７】この便座ボックス取付部材３０に便座ボッ
クス１０を取り付けるには、便座ボックス１０を上方か
ら該便座ボックス取付部材３０上に降下させ、第１係合
部４４と第１バネ板部３１とを係合させると共に、第２
バネ板部３２を間隙４７から便座ボックス１０内に差し
込み、その凸角部３２ｃを開口よりなる第２係合部４５
に係合させるだけでよい。
クス１０を取り付けるには、便座ボックス１０を上方か
ら該便座ボックス取付部材３０上に降下させ、第１係合
部４４と第１バネ板部３１とを係合させると共に、第２
バネ板部３２を間隙４７から便座ボックス１０内に差し
込み、その凸角部３２ｃを開口よりなる第２係合部４５
に係合させるだけでよい。
【００２８】なお、バネ板部３１の凸角部３１ｃが第１
係合部４４に嵌まり、バネ板部３２の凸角部３２ｃが該
第２係合部４５に嵌まるときには、バチンという弾発音
と軽い衝撃が発生するので、便座ボックス１０の装着完
了を音や触感で確認することができる。
係合部４４に嵌まり、バネ板部３２の凸角部３２ｃが該
第２係合部４５に嵌まるときには、バチンという弾発音
と軽い衝撃が発生するので、便座ボックス１０の装着完
了を音や触感で確認することができる。
【００２９】便座ボックス１０を取り外すには、該便座
ボックス１０を上方にやや力を込めて引き上げ、バネ板
部３１，３２を係合部４４，４５から外して便座ボック
ス１０を持ち上げるだけでよい。
ボックス１０を上方にやや力を込めて引き上げ、バネ板
部３１，３２を係合部４４，４５から外して便座ボック
ス１０を持ち上げるだけでよい。
【００３０】このため、便座ボックス１０の着脱がきわ
めて簡単である。また、便座ボックス１０を上下させて
着脱するため、洋風便器１１の前方のスペースが狭くて
も便座ボックス１０を容易に着脱することができる。
めて簡単である。また、便座ボックス１０を上下させて
着脱するため、洋風便器１１の前方のスペースが狭くて
も便座ボックス１０を容易に着脱することができる。
【００３１】なお、上記実施の形態では、背板部４２か
ら凸角部３２ｃが突出しているので、便座ボックス１０
を取り外すときには該凸角部３２ｃを便座ボックス１０
内に押し込んで第２係合部４５との係合を解除し、上方
へ楽に持ち上げることができる。この凸角部３２ｃは便
座ボックス１０の背面から突出するため、目立たず、便
座ボックスの美観を損なうことがないと共に、無用な悪
戯を受けることもない。
ら凸角部３２ｃが突出しているので、便座ボックス１０
を取り外すときには該凸角部３２ｃを便座ボックス１０
内に押し込んで第２係合部４５との係合を解除し、上方
へ楽に持ち上げることができる。この凸角部３２ｃは便
座ボックス１０の背面から突出するため、目立たず、便
座ボックスの美観を損なうことがないと共に、無用な悪
戯を受けることもない。
【００３２】上記実施の形態では、バネ板部３１，３２
は前後方向に弾性変形するものとなっているが、洋風便
器の左右方向に弾性変形するものであってもよい。ま
た、バネ板部３１，３２は互いに離反方向に復元しよう
として便座ボックス１０と係合しているが、互いに接近
方向に復元しようとして便座ボックス１０と係合しても
よい。
は前後方向に弾性変形するものとなっているが、洋風便
器の左右方向に弾性変形するものであってもよい。ま
た、バネ板部３１，３２は互いに離反方向に復元しよう
として便座ボックス１０と係合しているが、互いに接近
方向に復元しようとして便座ボックス１０と係合しても
よい。
【００３３】上記実施の形態では、第２バネ板部３２
と、開口よりなる第２係合部４５は１個ずつ設けられて
いるが、複数個ずつ（例えば便座ボックス１０の背面の
左右に１個ずつ）設けられてもよい。第１バネ板部３１
と第１係合部も複数個ずつ設けられてもよい。
と、開口よりなる第２係合部４５は１個ずつ設けられて
いるが、複数個ずつ（例えば便座ボックス１０の背面の
左右に１個ずつ）設けられてもよい。第１バネ板部３１
と第１係合部も複数個ずつ設けられてもよい。
【００３４】
【発明の効果】以上の通り、本発明の便座ボックスの設
置構造によると、洋風便器周囲のスペースが小さくても
便座ボックスをトイレルームの壁にぶつけたりすること
なく容易に着脱することができる。
置構造によると、洋風便器周囲のスペースが小さくても
便座ボックスをトイレルームの壁にぶつけたりすること
なく容易に着脱することができる。
【図１】実施の形態に係る便座ボックスの設置構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】便座ボックス取付部材を示す断面図である。
【図３】便座ボックス付き洋風便器を示す斜視図とスイ
ッチパネルの平面図である。
ッチパネルの平面図である。
【図４】従来例を示す断面図である。
１，１１ 洋風便器
２，１１ａ 取付孔
１０ 便座ボックス
３０ 便座ボックス取付部材
３１ 第１バネ板部
３２ 第２バネ板部
４１ 上蓋部
４２ 背板部
４３ 底蓋部
４４ 第１係合部
４５ 第２係合部
４７ 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鷹股 憲
愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式
会社イナックス内
(72)発明者 深谷 裕康
愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式
会社イナックス内
(72)発明者 竹田 真人
愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式
会社イナックス内
(72)発明者 田中 伸幸
愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式
会社イナックス内
(72)発明者 吉原 美帆
愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式
会社イナックス内
Ｆターム(参考） 2D037 AA02 AA14
2D038 JC02
Claims (2)
- 【請求項１】 洋風便器の後部上面に便座ボックス取付
部材を固定し、該便座ボックス取付部材に便座ボックス
を装着した便座ボックスの設置構造において、 該便座ボックス取付部材は、互いに近接する方向又は互
いに離反する方向に弾性変形する第１バネ板部及び第２
バネ板部とを有しており、 該便座ボックス取付部材には、該第１バネ板部と係合す
る第１係合部と、該第２バネ板部と係合する第２係合部
とが設けられ、 該第１係合部に該第１バネ板部が断性的に係合し、該第
２係合部に該第２バネ板部が弾性的に係合していること
を特徴とする便座ボックスの設置構造。 - 【請求項２】 請求項１において、前記第１のバネ板部
