JP2000240130A - 装置ケースの便器への取付け構造 - Google Patents

装置ケースの便器への取付け構造

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JP2000240130A
JP2000240130A JP4102799A JP4102799A JP2000240130A JP 2000240130 A JP2000240130 A JP 2000240130A JP 4102799 A JP4102799 A JP 4102799A JP 4102799 A JP4102799 A JP 4102799A JP 2000240130 A JP2000240130 A JP 2000240130A
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Takaya Minamiyama
貴哉 南山
Yasushi Sato
靖史 佐藤
Masato Suzuki
眞人 鈴木
Katsuyuki Okumura
勝之 奥村
Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Yoshihiro Nishizaki
喜弘 西崎
Yoshiro Matsushita
芳朗 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置ケースを簡単且つ確実に便器の後部に取
付けることができる。 【解決手段】 便器1の後部の上面に開口部2を設け
る。装置ケース3の下面後部に設けた係合部4を便器1
の後部の開口部2の後端縁部に係合する。装置ケース3
の前部を便器1の開口部2の前部付近に連結金具5を介
して固着具10により取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置ケースの便器
への取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から温水洗浄装置や、温風発生装置
等の諸装置を内装する装置ケースを便器の後部に取付け
るに当たっては、装置ケースの前後を便器の後部にそれ
ぞれボルト、ナット等により取付けている。
【0003】しかしながら、上記の従来例にあっては、
装置ケースの前後を便器の後部にそれぞれボルト、ナッ
ト等により取付けるため、ボルト、ナットによる取付け
箇所が多くて、取付け作業が面倒である。
【0004】そこで、装置ケースの前後方向の一部のみ
をボルト、ナット等により便器の後部に取付けることが
考えられるが、これだと、装置ケースの取付けが安定し
ないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、装置ケースを簡単且つ確実に
便器の後部に取付けることができ、また、左右方向の位
置決めができて左右方向に装置ケースがずれないように
取付けることができ、また、装置ケースの係合部を便器
の後部の開口部の後端縁部にスムーズに係合でき、ま
た、装置ケースが前後方向にずれないように取付けるこ
とができる装置ケースの便器への取付け構造を提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る装置ケースの便器への取付け構造は、便
器1の後部の上面に開口部2を設け、装置ケース3の下
面後部に設けた係合部4を便器1の後部の開口部2の後
端縁部に係合し、装置ケース3の前部を便器1の開口部
2の前部付近に連結金具5を介して固着具10により取
付けて成ることを特徴とするものである。このような構
成とすることで、装置ケース3を便器1に取付けるに当
たっては、装置ケース3の後部の係合部4を便器1の後
部の開口部2の後端縁部に係合し、装置ケース3の前部
のみを連結金具5を介して固着具10により取付けるの
みでよく、このように、固着具10による取付け箇所が
前部のみでよくて、取付けが容易となる。
【0007】また、係合部4が便器1の後部上面に設け
た開口部2の後端縁部に前方から係合され、便器1の後
部の上面に設けた開口部2の後端縁部に係合部4を係合
方向と直交する方向に位置決めするための位置決めリブ
6を設けることが好ましい。このような構成とすること
で、係合部4を前方から開口部2の後端縁部に係合した
場合に係合方向と直交する方向(つまり左右方向)に位
置決めして動かないようにできるものである。
【0008】また、係合部4が便器1の後部上面に設け
た開口部2の後端縁部に前方から係合されるように断面
L字状をしたL字状片7により構成され、L字状片7の
上面に沿ってリブ8を複数並設して構成してあることが
好ましい。このような構成とすることで、係合部7を便
器1の後部上面に設けた開口部2の後端縁部に前方から
差し込んで係合する際、陶器製の便器1の後端縁部の下
面に対して面状態で接しながら差し込まれるのではな
く、複数のリブが接しながら差し込まれることになっ
て、抵抗なくスムーズに係合部4を便器1の後部上面に
設けた開口部2の後端縁部に前方から係合できるもので
ある。
【0009】また、リブ8の横片部の上縁部が丸みを持
たせてあることが好ましい。このような構成とすること
で、リブ8を便器1の後部上面に設けた開口部2の後端
縁部に前方から差し込む際に、リブ8の上縁部の丸みを
持たせた部分の存在により抵抗なく差し込んで係合でき
ることになる。
【0010】また、装置ケース3の下面の前部に設けた
前ずれ防止部9を、便器1の後部の上面に開口部2の前
縁部に近接対向させることが好ましい。このような構成
とすることで、前ずれ防止部9により装置ケース3の前
における位置決めができるとともに装置ケース3の前方
へのずれを防止できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】図1、図2には便器1が示してある。便器
1は陶器製で便器1内には上方が開口90となったボウ
ル21が形成してあり、さらに便器1の後部の内部には
収納空所部11が設けてあり、便器1の後部の上面が開
口していて開口部2となっており、この開口部2が収納
空所部11の上方の開口となっており、収納空所部11
内には上方の開口部2から内部にケース本体12が内装
してある。ケース本体12の前壁には取付け孔13が設
けてあり、取付け孔13に回動且つ上下反転自在なトラ
ップ部16が挿入して取付けてあり、トラップ部16の
大部分がケース本体12内に配置されると共にトラップ
部16の前端部の接続部14がケース本体12から外部
に突出している。このトラップ部16の接続部14をボ
ウル21の後端部に形成したボウル排水口15にはめ込
んで接続してある。
【0013】ケース本体12内に配置したトラップ部1
6はトラップ駆動手段によりトラップ部16の自由端と
した後端が上下方向に反転自在に回動されるようになっ
ている。添付図面に示す実施形態ではトラップ部16は
軟質の材料で形成し且つ蛇腹状をしており、ケース本体
12に回動自在に取付けた回動体17はトラップ部16
の後端部に連結してあり、また、回動体17はケース本
体12の外部に配設したトラップ駆動手段を構成するモ
ータにより回動するように連結してある。したがって、
モータを一方向に回転するとトラップ部16の自由端と
した後端が下向きとなるように回動し、上記と逆にモー
タを回転するとトラップ部16の自由端とした後端が上
向きとなるように回動する。
【0014】ケース本体12の下部には排出孔18が設
けてあり、排出孔18に外部排水管19が接続される。
したがって、ボウル21のボウル排出口20、トラップ
部16ケース本体12、外部排水管19によりボウル2
1から延びる排水路20が構成してある。
【0015】便器1の後部上面には図1に示すように温
水洗浄装置や、温風発生装置等の諸装置を内装する装置
ケース3が取付けてある。この装置ケース3内にボウル
21に給水するための給水路22が配置してあり、この
給水路22は先端部が便器1のボウル21の上端開口縁
部に形成された通水用のリム部に連通し、他端部が水道
管に接続されるものである。給水路22の途中には給水
路22を開閉するための給水電磁弁よりなる給水手段2
3が設けてある。
【0016】装置ケース3には便座24、便蓋25が回
動自在に取付けてあり、また、装置ケース3には温水洗
浄装置が内装してあり、おしり洗浄ノズル、ビデ洗浄ノ
ズルを設けてあって、おしり洗浄、ビデ洗浄ができるよ
うになっている。また、装置ケース3には温風発生装置
が内装してあり、便器1内や便器1外から吸い込んだ空
気をヒータで加温して温風として装置ケース3に設けた
外部に吐風口26から吹き出してトイレ室内を加温する
ことができるようになっている。
【0017】装置ケース3は合成樹脂製のケース底板3
aとケース底板3aに取付けられる合成樹脂製のカバー
体3bとで構成してある。図10乃至図12にはケース
底板3aが示してあり、ケース底板3aの下面部の後部
に係止部4が突設してある。係合部4は断面L字状をし
たL字状片7により構成してあり、このL字状片7のL
字状をした上面に沿ってL字状をしたリブ8を複数並設
してある。リブ8の横片部の上縁部は丸みを持たせてあ
って丸み部8aとなっている。
【0018】ケース底板3aの下面の前部の略中央部に
は前ずれ防止部9が垂設してある。更に、ケース底板3
aの下面部の前部の両側には下方及び外側方に開口した
上向き凹部33が設けてあり、上向き凹部33の上面部
の外側端部から上方に向けて固定壁部27が立設してあ
り、固定壁部27の外面には少なくとも外側方及び下方
に開口した凹部28が設けてあり、凹部28の中央部に
孔29(実施形態ではねじ孔)が設けてある。ケース底
板3aに下方が開口したカバー体3bの下端部をはめ込
んで取付けるのであるが、カバー体3bを取付けた状態
で、ケース体3bの側片部30の下端部に設けた挿入孔
31と上記凹部28に設けた孔29とが対向している。
また、この側片部30の挿入孔31を設けた部分は内面
側に凹所32を設けてある。
【0019】便器1の開口部2の後端縁部の下面には、
図7に示すように係合部4を開口部2の後端縁部に差し
込んで係合した場合に係合部4が係合方向(前から後に
向く方向)と直交する方向(つまり左右方向)の位置決
めをして差し込み方向と直交する方向にずれるのを防止
するための位置決めリブ6が設けてある。
【0020】便器1の開口部2の前部付近の両側には図
15に示すように連結金具5が取付けられる。連結金具
5は図18に示すようなもので、横片34の一端部から
上方に縦片35を突設して構成してあり、横片34には
両側に立ち上がり縁片部34aを突設するとともに横片
34の略中央部に大径孔36が設けてあり、縦片34に
は挿入孔37が設けてある。図5に示すように便器1の
開口部2の前部付近の両側に孔38が設けてある。そし
て、連結金具5の横片34をそれぞれ便器1の開口部2
の前部付近の両側上面に載置し、大径孔36からボルト
39を挿入し、ボルト39を孔38に挿通してボルト3
9の下端部をナット40により螺合して取付けるもので
ある。この際、大径孔36はボルト39よりも少し大き
く設定してあって、ボルト39に対して大径孔36の遊
びの分だけ横方向に移動できるようになっている。した
がって、陶器製の便器1の製造誤差があっても、ボルト
39に対して大径孔36部分で連結金具5を移動するこ
とで連結金具5を設計通りの正確な位置に位置調整でき
るようになっている。
【0021】ここで、便器1の開口部2の前部付近の両
側に連結金具5を取付けるに当たっては、図19に示す
ような施工治具41を用いて施工するものである。
【0022】図19に示す施工治具41は便器1の後部
上面の外形と同じ外形をした板状体41aの中央部に操
作用開口41bを設け、板状体41aの操作用開口部4
1bよりも前部下面に下方に向けて複数の位置決め突起
41cを設け、板状体41aの前部の両側に縦片位置決
め凹所41dを設け、板状体41aの前部の縦片位置決
め凹所41dよりもやや内側に操作用第2開口部41e
を形成して構成してある。
【0023】しかして、便器1の後部上面の開口部2の
前部付近の上にそれぞれ連結金具5の横片34を載置
し、大径孔36からボルト39を挿入し、ボルト39を
孔38に挿通してボルト39の下端部をナット40に緩
く螺合した状態で、便器1の後部上面に施工治具41の
板状体41を載置し、板状体41の外周端を便器1の後
部上面の外周端に合わせるとともに位置決め突起41c
を便器1の後部上面に設けた開口部2の前縁部に当接し
て位置合わせし、この状態で、横片34を操作用第2開
口部41eに対向させるとともに縦片35を縦片位置決
め凹所41dに対向させ、連結金具5を横方向にずらし
て縦片34を縦片位置決め凹所41dにぴったりとはま
り込ませて正規の位置に位置決めをし、次に、操作用開
口部41bから便器1の後部上面に設けた開口部2内に
手を入れ、ボルト39の下端部に緩く螺合していたナッ
ト40をスパナその他の治具で係止するとともに操作用
第2開口部41eに露出しているボルト39の上端部を
ドライバやスパナ等の治具で係止してボルト39又はナ
ット40を回転して本締めをして固定するものである。
固定後には施工治具41を上方に持ち上げて取り外すも
のであり、これにより陶器製の便器1の上面後部の開口
部2の前部付近の両側の設計通りの正規の位置に連結金
具5を取付けることができるものである。
【0024】装置ケース3を便器1の後部上面に取付け
るには、装置ケース3を後端が下となるように斜め下向
きに傾けた状態で装置ケース3の下面後部に設けた係合
部4を図13の矢印イのように便器1の後部の開口部2
の後端縁部に前方から差し込んで係合し、その後、斜め
下向きに傾けた装置ケース3の前端部を図13の矢印ロ
のように下方に向けて回動して、装置ケース3の下面部
に垂設した前ずれ防止部9を便器1の上面後部の開口部
2の前縁部に近接対向させる。そして、ケース底板3a
の固定壁部27とカバー体3bの側片部30との間に縦
片35を差し込み、側片部30の挿入孔31から固着具
10を挿入して縦片35の挿入孔37を挿通し、固着具
10の先端部を固定壁部27に設けた孔29部分に取付
けるものである。実施形態は固着具10がねじ具で孔2
9がねじ孔であるため、ねじ具の先端をねじ孔に螺合す
ることで取付けてある。ここで、図16に示すように、
縦片35は固定壁部27の外面には設けた凹部28と、
カバー体3bの内面に形成した凹所32とにはめ込まれ
るものである。また、図16(b)のように横片34、
ボルト39の頭部はケース底板3aの下面部に形成した
上向き凹部33内に収められ、また、連結金具5の立ち
上がり縁片部34aが装置ケース3のケース底板3aの
下面部に形成した上向き凹部33の前壁部33aに近接
対向するものである。なお上記の装置ケース3の取付け
に当たって、係合部4の便器1の後部の開口部2の後端
縁部への係合深さを調整することで、陶器製の便器1の
製造誤差を吸収して装置ケース3の位置調整をおこなう
ものである。
【0025】上記のようにして装置ケース3を便器1の
後部上面に、後部においては係合部4による係合で取付
け、固着具10による取付けは装置ケース3の前部のみ
を連結金具5を介して取付けるものであり、この結果、
固着具10による取付け箇所が前部のみでよくて、取付
けが容易となるものである。
【0026】ところで、上記装置ケース3の後部に設け
た係合部4を便器1の後部上面に設けた開口部2の後端
縁部に前方から差し込んで係合するに当たり、係合部4
を構成するL字状片7の上面に沿ってリブ8を複数並設
して構成してあるので、図13のように差し込む際に、
開口部2の後端縁部の下面に面接して差し込まれるので
はなく、開口部2の後端縁部の下面にリブ8が接触しな
がら差し込まれることとなり、開口部2の後端縁部の下
面が陶器製のために凹凸状態となっていても抵抗を少な
くしてスムーズに差し込んで係合することができるもの
である。しかも、これに加え、リブ8の横片部の上縁部
に丸みを持たせて丸み部8aとなっているので、リブ8
は開口部2の後端縁部の下面に対して線接触ではなく点
接触しながら差し込まれ、これにより図13のように後
端が下なるように装置ケース3を斜め下方にした状態で
差し込んでも係合部4を簡単且つスムーズに係合するこ
とができるものである。
【0027】また、係合部4を便器1の後部上面に設け
た開口部2の後端縁部に前方から差し込んで係合する
際、便器1の後部の上面に設けた開口部2の後端縁部が
位置決めリブ6により係合部4の係合方向と直交する方
向に位置決めされることになり、係合部4を前方から開
口部2の後端縁部に係合した場合に係合方向と直交する
方向(つまり左右方向)に位置決めされて動かず、左右
方向の位置決めがされることになる。
【0028】また、図17に示すように、装置ケース3
の取付け状態で装置ケース3の下面部に垂設した前ずれ
防止部9が便器1の上面後部の開口部2の前縁部に近接
対向し、また、便器1に取付けた連結金具5の立ち上が
り縁片部34aが装置ケース3のケース底板3aの下面
部に形成した上向き凹部33の前壁部33aに近接対向
するので、装置ケース3に対して後方からの押し力が加
わった場合には前ずれ防止部9が開口部2の前縁部に当
たって前方へのずれが防止でき、また、装置ケース3に
対して前方からの押し力が加わった場合には上向き凹部
33の前壁部33aが連結金具5の立ち上がり縁片部3
4aに当たって後方へのずれが防止できるものである。
【0029】次に、便器1の使用に当たっての動作につ
き説明する。初期状態ではトラップ部16の後端部は図
2のように上向きとなっていてボウル21内及びトラッ
プ部16内には水45が溜まっているので、この状態で
大便や小便等の用便を行い、用便が終了した後、装置ケ
ース3に内装した温水洗浄装置を動作させて人体の局部
の洗浄を行う。このように温水洗浄装置により人体の局
部の洗浄を行った後、洗浄スイッチ(図示せず)を操作
する。洗浄スイッチを操作して洗浄スイッチのオン信号
が制御部(図示せず)に入力されると、給水手段(図示
せず)が開になり、水が給水路22からリム部を介して
図3の矢印のようにボウル21に供給される。給水手段
23のオンから数秒(例えば約6〜8秒)後にトラップ
駆動手段が駆動してトラップ部16を後端が下向きとな
るように反転駆動する(図3→図4)。このようにトラ
ップ部16の後端が下向きとなるように反転駆動し、更
にトラップ部16の後端が下向きとなったままの状態を
数秒(例えば3秒程度)保持して図4のように排水を行
う。排水が終わるとトラップ駆動手段が上記と逆に駆動
してトラップ部16の後端が上向きとなるように駆動
し、その後、ボウル21、トラップ部16内に所定水量
の水が溜まるまで給水を続け、所定水量の水が溜まると
給水手段23がオフとなるものである。
【0030】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、便器の後部の上面に開口部を設け、装置
ケースの下面後部に設けた係合部を便器の後部の開口部
の後端縁部に係合し、装置ケースの前部を便器の開口部
の前部付近に連結金具を介して固着具により取付けるの
で、装置ケースを便器に取付けるに当たっては、装置ケ
ースの後部の係合部を便器の後部の開口部の後端縁部に
係合し、装置ケースの前部のみを連結金具を介して固着
具により取付けるのみでよく、このように、固着具によ
る取付け箇所が前部のみでよいので、装置ケースの取付
けが簡単且つ確実に行えるものである。
【0031】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、係合部が便器の
後部上面に設けた開口部の後端縁部に前方から係合さ
れ、便器の後部の上面に設けた開口部の後端縁部に係合
部を係合方向と直交する方向に位置決めするための位置
決めリブを設けるので、係合部を前方から開口部の後端
縁部に係合した場合に係合方向と直交する方向(つまり
左右方向)に位置決めして動かないようにできて、装置
ケースを便器の後部上面の正確な位置に取付けることが
できるものである。
【0032】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、係合部が便器の
後部上面に設けた開口部の後端縁部に前方から係合され
るように断面L字状をしたL字状片により構成され、L
字状片の上面に沿ってリブを複数並設して構成してある
ので、係合部を便器の後部上面に設けた開口部の後端縁
部に前方から差し込んで係合する際、陶器製の便器の後
端縁部の下面に対して面状態で接しながら差し込まれる
のではなく、複数のリブが接しながら差し込まれること
になって、抵抗なくスムーズに係合部を便器の後部上面
に設けた開口部2の後端縁部に前方から係合できるもの
であり、係合部の係合が容易に行え、また、係合部を複
数のリブにより補強できて係合部の強度を向上させるこ
とができて、装置ケースの係合部における便器への取付
け強度を増すことができるものである。
【0033】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、リブの横片部の
上縁部が丸みを持たせてあるので、リブを便器1の後部
上面に設けた開口部の後端縁部に前方から差し込む際
に、リブの上縁部の丸みを持たせた部分における点接触
で抵抗なくスムーズに差し込んで係合することができ
て、係合がいっそうスムーズに行えるものである。
【0034】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、装置ケースの下面の前部に設けた前ずれ防止
部を、便器の後部の上面に開口部の前縁部に近接対向さ
せるので、前ずれ防止部により装置ケースの前における
位置決めができるとともに装置ケースの前方へのずれを
防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の洗浄動作を示し、トラップ部の後端が上
を向いている状態で給水している状態の断面図である。
【図4】同上の洗浄動作を示し、トラップ部の後端を下
向きにして汚物、汚水を排出している状態の断面図であ
る。
【図5】同上の便器の平面図である。
【図6】同上の同上の便器の側面断面図である。
【図7】図6のX−X線の断面図である。
【図8】同上の装置ケースの側面図である。
【図9】同上の装置ケースの平面図である。
【図10】同上のケース底板の平面図である。
【図11】同上のケース底板の側面図である。
【図12】同上のケース底板の正面図である。
【図13】同上のケース本体を便器の後部上面への取付
けている状態の説明図である。
【図14】同上の係合部を便器の後部上面に設けた開口
部の後端縁部に係合した状態の断面図である。
【図15】同上の連結金具を便器に取付けた状態の平面
図である。
【図16】(a)は連結金具を介して装置ケースを便器
に取付けている途中の状態の断面図であり、(b)は同
上の取付け後の断面図である。
【図17】同上の装置ケースが便器に対して前後方向に
ずれないようにした構造の説明図である。
【図18】同上に用いる連結金具を示し、(a)は平面
図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図であ
る。
【図19】同上に用いる施工治具を示し、(a)は平面
図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図であ
る。
【符号の説明】
1 便器 2 開口部 3 装置ケース 4 係合部 5 連結金具 6 位置決めリブ 7 L字状片 8 リブ 9 前ずれ防止部 10 固着具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 眞人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西崎 喜弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松下 芳朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D038 JC02 2D039 AD04 CA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の後部の上面に開口部を設け、装置
    ケースの下面後部に設けた係合部を便器の後部の開口部
    の後端縁部に係合し、装置ケースの前部を便器の開口部
    の前部付近に連結金具を介して固着具により取付けて成
    ることを特徴とする装置ケースの便器への取付け構造。
  2. 【請求項2】 係合部が便器の後部上面に設けた開口部
    の後端縁部に前方から係合され、便器の後部の上面に設
    けた開口部の後端縁部に係合部を係合方向と直交する方
    向に位置決めするための位置決めリブを設けて成ること
    を特徴とする請求項1記載の装置ケースの便器への取付
    け構造。
  3. 【請求項3】 係合部が便器の後部上面に設けた開口部
    の後端縁部に前方から係合されるように断面L字状をし
    たL字状片により構成され、L字状片の上面に沿ってリ
    ブを複数並設して構成してあることを特徴とする請求項
    1記載の装置ケースの便器への取付け構造。
  4. 【請求項4】 リブの横片部の上縁部が丸みを持たせて
    あることを特徴とする請求項3記載の装置ケースの便器
    への取付け構造。
  5. 【請求項5】 装置ケースの下面の前部に設けた前ずれ
    防止部を、便器の後部の上面に開口部の前縁部に近接対
    向させて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の装置ケースの便器への取付け構造。
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