JP4258937B2 - 便座支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は洋風便器に便座を支持した便座支持構造に関するものであり、特に便座支持ケースを用いた便座支持構造に関する。さらに詳しくは、本発明は温水洗浄装置を備える場合に好適な便座支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
洋風便器に温水洗浄装置を設け、用便者の臀部に向って該温水洗浄装置の洗浄ノズルから温水を噴出させて該臀部を温水で洗浄する温水洗浄装置付き洋風便器が広く普及している。
【0003】
この温水洗浄装置を洋風便器に設置する場合、便座ボックスと称されるケースを洋風便器後部上面に設置し、この便座ボックス内に温水洗浄装置を設置することがある。この便座ボックスに便座が上下方向回動可能に取り付けられる。
【0004】
また、ロータンクカバーと称されるケースを設置し、このロータンクカバー内に温水洗浄装置を設置することもある。便座はこのロータンクカバーに回動可能に取り付けられる。
【0005】
ところで、このような便座ボックスの下面と洋風便器との間に尿などの汚れが入り込むと、簡単には拭き取り除去することができず、臭気発生の原因となる。
【0006】
そこで、この便座ボックスを上下動可能、あるいは傾転可能とし、便座ボックス下側の洋風便器上面を清掃し易くしたものが提案されている(特開平10−179451号、同10−23995号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
遊園地やデパートなど不特定多数の人が使用する所謂パブリックなトイレルームに上記のように可動式の便座ボックスを設置した場合、物珍しさ等の理由から便座ボックスが動かされ、故障し易い。
【0008】
本発明は、このような故障が防止され、耐久性に優れた、しかも洋風便器上面の清掃が容易な便座支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の便座支持構造は、洋風便器の後部上面に便座支持ケースが設置され、該便座支持ケースに便座が上下方向回動可能に取り付けられている便座支持構造において、該便座支持ケースの下面には、水平断面形状がU字形状であり、且つ後方が開いている凸部が設けられており、該凸部の下面と、該洋風便器の上面とを当接することにより、該便座支持ケースの下面と該洋風便器上面との間に清掃用のスペースが形成されており、該凸部内に挿通されたボルトが洋風便器のボルト挿通孔を通って下方に突出し、該ボルトにナットが締め込まれ、これにより該便座支持ケースを洋風便器に固定設置したことを特徴とするものである。
【0010】
かかる本発明の便座支持構造にあっては、ケースが洋風便器に固定設置されており、ケースが動かないため、悪戯を受けにくい。また、ケースが固定設置されているからケースの洋風便器に対する固定も堅固であり、多少の無理な力が加えられても損傷しない。
【0011】
このケースと洋風便器上面との間に清掃用のスペースがあいているから、尿などがケースの下側に入り込んでも容易に清掃して除去することができる。
【0012】
本発明は、ケースに温水洗浄機能を組み込む場合に好適である。この場合、便座支持ケースに、洋風便器の便鉢の後縁部分まで延在するように洗浄ノズルの設置部を設けるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る便座支持構造を備えた洋風便器の斜視図、第2図は第1図において便蓋を開けた状態の斜視図、第3図は第1図において便座及び便蓋を取り外した状態を示す斜視図、第4図はケースの取付状態を示す側面図、第5図は便座ボックスの底面の斜視図である。
【0014】
洋風便器1の最後部の上面にロータンク2が設置され、この洋風便器1の便鉢3と該ロータンク2との間の洋風便器後部上面に便座ボックス4が設置されている。この便座ボックス4に便座5及び便蓋6が上下方向回動自在に取り付けられている。
【0015】
この便座ボックス4の下面には凸部7が設けられており、これにより洋風便器1と便座ボックス7との間にスペース8が形成されている。
【0016】
この凸部7内に挿通されたボルト9が洋風便器1のボルト挿通孔を通って下方に突出し、該ボルト9に半球パッキン10等を介してナット11が締め込まれ、これにより便座ボックス4が洋風便器1に固定設置されている。
【0017】
この便座ボックス4内には温水洗浄装置の温水タンク、洗浄ノズル13,14等が設置されている。この洗浄ノズル13,14の先端部を便鉢3に臨ませるために洗浄ノズルの設置部12が便座ボックス4の前縁下部から斜め下方に向って延設されている。この設置部12は平たい中空筒状であり、その中に洗浄ノズル13,14が配置されている。
【0018】
この実施の形態では温水洗浄装置の操作部としてリモコン(図示略)が用いられているが、便座ボックス4から側方に張出部を突設し、この張出部にスイッチを設けてもよい。
【0019】
前記凸部7は、水平断面形状がU字形状であり、後方が開いている。この凸部7の後方からボルト9をスライドさせながら該凸部7に導き入れることができる。この凸部7は便座ボックス4の底盤部と一体となっているが、別体であってもよい。
【0020】
上記のスペース8の高さは1cm以上特に3cm以上であることが好ましい。また、スペース8の高さは10cm以下、特に8cm以下であることが好ましい。スペース8の高さが3cm以上あれば手を差し込んで直接的に抜き清掃することができる。
【0021】
このように構成された便座ボックス4を有した洋風便器1にあっては、便座ボックス4の下側の洋風便器1の上面に尿等の汚れが付着しても、スペース8内に清掃用具や手を差し込んで簡単に清掃除去することができる。
【0022】
また、洗浄ノズル設置部12を延設しているので、洗浄ノズル13,14を徒に長くすることなく洗浄ノズル13,14の先端を便鉢3に臨ませることができる。
【0023】
上記実施の形態ではケースとして便座ボックス4を用いているが、このケースはロータンクカバーであってもよい。
第6図は参考例を示す側面図であり、洋風便器20の後部上面にロータンクカバー21が設置され、このロータンクカバー21内にロータンクや、温水洗浄装置が設置されている。このロータンクカバー21に便座22と便蓋23が上下方向回動可能に取り付けられている。
【0024】
このロータンクカバー21の前部は洋風便器20の上面から所定高さ離隔しており、清掃用のスペース24が形成されている。なお、ロータンクカバー21の前縁の下部の中央からは平たい筒状の洗浄ノズル設置部25が斜め下方に向って延設されており、この洗浄ノズル設置部25内に温水洗浄装置の洗浄ノズルが設置されている。
【0025】
この参考例にあっても、スペース24を設けているので、汚れを簡単に清掃除去することができる。また、ロータンクカバー21の固定もきわめて堅固である。このスペース24の上下方向の寸法も1〜10cmとくに3〜8cm程度が好ましい。
【0026】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、パブリックなトイレルームに設置されても故障が防止され、耐久性に優れた、しかも洋風便器上面の清掃が容易な便座支持構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る便座支持構造を備えた洋風便器の斜視図である。
【図2】 第1図において便蓋を開けた状態の斜視図である。
【図3】 第1図において便座及び便蓋を取り外した状態を示す斜視図である。
【図4】 ケースの取付状態を示す側面図である。
【図5】 便座ボックスの底面の斜視図である。
【図6】 参考例に係る便座支持構造を示す側面図である。
Claims (3)
- 洋風便器の後部上面に便座支持ケースが設置され、該便座支持ケースに便座が上下方向回動可能に取り付けられている便座支持構造において、
該便座支持ケースの下面には、水平断面形状がU字形状であり、且つ後方が開いている凸部が設けられており、該凸部の下面と、該洋風便器の上面とを当接することにより、該便座支持ケースの下面と該洋風便器上面との間に清掃用のスペースが形成されており、
該凸部内に挿通されたボルトが洋風便器のボルト挿通孔を通って下方に突出し、該ボルトにナットが締め込まれ、これにより該便座支持ケースを洋風便器に固定設置したことを特徴とする便座支持構造。 - 請求項1において、該便座支持ケースは温水洗浄装置の洗浄ノズルを備えていることを特徴とする便座支持構造。
- 請求項2において、該便座支持ケースに、洋風便器の便鉢の後縁部分まで延在する、前記洗浄ノズルの設置部が設けられていることを特徴とする便座支持構造。
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2000
- 2000-02-18 JP JP2000041508A patent/JP4258937B2/ja not_active Expired - Lifetime
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