及び第２バネ板部はそれぞれ前記方向に沿う縦断面がく
字形状となっていることを特徴とする便座ボックスの設
置構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001329457A JP3944628B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 便座ボックスの設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001329457A JP3944628B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 便座ボックスの設置構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003129548A true JP2003129548A (ja) | 2003-05-08 |
| JP3944628B2 JP3944628B2 (ja) | 2007-07-11 |
Family
ID=19145357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001329457A Expired - Fee Related JP3944628B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 便座ボックスの設置構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3944628B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006283397A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Toto Ltd | 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 |
| KR101226061B1 (ko) | 2004-04-01 | 2013-01-24 | 코울러캄파니 | 착탈가능한 변기 시트 조립체 |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329457A patent/JP3944628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101226061B1 (ko) | 2004-04-01 | 2013-01-24 | 코울러캄파니 | 착탈가능한 변기 시트 조립체 |
| JP2006283397A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Toto Ltd | 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 |
| JP4728029B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-07-20 | Ｔｏｔｏ株式会社 | 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3944628B2 (ja) | 2007-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4866793A (en) | Toilet anti-splash device | |
| US6470504B1 (en) | Splash preventing urinal | |
| US20090013454A1 (en) | Toilet seat elevator assembly | |
| JP2003129548A (ja) | 便座ボックスの設置構造 | |
| JP4591438B2 (ja) | 照明器具付き便器 | |
| JP5585006B2 (ja) | 衛生設備ユニット | |
| JP4211216B2 (ja) | 便座支持部材の取付装置 | |
| JP2004156344A (ja) | 便器洗浄装置 | |
| JP4525661B2 (ja) | 便器装置 | |
| JP4893048B2 (ja) | 洋式便器 | |
| JPH1161935A (ja) | カバーボックスの設置構造 | |
| JPH10113309A (ja) | 便座ユニット | |
| JP5272816B2 (ja) | 洋風便器の床固定構造 | |
| JP4258937B2 (ja) | 便座支持構造 | |
| JP2006055404A (ja) | 浴槽エプロンの水返し構造 | |
| JP4849108B2 (ja) | 便器 | |
| JP2000126091A (ja) | 着座式便器 | |
| JP2000316758A (ja) | 操作スイッチ付き又は操作スイッチ取付機能付き手摺 | |
| JP2000240130A (ja) | 装置ケースの便器への取付け構造 | |
| JPH05140978A (ja) | 便器の取付け構造 | |
| JP4626579B2 (ja) | 便器の手摺り取り付け構造 | |
| JP3549091B2 (ja) | 水栓器具 | |
| JP2005264544A (ja) | 手すり機能を備えたトイレ内手洗器 | |
| JPH08140876A (ja) | 浴 槽 | |
| JP2000126090A (ja) | 着座式便器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040622 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060324 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060515 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061102 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070326 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420 Year of fee payment: 4 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 Year of fee payment: 5 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |